JP3857441B2 - 画像読み書き一体ヘッド、およびこれを備えた画像処理装置 - Google Patents

画像読み書き一体ヘッド、およびこれを備えた画像処理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【技術分野】
本願発明は、画像の読み取り機能とプリント機能とを併せもつ画像読み書き一体ヘッド、およびこれを備えた画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像処理装置のうち、たとえばファクシミリ装置では、画像の読み取り機能とプリント機能とを併せもつ必要がある。また、画像処理装置の多くは、装置全体の小型化が要請される。そこで、従来では、図7に示すような画像読み書き一体ヘッドHがある。この従来の画像読み書き一体ヘッドHは、透明カバー19eを上面部に装着したケース1eと、このケース1eの底部に取付けられた基板4eとを具備している。上記基板4eの表裏両面40,41には、複数の受光素子2eと印字用の複数の発熱素子8eとがこの基板4eの長手方向に延びた列状に配されて実装されている。また、上記複数の発熱素子8eを駆動制御する複数の駆動IC80eも上記基板4eの裏面41に実装されている。上記ケース1eの内部には、光源3eと結像用レンズ5eとが組み込まれており、上記光源3eから発せられた光が上記透明カバー19eの表面の画像読み取り対象領域Seに照射されるとともに、その領域Seから反射してきた光は上記結像用レンズ5eを介して上記複数の受光素子2eに導かれるように構成されている。
【0003】
上記画像読み書き一体ヘッドHでは、画像読み取り対象領域Seに配置される原稿Dの画像を、上記光源3eや複数の受光素子2eなどを利用して読み取ることができる。その一方、上記複数の発熱素子8eを利用してたとえば感熱タイプの記録紙Kに所望の画像を印字出力することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の画像読み書き一体ヘッドHでは、次のような不具合があった。
【0005】
すなわち、従来では、複数の受光素子2eが基板4eの表面40に実装されているのに対し、複数の発熱素子8eおよび複数の駆動IC80eは上記基板4eの裏面41に実装されている。このため、上記基板4eへの部品実装作業に際して、基板4eの表面40に受光素子2eを実装した後に発熱素子8eや駆動IC80eの実装作業を行うには、基板4eの表裏を反転させる必要がある。また、上記基板4eには、画像の読み取り系と印字出力系の2種類の配線パターンを予め形成しておく必要があるが、これら2種類の配線パターンを基板4eの表裏両面にそれぞれ別個に形成する作業も煩雑となる。したがって、従来の画像読み書き一体ヘッドHの生産性は悪いものとなっていた。
【0006】
さらに、従来では、上記画像読み書き一体ヘッドHを用いて画像処理装置を実際に製作する場合には、原稿Dを送るためのプラテンローラP1 については画像読み書き一体ヘッドHの上方に配置する必要があるのに対し、記録紙Kを送るためのプラテンローラP2 については画像読み書き一体ヘッドHの下方に配置する必要がある。このため、2つのプラテンローラP1 ,P2 と画像読み書き一体ヘッドHとを組み合わせた機構全体がその高さ方向に大きく嵩張ったものとなり、その小型化の面においても改善すべき余地があった。
【0007】
一方、画像読み書き一体ヘッドを製作する場合の留意事項としては、一般のイメージセンサの場合と同様に、複数の受光素子が原稿からの反射光以外の光を不当に受光しないように配慮しなければならない。たとえば、複数の受光素子の周囲において光が散乱反射すると、その散乱光が受光素子によって受光されてしまい、これがノイズとなって読み取り画像の質を悪化させる要因となる。また、外部の光がケース内に進入し、この光が受光素子によって受光されることも好ましいものではない。したがって、このような事態を生じないように配慮し、画像の読み取り機能を悪化させないようにする必要がある。
【0008】
本願発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、画像の読み取り機能などに支障を生じさせないようにして、画像読み書き一体ヘッドの生産性を高め、しかもその画像読み書き一体ヘッドを画像処理装置に組み込んで実際に使用する場合にはその小型化をも図ることができるようにすることをその課題としている。
【0009】
【発明の開示】
