JP3988323B2 - リセット機構付きスイッチ - Google Patents

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/16Magnetic circuit arrangements
    • H01H50/18Movable parts of magnetic circuits, e.g. armature
    • H01H50/32Latching movable parts mechanically
    • H01H50/326Latching movable parts mechanically with manual intervention, e.g. for testing, resetting or mode selection

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リセット機構付きのスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のスイッチとしては、次に示すものがあった。図8にその正面断面図を、図9(a),(b)にその側面断面図を示す。この従来技術は図示したように、ケース100に対して揺動自在に枢着されたハンドル101と、このハンドル101の揺動に伴ってオン、オフされるスイッチ機構を有している。このスイッチ機構のオン、オフ状態の切り替えは、ハンドル101の揺動に連動する図示せぬ可動接点を固定接点と接触、非接触させることで行う。そして、ケース100内には、一対の脚片を有する鉄芯104の一方の脚片に励磁コイル105を巻回したコイルボビン103が装着された電磁石102が収容されている。
【0003】
また、ハンドル101の下面には、鉄芯104の両脚片の先端部に隣接可能な鉄片からなる接極子106が固着してあり、接極子106は鉄芯104の両脚片に対応して一対あり、両接極子106の間にはフェライト系の永久磁石107が取り付けている。
【0004】
そして、図9(a)に示すように手動でハンドル101の右端部をケース100に押し込んだ状態では、上記スイッチ機構がオン状態となり、反対に図9(b)に示すように手動でハンドル101の左端部をケース100に押し込んだ状態では、上記スイッチ機構がオフ状態となる。ハンドル101には後述するリセット機構を構成する復帰ばね108が、右端部を常に上方に付勢するよう設けられており、ハンドル101の右端部を押し込むと、復帰ばね108のばね力に抗して、接極子106が鉄芯104に当接して永久磁石107の磁力により吸着され、ハンドル101の押し込み状態が保持されてスイッチ機構がオン状態になる。
【0005】
また本スイッチは、図9(a)のようにハンドル101の右端部が押し込まれスイッチ機構がオン状態であるときに、外部信号により、上記した永久磁石107の磁力による吸着力を打ち消す方向に電磁石102の励磁コイル105に通電されると、鉄芯104と接極子106との間に反発力が生じ、ハンドル101が復帰ばね108のばね力によって反転揺動し、スイッチ機構がオフ状態になるリセット機構を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したリセット機構を構成する永久磁石107と電磁石102が、それぞれハンドル101とケース100とに分かれて配置されているため、ハンドル101とケース100の寸法ばらつき、また組立ばらつきによって、接極子106と鉄芯104との吸着部の磁気吸着状態が変化する。よって、上記永久磁石107による吸着力を打ち消すための励磁コイル105への入力電圧(リセット電圧)などのリセット機構の動作特性を吸着部の吸着状態に対応する所望のものとするために、製造工程でリセット機構の動作特性などを管理する必要があった。
【0007】
