JP3287817B2 - 車両用カメラ装置 - Google Patents

車両用カメラ装置

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JP3287817B2 JP21200199A JP21200199A JP3287817B2 JP 3287817 B2 JP3287817 B2 JP 3287817B2 JP 21200199 A JP21200199 A JP 21200199A JP 21200199 A JP21200199 A JP 21200199A JP 3287817 B2 JP3287817 B2 JP 3287817B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交差点での運転者
の死角となることの多い車両前部側方を車両内に設けた
ディスプレイに映し出すカメラ部を車両前部に設けた車
両用カメラ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】交差点や出庫時に左右に建物や駐車車両
などの運転者の左右視界を遮る障害物があったときは、
左右の安全確認がしづらいため、ゆっくりと車を前進さ
せつつできるだけ身体を前に乗り出し左右確認し、発進
しなければならない。
【0003】特に一時停止表示のある交差点において
は、前方を左右から走行優先車が横進しているため、こ
の左右確認は非常に重要であり、左右に視界を遮る障害
物がある交差点では、この左右確認のために前方に道路
反射鏡が設置されている。
【0004】しかし、この道路反射鏡は遠方にあるため
見えづらいし、すべての交差点に設置されているわけで
もない。
【0005】一方、最近では、ディスプレイを備えたカ
ーナビゲーションの普及に伴って車両内に映像を映し出
すことのできるディスプレイを備えた車両が増えてきて
いる。
【0006】そこで、運転者自身の肉眼による目視での
左右確認を助け運転し易い車とするために、車両前部に
CCDカメラなどのカメラ部を車両前部側方へ向けて取
り付け、この映像信号を車両内のディスプレイに映し出
し、運転者のこれまでどおりの肉眼目視による左右確認
と、このディスプレイに映し出される車両前部の左右側
方の映像による確認とで、左右確認を容易にして確実に
行えるようにした車両用カメラ装置が開発されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車両用カメラ装置は、カーナビゲーションやカーテレ
ビ,警告表示やオーディオ,エアコンなどの操作表示等
の多機能モニターとして使用されるディスプレイを利用
するため、常時カメラ映像を無意味に映し出しておくこ
とはできないから、交差点で停止したときや出庫時など
必要な時に手動操作によってディスプレイを他の機能と
同様に切り替え表出させる構成としている。
【0008】また、手動操作でなく交差点で自動作動
(自動ON)させるために、車両停止検知装置や走行時
に所定の低速度以下となったときに自動作動させる速度
検知装置を設けて作動制御するように構成することも考
えられるが、このように単に停止や速度のみ検知して作
動する構成としたのでは、完全に停止しない以上は自動
ONしないし、また、たとえ低速時に自動ONするよう
にしたとしても、このON作動する低速度は通常走行時
や渋滞時のノロノロ運転時などに無意味に作動させない
こと、あるいはナビ映像の妨げとならないようにするこ
となどを考慮すれば、かなり低い速度に設定しなければ
ならない。従って、特に急減速時には停止あるいは停止
直前となるまでON作動せず、停止する以前に早目にO
N作動させておくことができない。
【0009】即ち、運転者が自分の肉眼で見る肉眼目視
による左右確認に加えて更にこれを補助するカメラ映像
による左右確認がスムーズに行えるようにするために
は、自動制御において交差点に差しかかるときに早目に
ON作動してディスプレイを見ようとしたときには、す
でに死角となる前部側方の映像がディスプレイに映し出
されていることが望ましい。しかし、図4に示すように
単に低速度VO以下となることでON作動するように制
御したのでは、例えば、急減速時には停止時までの時間
間隔が短いため早目に映し出しておくことができない。
【0010】また、言い換えれば、減速度によって交差
点直前でのカメラ映像への切り替えタイミングに差異を
生じてしまう。
【0011】本発明は、従来の車両用カメラ装置にこの
ような問題点を見い出しこれを解決するもので、停止す
る以前に左右確認が必要となる情況を察知し、早目にO
N作動させてディスプレイにカメラ映像を映し出してお
き、運転者が自分の肉眼で実際に見る肉眼目視による左
右確認に加えて、更にこれを補助するカメラ映像による
左右確認が余裕をもって行えスピーディーにしてスムー
ズに行えることにもなる極めて実用性に秀れた画期的な
