JP2001227625A - プラネタリギヤ軸受の潤滑装置 - Google Patents
プラネタリギヤ軸受の潤滑装置Info
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- JP2001227625A JP2001227625A JP2000035289A JP2000035289A JP2001227625A JP 2001227625 A JP2001227625 A JP 2001227625A JP 2000035289 A JP2000035289 A JP 2000035289A JP 2000035289 A JP2000035289 A JP 2000035289A JP 2001227625 A JP2001227625 A JP 2001227625A
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- lubricating
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/048—Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0482—Gearings with gears having orbital motion
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/0467—Elements of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0479—Gears or bearings on planet carriers
Abstract
(57)【要約】
【課題】 キャリヤが常時非回転であるプラネタリギヤ
装置のプラネタリギヤ軸受を十分に潤滑できるようにす
る。 【解決手段】 プラネタリギヤを支承するプラネタリギ
ヤ軸１４、１６には作動油をプラネタリギヤ軸受に供給
するための潤滑油路２５、２６を形成する。ケース２２
に固定したキャリヤ１３の一側に潤滑油路形成部材２７
を固定し、潤滑油路２５、２６を、潤滑油路形成部材２
７、キャリヤ１３、ケース２２に形成した一連の潤滑油
路により作動油ポンプの吐出通路に連通する。
装置のプラネタリギヤ軸受を十分に潤滑できるようにす
る。 【解決手段】 プラネタリギヤを支承するプラネタリギ
ヤ軸１４、１６には作動油をプラネタリギヤ軸受に供給
するための潤滑油路２５、２６を形成する。ケース２２
に固定したキャリヤ１３の一側に潤滑油路形成部材２７
を固定し、潤滑油路２５、２６を、潤滑油路形成部材２
７、キャリヤ１３、ケース２２に形成した一連の潤滑油
路により作動油ポンプの吐出通路に連通する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、自動車用
変速機等に使用されるプラネタリギヤ装置におけるプラ
ネタリギヤ軸受の潤滑装置に関するものである。
変速機等に使用されるプラネタリギヤ装置におけるプラ
ネタリギヤ軸受の潤滑装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、自動車用変速機に使用されるプラ
ネタリギヤ装置においては、一般的に、キャリヤが回転
するよう構成されている。そして、プラネタリギヤ軸受
の潤滑は、変速機入力により駆動される油ポンプが吐出
した作動油を変速機軸心部の軸に形成した潤滑油路によ
ってキャリヤ中心部に供給し、キャリヤに形成した潤滑
油路によりキャリヤ中心部からプラネタリギヤ軸に形成
した潤滑油路へと遠心力を利用して供給し、プラネタリ
ギヤ軸に形成した潤滑油路からプラネタリギヤ軸受に供
給することで達成されている。
ネタリギヤ装置においては、一般的に、キャリヤが回転
するよう構成されている。そして、プラネタリギヤ軸受
の潤滑は、変速機入力により駆動される油ポンプが吐出
した作動油を変速機軸心部の軸に形成した潤滑油路によ
