JP2000255351A - 車両の警報装置 - Google Patents

車両の警報装置

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JP2000255351A
JP2000255351A JP11060715A JP6071599A JP2000255351A JP 2000255351 A JP2000255351 A JP 2000255351A JP 11060715 A JP11060715 A JP 11060715A JP 6071599 A JP6071599 A JP 6071599A JP 2000255351 A JP2000255351 A JP 2000255351A
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JP
Japan
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obstacle
vehicle
range
notification
detecting means
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JP11060715A
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English (en)
Inventor
Keisuke Miyoshi
啓介 三好
Hidekazu Sasaki
秀和 佐々木
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクセルペダルの誤操作等を容易かつ効果的
に防止して運転者の意図に反した車両の急発進を防止で
きるようにする。 【解決手段】 車両の進行方向に障害物が存在すること
を検出する障害物検出手段1と、自動変速機の変速レン
ジを検出する変速レンジ検出手段2と、上記障害物検出
手段1によって障害物が存在することが検出され、かつ
上記変速レンジ検出手段2の検出信号に応じてシフトレ
バーが所定時間以上に亘りニュートラルレンジ位置に保
持された状態から走行レンジ位置に切り換えられたこと
が確認された場合に、報知信号を出力する報知制御手段
4と、この報知制御手段4から出力される報知信号に応
じて上記障害物が存在することを報知する情報表示部5
等からなる障害物報知手段とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転者の誤操作に
起因した車両の急発進等を防止するための車両の警報装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平9−287488号
公報に示されるように、車両の走行速度を検知する速度
検知手段と、アクセルペダルの踏込量に対応して車両の
スロットルバルブの開度量を調整する開度調整手段と、
車速検知手段により検知された車両の速度に基づき、車
両が停止状態又は徐行状態にあることを検知したとき
に、上記スロットルバルブの開度量を対応する上記アク
セルペダルの踏込量よりも抑制する第1の抑制手段とを
備え、急激なアクセル操作を行っても抑制手段がスロッ
トルバルブの動作を抑制することにより、急発進を防止
できるようしたスロットルバルブ制御装置が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように車両の停
止時又は徐行時に、急激なアクセル操作が行われたこと
が検知された場合に、上記抑制手段によってスロットバ
ルブの動作を抑制するように構成されたものでは、車両
の急発進をある程度抑制することができるが、運転者に
よるアクセルペダルの誤操作自体を防止することができ
ないため、車両の急発進を防止する効果が十分に得られ
ないという問題がある。
【0004】また、上記のように車両の低速走行時にア
クセル操作が行われたことが検知された場合に、常にス
ロットバルブの動作を上記抑制手段によって抑制するよ
うに構成した場合には、運転者が意図的に急発進しよう
としても、十分な加速が得られないため、さらにアクセ
ルペダルを踏み込んでしまうという問題がある。
【0005】なお、上記公報に記載された従来技術で
は、上記抑制手段による抑制動作を許容又は禁止する加
速スイッチ等からなる制御スイッチを設け、運転者が急
発進を意図している場合に、この制御スイッチを操作し
て上記スロットルバルブの抑制動作を禁止することによ
り、運転者の意図に応じた加速を実現できるように構成
されている。しかし、上記のように構成した場合には、
運転者が急いでいるにも拘らず、車室内の所定位置に設
けられた加速スイッチ等からなる上記制御スイッチを操
作しなければならなず、この操作が煩雑であるという問
題があった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑み、アクセ
ルペダルの誤操作等を容易かつ効果的に防止して運転者
の意図に反した車両の急発進を防止できる車両の警報装
置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
車両の進行方向に障害物が存在することを検出する障害
物検出手段と、自動変速機の変速レンジを検出する変速
レンジ検出手段と、上記障害物検出手段によって障害物
が存在することが検出され、かつ上記変速レンジ検出手
