JP3996154B2 - 遊星歯車機構における潤滑構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載された自動変速機に用いられるダブルピニオン型遊星歯車機構に潤滑油を導入する遊星歯車機構における潤滑構造に関する。
自動変速機に備えられた遊星歯車機構は、自動変速機内の他の回転部材と比較して使用頻度が高かったり、高回転で使用されることが多かった。このため、遊星歯車機構のキャリアの側面にオイルキャッチプレートを設け、該オイルキャッチプレートによって潤滑油を遊星歯車機構のピニオンシャフトを支持する軸受け部材や歯面に導いて潤滑することが一般に行われていた。
このようにオイルキャッチプレートを設けることによって、軸中心から飛散する多くの油を捕集でき、また軸中心からの距離が離れた位置に捕集した油を蓄えることができるため、比較的高い遠心油圧の作用によって、多くの油を潤滑油としてキャリアプレートの側面側に設けた潤滑油導入穴の開口部から導入していた。
このようなオイルキャッチプレートを備えた遊星歯車機構のうち、サンギヤおよびリングギヤに噛み合うピニオンが共通である遊星歯車機構、いわゆるシングルピニオン型遊星歯車機構の場合、円周方向に設けられた複数のピニオンシャフトの位置はキャリア軸心からの距離が等しくなるため、オイルキャッチプレートによって捕集された潤滑油は、各ピニオンシャフトに均等に供給される。
しかしながら、ダブルピニオン型遊星歯車機構またはラビニオ型遊星歯車機構の場合、リングギヤに噛み合うピニオンのピニオンシャフトと遊星歯車機構のキャリア軸心との距離と、サンギヤに噛み合うピニオンのピニオンシャフトと遊星歯車機構のキャリア軸心との距離とが互いに異なるため、オイルキャッチプレートによって捕集された潤滑油は、まず遊星歯車機構の軸の外径側に位置するピニオンシャフトの潤滑油導入穴に供給され、外径側のピニオンシャフトへの潤滑油の供給可能量を上回って余った潤滑油が、内径側のピニオンシャフトの潤滑油導入穴に導入されることとなる。
その結果、オイルキャッチプレートによって捕集される潤滑油の量が、外径側のピニオンシャフトへの供給可能量に対して十分でない場合には、内径側のピニオンシャフトへの潤滑油の供給が行われず、内径側のピニオンシャフトの軸受け部の耐久性を低下させる恐れがある。
そこで、これを解決するものとして、特開2002−286119号公報に記載された遊星歯車機構がある。この遊星歯車機構では、オイルキャッチプレートに外径側ピニオンシャフトの潤滑油の導入部と、内径側ピニオンシャフトへ潤滑油を供給する導入部とを互いに独立した部屋として形成することで、外径側のピニオンシャフトへの潤滑油の供給可能量に関係なく、内径側のピニオンシャフトへ潤滑油を供給しようとするものである。
特開2002−286119号公報
しかしながら、ダブルピニオン型遊星歯車機構またはラビニオ型遊星歯車機構のような遊星歯車機構において、オイルキャッチプレートに外径側のピニオンシャフトと内径側のピニオンシャフトのそれぞれに潤滑油を供給するための導入部を形成すると、オイルキャッチプレートの外周が複雑な形状となり、たとえば潤滑油の導入部のシール能力を上げるためのシール部材をオイルキャッチプレートの導入部外周に配置することが困難であるなど、設計自由度が低いといった問題があった。
そこで本発明はこのような問題点に鑑み、飛散する油を捕集するオイルキャッチプレートを備えたダブルピニオン型遊星歯車機構において、オイルキャッチプレートによって形成された潤滑油を導入する導入部の外径形状を単純化可能で設計自由度の高い遊星歯車機構における潤滑構造を提供することを目的とする。
本発明は、内径側ピニオンの内径側ピニオンシャフトを支持し、該内径側ピニオンシャフトよりも外径側に配置された外径側ピニオンの外径側ピニオンシャフトを支持するキャリアと、該キャリアの側面に、該キャリアの内径側から内径側ピニオンおよび外径側ピニオンに潤滑油を導入するための導入部を形成するオイルキャッチプレートを備えた遊星歯車機構における潤滑構造において、内径側ピニオンおよび外径側ピニオンのオイルキャッチプレート側の端面に、それぞれ潤滑油を導入するための内径側潤滑油導入穴と外径側潤滑油導入穴とを設け、外径側潤滑油導入穴のキャリア軸心から径方向最外縁までの距離と、内径側潤滑油導入穴のキャリア軸心から径方向最外縁までの距離とを一致させるものとした。
本発明によれば、外径側潤滑油導入穴のキャリア軸心から径方向最外縁までの距離と、内径側潤滑油導入穴のキャリア軸心から径方向最外縁までの距離とをそれぞれ一致させることにより、外径側潤滑油導入穴と内径側潤滑油導入穴のそれぞれに潤滑油を導入するための独立した導入部をオイルキャッチプレートに形成することなく、内径側潤滑油導入穴には外径側潤滑油導入穴の潤滑油の可能供給量に関係なく潤滑油が導入される。
また、外径側潤滑油導入穴と内径側潤滑油導入穴のそれぞれに潤滑油を導入するための独立した導入部を形成する必要がないので、オイルキャッチプレートの導入部の外径側の形状を単純化可能であり、設計自由度の高い遊星歯車機構を提供することができる。
次に本発明の実施の形態を実施例により説明する。
図1は、自動変速機に適用したダブルピニオン型遊星歯車機構の構成を示す断面図である。
エンジン等の駆動源から入力された回転力は、図示しないトルクコンバータを介して入力軸2の一端に入力され、さらに入力軸2の他端側に備えられたダブルピニオン型遊星歯車機構1に入力される。
ダブルピニオン型遊星歯車機構1は、入力された回転力の回転数変換や回転力の伝達の断接を行う。
ダブルピニオン型遊星歯車機構1に入力された回転力は変速機構部4に入力され、所定の変速段への変速が行われた後、図示しない出力軸、ディファレンシャルギヤを経由して車両の駆動輪へ出力される。
ダブルピニオン型遊星歯車機構1は、自動変速機の変速機ケース5に形成されたサンギヤ10と、サンギヤ10の外径側に配置され、ギヤの歯が内方に向いたリングギヤ11と、リングギヤ11に噛み合う外径側ピニオン13と、サンギヤ10に噛み合う内径側ピニオン14と、外径側ピニオン13および内径側ピニオン14を回転可能に支持するキャリア12とを備える。
また外径側ピニオン13と内径側ピニオン14とは互いに噛み合っている。