また、上記した吸着状態のばらつきを抑えるために、ケース101への電磁石102の組立位置の精度を高めることが必要となり、図10に示すように電磁石102をケース100に精度よくかしめていた。つまり、電磁石102のコイルボビン103に設けられた外部端子115a,115bがケース100にかしめ取付部114a,114bにてかしめ取付されていた。電磁石102をケース100へかしめる場合、かしめ工程と寸法管理が必要となり、製造工程が複雑となるとともに、その廃棄の際などの電磁石102とケース100の分解が容易にできず、分別廃棄やリサイクルが困難となっていた。
【0008】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は製造工程が簡単であり、廃棄やリサイクルが容易であるリセット機構付きスイッチを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、ケースに対して揺動自在に枢着されたハンドルの揺動に伴ってオンオフされるスイッチ機構を有し、前記スイッチ機構をオンさせる前記ハンドルの揺動により連動して移動して永久磁石の磁力によって吸着保持され、外部信号により前記永久磁石による吸着力が弱められると前記吸着が解除されて、前記ハンドルを反転揺動させ、前記スイッチ機構をオフする磁性駆動手段を有したリセット機構を前記ケースに配設し、前記リセット機構は、永久磁石と、ヨークと、ばねと、前記ばねの付勢力により一方向に付勢された前記磁性駆動手段である鉄芯と、前記鉄芯の周囲に配置される励磁コイルとにより構成されるとともに、前記スイッチ機構をオンさせる前記ハンドルの揺動で前記鉄芯は前記ばねの付勢力に抗して前記ハンドルにより押動されて前記永久磁石の磁力によって前記ヨークに吸着され、前記鉄芯、ヨーク、永久磁石により閉磁路が形成されて吸着状態が保持され、外部信号により前記励磁コイルに、前記鉄芯の前記永久磁石による吸着力を弱める方向に通電されると、前記吸着が解除されて前記鉄芯が前記ばねの付勢方向に変位し、前記ハンドルを反転揺動して前記スイッチ機構をオフするよう構成され、さらに前記リセット機構は、前記鉄芯が挿通される貫通孔を有し周囲に前記励磁コイルが巻回されるコイルボビンに、前記永久磁石、ヨークおよびばねが一体的に配置されて、前記ケースに配設され、前記貫通孔の前記コイルボビン上面側の開口部周辺に隔壁を設けたことを特徴とする。よって、リセット機構がケース内に配設されるので、ケースとハンドルの寸法、組立ばらつきがあっても、リセット機構の磁性駆動手段の吸着状態に影響はなく、製造工程での特別な管理がない状態でも、磁性駆動手段の永久磁石による吸着力を弱めてリセット機構を動作させる動作特性を吸着状態に対応する所望のものとすることができる。また、リセット機構が容易にケースに取り付けられる。さらに、前記貫通孔の前記コイルボビン上面側の開口部より貫通孔の内部に外部の金属粉などが侵入するのを防止し、貫通孔の底面側に設けられた吸着部への外部金属粉などの侵入を防ぐことができる。そのため、前記吸着部の吸着不良を防いで、ハンドルの揺動を確実にし、スイッチ機構が確実にオンするようになる。さらにまた、一旦スイッチ機構をオンさせるハンドル操作により鉄芯がヨークに吸着されると、その後のハンドルの揺動に関係なく吸着状態が保持されるため、スイッチ機構をオンさせるハンドル操作の度に、鉄芯とヨークが吸着することがないので、ハンドルの操作性が向上する。
【0011】
また、請求項の発明は、請求項記載の発明において、前記コイルボビンは前記ケースに設けられた孔部に嵌合する嵌合爪を備えていることを特徴とする。よって、嵌合爪をケースの孔部に挿入するだけで、簡単にコイルボビンをケースに取り付けることができる。また、嵌合させて取り付けを行っているため、コイルボビンをケースから分解することも容易に行うことができ、それぞれの分別廃棄、リサイクルが容易になる。
【0012】