上記の課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0010】
すなわち、本願発明の第1の側面によれば、画像読み書き一体ヘッドが提供さる。この画像読み書き一体ヘッドは、複数の印字用素子の一側方に、複数の受光素子および上記複数の印字用素子を駆動制御する複数の駆動ICが配置されるように、これらを片面に搭載している基板と、この基板上の上記複数の印字用素子を避けた位置に配され、かつ光源から発せられた光を画像読み取り対象領域に導くとともにこの画像読み取り対象領域からの反射光を上記複数の受光素子に導く光路を内部に形成しているケースと、このケースとは別体に形成され、かつ上記複数の受光素子および上記複数の駆動ICを一纏めにしてそれらの周囲を囲む内壁面を有するように設けられるとともに、上記画像読み取り対象領域からの反射光を上記複数の受光素子に導く光路を塞がないようにするためのスリットを有しており、このスリットを介して上記受光素子に向けて進入する光の上記内壁面での散乱反射を防止する光反射防止部材と、を具備していることに特徴づけられる。
【0011】
上記光反射防止部材は、全体の色彩を黒色とし、光の反射や光の透過を生じさせないものにすることが好ましい。ただし、本願発明は、これに代えて、たとえば黒色に近い他の暗色系などの色彩にしてもかまわない。
【0012】
本願発明によって提供される画像読み書き一体ヘッドでは、複数の印字用素子がケースや光反射防止部材によって覆われていない構造にできるため、それら複数の印字用素子に対向する箇所に記録紙を移送することによって画像の印字出力処理を適切に行うことができる。また、光源から発せられた光をケースによって形成された光路を利用して画像読み取り対象領域に導いてから、その領域からの反射光を複数の受光素子によって受光させることができるために、画像の読み取り処理も適切に行うことができる。そして、本願発明では、次のような格別な効果が得られる。
【0013】
第1に、本願発明では、受光素子、印字用素子、および駆動ICのそれぞれが基板の片面、すなわち同一面に搭載されているために、その製造に際しては、従来とは異なり、基板の表裏を反転させることなく、基板上に上記各部品を搭載することができる。また、受光素子や印字用素子に関連する配線パターンも基板の同一面に対して形成すればよいため、それらの配線パターンを同時に形成することも可能となる。したがって、本願発明では、画像読み書き一体ヘッドの生産性を従来よりも高めることができる。
【0014】
第2に、本願発明では、基板の表裏両面のうち、印字用素子などが搭載されている片面側と同一面側に画像読み取り対象領域を設けることが簡単に行え、画像読み取り対象領域に原稿を移送するプラテンローラと印字用素子に対面する箇所に記録紙を移送するプラテンローラとを、基板の同一面側に配置することができる。このため、本願発明では、画像読み書き一体ヘッドを挟むようにしてその両側に2つのプラテンローラを配置する必要があった従来のものと比較すると、それら全体のサイズが大きく嵩張らないようにでき、小型化が図れる。
【0015】
第3に、本願発明では、光反射防止部材によって複数の受光素子の周囲を囲んでいるために、画像読み取り対象領域からの光が複数の受光素子の周囲において散乱反射することを上記光反射防止部材によって防止することができ、受光素子が散乱光を受光しないようにできる。また、上記光反射防止部材によって外部の光を遮断し、複数の受光素子が外部の光を受光しないようにすることもできる。したがって、ノイズが少ない画質の良好な読み取り画像を得ることができる。とくに、本願発明では、光反射防止部材をケースとは別体に形成しているために、この光反射防止部材の形状、サイズ、材質、および色彩などについては、光の遮断などに最適なものとなるようにケースとは切り離して選定することができ、これにより受光素子が不当な光を受光することをより適切に防止することが可能となるのである。
【0016】
第4に、本願発明では、複数の受光素子の周囲のみならず、これら複数の受光素子と同様に複数の印字用素子の一側方に位置する複数の駆動ICの周囲についても光反射防止部材によって囲んでいるために、この光反射防止部材の組付け作業性を良好にすることができる。すなわち、本願発明とは異なり、受光素子と駆動ICとを分離させるようにして受光素子のみを光反射防止部材によって囲み込もうとすれば、光反射防止部材のサイズを小さくせざるを得ず、その取扱いが難しくなり、駆動IC、受光素子、およびそれらにボンディングされたワイヤなどに光反射防止部材が接触し易くなって、これらを損傷させてしまう虞れが大きくなる。このような不具合は、画像読み書き一体ヘッドを小型化しようとして、駆動ICと受光素子とを接近させている場合により顕著となる。ところが、本願発明では、複数の受光素子と複数の駆動ICとを一纏めに囲むことにより、そのような虞れを少なくできるのである。
