JP3987171B2 - 安息香酸の合成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、芳香環上にアルコキシ又はヒドロキシ置換基を有する芳香族カルボン酸及びニトリルを製造する方法に関する。
【0002】
特に、芳香環上にアルコキシ又はヒドロキシ置換基を有する安息香酸又はベンゾニトリルは、農業用及び医薬用化学物質の製造をはじめとする種々の商業的用途に用いられている。種々の製造経路、例えば米国特許第5,530,028号に記載されているようなジアゾ化反応を用いたアミノ置換安息香酸又はエステルのアルコキシ又はヒドロキシ置換安息香酸又はエステルへの転化、あるいは、オーストラリア特許公開AU−A−12496/83に記載されているようなグリニャール反応条件を用いた6−クロロ−2−メトキシトルエンの3−メトキシ−2−メチル安息香酸への転化が知られているが、より低いコスト及びより高い純度でこれらの種類の酸及びニトリルを提供することに対する継続した必要性がある。本発明は、所望の安息香酸及びベンゾニトリルを製造する種々の有利な製造経路を提供する。
【0003】
本発明は、以下の工程:
(i)式(I)の化合物を、アルカリアルコキシド、アルカリアロキシド(alkali aroxide)、アルカリアリールアルコキシド又はアルカリヘテロアリールアルコキシドと、場合によっては銅を含む触媒の存在下で反応させて式(IIa)の化合物を調製し;そして
【化9】
Figure 0003987171
(ii)式(IIa)の化合物を、ニッケルを含む触媒の存在下で、アルカリ金属シアニド、アセトンシアノヒドリン又は第1銅シアニドと反応させて式(III)の芳香族シアノ化合物を形成する;
【化10】
Figure 0003987171
(上式中、
Xはそれぞれ独立してクロロ、ブロモ又はヨードであり;
Rは、水素原子、(C1〜C6)アルキル、アリール、アリール(C1〜C2)アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール(C1〜C2)アルキル;又は、独立して(C1〜C3)アルキル及び(C1〜C3)アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換された(C1〜C6)アルキル、アリール、アリール(C1〜C2)アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール(C1〜C2)アルキルであり;
1は、CHR23、アリール、アリール(C1〜C2)アルキル又はヘテロアリール(C1〜C2)アルキル;又は独立して(C1〜C3)アルキル及び(C1〜C3)アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換されたアリール、アリール(C1〜C2)アルキル又はヘテロアリール(C1〜C2)アルキルであり;
2及びR3は、それぞれ独立して、水素原子、(C1〜C5)アルキル、又は(C1〜C2)アルコキシで置換された(C1〜C3)アルキルである)
を含む、式(III)の化合物を調製する方法を提供する。
【0004】
また、本発明は、以下の工程:
(i)式(I)の化合物を、アルカリ金属シアニド、アセトンシアノヒドリン又は第1銅シアニドと、ニッケルを含む触媒の存在下で反応させて式(IIb)の芳香族シアノ化合物を形成し;そして
【化11】
Figure 0003987171
(ii)式(IIb)の化合物を、アルカリアルコキシド、アルカリアロキシド、アルカリアリールアルコキシド又はアルカリヘテロアリールアルコキシドと、場合によっては銅を含む触媒の存在下で反応させて式(III)の化合物を調製する;
【化12】
Figure 0003987171
(上式中、
Xはそれぞれ独立してクロロ、ブロモ又はヨードであり;
Rは、水素原子、(C1〜C6)アルキル、アリール、アリール(C1〜C2)アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール(C1〜C2)アルキル;又は、独立して(C1〜C3)アルキル及び(C1〜C3)アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換された(C1〜C6)アルキル、アリール、アリール(C1〜C2)アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール(C1〜C2)アルキルであり;
1は、CHR23、アリール、アリール(C1〜C2)アルキル又はヘテロアリール(C1〜C2)アルキル;又は独立して(C1〜C3)アルキル及び(C1〜C3)アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換されたアリール、アリール(C1〜C2)アルキル又はヘテロアリール(C1〜C2)アルキルであり;
2及びR3は、それぞれ独立して、水素原子、(C1〜C5)アルキル、又は(C1〜C2)アルコキシで置換された(C1〜C3)アルキルである)
を含む、式(III)の化合物を調製する方法を提供する。
【0005】
本発明は、更に、強酸又は強塩基を用いて式(III)の化合物を加水分解することによって式(IVa)の化合物を調製し;
【化13】
Figure 0003987171
所望の場合には、エーテル開裂試薬(ether cleavage reagent)を用いて、式(IVa)の化合物を式(V)の化合物に更に転化する;
【化14】
Figure 0003987171
(上式中、
Rは、水素原子、(C1〜C6)アルキル、アリール、アリール(C1〜C2)アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール(C1〜C2)アルキル;又は、独立して(C1〜C3)アルキル及び(C1〜C3)アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換された(C1〜C6)アルキル、アリール、アリール(C1〜C2)アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール(C1〜C2)アルキルであり;