また、請求項の発明は、請求項または請求項に記載の発明において、前記ケースの上面に前記ハンドルが枢着され、前記貫通孔の形成方向が前記ケースの上下方向になるように前記コイルボビンが前記ケースに配設され、前記永久磁石は前記貫通孔を挟んで両側に2つ配置されるとともに、前記ヨークは略コ字状に形成され、その両側片が前記各永久磁石のそれぞれに対向し、前記両側片に挟まれた中間片が前記貫通孔の前記コイルボビン底面側の開口部に対向するように、前記ヨークが前記コイルボビンの外面に配置され、前記開口部より露出する前記鉄芯の一端が前記ヨークの中間片に吸着されることを特徴とする。よって、鉄芯とヨークの吸着部がケース上面のハンドルが枢着されたところより離れたコイルボビンの底部に配置されており、外部の金属粉などの吸着部への侵入を防ぐことができる。また、永久磁石が前記吸着部の上方に位置するので、上方より侵入する外部の金属粉などが永久磁石で吸着され、前記鉄芯とヨークの吸着部への侵入をより防ぐことでき、吸着部の吸着不良を防止して、ハンドルの揺動を確実にし、スイッチ機構が確実にオンするようになる。
【0014】
また、請求項の発明は、請求項1から請求項のいずれかに記載の発明において、前記ケースは、前記スイッチ機構と前記リセット機構を分離する分離片を有していることを特徴とする。よって、スイッチ機構とリセット機構の絶縁が可能となる。
【0015】
また、請求項の発明は、請求項1から請求項のいずれかに記載の発明において、前記スイッチ機構が2つ設けられていることを特徴とする。よって、同時に2つの電気回路のスイッチを切り換えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1はリセット機構が動作していないときのスイッチの正面断面図を、図2(a)(b)はリセット機構が動作していないときのハンドルを操作した各場合におけるスイッチの側面断面図を、図3はリセット機構が動作したときのスイッチの側面断面図を、図4はスイッチ機構を示す側面断面図を表している。
【0017】
樹脂製のケース1の上面は開口され、この開口部を覆うようにハンドル2が揺動自在に取付部7にて枢着される。ハンドル2は、揺動時にハンドル2の両端の何れか一方の端部がケース1の上面から突出するような形状に形成されており、突出している端部を押し込めばハンドル2を揺動させることができる。
【0018】
ケース1の両側面側にはそれぞれ固定端子27と接点端子28が設けられており、固定端子27には可動片29が接触するよう設けられている。可動片29は、一端にくぼみ部29aを有しており、他端には接点端子28の端子部28aと接触する接触子29bが設けられている。可動片29のくぼみ部29aには反転ばね30の一端部が装着され、反転ばね30の他端部は、ハンドル2の裏面に設けられた保持筒2bに挿入されている。
【0019】
図4ではハンドル2の左端部が押し込まれた状態を示しており、可動片29の接触子29bは接点端子28の端子部28aと離れた状態であり、固定端子27と接点端子28は非導通である。ここで、ハンドル2の右端部が押し込まれると、反転ばね30が反転して可動片29の接触子29bが接点端子28の端子部28aと接触し、固定端子27と接点端子28が導通する。これら固定端子27、接点端子28、可動片29、反転ばね30はスイッチ機構を構成しており、このようなハンドル2の揺動により、固定端子27と接点端子28の導通、非導通が切り換えられ、スイッチ機構のオンオフ状態が切り換えられる。このスイッチ機構は、図1に示すようにスイッチの正面からみて左右の端部にそれぞれ設けられており、各スイッチ機構が設けられる各端部と、後述するリセット機構が設けられる中央部との間には分離片35a,35bが設けられて、各スイッチ機構とリセット機構が絶縁されている。またこのように、スイッチ機構が2つ設けられているため、同時に2つの電気回路のスイッチを切り換えることができる。
【0020】
