JP2002127855A - 車両の発進警報及び発進抑止・抑制装置 - Google Patents

車両の発進警報及び発進抑止・抑制装置

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JP2002127855A JP2000329471A JP2000329471A JP2002127855A JP 2002127855 A JP2002127855 A JP 2002127855A JP 2000329471 A JP2000329471 A JP 2000329471A JP 2000329471 A JP2000329471 A JP 2000329471A JP 2002127855 A JP2002127855 A JP 2002127855A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者の発進意図に応じて、車両の発進前か
ら警報や発進仰止といった車両制御を行うことができる
車両の発進警報及び発進抑止・抑制装置を提供するこ
と。 【解決手段】 車両の走行状態を検知する走行状態検出
手段0と、障害物などの位置を検知する位置検出手段1
と、運転者の発進意図及び車両の発進方向を予測する発
進意図検出手段4と、障害物などと接触する可能性のレ
ベルを判断する接触可能性レベル判断手段8と、発進時
に障害物などの存在を知らせる、あるいは発進注意を促
す、またはブレーキ操作を要求する情報提供手段9と、
運転者の発進意図に反した車両の発進を抑止・抑制する
動作拒否手段と14、制御の選択を判断する制御選択判
断手段とから構成されることとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】従来の技術としては、例えば特開平7−
234980号公報の「車両に搭載される自動警告装
置」のようにギヤ操作と方向指示器で車両操作を検知
し、車両周囲の歩行者に対して発進警告を行う装置で、
発進方向の障害物センサが検知しない場合は、警報作動
を止める装置が開示されている。また、特開平7−19
8737号公報の「車両用周囲情報表示装置」のよう
に、車両の走行状態検出手段によって進行方向ならびに
進行速度を、画像検出手段から車両周囲の動体を検出
し、車両の速度ベクトルと動体の関係から、衝突可能性
レベルを判定し、運転者に警報、車両を制動させる装置
が開示されている。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】前者の発明は、車両発
進時に車両周囲の歩行者に警告を出す構成であるため
に、歩行者が警告に気づかずに車両が発進した場合に
は、歩行者と車両が接触する可能性がある。また、発進
方向検出手段がギヤ操作と方向指示器による構成となっ
ているため、運転者がブレーキ操作を行い、発進仰止が
作動している状態でも、発進方向に人が検知されれば警
報動作は止まらないという煩わしさの問題点があった。
後者の発明は、画像入力手段により得られた画像を表示
して目で確認し、さらに車両が移動している場合におい
ても、歩行者等の動きを認識し、緊急時に車両の制動制
御を行う構成となっているため、車両周囲の歩行者との
接触可能性を目視で認知・判断しなければならない煩わ
しさと、接触可能性がより高い車両が動いている状態で
しか自動的に制動制御できないといった問題点があっ
た。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明の請求項1記載の車両の発進警報及び発進抑
止・抑制装置においては、車両の走行状態を検知する走
行状態検出手段と、車両周囲の歩行者や障害物の位置を
検知する位置検出手段と、運転者の発進意図及び車両の
発進方向を予測する発進意図検出手段と、車両が発進し
た場合の歩行者や障害物と接触する可能性のレベルを判
断する接触可能性レベル判断手段と、発進時に車両周囲
の歩行者や障害物の存在を知らせる、あるいは発進注意
を促す、またはブレーキ操作を要求する情報提供手段
と、運転者の発進意図に反した車両の発進を抑止・抑制
する動作拒否手段と、前記情報提供手段と動作拒否手段
との制御の選択を判断する制御選択判断手段とから構成
されることを特徴とする。
【0004】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
車両の発進警報及び発進抑止・抑制装置において、情報
提供手段と動作拒否手段の制御に、運転者の判断・操作
によって任意に解除可能な解除手段を付加したことを特
徴とする。請求項3記載の発明では、請求項1記載の車
両の発進警報及び発進抑止・抑制装置において、発進意
図検出手段は、ATシフト操作位置検出手段と、足ブレ
ーキ操作検出手段と、パーキングブレーキ操作検出手段
のうち少なくとも一つから構成されることを特徴とす
る。
【0005】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
車両の発進警報及び発進抑止・抑制装置において、情報
提供手段と動作拒否手段との選択の判断は、接触可能性
レベル判断手段によって位置検出手段と発進意図検出手
段の検出結果から判断された、接触する可能性のレベル
に応じて行われることを特徴とする。請求項5記載の発
明では、請求項4記載の車両の発進警報及び発進抑止・
抑制装置において、制御選択判断手段は、位置検出手段
から得られる歩行者や障害物の有無及び存在方向と、発
進意図検出手段から得られる車両の発進方向と運転者の
発進意図との関係から、情報提供手段と動作拒否手段の
選択組み合わせを決定することを特徴とする。
【0006】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
車両の発進警報及び発進抑止・抑制装置において、制御
選択判断手段は、車両の前後両側に歩行者や障害物が存
在する場合、車両が発進した場合の車両前後における歩
行者や障害物との接触の可能性が高い方向を優先して選
択の判断をすることを特徴とする。請求項7記載の発明
では、請求項5記載の車両の発進警報及び発進抑止・抑
制装置において、制御選択判断手段は、接触する可能性
のレベルが高い場合、情報提供手段と動作拒否手段の両
方を選択する車両制御を行い、接触する可能性のレベル
が低い場合には、前記情報提供手段と動作拒否手段との
いずれか一方を選択して車両制御を行うことを特徴とす
る。
【0007】請求項8記載の発明では、請求項1記載の