車両用カメラ装置を提供することを目的としている。
【0012】例えば、具体的にはカメラ映像を無用に映
し出しておくことなく、しかも減速度を検知することで
停止時期を予め予測し、この予測に基づいて常に停止以
前の所定タイミングでカメラ映像に切り替えることで、
余裕のある左右確認とこの左右確認がスピーディーにし
てスムーズに行えることとなる極めて実用性に秀れた画
期的な車両用カメラ装置を提供することを目的としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0014】交差点での運転者の死角となることの多い
車両前部側方を車両内に設けたディスプレイに映し出す
カメラ部を車両前部に設けた車両用カメラ装置におい
て、車両走行情況に応じて自動的にON作動させて所定
時に前記車両前部側方を前記ディスプレイに映し出す作
動制御部を設け、単に車両停止時にあるいは単に所定の
低速度以下となったときにON作動させるのではなく、
車両減速時の減速加速度を制御要素として用い、停止以
前あるいは前記所定の低速度以下となる以前にON作動
するように前記作動制御部を構成し、前記作動制御部
は、前記車両減速時 の加速度を検知し、この減速加速度
と所定速度に減速されるまでの時間とによって車両の停
止時期を予測し、この予測に対応してON作動させる作
動時間を決定し、急激な減速時には早目に、ゆっくりと
した減速時には遅めにON作動する停止予測手段を備え
た構成としたことを特徴とする車両用カメラ装置に係る
ものである。
【0015】また、前記車両の減速加速度の絶対値が所
定値以上であって、且つブレーキ作動信号を検知した時
には、停止のためのブレーキ減速であると判断しON作
動するようにして、停止する以前に早目にON作動する
ように前記作動制御部を構成したことを特徴とする請求
項1記載の車両用カメラ装置に係るものである。
【0016】また、前記車両の減速加速度の絶対値が所
定値以上であって、且つ方向指示器作動信号を検知した
時に、停止のための減速時であると判断しON作動する
ようにして、停止する以前に早目にON作動するように
前記作動制御部を構成したことを特徴とする請求項1,
2のいずれか1項に記載の車両用カメラ装置に係るもの
である。
【0017】また、前記車両の減速加速度の絶対値が所
定値以上であって、且つナビゲーションシステムを用い
て交差点からの距離が所定距離以下であるとの信号を検
知した時にはナビゲーションの映像から切り替えるべ
く、交差点停止する以前に早目にON作動するように前
記作動制御部を構成したことを特徴とする請求項1〜3
のいずれか1項に記載の車両用カメラ装置に係るもので
ある。
【0018】また、前記ON作動の後、車両が所定速度
以上となった若しくは所定の加速度となって速度が上昇
した場合には前記ON作動を阻止するように前記作動制
御部を構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれ
か1項に記載の車両用カメラ装置に係るものである。
【0019】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0020】車両が所定の低速度以下であるか否かを判
断する速度検知手段を併用しても良いが、本発明は、単
に速度を制御要素としてディスプレイの映像をカメラ映
像に自動切り替え(ON作動)するのではなく、車両の
減速度(減速加速度)を検知し、この減速加速度を制御
要素とし、例えば、減速加速度が大きな(負の加速度絶
対値が大きな)急減速時には、早目にON作動させ、減
速加速度の小さな(負の加速度絶対値が小さな)ゆっく
りとした減速時にはこれより遅くON作動させ、常に停
止に備え、停止する以前に所定のタイミングでON作動
するように制御する。
【0021】従って、停止する以前に、左右確認が必要
となる情況を察知し、早目にON作動させてディスプレ
イにカメラ映像を映し出しておくことができ、運転者が
自分の肉眼で実際に見る肉眼目視による左右確認に加え
て、更にこれを補助するカメラ映像による左右確認が余
裕をもって行えスピーディーにしてスムーズに行えるこ
とにもなる。
【0022】具体的には、例えば減速加速度αと、この
検知時の速度VHから所定速度VLに減速されるまでの時
間Tとによって車両の停止時期を予測し(急減速かゆっ
くりとした減速かを判断し)、この予測に対応してON
作動させる作動時間を決定し、急激な減速時には早目
に、ゆっくりとした減速時には遅めにON作動させる停
止予測手段を備えた作動制御部とすることで、減速度に
よってディスプレイがカメラ映像に切り替わるタイミン
グに差が生じにくく、常に停止前の略一定時間前あるい
は一定の交差点距離でカメラ映像に切り替わることとな
り、運転者が交差点に差しかかって見ようとしたとき
は、カメラ映像に切り替わっていて、不要なときにはカ
メラ映像ではなく、ナビ画像が映し出されていることと
なる。故に、停止する以前に、左右確認が必要となる情