【0017】
本願発明の好ましい実施の形態では、上記ケースのうち、上記基板の上記片面に対向する部分には、凹部が形成されており、かつこの凹部に上記光反射防止部材が嵌入している。
【0018】
このような構成によれば、ケースと基板との間に光反射防止部材を安定させて配置させることができる。また、光反射防止部材をケースと基板との間に挟みつけることによって、光反射防止部材を基板の片面に圧接させるようなことも可能となるため、光反射防止部材と基板の片面との間に光の進入路となる隙間が生じ難くすることもできる。
【0019】
本願発明の他の好ましい実施の形態では、上記光反射防止部材は、この光反射防止部材を上記ケースに位置決めして取付け可能とする取付手段を有している。
【0020】
このような構成によれば、画像読み書き一体ヘッドを組み立てる場合において、基板にケースを組み付ける以前に、予め光反射防止部材をケースに位置決めして取付けておくことが可能となる。そして、このようにすると、ケースを基板に組み付けることによって、光反射防止部材についても所定の箇所に同時に組み付けることが可能となり、画像読み書き一体ヘッドの組み立て作業を簡単にすることができる。
【0021】
本願発明の他の好ましい実施の形態では、上記光反射防止部材は、上記複数の受光素子および上記複数の駆動ICに対して上記基板の厚み方向に間隔を隔てて対面する上壁部と、この上壁部から上記基板に向けて突出する弾性変形可能な複数の側壁部とを具備している。
【0022】
このような構成によれば、光反射防止部材の上壁部や複数の側壁部によって複数の受光素子や複数の駆動ICを適切に囲むことができるのに加え、上記複数の側壁部を基板に接触させて弾性変形させることにより、これら側壁部と基板との間に隙間を生じ難くすることができる。したがって、光反射防止部材によって囲まれた領域に外部から光が進入することを防止するのに好適となる。
【0023】
本願発明の他の好ましい実施の形態では、上記光源は、上記基板の上記片面上に搭載されており、かつ上記光反射防止部材は、上記光源と上記複数の受光素子との間を仕切る側壁部を有している。
【0024】
このような構成によれば、受光素子、印字用素子、および駆動ICに加え、光源についても基板の同一面に搭載された構成となるため、画像読み書き一体ヘッドの生産性をより高めることができる。一方、上記光源と複数の受光素子との間は光反射防止部材の側壁部によって仕切られているために、上記光源から発せられた光がそのまま受光素子によって受光されることはない。
【0025】
本願発明の他の好ましい実施の形態では、上記基板の上記片面のうち、上記光反射防止部材と接触する部分は、黒色とされている。
【0026】
このような構成によれば、基板の片面と光反射防止部材との間に、仮に隙間が発生していたとしても、その隙間を通過しようとする光の多くは、上記基板の黒色部分によって吸収されることとなる。したがって、光反射防止部材によって囲まれた領域に外部の光が進入することをより確実に防止することができる。
【0027】
本願発明の第2の側面によれば、画像処理装置が提供される。この画像処理装置は、本願発明の第1の側面によって提供される画像読み書き一体ヘッドを具備していることに特徴づけられる。
【0028】
本願発明の第2の側面によれば、本願発明の第1の側面によって得られるのと同様な効果が期待できる。
【0029】
本願発明のその他の特徴および利点は、以下の発明の実施の形態の説明からより明らかになるであろう。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0031】
図1は、本願発明に係る画像読み書き一体ヘッドの一例を示す斜視図である。図2は、図1に示す画像読み書き一体ヘッドの分解斜視図である。図3は、図1のIII −III 断面図である。図4は、図1のIV−IV断面図である。図5は、図4のV−V断面図である。
【0032】
図2および図3によく表れているように、本実施形態の画像読み書き一体ヘッドAは、ケース1、透明カバー19、レンズアレイ5、光反射防止部材6、基板4、放熱板7、およびその他の後述する各部品類を具備して構成されている。
【0033】