また、ケース1の正面からみて中央部には、その底部にコイルボビン4が縦置きにして取り付けられている。このコイルボビン4は周囲に励磁コイル5が巻回される筒部10と、その上部に形成され永久磁石14を保持する永久磁石保持部12と、さらにその上部に形成されその周囲に復帰ばね9が保持される筒形状の復帰ばね保持部(図示せぬ)を有しており、筒部10の下部に設けられケース1の側面横方向に長さを有する底部11にてケース1に取り付けられている。また、励磁コイル5の両端は、コイルボビン4の底部11に設けられた一対の端子21,21にそれぞれ接続され、ケース1の底面より外部に引き出される。
【0021】
このコイルボビン4には上端部の復帰ばね保持部から下端部の底部11にかけてケース1の上下方向に貫通する略直方体形状の空間からなる貫通孔15が形成され、その貫通孔15には略直方体の板形状であり、上端部には復帰ばね9の上端に係止する他より幅広に形成された係止部16bが設けられた磁性駆動手段である鉄芯16が挿通されている。この鉄芯16を円柱状でなく、略直方体の形状として省スペース化を図っている。
【0022】
上記永久磁石保持部12は、筒部10上部に貫通孔15を挟んで正面からみて左右両側に設けられており、それぞれ貫通孔15と反対側の一面が開口した略直方体状の空間を有している。各永久磁石保持部12にはそれぞれ、略直方体状であり磁性体のスペーサ18と、希土類であり貫通孔15と直交する方向の幅が薄い直方体形状の上記永久磁石14が、貫通孔15から外方向に向かって永久磁石14、スペーサ18の順で保持されている。この各永久磁石14は、貫通孔15に挿通される板形状の鉄芯16の広い面積を有する側面に対向するよう配置されている。
【0023】
図7に永久磁石保持部12に永久磁石14を挿入する状態を示している。尚、図7では、コイルボビン4のうち永久磁石保持部12の部分だけを図示しており、その上部の復帰ばね9を保持する部分、およびその下部の筒部10の図示を省略している。永久磁石保持部12は、上記のように永久磁石14、スペーサ18が挿入され保持される保持空間50を有しており、保持空間50周囲の上下左右の側壁のうち、左右の側壁51,52には永久磁石14を挿入するP方向に円弧状にへこんだ凹部51a,52aが設けられている。そのため、永久磁石14の両端を2本の挟持部60,61を有する組立治具で挟持して永久磁石保持部12の保持空間50に挿入する際、挟持部60,61の端部60a,61aが側壁51,52に接触することがなく容易に挿入することができる。また、永久磁石保持部12は、永久磁石14の貫通孔15に対向する一面も開口部53が開口している。尚、永久磁石保持部12の図中背面側も同様の形状をしており、永久磁石14が保持される。
【0024】
また、コイルボビン4の外面には側部と底部を覆うように、正面から見てコ字形状の磁性体であるヨーク17が配置されている。すなわち、ヨーク17の両側片17aのそれぞれが、ヨーク17の両端部で、スペーサ18を挟んで上記各永久磁石14と対向し、両側片17aに挟まれた底部の中間片17bが貫通孔15のコイルボビン4底面側の開口部と対向するようにヨーク17が配置されている。ここで、コイルボビン4底面側の貫通孔15の開口部より露出する鉄芯16の一端部16aがヨーク17の中間片17bに吸着され、この吸着部の上方に上記各永久磁石14が配置される。
【0025】
図6(a)(b)に示すように、永久磁石保持部12の上部には、復帰ばね9がその周囲に保持される筒形状の上記した復帰ばね保持部13が突出形成されており、この復帰ばね保持部13は、復帰ばね9を保持させる際の復帰ばね9の移動方向である下方に向かって太くなるように突出形成されている。ここで、図6(a)(b)は、鉄芯16を貫通孔15に挿通していない状態を示しており、復帰ばね9は付勢方向である上方に伸びた状態である。図1に示すように、鉄芯16の一端部16aがヨーク17に吸着された状態では、貫通孔15の上面より飛び出る鉄芯16の他端部に設けられた係止部16bとコイルボビン4の永久磁石保持部12の上面との間に復帰ばね9が固定される。
【0026】