況を察知し、早目にON作動させてディスプレイにカメ
ラ映像を映し出しておき、余裕のある左右確認とこの左
右確認がスピーディーにしてスムーズに行えることとな
る。
【0023】また、前記作動制御部にブレーキ作動や方
向指示器作動やナビゲーションシステムを利用して交差
点に近づいていることを検知する手段を備えて、例えば
前記停止予測手段と併用すれば、一層無用な時期にカメ
ラ映像が表出されることがなく、一層実用性に秀れた車
両用カメラ装置となる。
【0024】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0025】本実施例の作動制御部は以下のようにON
作動(カメラ映像に切り替え作動)するように構成して
いる。
【0026】車両減速時の加速度を検知し、この減速加
速度を制御要素として用い、車両の減速加速度(加速度
値の負の絶対値)が所定値以上である急減速時には、車
両が停止する以前あるいは車両が所定の低速度となる以
前であってもON作動するようにして急減速時には早目
にON作動するように構成している。
【0027】具体的には、この減速加速度αと、この検
知時の速度VHから所定速度VLに減速されるまでの時間
Tとによって車両の停止時期を予測し(急減速かゆっく
りとした減速かを判断し)、この予測に対応してON作
動させる作動時間を決定し、急激な減速時には早目に、
ゆっくりとした減速時には遅めに停止予測手段を設けて
いる。
【0028】また、本実施例では、ブレーキ作動信号を
検知した時にのみ、停止のためのブレーキ減速であると
判断しON作動し得るブレーキ検知手段を設けている。
【0029】また、本実施例では、ナビゲーションシス
テムを用いて交差点からの距離が所定距離以下であると
の信号を検知した時にのみナビゲーションの映像から切
り替えるべく、ON作動し得る交差点検知手段を設けて
いる。
【0030】また、その他、車両の減速加速度が所定値
以上であって、且つ方向指示器作動信号を検知した時
に、停止のための減速時であると判断しON作動する方
向指示器検知手段を設けても良い。
【0031】また、ON作動の後、車両が所定速度以上
となった若しくは所定の加速度となって速度が上昇した
場合には前記ON作動を阻止してカメラ映像を止め元の
ナビ映像に切り替える発進切り替え復帰手段を設けてい
る。
【0032】また、前記停止予測手段による停止予測モ
ードに加えて、減速時に速度が0となった時にON作動
するベースモードを設けると共に、ギアポジションがパ
ーキングにあるとき、あるいはパーキングブレーキON
のときは、カメラ映像としないように構成し、更に手元
スイッチをOFFにすることでナビ画面に強制切り替え
できるようにしている。
【0033】この本実施例の具体的な作動制御部の動作
フローを示す図3に基づいて、本実施例の停止予測手段
を含めて更に詳述する。
【0034】本実施例は、車両の走行速度を検出すると
共に減速加速度を検出する構成としているが、動作フロ
ーに示すように先ずブレーキ信号を検出し、ブレーキが
ONされていないときは、ノロノロ運転などのブレーキ
減速停止情況ではないと判断し、ON作動(カメラ映像
表示)させない。
【0035】また、ナビゲーションシステムを利用して
交差点までの距離Dを判定し、Dが100mより大きけ
ればカメラ映像は不要と判断し、ON作動(カメラ映像
表示)させない。
【0036】以上、二点(ブレーキ検知手段と交差点検
知手段)の判定をクリアした場合には、速度検出によっ
て所定速度VH(例えば時速20Km)での減速加速度α
を検出する(以下停止予測手段について詳述する。)。
【0037】この図3において示すαは、加速度値その
ものを示し負の値を示すもので、所定設定値の加速度α
1,α2も負の値としている。
【0038】即ち、本実施例は、図3に示すように所定
速度VHでの加速度αを検出することと、前記2つの手
段の併用によって、ブレーキ減速時であることと交差点
に近いということと、走行速度が低速度となっているこ
とがON作動の前提条件となるようにしている。
【0039】従って、カメラ映像を必要とする状況が近
いことを適格に判断できるように構成している。
【0040】そして、本実施例の停止予測手段として
は、先ず、かなりゆっくりとした減速であるか否かを判
定するため、負の絶対値が小さめな設定値α2と減速加
速度αとを比較し、α2<αとなっていれば、即ち、|
α2|>|α|であれば、かなりゆっくりとしたブレー
キ減速であると判断し、速度検出に際してカウントして
いく次の速度パルス0を基点にTa(sec)後にON
作動させてナビ映像からカメラ映像に切り替えてディス
プレイに表出させる。このゆっくりとした減速時では停
止するまでの時間が長いことから、このON作動させる
までの時間であるTaは大きな値に設定している。
【0041】また、逆に急激な減速時であるか否かを判
