JP4003513B2 - 車両の後方映像表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の後方映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両に設置される後方映像表示装置は、リアビューシステムとも呼ばれ、車両後部に設置されたカメラ等によりとらえた車両後方の映像を車内に設置されたディスプレイに表示させる装置である。一般に後方映像を表示させるタイミングとしては、変速機のシフト位置をリバース位置(後退操作)にしているときに、ディスプレイに後方映像を表示し、リバース位置から解除したときに、後方映像の表示を中止し通常の画面に戻すことにより、車両を後退させたいときに後方映像がディスプレイに表示されるようになっている。これにより、ドライバーは車両後方の状況を視覚により認識しながら運転することができるため、車庫入れ運転等の際の車両の操作性を向上させることができる。
【0003】
しかし、前述したような後方映像表示装置では、後退しているときのみ後方映像を表示するため、車庫入れ運転等のときの視認性は未だ十分ではない。すなわち、車庫入れ運転等のような切り返し操作を行うときには、前進操作と後退操作を短時間のうちに繰り返し行うため、ディスプレイでは通常の画面と後方映像とが目まぐるしく切り換わって表示されることになり、視認性が低下する。
【0004】
これに対し、ディスプレイに表示される後方映像の視認性を向上させる技術として、特開平11−245723号公報に記載された技術がある。同公報には、変速機のシフト位置がリバース位置であると検出している間はディスプレイに後方映像を表示させると共に、リバース位置の解除を検出しても解除されてからの時間もしくは車速のいずれか一方が所定値に達するまでは「切り返し走行中」と判断して後方映像の表示を維持し、解除されてからの時間もしくは車速のいずれか一方が所定値に達したときに後方映像の表示を中止することにより、後方映像の視認性を向上させる技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記公報に記載された技術では、リバース位置が解除され車両が前進しているときであっても、リバース位置が解除されてからの時間もしくは車速のいずれか一方が所定値に達すると、後方映像の表示から通常画面の表示に戻ってしまう。このため、例えば、初心者等が車庫入れ操作に長時間を要した場合には後方映像の表示が中止されてしまい、視認性が低下するといった問題があった。
【0006】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、車庫入れ等の操作に時間がかかった場合でも視認性の優れた後方映像表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明では、シフト位置を検出するシフト位置検出手段と、車両の後方映像を検出する後方映像検出手段と、当該後方映像を表示する後方映像表示手段と、前記シフト位置がリバース位置であるときは前記後方映像を表示すると共に、前記リバース位置が解除されたときは前記後方映像の表示を中止する後方映像表示制御手段とを有する後方映像表示装置において、ブレーキ操作を検出するブレーキ操作検出手段と、当該ブレーキ操作を検出しているときは、前記リバース位置が解除された場合であっても、前記後方映像の表示を継続する後方映像表示継続手段とを備えつけた。これにより、ブレーキ操作を多用する車庫入れ等の切り返し操作において、ブレーキ操作中は常に後方映像の表示を継続するため、車両の操作に長時間を要した場合であっても、後方映像表示装置の視認性を向上させることができる。
【0008】
また、請求項2に係る発明では、請求項1に係る発明において、前記後方映像表示手段を、前記シフト位置がリバース位置であるときは前記後方映像を表示すると共に、前記リバース位置が解除されたときは前記後方映像の表示を第1所定時間継続した後に中止する後方映像表示制御手段とし、前記後方映像表示継続手段を、前記ブレーキ操作を検出しているときは、前記第1所定時間が経過した場合であっても、前記後方映像の表示を継続する後方映像表示継続手段とした。これにより、請求項1の発明に係る後方映像表示装置よりも更に視認性を向上させることができる。
【0009】