このように、復帰ばね9を図1に示すように固定するまでの間、復帰ばね保持部13に復帰ばね9を保持することで、復帰ばね9を仮固定でき、倒れたり脱落したりすることを防止して組立性が向上する。また、復帰ばね保持部13は、復帰ばね9を保持させる際、復帰ばね保持部13への復帰ばね9の移動方向に向かって太くなる形状であるため、復帰ばね9を復帰ばね保持部13の外面に引っかかることなく容易に復帰ばね保持部13の周囲に配置できる。
【0027】
また永久磁石保持部12の上部には、復帰ばね保持部13のケース1側面方向右側に、復帰ばね保持部13の上端より高く形成され、ケース1側面と直交方向に主面を有する片状の隔壁25が設けられている。すなわち隔壁25は、復帰ばね保持部13の上面に開口している貫通孔15の開口部周辺に設けられ、その開口部より貫通孔15の内部に外部の金属粉などが侵入するのを防止している。よって、貫通孔15の底面側に設けられた吸着部への外部金属粉などの侵入を防ぐことができる。
【0028】
この復帰ばね9、永久磁石14、鉄芯16、励磁コイル5、ヨーク17によりリセット機構が構成され、このリセット機構は上述したように、コイルボビン4に一体化して配置される。よって、このリセット機構のケース1への取り付けが容易である。このリセット機構は、鉄芯16が復帰ばね9により常時上方に付勢されており、ハンドル2により下方に押動され、鉄芯16の一端部16aが、一旦、ヨーク17の中間片17bに吸着されると、鉄芯16、永久磁石14、スペーサ18、ヨーク17に形成された閉磁路により、その吸着状態が保持されるようになる。
【0029】
また、コイルボビン4の底部11の長さ方向の両端部には、ケース1の底面に設けられた孔部に嵌合する嵌合爪20a,20bが設けられている。この嵌合爪20a,20bのそれぞれには、図5に示すように、ケース1の孔部に対向する側に嵌合爪20a,20bの孔部への挿入をガイドする斜面22a,22bが設けられ、また挿入後コイルボビン4が上方向へ抜けるのを防止する突部23a,23bが互いに逆方向に突出形成されている。これにより、嵌合爪20a,20bをケース1の孔部に挿入するだけで、簡単にコイルボビン4をケース1に取り付けることができる。また、従来のようにかしめ取り付けを行っておらず、嵌合爪20a,20bを孔部へ挿入するだけの取り付けであるため、コイルボビン4をケース1から分解することも容易に行うことができ、それぞれの分別廃棄、リサイクルが容易になる。
【0030】
上記ように構成されたスイッチの動作を説明する。図2(a)に示すように手動でハンドル2の右端部が押し込まれると、ハンドル2が揺動して、リセット機構は、復帰ばね9の付勢力に抗して、ハンドル2の裏面に設けられた突起部2aにより、鉄芯16の上端の係止部16bが下方に押動される。このように、ハンドル2の揺動により連動して鉄芯16が下方に移動すると、永久磁石の磁力によって磁化された鉄芯16の一端部16aがその磁力によって、ヨーク17の中間片17bに吸着され、鉄芯16、永久磁石14、スペーサ18、ヨーク17に閉磁路が形成されて、その吸着状態が保持される。
【0031】
このようにリセット機構は一旦、鉄芯16がヨーク17に吸着されると、その後のハンドル2の揺動に関係なく、同じ状態が保持される。つまり、復帰ばね9、永久磁石14、鉄芯16、励磁コイル5、ヨーク17により構成されるリセット機構がケース1に配設されているため、鉄芯16とヨーク17の吸着動作はハンドル2の揺動とは独立している。よって、従来のようにスイッチ機構をオンさせるハンドル2の操作の度に吸着動作がなされてハンドル2の操作感触が悪くなることがない。
【0032】
一方、スイッチ機構は、ハンドル2の右端部が押し込まれると、ハンドル2の揺動により、図4で示した反転ばね30が変位し、可動片29の接触子29bが接点端子28の端子部28aと接触してオン状態となる。
【0033】
