JPH09293443A - 有極リレー - Google Patents

有極リレー

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JPH09293443A
JPH09293443A JP10779796A JP10779796A JPH09293443A JP H09293443 A JPH09293443 A JP H09293443A JP 10779796 A JP10779796 A JP 10779796A JP 10779796 A JP10779796 A JP 10779796A JP H09293443 A JPH09293443 A JP H09293443A
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JP
Japan
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pole
magnetic
contact
coil
permanent magnet
Prior art date
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Pending
Application number
JP10779796A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Yamamoto
都彦 山本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 双安定型のものを簡単に実現する。 【解決手段】 鉄芯11にコイル13を巻回した電磁石部1
と、固定接点21a に接離する可動接点22a を設けた可動
ばね22が鉄芯11の磁極部11a に対向する永久磁石23を取
着されてなる接点部2 と、ベース31及びケース32からな
り電磁石部1 と接点部2 とを絶縁壁31a を介して収容す
るハウジング3 と、を備え、コイル13を指定方向に励磁
したときに鉄芯11の磁極部11a と永久磁石23との間の磁
気作用により可動ばね22が駆動される有極リレーにおい
て、可動ばね22が駆動された状態で永久磁石23に吸着さ
れる磁性片24をベース31に設けた構成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有極リレーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の有極リレーとして図5及び図6に
示すものがある。このものは、鉄芯A1にコイルA2を巻回
した電磁石部A と、固定接点B1に接離する可動接点B2
設けた可動ばねB3が鉄芯A1の磁極部A11 に対向する永久
磁石B4を取着されてなる接点部B と、電磁石部A と接点
部B とを絶縁壁C1を介して収容するハウジングC と、を
備え、コイルA2を指定方向に励磁したときに鉄芯A1の磁
極部A11 と永久磁石B4との間の磁気反発力により可動ば
ねB3が駆動される構成となっている。
【0003】さらに詳しくは、コイルA2を励磁していな
いときは、図5に示すように、可動接点B2が固定接点B1
から開離するよう、可動ばねB3は自己のばね力により復
帰しているが、図6に示すように、コイルA2を指定方向
に励磁して永久磁石B4のN極側に対向する鉄芯A1の磁極
部A11 をN極に磁化すると、同極同士のために永久磁石
B4は磁極部A11 との間の磁気反発力によって可動接点B2
が駆動され、可動接点B2が固定接点B1に当接する。次い
で、コイルA2の励磁を無くすると、可動ばねB3は自己の
ばね力により図5の状態に復帰する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の有極リ
レーにあっては、コイルA2を指定方向に励磁したときに
鉄芯A1の磁極部A11 と永久磁石B4との間の磁気反発力に
より可動ばねB3が駆動されるから、電磁石部A は、接点
部B の可動ばねB3を直接駆動するために鉄芯A1の磁極部
A11 に吸引されて揺動する接極子という通常の電磁リレ
ーに使用される部材を必要とせず、従って、電磁石部A
と接点部B との間に絶縁壁C1を設けることができ、それ
によって確実に絶縁することができる。
【0005】しかしながら、コイルA2の励磁を無くする
と、可動ばねB3は自己のばね力により復帰して元の状態
に戻る、いわゆる単安定型のものであって、コイルA2
励磁を無くしてもその状態を維持する、いわゆる双安定
型のものになっていない。
【0006】また、電磁石部A は、鉄芯A1の磁極部A11
に吸引されて揺動する接極子を必要とせず、つまり可動
する部分がないため、接点が開閉されて消耗等の発生す
る厳しい動作環境にある接点部B とは寿命的にアンバラ
ンスであって、そのリレーの寿命は接点部B により決ま
ってしまい、寿命に至っていない電磁石部A は無駄な使
用の仕方となっている。
【0007】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その第1の目的とするところは、双安定型のものを
簡単に実現でき、また第2の目的とするところは、電磁
石部を有効に使用することができる有極リレーを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、鉄芯にコイルを巻回し