キャリア12は、外径側ピニオン13および内径側ピニオン14の外径側ピニオンシャフト19および内径側ピニオンシャフト20の変速機構部4側の端部を支持する第1キャリアプレート17と、外径側ピニオンシャフト19および内径側ピニオンシャフト20の他方の端部を支持する第2キャリアプレート18とより構成される。
第1キャリアプレート17の内径側のキャリア円筒部15には、その円筒部内面に入力軸2の軸方向と平行にスプラインが設けられ、入力軸2の外周に設けられたスプラインと嵌合している。
ドラムディスク部22と、該ドラムディスク部22の内径側の端部から伸びるドラム円筒部23と、ドラムディスク部22の外径側の端部からドラム円筒部23と同方向に伸びるドラム部24とより、クラッチドラム21が構成される。
ドラム部24は、リングギヤ11よりも外方に位置し、ドラム円筒部23は第2キャリアプレート18の内側に延びている。
第2キャリアプレート18の内径側には入力軸2の軸方向と平行にスプラインが設けられ、ドラム円筒部23の外周面に設けられたスプラインと嵌合している。
ドラム円筒部23は、変速機ケース5からキャリア12側へ伸びる円筒支持部25に回転可能に支持されている。
クラッチドラム21の内径側にはリング状のシリンダが形成され、このシリンダに断面が略コの字形状のクラッチピストン26が、コの字形状閉じ側をドラムディスク部22側に向けて嵌め込まれている。
ドラム円筒部23のドラムディスク部22側の外周面とドラムディスク部22から内方に突出したディスク突出部27の内周面がクラッチピストン26のスライド面となっている。
これにより、クラッチピストン26はクラッチドラム21に対してドラム円筒部23の軸方向に摺動可能である。
クラッチピストン26とドラムディスク部22との間には、クラッチピストン油室28が形成され、該クラッチピストン油室28には、オイルポンプによって生成されたクラッチ作動油圧が図示しない油路を通じて供給される。
クラッチピストン26の外周縁からは、後述の係合部34に向けてクラッチ押圧部31が伸びる。
クラッチピストン油室28にクラッチ作動油圧が供給されることによって、クラッチ押圧部31が係合部34を付勢する方向に移動する。
ドラム部24とリングギヤ11の間には、変速機構部4と接続されるクラッチハブ16が配置される。
ドラム部24の内径側のスプラインに噛み合う摩擦板32と、クラッチハブ16の外径側のスプラインに噛み合う摩擦板33とが交互に配置されて係合部34が構成される。この係合部34をクラッチ押圧部31によって付勢することによって、交互に配置された摩擦板32、33が係合し、クラッチドラム21とクラッチハブ16とが締結する。
ここで、図2に外径側ピニオンおよび内径側ピニオンの拡大図を示し、図3に、外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを支持するキャリアを遠心キャンセルピストン側から見た図を示す。なお、図2は、図3におけるA−A部断面を示す図である。
ドラム円筒部23は、ドラムディスク部22が接続された側と反対側に、ドラムディスク部22が接続された側の外周面の径よりも小径の第1外周面35が形成されている。
クラッチピストン26の内側には、リング形状の遠心キャンセルピストン36が配置され、遠心キャンセルピストン36の外周縁側にはリップシール37が設けられている。このリップシール37がクラッチピストン26の外径側の内周面と摺動可能に当接し、遠心キャンセルピストン36の内周縁側は第1外周面35に当接している。
クラッチピストン26と遠心キャンセルピストン36との間には、リターンスプリング38が設けられ、該リターンスプリング38はクラッチピストン26をドラムディスク部22側に、遠心キャンセルピストン36をダブルピニオン型遊星歯車機構1側に付勢する。
なおドラム円筒部23の第1外周面35にはスナップリング39が取り付けられ、遠心キャンセルピストン36のダブルピニオン型遊星歯車機構1側への移動を規制すると共に、ダブルピニオン型遊星歯車機構1の第2キャリアプレート18の遠心キャンセルピストン36側への移動を規制している。
また、クラッチピストン26と遠心キャンセルピストン36との間には遠心キャンセル油室41が形成され、該遠心キャンセル油室41に、入力軸2の軸油路40から、円筒支持部25に設けられた円筒支持部油路42、ドラム円筒部23に設けられたドラム円筒部油路43を経由して油が供給される。
リップシール37は、クラッチピストン26の内周面と第2キャリアプレート18の側面とに接していて、遠心キャンセル油室41の機密性を保つ。
また、遠心キャンセルピストン36、リップシール37および第2キャリアプレート18によって導入部44が形成される。
なお、キャリア12が軸方向に移動した場合にも、リップシール37が伸縮性を有するため、導入部44のシール性は確保される。
遠心キャンセルピストン36の内径側には、穴45が周方向に所定間隔で複数設けられている。
遠心キャンセル油室41内の油は、穴45から導入部44に導入される。
外径側ピニオンシャフト19および内径側ピニオンシャフト20は、第1キャリアプレート17および第2キャリアプレート18にそれぞれ設けられた穴に両端が差し込まれることによって支持されている。
第1キャリアプレート17は、外径側ピニオンシャフト19および内径側ピニオンシャフト20が差し込まれる穴を通るように、外周側から内方に向かいピン穴46がそれぞれ設けられている。
外径側ピニオンシャフト19および内径側ピニオンシャフト20の第1キャリアプレート17によって支持される側の端部には、それぞれシャフトの軸方向と垂直にシャフトピン穴49、50が設けられている。
外径側ピニオンシャフト19、内径側ピニオンシャフト20が第1キャリアプレート17および第2キャリアプレート18に支持された状態で、シャフトピン穴49、シャフトピン穴50を第1キャリアプレート17のピン穴46に整合させ、抜け止めピン48を差し込むことによって、外径側ピニオンシャフト19および内径側ピニオンシャフト20の抜け止めがされる。
外径側ピニオン13のギヤ部53と第1キャリアプレート17および第2キャリアプレート18との間には、外径側ピニオンシャフト19に通されたワッシャ51が備えられ、外径側ピニオン13の回転を滑らかにする。