この状態で、図2(b)に示すように、手動でハンドル2の左端部が押し込まれると、ハンドル2が反転揺動し、反転ばね30が変位し、可動片29の接触子29bが接点端子28の端子部28aから離れて、スイッチ機構がオフ状態となる。このとき、上記リセット機構は変化せず図2(a)で示した場合と同じである。
【0034】
図2(a)に示されるスイッチ機構がオンの状態で、外部信号により一対の端子21を介して、鉄芯16のヨーク17への永久磁石14による吸着力を弱める方向に励磁コイル5に通電されると、コイルボビン4に挿通された鉄芯16が励磁されて、その一端部16aの吸着力が減少する。そして、鉄芯16とヨーク17の吸着が解除されて、図3に示すように復帰ばね9の付勢力により、鉄芯16が上方に変位して、鉄芯16の係止部16bによりハンドル2の突起部2aが上方に押し上げられハンドル2の右端部が上方に反転揺動し、スイッチ機構がオフ状態になる。このようにリセット機構が、外部信号により動作する。
【0035】
このように、本実施形態においては、永久磁石14、ヨーク17、復帰ばね9、鉄芯16、励磁コイル5により構成されるリセット機構がケース1に配設されているので、ケース1とハンドル2の寸法、組立ばらつきがあっても、鉄芯16とヨーク17の吸着部に影響がなく、その吸着状態は変化することがない。よって、製造工程での特別な管理がない状態でも、リセット機構の動作特性を吸着状態に対応する所望のものとすることができる。
【0036】
また、リセット機構は、貫通孔15のコイルボビン4底部から露出する鉄芯16の一端部16aとヨーク17の中間片17bが吸着されるため、その吸着部がケース1の上面のハンドル2が枢着される開口部より離れたコイルボビン4の底部に配置されており、トナーなどの外部金属粉などが吸着部に侵入することを防止することができる。また、吸着部上方の貫通孔15を挟んで両側にそれぞれ永久磁石14が配置されているので、上方より侵入するトナーなどの外部金属粉が永久磁石14で吸着され、上記吸着部への侵入を防ぐことができる。よって、吸着部の吸着不良を防止してハンドルの揺動を確実にし、スイッチ機構が確実にオンするようになる。
【0037】
また、上記したように本実施形態では、永久磁石14は希土類の磁石を用いているため、所定の吸着特性を得るために、従来例のようにフェライト系の磁石を用いた場合に比べて、磁石を薄くすることができ、磁気抵抗を小さくすることができ、さらに磁石を薄くした空き部分に、安価な電磁軟鉄などの磁性体のスペーサ18を付加して、磁気抵抗を小さくしている。よって、永久磁石14による吸着力を打ち消すための励磁コイル5への入力電圧(リセット電圧)などのリセット機構の特性、すなわち、リセット機構の動作特性を小さくすることができ、安定した品質を確保できる。
【0038】
【発明の効果】
上記したように請求項1の発明は、ケースに対して揺動自在に枢着されたハンドルの揺動に伴ってオンオフされるスイッチ機構を有し、前記スイッチ機構をオンさせる前記ハンドルの揺動により連動して移動して永久磁石の磁力によって吸着保持され、外部信号により前記永久磁石による吸着力が弱められると前記吸着が解除されて、前記ハンドルを反転揺動させ、前記スイッチ機構をオフする磁性駆動手段を有したリセット機構を前記ケースに配設したため、リセット機構がケース内に配設されるので、ケースとハンドルの寸法、組立ばらつきがあっても、リセット機構の磁性駆動手段の吸着状態に影響はなく、製造工程での特別な管理がない状態でも、磁性駆動手段の永久磁石による吸着力を弱めてリセット機構を動作させる動作特性を吸着状態に対応する所望のものとすることができる。