JPH02129457A - 自動変速機におけるベアリング潤滑装置 - Google Patents

自動変速機におけるベアリング潤滑装置

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Publication number
JPH02129457A
JPH02129457A JP63283064A JP28306488A JPH02129457A JP H02129457 A JPH02129457 A JP H02129457A JP 63283064 A JP63283064 A JP 63283064A JP 28306488 A JP28306488 A JP 28306488A JP H02129457 A JPH02129457 A JP H02129457A
Authority
JP
Japan
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automatic transmission
bearing unit
oil
gear
brake
Prior art date
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Pending
Application number
JP63283064A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumitomo Yokoyama
横山 文友
Shigeo Tsuzuki
繁男 都築
Masayuki Tsurumi
昌幸 鶴見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP63283064A priority Critical patent/JPH02129457A/ja
Publication of JPH02129457A publication Critical patent/JPH02129457A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/042Guidance of lubricant
    • F16H57/043Guidance of lubricant within rotary parts, e.g. axial channels or radial openings in shafts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0467Elements of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0469Bearings or seals

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (伺 産業上の利用分野 本発明は、ケース支持壁にベアリングユニットを介して
支持される回転部材を備えてなる自動変速機に係り、詳
しくはそのベアリングユニットの潤滑装置に関する。
(ロ)従来の技術 近時、本出廓人は、特開昭62−141341号公報に
示すように、シングルプラネタリギヤ及びデュアルプラ
ネタリギヤを組合せてなるプラネタリギヤを備え、かつ
両プラネタリギヤのサンギヤ同士を一体に連結して構成
し、またキャリヤ同士も一体に連結して構成すると共に
該キャリヤを出力部材となるカウンタ(ドライブ)ギヤ
に連結し、そして入力軸とシングルプラネタリギヤのリ
ングギヤとを第1のクラッチを介して連結し、また入力
軸とサンギヤとを第2のクラッチを介して連結し、更に
サンギヤを第1のブレーキ又は第1のワンウェイクラッ
チを介して第2のブレーキにて係止し、またデュアルプ
ラネタリギヤのリングギヤを第3のブレーキ又は第2の
ワンウェイクラッチにて係止してなり、各クラッチ及び
各ブレーキを適宜操作することにより前進3速を得る自
動変速機構部を備えた自動変速機を提案した。
そして、本自動変速機構部は、ケース中間部分に支持壁
を形成し、該支持壁にローラベアリングユニットを介し
てカウンタドライブギヤを支持しており、また該ベアリ
ングユニットに、入力軸の中心に形成した潤滑油供給孔
から遠心力に基づき潤滑油を供給している。
また、本出願人は、ケース支持壁に潤滑油孔を形成し、
該潤滑油孔からベアリングユニットに潤滑油を供給する
ものも提案している。