段の検出信号に応じてシフトレバーが所定時間以上に亘
りニュートラルレンジ位置に保持された状態から走行レ
ンジ位置に切り換えられたことが確認された場合に、報
知信号を出力する報知制御手段と、この報知制御手段か
ら出力される報知信号に応じて上記障害物が存在するこ
とを報知する障害物報知手段とを備えたものである。
【0008】上記構成によれば、信号待ち時等におい
て、車両の進行方向に障害物が存在している状態で、運
転者が所定時間に亘りシフトレバーをニュートラルレン
ジ位置に保持した状態から、走行レンジ位置に切り換え
る操作を行った場合には、車両の急発進を防止するた
め、上記障害物報知手段において警報が発せられる等に
より、車両の進行方向に障害物が存在することが運転者
に認知される。
【0009】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
の車両の警報装置において、変速レンジ検出手段の検出
信号に応じて自動変速機の変速レンジを、上記障害物報
知手段とは異なる態様で報知する変速レンジ報知手段を
備えたものである。
【0010】上記構成によれば、障害物報知手段よる障
害物の存在の報知とは異なる態様で、シフトレバーの操
作に応じて選択された自動変速機の変速レンジが、変速
レンジ報知手段において報知されることになる。
【0011】請求項3に係る発明は、上記請求項1又は
2車両の警報装置において、シフトレバーが後進レンジ
位置に操作されたことが変速レンジ検出手段によって検
出された場合に、自動変速機が後進レンジであること
を、上記障害物報知手段とは異なる態様で報知する後進
報知手段を備えたものである。
【0012】上記構成によれば、信号待ち時等におい
て、車両の進行方向である後方側に障害物が存在してい
る状態で、運転者がシフトレバーをニュートラルレンジ
位置から、後進レンジ位置に切り換える操作を行った場
合には、上記障害物報知手段による報知が行われるとと
もに、車両の急発進を防止するため、上記後進報知手段
において後進時特有の警告音が発せられる等により、車
両の後方側に障害物が存在している状態で、自動変速機
が後進レンジとなったことが運転者に効果的に報知され
る。
【0013】請求項4に係る発明は、上記請求項1〜3
の何れかに記載の車両の警報装置において、ブレーキペ
ダルの操作状態を検出するブレーキペダル検出手段を備
え、このブレーキペダル検出手段によってブレーキペダ
ルが操作状態にあることが検出された場合には、上記障
害物報知手段による報知を禁止するように構成したもの
である。
【0014】上記構成によれば、信号待ち時等におい
て、車両の進行方向に障害物が存在している状態で、運
転者が所定時間に亘りシフトレバーをニュートラルレン
ジ位置に保持した状態から、走行レンジ位置に切り換え
る操作を行った場合においても、運転者がブレーキペダ
ルを踏み込んだ状態にあることが上記ブレーキペダル検
出手段によって検出された場合には、上記障害物報知手
段による報知が行われることなく、ブレーキペダルを踏
み込んでいない場合に限って上記報知が行われることに
なる。
【0015】請求項5に係る発明は、上記請求項1〜3
の何れかに記載の車両の警報装置において、ブレーキペ
ダルの操作状態を検出するブレーキペダル検出手段と、
アクセルペダルの操作状態を検出するアクセルペダル検
出手段とを備え、上記ブレーキペダル検出手段及びアク
セルペダル検出手段の検出信号に応じてブレーキペダル
が操作状態にあり、かつアクセルペダルが非操作状態に
あることが確認された場合にのみ、上記障害物報知手段
による報知を禁止するように構成したものである。
【0016】上記構成によれば、信号待ち時等におい
て、車両の進行方向に障害物が存在している状態で、運
転者が所定時間に亘りシフトレバーをニュートラルレン
ジ位置に保持した状態から、走行レンジ位置に切り換え
る操作を行った場合においても、上記ブレーキペダル検
出手段及びアクセルペダル検出手段の検出信号に応じ、
運転者がブレーキペダルのみを踏み込んだ状態にあるこ
とが確認された場合には、上記障害物報知手段による報
知が行われることなく、ブレーキペダルを踏み込んでい
ないことが確認された場合またはアクセルペダルとブレ
ーキペダルとの両方を踏み込んでいることが確認された
場合には、上記障害物報知手段による報知が行われるこ
とになる。
【0017】請求項6に係る発明は、上記請求項1〜5
の何れかに記載の車両の警報装置において、上記障害物
報知手段が、車両の進行方向に障害物が存在することを
示す情報を画面上に表示する情報表示部によって構成さ
れたものである。
【0018】上記構成によれば、信号待ち時等におい
て、車両の進行方向に障害物が存在している状態で、運
転者が所定時間に亘りシフトレバーをニュートラルレン
ジ位置に保持した状態から、走行レンジ位置に切り換え
る操作を行った場合には、表示手段の画面上に進行方向
に障害物が存在することが表示され、この表示に基づい
て障害物の存在が運転者により効果的に認識されること
になる。
【0019】請求項7に係る発明は、上記請求項1〜5
の何れかに記載の車両の警報装置において、アクセルペ
ダルの操作状態を検出するアクセルペダル検出手段と、
上記報知制御手段から障害物報知手段に報知信号が出力
された後に、上記アクセルペダル検出手段の検出信号に
応じてアクセルペダルが操作されたことが確認された場