1は、CHR23、アリール、アリール(C1〜C2)アルキル又はヘテロアリール(C1〜C2)アルキル;又は独立して(C1〜C3)アルキル及び(C1〜C3)アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換されたアリール、アリール(C1〜C2)アルキル又はヘテロアリール(C1〜C2)アルキルであり;
2及びR3は、それぞれ独立して、水素原子、(C1〜C5)アルキル、又は(C1〜C2)アルコキシで置換された(C1〜C3)アルキルである)
方法を提供する。
【0006】
また、本発明は更に、第1段階において、式(III)の化合物をエーテル開裂試薬と反応させることによって式(IVb)の化合物を調製し;
【化15】
Figure 0003987171
所望の場合には、第2段階において、強酸又は強塩基を用いて式(IVb)の化合物を式(V)の化合物に加水分解する;
【化16】
Figure 0003987171
(上式中、
Rは、水素原子、(C1〜C6)アルキル、アリール、アリール(C1〜C2)アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール(C1〜C2)アルキル;又は、独立して(C1〜C3)アルキル及び(C1〜C3)アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換された(C1〜C6)アルキル、アリール、アリール(C1〜C2)アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール(C1〜C2)アルキルであり;
1は、CHR23、アリール、アリール(C1〜C2)アルキル又はヘテロアリール(C1〜C2)アルキル;又は独立して(C1〜C3)アルキル及び(C1〜C3)アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換されたアリール、アリール(C1〜C2)アルキル又はヘテロアリール(C1〜C2)アルキルであり;
2及びR3は、それぞれ独立して、水素原子、(C1〜C5)アルキル、又は(C1〜C2)アルコキシで置換された(C1〜C3)アルキルである)
方法を提供することを包含する。
【0007】
上記に記載した本発明の種々の態様の全てにおいて、好ましい方法は、Xがそれぞれ独立してクロロ又はブロモであり、Rが水素原子又は(C1〜C6)アルキルであり、R1がCHR23、アリール又はアリール(C1〜C2)アルキルであり、R2及びR3が、それぞれ独立して、水素原子、(C1〜C2)アルキル、又はメトキシで置換された(C1〜C2)アルキルであるものである。
【0008】
より好ましい方法は、Xがそれぞれクロロであり、Rが水素原子又は(C1〜C3)アルキルであり、R1がCHR23であり、R2及びR3が、それぞれ独立して、水素原子又は(C1〜C2)アルキルであるものである。
【0009】
より好ましい方法は、Rがメチル又はエチルであり、R2が水素原子であり、R3が水素原子又はメチルであるものである。
【0010】
本明細書において用いる「アルキル」という用語は、直鎖又は分岐鎖の脂肪族炭化水素鎖、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、イソアミル及びn−ヘキシルを意味する。
【0011】
「アルコキシ」という用語は、酸素原子に結合した直鎖又は分岐鎖の脂肪族炭化水素鎖、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシなどを意味する。
【0012】
「アリール」という用語は、芳香族環系、例えば、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチルなどを意味する。
【0013】
「アリールアルキル」という用語は、アルキレン基に結合したアリール基、例えば、ベンジル、フェネチルなどを意味する。
【0014】
「ヘテロアリール」という用語は、芳香族複素環式基を意味する。ヘテロアリール環、及びヘテロアリールアルキルなどの他の基のヘテロアリール部分は、典型的には、1以上のO、N又はS原子を含む5又は6員の芳香族環であり、1以上の他の芳香族、ヘテロ芳香族又はヘテロ環式環、例えばベンゼン環と縮合していてもよい。ヘテロアリール基の例としては、チエニル、フリル、ピロリル、トリアゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、インドリル、キナゾリニル、アクリジニル、プリニル及びキノキサリニルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0015】
「ヘテロアリールアルキル」という用語は、アルキレン基に結合したヘテロアリール基、例えば、フルフリル、テニル、ニコチニルなどを意味する。
【0016】
「アルカリ」という用語は、リチウム、カリウム又はナトリウム原子を意味する。
【0017】
式(I)の化合物を式(IIa)の化合物に転化させるか又は式(IIb)の化合物を式(III)の化合物に転化させるのに用いるモノアルコキシル化又はモノアロキシル化(monoaroxylation)反応は、触媒の存在下又は非存在下で行なうことができる。触媒を用いる場合には、好適なものは銅を含むものであり、塩化銅(I)、臭化銅(I)、沃化銅(I)、銅(I)シアニド、塩化銅(II)、酸化銅(II)、硫酸銅(II)又は元素銅が挙げられる。銅(I)シアニドが好ましい触媒である。銅を含む触媒は、粉末又はキャリア上に付着させた銅のような多くの形態のものであってよく、その中で粉末が特に好ましい。触媒を用いる場合には、使用割合は、式(I)又は式(IIb)の化合物を基準として0.1〜100モル%である。好ましい使用割合は0.5〜25モル%である。より好ましい使用割合は1〜10モル%である。
【0018】
銅触媒を支持するのに用いることのできる多くの好適なキャリアがあり、シリカ、炭素、アルミナ、炭酸カルシウムなどが挙げられるが、これらに限定されない。
【0019】