定するため、負の絶対値が大きめな設定値α1と減速加
速度αとを比較し、α<α1即ち|α|>|α1|であ
れば、急激なブレーキ減速であると判断する。
【0042】但し、本実施例では、更にこの速度VH
の加速度αの測定値だけでは、一瞬の急減速であってそ
のままこの急減速状態で停止に向かっているか否か適確
に判定できないと考え、設定値とαとの比較を行う車両
減速度計算手段1に加えて、更に車両減速度計算手段2
として、前記測定速度VH(例えば時速20Km)から所
定速度VL(例えば時速10Km)まで(時速10Km分減
速するまで)に要する到達時間Tを検出し、このTと所
定設定値Tαとを比較してT≦Tαならば、やはり急減
速は維持されていると判断し、早目のTb(sec)後
にカメラ映像を切り替え表出するようにしている。
【0043】即ち、Tb<Taであって、αとTとから
急減速停止状態にあるから停止までの時間は極めて短い
だろうと停止時間を予測判断し、Tbはかなり短い時間
あるいは0としてすぐにON作動するように構成してい
る。
【0044】また、このα<α1(|α|>|α1|)
のとき、T>Tαであったきは、VHでのαからは急減
速であるといえるが、T>Tαから急減速は維持されて
おらずやはりゆっくりとした減速停止状況であると修正
判断し、前記α2<αと同様にTa後に映像を映し出す
ようにしている。
【0045】また、αがα1≦α<α2即ち、|α1|
≧|α|>|α2|である中間状態のときも、やはりT
を測定し、T>Tβならばゆっくりとした減速と判断
し、Ta後に映像を映し出し、T≦Tβならば、Taと
Tbの中間値であるTc(sec)後に映し出すように
している。
【0046】即ち、Tとの比較設定値Tβは、急ブレー
キ時であるときの比較設定値Tαよりもやや小さく設定
している。即ち、急ブレーキ時において、もしTαより
もTが大きければ、やはりゆっくり減速であると修正判
断するためのものであるから、急ブレーキ時ではないと
きのTβよりTαは大きくしている。もともとαがα1
とα2の中間であるときは、Tαよりもやや小さめのT
βと比較し、これよりもTが大きいときはゆっくり減速
であると判断し、そうでないときは、αの値どおり、急
減速とゆっくり減速の中間状態であると判断し、Tb<
Tc<TaとなるTc後に映し出すようにしている。
【0047】このように本実施例では、αとTとから停
止時期を予測し、この予測に対応するようにON作動時
期を決定する時間(Ta,Tb,Tc)を選択決定する
ことで、略常に停止直前の一定時間前あるいは一定の交
差点距離で前もってON作動するように構成している。
【0048】従って、減速度によってディスプレイがカ
メラ映像に切り替わるタイミングに差が生じにくく、ブ
レーキ動作に個人差があっても常に停止前の一定時間前
あるいは一定の交差点距離でカメラ映像に切り替わるこ
ととなり、運転者が交差点に差しかかって見ようとした
ときは、カメラ映像に切り替わっていて、不要なときに
はカメラ映像ではなく、ナビ画像が映し出されているこ
ととなる。故に、停止する以前に、左右確認が必要とな
る情況を察知し、早目にON作動させてディスプレイに
カメラ映像を映し出しておき、運転者が自分の肉眼で実
際に見る肉眼目視による左右確認に加えて、更にこれを
補助する左右確認が余裕をもって行えスピーディーにし
てスムーズに行えることにもなる極めて実用性に秀れた
車両用カメラ装置を提供できることとなる。
【0049】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、カ
メラ映像を無用に映し出しておくことなく、しかも減速
度を検知することで停止時期を予め予測し、この予測に
基づいて常に停止以前の所定タイミングでカメラ映像に
切り替えることで、運転者が自分の肉眼で実際に見る肉
眼目視による左右確認に加えて、更にこれを補助するカ
メラ映像による左右確認が余裕をもって行えスピーディ
ーにしてスムーズに行えることにもなる極めて実用性に
秀れた画期的な車両用カメラ装置となる。
【0050】本発明は、車両が所定の低速度以下である
か否かを判断する速度検知手段を併用してもしなくとも
良いが、単に速度を制御要素としてディスプレイの映像
をカメラ映像に自動切り替え(ON作動)するのではな
く、車両の減速度(減速加速度)を検知し、この減速加
速度を制御要素とし、即ち、例えば、減速加速度が大き
な(負の加速度絶対値が大きな)急減速時には、早目に
ON作動させ、減速加速度の小さな(負の加速度絶対値
が小さな)ゆっくりとした減速時にはこれより遅くON
作動させ、常に停止に備え、停止する以前に所定のタイ
ミングでON作動するように制御でき、運転者が自分の
肉眼で実際に見る肉眼目視による左右確認に加えて、更
にこれを補助するカメラ映像による左右確認が余裕をも
って行えスピーディーにしてスムーズに行えることにも
なる極めて実用性に秀れた画期的な車両用カメラ装置と
なる。