上記基板4は、たとえばセラミック製であり、平面視長矩形状のプレート状である。この基板4の表面4a(片面)には、複数の光源3、複数の受光素子2、複数の駆動IC80、および複数の発熱素子8が搭載されている。
【0034】
上記複数の光源3は、たとえばLEDチップを用いて構成されており、上記基板4の長手方向に適当な間隔を隔てて列状に実装されている。上記複数の受光素子2は、光電変換機能を備えた素子であり、上記複数の光源3の列と略平行な列状に実装されている。上記複数の発熱素子8は、本願発明でいう印字用素子の一例に相当するものである。上記各発熱素子8は、たとえば酸化ルテニウムなどを導体成分とする厚膜抵抗ペーストを印刷・焼成することによって上記基板4の長手方向に一連に延びる線状の発熱抵抗体を形成するとともに、この発熱抵抗体をその長手方向に沿って一定間隔で電気的に分断する配線パターンを形成することによって構成されている。上記複数の駆動IC80は、上記複数の発熱素子8の発熱駆動を制御するためのものであり、上記複数の光源3と同様に、上記基板4の長手方向に適当な間隔を隔てて列状に実装されている。
【0035】
上記複数の発熱素子8の列は、上記基板4の長手方向に延びる一側縁部4cまたはその近傍に配置されているのに対し、駆動IC80、受光素子2、および光源3のそれぞれの列は、上記発熱素子8の列よりも上記基板4の他側縁部4d寄りの一側方に配置されている。上記基板4の表面4aには、この表面4a上に搭載された上記各部品に関連する配線パターン(図示略)が形成されている。上記基板4の適所には上記配線パターンのそれぞれと導通した1または複数のコネクタ(図示略)が設けられており、このコネクタに配線接続を行うことによって外部機器から上記各部品への電力供給や各種の信号の入出力が行えるようになっている。また、上記基板4の表面4aには、後述するように、黒色塗装が施された部分が設けられている。
【0036】
上記放熱板7は、上記基板4と略同様な形状およびサイズのプレート状に形成されたものであり、上記基板4の裏面4bにたとえば両面接着テープや接着剤を介して接着されている。この放熱板7は、複数の発熱素子8から発する熱を外部に逃がすためのものであり、熱伝導率の高い金属製である。
【0037】
上記ケース1は、たとえば白色の合成樹脂製であり、その長手方向の全長寸法は上記基板4と略同一である。このケース1は、複数の発熱素子8の搭載箇所を避けるようにして上記基板4に取付けられている。このケース1を上記基板4に取付ける手段の一例としては、図1によく表れているように、掛止部材70,70の上端部をこのケース1の長手方向両端部に設けられた凹部18,18に係入させるとともに、上記掛止部材70,70の下端部を放熱板7の下面部に係止させる手段が用いられている。むろん、上記掛止部材70,70に代えて、上記ケース1と放熱板7とをそれらの厚み方向にクランプするバネクリップを用いる手段、あるいはケース1と放熱板7とを互いに係合させる係合部をケース1や放熱板7に一体または別体に設けるといった手段を採用することができる。さらには、ケース1と基板4とを接着させてもかまわない。
【0038】
上記透明カバー19は、読み取り対象となる原稿Dをガイドするためのものであり、たとえば透明なガラス製または合成樹脂製のプレートである。この透明カバー19は、上記ケース1の上面部に設けられている凹部13に嵌合装着されている。ただし、上記ケース1の上面部は傾斜しており、これに伴って上記透明カバー19も傾斜している。より具体的には、上記透明カバー19は、基板4の他側縁部4dに近づくほどその高さが低くなるように傾斜している。また、上記ケース1の幅方向の両外側面1a,1bのうち、発熱素子8に近い側の外側面1aは、このケース1の上方に進むにしたがって上記基板4の他側縁部4dに接近するように傾斜している。
【0039】
上記レンズアレイ5は、主走査方向に延びるブロック状のレンズホルダ50に、複数のロッドレンズ51を列状に保持させたものである。結像用レンズとしてロッドレンズ51を用いれば、原稿Dの画像を受光素子2上に正立等倍に結像させることが可能であるが、むろんこれ以外のレンズを用いてもかまわない。上記レンズアレイ5は、上記透明カバー19の下方においてこの透明カバー19に対向して設けられた凹溝12に嵌入装着されている。上記透明カバー19の表面のうち、上記レンズアレイ5と対向するライン状の領域が、画像読み取り対象領域Sである。
【0040】