式(I)の化合物を式(IIa)の化合物に転化させるか又は式(IIb)の化合物を式(III)の化合物に転化させるのに用いる好適なアルカリアルコキシド試薬としては、ナトリウムメトキシド、カリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドなどが挙げられるが、これらに限定されない。同様に、好適なアルカリアロキシド試薬としてはナトリウムフェノキシド、カリウムフェノキシド、およびリチウムフェノキシドなどが挙げられるが、これらに限定されない。同様に好適なアルカリアリールアルコキシド試薬としては、ナトリウムベンズオキサイドなどが挙げられるが、これらに限定されない。同様に、好適なアルカリヘテロアリールアルコキシドとしては、カリウムフェノキシドなどが挙げられるが、これらに限定されない。アルカリアルコキシド、アルカリアロキシド、アルカリアリールアルコキシド及びアルカリヘテロアリールアルコキシドは、通常、ハロゲンで置換された芳香族化合物を基準として100〜200モル%の量で用いる。
【0020】
本発明方法によって、式(I)の化合物の芳香環上の単一のハロ基を、アルコキシ、アロキシ、アリールアルコキシ又はヘテロアリールアルコキシ基で選択的に置換することができる。例として、本発明は、1−アルキル−2,6−ジハロベンゼンを、80%を超える選択率で、1−アルキル−6−(アルコキシ又はアロキシ又はアリールアルコキシ又はヘテロアリールアルコキシ)−2−ハロベンゼンに、モノアルコキシル化、モノアロキシ化、モノアリールアルコキシル化又はモノヘテロアリールアルコキシル化することができる。好ましい条件を用いると、選択率は85%を超える。より好ましい条件を用いると、選択率は90%を超える。当業者に公知なように、より高い選択率は、通常、より低い転化率で得られる。例えば、2,6−ジクロロトルエンをメトキシドと反応させた場合には、6−クロロ−2−メトキシトルエンへの選択率は、70%の転化率で99%を超える。転化率を93%に上昇させると、選択率は約95%に減少する。
【0021】
単一のハロ基の置換の反応速度は、好適な溶媒又は溶媒の混合物を用いると上昇する。ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルホルムアミド(DMF)、1−メチル−2−ピロリジノン(NMP)、ジメチルスルフェート、エチルアセテート、及びメタノール及びエタノールのような好適なアルコールが好ましい溶媒であり、DMSO及びNMPがより好ましい。反応は、通常、65〜160℃、好ましくは90℃より高い温度で行なう。
【0022】
式(I)の化合物を式(IIb)の化合物に転化させるか又は式(IIa)の化合物を式(III)の化合物に転化させるのに用いるシアン化反応は、典型的には、ニッケルを含む触媒の存在下で行なう。かかる触媒としては、ニッケル(II)ブロミド、亜鉛及びトリフェニルホスフィンの混合物、ジブロモビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル、亜鉛及びトリフェニルホスフィンの混合物、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル、亜鉛及びトリフェニルホスフィンの混合物、及びトリス(トリフェニルホスフィン)ニッケルが挙げられるが、これらに限定されない。商業的に入手できるこれらの触媒の混合物を用いることもできる。触媒は、通常、ハロゲンで置換された芳香族化合物の量を基準として1〜10モル%の量で用いる。
【0023】
好適なシアン化試薬としては、ナトリウムシアニド、カリウムシアニド、リチウムシアニド、アセトンシアノヒドリンのようなシアノヒドリン、銅(I)シアニドなどが挙げられるが、これらに限定されない。典型的には、シアン化試薬は、ハロゲンで置換された芳香族化合物を基準として100〜200%モル当量の量で用いる。
【0024】
シアン化反応のために好適な溶媒がしばしば用いられる。メタノール及びエタノールのようなアルコール、テトラヒドロフラン(THF)、ヘキサメチルホスホラミド(HMPA)、アセトニトリル(ACN)、1−メチル−2−ピロリジノン(NMP)、トルエン及び他の芳香族溶媒を用いることができる。適当な溶媒の混合物を用いることもできる。好ましい溶媒は、THF、NMP及びACNである。シアン化反応は、20〜220℃、好ましくは30〜180℃、より好ましくは40〜140℃の温度で行なう。シアン化反応によって、概して50%を超える収率が得られる。好ましい条件を用いると、75%を超える収率が得られる。より好ましい条件を用いると、出発材料を基準として90重量%を超える収率が認められる。
【0025】
式(III)の芳香族シアノ化合物の式(IVa)の酸への加水分解、又は式(IVb)の芳香族シアノ化合物の式(V)の酸への加水分解は、当業者に公知の条件を用いて行なうことができる。反応は、通常、強酸又は強塩基の存在下で行なう。好適な酸としては、塩酸、硫酸及びリン酸のような強鉱酸が挙げられ、硫酸が好ましい。好適な塩基としては、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムが挙げられる。加水分解反応は、雰囲気温度〜180℃の温度で行なうことができる。
【0026】
エーテル開裂反応は、当業者に公知の反応を用いて行なうことができる。例えば、この反応は、式(III)の化合物を、塩酸、臭化水素酸又はヨウ化水素酸のようなブレンステッド酸と共に、3フッ化硼素エーテル錯化合物のようなルイス酸と共に、ナトリウムメトキシド、ピリジン又はメチルアミンのような塩基と共に、或いはピリジンヒドロクロリドのような強酸/弱塩基塩と共に加熱して、式(IVb)のヒドロキシ置換化合物を形成することによって行なう。適当な反応温度は、雰囲気温度〜200℃を超える温度であってよい。同様の方法で、式(IVa)の化合物を式(V)の化合物に転化させることができる。
本発明は以下の態様を包含する:
1)以下の工程:
(i)式(I)の化合物を、アルカリアルコキシド、アルカリアロキシド、アルカリアリールアルコキシド又はアルカリヘテロアリールアルコキシドと、場合によっては銅を含む触媒の存在下で反応させて式(IIa)の化合物を調製し;そして
【化9】
Figure 0003987171
(ii)式(IIa)の化合物を、ニッケルを含む触媒の存在下で、アルカリ金属シアニド、アセトンシアノヒドリン又は第1銅シアニドと反応させて式(III)の芳香族シアノ化合物を形成する;
【化10】
Figure 0003987171
(上式中、
Xはそれぞれ独立してクロロ、ブロモ又はヨードであり;