車両の発進警報及び発進抑止・抑制装置において、動作
拒否手段は、ブレーキアクチュエータ、スロットルアク
チュエータ、もしくはATシフトロック手段のうち少な
くとも一つであることを特徴とする。
【0008】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明によれば、運転
者の発進意図及び車両の発進方向を予測する発進意図検
出手段と、車両が発進した場合の歩行者や障害物と接触
する可能性のレベルを判断する接触可能性レベル判断手
段を設けた構成なので、運転者の発進意図に応じて、車
両の発進前から警報や発進仰止といった車両制御を提供
することができる。また、請求項2の発明によれば、情
報提供手段と動作拒否手段の解除を行う解除手段を設け
た構成なので、運転者の判断・操作によって自動的な警
報や発進仰止の選択を任意に解除することができる。例
えば、繁華街のような車両周囲に常に不特定多数の歩行
者や障害物が存在する場合、従来の技術であれば、危急
を判断した場合に警報や発進仰止が作動し続ける状態と
なり得る場面でも、運転者が容易に発進できるという判
断によって任意に解除することができる。
【0009】また、請求項3の発明によれば、発進意図
検出手段を、ATシフト操作位置検出手段と、足ブレー
キ操作検出手段と、パーキングブレーキ操作検出手段の
うち少なくとも一つから構成したので、運転者の動作情
報によって、車両の発進・停止意図を事前に予測するこ
とができる。また、請求項4の発明によれば、位置検出
手段と発進意図検出手段による検出結果から、接触可能
性レベル判断手段が車両が発進した場合の歩行者や障害
物との接触の可能性レベルを判断し、そのレベルに応じ
て情報提供手段と動作拒否手段の選択を判断する構成と
したので、車両の発進方向と運転者の発進意図に応じた
情報提供手段と動作拒否手段の選択、例えば発進意図が
なく発進方向に歩行者や障害物が存在する場合は、接触
可能性が低いと判断し、車両制御を実行しないとことも
できる。
【0010】また、請求項5の発明によれば、位置検出
手段から得られる歩行者や障害物の有無及び存在方向
と、発進意図検出手段から得られる車両の発進方向と運
転者の発進意図の関係から、情報提供手段と動作拒否手
段の選択組み合わせを決定する構成なので、車両が発進
した場合の歩行者や障害物との接触の可能性レベルを判
断できる。例えば、歩行者が前方に存在し、駆動系が前
進方向で連結し、運転者の発進仰止が作動しない場合
は、歩行者の存在方向に発進してしまう状態なので、接
触の可能性が高いと判断し、駆動系が前進方向に連結
し、運転者の発進仰止操作が作動する場合は、前進の意
図があり接触可能性はやや高いと判断し、駆動系が連結
していない場合は、発進意図がないので接触可能性は低
いと判断できる。
【0011】また、請求項6の発明によれば、制御選択
判断手段は、車両の前後両側に歩行者や障害物が存在す
る場合、車両が発進した場合の車両前後における歩行者
や障害物との接触の可能性の高い方向を優先して選択を
判断する構成なので、車両周辺のどちらの方向に歩行者
や障害物が存在しても、安全な方向に車両制御を選択す
ることができる。また、請求項7の発明によれば、制御
選択判断手段は、接触可能性が高い場合、情報提供手段
と動作拒否手段を両方選択する制御を行い、接触可能性
が低い場合は、選択手段をいずれか一方とする構成なの
で、接触可能性が高い場合は、接触可能性を軽減回避す
る手段を複数持つことで信頼性を高めることができる一
方、接触可能性の低い場合は、軽減回避する手段の煩わ
しさを軽減することができる。
【0012】また、請求項8によれば、動作拒否手段
を、ブレーキアクチュエータ、スロットルアクチュエー
タのうち少なくとも一つを用いた構成としたので、接触
可能性が高い緊急性を要する場合でも、車両の発進前に
素早く制動することができる。また、動作拒否手段をA
Tシフトロック手段を用いた構成も加えたため、ブレー
キアクチュエータ、スロットルアクチュエータを持たな
い車両装置においても同様な対応ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両の発進警報及
び発進抑止・抑制装置の実施の形態を表及び図面に基づ
いて詳細に説明する。 <実施の形態1>図1に本実施の形態の車両の発進警報
及び発進抑止・抑制装置の構成図を示す。図において、
0は、例えば車速センサのように車両の停止あるいは発
進状態を検出するための走行状態検出手段、1は図2及
び図3に示すように、例えば赤外線カメラや超音波セン
サ、レーザレーダのように車両2の死角や周囲に存在す
る歩行者や障害物3の位置を検出するための位置検出手
段で、車両2の前後に取り付けられている。
【0014】4は、車両の運転者が、車両を発進させよ
うとしているのか、停止させようとしているのかといっ
た運転者の発進の意図を検出するための発進意図検出手
段で、ATシフト操作位置検出手段5、足ブレーキ操作
検出手段6、パーキングブレーキ操作検出手段7から構
成される。8は、前記走行状態検出手段0、位置検出手
段1、発進意図検出手段4の検出情報から車両周囲の歩
行者もしくは障害物と車両が接触する可能性のレベルを
判断する接触可能性レベル判断手段である。
【0015】9は、運転者に接触可能性レベルを認知・
判断・操作させるための情報提供手段で、例えばHUD
表示や警告灯のような視覚で警報を認知させる表示警報
手段10、歩行者や障害物が車両周囲のどこに存在する
かを表示する周囲障害物表示手段11、例えばブザー音
のような聴覚で警報を認知させる音声警報手段12、表
示や音声による警報が何を要求しているのか、あるい何
をしなければならないのかを示す音声指示手段13から
構成される。
【0016】14は、接触可能性が高い緊急性を要する
場合に車両の発進を仰止・仰制するための車両の発進の
動作拒否手段で、ブレーキアクチュエータ15、スロッ
トルアクチュエータ16から構成され、自動的に制動制
御することができる。17は接触可能性レベル判断手段
8による接触可能性レベルの判断結果から、情報提供手
段9と動作拒否手段14の選択方法を判断する制御選択
判断手段である。なお、18は、前記情報提供手段9や
動作拒否手段14の解除を行うスイッチなどの解除手段
である。
【0017】次に、接触可能性レベル判断手段8の接触
可能性レベルの判断方法を以下に示す表1にしたがって
説明する。
【表1】 表1において、条件A〜Dは、位置検出手段1によって
得られる車両周囲の歩行者や障害物の存在方向を示す。