た電磁石部と、固定接点に接離する可動接点を設けた可
動ばねが鉄芯の磁極部に対向する永久磁石を取着されて
なる接点部と、電磁石部と接点部とを絶縁壁を介して収
容するハウジングと、を備え、コイルを指定方向に励磁
したときに鉄芯の磁極部と永久磁石との間の磁気作用に
より可動ばねが駆動される有極リレーにおいて、前記可
動ばねが駆動された状態で前記永久磁石に吸着される磁
性片を前記ハウジングに設けた構成にしてある。
【0009】請求項2記載のものは、鉄芯にコイルを巻
回した電磁石部と、固定接点に接離する可動接点を設け
た可動ばねが鉄芯の磁極部に対向する永久磁石を取着さ
れてなる接点部と、電磁石部及び接点部を収容するハウ
ジングと、を備え、コイルを指定方向に励磁したときに
鉄芯の磁極部と永久磁石との間の磁気作用により可動ば
ねが駆動される有極リレーにおいて、前記電磁石部と前
記接点部とは、分離した2個の前記ハウジングにそれぞ
れ収容された構成にしてある。
【0010】請求項3記載のものは、請求項2記載のも
のにおいて、2個の前記ハウジングは、互いに係合可能
な係合手段が設けられた構成にしてある。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1及び
図2に基づいて以下に説明する。このものは、電磁石部
1 、接点部2 、ハウジング3 を備えてなっており、ハウ
ジング3 は絶縁材料製のベース31及びケース32で形成さ
れている。
【0012】すなわち、ハウジング3 は、略平板状のベ
ース31に有底箱型のケース32を被嵌して形成されるとと
もに、ベース31の略中央部に立設した絶縁壁31a により
区分することによって、電磁石部1 及び接点部2 をそれ
ぞれ収容する第1及び第2の収容部3A,3B が設けられて
いる。
【0013】電磁石部1 は、磁性材料により棒状に形成
された鉄芯11にコイル枠12を介してコイル13が巻回され
てなり、コイル枠12の一方鍔部12a から突出する鉄芯11
の磁極部11a が前述の絶縁壁31a 側に位置するよう、コ
イル枠12の他方鍔部12b がベース31に固定されてハウジ
ング3 の第1の収容部3Aに収容されている。
【0014】接点部2 は、固定接点端子21及び可動ばね
22が、それぞれの先端部に設けた固定接点21a 及び可動
接点22a を互いに対向するよう並設されてなり、その固
定接点端子21及び可動ばね22の基端部がベース31に固定
されてハウジング3 の第2の収容部3Bに収容されてい
る。そして、可動ばね22には永久磁石23がN極を前述の
絶縁壁31a を挟んだ状態で鉄芯11の磁極部11a に対向さ
せて取着されるとともに、ベース31には永久磁石23のS
極に対向する磁性片24を先端部に設けた延設部24a が固
定接点端子21と可動ばね22との間に延設されている。
【0015】次に動作を説明する。図1は、コイル13を
励磁していない状態を示し、可動接点22a は、可動ばね
22の自己のばね力により固定接点21a から開離した状態
にある。ここで、図2に示すように、鉄芯11の磁極部11
a がN極になるようコイル13を指定方向に励磁すると、
永久磁石23のN極が絶縁壁31a を挟んで磁極部11a のN
極に対向することになるから、その間に働く磁気反発力
でもって永久磁石23を固着してある可動ばね22が磁極部
11a から遠ざかる方向へ駆動される。
【0016】そうすると、可動接点22a は固定接点21a
に当接するとともに、永久磁石23のS極が対向配置して
あった磁性片24に吸着されることによって、コイル13の
励磁を無くしてもその吸着状態を維持される。次いで、
鉄芯11の磁極部11a がS極になるようコイル13を逆方向
に励磁すると、永久磁石23のN極との間に働く磁気吸引
力でもって永久磁石23は磁性片24から外れて可動接点22
a が固定接点21a から開離した図1の元の状態に復帰
し、いわゆる双安定型の有極リレーとして動作する。
【0017】かかる有極リレーにあっては、上述したよ
うに、電磁石部1 と接点部2 との間は絶縁壁31a により
確実に絶縁されるとともに、可動ばね22に取着された永
久磁石23が吸着する磁性片24を設けることによって、双
安定型のものを簡単に実現できる。
【0018】次に、本発明の第2実施形態を図3及び図
4に基づいて以下に説明する。なお、第1実施形態と実
質的に同じ機能を有する部材には同じ符号を付して、相
違するところを述べる。
【0019】すなわち、電磁石部1 及び接点部2 をそれ
ぞれ収容する第1及び第2の収容部3A,3B が、第1実施
形態では、一体的なハウジングとして形成されているの
に対し、本実施形態では、2個に分離したハウジングと
して形成されるとともに、凹部及び凸部からなる係合手
段33により互いに係合可能となっている。
【0020】かかる有極リレーにあっては、接点部2 を
収容した第2の収容部3Bは、接点が開閉されて消耗等に
より寿命に至ったとき、可動する部分がないために寿命
の長い電磁石部1 を収容した第1の収容部3Aとは分離し
た状態にあるから、新しいものと交換することによっ
て、電磁石部1 をそのまま引き続いて有効に使用するこ
とができる。
【0021】また、2個の第1及び第2の収容部3A,3B
は、ベース31に立設した絶縁壁31aにより絶縁されてい
る第1実施形態と違って、完全に分離されているから、