上記ケース1の内部には、上記光源3から発せられた光を導くための光路14が設けられており、この光路14は次の第1の光路14aと第2の光路14bとに大別される。第1の光路14aは、ケース1の上下厚み方向に貫通して形成されており、複数の光源3から発せられた光を上記画像読み取り対象領域Sに導く光路である。これに対し、第2の光路14bは、上記第1の光路14aを進行して上記画像読み取り対象領域Sに位置する原稿表面によって反射された光をレンズアレイ5を介して複数の受光素子2上に導く光路である。既述したとおり、ケース1は白色の樹脂製であるため、ケース1の各所は光の反射率が高い白色である。したがって、複数の光源3から発せられた光については、第1の光路14aの白色の壁面によって高い反射率で反射させながら画像読み取り対象領域Sに導くことができ、画像読み取り対象領域Sへの光の照射効率を高くすることが可能である。
【0041】
上記光反射防止部材6は、たとえば黒色顔料やガラス粉末を含むポリカーボネートあるいはABS樹脂などの合成樹脂製であり、各所の表面は光の吸収率が高い黒色とされている。この光反射防止部材6は、複数の受光素子2および複数の駆動IC80の周囲を一纏めにして囲むように、ケース1の底部に設けられた凹部11内に配されている。より具体的には、この光反射防止部材6は、複数の受光素子2および複数の駆動IC80の上方に位置してこれらに対面するように一定方向に延びている上壁部60、この上壁部60の幅方向両側端縁から下方に突出して上記上壁部60と同方向に延びた2つの側壁部61a,61b、および図2によく表れているように、上記上壁部60の長手方向両端から下向きに突出した2つの側壁部61c,61dを有している。上記4つの側壁部61a〜61dは、複数の受光素子2および複数の駆動IC80の四方を囲んでいる。上記光反射防止部材6は、本来的にはその全体の厚みが上記凹部11の高さよりも僅かに大きな寸法に形成されたものであり、上記凹部11内にはその厚み方向に圧縮された状態で嵌入している。このため、上記4つの側壁部61a〜61dのそれぞれは適度に弾性変形した状態でそれらの先端が基板4の表面4aに接触している。上記上壁部60には、第2の光路14bを塞がないようにするためのスリット63が設けられている。
【0042】
図4によく表れているように、上記光反射防止部材6は、その上壁部60に設けられた複数の突起部64を上記ケース1に設けられている複数の凹部15に嵌入させることによって上記ケース1に取付けられている。また、上記光反射防止部材6の幅方向の一側縁部には、先端に溝部65aを有する複数のクランプ用突起65が突設されている。図5によく表れているように、上記各クランプ用突起65は、第1の光路14aに設けられているケース1のリブ16をその厚み方向両側から適当な弾発力をもってクランプするものである。上記光反射防止部材6は、上記複数のクランプ用突起65によってもケース1への取付けが図られていおり、上記ケース1に相対してその長手方向や幅方向に位置ずれしないようになっている。上記リブ16は、ケース1の剛性を確保するなどの観点から第1の光路14aの長手方向に適当な間隔で複数設けられたものである。
【0043】
図3および図4において、基板4の表面4aのうち、光反射防止部材6の4つの側壁部61a〜61dの先端が接触している部分(符号N1で示す部分)は、黒色塗装領域とされている。この黒色塗装領域は、たとえば黒色顔料を含むガラスペーストを塗布した後にこれを焼成することによって黒色ガラスの層を形成した領域とすることができる。また、これに代えて、たとえば遮光性の高いFe−Cr−Co系やCu−Cr系の黒色顔料、あるいはそれ以外の成分の黒色顔料などを含む塗料を塗布することによって、上記黒色塗装領域を設けてもよい。本願発明では、上記した部分にのみ黒色塗装を施すのではなく、それ以外の広い領域、たとえば光反射防止部材6によって囲まれている領域の略全体や、その領域からはみ出した領域にも黒色塗装を施してもかまわない。
【0044】
図5は、上記画像読み書き一体ヘッドAを具備して構成された画像処理装置Bの概略構成の一例を示す説明図である。
【0045】
この画像処理装置Bは、たとえば合成樹脂製の筐体9内に上記画像読み書き一体ヘッドAを組み込んだものであり、上記透明カバー19と対向する位置には、原稿Dを紙送りするための駆動回転自在なプラテンローラP1 が設けられている。また、上記複数の発熱素子8と対向する位置には、記録紙Kを紙送りするための駆動回転自在なプラテンローラP2 が設けられている。記録紙Kは、たとえば巻取ロールRから繰り出される長尺状の感熱紙である。むろん、本発明はこれに限定されず、たとえば単票状の記録紙を用いることも可能である。