同様にして内径側ピニオン14のギヤ部54と第1キャリアプレート17および第2キャリアプレート18との間にワッシャ52が備えられている。
外径側ピニオンシャフト19には2つのニードルベアリング55が嵌め込まれ、その外周にギヤ部53が嵌め込まれている。2つのニードルベアリング55の間には位置決めワッシャ76が挟み込まれ、ニードルベアリング55の位置決めを行っている。
なお位置決めワッシャ76の内径は、内径側ピニオンシャフト20の径よりも大きく形成され、位置決めワッシャ76の外径は、ギヤ部54の内径よりも小さく形成されている。
外径側ピニオンシャフト19は第1キャリアプレート17および第2キャリアプレート18に対して固定であり、ギヤ部53は第1キャリアプレート17および第2キャリアプレート18に対して回転可能である。
同様にして、内径側ピニオンシャフト20には2つのニードルベアリング56と位置決めワッシャ76とが嵌め込まれ、その外周にギヤ部54が嵌め込まれている。内径側ピニオンシャフト20は第1キャリアプレート17および第2キャリアプレート18に対して固定であり、ギヤ部54は第1キャリアプレート17および第2キャリアプレート18に対して回転可能である。
外径側ピニオンシャフト19の遠心キャンセルピストン36側の端部において、キャリア12の中心側の角部が削りとられて傾斜部57が形成される。
外径側ピニオンシャフト19の長さ方向の略中央部において、キャリア12の外径側から内径側に向けて、外径側ピニオンシャフト19の半径程度の長さの潤滑油供給穴59が形成される。
また外径側ピニオンシャフト19には、傾斜部57から潤滑油供給穴59につながる潤滑油導入穴58が形成される。
なお傾斜部57は、外径側ピニオンシャフト19の軸方向に対して斜め方向に潤滑油導入穴58を形成しやすくするために設けるものである。
一方、内径側ピニオンシャフト20において、遠心キャンセルピストン36側の端面から当該シャフトの軸と平行に、シャフト長さの約半分の長さの潤滑油導入穴60が形成される。
また、内径側ピニオンシャフト20の長さ方向の略中央部において、キャリア12の外径側の外周面から潤滑油導入穴60につながる潤滑油供給穴61が形成される。
なお内径側ピニオンシャフト20に形成した潤滑油導入穴60は、当該シャフトの軸心よりもキャリア12の外径側に位置をずらして設けられている。
外径側ピニオンシャフト19に設けられた潤滑油導入穴58における開口部63のキャリア12軸心から径方向最外縁までの距離と、内径側ピニオンシャフト20に設けられた潤滑油導入穴60における開口部64のキャリア12軸心から径方向最外縁までの距離とが等しくなるように潤滑油導入穴58および潤滑油導入穴60が形成される。
次に、ダブルピニオン型遊星歯車機構1のキャリア12を潤滑する潤滑油の流れについて説明する。
入力軸2の軸油路40からの油は、円筒支持部油路42、ドラム円筒部油路43を通り遠心キャンセル油室41に流れ込む。遠心キャンセル油室41内の油は、遠心キャンセルピストン36に設けられた穴45から導入部44に流れ込む。
導入部44に流れ込んだ油は、キャリア12の潤滑油として外径側ピニオンシャフト19に設けられた潤滑油導入穴58、潤滑油供給穴59を通じてニードルベアリング55に供給されて潤滑を行い、同時に、内径側ピニオンシャフト20に設けられた潤滑油導入穴60、潤滑油供給穴61を通じてニードルベアリング56に供給されて潤滑を行う。
外径側ピニオンシャフト19のニードルベアリング55および内径側ピニオンシャフト20のニードルベアリング56に供給された潤滑油は、それぞれシャフトの軸方向へ広がり、ワッシャ51、52へ供給されてワッシャの潤滑を行う。
なお図3の線AAに示すように、外径側ピニオンシャフト19に設けられた潤滑油導入穴58における開口部63のキャリア12軸心から径方向最外縁までの距離と、内径側ピニオンシャフト20に設けられた潤滑油導入穴60における開口部64のキャリア12軸心から径方向最外縁までの距離とが等しいため、内径側ピニオンシャフト20の潤滑油導入穴60には潤滑油導入穴58の潤滑油の可能供給量に関係なく潤滑油が導入される。
本実施例において、内径側ピニオンシャフト20に設けられた潤滑油導入穴60が本発明における内径側潤滑油導入穴を構成し、外径側ピニオンシャフト19に設けられた潤滑油導入穴58が本発明における外径側潤滑油導入穴を構成する。また、リップシール37が本発明におけるシール部材を構成する。
本実施例は以上のように構成され、外径側ピニオンシャフト19に設けられた潤滑油導入穴58における開口部63のキャリア12軸心から径方向最外縁までの距離と、内径側ピニオンシャフト20に設けられた潤滑油導入穴60における開口部64のキャリア12軸心から径方向最外縁までの距離とが等しくなるように、潤滑油導入穴58および潤滑油導入穴60を形成する。
これにより、導入部44から内径側ピニオンシャフト20に外径側ピニオンシャフト19の潤滑油の可能供給量に関係なく潤滑油が供給されるので、内径側ピニオンシャフト20の軸受け部の耐久性を向上させることができる。(請求項1に対応する効果)
また、外径側ピニオンシャフト19側または内径側ピニオンシャフト20側に供給する潤滑油の導入部をそれぞれのシャフトごとに設ける必要がないので、導入部44の外径側に対応する遠心キャンセルピストン36の形状を単純化可能であり、設計自由度を向上させることができる。(請求項1に対応する効果)
また遠心キャンセルピストン36を、外径側ピニオンシャフト19および内径側ピニオンシャフト20へ潤滑油を供給するオイルキャッチプレートとして用いることにより、オイルキャッチプレートと遠心キャンセルピストンとを個別に設けた場合に比べて軸方向寸法の短縮化を達成することができる。(請求項2に対応する効果)
さらに、入力されるトルクの方向に応じてキャリア12が軸方向に移動し、キャリア12と遠心キャンセルピストン36との相対位置が変動した場合にも、リップシール37が伸縮性を有するため導入部44のシール性は確保され、外径側ピニオンシャフト19および内径側ピニオンシャフト20に確実に潤滑油を供給することができる。(請求項2に対応する効果)