条件Aは前方周囲に検出、条件Bは後方周囲に検出、条
件Cは前後周囲に検出、条件Dはどちらにも検出されな
い状態を示す。条件1〜5は発進意図検出手段4、具体
的には前記各手段5〜7によって検出される車両の発進
状況を示す。
【0018】条件1は、ATシフト操作位置検出手段5
のATシフト位置がDレンジであり、足ブレーキ操作検
出手段6及びパーキングブレーキ操作検出手段7のいず
れも検出されない。すなわち足ブレーキもパーキングブ
レーキも操作されていない発進仰止意図のない状態であ
るので、前方発進意図のある前方に発進開始状態であ
る。条件2は、ATシフト操作位置検出手段5のATシ
フト位置がRレンジであり、足ブレーキ操作検出手段6
及びパーキングブレーキ操作検出手段7のいずれも検出
されない。すなわち足ブレーキもパーキングブレーキも
操作されていない発進仰止意図のない状態であるので、
後方発進意図のある後方に発進開始状態である。
【0019】条件3は、ATシフト操作位置検出手段5
のATシフト位置がDレンジであり、足ブレーキ操作検
出手段6及びパーキングブレーキ操作検出手段7のいず
れかが検出される。すなわち足ブレーキもしくはパーキ
ングブレーキが操作され、発進仰止意図のある状態であ
るが、ブレーキの解除操作によって前方発進が可能な、
前方発進意図のある前方発進待機状態である。条件4
は、ATシフト操作位置検出手段5のATシフト位置が
Rレンジであり、足ブレーキ操作検出手段6及びパーキ
ングブレーキ操作検出手段7のいずれかが検出される。
すなわち足ブレーキもしくはパーキングブレーキが操作
され、発進仰止意図のある状態であるが、ブレーキの解
除操作によって後方発進が可能な、後方発進意図のある
前方発進待機状態である。
【0020】条件5は、ATシフト操作位置検出手段5
のATシフト位置はPレンジもしくはNレンジであるた
め、足ブレーキ操作検出手段6及びパーキングブレーキ
操作検出手段7の検出結果に関わらず、発進意図のない
状態である。車両と歩行者や障害物との接触可能性レベ
ルは、接触可能性が非常に高いレベルを3、接触可能性
がやや高いレベルを2、接触可能性が低いレベルを1、
接触可能性のないレベルを0の4段階に分けている。表
1による接触可能性レベルの判断は、条件A〜Dと条件
1〜条件5の組み合わせによって決まる。
【0021】例えば、条件Aにおいて、条件1の車両操
作状態の場合、車両の前方に歩行者や障害物が存在し、
前方への発進開始状態であるため、発進仰止をしない限
り接触可能性が非常に高いレベル3と判断する。条件2
の場合、後方への発進開始状態のため、前方周囲の歩行
者や障害物との接触可能性は低いレベル1と判断する。
条件3の場合、前方への発進意図はあるが、発進仰止操
作が作動しているので、接触可能性はやや高いものの、
条件1に対しては接触可能性が低くなるレベル2と判断
する。
【0022】条件4の場合、条件2と同様に後方発進の
意図はあるものの、歩行者や障害物は前方に存在するの
で接触可能性は低いレベル1と判断する。条件5は、P
レンジもしくはNレンジで駆動系には連結していないた
め、どちらにも発進意図はないと判断し、歩行者や障害
物は前方に存在するので接触可能性は低いレベル1と判
断する。条件Bにおいても前述と同様な考え方で判断す
る。条件Cにおいては、前方にも後方にも歩行者や障害
物は存在するので、条件Aと条件Bでの接触可能性の高
い条件を優先的に選択することによって安全な方向に判
断することができる。条件Dにおいては、車両周囲に歩
行者や障害物が存在しないので、車両はどちらの方向に
も安全に発進することが可能であり接触可能性はないと
判断する。
【0023】次に制御選択判断手段6の車両制御の選択
方法を説明する。接触可能性レベル判断手段8による表
1の接触可能性レベルの判断に応じて、以下のように情
報提供手段9と動作拒否手段14の選択を行う。まず、
情報提供手段9は、情報提供レベルに応じて、警報、注
意、報知の3つのモードを設定する。警報モードは運転
者にブレーキを要求する情報提供のレベルで、前記各手
段10〜13を全て選択する。
【0024】注意モードは運転者に発進注意喚起を促す
情報提供レベルで、前記各手段11〜13を選択する。
報知モードは、接触可能性が少ない場合、運転者に周囲
障害物の存在を知らせる程度の情報提供レベルで、前記
各手段11,12を選択する。例えば周囲障害物表示手
段11は、情報提供モードによって指示音声が異なり、
警報モードの場合は「車両の陰に人がいます。ブレーキ
を踏んで下さい。」、注意モードの場合は「車両の陰に
人がいます。発進に注意して下さい。」といった指示音
声の選択も図れる。
【0025】次に接触可能性レベルに応じた選択方法で
あるが、接触可能性レベルが3の場合は、情報提供手段
9における警報モードと動作拒否手段14、すなわちブ
レーキアクチュエータ15とスロットルアクチュエータ
16を選択・作動させる。接触可能性レベルが2の場合
は、情報提供手段9における注意モードを選択・作動さ
せる。接触可能性レベルが1の場合は、情報提供手段9
における報知モードを選択・作動させる。接触可能性レ
ベルが0の場合は、情報提供手段9も動作拒否手段14
も選択しない。
【0026】次に図4の制御フローチャートにしたがっ
て本実施の形態の車両の発進警報及び発進抑止・抑制装
置の作動を説明する。まず、通常の走行を行っている車
両は、ステップ1(S1)において、走行状態検出手段
0によって車速がゼロで、発進意図検出手段4によって
Pレンジ、パーキングブレーキ操作が作動している場合
に、停止状態に入ったと判断し、ステップ2で位置検出
手段1によって車両周囲の歩行者や障害物の検出を開始
する。この条件を満たさない場合は、走行中と判断して
ステップ1に戻り、走行状態の検出を継続する。
【0027】ステップ2では、例えば赤外線画像による
検出手段であれば、ステップ2で車両周囲の初期画像を
取り込み、その後逐次取り込んだ画像との差分を処理し
ながら、熱源が発生した、すなわち歩行者が存在したか
どうかを演算処理し判断する。次にステップ3で前記表
1の接触可能性レベルの判定を行う。次にステップ4に
おいて、歩行者や障害物が検出されない場合、すなわち
接触可能性レベルが0の場合は、ステップ5に進み、車
速が検出されない場合は停止を継続と判断し、再びステ
ップ3に戻る。一方、車速が検出された場合にはステッ
プ6にて情報提供手段9をリセットして再びステップ1
に戻る。
【0028】ステップ4で歩行者や障害物が検出された