【0046】
次に、上記画像読み書き一体ヘッドA、および上記画像処理装置Bの作用について説明する。
【0047】
まず、上記画像処理装置Bでは、画像読み書き一体ヘッドAが画像の読み取り機能とプリント機能とを併せもつために、原稿Dの画像読み取りと記録紙Kへの画像の印字出力とを個別に、または同時に行うことができる。上記2つのプラテンローラP1 ,P2 は、いずれも上記画像読み書き一体ヘッドAの基板4よりも上方に配置すればよい。したがって、これら2つのプラテンローラP1 ,P2 と画像読み書き一体ヘッドAとの三者が画像処理装置Bの高さ方向に大きく嵩張らないようにでき、画像処理装置Bの薄型化が図れる。上記画像読み書き一体ヘッドAでは、プラテンローラP2 に対向するケース1の外側面1aを傾斜させているために、上記ケース1からはみ出した基板4の一側縁部4cの上方にプラテンローラP2 を配置するための比較的大きな空間スペースを確保できる。したがって、上記ケース1から基板4の一側縁部4cをさほど大きくはみ出させることなく、プラテンローラP2 の適切な配置を行うことも可能となり、全体の小型化を図る上で、一層好ましいものとなる。さらに、上記透明カバー19は傾斜しているために、この透明カバー19に対向するプラテンローラP1 を他方のプラテンローラP2 から適度に離れた位置へ配置することが可能となる。したがって、2つのプラテンローラP1 ,P2 の径を大きくした場合に、それらが不当に干渉し合うようなことも回避できる。
【0048】
上記プラテンローラP1 ,P2 は、原稿Dや記録紙Kを透明カバー19の表面または発熱素子8の表面部分に適度な圧力で押しつけるように筐体9内に組み込む必要がある。ところが、これらのプラテンローラP1 ,P2 は、いずれも画像読み書き一体ヘッドAの上方に配置させればよいために、その組み込み作業は一方向から行うことができ、その組み込み作業性も良好となる。また、上記プラテンローラP1 ,P2 を透明カバー19や複数の発熱素子8に対して押しつける方向も同一となるために、そのための構造も非常に簡素なものにできる。
【0049】
一方、上記画像読み書き一体ヘッドAは、複数の光源3、複数の受光素子2、複数の駆動IC80、および複数の発熱素子8のそれぞれを基板4の表面4aに実装しており、またそれらに関連する配線パターンも上記表面4aに形成している。したがって、上記各部品の実装作業や配線パターンの作製作業に際しては、上記基板4を表裏反転させるような必要はなく、その生産性を高めることができる。ケース1を基板4に組付ける作業は、ケース1を基板4上に載置してから、掛止部材70,70を用いてケース1を放熱板7に掛止させればよく、やはり簡単に行うことができる。光反射防止部材6は、複数の突起部64と複数のクランプ用突起65を利用してケース1に取付けてから、このケース1を基板4に組み付けることによって所定の位置に配置することができる。また、上記光反射防止部材6は、複数の受光素子2と複数の駆動IC80とを一纏めに囲むように配置すればよく、たとえば複数の受光素子2と複数の駆動IC80との間を仕切るように配置する必要はない。したがって、上記光反射防止部材6が上記複数の受光素子2や駆動IC80に不当に接触する虞れも少なくできる。
【0050】
上記画像読み書き一体ヘッドAでは、複数の受光素子2の周囲が光の吸収率が高い黒色の光反射防止部材6によって囲まれているために、原稿Dからレンズアレイ5を通過して複数の受光素子2に向けて進行してきた光の一部が上記光反射防止部材6の内壁面において散乱反射しないようにできる。また、上記光反射防止部材6は、ケース1の外部の光が複数の受光素子2の搭載箇所に進入したり、あるいは光源3から発せられた光がそのまま複数の受光素子2に向けて進行することを阻止する役割も果たす。したがって、複数の受光素子2が外乱光や散乱光を受光しないようにできる。とくに、上記光反射防止部材6の複数の側壁部61a〜61dは適度に圧縮変形した状態で基板4の表面4aに接触しているために、上記側壁部61a〜61dの各先端部を上記表面4aに圧接させることができ、それらの間に大きな隙間を生じ難くすることができる。しかも、上記側壁部61a〜61dの各先端部は上記基板4のうち黒色塗装が施された部分に接触しているために、仮にそれらの接触部分に隙間が生じていたとしても、この隙間を通過しようとして上記表面4aに入射した光の多くは上記黒色塗装領域によって吸収される。したがって、ケース1の外部の光や光源3から受光素子2に向けて進行する光が、光反射防止部材6によって囲まれた領域内に不当に進入することを一層確実に防止することができる。