(ハ)発明が解決しようとする課題 上述ベアリングユニットの潤滑装置は、潤滑油を入力軸
から供給するもの又は支持壁から供給するもののいずれ
のものにあっても、ベアリングに供給された潤滑油は、
遠心力により外径方向に飛散されて、該ベアリングの摺
接面に充分な量の潤滑油を確保することが困難である。
ダブルローラベアリングユニット3内の前側のローラに
あっては、アウターレースとカウンタドライブギヤ側面
との隙間が狭く、外径方向に飛散される潤滑油が絞られ
て、比較的良好に潤滑油が保持されるが、後側のローラ
にあっては、ベアリングユニットのプレロード用ナツト
及び第2のワンウェイクラッチが位置する関係等により
その外側が比較的広くおいており、潤滑油が飛ばされて
上述不具合が顕著に表われる。
そこで、本発明は、極めて簡単な構成でもってベアリン
グ用の油溜りを構成し、もって上述課題を解決した自動
変速機におけるベアリング潤滑装置を提供することを目
的とするものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、例え
ば第1図を参照して示すと、ケース支持壁(2a)にベ
アリングユニット(3)を介して支持される回転部材(
5)を備えてなる自動変速!(A)において、前記ベア
リングユニット(3)の転がり体(13a)に潤滑油を
供給すると共に、該潤滑油を供給する供給口(8a)の
転がり体(13a)に対して反対側における該ベアリン
グユニットのアウターレース(9)に油溜め用部材(4
)を配設し、かつ該油溜め部材(4)の内径寸法(d)
を、前記ベアリングユニットのインナーレース(14a
)の外径寸法(D)より小径に設定して、前記アウター
レースの内周に前記転がり体用の潤滑油を確保する油溜
り(f)を構成してなることを特徴としている。
(ネ) 作用 以、L構成に基づき、供給口(8a)から供給される潤
滑油は、ベアリングユニット(3)の転がり体(例えば
テーパートローラ)(13a)に導かれる。そして、該
潤滑油は、油溜め部材(4)が遠心力により飛散するこ
とを阻止してアウターレース(9)の内周部に溜められ
、転がり体(13a)の外径側及び内径側の両方の摺接
面が該油溜り(f)の潤滑油に浸って常に確実に潤滑さ
れる。
なお、カッコ内の符号は、図面と対照するものであるが
、同等構成を限定するものではない。
(へ)実施例 以下、図面に沿フて、本発明による実施例について説明
する。
まず、本発明を適用した自動変速機Aについて、第3図
に沿ってその概要を説明するに、自動変速機Aはエンジ
ンクランク軸21に整列する入力軸15、カウンタ軸2
2及びフロントアクスル軸23a、23bの3軸を有し
ており、入力軸15上にはロックアツプクラッチ25を
有するトルクコンバータ26及び第1の自動変速機構部
1が支持され、またカウンタ軸22上には第2の自動変
速機構部27が支持され、更にフロントアクスル軸23
a、23b上にはフロントディファレンシャル装置29
が支持されている。
第1の自動変速機構部1はシングルプラネタリギヤ30
及びデュアルプラネタリギヤ31を組合せてなるプラネ
タリギヤユニット16を有しており、該プラネタリギヤ
ユニット16は前記両プラネタリギヤのサンギヤ81同
士及びキャリヤCR1同士が一体に連結して構成され、
またサンギヤS1に噛合するピニオンがロングビニオン
P1により構成されている。そして、入力軸15とシン
グルプラネタリギヤ30のリングギヤR1とが第1の(
フォワード)クラッチC1を介して連結されており、ま
た入力軸15とサンギヤS1とが第2の(リバースルダ
イレクト)クラッチC2を介して連結されている。また
、サンギヤS1が第1のブレーキB1により直接係止さ
れていると共に、第2のブレーキB2により第1のワン
ウェイクラッチF1を介してその一方向回転が係止され
ている。また、デュアルプラネタリギヤ31のリングギ
ヤR2が第3のブレーキB3により直接係止されている
と共に第2のワンウェイクラッチF2により一方向回転
が係止されている。そして、キャリヤCRIがケース隔
壁2aに支持されているカウンタドライブギヤ5に連結
されており、該ギヤ5が該第1の自動変速機構部1の出
力部材となる。
また、第2の自動変速機構部27は1個のシングルプラ
ネタリギヤ32を有しており、該プラネタリギヤのキャ
リヤCR3とサンギヤS3とが第3の(ダイレクト)ク
ラッチC3を介して連結されている。また、サンギヤS