また、内径側ピニオンシャフト20に形成した潤滑油導入穴60の位置を、当該シャフトの軸心よりもキャリア12の外径側に位置をずらして設けたことにより、潤滑油導入穴60の開口部64におけるキャリア12の外径側の縁と、外径側ピニオンシャフト19に形成する潤滑油導入穴58の開口部63におけるキャリア12の外径側の縁とをキャリア12の中心からの距離を等しくするために、たとえば第2キャリアプレート18を加工して潤滑油導入穴を形成する必要がない。
これにより、加工数を削減でき、また加工数の削減に伴うバリの発生も抑制することができる。
次に第1の変形例について説明する。
図4に外径側ピニオンおよび内径側ピニオンの拡大図を示し、図5に、外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを支持するキャリアを遠心キャンセルピストン側から見た図を示す。なお、図4は、図5におけるB−B部断面を示す図である。
リングギヤ11に噛み合う外径側ピニオン13Bと、サンギヤ10に噛み合う内径側ピニオン14Bと、外径側ピニオン13Bおよび内径側ピニオン14Bを回転可能に支持するキャリア12とを備える。
外径側ピニオン13Bと内径側ピニオン14Bとは互いに噛み合っている。
内径側ピニオンシャフト20Bにおいて、遠心キャンセルピストン36側の端面から当該シャフトの軸と平行に、シャフト長さの約半分の長さの潤滑油導入穴60Bが形成される。
また、内径側ピニオンシャフト20Bの長さ方向の略中央部において、キャリア12の外径側の外周面から潤滑油導入穴60Bにつながる潤滑油供給穴61Bが形成される。
外径側ピニオンシャフト19Bにおいて、遠心キャンセルピストン36側の端面から当該シャフトの軸と平行に、シャフト長さの約半分の長さの潤滑油導入穴58Bが形成される。
外径側ピニオンシャフト19Bの長さ方向の略中央部において、キャリア12の外径側から内径側に向けて、潤滑油導入穴58Bにつながる潤滑油供給穴59Bが形成される。
図5の線BBに示すように、外径側ピニオンシャフト19Bに設けられた潤滑油導入穴58Bにおける開口部63Bのキャリア12軸心から径方向最外縁までの距離と、内径側ピニオンシャフト20Bに設けられた潤滑油導入穴60Bにおける開口部64Bのキャリア12軸心から径方向最外縁までの距離とが等しくなるように潤滑油導入穴58Bおよび潤滑油導入穴60Bが形成される。
遠心キャンセル油室41から導入部44に流れ込んだ潤滑油は、キャリア12の潤滑油として外径側ピニオンシャフト19Bに設けられた潤滑油導入穴58B、潤滑油供給穴59Bを通じて外径側ピニオン13B側のニードルベアリングやワッシャに供給されて潤滑を行い、同時に、内径側ピニオンシャフト20Bに設けられた潤滑油導入穴60B、潤滑油供給穴61Bを通じて内径側ピニオン14B側のニードルベアリングやワッシャに供給されて潤滑を行う。
他の構成については、実施例と同様であり同一番号を付して説明を省略する。
なお本変形例において、内径側ピニオンシャフト20Bに設けられた潤滑油導入穴60Bが本発明における内径側潤滑油導入穴を構成し、外径側ピニオンシャフト19Bに設けられた潤滑油導入穴58Bが本発明における外径側潤滑油導入穴を構成する。
本変形例においても、内径側ピニオンシャフト20Bに外形側ピニオンシャフト19Bの可能供給量に関係なく潤滑油を供給することができ、導入部44の外径側に対応する遠心キャンセルピストン36の形状を単純化可能であるなど、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
次に第2の変形例について説明する。
図6に外径側ピニオンおよび内径側ピニオンの拡大図を示し、図7に、外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを支持するキャリアを遠心キャンセルピストン側から見た図を示す。なお、図6は、図7におけるC−C部断面を示す図である。
リングギヤ11に噛み合う外径側ピニオン13Cと、サンギヤ10に噛み合う内径側ピニオン14Cと、外径側ピニオン13Cおよび内径側ピニオン14Cを回転可能に支持するキャリア12とを備える。
外径側ピニオン13Cと内径側ピニオン14Cとは互いに噛み合っている。
内径側ピニオンシャフト20Cにおいて、遠心キャンセルピストン36側の端面から当該シャフトの軸と平行に、シャフト長さの約半分の長さの潤滑油導入穴60Cが形成される。
潤滑油導入穴60Cは、内径側ピニオンシャフト20Cの軸心上に形成される。
また、内径側ピニオンシャフト20Cの長さ方向の略中央部において、キャリア12の外径側の外周面から潤滑油導入穴60Cにつながる潤滑油供給穴61Cが形成される。
外径側ピニオンシャフト19Cにおいて、第1キャリアプレート17側の端面から当該シャフトの軸心上に、シャフト長さよりも若干短い軸内油路65が形成され、第1キャリアプレート17側の開口部は栓66によって塞がれる。
外径側ピニオンシャフト19Cの長さ方向の略中央部において、キャリア12の外径側から軸内油路65に向けて潤滑油供給穴59Cが形成される。
また、外径側ピニオンシャフト19Cの遠心キャンセルピストン36側の端部において、キャリア12の中心側の角部が削りとられて傾斜部57Cが形成される。
さらに外径側ピニオンシャフト19には、傾斜部57Cから軸内油路65へつながる潤滑油導入穴58Cが形成される。
図7の線CCに示すように、外径側ピニオンシャフト19Cに設けられた潤滑油導入穴58Cにおける開口部63Cのキャリア12軸心から径方向最外縁までの距離と、内径側ピニオンシャフト20Cに設けられた潤滑油導入穴60Cにおける開口部64Cのキャリア12軸心から径方向最外縁までの距離とが等しくなるように、潤滑油導入穴58Cおよび潤滑油導入穴60Cが形成される。
遠心キャンセル油室41から導入部44に流れ込んだ潤滑油は、キャリア12の潤滑油として外径側ピニオンシャフト19Cに設けられた潤滑油導入穴58C、軸内油路65、潤滑油供給穴59Cを通じて外径側ピニオン13C側のニードルベアリングやワッシャに供給されて潤滑を行い、同時に、内径側ピニオンシャフト20Cに設けられた潤滑油導入穴60C、潤滑油供給穴61Cを通じて内径側ピニオン14C側のニードルベアリングやワッシャに供給されて潤滑を行う。