ってキャリヤ中心部に供給し、キャリヤに形成した潤滑
油路によりキャリヤ中心部からプラネタリギヤ軸に形成
した潤滑油路へと遠心力を利用して供給し、プラネタリ
ギヤ軸に形成した潤滑油路からプラネタリギヤ軸受に供
給することで達成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、油ポンプから変速機軸心部の軸に形成した潤滑油路
に供給される作動油は多数の潤滑必要部に供給される関
係上、油ポンプによってキャリヤ中心部の潤滑油に付与
可能な圧力は低く、該圧力のみによってプラネタリギヤ
軸受への十分な潤滑油量を確保することはできない。従
って、プラネタリギヤ装置のキャリヤが常時非回転であ
る場合、遠心力を利用できないので、プラネタリギヤ軸
受への十分な潤滑油量を確保することはできない。
て、油ポンプから変速機軸心部の軸に形成した潤滑油路
に供給される作動油は多数の潤滑必要部に供給される関
係上、油ポンプによってキャリヤ中心部の潤滑油に付与
可能な圧力は低く、該圧力のみによってプラネタリギヤ
軸受への十分な潤滑油量を確保することはできない。従
って、プラネタリギヤ装置のキャリヤが常時非回転であ
る場合、遠心力を利用できないので、プラネタリギヤ軸
受への十分な潤滑油量を確保することはできない。
【０００４】この出願の発明は、キャリヤが常時非回転
であるプラネタリギヤ装置のプラネタリギヤ軸受を十分
に潤滑できるようにすることを目的とする。
であるプラネタリギヤ装置のプラネタリギヤ軸受を十分
に潤滑できるようにすることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項１の発
明は、キャリヤが常時非回転であるプラネタリギヤ装置
におけるプラネタリギヤ軸受の潤滑装置であって、前記
プラネタリギヤ軸受に潤滑油を供給する潤滑油路がプラ
ネタリギヤ軸に形成されており、入力によって駆動され
る油ポンプが吐出した油を前記潤滑油路に供給するため
の非回転の潤滑油路形成部材が前記キャリヤに隣接配置
されていることを特徴とするプラネタリギヤ軸受の潤滑
装置である。
明は、キャリヤが常時非回転であるプラネタリギヤ装置
におけるプラネタリギヤ軸受の潤滑装置であって、前記
プラネタリギヤ軸受に潤滑油を供給する潤滑油路がプラ
ネタリギヤ軸に形成されており、入力によって駆動され
る油ポンプが吐出した油を前記潤滑油路に供給するため
の非回転の潤滑油路形成部材が前記キャリヤに隣接配置
されていることを特徴とするプラネタリギヤ軸受の潤滑
装置である。
【０００６】この出願の請求項２の発明は、請求項１に
記載のプラネタリギヤ軸受の潤滑装置であって、前記油
ポンプ及び前記プラネタリギヤ装置を収容するケースに
は前記油ポンプが吐出した油を前記潤滑油路形成部材に
供給するための潤滑油路が形成されていることを特徴と
するプラネタリギヤ軸受の潤滑装置である。
記載のプラネタリギヤ軸受の潤滑装置であって、前記油
ポンプ及び前記プラネタリギヤ装置を収容するケースに
は前記油ポンプが吐出した油を前記潤滑油路形成部材に
供給するための潤滑油路が形成されていることを特徴と
するプラネタリギヤ軸受の潤滑装置である。
【０００７】この出願の請求項３の発明は、請求項１又
は請求項２に記載のプラネタリギヤ軸受の潤滑装置であ
って、前記油路形成部材が前記キャリヤに固定されてお
り、前記油路形成部材の前記キャリヤ側の側面には潤滑
油の通る溝が形成されていることを特徴とするプラネタ
リギヤ軸受の潤滑装置である。
は請求項２に記載のプラネタリギヤ軸受の潤滑装置であ
って、前記油路形成部材が前記キャリヤに固定されてお
り、前記油路形成部材の前記キャリヤ側の側面には潤滑
油の通る溝が形成されていることを特徴とするプラネタ
リギヤ軸受の潤滑装置である。
【０００８】この出願の発明に係るプラネタリギヤ軸受
の潤滑装置は、油ポンプからプラネタリギヤ軸の潤滑油
路に至る一連の潤滑油路からの油漏れを防止することに
より、プラネタリギヤ軸受に必要量の作動油を供給する