3が第4のくアンダードライブ)ブレーキB4にて直接
係止されていると共に第3のワンウェイクラッチF3に
より一方向回転が係止されている。そして、リングギヤ
R3が、前記カウンタドライブギヤ5と噛合して本自動
変速機構部27の入力部材となるカウンタドリブンギヤ
33に連結されており、またキャリヤCR3がカウンタ
軸22に連結されている。更に、該カウンタ軸22には
該自動変速機構部27の出力部材となる減速ギヤ35が
固定されている。
また、フロントディファレンシャル装置29はデフキャ
リヤ36及び左右サイドギヤ37a、37bを有してお
り、ギヤマウントケースからなるデフキャリヤ36には
リングギヤ39が固定されている。そして、該リングギ
ヤ39が前記減速ギヤ35と噛合して最終減速機構を構
成して3つ、また左右サイドギヤ37a、37bがそれ
ぞれ左右フロントアクスル軸23a、23bに連結され
ている。
ついで、本自動変速機Aの作動を、第4図に沿って説明
する。
エンジンクランク軸21の回転はトルクコンバータ26
を介して又はロックアツプクラッチ25を介して入力軸
15に伝達される。そして、Dレンジにおける1速状態
にあっては、第1のクラッチC1が接続状態にあると共
に第4のブレーキB4が係止状態にある。この状態にあ
っては、第1の自動変速機構部1は、入力軸15の回転
が第1のクラッチC1を介してシングルプラネタリギヤ
30のリングギヤR1に伝達され、かっこの状態では、
デュアルプラネタリギヤ31のリングギヤR2が第2の
ワンウェイクラッチF2により回転が阻止されているの
で、サンギヤS1を逆方向に空転させながら共通キャリ
ヤCRIが正方向に大幅減速回転され、該回転がカウン
タドライブギヤ5から取出される。そして、第2の自動
変速機構部27は、第4のブレーキB4及び第3のワン
ウェイクラッチF3によりサンギヤS3が係止状態にあ
り、カウンタドリブンギヤ33からの回転はリングギヤ
R3からキャリヤCR3に減速回転として取出される。
従って、第1の自動変速機構部1の1速回転と第2の自
動変速機構部27の減速回転が組合されて、該回転が減
速ギヤ35及びリングギヤ39を介してフロントディフ
ァレンシャル装置29に伝達され、更に左右フロントア
クスル軸23a、23bに伝達される。
また、Dレンジにおける2速状態では、第1のクラッチ
C1の接続及び第4のブレーキB4の作動に加えて第2
のブレーキB2が作動する。すると、サンギヤS1が該
ブレーキB2に基づく第1のワンウェイクラッチF1の
作動により回転が停止され、従って入力軸15からリン
グギヤR1の回転は、デュアルプラネタリギヤ31のリ
ングギヤR2を正方向に空転させながらキャリヤCRI
を正方向に減速回転し、該回転がカウンタドライブギヤ
5に2速として取出される。更に、第2の自動変速機構
部27は減速状態のままであり、第1の自動変速機構部
1の2速及び該第2の自動変速機構部27の減速回転が
組合された回転がフロントアクスル軸23a、23bに
伝達される。なおこの際、第1のブレーキB1も作動し
て、大きな伝達トルク反力を第1のブレーキB1及び第
2のブレーキB2の両方にて分散・担持すると共に、コ
ースト時にエンジンブレーキが作動するようにしてもよ
い。
Dレンジにおける3速状態は、第1の自動変速機構部1
はそのまま2速状態を維持し、第2の自動変速機構部2
7における第4のブレーキB4を解放すると共に第3の
クラッチC3を係合する。
すると、キャリヤCR3とサンギヤS3とが一体となり
、プラネタリギヤ32が一体回転して、直結回転がカウ
ンタ軸22に取出される。この際、第4のブレーキB4
を第3のクラッチC3の係合に対して早目に解放し、第
3のワンウェイクラッチF3により伝動不能になること
を阻止しつつ切換える。従って、第1の自動変速機構部
1の2速回転と第2の自動変速機構部27の直結回転が
組合されて、自動変速機A全体としての3速が得られる
Dレンジにおける4速状態は、第3速状態から第2のク
ラッチC2が接続する。すると、入力軸15から第1の
クラッチC1を介してリングギヤR1に伝達されると共
に第2のクラッチC2を介してサンギヤS1に伝達され
、プラネタリギヤユニット2が一体回転して、直結回転
がカウンタドライブギヤ5に伝達される。そして、該第
1の自動変速機構部1の直結回転と第2の自動変速機構
部27の直結回転が組合され、かつカウンタドライブギ
ヤ5とドリブンギヤ33が所定増速関係となっているの
