JP3996154B2 - 遊星歯車機構における潤滑構造 - Google Patents
遊星歯車機構における潤滑構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3996154B2 JP3996154B2 JP2004277745A JP2004277745A JP3996154B2 JP 3996154 B2 JP3996154 B2 JP 3996154B2 JP 2004277745 A JP2004277745 A JP 2004277745A JP 2004277745 A JP2004277745 A JP 2004277745A JP 3996154 B2 JP3996154 B2 JP 3996154B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diameter side
- outer diameter
- carrier
- inner diameter
- lubricating oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/048—Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0482—Gearings with gears having orbital motion
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
- Retarders (AREA)
Description
このようにオイルキャッチプレートを設けることによって、軸中心から飛散する多くの油を捕集でき、また軸中心からの距離が離れた位置に捕集した油を蓄えることができるため、比較的高い遠心油圧の作用によって、多くの油を潤滑油としてキャリアプレートの側面側に設けた潤滑油導入穴の開口部から導入していた。
また、外径側潤滑油導入穴と内径側潤滑油導入穴のそれぞれに潤滑油を導入するための独立した導入部を形成する必要がないので、オイルキャッチプレートの導入部の外径側の形状を単純化可能であり、設計自由度の高い遊星歯車機構を提供することができる。
図1は、自動変速機に適用したダブルピニオン型遊星歯車機構の構成を示す断面図である。
エンジン等の駆動源から入力された回転力は、図示しないトルクコンバータを介して入力軸2の一端に入力され、さらに入力軸2の他端側に備えられたダブルピニオン型遊星歯車機構1に入力される。
ダブルピニオン型遊星歯車機構1に入力された回転力は変速機構部4に入力され、所定の変速段への変速が行われた後、図示しない出力軸、ディファレンシャルギヤを経由して車両の駆動輪へ出力される。
また外径側ピニオン13と内径側ピニオン14とは互いに噛み合っている。
ドラムディスク部22と、該ドラムディスク部22の内径側の端部から伸びるドラム円筒部23と、ドラムディスク部22の外径側の端部からドラム円筒部23と同方向に伸びるドラム部24とより、クラッチドラム21が構成される。
ドラム部24は、リングギヤ11よりも外方に位置し、ドラム円筒部23は第2キャリアプレート18の内側に延びている。
ドラム円筒部23は、変速機ケース5からキャリア12側へ伸びる円筒支持部25に回転可能に支持されている。
クラッチドラム21の内径側にはリング状のシリンダが形成され、このシリンダに断面が略コの字形状のクラッチピストン26が、コの字形状閉じ側をドラムディスク部22側に向けて嵌め込まれている。
これにより、クラッチピストン26はクラッチドラム21に対してドラム円筒部23の軸方向に摺動可能である。
クラッチピストン26とドラムディスク部22との間には、クラッチピストン油室28が形成され、該クラッチピストン油室28には、オイルポンプによって生成されたクラッチ作動油圧が図示しない油路を通じて供給される。
クラッチピストン油室28にクラッチ作動油圧が供給されることによって、クラッチ押圧部31が係合部34を付勢する方向に移動する。
ドラム部24とリングギヤ11の間には、変速機構部4と接続されるクラッチハブ16が配置される。
ドラム円筒部23は、ドラムディスク部22が接続された側と反対側に、ドラムディスク部22が接続された側の外周面の径よりも小径の第1外周面35が形成されている。
クラッチピストン26と遠心キャンセルピストン36との間には、リターンスプリング38が設けられ、該リターンスプリング38はクラッチピストン26をドラムディスク部22側に、遠心キャンセルピストン36をダブルピニオン型遊星歯車機構1側に付勢する。
また、クラッチピストン26と遠心キャンセルピストン36との間には遠心キャンセル油室41が形成され、該遠心キャンセル油室41に、入力軸2の軸油路40から、円筒支持部25に設けられた円筒支持部油路42、ドラム円筒部23に設けられたドラム円筒部油路43を経由して油が供給される。
また、遠心キャンセルピストン36、リップシール37および第2キャリアプレート18によって導入部44が形成される。