合に、エンジン出力を規制するエンジン出力規制手段と
を備えたものである。
【0020】上記構成によれば、信号待ち時等におい
て、車両の進行方向に障害物が存在している状態で、運
転者が所定時間に亘りシフトレバーをニュートラルレン
ジ位置に保持した状態から、走行レンジ位置に切り換え
た後に、上記アクセルペダル検出手段の検出信号に応じ
てアクセルペダルを踏み込んだことが確認された場合に
は、上記エンジン出力規制手段によってエンジン出力が
規制されることにより車両の急発進が抑制される。
【0021】請求項8に係る発明は、上記請求項7記載
の車両の警報装置において、上記エンジン出力規制手段
によるエンジン出力の規制時に、上記障害物報知手段に
よる報知とは異なる態様でエンジン出力が規制状態にあ
ることを報知するように構成したものである。
【0022】上記構成によれば、信号待ち時等におい
て、車両の進行方向に障害物が存在している状態で、運
転者が所定時間に亘りシフトレバーをニュートラルレン
ジ位置に保持した状態から、走行レンジ位置に切り換え
た後に、アクセルペダルを踏み込んだことが確認されて
上記エンジン出力規制手段によりエンジン出力を規制す
る制御が実行された場合には、車両の急発進を防止する
ためにエンジン出力の規制した状態にあることを示す警
報が発せられる等により、この規制状態にあることが運
転者に報知されることになる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る車両の警報
装置の実施形態を示している。この警報装置は、車両の
進行方向に障害物が存在することを検出する障害物検出
手段1と、自動変速機の変速レンジを検出する変速レン
ジ検出手段2と、ブレーキペダルの操作状態を検出する
ブレーキペダル検出手段3と、上記障害物検出手段1及
び変速レンジ検出手段2の検出信号に応じて報知信号を
出力すべき状態にあることが確認された場合に報知信号
を出力する報知制御手段4と、この報知制御手段4から
出力される報知信号に応じて所定の情報を表示する情報
表示部5からなる障害物報知手段とを備えている。
【0024】また、上記車両の警報装置には、変速レン
ジ検出手段2によってシフトレバーが後進レンジ位置に
切り換えられたことが検出された場合に、警告音を発し
て後進レンジであることを報知する音声出力部6からな
る後進報知手段と、変速レンジ検出手段2の検出信号に
応じて自動変速機の変速レンジを表示する変速レンジ表
示部7からなる変速レンジ報知手段とが設けられてい
る。
【0025】上記障害物検出手段1は、超音波センサ、
赤外線センサまたはビデオカメラ等の出力データに応じ
て自車両の前方側及び後方側に他車又は固定物体等の障
害物が存在するか否かを検出し、車両の進行方向に障害
物が存在することが確認された場合に、上記報知制御手
段4に検出信号を出力するように構成されている。
【0026】すなわち、上記障害物検出手段1は、変速
レンジ検出手段2の検出信号に応じ、シフトレバーがド
ライブレンジ位置等に操作された前進状態にあるか、リ
バース位置に操作された後進状態にあるかを判別する。
そして、車両が前進状態にあることが確認された場合に
は、その前方側に障害物が存在するか否かを検出し、車
両が後進状態にあることが確認された場合には、その後
方側に障害物が存在しているか否かを検出し、この検出
信号を上記報知制御手段4に出力するようになってい
る。なお、図外の舵角センサによって検出されたステア
リングホイールの操作量に応じて車両の進行方向を予測
し、この予測方向に障害物が存在するか否を上記障害物
検出手段1によって検出するように構成することが望ま
しい。
【0027】また、上記変速レンジ検出手段2は、自動
変速機に設けられたインヒビタスイッチ等のシフトレバ
ー位置検出手段等からなり、シフトレバーの操作位置に
対応した変速レンジの検出信号を上記障害物検出手段
1、報知制御手段4、音声出力部6及び変速レンジ表示
部7にそれぞれ出力するように構成されている。
【0028】上記ブレーキペダル検出手段3は、ブレー
キペダルが踏み込まれたことを検出するブレーキスイッ
チ又はブレーキペダルの踏込量を検出するストロークス
イッチ等からなり、運転者によってブレーキペダルが踏
み込まれた操作状態にあることが確認された場合に、こ
の検出信号を上記報知制御手段4に出力するように構成
されている。
【0029】上記報知制御手段4は、障害物検出手段1
によって車両の進行方向に障害物が存在することが検出
された場合に、上記変速レンジ検出手段2の検出信号に
応じてシフトレバーが所定時間以上に亘りニュートラル
レンジ位置に保持された状態から走行レンジ位置に切り
換えられたか否かを判別し、車両の進行方向に障害物が
存在した状態で上記のようなシフトレバーの切り換え操
作が行われたことが確認された場合に、上記情報表示部
5からなる情報報知手段に報知信号を出力するように構
成されている。
【0030】また、上記報知制御手段4は、車両の進行
方向に障害物が存在した状態でシフトレバーが所定時間
以上に亘りニュートラルレンジ位置に保持された状態か
ら走行レンジ位置に切り換えられたことが確認された場
合においても、上記ブレーキペダル検出手段3によって
ブレーキペダルが操作状態にあることが検出された場合
には、上記報知信号の出力を停止して障害物報知手段5
による報知を禁止するように構成されている。
【0031】上記情報表示部5は、図2に示すように、