【0051】また、本発明においては、減速加速度によ
る判断に加え、所定速度までの到達時間Tによる判断を
加えて停止時期を予測することでより適切に停止時期を
判断でき、この予測に応じてON作動時間を決定するこ
とで、常に停止に備え、停止する以前に所定のタイミン
グでON作動するように制御でき、運転者が自分の肉眼
で実際に見る肉眼目視による左右確認に加えて、更にこ
れを補助するカメラ映像による左右確認が余裕をもって
行えスピーディーにしてスムーズに行えることにもなる
極めて実用性に秀れた画期的な車両用カメラ装置とな
る。
【0052】また、請求項2,3,4記載の発明におい
ては、前記作動制御部にブレーキ作動や方向指示器作動
やナビゲーションシステムを利用して交差点に近づいて
いることを検知する手段を備えて、前記停止予測手段と
併用すれば、一層無用な時期にカメラ映像が表出される
ことがなく、一層実用性に秀れた車両用カメラ装置とな
る。
【0053】また、請求項記載の発明においては、発
進時には自動的にナビ映像に復帰する一層実用性に秀れ
た車両用カメラ装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の概略説明図である。
【図2】本実施例の概略ブロック説明図である。
【図3】本実施例の作動制御部(停車予測装置)の動作
フロー説明図である。
【図4】本実施例並びに従来例を示す作動説明図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−3500(JP,A) 特開 平8−293098(JP,A) 特開 平10−261200(JP,A) 特開 平10−262240(JP,A) 特開 平9−267687(JP,A) 特開 平8−202999(JP,A) 特開 平8−91122(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/16 B60R 1/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交差点での運転者の死角となることの多
    い車両前部側方を車両内に設けたディスプレイに映し出
    すカメラ部を車両前部に設けた車両用カメラ装置におい
    て、車両走行情況に応じて自動的にON作動させて所定
    時に前記車両前部側方を前記ディスプレイに映し出す作
    動制御部を設け、単に車両停止時にあるいは単に所定の
    低速度以下となったときにON作動させるのではなく、
    車両減速時の減速加速度を制御要素として用い、停止以
    前あるいは前記所定の低速度以下となる以前にON作動
    するように前記作動制御部を構成し、前記作動制御部
    は、前記車両減速時の加速度を検知し、この減速加速度
    と所定速度に減速されるまでの時間とによって車両の停
    止時期を予測し、この予測に対応してON作動させる作
    動時間を決定し、急激な減速時には早目に、ゆっくりと
    した減速時には遅めにON作動する停止予測手段を備え
    た構成としたことを特徴とする車両用カメラ装置。
  2. 【請求項2】 前記車両の減速加速度の絶対値が所定値
    以上であって、且つブレーキ作動信号を検知した時に
    は、停止のためのブレーキ減速であると判断しON作動
    するようにして、停止する以前に早目にON作動するよ
    うに前記作動制御部を構成したことを特徴とする請求項
    1記載の車両用カメラ装置。
  3. 【請求項3】 前記車両の減速加速度の絶対値が所定値
    以上であって、且つ方向指示器作動信号を検知した時
    に、停止のための減速時であると判断しON作動するよ
    うにして、停止する以前に早目にON作動するように前
    記作動制御部を構成したことを特徴とする請求項1,2
    のいずれか1項に記載の車両用カメラ装置。
  4. 【請求項4】 前記車両の減速加速度の絶対値が所定値
    以上であって、且つナビゲーションシステムを用いて交
    差点からの距離が所定距離以下であるとの信号を検知し
    た時にはナビゲーションの映像から切り替えるべく、交
    差点停止する以前に早目にON作動するように前記作動
    制御部を構成したことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の車両用カメラ装置。
  5. 【請求項5】 前記ON作動の後、車両が所定速度以上
    となった若しくは所定の加速度となって速度が上昇した
    場合には前記ON作動を阻止するように前記作動制御部
    を構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1
    項に記載の車両用カメラ装置。
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