ことができ、プラネタリギヤ軸受を十分に潤滑できる。
の潤滑装置は、油ポンプからプラネタリギヤ軸の潤滑油
路に至る一連の潤滑油路からの油漏れを防止することに
より、プラネタリギヤ軸受に必要量の作動油を供給する
ことができ、プラネタリギヤ軸受を十分に潤滑できる。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１は、この出願の発明が適用さ
れる自動車用変速機のスケルトン図である。この自動車
用変速機は、エンジン出力がトルクコンバータを介して
入力軸Ｓｉに入力されるものであり、入力軸Ｓｉとダブ
ルプラネタリギヤタイプの第１列プラネタリギヤ装置
（左側のプラネタリギヤ装置）のサンギヤとが連結さ
れ、出力軸Ｓｏとシングルプラネタリギヤタイプの第３
列プラネタリギヤ装置（右側のプラネタリギヤ装置）の
キャリヤとが連結され、第２列プラネタリギヤ装置のサ
ンギヤと第３列プラネタリギヤ装置のサンギヤとが互い
に連結されると共に油圧作動の第１クラッチＣ１により
入力軸Ｓｉと選択的に連結可能とされ、第２列プラネタ
リギヤ装置のキャリヤと第３列プラネタリギヤ装置のリ
ングギヤとが互いに連結されると共に油圧作動の第２ク
ラッチＣ２により入力軸Ｓｉと選択的に連結可能とさ
れ、第１列プラネタリギヤ装置のキャリヤがケースに固
定されて常時非回転とされ、第１列プラネタリギヤ装置
のリングギヤが油圧作動の第３クラッチＣ３により第２
列プラネタリギヤ装置のリングギヤと選択的に連結可能
とされ、第２列プラネタリギヤ装置のリングギヤが油圧
作動の第１ブレーキＢ１により選択的にケースに固定可
能とされ、第３列プラネタリギヤ装置のリングギヤが油
圧作動の第２ブレーキＢ２により選択的にケースに固定
可能とされているものである。
れる自動車用変速機のスケルトン図である。この自動車
用変速機は、エンジン出力がトルクコンバータを介して
入力軸Ｓｉに入力されるものであり、入力軸Ｓｉとダブ
ルプラネタリギヤタイプの第１列プラネタリギヤ装置
（左側のプラネタリギヤ装置）のサンギヤとが連結さ
れ、出力軸Ｓｏとシングルプラネタリギヤタイプの第３
列プラネタリギヤ装置（右側のプラネタリギヤ装置）の
キャリヤとが連結され、第２列プラネタリギヤ装置のサ
ンギヤと第３列プラネタリギヤ装置のサンギヤとが互い
に連結されると共に油圧作動の第１クラッチＣ１により
入力軸Ｓｉと選択的に連結可能とされ、第２列プラネタ
リギヤ装置のキャリヤと第３列プラネタリギヤ装置のリ
ングギヤとが互いに連結されると共に油圧作動の第２ク
ラッチＣ２により入力軸Ｓｉと選択的に連結可能とさ
れ、第１列プラネタリギヤ装置のキャリヤがケースに固
定されて常時非回転とされ、第１列プラネタリギヤ装置
のリングギヤが油圧作動の第３クラッチＣ３により第２
列プラネタリギヤ装置のリングギヤと選択的に連結可能
とされ、第２列プラネタリギヤ装置のリングギヤが油圧
作動の第１ブレーキＢ１により選択的にケースに固定可
能とされ、第３列プラネタリギヤ装置のリングギヤが油
圧作動の第２ブレーキＢ２により選択的にケースに固定
可能とされているものである。
【００１０】図１の変速機においては、第１クラッチＣ
１と第２ブレーキＢ２が共に係合されることで前進第１
速度段が完成され、第１クラッチＣ１と第１ブレーキＢ
１が共に係合されることで前進第２速度段が完成され、
第１クラッチＣ１と第３クラッチＣ３が共に係合される
ことで前進第３速度段が完成され、第１クラッチＣ１と
第２クラッチＣ２が共に係合されることで前進第４速度
段が完成され、第２クラッチＣ２と第３クラッチＣ３が
共に係合されることで前進第５速度段が完成され、第２
クラッチＣ２と第１ブレーキＢ１が共に係合されること
で前進第６速度段が完成され、第３クラッチＣ３と第２
ブレーキＢ２が共に係合されることで後進速度段が完成
される。
１と第２ブレーキＢ２が共に係合されることで前進第１
速度段が完成され、第１クラッチＣ１と第１ブレーキＢ
１が共に係合されることで前進第２速度段が完成され、
第１クラッチＣ１と第３クラッチＣ３が共に係合される