他の構成については、実施例と同様であり同一番号を付して説明を省略する。
なお本変形例において、内径側ピニオンシャフト20Cに設けられた潤滑油導入穴60Cが本発明における内径側潤滑油導入穴を構成し、外径側ピニオンシャフト19Cに設けられた潤滑油導入穴58Cが本発明における外径側潤滑油導入穴を構成する。
本変形例においても、内径側ピニオンシャフト20Cに外形側ピニオンシャフト19Cの可能供給量に関係なく潤滑油を供給することができ、導入部44の外径側に対応する遠心キャンセルピストン36の形状を単純化可能であるなど、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
次に第3の変形例について説明する。
図8に外径側ピニオンおよび内径側ピニオンの拡大図を示し、図9に、外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを支持するキャリアを遠心キャンセルピストン側から見た図を示す。なお、図8は、図9におけるD−D部断面を示す図である。
リングギヤ11に噛み合う外径側ピニオン13Dと、サンギヤ10に噛み合う内径側ピニオン14Dと、外径側ピニオン13Dおよび内径側ピニオン14Dを回転可能に支持するキャリア12Dとを備える。
外径側ピニオン13Dと内径側ピニオン14Dとは互いに噛み合っている。
キャリア12Dは、各シャフト19D、20Dの遠心キャンセルピストン36側の端部を支持する第2キャリアプレート18Dと、各シャフト19D、20Dの他方の端部を支持する第1キャリアプレート17Dとで構成される
内径側ピニオンシャフト20Dにおいて、遠心キャンセルピストン36側の端面から当該シャフトの軸と平行に、シャフト長さの約半分の長さの潤滑油導入穴60Dが形成される。
潤滑油導入穴60Dは、内径側ピニオンシャフト20Dの軸心上に形成される。
また、内径側ピニオンシャフト20Dの長さ方向の略中央部において、キャリア12Dの外径側の外周面から潤滑油導入穴60Dにつながる潤滑油供給穴61Dが形成される
外径側ピニオンシャフト19Dにおいて、第1キャリアプレート17D側の端面から当該シャフトの軸心上に、シャフト長さよりも若干短い軸内油路65Dが形成され、第1キャリアプレート17D側の開口部は栓66Dによって塞がれている。
外径側ピニオンシャフト19Dの長さ方向の略中央部において、キャリア12Dの外径側から軸内油路65Dに向けて潤滑油供給穴59Dが形成される。
外径側ピニオンシャフト19Dの遠心キャンセルピストン36側の端部において、キャリア12Dの内径側の外周面から軸内油路65Dにつながる潤滑油導入穴58Dが形成される。
第2キャリアプレート18Dの外径側ピニオン13Dの外径側ピニオンシャフト19Dが差し込まれる支持穴68において、遠心キャンセルピストン36側から第2キャリアプレート18Dの厚みの略半分程度の位置までキャリア12Dの内径側の内周面が切り欠かれて、キャリア切り欠き部67が形成される。
第2キャリアプレート18Dの支持穴68に外径側ピニオン13Dの外径側ピニオンシャフト19Dが差し込まれた状態で、外径側ピニオンシャフト19Dの外周面とキャリア切り欠き部67とでキャリア油路69が形成され、キャリア油路69は潤滑油導入穴58Dと連通している。
図9の線DDに示すように、キャリア油路69のキャリア12D軸心から径方向最外縁までの距離と、内径側ピニオンシャフト20Dに設けられた潤滑油導入穴60Dにおける開口部64Dのキャリア12D軸心から径方向最外縁までの距離とが等しくなるように、キャリア油路69および潤滑油導入穴60Dが形成される。
遠心キャンセル油室41から導入部44に流れ込んだ潤滑油は、キャリア12Dの潤滑油として、キャリア油路69、潤滑油導入穴58D、軸内油路65D、潤滑油供給穴59Dを通じて外径側ピニオン13D側のニードルベアリングやワッシャに供給されて潤滑を行い、同時に、内径側ピニオンシャフト20Dに設けられた潤滑油導入穴60D、潤滑油供給穴61Dを通じて内径側ピニオン14D側のニードルベアリングやワッシャに供給されて潤滑を行う。
他の構成については、実施例と同様であり同一番号を付して説明を省略する。
なお本変形例において、内径側ピニオンシャフト20Dに設けられた潤滑油導入穴60Dが本発明における内径側潤滑油導入穴を構成し、キャリア油路69が本発明における外径側潤滑油導入穴を構成する。
本変形例においても、内径側ピニオンシャフト20Dに外形側ピニオンシャフト19Dの可能供給量に関係なく潤滑油を供給することができ、導入部44の外径側に対応する遠心キャンセルピストン36の形状を単純化可能であるなど、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
次に第4の変形例について説明する。
図10に外径側ピニオンおよび内径側ピニオンの拡大図を示し、図11に、外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを支持するキャリアを遠心キャンセルピストン側から見た図を示す。なお、図10は、図11におけるE−E部断面を示す図である。
内径側ピニオン14Dは第3の変形例と同様であり、同一番号を付して説明を省略する。
外径側ピニオン13Eおよび内径側ピニオン14Dを支持するキャリア12Eは、第1キャリアプレート17Eおよび第2キャリアプレート18Eによって構成される。
外径側ピニオンシャフト19Eにおいて、第1キャリアプレート17E側の端面から当該シャフトの軸心上に、シャフト長さよりも若干短い軸内油路65Eが形成され、第1キャリアプレート17E側の開口部が栓66Eによって塞がれる。
外径側ピニオンシャフト19Eの長さ方向の略中央部において、キャリア12Eの外径側から軸内油路65Eに向けて潤滑油供給穴59Eが形成される。
外径側ピニオンシャフト19Eの遠心キャンセルピストン36側の端部において、キャリア12Eの内径側の外周面から軸内油路65Eにつながる潤滑油導入穴58Eが形成される。
第2キャリアプレート18Eには、遠心キャンセルピストン36側の面から第2キャリアプレート18Dの厚みの略半分程度の深さのキャリア油路69Eが形成される。