また、前記リセット機構は、永久磁石と、ヨークと、ばねと、前記ばねの付勢力により一方向に付勢された前記磁性駆動手段である鉄芯と、前記鉄芯の周囲に配置される励磁コイルとにより構成されるとともに、前記スイッチ機構をオンさせる前記ハンドルの揺動で前記鉄芯は前記ばねの付勢力に抗して前記ハンドルにより押動されて前記永久磁石の磁力によって前記ヨークに吸着され、前記鉄芯、ヨーク、永久磁石により閉磁路が形成されて吸着状態が保持され、外部信号により前記励磁コイルに、前記鉄芯の前記永久磁石による吸着力を弱める方向に通電されると、前記吸着が解除されて前記鉄芯が前記ばねの付勢方向に変位し、前記ハンドルを反転揺動して前記スイッチ機構をオフするよう構成され、さらに前記リセット機構は、前記鉄芯が挿通される貫通孔を有し周囲に前記励磁コイルが巻回されるコイルボビンに、前記永久磁石、ヨークおよびばねが一体的に配置されて、前記ケースに配設されるため、リセット機構が容易にケースに取り付けられる。さらに、前記貫通孔の前記コイルボビン上面側の開口部周辺に隔壁を設けたため、前記貫通孔の前記コイルボビン上面側の開口部より貫通孔の内部に外部の金属粉などが侵入するのを防止し、貫通孔の底面側に設けられた吸着部への外部金属粉などの侵入を防ぐことができる。そのため、前記吸着部の吸着不良を防いで、ハンドルの揺動を確実にし、スイッチ機構が確実にオンするようになる。さらにまた、一旦スイッチ機構をオンさせるハンドル操作により鉄芯がヨークに吸着されると、その後のハンドルの揺動に関係なく吸着状態が保持されるため、スイッチ機構をオンさせるハンドル操作の度に、鉄芯とヨークが吸着することがないので、ハンドルの操作性が向上する。
【0040】
また、請求項の発明は、請求項記載の発明において、前記コイルボビンは前記ケースに設けられた孔部に嵌合する嵌合爪を備えているため、嵌合爪をケースの孔部に挿入するだけで、簡単にコイルボビンをケースに取り付けることができる。また、嵌合させて取り付けを行っているため、コイルボビンをケースから分解することも容易に行うことができ、それぞれの分別廃棄、リサイクルが容易になる。
【0041】
また、請求項の発明は、請求項または請求項に記載の発明において、前記ケースの上面に前記ハンドルが枢着され、前記貫通孔の形成方向が前記ケースの上下方向になるように前記コイルボビンが前記ケースに配設され、前記永久磁石は前記貫通孔を挟んで両側に2つ配置されるとともに、前記ヨークは略コ字状に形成され、その両側片が前記各永久磁石のそれぞれに対向し、前記両側片に挟まれた中間片が前記貫通孔の前記コイルボビン底面側の開口部に対向するように、前記ヨークが前記コイルボビンの外面に配置され、前記開口部より露出する前記鉄芯の一端が前記ヨークの中間片に吸着されるため、鉄芯とヨークの吸着部がケース上面のハンドルが枢着されたところより離れたコイルボビンの底部に配置されており、外部の金属粉などの吸着部への侵入を防ぐことができる。また、永久磁石が前記吸着部の上方に位置するので、上方より侵入する外部の金属粉などが永久磁石で吸着され、前記鉄芯とヨークの吸着部への侵入をより防ぐことでき、吸着部の吸着不良を防止して、ハンドルの揺動を確実にし、スイッチ機構が確実にオンするようになる。
【0043】
また、請求項の発明は、請求項1から請求項のいずれかに記載の発明において、前記ケースは、前記スイッチ機構と前記リセット機構を分離する分離片を有しているため、スイッチ機構とリセット機構の絶縁が可能となる。
【0044】
また、請求項の発明は、請求項1から請求項のいずれかに記載の発明において、前記スイッチ機構が2つ設けられているため、同時に2つの電気回路のスイッチを切り換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリセット機構付きスイッチのリセット機構が動作していないときの構造を示す正面断面図である。
【図2】本発明のリセット機構付きスイッチのリセット機構が動作していないときのハンドル操作をした各場合における構造を示す図であって、(a)(b)はいずれも側面断面図である。
【図3】本発明のリセット機構付きスイッチのリセット機構が動作したときの構造を示す側面断面図である。
【図4】本発明のリセット機構付きスイッチの構造を示す他の側面断面図である。