ことで前進第３速度段が完成され、第１クラッチＣ１と
第２クラッチＣ２が共に係合されることで前進第４速度
段が完成され、第２クラッチＣ２と第３クラッチＣ３が
共に係合されることで前進第５速度段が完成され、第２
クラッチＣ２と第１ブレーキＢ１が共に係合されること
で前進第６速度段が完成され、第３クラッチＣ３と第２
ブレーキＢ２が共に係合されることで後進速度段が完成
される。
【００１１】図２〜図６は、図１に示す第１列プラネタ
リギヤ装置のプラネタリギヤ軸受の潤滑装置を示す図で
ある。図２において、第１列プラネタリギヤ装置は、同
心的に配置されたサンギヤ１１、リングギヤ１２及びキ
ャリヤ１３と、このキャリヤ１３に固定されたプラネタ
リギヤ軸１４により支承されていてサンギヤ１１に噛合
うプラネタリギヤ１５と、キャリヤ１３に固定されたプ
ラネタリギヤ軸１６により支承されていてリングギヤ１
２及びプラネタリギヤ１５に噛合うプラネタリギヤ１７
とを含んでいる。プラネタリギヤ１５の内周側に配設さ
れたニードル１８とプラネタリギヤ１５の両端側に配設
されたサイドワッシャ１９とでプラネタリギヤ軸受が構
成され、プラネタリギヤ１７の内周側に配設されたニー
ドル２０とプラネタリギヤ１７の両端側に配設されたサ
イドワッシャ２１とでプラネタリギヤ軸受が構成されて
いる。プラネタリギヤ１５及び１７はそれぞれ３つ存在
し、周方向に１２０度の間隔を置いて配設されている。
図２にはプラネタリギヤ１５及び１７がそれぞれ１つづ
つ示されている。
リギヤ装置のプラネタリギヤ軸受の潤滑装置を示す図で
ある。図２において、第１列プラネタリギヤ装置は、同
心的に配置されたサンギヤ１１、リングギヤ１２及びキ
ャリヤ１３と、このキャリヤ１３に固定されたプラネタ
リギヤ軸１４により支承されていてサンギヤ１１に噛合
うプラネタリギヤ１５と、キャリヤ１３に固定されたプ
ラネタリギヤ軸１６により支承されていてリングギヤ１
２及びプラネタリギヤ１５に噛合うプラネタリギヤ１７
とを含んでいる。プラネタリギヤ１５の内周側に配設さ
れたニードル１８とプラネタリギヤ１５の両端側に配設
されたサイドワッシャ１９とでプラネタリギヤ軸受が構
成され、プラネタリギヤ１７の内周側に配設されたニー
ドル２０とプラネタリギヤ１７の両端側に配設されたサ
イドワッシャ２１とでプラネタリギヤ軸受が構成されて
いる。プラネタリギヤ１５及び１７はそれぞれ３つ存在
し、周方向に１２０度の間隔を置いて配設されている。
図２にはプラネタリギヤ１５及び１７がそれぞれ１つづ
つ示されている。
【００１２】キャリヤ１３は筒状外周１３ａにてケース
２２の内周に嵌合され、図３に示すようにボルト２３に
よりケース２２に固定されている。キャリヤ１３の筒状
内周部１３ｂは軸受２４を介してサンギヤ１１を支承す
る。
２２の内周に嵌合され、図３に示すようにボルト２３に
よりケース２２に固定されている。キャリヤ１３の筒状
内周部１３ｂは軸受２４を介してサンギヤ１１を支承す
る。
【００１３】プラネタリギヤ軸１４にはトルクコンバー
タ、クラッチＣ１〜Ｃ３及びブレーキＢ１、Ｂ２の作動
油をプラネタリギヤ軸受に供給するための潤滑油路２５
が形成されており、プラネタリギヤ軸１６にも潤滑油を
プラネタリギヤ軸受に供給するための潤滑油路２６が形
成されている。潤滑油路２５及び２６の入口はプラネタ
リギヤ軸１４及び１６の左端に開口している。キャリヤ
１３の外周部１３ａと内周部１３ｂとの間で且つキャリ
ヤ１３の左側に隣接する潤滑油路形成部材２７は、図３
に示すように、キャリヤ１３の内周部１３ｂを取巻く環
状部分２７ａとこの環状部分２７ａからキャリヤ１３の
外周部１３ａに向かって延びる部分２７ｂとを有してお
り、７つのビス２８によってキャリヤ１３に固定されて
いる。潤滑油路形成部材２７のキャリヤ１３側の面には
一連の溝２９が形成されており、又、部分２７ｂの先端
面に開口すると共に溝２９に連通する通孔３０が形成さ
れている。潤滑油路形成部材２７とキャリヤ１３の対向
面間にはシール部材３１が介在され、部分２７ｂの先端