第2キャリアプレート18Eの外径側ピニオン13Eの外径側ピニオンシャフト19Eが差し込まれる支持穴68Eにおいて、当該支持穴のキャリア12の内径側の内周面からキャリア油路69Eにつながるキャリア油路70が形成される。
第2キャリアプレート18Eの支持穴68Eに外径側ピニオン13Eの外径側ピニオンシャフト19Eが差し込まれた状態で、キャリア油路70は潤滑油導入穴58Eと連通している。
図11の線EEに示すように、キャリア油路69Eのキャリア12E軸心から径方向最外縁までの距離と、内径側ピニオンシャフト20Dに設けられた潤滑油導入穴60Dにおける開口部64Dのキャリア12E軸心から径方向最外縁までの距離とが等しくなるように、キャリア油路69Eおよび潤滑油導入穴60Dが形成される。
遠心キャンセル油室41から導入部44に流れ込んだ潤滑油は、キャリア12Eの潤滑油として、キャリア油路69E、キャリア油路70、潤滑油導入穴58E、軸内油路65E、潤滑油供給穴59Eを通じて外径側ピニオン13E側のニードルベアリングやワッシャに供給されて潤滑を行い、同時に、内径側ピニオンシャフト20Dに設けられた潤滑油導入穴60D、潤滑油供給穴61Dを通じて内径側ピニオン14D側のニードルベアリングやワッシャに供給されて潤滑を行う。
なお本変形例において、内径側ピニオンシャフト20Dに設けられた潤滑油導入穴60Dが本発明における内径側潤滑油導入穴を構成し、キャリア油路69Eが本発明における外径側潤滑油導入穴を構成する。
本変形例においても、内径側ピニオンシャフト20Eに外形側ピニオンシャフト19Eの可能供給量に関係なく潤滑油を供給することができ、導入部44の外径側に対応する遠心キャンセルピストン36の形状を単純化可能であるなど、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
次に第5の変形例について説明する。
図12に、外径側ピニオンおよび内径側ピニオンの拡大図を示し、図13に、外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを支持するキャリアを遠心キャンセルピストン側から見た図を示す。なお、図12は、図13におけるF−F部断面を示す図である。
また本変形例は、実施例における遠心キャンセルピストン36の代わりにオイルキャッチプレート71を用いたものであり、実施例と同一構成物については同一番号を付して説明を省略する。
図14の(a)にオイルキャッチプレート71をクラッチピストン26側から見た図を示し、図14の(b)に、図14の(a)におけるG−G部断面を示す。
オイルキャッチプレート71は、外径側の面と内径側の面とが平行にずらされて、内径側の面がクラッチピストン26側に突出した突出部75が形成される。
オイルキャッチプレート71の外周部は、突出部75が飛び出た方向と反対側に折り曲げられ、該折り曲げられた部分の径を一部小径にして凸方向が内径側を向くプレート凸部72が形成される。
クラッチピストン26側に飛び出させる突出部75の外径は、キャリア12Fの軸心から潤滑油導入穴60のキャリア12Fの内径側の縁までの長さと略等しい。
なお、突出部75の外径側ピニオンシャフト19および内径側ピニオンシャフト20が対向する部分については、キャリア12Fの軸心から潤滑油導入穴60までの径よりも大径の大径突出部74が形成される。
外径側ピニオン13および内径側ピニオン14を支持するキャリア12Fは、第1キャリアプレート17Fおよび第2キャリアプレート18Fによって構成される。
外径側ピニオンシャフト19および内径側ピニオンシャフト20のクラッチピストン26側の端部を支持する第2キャリアプレート18Fの外径側の端面には、周方向にキャリア凹部73が形成される。
第2キャリアプレート18Fのキャリア凹部73に、オイルキャッチプレート71のプレート凸部72を嵌め込む。オイルキャッチプレート71は弾性力を有し、プレート凸部72とキャリア凹部73とが係合した状態でオイルキャッチプレート71が保持される。
なおオイルキャッチプレート71の外径部74と第2キャリアプレート18F側とは、図13に斜線で示す部分が当接している。
また図13に斜線で示した部分以外の内側部分が導入部44Fとなる。
オイルキャッチプレート71の突出部75に大径突出部74を形成したことにより、潤滑油導入穴60や潤滑油導入穴58がオイルキャッチプレート71によって塞がれることがない。
クラッチピストン26側に飛び出た突出部75のキャリア12F側の面と第2キャリアプレート18F、外径側ピニオンシャフト19および内径側ピニオンシャフト20のクラッチピストン26側の面とで導入部44Fが形成される。
ドラム円筒部23Fには、軸油路40、円筒支持部油路42を通過してきた潤滑油を導入部44Fへ導入するためのドラム円筒部油路43Fが形成される。
ドラム円筒部油路43Fから導入部44Fに流れ込んだ潤滑油は、キャリア12Fの潤滑油として、外径側ピニオンシャフト19に設けられた潤滑油導入穴58、潤滑油供給穴59を通じて外径側ピニオン13側のニードルベアリングやワッシャに供給されて潤滑を行い、同時に、内径側ピニオンシャフト20に設けられた潤滑油導入穴60、潤滑油供給穴61を通じて内径側ピニオン14側のニードルベアリングやワッシャに供給されて潤滑を行う。
なお本変形例において、内径側ピニオンシャフト20に設けられた潤滑油導入穴60が本発明における内径側潤滑油導入穴を構成し、外径側ピニオンシャフト19に設けられた潤滑油導入穴58が本発明における外径側潤滑油導入穴を構成する。
本変形例においても、内径側ピニオンシャフト20に外形側ピニオンシャフト19の可能供給量に関係なく潤滑油を供給することができ、導入部44Fを構成するオイルキャッチプレート71の突出部75の外径側の形状を単純化可能であるなど、上記実施例の請求項1に対応する効果と同様の効果を得ることができる。
またオイルキャッチプレート71を第2キャリアプレート18Fに嵌め込み、導入部44をオイルキャッチプレート71の内径側のみに形成することにより、オイルキャッチプレート71の外径側はクラッチピストン26側に突出することがなく、空間効率を向上させることができる。(請求項3に対応する効果)