Rは、水素原子、(C 〜C )アルキル、アリール、アリール(C 〜C )アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール(C 〜C )アルキル;又は、独立して(C 〜C )アルキル及び(C 〜C )アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換された(C 〜C )アルキル、アリール、アリール(C 〜C )アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール(C 〜C )アルキルであり;
は、CHR 、アリール、アリール(C 〜C )アルキル又はヘテロアリール(C 〜C )アルキル;又は独立して(C 〜C )アルキル及び(C 〜C )アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換されたアリール、アリール(C 〜C )アルキル又はヘテロアリール(C 〜C )アルキルであり;
及びR は、それぞれ独立して、水素原子、(C 〜C )アルキル、又は(C 〜C )アルコキシで置換された(C 〜C )アルキルである)を含む、式(III)の化合物を調製する方法。
2)以下の工程:
(i)式(I)の化合物を、アルカリ金属シアニド、アセトンシアノヒドリン又は第1銅シアニドと、ニッケルを含む触媒の存在下で反応させて式(IIb)の芳香族シアノ化合物を形成し;そして
【化11】
Figure 0003987171
(ii)式(IIb)の化合物を、アルカリアルコキシド、アルカリアロキシド、アルカリアリールアルコキシド又はアルカリヘテロアリールアルコキシドと、場合によっては銅を含む触媒の存在下で反応させて式(III)の化合物を調製する;
【化12】
Figure 0003987171
(上式中、
Xはそれぞれ独立してクロロ、ブロモ又はヨードであり;
Rは、水素原子、(C 〜C )アルキル、アリール、アリール(C 〜C )アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール(C 〜C )アルキル;又は、独立して(C 〜C )アルキル及び(C 〜C )アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換された(C 〜C )アルキル、アリール、アリール(C 〜C )アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール(C 〜C )アルキルであり;
は、CHR 、アリール、アリール(C 〜C )アルキル又はヘテロアリール(C 〜C )アルキル;又は独立して(C 〜C )アルキル及び(C 〜C )アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換されたアリール、アリール(C 〜C )アルキル又はヘテロアリール(C 〜C )アルキルであり;
及びR は、それぞれ独立して、水素原子、(C 〜C )アルキル、又は(C 〜C )アルコキシで置換された(C 〜C )アルキルである)を含む、式(III)の化合物を調製する方法。
3)強酸又は強塩基を用いて式(III)の化合物を加水分解することによって式(IVa)の化合物を調製し;
【化13】
Figure 0003987171
所望の場合には、エーテル開裂試薬を用いて、式(IVa)の化合物を式(V)の化合物に更に転化する;
【化14】
Figure 0003987171
(上式中、
Rは、水素原子、(C 〜C )アルキル、アリール、アリール(C 〜C )アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール(C 〜C )アルキル;又は、独立して(C 〜C )アルキル及び(C 〜C )アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換された(C 〜C )アルキル、アリール、アリール(C 〜C )アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール(C 〜C )アルキルであり;
は、CHR 、アリール、アリール(C 〜C )アルキル又はヘテロアリール(C 〜C )アルキル;又は独立して(C 〜C )アルキル及び(C 〜C )アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換されたアリール、アリール(C 〜C )アルキル又はヘテロアリール(C 〜C )アルキルであり;
及びR は、それぞれ独立して、水素原子、(C 〜C )アルキル、又は(C 〜C )アルコキシで置換された(C 〜C )アルキルである)工程を更に含む上記1)又は2)に記載の方法。
4)第1段階において、式(III)の化合物をエーテル開裂試薬と反応させることによって式(IVb)の化合物を調製し;
【化15】
Figure 0003987171
所望の場合には、第2段階において、強酸又は強塩基を用いて式(IVb)の化合物を式(V)の化合物に加水分解する;
【化16】
Figure 0003987171
(上式中、
Rは、水素原子、(C 〜C )アルキル、アリール、アリール(C 〜C )アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール(C 〜C )アルキル;又は、独立して(C 〜C )アルキル及び(C 〜C )アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換された(C 〜C )アルキル、アリール、アリール(C 〜C )アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール(C 〜C )アルキルであり;
は、CHR 、アリール、アリール(C 〜C )アルキル又はヘテロアリール(C 〜C )アルキル;又は独立して(C 〜C )アルキル及び(C 〜C )アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換されたアリール、アリール(C 〜C )アルキル又はヘテロアリール(C 〜C )アルキルであり;
及びR は、それぞれ独立して、水素原子、(C 〜C )アルキル、又は(C 〜C )アルコキシで置換された(C 〜C )アルキルである)
工程を更に含む上記1)又は2)に記載の方法。