遠心キャンセルピストン36の内径側には、穴45が周方向に所定間隔で複数設けられている。
遠心キャンセル油室41内の油は、穴45から導入部44に導入される。
第1キャリアプレート17は、外径側ピニオンシャフト19および内径側ピニオンシャフト20が差し込まれる穴を通るように、外周側から内方に向かいピン穴46がそれぞれ設けられている。
外径側ピニオンシャフト19、内径側ピニオンシャフト20が第1キャリアプレート17および第2キャリアプレート18に支持された状態で、シャフトピン穴49、シャフトピン穴50を第1キャリアプレート17のピン穴46に整合させ、抜け止めピン48を差し込むことによって、外径側ピニオンシャフト19および内径側ピニオンシャフト20の抜け止めがされる。
同様にして内径側ピニオン14のギヤ部54と第1キャリアプレート17および第2キャリアプレート18との間にワッシャ52が備えられている。
なお位置決めワッシャ76の内径は、内径側ピニオンシャフト20の径よりも大きく形成され、位置決めワッシャ76の外径は、ギヤ部54の内径よりも小さく形成されている。
外径側ピニオンシャフト19は第1キャリアプレート17および第2キャリアプレート18に対して固定であり、ギヤ部53は第1キャリアプレート17および第2キャリアプレート18に対して回転可能である。
外径側ピニオンシャフト19の長さ方向の略中央部において、キャリア12の外径側から内径側に向けて、外径側ピニオンシャフト19の半径程度の長さの潤滑油供給穴59が形成される。
なお傾斜部57は、外径側ピニオンシャフト19の軸方向に対して斜め方向に潤滑油導入穴58を形成しやすくするために設けるものである。
また、内径側ピニオンシャフト20の長さ方向の略中央部において、キャリア12の外径側の外周面から潤滑油導入穴60につながる潤滑油供給穴61が形成される。
なお内径側ピニオンシャフト20に形成した潤滑油導入穴60は、当該シャフトの軸心よりもキャリア12の外径側に位置をずらして設けられている。
入力軸2の軸油路40からの油は、円筒支持部油路42、ドラム円筒部油路43を通り遠心キャンセル油室41に流れ込む。遠心キャンセル油室41内の油は、遠心キャンセルピストン36に設けられた穴45から導入部44に流れ込む。
外径側ピニオンシャフト19のニードルベアリング55および内径側ピニオンシャフト20のニードルベアリング56に供給された潤滑油は、それぞれシャフトの軸方向へ広がり、ワッシャ51、52へ供給されてワッシャの潤滑を行う。
本実施例において、内径側ピニオンシャフト20に設けられた潤滑油導入穴60が本発明における内径側潤滑油導入穴を構成し、外径側ピニオンシャフト19に設けられた潤滑油導入穴58が本発明における外径側潤滑油導入穴を構成する。また、リップシール37が本発明におけるシール部材を構成する。
これにより、導入部44から内径側ピニオンシャフト20に外径側ピニオンシャフト19の潤滑油の可能供給量に関係なく潤滑油が供給されるので、内径側ピニオンシャフト20の軸受け部の耐久性を向上させることができる。(請求項1に対応する効果)
これにより、加工数を削減でき、また加工数の削減に伴うバリの発生も抑制することができる。
図4に外径側ピニオンおよび内径側ピニオンの拡大図を示し、図5に、外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを支持するキャリアを遠心キャンセルピストン側から見た図を示す。なお、図4は、図5におけるB−B部断面を示す図である。
リングギヤ11に噛み合う外径側ピニオン13Bと、サンギヤ10に噛み合う内径側ピニオン14Bと、外径側ピニオン13Bおよび内径側ピニオン14Bを回転可能に支持するキャリア12とを備える。
外径側ピニオン13Bと内径側ピニオン14Bとは互いに噛み合っている。
また、内径側ピニオンシャフト20Bの長さ方向の略中央部において、キャリア12の外径側の外周面から潤滑油導入穴60Bにつながる潤滑油供給穴61Bが形成される。
外径側ピニオンシャフト19Bの長さ方向の略中央部において、キャリア12の外径側から内径側に向けて、潤滑油導入穴58Bにつながる潤滑油供給穴59Bが形成される。
他の構成については、実施例と同様であり同一番号を付して説明を省略する。
図6に外径側ピニオンおよび内径側ピニオンの拡大図を示し、図7に、外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを支持するキャリアを遠心キャンセルピストン側から見た図を示す。なお、図6は、図7におけるC−C部断面を示す図である。
リングギヤ11に噛み合う外径側ピニオン13Cと、サンギヤ10に噛み合う内径側ピニオン14Cと、外径側ピニオン13Cおよび内径側ピニオン14Cを回転可能に支持するキャリア12とを備える。
外径側ピニオン13Cと内径側ピニオン14Cとは互いに噛み合っている。
潤滑油導入穴60Cは、内径側ピニオンシャフト20Cの軸心上に形成される。
また、内径側ピニオンシャフト20Cの長さ方向の略中央部において、キャリア12の外径側の外周面から潤滑油導入穴60Cにつながる潤滑油供給穴61Cが形成される。