次に第6の変形例について説明する。
図15に外径側ピニオンおよび内径側ピニオンの拡大図を示し、図16に、外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを支持するキャリアを遠心キャンセルピストン側から見た図を示す。なお、図15は、図16におけるH−H部断面を示す図である。
また本変形例は、第1の変形例における遠心キャンセルピストン36の代わりに変形例5で用いたオイルキャッチプレート71を適用したものであり、第1の変形例および第5の変形例と同一構成物については同一番号を付して説明を省略する。
なお本変形例において、内径側ピニオンシャフト20Bに設けられた潤滑油導入穴60Bが本発明における内径側潤滑油導入穴を構成し、外径側ピニオンシャフト19Bに設けられた潤滑油導入穴58Bが本発明における外径側潤滑油導入穴を構成する。
本変形例においても、内径側ピニオンシャフト20Bに外形側ピニオンシャフト19Bの可能供給量に関係なく潤滑油を供給することができ、導入部44Fを構成するオイルキャッチプレート71の突出部75の外径側の形状を単純化可能であるなど、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
またオイルキャッチプレート71を第2キャリアプレート18Fに嵌め込み、導入部44Fをオイルキャッチプレート71の内径側のみに形成することにより、オイルキャッチプレート71の外径側はクラッチピストン26側に突出することがなく、空間効率を向上させることができる。
次に第7の変形例について説明する。
図17に外径側ピニオンおよび内径側ピニオンの拡大図を示し、図18に、外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを支持するキャリアを遠心キャンセルピストン側から見た図を示す。なお、図17は、図18におけるI−I部断面を示す図である。
また本変形例は、第2の変形例における遠心キャンセルピストン36の代わりに変形例5で用いたオイルキャッチプレート71を適用したものであり、第2の変形例および第5の変形例と同一構成物については同一番号を付して説明を省略する。
なお本変形例において、内径側ピニオンシャフト20Cに設けられた潤滑油導入穴60Cが本発明における内径側潤滑油導入穴を構成し、外径側ピニオンシャフト19Cに設けられた潤滑油導入穴58Cが本発明における外径側潤滑油導入穴を構成する。
本変形例においても、内径側ピニオンシャフト20Cに外形側ピニオンシャフト19Cの可能供給量に関係なく潤滑油を供給することができ、導入部44Fを構成するオイルキャッチプレート71の突出部75の外径側の形状を単純化可能であるなど、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
またオイルキャッチプレート71を第2キャリアプレート18Fに嵌め込み、導入部44Fをオイルキャッチプレート71の内径側のみに形成することにより、オイルキャッチプレート71の外径側はクラッチピストン26側に突出することがなく、空間効率を向上させることができる。
次に第8の変形例について説明する。
図19に外径側ピニオンおよび内径側ピニオンの拡大図を示し、図20に、外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを支持するキャリアを遠心キャンセルピストン側から見た図を示す。なお、図19は、図20におけるJ−J部断面を示す図である。
また本変形例は、第3の変形例における遠心キャンセルピストン36の代わりに変形例5で用いたオイルキャッチプレート71を適用したものであり、第3の変形例および第5の変形例と同一構成物については同一番号を付して説明を省略する。
外径側ピニオン13Dおよび内径側ピニオン14Dを支持するキャリア12Jは、第1キャリアプレート17Jおよび第2キャリアプレート18Jによって構成される。
第2キャリアプレート18Jのキャリア凹部73にオイルキャッチプレート71のプレート凸部72が嵌め込まれることによってオイルキャッチプレート71が保持される。
なお本変形例において、内径側ピニオンシャフト20Dに設けられた潤滑油導入穴60Dが本発明における内径側潤滑油導入穴を構成し、キャリア油路69が本発明における外径側潤滑油導入穴を構成する。
本変形例においても、内径側ピニオンシャフト20Dに外形側ピニオンシャフト19Dの可能供給量に関係なく潤滑油を供給することができ、導入部44Fを構成するオイルキャッチプレート71の突出部75の外径側の形状を単純化可能であるなど、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
またオイルキャッチプレート71を第2キャリアプレート18Jに嵌め込み、導入部44Fをオイルキャッチプレート71の内径側のみに形成することにより、オイルキャッチプレート71の外径側はクラッチピストン26側に突出することがなく、空間効率を向上させることができる。
次に第9の変形例について説明する。
図21に外径側ピニオンおよび内径側ピニオンの拡大図を示し、図22に、外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを支持するキャリアを遠心キャンセルピストン側から見た図を示す。なお、図21は、図22におけるK−K部断面を示す図である。
また本変形例は、第4の変形例における遠心キャンセルピストン36の代わりに変形例5で用いたオイルキャッチプレート71を適用したものであり、第4の変形例および第5の変形例と同一構成物については同一番号を付して説明を省略する。
外径側ピニオン13Eおよび内径側ピニオン14Dを支持するキャリア12Kは、第1キャリアプレート17Kおよび第2キャリアプレート18Kによって構成される。
第2キャリアプレート18Kのキャリア凹部73にオイルキャッチプレート71のプレート凸部72が嵌め込まれることによってオイルキャッチプレート71が保持される。
なお本変形例において、内径側ピニオンシャフト20Dに設けられた潤滑油導入穴60Dが本発明における内径側潤滑油導入穴を構成し、キャリア油路69Eが本発明における外径側潤滑油導入穴を構成する。