場合は、ステップ7に進み、接触可能性レベル判断手段
8による接触可能性判断を開始する。ステップ7で接触
可能性レベルが1の場合は、ステップ8に進み、情報提
供手段9の報知モードを選択する。すなわち、周囲障害
物表示手段11と音声警報手段12とを選択し、周囲障
害物の存在情報を提供する。その後、ステップ5に戻
り、車速が検出されれば、発進を開始したと判断し、ス
テップ6で情報提供手段9をリセットし、再びステップ
1に戻る。
【0029】これら一連の動作ステップは、例えば、歩
行者が前方に検出され、Rレンジに入れて後方に発進し
ようとした場合、接触可能性レベルは1なので、報知モ
ードで歩行者が車両周囲(前方)に存在することのみ情
報提供して、車両はそのまま後方に発進できる。
【0030】ステップ7で接触可能性レベルが1でない
場合は、ステップ9に進み、接触可能性レベルが3であ
る場合、ステップ10に進む。そうでない場合、接触可
能性レベルは2と判断し、ステップ11に進む。ステッ
プ11では、情報提供手段9の注意モード、すなわち前
記各手段11,12,13を選択し、再びステップ3に
戻る。
【0031】ステップ10では情報提供手段9の警報モ
ードと動作拒否手段14を選択、ブレーキアクチュエー
タ15を作動させ、スロットルアクチュエータ16を解
除し、発進仰止動作を行う。ステップ12で解除スイッ
チなどによって解除操作を行えば、ステップ13に進
み、情報提供手段9と動作拒否手段14とを解除リセッ
トし、ステップ5に戻り、車速が検出されればそのまま
発進し、車速が検出されなければ、停止を継続と判断
し、再びステップ3に戻る。
【0032】ステップ12で解除操作がなければ、ステ
ップ14に進み、足ブレーキもしくはパーキングブレー
キ操作のいずれか発進仰止操作が検出されれば、接触可
能性レベルは3から2に移行するので、ステップ15で
情報提供手段9と動作拒否手段14を解除リセットし、
接触可能性レベル2の動作ステップ11に進む。ステッ
プ14で発進仰止操作がなければ、ステップ10に戻
り、情報提供手段9と動作拒否手段14の動作は継続す
る。ここで解除操作は、例えば解除スイッチを設けても
よい。
【0033】これら一連の動作ステップは、例えば、歩
行者が前方に検出され、運転者がDレンジに連結し、ブ
レーキ操作が作動していない場合は、接触可能性レベル
は3と判断され、警報モードならびに自動的に制動制御
が作動して車両は発進することができない。解除スイッ
チなどで解除操作が行われれば、前記制動制御はリセッ
トされ、運転者の判断によって発進は可能となる。解除
操作を行わず、足ブレーキもしくはパーキングブレーキ
のいずれかによってブレーキ操作を行えば、接触可能性
レベルは2に移行し、注意モードによる発進注意喚起は
行われるが制動制御は解除される。以上が本実施の形態
における制御フローチャートである。
【0034】<実施の形態2>次に本発明の実施の形態
2を表2及び図5に基づいて詳細に説明する。実施の形
態1において、表1の接触可能性レベル判断手段8の接
触可能性レベルの判断方法で、条件5は、駆動系が連結
されていないPレンジもしくはNレンジの位置で発進意
図が無しと判断した。しかしながら、Nレンジで坂道に
車両が停止している場合、足ブレーキとパーキングブレ
ーキが解除されると、どちらか一方に発進する可能性も
あり、発進方向に歩行者や障害物が存在すれば、車両と
の接触可能性は高くなる。この場合、走行状態検出手段
0に傾斜センサを設けて、発進可能性の方向を検出し、
表1の条件1〜5の定義を以下に示す表2のように変更
することで対応できる。
【表2】
【0035】条件1は、ATシフト操作位置検出手段5
のATシフト位置はDレンジであり、足ブレーキ操作検
出手段6及びパーキングブレーキ操作検出手段7のいず
れも検出されない。すなわち足ブレーキもパーキングブ
レーキも操作されていない発進仰止意図のない状態であ
るため、前方に発進意図のある前方発進開始状態であ
る。もしくは、ATシフト位置はNレンジであり、走行
状態検出手段0の傾斜センサによって前方に傾斜してい
る場合であり、足ブレーキ操作検出手段6及びパーキン
グブレーキ操作検出手段7のいずれも検出されない状態
であるので、前方への発進意図に無関係に前方発進開始
状態である。
【0036】条件2は、ATシフト操作位置検出手段5
のATシフト位置はRレンジであり、足ブレーキ操作検
出手段6及びパーキングブレーキ操作検出手段7のいず
れも検出されない。すなわち足ブレーキもパーキングブ
レーキも操作されていない発進仰止意図のない状態であ
るので、後方に発進意図のある後方発進開始状態であ
る。もしくは、ATシフト位置はNレンジであり、走行
状態検出手段0の傾斜センサによって後方に傾斜してい
る場合であり、足ブレーキ操作検出手段6及びパーキン
グブレーキ操作検出手段7のいずれも検出されない状態
であるので、後方への発進意図に無関係に後方発進開始
状態である。
【0037】条件3は、ATシフト操作位置検出手段5
のATシフト位置はDレンジであり、足ブレーキ操作検
出手段6及びパーキングブレーキ操作検出手段7のいず
れかが検出される。すなわち足ブレーキもしくはパーキ
ングブレーキが操作され、発進仰止意図のある状態であ
るので、ブレーキの解除操作によって前方発進が可能
な、前方発進意図のある前方発進待機状態である。もし
くは、ATシフト位置はNレンジであり、走行状態検出
手段0の傾斜センサによって前方に傾斜している場合で
あり、足ブレーキ操作検出手段6及びパーキングブレー
キ操作検出手段7のいずれかが検出された状態であるの
で、前方発進意図に無関係にブレーキの解除操作によっ
て前方発進が可能な、前方発進待機状態である。
【0038】条件4は、ATシフト操作位置検出手段5
のATシフト位置はRレンジであり、足ブレーキ操作検
出手段6及びパーキングブレーキ操作検出手段7のいず
れかが検出される。すなわち足ブレーキもしくはパーキ
ングブレーキが操作され、発進仰止意図のある状態であ
るので、ブレーキの解除操作によって後方発進が可能
な、後方発進意図のある後方発進待機状態である。もし
くは、ATシフト位置はNレンジであり、走行状態検出
手段0の傾斜センサによって後方に傾斜している場合で
あり、足ブレーキ操作検出手段6及びパーキングブレー
キ操作検出手段7のいずれかが検出された状態であるの
で、後方発進意図に無関係に、ブレーキの解除操作によ
って後方発進が可能な、後方発進待機状態である。
【0039】条件5は、ATシフト操作位置検出手段5