外径側ピニオンシャフト19Cの長さ方向の略中央部において、キャリア12の外径側から軸内油路65に向けて潤滑油供給穴59Cが形成される。
また、外径側ピニオンシャフト19Cの遠心キャンセルピストン36側の端部において、キャリア12の中心側の角部が削りとられて傾斜部57Cが形成される。
さらに外径側ピニオンシャフト19には、傾斜部57Cから軸内油路65へつながる潤滑油導入穴58Cが形成される。
他の構成については、実施例と同様であり同一番号を付して説明を省略する。
図8に外径側ピニオンおよび内径側ピニオンの拡大図を示し、図9に、外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを支持するキャリアを遠心キャンセルピストン側から見た図を示す。なお、図8は、図9におけるD−D部断面を示す図である。
リングギヤ11に噛み合う外径側ピニオン13Dと、サンギヤ10に噛み合う内径側ピニオン14Dと、外径側ピニオン13Dおよび内径側ピニオン14Dを回転可能に支持するキャリア12Dとを備える。
外径側ピニオン13Dと内径側ピニオン14Dとは互いに噛み合っている。
潤滑油導入穴60Dは、内径側ピニオンシャフト20Dの軸心上に形成される。
また、内径側ピニオンシャフト20Dの長さ方向の略中央部において、キャリア12Dの外径側の外周面から潤滑油導入穴60Dにつながる潤滑油供給穴61Dが形成される
外径側ピニオンシャフト19Dの長さ方向の略中央部において、キャリア12Dの外径側から軸内油路65Dに向けて潤滑油供給穴59Dが形成される。
外径側ピニオンシャフト19Dの遠心キャンセルピストン36側の端部において、キャリア12Dの内径側の外周面から軸内油路65Dにつながる潤滑油導入穴58Dが形成される。
第2キャリアプレート18Dの支持穴68に外径側ピニオン13Dの外径側ピニオンシャフト19Dが差し込まれた状態で、外径側ピニオンシャフト19Dの外周面とキャリア切り欠き部67とでキャリア油路69が形成され、キャリア油路69は潤滑油導入穴58Dと連通している。
他の構成については、実施例と同様であり同一番号を付して説明を省略する。
図10に外径側ピニオンおよび内径側ピニオンの拡大図を示し、図11に、外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを支持するキャリアを遠心キャンセルピストン側から見た図を示す。なお、図10は、図11におけるE−E部断面を示す図である。
内径側ピニオン14Dは第3の変形例と同様であり、同一番号を付して説明を省略する。
外径側ピニオンシャフト19Eにおいて、第1キャリアプレート17E側の端面から当該シャフトの軸心上に、シャフト長さよりも若干短い軸内油路65Eが形成され、第1キャリアプレート17E側の開口部が栓66Eによって塞がれる。
外径側ピニオンシャフト19Eの遠心キャンセルピストン36側の端部において、キャリア12Eの内径側の外周面から軸内油路65Eにつながる潤滑油導入穴58Eが形成される。
第2キャリアプレート18Eには、遠心キャンセルピストン36側の面から第2キャリアプレート18Dの厚みの略半分程度の深さのキャリア油路69Eが形成される。
第2キャリアプレート18Eの支持穴68Eに外径側ピニオン13Eの外径側ピニオンシャフト19Eが差し込まれた状態で、キャリア油路70は潤滑油導入穴58Eと連通している。
図12に、外径側ピニオンおよび内径側ピニオンの拡大図を示し、図13に、外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを支持するキャリアを遠心キャンセルピストン側から見た図を示す。なお、図12は、図13におけるF−F部断面を示す図である。
また本変形例は、実施例における遠心キャンセルピストン36の代わりにオイルキャッチプレート71を用いたものであり、実施例と同一構成物については同一番号を付して説明を省略する。
オイルキャッチプレート71は、外径側の面と内径側の面とが平行にずらされて、内径側の面がクラッチピストン26側に突出した突出部75が形成される。
オイルキャッチプレート71の外周部は、突出部75が飛び出た方向と反対側に折り曲げられ、該折り曲げられた部分の径を一部小径にして凸方向が内径側を向くプレート凸部72が形成される。
なお、突出部75の外径側ピニオンシャフト19および内径側ピニオンシャフト20が対向する部分については、キャリア12Fの軸心から潤滑油導入穴60までの径よりも大径の大径突出部74が形成される。
外径側ピニオンシャフト19および内径側ピニオンシャフト20のクラッチピストン26側の端部を支持する第2キャリアプレート18Fの外径側の端面には、周方向にキャリア凹部73が形成される。
なおオイルキャッチプレート71の外径部74と第2キャリアプレート18F側とは、図13に斜線で示す部分が当接している。
また図13に斜線で示した部分以外の内側部分が導入部44Fとなる。