本変形例においても、内径側ピニオンシャフト20Dに外形側ピニオンシャフト19Eの可能供給量に関係なく潤滑油を供給することができ、導入部44Fを構成するオイルキャッチプレート71の突出部75の外径側の形状を単純化可能であるなど、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
またオイルキャッチプレート71を第2キャリアプレート18Kに嵌め込み、導入部44Fをオイルキャッチプレート71の内径側のみに形成することにより、オイルキャッチプレート71の外径側はクラッチピストン26側に突出することがなく、空間効率を向上させることができる。
自動変速機の全体構成を示す断面図である。 外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを示す拡大図である。 キャリアを示す図である。 第1の変形例における外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを示す拡大図である。 第1の変形例におけるキャリアを示す図である。 第2の変形例における外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを示す拡大図である。 第2の変形例におけるキャリアを示す図である。 第3の変形例における外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを示す拡大図である。 第3の変形例におけるキャリアを示す図である。 第4の変形例における外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを示す拡大図である。 第4の変形例におけるキャリアを示す図である。 第5の変形例における外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを示す拡大図である。 第5の変形例におけるキャリアを示す図である。 オイルキャッチプレートを示す図である。 第6の変形例における外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを示す拡大図である。 第6の変形例におけるキャリアを示す図である。 第7の変形例における外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを示す拡大図である。 第7の変形例におけるキャリアを示す図である。 第8の変形例における外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを示す拡大図である。 第8の変形例におけるキャリアを示す図である。 第9の変形例における外径側ピニオンおよび内径側ピニオンを示す拡大図である。 第9の変形例におけるキャリアを示す図である。
符号の説明
1 ダブルピニオン型遊星歯車機構
2 入力軸
5 変速機ケース
10 サンギヤ
11 リングギヤ
12、12D〜12F、12J、12K キャリア
13、13B〜13E 外径側ピニオン
14、14B〜14D 内径側ピニオン
17、17D〜17F、17J、17K 第1キャリアプレート
18、18D〜18F、18J、18K 第2キャリアプレート
19、19B〜19E 外径側ピニオンシャフト
20、20B〜20D 内径側ピニオンシャフト
25 円筒支持部
26 クラッチピストン
28 クラッチピストン油室
36 遠心キャンセルピストン
37 リップシール
40 軸油路
41 遠心キャンセル油室
42 円筒支持部油路
43 ドラム円筒部油路
44、44F 導入部
45 穴
51、52 ワッシャ
55、56 ニードルベアリング
57、57C 傾斜部
58、58B〜58E、60、60B〜60D 潤滑油導入穴
59、59B〜59E、61、61B〜61D 潤滑油供給穴
63、63B、63C、64、64B〜64D 開口部
65、65D、65E 軸内油路
67 キャリア切り欠き部
68、68E 支持穴
69、70 キャリア油路
71 オイルキャッチプレート
72 プレート凸部
73 キャリア凹部
74 大径突出部
75 突出部
76 位置決めワッシャ

Claims (3)

  1. 内径側ピニオンの内径側ピニオンシャフトを支持し、該内径側ピニオンシャフトよりも外径側に配置された外径側ピニオンの外径側ピニオンシャフトを支持するキャリアと、該キャリアの側面に、該キャリアの内径側から前記内径側ピニオンおよび外径側ピニオンに潤滑油を導入するための導入部を形成するオイルキャッチプレートを備えた遊星歯車機構における潤滑構造において、
    前記内径側ピニオンおよび外径側ピニオンの前記オイルキャッチプレート側の端面に、それぞれ潤滑油を導入するための内径側潤滑油導入穴と外径側潤滑油導入穴とを設け、
    前記外径側潤滑油導入穴の前記キャリア軸心から径方向最外縁までの距離と、前記内径側潤滑油導入穴の前記キャリア軸心から径方向最外縁までの距離とを一致させたことを特徴とする遊星歯車機構における潤滑構造。
  2. 前記外径側ピニオンおよび内径側ピニオンの外径側潤滑油導入穴および内径側潤滑油導入穴が設けられた側に、前記キャリア側に移動して遊星歯車機構の締結部を付勢するクラッチピストンと、
    前記クラッチピストンの付勢時の進行方向側に、前記クラッチピストンとによって遠心キャンセル油室を形成する遠心キャンセルピストンとを備え、
    前記遠心キャンセルピストンが前記オイルキャッチプレートを構成し、
    前記遠心キャンセルピストンの外径側にはシール部材が取り付けられ、
    前記遠心キャンセルピストン、シール部材およびキャリアの側面とによって前記導入部が構成されることを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車機構における潤滑構造。
  3. 前記オイルキャッチプレートは、前記キャリアに固着されることを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車機構における潤滑構造。
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