その間の絶縁は、第1実施形態よりさらに確実となる。
【0022】また、電磁石部1 及び接点部2 を収容した
2個の第1及び第2の収容部3A,3Bは、係合手段33でも
って係合することによって、分離状態にあるものの1個
のものとして扱うことができる。
【0023】なお、本実施形態では、第1実施形態と同
様に、永久磁石23が吸着する磁性片24を設けて双安定型
のものとなっているが、従来例と同様に、磁性片24を設
けずに単安定型のものとしてもよい。
【0024】また、本実施形態では、2個の第1及び第
2の収容部3A,3B は、係合手段33が設けられているが、
例えば、別々であっても互いの位置を精度良くプリント
基板に取り付けられるような場合には、必ずしも設ける
必要はない。
【0025】また、第1及び第2実施形態のいずれのも
のにおいても、磁気反発力が永久磁石23と鉄芯11の磁極
部11a との間に働いたときに、開離状態にあった可動接
点22a が固定接点21a に当接するようになっているが、
逆に、磁気吸引力が働いたときに、当接状態にあった可
動接点22a が固定接点21a から開離するようにしてもよ
い。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載のものは、永久磁石を取着
してある可動ばねは、コイルを指定方向に励磁して永久
磁石と鉄芯の磁極部との間の磁気作用により駆動された
後、コイルの励磁を無くしても永久磁石がハウジングに
設けた磁性片を吸着することによって駆動されたままの
状態を維持しており、次いでコイルを逆方向に励磁する
と、上記の磁気的作用力が逆方向に働くことによって永
久磁石が磁性片から外れ、可動ばねは元の状態に復帰
し、いわゆる双安定型の有極リレーが簡単に実現でき
る。
【0027】請求項2記載のものは、接点部を収容した
ハウジングは、接点が開閉されて消耗等により寿命に至
ったとき、可動する部分がないために寿命の長い電磁石
部を収容したハウジングとは分離した状態にあるから、
新しいものと交換することによって、電磁石部をそのま
ま引き続いて有効に使用することができる。
【0028】請求項3記載のものは、請求項2記載のも
のの効果に加えて、電磁石部及び接点部を収容した2個
のハウジングは、係合手段でもって係合することによっ
て、分離状態にあるものの1個のものとして扱うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す正面図である。
【図2】同上の動作状態を示す正面図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示す正面図である。
【図4】同上の動作状態を示す正面図である。
【図5】従来例を示す正面図である。
【図6】同上の動作状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 電磁石部 11 鉄芯 11a 磁極部 13 コイル 2 接点部電 21a 固定接点 22 可動ばね 22a 可動接点 23 永久磁石 24 磁性片 3 ハウジング 31a 絶縁壁 33 係合手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄芯にコイルを巻回した電磁石部と、固
    定接点に接離する可動接点を設けた可動ばねが鉄芯の磁
    極部に対向する永久磁石を取着されてなる接点部と、電
    磁石部と接点部とを絶縁壁を介して収容するハウジング
    と、を備え、コイルを指定方向に励磁したときに鉄芯の
    磁極部と永久磁石との間の磁気作用により可動ばねが駆
    動される有極リレーにおいて、 前記可動ばねが駆動された状態で前記永久磁石に吸着さ
    れる磁性片を前記ハウジングに設けたことを特徴とする
    有極リレー。
  2. 【請求項2】 鉄芯にコイルを巻回した電磁石部と、固
    定接点に接離する可動接点を設けた可動ばねが鉄芯の磁
    極部に対向する永久磁石を取着されてなる接点部と、電
    磁石部及び接点部を収容するハウジングと、を備え、コ
    イルを指定方向に励磁したときに鉄芯の磁極部と永久磁
    石との間の磁気作用により可動ばねが駆動される有極リ
    レーにおいて、 前記電磁石部と前記接点部とは、分離した2個の前記ハ
    ウジングにそれぞれ収容されてなることを特徴とする有
    極リレー。
  3. 【請求項3】 2個の前記ハウジングは、互いに係合可
    能な係合手段が設けられてなることを特徴とする請求項
    2記載の有極リレー。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100328787B1 (ko) * 2000-03-21 2002-03-15 대아공조 주식회사 릴레이 구조
JP2012142231A (ja) * 2011-01-05 2012-07-26 Fujitsu Component Ltd 永久磁石作動型スイッチ
JP2016004709A (ja) * 2014-06-18 2016-01-12 矢崎総業株式会社 リレー
CN109830407A (zh) * 2019-02-01 2019-05-31 浙江普蓝新能源科技有限责任公司 一种双磁继电器

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