オイルキャッチプレート71の突出部75に大径突出部74を形成したことにより、潤滑油導入穴60や潤滑油導入穴58がオイルキャッチプレート71によって塞がれることがない。
ドラム円筒部23Fには、軸油路40、円筒支持部油路42を通過してきた潤滑油を導入部44Fへ導入するためのドラム円筒部油路43Fが形成される。
またオイルキャッチプレート71を第2キャリアプレート18Fに嵌め込み、導入部44をオイルキャッチプレート71の内径側のみに形成することにより、オイルキャッチプレート71の外径側はクラッチピストン26側に突出することがなく、空間効率を向上させることができる。(請求項3に対応する効果)
図15に外径側ピニオンおよび内径側ピニオンの拡大図を示し、図16に、外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを支持するキャリアを遠心キャンセルピストン側から見た図を示す。なお、図15は、図16におけるH−H部断面を示す図である。
また本変形例は、第1の変形例における遠心キャンセルピストン36の代わりに変形例5で用いたオイルキャッチプレート71を適用したものであり、第1の変形例および第5の変形例と同一構成物については同一番号を付して説明を省略する。
またオイルキャッチプレート71を第2キャリアプレート18Fに嵌め込み、導入部44Fをオイルキャッチプレート71の内径側のみに形成することにより、オイルキャッチプレート71の外径側はクラッチピストン26側に突出することがなく、空間効率を向上させることができる。
図17に外径側ピニオンおよび内径側ピニオンの拡大図を示し、図18に、外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを支持するキャリアを遠心キャンセルピストン側から見た図を示す。なお、図17は、図18におけるI−I部断面を示す図である。
また本変形例は、第2の変形例における遠心キャンセルピストン36の代わりに変形例5で用いたオイルキャッチプレート71を適用したものであり、第2の変形例および第5の変形例と同一構成物については同一番号を付して説明を省略する。
またオイルキャッチプレート71を第2キャリアプレート18Fに嵌め込み、導入部44Fをオイルキャッチプレート71の内径側のみに形成することにより、オイルキャッチプレート71の外径側はクラッチピストン26側に突出することがなく、空間効率を向上させることができる。
図19に外径側ピニオンおよび内径側ピニオンの拡大図を示し、図20に、外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを支持するキャリアを遠心キャンセルピストン側から見た図を示す。なお、図19は、図20におけるJ−J部断面を示す図である。
また本変形例は、第3の変形例における遠心キャンセルピストン36の代わりに変形例5で用いたオイルキャッチプレート71を適用したものであり、第3の変形例および第5の変形例と同一構成物については同一番号を付して説明を省略する。
第2キャリアプレート18Jのキャリア凹部73にオイルキャッチプレート71のプレート凸部72が嵌め込まれることによってオイルキャッチプレート71が保持される。
またオイルキャッチプレート71を第2キャリアプレート18Jに嵌め込み、導入部44Fをオイルキャッチプレート71の内径側のみに形成することにより、オイルキャッチプレート71の外径側はクラッチピストン26側に突出することがなく、空間効率を向上させることができる。
図21に外径側ピニオンおよび内径側ピニオンの拡大図を示し、図22に、外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを支持するキャリアを遠心キャンセルピストン側から見た図を示す。なお、図21は、図22におけるK−K部断面を示す図である。
また本変形例は、第4の変形例における遠心キャンセルピストン36の代わりに変形例5で用いたオイルキャッチプレート71を適用したものであり、第4の変形例および第5の変形例と同一構成物については同一番号を付して説明を省略する。
第2キャリアプレート18Kのキャリア凹部73にオイルキャッチプレート71のプレート凸部72が嵌め込まれることによってオイルキャッチプレート71が保持される。
またオイルキャッチプレート71を第2キャリアプレート18Kに嵌め込み、導入部44Fをオイルキャッチプレート71の内径側のみに形成することにより、オイルキャッチプレート71の外径側はクラッチピストン26側に突出することがなく、空間効率を向上させることができる。
2 入力軸
5 変速機ケース
10 サンギヤ
11 リングギヤ
12、12D〜12F、12J、12K キャリア
13、13B〜13E 外径側ピニオン
14、14B〜14D 内径側ピニオン
17、17D〜17F、17J、17K 第1キャリアプレート
18、18D〜18F、18J、18K 第2キャリアプレート
19、19B〜19E 外径側ピニオンシャフト
20、20B〜20D 内径側ピニオンシャフト
25 円筒支持部
26 クラッチピストン