面とキャリヤ外周部１３ａの内周面の間にはシール部材
３２が通孔３０の開口を取巻くように介在されている。
溝２９はプラネタリギヤ軸１４の潤滑油路２５の入口及
びプラネタリギヤ軸１６の潤滑油路２６の入口に連通す
る。
タ、クラッチＣ１〜Ｃ３及びブレーキＢ１、Ｂ２の作動
油をプラネタリギヤ軸受に供給するための潤滑油路２５
が形成されており、プラネタリギヤ軸１６にも潤滑油を
プラネタリギヤ軸受に供給するための潤滑油路２６が形
成されている。潤滑油路２５及び２６の入口はプラネタ
リギヤ軸１４及び１６の左端に開口している。キャリヤ
１３の外周部１３ａと内周部１３ｂとの間で且つキャリ
ヤ１３の左側に隣接する潤滑油路形成部材２７は、図３
に示すように、キャリヤ１３の内周部１３ｂを取巻く環
状部分２７ａとこの環状部分２７ａからキャリヤ１３の
外周部１３ａに向かって延びる部分２７ｂとを有してお
り、７つのビス２８によってキャリヤ１３に固定されて
いる。潤滑油路形成部材２７のキャリヤ１３側の面には
一連の溝２９が形成されており、又、部分２７ｂの先端
面に開口すると共に溝２９に連通する通孔３０が形成さ
れている。潤滑油路形成部材２７とキャリヤ１３の対向
面間にはシール部材３１が介在され、部分２７ｂの先端
面とキャリヤ外周部１３ａの内周面の間にはシール部材
３２が通孔３０の開口を取巻くように介在されている。
溝２９はプラネタリギヤ軸１４の潤滑油路２５の入口及
びプラネタリギヤ軸１６の潤滑油路２６の入口に連通す
る。
【００１４】キャリヤ外周部１３ａには通孔３０に連通
するオリフィス３３が形成されている。このオリフィス
３３は、ケース２２の通孔に挿入されたパイプ３４の内
側に連通する。パイプ３４の先端外周側にはシール部材
３５が取り付けられており、ケース２２の通孔に取り付
けられたねじプラグ３６の締込みによってシール部材３
５が通孔内周及びキャリヤ外周部１３ａに圧接される。
パイプ３４のねじプラグ側の端部にはパイプ内側とケー
ス２２の潤滑油路３７とを連通するための切欠３８が形
成されている。潤滑油路３７は変速機入力により駆動さ
れる作動油ポンプのハウジング３９の吐出油路４０と連
通する。シール部材４１はケース２２とねじプラグ３６
の間を封止する。
するオリフィス３３が形成されている。このオリフィス
３３は、ケース２２の通孔に挿入されたパイプ３４の内
側に連通する。パイプ３４の先端外周側にはシール部材
３５が取り付けられており、ケース２２の通孔に取り付
けられたねじプラグ３６の締込みによってシール部材３
５が通孔内周及びキャリヤ外周部１３ａに圧接される。
パイプ３４のねじプラグ側の端部にはパイプ内側とケー
ス２２の潤滑油路３７とを連通するための切欠３８が形
成されている。潤滑油路３７は変速機入力により駆動さ
れる作動油ポンプのハウジング３９の吐出油路４０と連
通する。シール部材４１はケース２２とねじプラグ３６
の間を封止する。
【００１５】作動油ポンプのハウジング３９の吐出油路
４０から吐出される加圧作動油の一部が潤滑油路３７−
切欠３８−パイプ３４の内側−オリフィス３３−通孔３
０−溝２９を順次通って潤滑油路２５及び２６に供給さ
れ、潤滑油路２５及び２６からプラネタリギヤ軸受に供
給される。吐出油路４０から潤滑油路２５及び２６に至
る一連の潤滑油路は、この潤滑油路からの作動油漏れを
防止されているので、プラネタリギヤ軸受に必要量の作
動油を供給することができ、プラネタリギヤ軸受を十分
に潤滑できる。
４０から吐出される加圧作動油の一部が潤滑油路３７−
切欠３８−パイプ３４の内側−オリフィス３３−通孔３
０−溝２９を順次通って潤滑油路２５及び２６に供給さ
れ、潤滑油路２５及び２６からプラネタリギヤ軸受に供
給される。吐出油路４０から潤滑油路２５及び２６に至
る一連の潤滑油路は、この潤滑油路からの作動油漏れを
防止されているので、プラネタリギヤ軸受に必要量の作
動油を供給することができ、プラネタリギヤ軸受を十分
に潤滑できる。
【００１６】
【発明の効果】以上に説明したように、この出願の発明