5)Xがそれぞれ独立してクロロ又はブロモであり;Rが水素原子又は(C 〜C )アルキルであり;R がCHR 、アリール又はアリール(C 〜C )アルキルであり;R 及びR が、それぞれ独立して、水素原子、(C 〜C )アルキル、又はメトキシで置換された(C 〜C )アルキルである、上記1)又は2)に記載の方法。
6)Xがそれぞれクロロであり、Rが水素原子又は(C 〜C )アルキルであり、R がCHR であり、R 及びR が、それぞれ独立して、水素原子又は(C 〜C )アルキルである上記5)に記載の方法。
7)Rがメチル又はエチルであり、R が水素原子であり、R が水素原子又はメチルである上記6)に記載の方法。
8)場合によって用いる銅を含む触媒が、塩化銅(I)、臭化銅(I)、沃化銅(I)、銅(I)シアニド、塩化銅(II)、酸化銅(II)、硫酸銅(II)又は元素銅である上記1)又は2)に記載の方法。
9)触媒が銅(I)シアニドである上記8)に記載の方法。
10)銅を含む触媒の量が0.1〜100モル%である上記8)に記載の方法。
11)工程(i)において溶媒を用いることを更に含む上記1)に記載の方法。
12)溶媒が、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、1−メチル−2−ピロリジノン、ジメチルスルフェート、エチルアセテート、メタノール又はエタノールである上記11)に記載の方法。
13)溶媒がジメチルスルホキシド又は1−メチル−2−ピロリジノンである上記12)に記載の方法。
14)工程(ii)において溶媒を用いることを更に含む上記2)に記載の方法。
15)溶媒が、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、1−メチル−2−ピロリジノン、ジメチルスルフェート、エチルアセテート、メタノール又はエタノールである上記14)に記載の方法。
16)溶媒がジメチルスルホキシド又は1−メチル−2−ピロリジノンである上記15)に記載の方法。
17)ニッケルを含む触媒が、ニッケル(II)ブロミド、亜鉛及びトリフェニルホスフィンの混合物、ジブロモビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル、亜鉛及びトリフェニルホスフィンの混合物、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル、亜鉛及びトリフェニルホスフィンの混合物、またはトリス(トリフェニルホスフィン)ニッケルである上記1)又は2)に記載の方法。
18)ニッケルを含む触媒の量が1〜10モル%である上記17)に記載の方法。
19)工程(ii)において溶媒を用いることを更に含む上記1)に記載の方法。
20)溶媒が、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、ヘキサメチルホスホラミド、アセトニトリル、1−メチル−2−ピロリジノン又はトルエンである上記19)に記載の方法。
21)溶媒が、テトラヒドロフラン、アセトニトリル又は1−メチル−2−ピロリジノンである上記20)に記載の方法。
22)工程(i)において溶媒を用いることを更に含む上記2)に記載の方法。
23)溶媒が、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、ヘキサメチルホスホラミド、アセトニトリル、1−メチル−2−ピロリジノン又はトルエンである上記22)に記載の方法。
24)溶媒が、テトラヒドロフラン、アセトニトリル又は1−メチル−2−ピロリジノンである上記23)に記載の方法。
25)Rが水素原子又は(C 〜C )アルキルであり、R がCHR 、アリール又はアリール(C 〜C )アルキルであり、R 及びR が、それぞれ独立して、 水素原子、(C 〜C )アルキル、又はメトキシで置換された(C 〜C )アルキルである上記3)に記載の方法。
26)Rが水素原子又は(C 〜C )アルキルであり、R がCHR であり、R 及びR が、それぞれ独立して、水素原子又は(C 〜C )アルキルである上記25)に記載の方法。
27)Rがメチル又はエチルであり、R が水素原子であり、R が水素原子又はメチルである上記26)に記載の方法。
28)Rが水素原子又は(C 〜C )アルキルであり、R がCHR 、アリール又はアリール(C 〜C )アルキルであり、R 及びR が、それぞれ独立して、水素原子、(C 〜C )アルキル、又はメトキシで置換された(C 〜C )アルキルである上記4)に記載の方法。
29)Rが水素原子又は(C 〜C )アルキルであり、R がCHR であり、R 及びR が、それぞれ独立して、水素原子又は(C 〜C )アルキルである上記28)に記載の方法。
30)Rがメチル又はエチルであり、R が水素原子であり、R が水素原子又はメチルである上記29)に記載の方法。
【0027】
以下の実施例及び実験手順は、実施者へのガイダンスとして与えるものであり、特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲を限定するものではない。
【0028】
実施例1:2,6−ジクロロトルエン(DCT)の6−クロロ−2−メトキシトルエン(MCT)へのメトキシル化
温度コントローラー、凝縮器及びマグネチックスターラーを取り付けた500mlのフラスコに、DCT 50g(0.31モル)、95%カリウムメトキシド30g(0.41モル)及び1−メチル−2−ピロリジノン(NMP)25gを入れた。混合物を100℃で2時間、次に120℃で18時間攪拌した。次に、ジメチルスルフェート(10g、0.08モル)を加え、得られた混合物を更に120℃で5時間攪拌した。この時間が過ぎたら、混合物を雰囲気温度に冷却し、濾過した。フィルターケーキをイソプロパノール(3×65ml)で洗浄した。濾液と洗浄液を併せて分析すると、40gのMCTが生成したことが示された。収率82%。
【0029】
実施例2:DMF中のCuCNを用いたDCTのメトキシル化
温度コントローラー、凝縮器及びマグネチックスターラーを取り付けた25mlのフラスコに、DCT 2.00g(12.4ミリモル)、NaOCH3 1.30g(24.1ミリモル)、CuCN 0.10g(1.2ミリモル)及びDMF 10.0gを入れた。混合物を120℃に加熱し、窒素下で攪拌した。ガスクロマトグラフィー(GC)分析によって、17時間後にMCTの収率は88.6%であり、10.0%のDCTが残留したことが示された。19時間後にMCTの収率は92.8%に上昇し、1.4%のDCTが未だ未反応であった。