のATシフト位置はPレンジであるため、足ブレーキ操
作検出手段6及びパーキングブレーキ操作検出手段7の
検出結果に関わらず、発進意図のない状態である。
【0040】図5は本実施の形態の制御フローチャート
を示したものである。図5に示すように本実施の形態に
おいては、ステップ1とステップ2の間にステップ16
を設け、ここで車両の傾斜角度を検出する。その他は実
施の形態1と同様に進み、ステップ9のみが相違し、車
両が前方傾斜と検出され、シフト位置がNレンジで、前
方に歩行者もしくは障害物を検出し、足ブレーキ、パー
キングブレーキのいずれも操作していない場合は、接触
可能性レベルは3と判断され、ステップ10に進む。こ
の結果、車両の傾きを考慮した適切な判断を行うことが
できる。
【0041】<実施の形態3>以下、本発明の実施の形
態3を図6,7に基づいて詳細に説明する。実施の形態
2と同様に、実施の形態1における表1の接触可能性レ
ベル判断手段8の接触可能性レベルの判断方法で、条件
5は、Nレンジで坂道に車両が停止している場合、足ブ
レーキとパーキングブレーキとが解除されると、どちら
か一方に発進する可能性もある。そこで本実施の形態で
は、実施の形態2の別の手段として、位置検出手段1で
歩行者や障害物が検出されれば、一旦ブレーキアクチュ
エータ15を作動させて、あらかじめ強制的に発進仰止
をかける。その後、表1の接触可能性レベルの判断か
ら、情報提供手段9と動作拒否手段14の選択を行う。
【0042】動作拒否手段14が選択されない接触可能
性レベル、すなわちレベル2以下と判断されれば、一旦
作動させたブレーキアクチュエータ15は解除されるこ
とになる。動作拒否手段14が選択される接触可能性レ
ベル3と判断されれば、一旦作動させたブレーキアクチ
ュエータ15はそのまま継続されることになる。
【0043】本実施の形態の場合、表1の条件5はAT
シフト操作位置検出手段5のATシフト位置がPレンジ
の状態と定義すると、存在位置に関わらず、歩行者や障
害物が検出されれば、Nレンジの場合はブレーキアクチ
ュエータ15が作動することになり、坂道で発進仰止が
ない場合でも、前後どちらかに発進してしまう問題も解
決される。
【0044】次に図6,7の制御フローチャートにした
がって本実施の形態の車両の発進警報及び発進抑止・抑
制装置の作動を説明する。図6において、ステップ1か
らステップ6までの流れは、実施の形態1と同じであ
る。ステップ4で歩行者や障害物が検出された場合は、
ステップ17に進み、動作拒否手段14を一旦作動させ
る。すなわちブレーキアクチュエータ15を作動させ、
スロットルアクチュエータ16を解除することで発進仰
止動作を行う。その後、ステップ18で接触可能性レベ
ル判断手段8による接触可能性判断を開始する。
【0045】図7において、ステップ18で可能性レベ
ルが3と判断された場合は、ステップ19に進み、図6
のステップ17で開始した動作拒否手段14を解除す
る。すなわち、ブレーキアクチュエータ15を解除し、
スロットルアクチュエータ16を作動させる。次にステ
ップ20に進み、接触可能性レベルが1の場合は、ステ
ップ21に進み、情報提供手段9の報知モードを選択、
すなわち周囲障害物表示手段11,音声警報手段12を
選択、運転者に車両周囲に歩行者もしくは障害物の存在
のみ情報提供する。その後、ステップ5に戻り、車速が
検知されればステップ6で制御はリセットされ、車速が
検出されなければ、まだ停止中と判断し、ステップ3に
戻る。
【0046】ステップ20で接触可能性レベルが1でな
い場合、すなわち2の場合は、ステップ22に進む。ス
テップ22では、情報提供手段9の注意モード、すなわ
ち周囲障害物表示手段11,音声警報手段12,音声指
示手段13を選択し、ステップ3に戻る。ステップ18
で接触可能性レベルが3と判断された場合、ステップ2
3に進み、既に動作拒否手段14は作動中であるので、
情報提供手段9の警報モードのみを選択する。
【0047】ステップ24で解除操作を行えば、ステッ
プ25に進み、情報提供手段9の警報モードとブレーキ
アクチュエータ15を解除し、スロットルアクチュエー
タ16を作動させ、情報提供手段9と動作拒否手段14
をリセットし、ステップ5で車速を検出されれば、その
まま発進できる。ステップ5で車速が検出されなけれ
ば、再びステップ3に戻る。
【0048】ステップ24で解除操作を行わなければ、
ステップ26に進み、足ブレーキもしくはパーキングブ
レーキ操作のいずれか発進仰止操作が検出されれば、接
触可能性レベルは3から2に下がり、ステップ27で情
報提供手段9の警報モードとブレーキアクチュエータ1
5を解除し、スロットルアクチュエータ16を作動さ
せ、制御をリセットさせてステップ20に進み、接触可
能性レベル2なので、ステップ22に進む。ステップ2
6で、発進仰止操作が検出されなければ、ステップ23
に戻り、警報モード及び動作拒否手段の作動を継続す
る。以上のように、本実施の形態によれば発進抑止操作
をより的確に行うことができる。
【0049】<実施の形態4>以下、本発明の実施の形
態4を表3及び図面8〜10に基づいて詳細に説明す
る。なお実施の形態1と同じものには同一の符号を付し
てその説明は省略する。本実施の形態では図8に示すよ
うに、動作拒否手段14の具体的手段として、ATシフ
トロック手段19から構成される。その他の構成は、実
施の形態1と同じである。次に、本実施の形態における
接触可能性レベル判断手段8の接触可能性レベルの判断
方法を以下に示す表3にしたがって説明する。
【表3】
【0050】動作拒否手段として、ブレーキアクチュエ
ータが装着されないブレーキ装置の場合は、制御信号を
オンオフで、自動的に制動制御することができないた
め、駆動系が連結されてしまうと、発進を強制的に仰止
することはできなくなる。したがって、表3の判断方法
のように、ATシフト操作のロック機構によって駆動系
の連結防止による発進仰止を行うか、あるいは連結され
た場合は、ATシフト操作状況と足ブレーキ、パーキン
グブレーキ操作状況から判断して、警報手段による発進
抑止を行う。
【0051】表3において、条件A〜Dは、実施の形態
1〜3と同様に位置検出手段1によって得られる車両周
囲の歩行者や障害物の存在方向を示す。条件Aは前方周
囲に検出、条件Bは後方周囲に検出、条件Cは前後周囲
に検出、条件Dはどちらにも検出されない状態を示す。
条件1〜8は発進意図検出手段4、具体的にはATシフ
ト操作位置検出手段5,足ブレーキ操作検出手段6,パ
ーキングブレーキ操作検出手段7によって検出される発