インストールメントパネル8の上部中央等に位置するメ
ータユニット9内の運転者側に配設された液晶又はCR
Tディスプレイ等からなり、上記報知制御手段4から報
知信号が出力された場合に、車両の進行方向に障害物が
存在することを報知するための文字情報又は記号情報等
を画面上に表示するように構成されている。
【0032】上記音声出力部6は、変速レンジ検出手段
2の検出信号に応じてシフトレバーが後進レンジ位置に
切り換えられたことが確認された場合に、後進時特有の
シグナル音又は音声情報からなる警告音を出力すること
により、運転者に自動変速機が後進レンジにあることを
報知するように構成されている。
【0033】また、変速レンジ表示部7は、上記メータ
ユニット9内に配設されたインジケータランプからな
り、上記変速レンジ検出手段2によって検出されたシフ
トレバーの操作位置に応じ、自動変速機の変速レンジを
示す記号(R,N,D,S,L)のうちの一つを点灯さ
せることにより、現在の変速レンジを運転者に報知する
ように構成されている。
【0034】上記車両の警報装置において実行される制
御動作を、図3に示すフローチャートに基づいて説明す
る。上記制御動作がスタートすると、まず上記各検出手
段1〜3の検出データを入力した後(ステップS1)、
上記変速レンジ検出手段2の検出信号に応じて自動変速
機が走行レンジであるか否かを判定する(ステップS
2)。このステップS2でNOと判定された場合には、
自動変速機の変速レンジがニュートラル(N)レンジあ
るか否かを判定し(ステップS3)、YESと判定され
た場合には、前回の制御時においても変速レンジがニュ
ートラル(N)レンジであったか否かを判定する(ステ
ップS4)。
【0035】上記ステップS4でNOと判定されて今回
の制御時に、自動変速機の変速レンジをニュートラル
(N)レンジに変化させるシフトレバーの操作が行われ
たことが確認された場合には、シフトレバーがニュート
ラル(N)レンジ位置に保持された時間を計測するNレ
ンジタイマーのカウントを開始する(ステップS5)。
【0036】一方、上記ステップS4でYESと判定さ
れて変速レンジがニュートラル(N)レンジに保持され
た状態にあることが確認された場合には、上記Nレンジ
タイマーのカウント値をインクリメントする(ステップ
S6)。なお、上記ステップS3でNOと判定されて自
動変速機の変速レンジがニュートラル(N)レンジでな
いことが確認された場合には、上記Nレンジタイマーの
カウント値をリセットする(ステップS7)。
【0037】また、上記ステップS2でYESと判定さ
れて自動変速機がドライブ(D)又はリバース(R)等
の走行レンジに設定されていることが確認された場合に
は、上記障害物検出手段1の検出信号に応じて車両の進
行方向に障害物が存在するか否かを判定し(ステップS
8)、NOと判定された場合には、上記ステップS7に
移行してNレンジタイマーのカウント値をリセットす
る。
【0038】また、上記ステップS8でYESと判定さ
れて車両の進行方向に障害物が存在することが確認され
た場合には、上記シフトレバーによって所定のレンジ切
り換えが行われたか否か、例えば30秒程度に予め設定
された所定時間以上に亘ってシフトレバーがニュートラ
ルレンジ位置に保持された状態から走行レンジ位置に切
り換えられた否かを、上記変速レンジ検出手段2の検出
信号及び上記Nレンジタイマーのカウント値に応じて判
定し(ステップS9)、NOと判定された場合には上記
ステップS7に移行する。
【0039】上記ステップS9でYESと判定されてシ
フトレバーの上記切換操作が行われたことが確認された
場合には、上記ブレーキペダル検出手段3の検出信号に
応じてブレーキペダルが操作状態、つまりブレーキON
の状態にあるか否かを判定し(ステップS10)、YE
Sと判定された場合には、上記ステップS7に移行して
Nレンジタイマーのカウント値をリセットする。
【0040】上記ステップS10でNOと判定されてブ
レーキペダルが操作状態にないことが確認された場合に
は、上記情報表示部5に報知信号を出力して車両の進行
方向に障害物が存在する旨の情報表示を実行した後(ス
テップS11)、上記変速レンジ検出手段2によって検
出された自動変速機の変速レンジを上記変速レンジ表示
部7において表示させる制御を実行する(ステップS1
2)。
【0041】次いで、上記変速レンジ検出手段2の検出
信号に応じて自動変速機の変速レンジが後進レンジ
(R)であるか否かを判定し(ステップS13)、YE
Sと判定された場合には、上記音声出力部6に作動指令
信号を出力して車両が後進状態にあることを報知する警
告音を発生させる(ステップS14)。
【0042】上記のように車両の進行方向に障害物が存
在することを検出する障害物検出手段1と、自動変速機
の変速レンジを検出する変速レンジ検出手段2と、上記
障害物検出手段1によって障害物が存在することが検出
され、かつ上記変速レンジ検出手段2の検出信号に応じ
てシフトレバーが所定時間以上に亘りニュートラルレン
ジ位置に保持された状態から走行レンジ位置に切り換え
られたことが確認された場合に、報知信号を出力する報
知制御手段4と、この報知制御手段4から出力される報
知信号に応じて上記障害物が存在することを報知する上
記情報表示部5からなる障害物報知手段とを設けたた
め、信号待ち時等において、車両の進行方向に障害物が
存在している状態で、運転者が所定時間に亘りシフトレ