前記第1所定時間は、例えば、切り返し操作における前進操作に通常必要とされる時間を参考にして予め設定される時間である。すなわち、後退操作から前進操作に移った場合に直ち後方映像の表示を中止するのでなく、前進操作に通常必要とされる時間、後方映像の表示を継続する。
また、切り返し操作時の車両速度の上限を参考に所定速度を設定し、当該所定速度に達するまでの時間を第1所定時間としてもよい。すなわち、車両速度が所定速度に達するまでの間(第1所定時間)後方映像表示を継続し、所定速度を越えた場合、後方映像表示を中止する。
更に、切り返し操作中の前進操作に通常必要とされる時間が経過するか、または車両が所定速度に達するか、いずれか速いほうの時間を第1所定時間とすることにより、前述いずれかの条件が満たされるまでは後方映像表示を継続し、いずれかが満たされたときは後方映像表示を通常の画面表示に戻すようにしてもよい。
【0010】
また、請求項3に係る発明では、請求項1または請求項2において、前記後方映像の表示を継続しているときに前記ブレーキ操作の解除を検出した場合、前記後方映像の表示を第2所定時間継続した後に中止するようにした。これにより、切り返し操作におけるブレーキ操作が一時的に中断されても後方映像の表示を継続することができ、より視認性が向上する。なお、ブレーキ操作の仕方は各ドライバーの癖によるところが大きいため、ドライバーの好みに合わせて前記第2所定時間を自由に設定できるようになっていてもよい。
【0011】
また、請求項4に係る発明では、請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、車両前方の障害物を検出する前方障害物検出手段と、前記リバース位置が解除され、かつ前記障害物を検出したときに、前記後方映像表示制御手段と前記後方映像表示継続手段とに優先して前記後方映像の表示を禁止する後方映像表示禁止手段とを更に備えつけた。これにより、車庫入れ等の切り返し操作中に車両前方に障害物がある場合には、当該障害物を素早く発見することができ、安全性を向上させることができる。
【0012】
前記車両前方の障害物とは、自車以外の車両、人間、建造物等が挙げられ、前記前方障害物検出手段とは、CCDカメラ、レーザセンサー、ミリ波レーダ等が挙げられる。
【0013】
また、請求項5に係る発明では、請求項4において、前記後方映像表示禁止手段と共に、ドライバーに注意を喚起する警報手段を更に備えた。これにより、車庫入れ等の切り返し操作中に前方の障害物がある場合でも障害物の発見をより素早く行うことができ、安全性を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。
図1は、本発明の実施例に係る後方映像表示装置を備えた車両の概略平面図である。図2は、前記後方映像表示装置を制御するブロックの構成図である。
【0015】
図1に示すように、車両1の後部には後方映像検出手段である後方カメラ2が設置され、後方カメラ2により検出された後方映像はダッシュボード上に設置された後方映像表示手段であるディスプレイ3に表示される。これにより、ドライバーが車両後方の状況を視認できるようになっている。当該後方映像を表示するタイミングは、変速レバー5から得られるシフト位置に関する情報と、ブレーキペダル6の図示していないブレーキスイッチから得られるブレーキ操作に関する情報とに基づいて、リアビューコントローラ4により制御される。なお、ディスプレイ3は後方映像表示手段としての機能のみでなく、ナビゲーションやテレビ等の通常の画面を表示する機能も有する装置である。
【0016】
図2により、前記後方映像表示装置7の機能を従来技術と比較しながら説明する。図2の一部を用いて従来の後方映像表示装置を説明すると、従来の後方映像表示装置は、リアビューコントローラ4が変速レバー5から出力されるシフト位置の情報(リバース位置か否か)を判断し、ディスプレイ3に、後方カメラ2により得られる後方映像11を表示する(後方映像表示14)か、通常画面を表示する(通常画面表示13)かを選択することを主な機能とした装置である。更に、後方映像表示14の状態から通常画面表示13に戻す場合には、リバース位置が解除されてから直ちに通常画面表示13に戻すのではなく、第1所定時間が経過したときに通常画面表示13に戻す機能をも備えている。ここで、当該第1所定時間とは、前述したとおりである。