で、自動変速機A全体でオーバドライブ回転が得られる
。なおこの際、2速、3速において第1のブレーキB1
が作動している場合、4速へのアップシフトに際して該
第1のブレーキB1を早目に解放して、第1のワンウェ
イクラッチF1によりサンギヤS1を係止しつつ第2の
クラッチC2を接続して、つかみ変えによるシフトショ
ックの発生を防止する。
また、3レンジは、上述Dレンジの1速、2速、3速に
おいて、2.3速時に第1のブレーキB1を作動した状
態と同じである。
また、2レンジは、上述3レンジの1速、2速状態と同
じである。
更に、ルンジは、1速状態において、第1のクラッチC
1の接続及び第4のブレーキB4の作動に加えて、第3
のブレーキB3が作動する。この状態あっては、リング
ギヤR2を第2のワンウェイクラッチF2による係正に
加えて第3のブレーキB3が回転方向にかかわりなく係
止し、エンジンブレーキを作動する。また、2速状態は
、2レンジにおける2速と同じである。
そして、リバースレンジにあっては、第2のクラッチC
2を接続すると共に、第3のブレーキB3及び第4のブ
レーキB4が作動する。この状態にあっては、入力軸1
5の回転は第2のクラッチC2を介してサンギヤS1に
伝達され、かつこの状態ではデュアルプラネタリギヤ3
1のリングギヤR2が第3のブレーキB3の作動により
固定されているので、シングルプラネタリギヤ30のリ
ングギヤR1を逆転させながらキャリヤCR1も逆転し
、該キャリヤの逆転がカウンタドライブギヤ5に取出さ
れる。更に、該カウンタドライブギヤ5の逆回転は、第
2の自動変速機構部27により減速され、フロントアク
スル軸23a、23bに伝達される。
ついで、第2図に基づき、上述自動変速機Aを具体化し
た実施例について説明する。
自動変速機Aは、トランスアクスルケース2、トランス
アクスルハウジング41、リヤカバー42からなる一体
ケースを有しており、該ケースには分割された入力軸1
5.15’  カウンタ軸22及びフロントディファレ
ンシャル装[29のデフキャリヤとなるリングギヤマウ
ントケース36が回転自在に支持されている。そして、
入力軸1s、is’上にはロックアツプクラッチ25を
有するトルクコンバータ26及び第1の自動変速機構部
1が配設されており、またカウンタ軸22上には第2の
自動変速機構部27が配設されている。
第1の自動変速機構部1は、エンジンクランク軸より軸
方向に後側に向かってブレーキ部43、出力部45、プ
ラネタリギヤユニット16そしてクラッチ部47が順に
配置されており、更にブレーキ部43とトルクコンバー
タ26との間部分にはオイルポンプ49が配設されてお
り、また後入力軸15に被嵌して回転自在に中空軸5o
が支持されている。
そして、プラネタリギヤユニット16は、シングルプラ
ネタリギヤ30とデュアルプラネタリギヤ3.1からな
り(第3図参照)、シングルプラネタリギヤ30は中空
軸50に形成されたサンギヤS1、リングギヤR1、及
びこれらギヤに噛合するピニオンP1を支持したキャリ
ヤCRIからなり、またデュアルプラネタリギヤ31は
中空軸50に形成されたサンギヤS1、リングギヤR2
、並びにサンギヤS1に噛合する第1ピニオンP1及び
リングギヤR2に噛合する第2ビニオンP2を互に噛合
するように支持するキャリヤCR1からなる。そして、
これら両プラネタリギヤ30゜31はサンギヤS1が共
に中空軸50に形成された同歯数の単一ギヤからなり、
またキャリヤCR1は一体に構成されており、またピニ
オンP1は一体のロングピニオンにて構成されている。
また、ブレーキ部43は、内径側に第1のワンウェイク
ラッチF1、多板ブレーキからなる第1のブレーキB1
そして外径側に多板ブレーキからなる第2のブレーキB
2が配設されており、更に第1のブレーキB1に隣接す
る位置に油圧アクチュエータ51が、また第2のブレー
キB2に隣接する位置に油圧アクチュエータ52がそれ
ぞれオイルポンプ49のカバーに固定されて径方向に並
設されている。更に、第1のブレーキB1は前記中空軸
50に連結されており、また第1のワンウェイクラッチ
F1のインナーレースが前記中空軸50に連結されかつ
そのアウターレースが第2のブレーキB2に連結されて
いる。
一方、出力部45は第1の自動変速機構部1の略々中央
部に位置しており、カウンタドライブギヤ5を備えてい
る。カウンタドライブギヤ5は、第1図に詳示するよう
に、所定長さのボス部5a及び大径のギヤ部5bを有し