【図5】本発明のリセット機構付きスイッチにおけるコイルボビンのケースへの取り付け状態を示す側面断面図である。
【図6】本発明のリセット機構付きスイッチにおける復帰ばね保持部に復帰ばねが保持された状態を示す図であって、(a)は側面断面図、(b)は正面断面図である。
【図7】本発明のリセット機構付きスイッチの永久磁石保持部に永久磁石を挿入する状態を示す斜視図である。
【図8】従来のリセット機構付きスイッチの構造を示す正面断面図である。
【図9】従来のリセット機構付きスイッチの構造を示す図であって、(a)(b)はいずれも側面断面図である。
【図10】従来のリセット機構付きスイッチにおける電磁石のケースへの取り付け状態を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 ケース
2 ハンドル
4 コイルボビン
5 励磁コイル
9 復帰ばね
14 永久磁石
15 貫通孔
16 鉄芯
17 ヨーク
18 スペーサ
27 固定端子
29 可動片
30 反転ばね

Claims (5)

  1. ケースに対して揺動自在に枢着されたハンドルの揺動に伴ってオンオフされるスイッチ機構を有し、前記スイッチ機構をオンさせる前記ハンドルの揺動により連動して移動して永久磁石の磁力によって吸着保持され、外部信号により前記永久磁石による吸着力が弱められると前記吸着が解除されて、前記ハンドルを反転揺動させ、前記スイッチ機構をオフする磁性駆動手段を有したリセット機構を前記ケースに配設し、前記リセット機構は、永久磁石と、ヨークと、ばねと、前記ばねの付勢力により一方向に付勢された前記磁性駆動手段である鉄芯と、前記鉄芯の周囲に配置される励磁コイルとにより構成されるとともに、前記スイッチ機構をオンさせる前記ハンドルの揺動で前記鉄芯は前記ばねの付勢力に抗して前記ハンドルにより押動されて前記永久磁石の磁力によって前記ヨークに吸着され、前記鉄芯、ヨーク、永久磁石により閉磁路が形成されて吸着状態が保持され、外部信号により前記励磁コイルに、前記鉄芯の前記永久磁石による吸着力を弱める方向に通電されると、前記吸着が解除されて前記鉄芯が前記ばねの付勢方向に変位し、前記ハンドルを反転揺動して前記スイッチ機構をオフするよう構成され、さらに前記リセット機構は、前記鉄芯が挿通される貫通孔を有し周囲に前記励磁コイルが巻回されるコイルボビンに、前記永久磁石、ヨークおよびばねが一体的に配置されて、前記ケースに配設され、前記貫通孔の前記コイルボビン上面側の開口部周辺に隔壁を設けたことを特徴とするリセット機構付きスイッチ。
  2. 前記コイルボビンは前記ケースに設けられた孔部に嵌合する嵌合爪を備えていることを特徴とする請求項1に記載のリセット機構付きスイッチ。
  3. 前記ケースの上面に前記ハンドルが枢着され、前記貫通孔の形成方向が前記ケースの上下方向になるように前記コイルボビンが前記ケースに配設され、前記永久磁石は前記貫通孔を挟んで両側に2つ配置されるとともに、前記ヨークは略コ字状に形成され、その両側片が前記各永久磁石のそれぞれに対向し、前記両側片に挟まれた中間片が前記貫通孔の前記コイルボビン底面側の開口部に対向するように、前記ヨークが前記コイルボビンの外面に配置され、前記開口部より露出する前記鉄芯の一端が前記ヨークの中間片に吸着されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリセット機構付きスイッチ。
  4. 前記ケースは、前記スイッチ機構と前記リセット機構を分離する分離片を有していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のリセット機構付きスイッチ。
  5. 前記スイッチ機構が2つ設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のリセット機構付きスイッチ。
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