に係るプラネタリギヤ軸受の潤滑装置によれば、キャリ
ヤが常時非回転であるプラネタリギヤ装置のプラネタリ
ギヤ軸受を十分に潤滑できる。
に係るプラネタリギヤ軸受の潤滑装置によれば、キャリ
ヤが常時非回転であるプラネタリギヤ装置のプラネタリ
ギヤ軸受を十分に潤滑できる。
【図１】この出願の発明が適用される自動車用変速機の
スケルトン図である。
スケルトン図である。
【図２】プラネタリギヤ軸受の潤滑装置を示す断面図で
ある。
ある。
【図３】図２の潤滑油路形成部材及びキャリヤを左方か
ら見た図である。
ら見た図である。
【図４】潤滑油路形成部材を図２の右方から見た図であ
る。
る。
【図５】図４中の５−５線に沿う断面図である。
【図６】ケース及び作動油ポンプハウジングの断面図で
ある。
ある。
１３・・・キャリヤ １４、１６・・・プラネタリギヤ軸 １５、１７・・・プラネタリギヤ １８、２０・・・ニードル １９、２１・・・サイドワッシャ ２２・・・ケース ２５、２６・・・潤滑油路 ２７・・・潤滑油路形成部材 ３７・・・潤滑油路 ４０・・・作動油ポンプハウジングの吐出油路
Claims (3)
- 【請求項１】 キャリヤが常時非回転であるプラネタリ
ギヤ装置におけるプラネタリギヤ軸受の潤滑装置であっ
て、前記プラネタリギヤ軸受に潤滑油を供給する潤滑油
路がプラネタリギヤ軸に形成されており、入力によって
駆動される油ポンプが吐出した油を前記潤滑油路に供給
するための非回転の潤滑油路形成部材が前記キャリヤに
隣接配置されていることを特徴とするプラネタリギヤ軸
受の潤滑装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載のプラネタリギヤ軸受の
潤滑装置であって、前記油ポンプ及び前記プラネタリギ
ヤ装置を収容するケースには前記油ポンプが吐出した油
を前記潤滑油路形成部材に供給するための潤滑油路が形
成されていることを特徴とするプラネタリギヤ軸受の潤
滑装置。 - 【請求項３】 請求項１又は請求項２に記載のプラネタ
リギヤ軸受の潤滑装置であって、前記油路形成部材が前
記キャリヤに固定されており、前記油路形成部材の前記
キャリヤ側の側面には潤滑油の通る溝が形成されている
ことを特徴とするプラネタリギヤ軸受の潤滑装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000035289A JP2001227625A (ja) | 2000-02-14 | 2000-02-14 | プラネタリギヤ軸受の潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000035289A JP2001227625A (ja) | 2000-02-14 | 2000-02-14 | プラネタリギヤ軸受の潤滑装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001227625A true JP2001227625A (ja) | 2001-08-24 |
Family
ID=18559511
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000035289A Pending JP2001227625A (ja) | 2000-02-14 | 2000-02-14 | プラネタリギヤ軸受の潤滑装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001227625A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003060347A2 (en) | 2002-01-17 | 2003-07-24 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Planetary gearset |
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