ており、更にボス部5aの内周面にはスプライン55が
形成され、またボス部5aの後端には所定長さのネジ5
6が形成されている。また、該カウンタドライブギヤ5
はそのボス部外周面がベアリングユニット3を介してト
ランスアクスルケース2に形成された支持壁2aに回転
自在に支持されており、かつ前記ボス部スプライン55
には前記キャリヤCR1のボス部57がスプライン係合
している。そして、ベアリングユニット3は2列のイン
ナーレース14a、14b、同じく2列のテーパートロ
ーラ13a、13b及び1個のアウターレース9を有す
るダブルテーパードローラベアリングからなり、カウン
タギヤボス部5aの外周面に、塑性スペーサ59を挟ん
で2列のインナーレース14a、14bが嵌合され、か
つ前記ネジ56にナツト60が締付けられて、所定プレ
ロードを付与されて装着されている。また、アウターレ
ース9はケース支持壁2aの支持面に嵌合する嵌合部9
c、該嵌合部の前端側にて外径方向に膨出する鍔部9d
、及び嵌合部の後端側にて所定長さ延出する延長部9a
を有しており、更に嵌合部9cは芯出し部9C8及びス
プライン部9c、から構成され、また延長部9aには前
記スプライン部9c、から延びているスプライン9a、
が形成されている。また、延長部9aにはその後側端面
がテーパーからなる環状の凹溝が形成されており、該凹
溝にテーパートスナツプリング17が装着されることに
より、鍔部9dと該スナップリング17との間で、アウ
ターレース9に所定引張り応力が作用するようにケース
隔壁2aを挟持する。また、アウターレース9はその嵌
合部の芯出し部9c、がケース支持面2aの芯出し部に
密着して芯出しされると共に、そのスプライン部7にス
プライン部9clが係合して回転止めされており、更に
延長部9aの外周上には第2のワンウェイクラッチF2
のインナーレース10がスプライン係合し、かつスナッ
プリング61にて抜止めされて支持されている。また、
該ワンウェイクラッチF2のアウターレース64は、第
2図に示すように、デュアルプラネタリギヤ31のリン
グギヤR2に固定されており、かつ該リングギヤR2に
は円板状の支持部材62がスプライン係合しかつスナッ
プリングにて抜止めされている。そして、該支持部材6
2はスラストベアリングを介してギヤボス部5aの端と
キャリヤCR1との間に挟持されており、これ・により
リングギヤR2及びアウターレース64が軸方向及び半
径方向に位置決めされて支持されている。
また、ケース隔壁2aには潤滑油供給孔6が形成・され
ており、該供給孔6はアウターレース嵌合面9cにおけ
る芯出し部9c、とスプライン部9c、どの間の空隙e
に連通している。そして、該アウターレース9には空隙
eから半径方向に油孔8が形成されており、該油孔8は
インナーレース9の内周面にて開口8aL、ており、ま
た空隙eから、アウターレース9及び支持壁2aの内周
面のスプライン嵌合部9c、、7が潤滑油路を構成して
いる。なお、該スプライン嵌合部による油路は全周に亘
るために所定流通油量が確保されるが、更に多くの油量
を必要とする場合、スプラインの所定箇所を欠歯して、
該欠歯部分を油路としてもよい、更に、前記テーパート
スナツプリング17を受入れているワンウェイクラッチ
F2の端部切欠き溝19は該スナップリングより大きく
形成されて、環状の油溝を構成していると共に、支持壁
2aの端部も一部切欠かれて、油溝19への流通部20
を構成している。また、支持壁2aの側面には密封部材
となるOリング12が装着されており、該0リング12
は支持壁2aとワンウェイクラッチインナーレース10
との当接面を密封する。また同様に、インナーレース1
0及び延長部のスプライン部10C,9a、にもOリン
グ11が装着されており、該0リング11は該スプライ
ン嵌合面を密封している。更に、インナーレース10に
は前記油溝19からスプラグ支持面に亘って油孔10b
が貫通しており、前記Oリング11.12により油漏れ
が防止されることに基づき、該油孔10bがワンウェイ
クラッチF2に強制的に潤滑油を供給する油路な構成す
る。また、入力軸15にはその中心部に潤滑油供給孔1
5bが形成されており、かつ該油孔15bから入力軸1
5の外周に貫通して多数の横孔15c・・・が形成され
ている。更に、中空軸50にも多数の横孔50c・・・
が形成されており、またギヤボス部5aにも横孔5cが
形成されており、従って入力軸15の潤滑油供給孔15