進意図状況を示す。
【0052】条件1は、ATシフト操作位置検出手段5
のATシフト位置がPレンジであり、足ブレーキ操作検
出手段6及びパーキングブレーキ操作検出手段7のいず
れかが検出される。すなわち足ブレーキもしくはパーキ
ングブレーキが操作されるので、Pレンジ保持で発進意
図のない状態であるか、各R,N,Dレンジへのシフト
変更意図の可能性もある状態である。特にRレンジには
すぐにシフト変更できる位置である。
【0053】条件2は、ATシフト操作位置検出手段5
のATシフト位置はPレンジであり、発進意図のない状
態であるが、足ブレーキ操作検出手段6及びパーキング
ブレーキ操作検出手段7のいずれも検出されない。すな
わち足ブレーキもパーキングブレーキも操作されない発
進抑止意図のない状態であり、Rレンジに一つの操作で
シフト変更できる位置であるのですぐに後方に発進でき
る状態である。
【0054】条件3は、ATシフト操作位置検出手段5
のATシフト位置はRレンジであり、足ブレーキ操作検
出手段6及びパーキングブレーキ操作検出手段7のいず
れかが検出される。すなわち足ブレーキもしくはパーキ
ングブレーキが操作され、発進抑止意図のある状態であ
るが、ブレーキ解除により後方発進意図のある後方発進
待機状態が、各P、N、Dレンジへのシフト変更意図の
可能性もある状態である。
【0055】条件4は、ATシフト操作位置検出手段5
のATシフト位置はRレンジであり、足ブレーキ操作検
出手段6及びパーキングブレーキ操作検出手段7のいず
れも検出されない。すなわち足ブレーキもパーキングブ
レーキも操作されていない発進抑止意図のない状態であ
るので、後方発進意図のある後方発進開始状態である。
【0056】条件5は、ATシフト操作位置検出手段5
のATシフト位置はNレンジであり、足ブレーキ操作検
出手段6及びパーキングブレーキ操作検出手段7のいず
れかが検出される。すなわち足ブレーキもしくはパーキ
ングブレーキが操作され、Nレンジ保持で発進意図のな
い状態であるか、各P,R,Dレンジへのシフト変更意
図の可能性もある状態で、特にRレンジ及びDレンジに
は、一つの操作で、すぐにシフト変更できる位置であ
る。
【0057】条件6は、ATシフト操作位置検出手段5
のATシフト位置はNレンジであり、発進意図のない状
態であるが、足ブレーキ操作検出手段6及びパーキング
ブレーキ操作検出手段7のいずれも検出されない。すな
わち足ブレーキもパーキングブレーキも操作されない発
進抑止意図のない状態であり、DレンジにもRレンジに
も一つの操作でシフト変更できる位置であるので、すぐ
に前方にも後方にも発進できる状態である。
【0058】条件7は、ATシフト操作位置検出手段5
のATシフト位置はDレンジであり、足ブレーキ操作検
出手段6及びパーキングブレーキ操作検出手段7のいず
れかが検出される。すなわち足ブレーキもしくはパーキ
ングブレーキが操作され、発進抑止意図のある状態であ
るが、ブレーキの解除による前方発進可能な、前方発進
意図のある前方発進待機状態か、各P,R,Nレンジへ
のシフト変更意図の可能性もある状態である。
【0059】条件8は、ATシフト操作位置検出手段5
のATシフト位置はDレンジであり、足ブレーキ操作検
出手段6及びパーキングブレーキ操作検出手段7のいず
れも検出されない。すなわち足ブレーキもしくはパーキ
ングブレーキが操作されていない発進抑止意図のない状
態であるので、前方発進意図のある前方発進開始状態で
ある。車両と歩行者や障害物との接触可能性レベルは、
接触可能性が非常に高いレベルを4とし、接触可能性が
ないレベル0まで5段階に分けている。
【0060】次に制御選択判断手段17の車両制御の選
択方法を説明する。接触可能性レベル判断手段8による
表3の接触可能性レベルの判断に応じて、実施の形態1
と同じく情報提供手段9と動作拒否手段14の選択を行
う。情報提供手段9のモード設定は、実施の形態1と同
じである。
【0061】次に、接触可能性レベルに応じた選択方法
であるが、接触可能性レベルが4の場合は、情報提供手
段9における警報モードと動作拒否手段14、すなわち
ATシフトロック手段19を選択・作動させる。具体的
には、通常のAT操作において、Pレンジでブレーキ操
作がないと、電磁ソレノイドを作動させ、Rレンジ以降
のシフト変更ができない手段と同じように、例えば、前
方に歩行者もしくは障害物を検出した場合は、Dレンジ
へのシフト変更を規制し、後方に歩行者もしくは障害物
を検出した場合は、Rレンジへのシフト変更を規制す
る。前後に検出した場合は、どちらへの変更も規制す
る。
【0062】接触可能性レベルが3の場合は、情報提供
手段9における警報モードのみを作動させる。接触可能
性レベルが2の場合は、情報提供手段9における注意モ
ードのみを作動させる。接触可能性レベルが1の場合
は、情報提供手段9における報知モードのみを作動させ
る。接触可能性レベルが0の場合は、情報提供手段9も
動作拒否手段14も選択しない。
【0063】次に表3による接触可能性レベルの判断と
選択方法を説明する。判断及び選択方法は、条件A〜D
と条件1〜8の組み合わせによって決まる。条件1にお
ける条件Aでは、Pレンジから接触可能性が高いDレン
ジへのシフト変更意図の可能性もあるが、Dに至るまで
段階的にシフト変更が必要であり、NやRレンジへの変
更意図の場合も含めて、接触可能性が低い。また、発進
抑止操作も作動しているので、接触可能性は最も低いレ
ベル1と判断する。条件Bでは、発進抑止操作は作動し
ているものの、Pレンジから歩行者や障害物検出方向で
あるRレンジに、一つのシフト操作で変更可能なため、
接触可能性はやや低いレベル2と判断する。
【0064】条件2における条件Aでは、完全な駐車モ
ードで発進意図はないと判断し、接触可能性は最も低い
レベル1とする。条件Bでは、Pレンジから歩行者や障
害物検出方向であるRレンジに、一つのシフト操作で変
更可能で、ブレーキ操作が作動していないために、Rレ
ンジに変更すれば、即歩行者や障害物検出方向に発進可
能な、接触可能性は最も高いレベル4と判断、Rレンジ
への変更を規制する。
【0065】条件3における条件Aでは、Rレンジに連
結されているが、歩行者や障害物検出方向とは逆の発進
意図方向なので、接触可能性は最も低いレベル1と判断
する。条件Bでは、歩行者や障害物検出方向に発進意図
のある状態であり、ブレーキ操作解除によって歩行者や
障害物検出方向に発進可能な、接触可能性のやや高い状
態であるが、既に駆動系に連結しているので、実施の形