バーをニュートラルレンジ位置に保持した状態から、走
行レンジ位置に切り換える操作を行った場合には、上記
情報表示部5において障害物の存在を示す情報が表示さ
れることにより、この情報が運転者に報知されることに
なる。
【0043】したがって、上記信号待ち時において運転
者がシフトレバーをニュートラルレンジ位置に保持した
まま所定時間が経過した後、信号が青に変化したことに
気付いた時点で、運転者が慌ててシフトレバーを走行レ
ンジ位置に操作した場合等に、上記情報表示部5に所定
の情報を表示させて運転者に警告を与えることにより、
進行方向に障害物が存在するにも拘らず、車両を急発進
させてしまうという誤操作の発生を、効果的に防止する
ことができる。また、渋滞道路の走行時において一定期
間に亘り車両を惰性走行した後、後続車によってクラク
ションが鳴らされる等に起因して、運転者が驚いてシフ
トレバーを走行レンジ位置に操作した場合等に、上記情
報表示部5に所定の情報を表示させて運転者に警告を与
えることにより、車両の急発進を効果的に防止すること
ができる。
【0044】特に、上記実施形態に示すように、変速レ
ンジ検出手段2の検出信号に応じて自動変速機の変速レ
ンジを、上記情報表示部5からなる障害物報知手段とは
異なる態様で報知する変速レンジ表示部7等からなる変
速レンジ報知手段を設けた場合には、上記シフトレバー
の操作に応じて選択された自動変速機の変速レンジを、
運転者に効果的に認識させることができるため、上記誤
操作の発生をさらに効果的に防止することができる。
【0045】また、上記実施形態では、シフトレバーが
後進レンジ位置に操作されたことが変速レンジ検出手段
2によって検出された場合に、自動変速機が後進レンジ
であることを、上記情報表示部5からなる障害物報知手
段とは異なる態様で報知する上記音声出力部7からなる
後進報知手段を設けたため、信号待ち時等において、車
両の進行方向である後方側に障害物が存在している状態
で、運転者がシフトレバーをニュートラルレンジ位置か
ら、後進レンジ位置に切り換える操作を行った場合に
は、上記障害物報知手段において警報が発せられるとと
もに、上記後進報知手段において後進時特有の警告音が
発せられることになる。
【0046】したがって、上記障害物報知手段及び後進
報知手段により、車両の後方側に障害物が存在している
状態で、自動変速機が後進レンジとなったことを運転者
に効果的に報知することができ、これによって車両の後
方側に障害物が存在するにも拘らず、車両を後進させて
しまうという誤操作の発生を、効果的に防止することが
できる。なお、上記音声出力部7に代え、車両が後進状
態にあるこを表示する表示部により、上記後進報知手段
を構成した構造としてもよい。
【0047】また、上記実施形態では、ブレーキペダル
の操作状態を検出するブレーキペダル検出手段3を設
け、このブレーキペダル検出手段3によってブレーキペ
ダルが操作状態にあることが検出された場合には、上記
情報表示部5からなる障害物報知手段による報知を禁止
するように構成したため、この障害物報知手段による不
必要な報知が行われるのを防止し、この障害物報知手段
を必要時にのみ作動させることにより、上記誤操作の発
生を効果的に防止することができる。
【0048】すなわち、信号待ち時等において、車両の
進行方向に障害物が存在している状態で、運転者が所定
時間に亘りシフトレバーをニュートラルレンジ位置に保
持した状態から、走行レンジ位置に切り換える操作を行
った場合においても、運転者がブレーキペダルを踏み込
んだ状態にあることが、上記ブレーキペダル検出手段3
の検出信号に応じて確認された場合には、運転者が上記
障害物の存在を認識している状態にあると考えられ、あ
るいはその存在を認識していない場合においても、直ぐ
に発進させることを意図していない状態にあると考えら
れるため、上記障害物報知手段による報知を禁止するこ
とにより、運転者が不要な情報によって混乱するのを防
止することができる。
【0049】そして、車両の進行方向に障害物が存在し
ている状態で、運転者が所定時間に亘りシフトレバーを
ニュートラルレンジ位置に保持した状態から、走行レン
ジ位置に切り換える操作を行った場合において、運転者
がブレーキペダルを踏み込んでいないことが、上記ブレ
ーキペダル検出手段3の検出信号に応じて確認された場
合には、上記障害物報知手段による報知が行われるた
め、車両の進行方向に障害物が存在するにも拘らず、車
両を発進させてしまうという誤操作の発生を、効果的に
防止することができる。
【0050】なお、図4に示すように、ブレーキペダル
の操作状態を検出するブレーキペダル検出手段3と、ア
クセルペダルの操作状態を検出するアクセルペダル検出
手段10とを設け、上記ブレーキペダル検出手段3及び
アクセルペダル検出手段10の検出信号に応じてブレー
キペダルが操作された状態にあり、かつアクセルペダル
が非操作状態にあることが確認されたことを条件とし
て、上記情報表示部5からなる障害物報知手段による報
知を禁止するように構成してもよい。
【0051】すなわち、信号待ち時等において、車両の
進行方向に障害物が存在している状態で、運転者が所定
時間に亘りシフトレバーをニュートラルレンジ位置に保
持した状態から、走行レンジ位置に切り換える操作を行
ったことが確認された場合には、上記ブレーキペダル検
出手段3及びアクセルペダル検出手段10の検出信号に