【0030】
実施例3:DMF中のCuCNを用いたDCTのメトキシル化
温度コントローラー、凝縮器及びマグネチックスターラーを取り付けた25mlのフラスコに、DCT 5.00g(31.0ミリモル)、NaOCH3 2.00g(37.0ミリモル)、CuCN 0.15g(1.7ミリモル)及びDMF 5.0gを入れた。混合物を150℃に加熱し、窒素下で攪拌した。GC分析によって、17時間後にMCTの収率は64.8%であり、28.1%のDCTが残留したことが示された。26時間後にMCTの収率は76.0%に上昇し、16.3%のDCTが未だ未反応であった。
【0031】
実施例4:DMSO中のCuCNを用いたDCTのメトキシル化
温度コントローラー、凝縮器及びマグネチックスターラーを取り付けた25mlのフラスコに、DCT 5.00g(31.0ミリモル)、NaOCH3 2.00g(37.0ミリモル)、CuCN 0.15g(1.7ミリモル)及びDMSO 5.0gを入れた。混合物を140℃に加熱し、窒素下で攪拌した。GC分析によって、6時間後にMCTの収率は82.8%であり、12.4%のDCTが残留したことが示された。12時間後にMCTの収率は86.1%に上昇し、7.2%のDCTが未だ未反応であった。
【0032】
実施例5:メタノール中のCuBrを用いたDCTのメトキシル化
温度計、凝縮器及びマグネチックスターラーを取り付けた25mlのフラスコに、DCT 2.00g(12.4ミリモル)、25%NaOCH3 溶液5.00g(メタノール中、23.1ミリモル)、CuBr 0.25g(1.7ミリモル)及びエチルアセテート0.44gを入れた。混合物を還流状態に加熱し、窒素下で攪拌した。GC分析によって、5時間後にMCTの収率は7.3%であり、92.1%のDCTが残留したことが示された。24時間後にMCTの収率は25.2%に上昇し、65.2%のDCTが未だ未反応であった。
【0033】
実施例6:MCTを2−シアノ−6−メトキシトルエンへ転化させるためのシアン化反応
還流凝縮器、マグネチックスターラー及び温度コントローラーを取り付けた50mlの三つ口フラスコに、ニッケル(II)ブロミド(0.22g、1.0ミリモル)、亜鉛粉末(0.20g、3.0ミリモル)、トリフェニルホスフィン(1.31g、5.0ミリモル)及びテトラヒドロフラン15mlを加えた。混合物を50℃に加熱し、窒素下で30分攪拌した。この時間が過ぎたら、6−クロロ−2−メトキシトルエン(4.70g、30.0ミリモル)を加え、温度を60℃に上昇させた。次に、混合物を更に30分攪拌した。次に、カリウムシアニド(2.65g、40.7ミリモル)を、10等分にして5時間かけて徐々に加えた。添加が完了したら、混合物を60℃で18時間攪拌した。GC分析によって、この時点の終了時において、反応混合物の組成は、2−シアノ−6−メトキシトルエン71.5%、6−クロロ−2−メトキシトルエン22.8%、2−メトキシトルエン4.1%及び2,2’−ジメチル−3,3’−ジメトキシビフェニル0.5%であったことが示された。消費された出発材料を基準としたシアン化収率は92.6%であった。
【0034】
実施例7:6−クロロ−2−メトキシトルエン(MCT)の2−シアノ−6−メトキシトルエン(CMT)へのシアン化
手順1(CCW09−18)
還流凝縮器、マグネチックスターラー及び温度コントローラーを取り付けた50mlの三つ口フラスコに、ジブロモビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル(1.00g、1.34ミリモル)、亜鉛粉末(0.25g、3.82ミリモル)、トリフェニルホスフィン(1.50g、5.72ミリモル)、6−クロロ−2−メトキシトルエン(MCT、10.0g、63.8ミリモル)、1−メチルー2−ピロリジノン(NMP)15.0g及びアセトニトリル7.5gを加えた。フラスコを、窒素で5分間パージした。次に、混合物を60℃に加熱し、窒素下で30分攪拌した。この時間が過ぎたら、温度を70℃に上昇させ、カリウムシアニド(8.5g、130ミリモル、粉末)を、小量づつ4時間かけて加えた。添加が完了したら、得られた混合物を70℃で18時間攪拌した。GC分析によって、この時点の終了時において、混合物の組成は(FIDによる面積%)、2−シアノトルエン(CT)3.45%、MCT5.91%、2−シアノ−6−メトキシトルエン(CMT)90.30%であったことが示された。
【0035】
また、実験中に反応をGC分析(DB−1カラム)を用いて監視した。以下の表及び図1のグラフはGCデータから作成したものである。
【0036】
【表1】
Figure 0003987171
【0037】
手順2(CCW09−50)
還流凝縮器、マグネチックスターラー及び温度コントローラーを取り付けた50mlの三つ口フラスコに、ジブロモビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル(1.00g、1.34ミリモル)、亜鉛粉末(0.30g、4.59ミリモル)、トリフェニルホスフィン(1.50g、5.72ミリモル)及びアセトニトリル7.5gを加えた。フラスコを、窒素で5分間パージした。次に、混合物を60℃に加熱し、窒素下で30分攪拌した。この時間が過ぎたら、MCT 10g(63.8ミリモル)及びNMP 6.3g(63.5ミリモル)を含むMCT−NMP混合物を加え、混合物を更に15分攪拌した。次に、カリウムシアニド(8.5g、130ミリモル、粉末)を、小量づつ4時間かけて加えた。添加が完了したら、温度を70℃に上昇させ、得られた混合物を更に16時間攪拌した。GC分析(HP−35、15mカラム)によって、この時点の終了時において、混合物の組成は(FIDによる面積%)、CT 1.28%、MCT 3.37%、CMT 92.60%、2,6−ジメトキシトルエン(DMT)2.13%であったことが示された。
【0038】
また、実験中に反応をGC分析(DB−1カラム)を用いて監視した。以下の表及び図1のグラフはGCデータから作成したものである。
【0039】
【表2】
Figure 0003987171
【0040】