28 クラッチピストン油室
36 遠心キャンセルピストン
37 リップシール
40 軸油路
41 遠心キャンセル油室
42 円筒支持部油路
43 ドラム円筒部油路
44、44F 導入部
45 穴
51、52 ワッシャ
55、56 ニードルベアリング
57、57C 傾斜部
58、58B〜58E、60、60B〜60D 潤滑油導入穴
59、59B〜59E、61、61B〜61D 潤滑油供給穴
63、63B、63C、64、64B〜64D 開口部
65、65D、65E 軸内油路
67 キャリア切り欠き部
68、68E 支持穴
69、70 キャリア油路
71 オイルキャッチプレート
72 プレート凸部
73 キャリア凹部
74 大径突出部
75 突出部
76 位置決めワッシャ
Claims (3)
- 内径側ピニオンの内径側ピニオンシャフトを支持し、該内径側ピニオンシャフトよりも外径側に配置された外径側ピニオンの外径側ピニオンシャフトを支持するキャリアと、該キャリアの側面に、該キャリアの内径側から前記内径側ピニオンおよび外径側ピニオンに潤滑油を導入するための導入部を形成するオイルキャッチプレートを備えた遊星歯車機構における潤滑構造において、
前記内径側ピニオンおよび外径側ピニオンの前記オイルキャッチプレート側の端面に、それぞれ潤滑油を導入するための内径側潤滑油導入穴と外径側潤滑油導入穴とを設け、
前記外径側潤滑油導入穴の前記キャリア軸心から径方向最外縁までの距離と、前記内径側潤滑油導入穴の前記キャリア軸心から径方向最外縁までの距離とを一致させたことを特徴とする遊星歯車機構における潤滑構造。 - 前記外径側ピニオンおよび内径側ピニオンの外径側潤滑油導入穴および内径側潤滑油導入穴が設けられた側に、前記キャリア側に移動して遊星歯車機構の締結部を付勢するクラッチピストンと、
前記クラッチピストンの付勢時の進行方向側に、前記クラッチピストンとによって遠心キャンセル油室を形成する遠心キャンセルピストンとを備え、
前記遠心キャンセルピストンが前記オイルキャッチプレートを構成し、
前記遠心キャンセルピストンの外径側にはシール部材が取り付けられ、
前記遠心キャンセルピストン、シール部材およびキャリアの側面とによって前記導入部が構成されることを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車機構における潤滑構造。 - 前記オイルキャッチプレートは、前記キャリアに固着されることを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車機構における潤滑構造。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004277745A JP3996154B2 (ja) | 2004-09-24 | 2004-09-24 | 遊星歯車機構における潤滑構造 |
EP05255796A EP1640639B1 (en) | 2004-09-24 | 2005-09-20 | Lubricating structure of planetary gear mechanism |
DE602005001741T DE602005001741T2 (de) | 2004-09-24 | 2005-09-20 | Anordnung zur Schmierölversorgung im Planetengetriebe |
US11/233,863 US7909140B2 (en) | 2004-09-24 | 2005-09-23 | Lubricating structure of planetary gear mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004277745A JP3996154B2 (ja) | 2004-09-24 | 2004-09-24 | 遊星歯車機構における潤滑構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006090458A JP2006090458A (ja) | 2006-04-06 |
JP3996154B2 true JP3996154B2 (ja) | 2007-10-24 |
Family
ID=35432030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004277745A Active JP3996154B2 (ja) | 2004-09-24 | 2004-09-24 | 遊星歯車機構における潤滑構造 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7909140B2 (ja) |
EP (1) | EP1640639B1 (ja) |
JP (1) | JP3996154B2 (ja) |