応じて運転者がブレーキペダルのみを踏み込んだ状態に
あるか否かを判定し、ブレーキペダルのみを踏み込んだ
状態にあることが確認された場合には、運転者が上記障
害物の存在を認識した状態、あるいは直ぐに発進させる
ことを意図していない状態にあると考えられるため、上
記障害物報知手段による報知を禁止することにより、こ
の障害物報知手段に不要な情報が表示されるのを防止す
ることができる。
【0052】そして、上記ブレーキペダル検出手段3及
びアクセルペダル検出手段10の検出信号に応じてブレ
ーキペダルを踏み込んでいないことが確認された場合ま
たはアクセルペダルとブレーキペダルの両方が踏み込ま
れていることが確認され、運転者が障害物の存在を認識
していない状態、もしくは驚いてペダル操作した状態に
あると考えらるため、上記障害物報知手段による報知を
行うことにより、車両の急発進を効果的に防止すること
ができる。
【0053】上記実施形態では、インストールメントパ
ネル8の上部中央等に位置するメータユニット9内の運
転者側に配設された上記情報表示部5によって障害物報
知手段を構成し、この情報表示部5の画面上に、進行方
向に障害物が存在することを示す情報を表示するように
構成したため、この表示に基づいて車両の進行方向に障
害物が存在することを運転者に適正に認識させることが
できる。
【0054】なお、上記メータユニット9内に配設され
たCRTディスプレイ等からなる情報表示部5に代え、
他の位置に配設された情報表示部によって上記障害物報
知手段を構成し、あるいは車両の進行方向に障害物が存
在すること警告音等により報知する音声出力部により、
上記障害物報知手段を構成してもよい。
【0055】また、図4に示すように、エンジン出力を
規制するエンジン出力規制手段11と、エレキスロット
ル等からなるスロットルアクチュエータ12とを設け、
上記報知制御手段4から情報表示部5等の障害物報知手
段に報知信号が出力された後に、上記アクセルペダル検
出手段10によってアクセルペダルが操作されたことが
確認された場合に、アクセルペダルの踏込量に対してス
ロットルバルブの開度を低減させる方向に制御する制御
信号を上記エンジン出力規制手段11からスロットルア
クチュエータ12に出力することにより、エンジン出力
を規制するように構成してもよい。
【0056】そして、信号待ち時等において、車両の進
行方向に障害物が存在している状態で、運転者が所定時
間に亘りシフトレバーをニュートラルレンジ位置に保持
した状態から、走行レンジ位置に切り換えた後に、アク
セルペダルを踏み込んだことが確認された場合に、上記
エンジン出力規制手段11によりエンジン出力を規制し
て車両の急発進を抑制するとともに、このエンジン出力
の規制時に、上記障害物の報知とは異なる態様の情報、
例えば「エンジン出力規制中」等の情報を上記情報表示
部5に表示させるように構成してもよい。
【0057】上記車両の警報装置において実行される制
御動作を、図5に示すフローチャートに基づいて説明す
る。上記制御動作がスタートすると、まず上記各検出手
段1〜3の検出データを入力した後(ステップS2
1)、上記変速レンジ検出手段2の検出信号に応じて自
動変速機が走行レンジであるか否かを判定する(ステッ
プS22)。このステップS22でNOと判定された場
合には、自動変速機の変速レンジがニュートラル(N)
レンジあるか否かを判定し(ステップS23)、YES
と判定された場合には、前回の制御時においてもニュー
トラル(N)レンジであったか否かを判定する(ステッ
プS24)。
【0058】上記ステップS24でNOと判定されて今
回の制御時に、自動変速機の変速レンジが他のレンジか
らニュートラル(N)レンジに変化したことが確認され
た場合には、シフトレバーがニュートラル(N)レンジ
位置に保持された時間を計測するNレンジタイマーのカ
ウントを開始する(ステップS25)。
【0059】一方、上記ステップS24でYESと判定
されて変速レンジがニュートラル(N)レンジに保持さ
れた状態にあることが確認された場合には、上記Nレン
ジタイマーのカウント値をインクリメントする(ステッ
プS26)。なお、上記ステップS23でNOと判定さ
れて自動変速機の変速レンジがニュートラル(N)レン
ジでないことが確認された場合には、上記Nレンジタイ
マーのカウント値をリセットする(ステップS27)。
【0060】また、上記ステップS22でYESと判定
されて自動変速機がドライブ(D)又はリバース(R)
等の走行レンジに設定されていることが確認された場合
には、上記障害物検出手段1の検出信号に応じて車両の
進行方向に障害物が存在するか否かを判定し(ステップ
S28)、NOと判定された場合には、上記ステップS
27に移行してNレンジタイマーのカウント値をリセッ
トする。
【0061】また、上記ステップS28でYESと判定
されて車両の進行方向に障害物が存在することが確認さ
れた場合には、上記アクセルペダル検出手段10の検出
信号に応じてアクセルペダルが非操作状態、つまりアク
セルOFFの状態にあるか否かを判定する(ステップS
29)。
【0062】上記ステップS29でYESと判定されて
アクセルOFFの状態にあることが確認された場合に
は、上記シフトレバーによって所定のレンジ切り換えが
行われたか否か、つまりシフトレバーが所定時間以上に
亘りニュートラルレンジ位置に保持された状態から走行
レンジ位置に切り換えられた否かを、上記変速レンジ検