【0017】
これにより、車庫入れ等の切り返し操作中は、後退操作から前進操作に移ると共に直ちに後方映像表示14を通常画面表示13に切り換えるのではなく、所定の間は後方映像表示14を継続し、切り返し操作中の後方映像の視認性を向上させていた。
【0018】
一方、本実施例に係る後方映像表示装置7では、ブレーキ操作が行われたときにブレーキペダル6からブレーキ信号がリアビューコントローラ4に出力されるようになっている。更に、リアビューコントローラ4に設置されたタイマー15は、ブレーキ操作が解除されてからの時間をカウントし、リアビューコントローラ4に出力するようになっている。これらにより、前述する従来の機能に加え更に以下の機能を有する。
【0019】
すなわち、後方映像表示装置7は、ブレーキ操作によりブレーキ信号がリアビューコントローラ4に出力されたときには、前記第1所定時間が経過した場合であっても、後方映像表示14を継続する機能を有している。更に、ブレーキ操作が解除され、ブレーキ信号の出力がなくなってからのタイマー15による測定時間が第2所定時間以内であれば、後方映像表示14を継続する機能をも有している。
【0020】
これにより、ブレーキ操作を多用する車庫入れ等の切り返し操作時において、ブレーキ操作を伴って前進操作及び後退操作を行っている間は常に後方映像表示14を行う。更に、ブレーキ解除が行われても、第2所定時間の間は後方映像表示14を継続するため、一時的なブレーキ解除の場合には後方映像表示14が継続され、後方映像表示装置7の視認性を向上させることができる。
【0021】
図3は、本実施例に係る後方映像表示装置のリアビューコントローラによる制御動作を示したフローチャートである。以下、リアビューコントローラ4による制御動作を図3に基づいて具体的に説明する。
【0022】
図3に示すように、まず、ステップS1では、ディスプレイ3に通常画面表示13を行う。次にステップS2では、リバース位置を選択しているか否かを判断し、リバース位置が選択されていなければステップS1に戻る。すなわち、ステップS2では、シフト位置検出手段により変速レバー5から検出されるシフト位置を判断し、リバース位置でなければステップS1に戻る。これにより、切り返し操作以外の通常の走行状態において、シフト位置がリバース位置とならない限りディスプレイ3に通常画面表示13を行う。
【0023】
一方、ステップS2において、リバース位置が選択された場合、ステップS3において、ディスプレイ3に後方映像表示14を行う。すなわち、ステップS3において、後方映像検出手段である後方カメラ2により検出される後方映像11をディスプレイ3に表示(後方映像表示14)する。次に、ステップS4では、リバース位置が解除されているか否かを判断し、リバース位置が解除されていなければステップS3に戻る。これにより、ドライバーが車両1を後退させるためシフト位置をリバース位置にしているときには、常に後方映像表示14を行う。
【0024】
一方、ステップS4において、リバース位置が解除された場合、すなわち、車両1を後退させている状態から、リバース位置を解除し車両1を前進させる場合、ステップS5以降の制御動作を行う。
【0025】
ステップS5では、ドライバーがブレーキ操作をしているか否かを判断する。すなわち、ブレーキ操作検出手段として機能するブレーキペダル6のブレーキスイッチにおいてブレーキ信号が検出されているか否かを判断する。ここで、ブレーキ信号が検出されているときはブレーキ操作中と判断しステップS8に進み、ブレーキフラグがONにされた後にステップS3に戻り後方映像表示14を継続する。これにより、ドライバーがリバース位置を解除し前進操作を行っていても、ブレーキ操作が行われている場合には、未だ切り返し操作中と判断し後方映像表示14を継続させることができる。
【0026】
一方、ステップS5においてブレーキ操作がされていないと判断されたときは、ステップS6に進み、前述のステップS8においてブレーキフラグがONとされたか否かを判断する。ここで、リバース位置解除後ブレーキ操作が行われていないときは、ブレーキフラグはONとならないため、ステップS7に進みリバース解除から第1所定時間以内であるか否かが判断される。このとき、リバース解除から第1所定時間以内であれば、切り返し操作における前進操作中であると判断してステップS3に戻り、後方映像表示14を継続する。一方、リバース解除から第1所定時間を超えた場合は、切り返し操作が終了し、通常の走行状態となったと判断してステップS1に戻り、ディスプレイ3の表示を後方映像表示14から通常画面表示13へと切り換える。