手順3(CCW09−52)
還流凝縮器、マグネチックスターラー及び温度コントローラーを取り付けた50mlの三つ口フラスコに、ジブロモビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル(1.00g、1.34ミリモル)、亜鉛粉末(0.30g、4.59ミリモル)、トリフェニルホスフィン(1.50g、5.72ミリモル)及びアセトニトリル7.5gを加えた。フラスコを、窒素で5分間パージした。次に、混合物を60℃に加熱し、窒素下で30分攪拌した。この時間が過ぎたら、MCT 10g(63.8ミリモル)及びNMP 7.3g(73.6ミリモル)を含むMCT−NMP混合物を加え、混合物を更に15分攪拌した。次に、温度を70℃に上昇させ、カリウムシアニド(8.5g、130ミリモル、粉末)を、小量づつ4時間かけて加えた。添加が完了したら、得られた混合物を70℃で更に24時間攪拌した。GC分析によって、この時点の終了時において、混合物の組成は(FIDによる面積%)、CT 1.28%、MCT 3.37%、CMT 92.60%、2,6−ジメトキシトルエン(DMT)2.13%であったことが示された。
【0041】
また、実験中に反応をGC分析(DB−1カラム)を用いて監視した。以下の表及び図1のグラフはGCデータから作成したものである。
【0042】
【表3】
Figure 0003987171
【0043】
実施例8:2−シアノ−6−メトキシトルエン(CMT)の3−メトキシ−2−メチル安息香酸(MMBA)への加水分解
温度コントローラー、凝縮器及びマグネチックスターラーを取り付けた25mlの三つ口フラスコに、2−シアノ−6−メトキシトルエン1.2g(8.2ミリモル)、45%水酸化カリウム水溶液2.0g(16.1ミリモル)及びエチレングリコール15gを入れた。混合物を還流に加熱し、5時間攪拌した。得られた混合物を雰囲気温度に冷却し、水30mlで希釈し、塩化メチレン(2×20ml)で抽出した。水性層を、37%塩酸で、pHが2以下になるまで酸性化した後、塩化メチレン(2×30ml)で抽出した。塩化メチレン抽出物を合わせた。塩化メチレンを除去すると、MMBA 1.2gが得られた。収率89%。
【0044】
実施例9:3−メトキシ−2−メチル安息香酸を3−ヒドロキシ−2−メチル安息香酸に転化するための手順
20mlの圧力管に、3−メトキシ−2−メチル安息香酸0.50g(3.0ミリモル)及び48%臭化水素酸1.52g(9.0ミリモル、3.0当量)を入れた。管を密封し、油浴中で170℃に加熱した。マグネチックスターラーを用いて混合物を4時間攪拌した。次に、雰囲気温度に冷却した。物質の一部を減圧下で乾固状態にストリッピングして、揮発成分を除去した。GC及びNMRによる残渣の分析によって、純粋な3−ヒドロキシ−2−メチル安息香酸が得られたことが示された。
【0045】
実施例10:2−シアノ−6−メトキシトルエンを2−シアノ−6−ヒドロキシトルエンに転化するための手順
20mlの圧力管に、2−シアノ−6−メトキシトルエン0.50g(3.4ミリモル)及び48%臭化水素酸1.73g(10.2ミリモル、3.0当量)を入れた。管を密封し、油浴中で170℃に加熱した。マグネチックスターラーを用いて混合物を4時間攪拌した。次に、雰囲気温度に冷却した。物質の一部を減圧下で乾固状態にストリッピングして、揮発成分を除去した。GC及びNMRによる残渣の分析によって、純粋な2−シアノ−6−ヒドロキシトルエンが得られたことが示された。
【0046】
本発明における変更及び修正は、特許請求の範囲によって規定される本発明の精神及び範囲から逸脱することなく行なうことができることを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例7の手順1における反応をGC分析によって追跡した結果を示すグラフである。
【図2】実施例7の手順2における反応をGC分析によって追跡した結果を示すグラフである。
【図3】実施例7の手順3における反応をGC分析によって追跡した結果を示すグラフである。

Claims (11)

  1. 以下の工程:
    (i)式(I)の化合物を、アルカリアルコキシド、アルカリアロキシド、アルカリアリールアルコキシド又はアルカリヘテロアリールアルコキシドと、場合によっては銅を含む触媒の存在下で反応させて式(IIa)の化合物を調製し;そして
    Figure 0003987171
    (ii)式(IIa)の化合物を、ニッケルを含む触媒の存在下で、アルカリ金属シアニド、アセトンシアノヒドリン又は第1銅シアニドと反応させて式(III)の芳香族シアノ化合物を形成する;
    Figure 0003987171
    (上式中、
    Xはそれぞれ独立してクロロ、ブロモ又はヨードであり;
    Rは、水素原子、(C〜C)アルキル、アリール、アリール(C〜C)アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール(C〜C)アルキル;又は、独立して(C〜C)アルキル及び(C〜C)アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換された(C〜C)アルキル、アリール、アリール(C〜C)アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール(C〜C)アルキルであり;
    は、CHR、アリール、アリール(C〜C)アルキル又はヘテロアリール(C〜C)アルキル;又は独立して(C〜C)アルキル及び(C〜C)アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換されたアリール、アリール(C〜C)アルキル又はヘテロアリール(C〜C)アルキルであり;
    及びRは、それぞれ独立して、水素原子、(C〜C)アルキル、又は(C〜C)アルコキシで置換された(C〜C)アルキルである)を含む、式(III)の化合物を調製する方法。
  2. 以下の工程:
    (i)式(I)の化合物を、アルカリ金属シアニド、アセトンシアノヒドリン又は第1銅シアニドと、ニッケルを含む触媒の存在下で反応させて式(IIb)の芳香族シアノ化合物を形成し;そして
    Figure 0003987171