出手段2の検出信号及び上記Nレンジタイマーのカウン
ト値に応じて判定し(ステップS30)、NOと判定さ
れた場合には上記ステップS27に移行して上記Nレン
ジタイマーのカウント値をリセットする。
【0063】上記ステップS30でYESと判定されて
シフトレバーの上記切換操作が行われたことが確認され
た場合には、下記障害物情報の表示状態にあることを示
す表示フラグFを1にセットした後(ステップS3
1)、上記情報表示部5に報知信号を出力して車両の進
行方向に障害物が存在する旨の第1障害物情報を表示す
る(ステップS32)。
【0064】また、上記ステップS29でNOと判定さ
れてアクセルペダルが操作された状態にあることが確認
された場合には、上記表示フラグFが1にセットされて
いるか否かを判定する(ステップS33)。このステッ
プS33でNOと判定され、上記表示フラグFが0にリ
セットされていること、つまり上記第1障害物情報の表
示状態にないことが確認された場合には、上記ステップ
S27に移行してNレンジタイマーのカウント値をリセ
ットする。
【0065】上記ステップS33でYESと判定されて
上記表示フラグFが1にセットされていることが確認さ
れた場合には、上記エンジン出力規制手段11によりエ
ンジン出力を規制する(ステップS34)。例えば、通
常時には、図6の実線に示すように、アクセルペダルの
踏込量AOと比例関係にあるスロットルバルブの開度T
VOを、エンジン出力の規制時には、図6の破線で示す
ように、アクセルペダルの踏込量AOが基準値AO1以
上になった場合に、上記スロットルバルブの開度TVO
が一定値TVO1に保持されるように補正することによ
り、エンジン出力が一定値以上に上昇しないように制御
する。なお、上記構成に代え、エンジン出力規制手段1
1によって燃料の噴射タイミングをリタードさせ、ある
いは燃料噴射量を制御する等により、エンジン出力を規
制するように構成してもよい。
【0066】次いで、車両の走行方向に障害物が存在す
る状態で、上記エンジン出力が規制された状態にあるこ
とを示す旨の第2障害物情報の表示を行った後(ステッ
プS35)、上記変速レンジ検出手段2によって検出さ
れた自動変速機の変速レンジを上記変速レンジ表示部7
において表示させる制御を実行する(ステップS3
6)。その後、変速レンジ検出手段2の検出信号に応じ
て自動変速機の変速レンジが後進レンジ(R)であるか
否かを判定し(ステップS37)、YESと判定された
場合には、上記音声出力部6に作動指令信号を出力して
車両が後進状態にあることを報知する警告音を発生させ
る(ステップS38)。
【0067】上記のように報知制御手段4から情報表示
部5等の障害物報知手段に報知信号が出力された後に、
上記アクセルペダル検出手段10によってアクセルペダ
ルが操作されたことが確認された場合に、エンジン出力
規制手段11によりエンジン出力を規制するように構成
した場合には、信号待ち時等において、車両の進行方向
に障害物が存在している状態で、運転者が所定時間に亘
りシフトレバーをニュートラルレンジ位置に保持した状
態から、走行レンジ位置に切り換えた後に、アクセルペ
ダルを踏み込んだことが確認された場合には、上記エン
ジン出力規制手段11によってエンジン出力を規制する
ことにより、車両の急発進を抑制することができる。
【0068】一方、上記のようなシフトレバーの切換操
作、つまり所定時間に亘りニュートラルレンジ位置に保
持した状態から走行レンジ位置への切換操作が行われた
場合以外は、上記エンジン出力の規制は行われないた
め、運転者の意図に対応した加速を実行することができ
る。
【0069】また、上記実施形態に示すように、エンジ
ン出力規制手段11の作動時に、上記障害物の報知とは
異なる態様でエンジン出力が規制状態にあることを報知
するように構成した場合には、アクセルペダルを踏み込
んでもエンジン出力が上昇しない状態にあるということ
を、上記報知に基づいて運転者に効果的に認識させるこ
とができる。したがって、運転者が意図した加速が実現
できないことに起因して運転者が違和感を受けたり、さ
らにアクセルペダルを踏み込んだりする等の弊害を防止
することができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、車両の
進行方向に障害物が存在することを検出する障害物検出
手段と、自動変速機の変速レンジを検出する変速レンジ
検出手段と、上記障害物検出手段によって障害物が存在
することが検出され、かつ上記変速レンジ検出手段の検
出信号に応じてシフトレバーが所定時間以上に亘りニュ
ートラルレンジ位置に保持された状態から走行レンジ位
置に切り換えられたことが確認された場合に、報知信号
を出力する報知制御手段と、この報知制御手段から出力
される報知信号に応じて上記障害物が存在することを報
知する障害物報知手段とを設けたため、信号待ち時等に
おいて、車両の進行方向に障害物が存在している状態
で、運転者が所定時間に亘りシフトレバーをニュートラ
ルレンジ位置に保持した状態から、走行レンジ位置に切
り換える操作を行った場合に、上記障害物が存在するに
も拘らず、車両を急発進させてしまうという誤操作の発
生を効果的に防止できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の警報装置の実施形態を示す
ブロック図である。