bからも、横孔15c、50c、5cを介してベアリン
グユニット3に供給される。
更に、アウターレース延長部9aの内周面にはリング状
の油溜めプレート4゛が固定されており、該プレート4
の内径寸法dはベアリングユニット3のインナーレース
14aの外径寸法りより小径に構成されており(d>D
)、延長部9aの内周部に、ローラ13aの潤滑油を確
保する油溜めfを構成している。
また、第2図に示すように、リングギヤR2外周とアク
スルケース2との間には第3のブレーキB3が介在して
おり、かつ支持壁2aの一側壁面部にはシリンダが形成
されて、かつ該シリンダにはピストンからなる油圧アク
チュエータ65が第2のワンウェイクラッチF2との間
で挟まれるように配設されている。更に、該油圧アクチ
ュエータ65は円筒状のくし歯形状からなるアームを有
しており、該アームは第2のワンウェイクラッチF2の
外径側を通って軸方向に延びて、第3のブレーキB3を
制御すると共に、そのくし歯部分に戻しスプリングが配
設される。
そして、クラッチ部47は、第1の(フォワード)クラ
ッチC1及び第2の(ダイレクト)クラッチC2を備え
ており、かつ第1の自動変速機構部1後端に位置してト
ランスアクスルカバー42部分に収納されている。また
、後入力軸15f&端部はカバー42のボス部42aを
被嵌するようにスリーブ部15aとなっており、かつ該
スリーブ部15aにクラッチドラム67が一体に連結さ
れている。更に、該クラッチドラム67には可動部材6
9がスプラインにより軸方向のみ摺動自在に嵌合されて
おり、更に該可動部材69にはピストン部材70が嵌合
している。また、可動部材69はクラッチドラム67内
周面からなるシリンダとの間で油室を構成して第1のク
ラッチC1用の油圧アクチュエータ71を構成している
。一方、ピストン部材70は可動部材69内周面からな
るシリンダとの間にて油室を構成して第2のクラッチC
2用の油圧アクチュエータ72を構成している。更に、
該ピストン部材70とスリーブ部15aに固着されたリ
ングとの間にはスプリング73が縮設されており、該ス
プリング73は両油圧アクチュエータ71.72のピス
トン部材69,70に共通する戻しスプリングを構成し
ている。また、第1のクラッチC1はクラッチドラム6
7の外径部内周面に形成されたスプラインとリングギヤ
R1の外周面に形成されたスプラインとの間に介在して
おり、また第2のクラッチC2は可動部材69の外径部
内周面に形成されたスプラインと中空軸50に固定され
たハブ部50a外周面に形成されたスプラインとの間に
介在している。
一方、第2の自動変速機構部27は1個のシングルプラ
ネタリギヤ32を有している。更に、カウンタ軸22上
にベアリング75を介してカウンタドリブンギヤ33が
回転自在に支持されており、かつ該軸22上に減速ギヤ
35が固定されている。そして、プラネタリギヤ32の
リングギヤR3がカウンタドリブンギヤ33に連結して
おり、またビニオンP3を支持するキャリヤCR3はカ
ウンタ軸22を外径方向に膨出して一体に形成されてい
る。更に、サンギヤS3は軸22上に回転自在に支持さ
れたハブ76に形成されており、該ハブの外径部に固定
されたドラA77はその外周面にバンドブレーキからな
る第4のブレーキB4が係合されている。また、該ドラ
ム77の内周面のフランジとキャリヤCR3に固定され
たハブとの間には第3のクラッチC3が介在しており、
更に該クラッチC3に隣した前記ハブ76にはピストン
が嵌合してクラッチC3用の油圧アクチュエータ79を
構成している。また、ハブ76の延長部とケース6との
間に第3のワンウェイクラッチF3が介在している。
また、?ロントディファレンシャル装置29はデフキャ
リヤとなるリングギヤマウントケース36を有しており
、該ケース36はベアリングを介してハウジング41及
びケース2に回転自在に支持されている。更に、該マウ
ントケース36上には前記減速ギヤ35と噛合する大径
のリングギヤ39が固定されており、またその内部には
ピニオン軸80によりピニオンギヤ81が回転自在に支
持されていると共に、該ギヤ81に噛合する左右サイド
ギヤ37a、37bが回転自在に支持されている。そし
て、該サイドギヤ37a、37bには左右フロントアク
スル軸23a、23bがそれぞれ嵌合・連結される。
本実施例は以上のような構成よりなるので、ケース支持
壁2aの供給孔6から供給される潤滑油は、空隙eに供
給され、更に油孔8を通ってテーパードローラベアリン