態1のように発進抑止を図ることはできない。しかしな
がら、この操作条件に至る直前の条件1、もしくは条件
5で接触可能性レベル2の制御選択を行っているので、
運転者は既に発進方向の歩行者もしくは障害物の存在に
対する注意喚起を与えられており、レベル2で継続と判
断する。
【0066】条件4における条件Aでは、Rレンジに連
結されているが、歩行者や障害物検出方向とは逆の発進
意図方向なので、接触可能性は最も低いレベル1と判断
する。条件Bでは、歩行者や障害物検出方向に発進開始
してしまう接触可能性が高い状態であるが、既にRレン
ジに連結しているので発進抑止機能を作動することはで
きない。しかしながら、この操作に至る直前の条件3
(ブレーキ操作有り)で接触可能性レベル2の制御選択
を行っているので、運転者は既に発進方向の歩行者もし
くは障害物の存在に対する注意喚起を与えられており、
ブレーキ操作がないことを考慮してレベル3と判断す
る。
【0067】条件5における条件Aでは、発進抑止操作
は作動しているものの、Nレンジから歩行者や障害物検
出方向であるDレンジに、一つのシフト操作で変更可能
なため、接触可能性のやや低いレベル2と判断する。同
様に条件5における条件Bでは、発進抑止操作は作動し
ているものの、Nレンジから歩行者や障害物検出方向で
あるRレンジに、一つのシフト操作で変更可能なため、
接触可能性のやや低いレベル2とする。
【0068】条件6における条件Aでは、Nレンジから
歩行者や障害物検出方向であるDレンジに、一つのシフ
ト操作で変更可能で、ブレーキ操作が作動していないた
めに、Dレンジに変更すれば、即歩行者や障害物検出方
向に発進可能な、接触可能性が最も高いレベル4と判
断、Dレンジへの変更を規制する。同様に条件6におけ
る条件Bでは、Nレンジから歩行者や障害物検出方向で
あるRレンジに、一つのシフト操作で変更可能で、ブレ
ーキ操作が作動していないために、Rレンジに変更すれ
ば、即歩行者や障害物検出方向に発進可能な、接触可能
性が最も高いレベル4と判断し、Rレンジへの変更を規
制する。
【0069】条件7における条件Aでは、歩行者や障害
物検出方向に発進意図のある発進待機状態であり、ブレ
ーキ操作解除によって歩行者や障害物検出方向に発進可
能な状態であるが、既にDレンジに連結しているので発
進抑止機能を図ることはできい。しかしながら、この操
作に至る直前の条件5で接触可能性レベル2の制御選択
を行っているので、運転者は既に発進方向の歩行者もし
くは障害物の存在に対する注意喚起を与えられていると
判断し、レベル2を継続する。条件Bでは、Dレンジに
連結されているが歩行者もしくは障害物の検出方向とは
逆の発進意図方向なので、接触可能性は最も低いレベル
1と判断する。
【0070】条件8における条件Aでは、歩行者や障害
物検出方向に発進開始する接触可能性が高い状態である
が、既にDレンジに連結しているので発進抑止機能を図
ることはできない。しかしながら、この操作に至る直前
の条件7(ブレーキ操作有り)で接触可能性レベル2の
制御選択を行っているので、運転者は既に発進方向の歩
行者もしくは障害物の存在に対する注意喚起を与えられ
ており、ブレーキ操作がないことを考慮してレベル3と
判断する。条件Bでは、Dレンジに連結されているが歩
行者もしくは障害物の検出方向とは逆の発進意図方向な
ので、接触可能性は最も低いレベル1と判断する。
【0071】次に図9,10の制御フローチャートにし
たがって本実施の形態の車両の発進警報及び発進抑止・
抑制装置の作動を説明する。図9において、ステップ1
からステップ8までの流れは、実施の形態1と同じであ
る。ステップ7で接触可能性レベルが1でない場合、図
10のステップ28に進み、接触可能性レベルが4の場
合には、ステップ29に進み、動作拒否手段14のAT
シフトロック手段19と情報提供手段9の警報モードを
選択する。
【0072】次にステップ30に進み、運転者の解除操
作があった場合、ステップ31に進み、動作拒否手段1
4と情報提供手段9とは解除リセットされ、ステップ5
に戻り、車速が検出されれば、そのまま発進できる。車
速が検出されなければ、停止を継続すると判断し、再び
ステップ3に戻る。
【0073】これら一連の動作ステップは、例えば、前
方に歩行者もしくは障害物が検出され、Nレンジ状態
で、足ブレーキとパーキングブレーキとがともに解除さ
れたレベル4の場合、電磁ソレノイド等を用いて、Nレ
ンジからDレンジへシフト変更できないようにATシフ
ト操作をロックする。後方には歩行者や障害物は存在し
ないので、Rレンジにはシフト変更可能である。ステッ
プ30で運転者の任意の解除操作、例えば、解除スイッ
チを作動させた場合には、動作拒否手段14と情報提供
手段9とは解除リセットされ、Dレンジに連結でき、運
転者の安全判断によって発進は可能となる。
【0074】次にステップ30で解除操作がない場合、
ステップ32に進み、足ブレーキ操作、もしくはパーキ
ングブレーキ操作のいずれか発進抑止操作が検出されれ
ば、接触可能性レベルは4から2に移行するので、ステ
ップ33に進み、動作拒否手段14と情報提供手段9を
解除リセットし、接触可能性レベル2の制御となるステ
ップ34に進む。ステップ32で発進抑止操作がなけれ
ば、接触可能性レベル4はそのままで、ステップ29に
戻る。
【0075】次にステップ28で、接触可能性レベルが
4でない場合、ステップ35に進み、レベルが3である
かどうかを判断する。レベルが3の場合、ステップ36
に進み、情報提供手段9の警報モードを選択して、ステ
ップ37に進む。足ブレーキ操作、もしくはパーキング
ブレーキ操作のいずれか発進抑止操作が検出されれば、
接触可能性レベルは3から2に移行するので、ステップ
38に進み、情報提供手段9の警報モードを解除し、ス
テップ34に進む。
【0076】ステップ35でレベル2と判断された場合
は、ステップ34に進み、情報提供手段9の注意モード
を選択して再びステップ3に戻る。これら一連の動作ス
テップは、例えば、前方に歩行者もしくは障害物が存在
する場合、Nレンジで発進抑止操作がない場合は、Dレ
ンジへの入力操作規制と警報モードが選択される。さら
に、このままの状態で解除操作を行うと、Dレンジへの
入力規制は解除され、運転者の安全判断によって発進可
能となる。
【0077】解除操作を行わず、足ブレーキ操作もしく
はパーキングブレーキの発進抑止操作があれば、接触可
能性レベルは4から2に移行して、Dレンジへの変更は
可能になるものの、注意モードによる注意喚起は継続さ