【0051】
本願発明に係る画像読み書き一体ヘッドや画像処理装置の具体的な構成は、上記実施形態に限定されず、種々に設計変更自在である。
【0052】
たとえば、上記実施形態では、光源3を基板4の表面4aに搭載しているが、本願発明では、これに代えて、たとえば図7で示した従来のものと同様に、光源を、受光素子などを搭載した基板に搭載させることなく、ケース内に組み込むようにしてもかまわない。また、光源としては、LED以外の光源を用いてもよい。光反射防止部材は、組立作業性や光の進入防止機能などの観点からすれば、単一の部材として構成されていることが好ましいが、本願発明はやはりこれに限定されず、複数の部材として構成されていてもかまわない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る画像読み書き一体ヘッドの一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す画像読み書き一体ヘッドの分解斜視図である。
【図3】図1のIII −III 断面図である。
【図4】図1のIV−IV断面図である。
【図5】図4のV−V断面図である。
【図6】図1に示す画像読み書き一体ヘッドを具備して構成された画像処理装置の概略構成の一例を示す説明図である。
【図7】従来の画像読み書き一体ヘッドの一例を表す断面図である。
【符号の説明】
1 ケース
2 受光素子
3 光源
4 基板
4a 表面(基板の)
5 レンズアレイ
6 光反射防止部材
7 放熱板
8 発熱素子(印字用素子)
14 光路
60 上壁部
61a〜61d 側壁部
80 駆動IC
A 画像読み書き一体ヘッド
B 画像処理装置
D 原稿
K 記録紙
S 画像読み取り対象領域
1 原稿用プラテンローラ
2 記録紙用プラテンローラ

Claims (8)

  1. 複数の印字用素子の一側方に、複数の受光素子および上記複数の印字用素子を駆動制御する複数の駆動ICが配置されるように、これらを片面に搭載している基板と、
    この基板上の上記複数の印字用素子を避けた位置に配され、かつ光源から発せられた光を画像読み取り対象領域に導くとともにこの画像読み取り対象領域からの反射光を上記複数の受光素子に導く光路を内部に形成しているケースと、
    このケースとは別体に形成され、かつ上記複数の受光素子および上記複数の駆動ICを一纏めにしてそれらの周囲を囲む内壁面を有するように設けられるとともに、上記画像読み取り対象領域からの反射光を上記複数の受光素子に導く光路を塞がないようにするためのスリットを有しており、このスリットを介して上記受光素子に向けて進入する光の上記内面での散乱反射を防止する光反射防止部材と、
    を具備していることを特徴とする、画像読み書き一体ヘッド。
  2. 上記光反射防止部材は、黒色である、請求項1に記載の画像読み書き一体ヘッド。
  3. 上記ケースのうち、上記基板の上記片面に対向する部分には、凹部が形成されており、かつこの凹部に上記光反射防止部材が嵌入している、請求項1または2に記載の画像読み書き一体ヘッド。
  4. 上記光反射防止部材は、この光反射防止部材を上記ケースに位置決めして取付け可能とする取付手段を有している、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像読み書き一体ヘッド。
  5. 上記光反射防止部材は、上記複数の受光素子および上記複数の駆動ICに対して上記基板の厚み方向に間隔を隔てて対面する上壁部と、この上壁部から上記基板に向けて突出する弾性変形可能な複数の側壁部とを具備している、請求項1ないし4のいずれかに記載の画像読み書き一体ヘッド。
  6. 上記光源は、上記基板の上記片面上に搭載されており、かつ上記光反射防止部材は、上記光源と上記複数の受光素子との間を仕切る側壁部を有している、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像読み書き一体ヘッド。
  7. 上記基板の上記片面のうち、上記光反射防止部材と接触する部分は、黒色とされている、請求項1ないし6のいずれかに記載の画像読み書き一体ヘッド。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の画像読み書き一体ヘッドを具備していることを特徴とする、画像処理装置。
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