DE (1) | DE602005001741T2 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112008000596B4 (de) * | 2007-07-05 | 2012-10-25 | Aisin Aw Co., Ltd. | Schmierölfördervorrichtung für ein Automatikgetriebe |
JP2010180972A (ja) * | 2009-02-06 | 2010-08-19 | Nok Corp | シール構造 |
DE102009054477A1 (de) * | 2009-12-10 | 2011-06-16 | Zf Friedrichshafen Ag | Automatgetriebe für ein Kraftfahrzeug |
US8475325B2 (en) * | 2011-02-24 | 2013-07-02 | Ford Global Technologies, Llc | Gearset carrier and servo cylinder assembly |
US8789656B2 (en) * | 2011-10-31 | 2014-07-29 | Honeywell International Inc. | Shaft bearing lubricant aerator, system, and method |
US8771124B2 (en) | 2012-01-16 | 2014-07-08 | Hamilton Sundstrand Corporation | Carrier for planetary gear system |
CN102828981B (zh) * | 2012-09-17 | 2014-09-10 | 北京理工大学 | 一种用于特种车辆的高速大功率风扇调速装置 |
DE102012217311B4 (de) * | 2012-09-25 | 2021-08-26 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Ölfang- und Leitring mit gesteuerter Ölverteilung und Planetengetriebe mit einem Ölfang- und Leitring |
CN104620024B (zh) * | 2012-10-03 | 2017-03-08 | 本田技研工业株式会社 | 驱动力传递装置的润滑结构 |
JP6497833B2 (ja) | 2012-10-05 | 2019-04-10 | Ntn株式会社 | 保持器付き針状ころ |
US10975955B2 (en) | 2018-08-24 | 2021-04-13 | Dana Automotive Systems Group, Llc | Planetary gear system |
KR102128275B1 (ko) * | 2018-11-30 | 2020-06-30 | 현대 파워텍 주식회사 | 자동 변속기용 클러치의 윤활 장치 |
DE102019205570A1 (de) * | 2019-04-17 | 2020-10-22 | Zf Friedrichshafen Ag | Kühlölleitelement sowie Antriebsstrang mit diesem |
DE102019130825A1 (de) * | 2019-11-15 | 2021-05-20 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Ölfangring |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02296041A (ja) * | 1989-05-10 | 1990-12-06 | Aisin Aw Co Ltd | 自動変速機のクラツチ装置 |
JP3393697B2 (ja) * | 1994-01-18 | 2003-04-07 | 本田技研工業株式会社 | 遊星歯車装置におけるピニオンシャフトの潤滑構造 |
JP3354291B2 (ja) * | 1994-07-13 | 2002-12-09 | 本田技研工業株式会社 | 油圧クラッチにおけるキャンセラーの給排油構造 |
JPH08219176A (ja) * | 1995-02-08 | 1996-08-27 | Jatco Corp | 多板クラッチのクラッチ組立体構造 |
JPH08270766A (ja) * | 1995-03-31 | 1996-10-15 | Honda Motor Co Ltd | 遊星歯車機構の潤滑油供給構造 |
JPH08270767A (ja) * | 1995-03-31 | 1996-10-15 | Honda Motor Co Ltd | 遊星歯車機構の潤滑油供給構造 |
JP2002286119A (ja) | 2001-03-23 | 2002-10-03 | Aisin Aw Co Ltd | プラネタリギヤ装置の潤滑装置 |