れるので、運転者の判断による確実な発進のための認知
支援は継続されることになる。以上のように本実施の形
態によれば、一層極め細かな制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両の発進警報及び抑止・抑制装置の
構成図である。
【図2】車両に設置した位置検出手段を説明する図であ
る。
【図3】車両に設置した位置検出手段を説明する図であ
る。
【図4】実施の形態の制御フローチャート図である。
【図5】実施の形態2の制御フローチャート図である。
【図6】実施の形態3の制御フローチャート図である。
【図7】実施の形態3の制御フローチャート図である。
【図8】実施の形態4の構成図である。
【図9】実施の形態4の制御フローチャート図である。
【図10】実施の形態4の制御フローチャート図であ
る。
【符号の説明】
0 走行状態検出手段 1 位置検出手段 2 車両 3 歩行者や障害物 4 発進意図検出手段 5 ATシフト操作位置検出手段 6 足ブレーキ操作検出手段 7 パーキングブレーキ操作検出手段 8 接触可能性レベル判断手段 9 情報提供手段 10 表示警報手段 11 周囲障害物表示手段 12 音声警報手段 13 音声指示手段 14 動作拒否手段 15 ブレーキアクチュエータ 16 スロットルアクチュエータ 17 制御選択判断手段 18 解除手段 19 ATシフトロック手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 621 B60R 21/00 621L 621M 624 624C 624D 624E 626 626B 626C 626E B60T 7/12 B60T 7/12 C G08G 1/16 G08G 1/16 C (72)発明者 齋藤 誠則 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地日産自 動車株式会社内 Fターム(参考) 3D046 BB18 GG02 GG06 HH02 HH03 HH07 HH20 HH22 5H180 AA01 CC03 CC04 CC11 CC14 LL01 LL02 LL07 LL08 LL09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行状態を検知する走行状態検出
    手段と、 車両周囲の歩行者や障害物の位置を検知する位置検出手
    段と、 運転者の発進意図及び車両の発進方向を予測する発進意
    図検出手段と、 車両が発進した場合の歩行者や障害物と接触する可能性
    のレベルを判断する接触可能性レベル判断手段と、 発進時に車両周囲の歩行者や障害物の存在を知らせる、
    あるいは発進注意を促す、またはブレーキ操作を要求す
    る情報提供手段と、 運転者の発進意図に反した車両の発進を抑止・抑制する
    動作拒否手段と、 前記情報提供手段と動作拒否手段との制御の選択を判断
    する制御選択判断手段とから構成されることを特徴とす
    る車両の発進警報及び発進抑止・抑制装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両の発進警報及び発進
    抑止・抑制装置において、 情報提供手段と動作拒否手段の制御に、運転者の判断・
    操作によって任意に解除可能な解除手段を付加したこと
    を特徴とする車両の発進警報及び発進抑止・抑制装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の車両の発進警報及び発進
    抑止・抑制装置において、 発進意図検出手段は、ATシフト操作位置検出手段と、
    足ブレーキ操作検出手段と、パーキングブレーキ操作検
    出手段のうち少なくとも一つから構成されることを特徴
    とする車両の発進警報及び発進抑止・抑制装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の車両の発進警報及び発進
    抑止・抑制装置において、 情報提供手段と動作拒否手段との選択の判断は、接触可
    能性レベル判断手段によって位置検出手段と発進意図検
    出手段の検出結果から判断された、接触する可能性のレ
    ベルに応じて行われることを特徴とする車両の発進警報
    及び発進抑止・抑制装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の車両の発進警報及び発進
    抑止・抑制装置において、 制御選択判断手段は、位置検出手段から得られる歩行者
    や障害物の有無及び存在方向と、発進意図検出手段から
    得られる車両の発進方向と運転者の発進意図との関係か
    ら、情報提供手段と動作拒否手段の選択組み合わせを決
    定することを特徴とする車両の発進警報及び発進抑止・
    抑制装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の車両の発進警報及び発進
    抑止・抑制装置において、 制御選択判断手段は、車両の前後両側に歩行者や障害物
    が存在する場合、車両が発進した場合の車両前後におけ
    る歩行者や障害物との接触の可能性が高い方向を優先し
    て選択の判断をすることを特徴とする車両の発進警報及
    び発進抑止・抑制装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の車両の発進警報及び発進
    抑止・抑制装置において、 制御選択判断手段は、接触する可能性のレベルが高い場
    合、情報提供手段と動作拒否手段の両方を選択する車両
    制御を行い、接触する可能性のレベルが低い場合には、
    前記情報提供手段と動作拒否手段とのいずれか一方を選
    択して車両制御を行うことを特徴とする車両の発進警報
    及び発進抑止・抑制装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の車両の発進警報及び発進
    抑止・抑制装置において、 動作拒否手段は、ブレーキアクチュエータ、スロットル
    アクチュエータ、もしくはATシフトロック手段のうち
    少なくとも一つであることを特徴とする車両の発進警報
    及び発進抑止・抑制装置。
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