【0027】
これにより、車庫入れ等の切り返し操作中は、後退操作からリバース位置を解除して前進操作に移ると、直ちにディスプレイ3の表示を後方映像表示14から通常画面表示13に切り換えるのではなく、所定の間は後方映像表示14を継続し、切り返し操作中の後方映像の視認性を向上させることができる。
【0028】
一方、上述のステップS6でブレーキフラグがONであると判断された場合、すなわちリバース位置を解除した後ブレーキ操作が行われ、該ブレーキ操作が解除された場合は、ステップS9に進み、ブレーキ信号の検出がなくなったと同時にカウントを開始するタイマー15の測定時間と予め設定された第2所定時間とを比較する。そして、タイマー15の測定時間が前記第2所定時間以内である場合、ステップS3に戻り後方映像表示14を継続する。これにより、ドライバーが切り返し操作においてブレーキ操作を一時的に中断したとしても、第2所定時間の間は未だ切り返し操作中と判断し、後方映像表示14を継続させることができる。
【0029】
一方、ステップS9において、ブレーキ操作が解除されてから第2所定時間経過したと判断された場合は、切り返し操作が終了し通常の走行状態となったと判断してステップS10に移行し、ブレーキフラグをOFFにした後でステップS1に戻り、ディスプレイ3の表示を後方映像表示14から通常画面表示13へと切り換える。
【0030】
以上より、本実施例ではリバース位置が解除されたとしても、ドライバーによりブレーキ操作が行われている間は切り返し操作中であると判断して後方映像表示を継続させることとしたため、初心者が車庫入れ等の操作に時間がかかったとしても後方の視認性が低下することはない。また、ブレーキを解除したとしても第2所定時間は後方映像表示を継続することとしたため一時的なブレーキ解除が行われてもディスプレイ3の表示が後方映像表示14から通常画面表示13へ切り替わることがなく、視認性がさらに向上する。
【0031】
尚、上記実施例では、ブレーキ解除が行われてから第2所定時間の間は後方映像表示14を継続することとしたがこの構成は必須ではなく、ブレーキ解除が行われた場合にそのままディスプレイ3の表示を後方映像表示14から通常画面表示13へ切り換えることとしても良い。
【0032】
また、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、実施例に係る後方映像表示装置7に、更に前方障害物検出手段や警報手段を備え付けてもよい。
すなわち、リバース位置が解除され車両1が前進しており、かつ前記後方映像表示制御手段または前記後方映像表示継続手段により後方映像表示14が継続されていても、当該前方障害物検出手段が車両前方の障害物を検出したときは、後方映像表示14から通常画面表示13に切り換える(又は警告文字等を表示させてもよい)とともに当該警報手段を作動させるようにしてもよい。これにより、ドライバーの前方に対する不注意を解消することができ、視認性だけでなく安全性も向上した後方映像表示装置7とすることができる。
【0033】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、前記後方映像表示制御手段を有する後方映像表示装置において、ブレーキ操作を併用する前進操作が行われているときには、後方映像の表示を継続する後方映像表示継続手段を備え付けたことにより、切り返し操作に時間がかかった場合であっても後方映像の表示を継続するため、後方映像表示装置の視認性を向上させることができる。
【0034】
また、請求項2の発明によれば、請求項1に係る発明において、前記後方映像表示手段を、後退操作から前進操作に切り換わったときは後方映像の表示を第1所定時間継続した後に中止する後方映像表示制御手段とすることにより、請求項1の発明に係る後方映像表示装置よりも更に視認性を向上させることができる。
【0035】
また、請求項3の発明によれば、ブレーキ操作の解除を検出した場合には後方映像の表示を第2所定時間継続した後に中止するようにしたことにより、切り返し操作においてブレーキ操作が一時的に中断されても後方映像の表示を継続することができ、より視認性が向上する。