    (ii)式(IIb)の化合物を、アルカリアルコキシド、アルカリアロキシド、アルカリアリールアルコキシド又はアルカリヘテロアリールアルコキシドと、場合によっては銅を含む触媒の存在下で反応させて式(III)の化合物を調製する;
    Figure 0003987171
    (上式中、
    Xはそれぞれ独立してクロロ、ブロモ又はヨードであり;
    Rは、水素原子、(C〜C)アルキル、アリール、アリール(C〜C)アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール(C〜C)アルキル;又は、独立して(C〜C)アルキル及び(C〜C)アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換された(C〜C)アルキル、アリール、アリール(C〜C)アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール(C〜C)アルキルであり;
    は、CHR、アリール、アリール(C〜C)アルキル又はヘテロアリール(C〜C)アルキル;又は独立して(C〜C)アルキル及び(C〜C)アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換されたアリール、アリール(C〜C)アルキル又はヘテロアリール(C〜C)アルキルであり;
    及びRは、それぞれ独立して、水素原子、(C〜C)アルキル、又は(C〜C)アルコキシで置換された(C〜C)アルキルである)を含む、式(III)の化合物を調製する方法。
  3. 強酸又は強塩基を用いて式(III)の化合物を加水分解することによって式(IVa)の化合物を調製し;
    Figure 0003987171
    所望の場合には、エーテル開裂試薬を用いて、式(IVa)の化合物を式(V)の化合物に更に転化する;
    Figure 0003987171
    (上式中、
    Rは、水素原子、(C〜C)アルキル、アリール、アリール(C〜C)アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール(C〜C)アルキル;又は、独立して(C〜C)アルキル及び(C〜C)アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換された(C〜C)アルキル、アリール、アリール(C〜C)アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール(C〜C)アルキルであり;
    は、CHR、アリール、アリール(C〜C)アルキル又はヘテロアリール(C〜C)アルキル;又は独立して(C〜C)アルキル及び(C〜C)アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換されたアリール、アリール(C〜C)アルキル又はヘテロアリール(C〜C)アルキルであり;
    及びRは、それぞれ独立して、水素原子、(C〜C)アルキル、又は(C〜C)アルコキシで置換された(C〜C)アルキルである)工程を更に含む請求項1又は2に記載の方法。
  4. 第1段階において、式(III)の化合物をエーテル開裂試薬と反応させることによって式(IVb)の化合物を調製し;
    Figure 0003987171
    所望の場合には、第2段階において、強酸又は強塩基を用いて式(IVb)の化合物を式(V)の化合物に加水分解する;
    Figure 0003987171
    (上式中、
    Rは、水素原子、(C〜C)アルキル、アリール、アリール(C〜C)アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール(C〜C)アルキル;又は、独立して(C〜C)アルキル及び(C〜C)アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換された(C〜C)アルキル、アリール、アリール(C〜C)アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール(C〜C)アルキルであり;
    は、CHR、アリール、アリール(C〜C)アルキル又はヘテロアリール(C〜C)アルキル;又は独立して(C〜C)アルキル及び(C〜C)アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換されたアリール、アリール(C〜C)アルキル又はヘテロアリール(C〜C)アルキルであり;
    及びRは、それぞれ独立して、水素原子、(C〜C)アルキル、又は(C〜C)アルコキシで置換された(C〜C)アルキルである)
    工程を更に含む請求項1又は2に記載の方法。
  5. Xがそれぞれ独立してクロロ又はブロモであり;Rが水素原子又は(C〜C)アルキルであり;RがCHR、アリール又はアリール(C〜C)アルキルであり;R及びRが、それぞれ独立して、水素原子、(C〜C)アルキル、又はメトキシで置換された(C〜C)アルキルである、請求項1又は2に記載の方法。
  6. 場合によって用いる銅を含む触媒が、塩化銅(I)、臭化銅(I)、沃化銅(I)、銅(I)シアニド、塩化銅(II)、酸化銅(II)、硫酸銅(II)又は元素銅である請求項1又は2に記載の方法。
  7. 工程(i)において溶媒を用いることを更に含む請求項1に記載の方法。
  8. 工程(ii)において溶媒を用いることを更に含む請求項2に記載の方法。
  9. ニッケルを含む触媒が、ニッケル(II)ブロミド、亜鉛及びトリフェニルホスフィンの混合物、ジブロモビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル、亜鉛及びトリフェニルホスフィンの混合物、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル、亜鉛及びトリフェニルホスフィンの混合物、またはトリス(トリフェニルホスフィン)ニッケルである請求項1又は2に記載の方法。
  10. 工程(ii)において溶媒を用いることを更に含む請求項1に記載の方法。
  11. 工程(i)において溶媒を用いることを更に含む請求項2に記載の方法。
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