JP4378916B2 (ja) * | 2002-06-28 | 2009-12-09 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 自動変速機 |
DE10248172B4 (de) * | 2002-10-16 | 2013-06-27 | Zf Friedrichshafen Ag | Kupplungsanordnung für ein Getriebe |
-
2004
- 2004-09-24 JP JP2004277745A patent/JP3996154B2/ja active Active
-
2005
- 2005-09-20 EP EP05255796A patent/EP1640639B1/en active Active
- 2005-09-20 DE DE602005001741T patent/DE602005001741T2/de active Active
- 2005-09-23 US US11/233,863 patent/US7909140B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US7909140B2 (en) | 2011-03-22 |
JP2006090458A (ja) | 2006-04-06 |
EP1640639B1 (en) | 2007-07-25 |
EP1640639A1 (en) | 2006-03-29 |
DE602005001741D1 (de) | 2007-09-06 |
DE602005001741T2 (de) | 2008-04-30 |
US20060065488A1 (en) | 2006-03-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4642514B2 (ja) | プラネタリギヤの潤滑装置 | |
JP3996154B2 (ja) | 遊星歯車機構における潤滑構造 | |
KR100988189B1 (ko) | 유성기어세트의 윤활장치 | |
US8523725B2 (en) | Lubricating structure of speed change mechanism | |
JP6119575B2 (ja) | プラネタリキャリヤ | |
JP6332472B2 (ja) | クラッチおよびそれを備えた変速装置 | |
JP4048950B2 (ja) | 自動変速機用プラネタリギヤ | |
JP4367182B2 (ja) | 遊星歯車装置 | |
WO2011108316A1 (ja) | スプロケット支持構造 | |
JP3522152B2 (ja) | 遊星歯車装置の潤滑構造 | |
JP2007113683A (ja) | 前後進切替装置の潤滑構造 | |
JP6206123B2 (ja) | オイルレシーバ | |
JP5072672B2 (ja) | 遊星歯車装置の潤滑構造 | |
JP2016125558A (ja) | 変速装置 | |
JP2016125557A (ja) | クラッチおよびそれを備えた変速装置 | |
JP5002413B2 (ja) | 遊星歯車機構のピニオンシャフト取付構造 | |
JP4606125B2 (ja) | 前後進切替装置の潤滑構造 | |
JP2016148434A (ja) | 動力伝達装置 | |
JP6435855B2 (ja) | クラッチおよびそれを備えた変速装置 | |
JP2010116982A (ja) | 変速機 | |
JP2019052654A (ja) | 動力伝達装置 | |
JPH02129457A (ja) | 自動変速機におけるベアリング潤滑装置 | |
JP2014167310A (ja) | 自動変速機 | |
JP2000274517A (ja) | 車両用変速装置の潤滑構造 | |
JP2016148435A (ja) | 動力伝達装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060210 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070720 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070731 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070801 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3996154 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130810 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130810 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140810 Year of fee payment: 7 |