【図2】情報表示部の設置例を示す説明図である。
【図3】上記警報装置の制御動作を示すフローチャート
である。
【図4】本発明に係る車両の警報装置の別の実施形態を
示すブロック図である。
【図5】上記警報装置の制御動作を示すフローチャート
である。
【図6】アクセルペダルの踏込量とスロットルバルブの
開度との対応関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 障害物検出手段 2 変速レンジ検出手段 3 ブレーキペダル検出手段 4 報知制御手段 5 情報表示部(障害物報知手段) 6 音声出力部(後進報知手段) 7 変速レンジ表示部(変速レンジ報知手段) 10 アクセルペダル検出手段 11 エンジン出力規制手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 621D 624C 624D 626C Fターム(参考) 3J052 AA08 CB01 EA04 GC04 GC13 GC32 GC64 GC72 GD04 5H180 AA01 CC02 CC04 CC11 LL01 LL02 LL07 LL08 LL09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の進行方向に障害物が存在すること
    を検出する障害物検出手段と、自動変速機の変速レンジ
    を検出する変速レンジ検出手段と、上記障害物検出手段
    によって障害物が存在することが検出され、かつ上記変
    速レンジ検出手段の検出信号に応じてシフトレバーが所
    定時間以上に亘りニュートラルレンジ位置に保持された
    状態から走行レンジ位置に切り換えられたことが確認さ
    れた場合に、報知信号を出力する報知制御手段と、この
    報知制御手段から出力される報知信号に応じて上記障害
    物が存在することを報知する障害物報知手段とを備えた
    ことを特徴とする車両の警報装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両の警報装置におい
    て、変速レンジ検出手段の検出信号に応じて自動変速機
    の変速レンジを、上記障害物報知手段とは異なる態様で
    報知する変速レンジ報知手段を備えたことを特徴とする
    車両の警報装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の車両の警報装置に
    おいて、シフトレバーが後進レンジ位置に操作されたこ
    とが変速レンジ検出手段によって検出された場合に、自
    動変速機が後進レンジであることを、上記障害物報知手
    段とは異なる態様で報知する後進報知手段を備えたこと
    を特徴とする車両の警報装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載の車両の警
    報装置において、ブレーキペダルの操作状態を検出する
    ブレーキペダル検出手段を備え、このブレーキペダル検
    出手段によってブレーキペダルが操作状態にあることが
    検出された場合には、上記障害物報知手段による報知を
    禁止するように構成したことを特徴とする車両の警報装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3の何れかに記載の車両の警
    報装置において、ブレーキペダルの操作状態を検出する
    ブレーキペダル検出手段と、アクセルペダルの操作状態
    を検出するアクセルペダル検出手段とを備え、上記ブレ
    ーキペダル検出手段及びアクセルペダル検出手段の検出
    信号に応じてブレーキペダルが操作状態にあり、かつア
    クセルペダルが非操作状態にあることが確認された場合
    にのみ、上記障害物報知手段による報知を禁止するよう
    に構成したことを特徴とする車両の警報装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかに記載の車両の警
    報装置において、上記障害物報知手段が、車両の進行方
    向に障害物が存在することを示す情報を画面上に表示す
    る情報表示部によって構成されたことを特徴とする車両
    の警報装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5の何れかに記載の車両の警
    報装置において、アクセルペダルの操作状態を検出する
    アクセルペダル検出手段と、上記報知制御手段から障害
    物報知手段に報知信号が出力された後に、上記アクセル
    ペダル検出手段の検出信号に応じてアクセルペダルが操
    作されたことが確認された場合に、エンジン出力を規制
    するエンジン出力規制手段とを備えたことを特徴とする
    車両の警報装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の車両の警報装置におい
    て、上記エンジン出力規制手段によるエンジン出力の規
    制時に、上記障害物報知手段による報知とは異なる態様
    でエンジン出力が規制状態にあることを報知するように
    構成したことを特徴とする車両の警報装置。
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