【0036】
また、請求項4または請求項5の発明によれば、車両前方の障害物を検出する前方障害物検出手段、またはドライバーに注意を喚起する警報手段を更に備えたことにより、車庫入れ等の切り返し操作中に車両前方に障害物がある場合には、当該障害物を素早く発見することができ、安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る後方映像表示装置を備えた車両の概略平面図である。
【図2】本発明の実施例に係る後方映像表示装置を制御するブロックの構成図である。
【図3】本発明の実施例に係る後方映像表示装置のリアビューコントローラによる制御動作を示したフローチャート図である。
【符号の説明】
1 車両
2 後方カメラ
3 ディスプレイ
4 リアビューコントローラ
5 変速レバー
6 ブレーキ
7 後方映像表示装置
11 後方映像

Claims (5)

  1. 変速機のシフト位置がリバース位置にあるか否かを検出するシフト位置検出手段と、
    車両の後方映像を検出する後方映像検出手段と、
    前記後方映像検出手段による後方映像を表示する後方映像表示手段と、
    前記シフト位置検出手段によりシフト位置がリバース位置であると検出したとき、前記後方映像表示手段により後方映像を表示すると共に、前記シフト位置検出手段によりリバース位置の解除を検出したとき、前記後方映像表示手段による後方映像の表示を中止する後方映像表示制御手段とを
    有する後方映像表示装置であって、
    ドライバーによるブレーキ操作を検出するブレーキ操作検出手段と、
    前記ブレーキ操作検出手段によりブレーキ操作を検出しているときは、前記シフト位置検出手段によりリバース位置の解除を検出した場合であっても、前記後方映像表示手段による後方映像の表示を継続する後方映像表示継続手段とを
    備えたことを特徴とする後方映像表示装置。
  2. 変速機のシフト位置がリバース位置にあるか否かを検出するシフト位置検出手段と、
    車両の後方映像を検出する後方映像検出手段と、
    前記後方映像検出手段による後方映像を表示する後方映像表示手段と、
    前記シフト位置検出手段によりシフト位置がリバース位置であると検出したとき、前記後方映像表示手段により後方映像を表示すると共に、前記シフト位置検出手段によりリバース位置の解除を検出したとき、前記後方映像表示手段による後方映像の表示を第1所定時間継続した後に中止する後方映像表示制御手段とを
    有する後方映像表示装置であって、
    ドライバーによるブレーキ操作を検出するブレーキ操作検出手段と、
    前記ブレーキ操作検出手段によりブレーキ操作を検出しているときは、前記第1所定時間が経過した場合であっても、前記後方映像表示手段による後方映像の表示を継続する後方映像表示継続手段とを
    備えたことを特徴とする後方映像表示装置。
  3. 前記後方映像表示継続手段により後方映像の表示を継続しているときに前記ブレーキ操作検出手段によりブレーキ操作の解除を検出した場合、前記後方映像の表示を第2所定時間継続した後に中止することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の後方映像表示装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の後方映像表示装置において、
    車両前方の障害物を検出する前方障害物検出手段と、
    前記シフト位置検出手段によりリバース位置の解除が検出され、かつ前記前方障害物検出手段により障害物を検出したときに、前記後方映像表示制御手段と前記後方映像表示継続手段とに優先して前記後方映像表示手段による後方映像の表示を禁止する後方映像表示禁止手段とを
    更に備えたことを特徴とする後方映像表示装置。
  5. 請求項4に記載の後方映像表示装置において、
    ドライバーの注意を喚起する警報手段を更に備え、
    前記後方映像表示禁止手段により後方映像の表示を禁止すると共に前記警報手段によりドライバーの注意を喚起するようにしたことを特徴とする後方映像表示装置。
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