グユニット3のローラ13a、13bに供給されると共
に、スプライン17.9c、に供給される。そして、ス
プライン嵌合部9c、、7及び切欠き流通部20を通っ
て環状油溝19に供給され、該環状油溝19に導入され
た潤滑油は、0リング11.12により当接面及び嵌合
面からの漏出を阻止されていることに基づき、略々その
全量が油孔10bを通って第2のワンウェイクラッチF
2のスプラグ支持面10aに供給され、該ワンウェイク
ラッチF2を充分な油量にて強制潤滑する。これにより
、ケース支持壁2aに並んでかつベアリングユニット3
のアウターレース延長部9aの外周面9a、上に支持さ
れて、径の大きい位置にある第2のワンウェイクラッチ
F2は、その速い周速にも拘らず、充分な量の潤滑油に
て常に確実に潤滑されて、焼付き等を生ずることはない
また、前記油孔8の開口8a及びギヤボス部50から供
給された潤滑油はベアリングユニット3のテーパートロ
ーラ13a、13bを潤滑する。
そして、前側ローラ13bを潤滑した油はアウターレー
ス9の鍔部9dとカウンタドライブギヤ5の側面との間
で絞られて流出するが、後側ローラ13aを潤滑した油
は油溜めプレート4にてレース9の内周面に溜められ、
該ローラ13aアウターレース及びインナーレース側の
摺接面は該油溜めfの潤滑油に浸されて潤滑される。こ
れにより、ベアリングユニット3のローラ13a、13
b、特に後側ローラ13aは油溜めずの潤滑油にて常に
確実に潤滑されると共に、鍔部9dとギヤ5の側面から
絞られて流出する油及びプレート4をオーバフローする
油にて循環され、放熱も図られる。
なお、ベアリングユニット3への潤滑油の供給は、油路
8及び5cの両方からの供給に限らず、ケース支持壁2
aから油路8からだけでも、また入力軸15の油路15
bからのみの潤滑油供給でもよいことは勿論である。ま
た、上述実施例は、前進3速からなる自動変速機構部1
におけるカウンタドライブギヤ支持用ベアリングユニッ
トの潤滑について説明したが、第3のクラッチCO及び
ワンウェイクラッチFO等を付加して前進4速からなる
自動変速機構部のベアリングユニットの潤滑に適用して
もよいことは勿論であり、更に他の自動変速機における
ベアリングユニットの潤滑に適用してもよい。
(ト)発明の詳細 な説明したように、本発明によると、油溜め部材(5)
にて油溜り(f)を構成したので、極めて簡単な構成で
ありながら、ベアリングユニット(3)の転がり体(1
3a)を潤滑油に浸して確実に潤滑することができ、ベ
アリングユニットの耐久性及び信頼性を大幅に向上する
ことができる。また、油溜め部材(4)の内径寸法(d
)をベアリングユニットのインナーレース(14a)の
外径寸法(D)より小径に設定し・なので、転がり体(
13a)のアウターレース側及びインナーレース側の両
開接面を潤滑油に浸すことができ、特に遠心力により油
切れを生じやすいインナーレース側の摺接面をも確実に
潤滑することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動変速機におけるベアリングユ
ニット潤滑装置を示す断面図、第2図はその自動変速機
全体を示す断面図、第3図はその自動変速機の概略図、
第4図はその作動を示す図である。 部材の内径寸法   D・・・インナーレースの外径寸

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ケース支持壁にベアリングユニットを介して支持さ
    れる回転部材を備えてなる自動変速機において、 前記ベアリングユニットの転がり体に潤滑 油を供給すると共に、該潤滑油を供給する供給口の転が
    り体に対して反対側における該ベアリングユニットのア
    ウターレースに油溜め用部材を配設し、 かつ該油溜め部材の内径寸法を、前記ベア リングユニットのインナーレースの外径寸法より小径に
    設定して、前記アウターレースの内周に前記転がり体用
    の潤滑油を確保する油溜りを構成してなる、 自動変速機におけるベアリング潤滑装置。 2、前記回転部材が、自動変速機の中間部分に配置され
    たカウンタドライブギヤであり、かつ前記ベアリングユ
    ニットがテーパードローラベアリングである、 請求項1記載の自動変速機におけるベアリ ング潤滑装置。
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