JP3986052B2 - 樹脂封止装置及びその方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂成形金型内へ投入された樹脂を圧縮成形することによって、電子部品、特に半導体のように高い精度が要求される部材の封止を行う樹脂封止方法に係り、特に、適量の粉状樹脂の供給を行う樹脂封止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、金型内へあらかじめ所定量の樹脂を投入した後、基板上の半導体素子に対して圧縮成形することによって、樹脂量の高い精度での注型を図った樹脂封止方法がある。このような半導体の封止に用いる樹脂としては、所定量の樹脂材料(例えば、熱硬化性樹脂)を、打錠によりタブレット状に成形したものが用いられてきた。
【0003】
このような樹脂封止方法は、一般的には、図15(a)に示すように、上部金型31、上下に可動する枠状金型32、枠状金型32内を可動する圧縮金型33によって内部にキャビティが構成された樹脂成形金型30を用いて、以下のように行なわれる。すなわち、図15(a)に示すように、キャビティ内にタブレット36を投入した後、半導体素子35を搭載して電気的接続した基板34を、上部金型31と枠状金型32との間にセットする。そして、図15(b)に示すように、上部金型31と枠状金型32によって基板34を挟み込み、ヒーターにより加熱した圧縮金型33を上昇させることによって、タブレット36を加熱溶融させて基板34方向に押し潰し、キャビティ内に樹脂を充満させて樹脂成形を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のように、タブレット単位で樹脂を供給する場合には、タブレット自体に成形ばらつきがあっても微調整ができないので、被成形品に応じた適切な樹脂量を供給できない場合が生じる。また、タブレット自体の樹脂量を一定とすることができても、封止される被成形品、例えば基板上の半導体チップの数や大きさが封止単位ごとに変化する場合、キャビティ内の容積が変化するので、やはり適切な樹脂量の供給ができない。このように、不適切な樹脂量での成形が行なわれると、成形品の圧縮方向の寸法(厚さ)が一定にならないという問題が生じる。
【0005】
これに対処するため、圧縮成形時に、余剰樹脂を成形体の外に排出する方法などが考案されている。しかし、樹脂成形金型の構造上、多量の余剰樹脂を排出する容積を確保することは、複雑化と大型化を招くとともに、樹脂材料の使用率を低下させることになる。また、成形品からはみだした余剰樹脂がバリ等になるため、これを除去するなどの後処理が面倒である。
【0006】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、常に適切な量の樹脂供給を行うことにより、金型構造を複雑にすることなく、また、樹脂材料の使用率を下げることなく、良好な成形品が得られる樹脂封止装置及びその方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するため、請求項1記載の発明は、樹脂成形金型のキャビティ内に樹脂を直接供給する樹脂供給手段と、前記樹脂と対向するように被成形品を配置して圧縮成形を行う圧縮成形手段とが設けられた樹脂封止装置において、前記樹脂は、タブレット状の主樹脂と、この主樹脂よりも単位重量の小さい追加樹脂とからなり、前記主樹脂の重量を計量する樹脂計量手段と、主樹脂の重量が基準重量よりも少ない場合に、その差分を前記追加樹脂の単位重量で割ることによって必要となる追加樹脂の個数を算出する必要量算出手段と、前記樹脂供給手段は、前記主樹脂と、算出された個数の前記追加樹脂とを、前記キャビティ内に供給するように構成されたことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明を方法の観点から捉えたものであり、樹脂成形金型のキャビティ内に樹脂を直接供給する樹脂供給処理と、前記樹脂と対向するように被成形品を配置して圧縮成形を行う圧縮成形処理とが設けられた樹脂封止方法において、前記樹脂は、タブレット状の主樹脂と、この主樹脂よりも単位重量の小さい追加樹脂とからなり、前記主樹脂の重量を計量する樹脂計量処理と、主樹脂の重量が基準重量よりも少ない場合に、その差分を前記追加樹脂の単位重量で割ることによって必要となる追加樹脂の個数を算出する必要量算出処理と、を実行し、前記樹脂供給処理は、前記主樹脂と、算出された個数の前記追加樹脂とを、前記キャビティ内に供給するものであることを特徴とする。
【0008】
以上のような請求項1及び6記載の発明では、タブレット状の樹脂を、主樹脂と追加樹脂に分けて、あらかじめ計量して微調整してからキャビティ内に投入するので、常に適切な量の樹脂供給を行うことができ、金型構造を複雑にすることなく、また、樹脂材料の使用率を下げることなく、一定の厚さの成形品が得られる。これは、特に、非常に薄い成形を必要とする半導体素子に適した方法である。また、主樹脂がタブレット状であり、大まかな量を主樹脂で確保しておき、不足分を追加樹脂で補うので、計量や搬送が容易であるとともに、少ない計量回数で必要量を確保することができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、樹脂成形金型のキャビティ内に樹脂を直接供給する樹脂供給手段と、前記樹脂と対向するように被成形品を配置して圧縮成形を行う圧縮成形手段とが設けられた樹脂封止装置において、前記樹脂は、タブレット状の主樹脂と、液状の追加樹脂とからなり、前記主樹脂の重量を計量する樹脂計量手段と、主樹脂の重量と、基準重量との差分を算出し、その差分に応じた前記液状の追加樹脂を算出する液状樹脂必要量算出手段と、前記樹脂供給手段は、前記主樹脂と、算出された必要量の前記追加樹脂とを、前記キャビティ内に供給するように構成されたことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項2記載の発明を方法の観点から捉えたものであり、樹脂成形金型のキャビティ内に樹脂を直接供給する樹脂供給処理と、前記樹脂と対向するように被成形品を配置して圧縮成形を行う圧縮成形処理とが設けられた樹脂封止方法において、前記樹脂は、タブレット状の主樹脂と、液状の追加樹脂とからなり、前記主樹脂の重量を計量する樹脂計量処理と、主樹脂の重量と、基準重量との差分を算出し、その差分に応じた前記液状の追加樹脂を算出する液状樹脂必要量算出処理と、を実行し、前記樹脂供給処理は、前記主樹脂と、算出された必要量の前記追加樹脂とを、前記キャビティ内に供給するものであることを特徴とする。
【0010】
以上のような請求項2及び7記載の発明では、樹脂として液状のものを用いるので、タブレット状のものや粒状のもののみを用いる場合に比べて、無段階の微調整がしやすく、より正確な量の樹脂供給が可能となる。特に、タブレット状の主樹脂と液状樹脂を組み合わせることによって、樹脂の移送のし易さと、正確な供給量の確保を両立させることができる。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記被成形品は、封止単位毎に、複数の半導体素子が搭載される基板であり、封止単位毎に、前記基板上の半導体素子の個数を撮像して検出する画像処理手段を備え、前記必要量算出手段は、算出された半導体素子の数に基づいて、本来搭載されるべきであるが基板の不良等によって実際には搭載されていない半導体素子の総体積を、樹脂重量に換算し、これを前記主樹脂を計量して得られた不足分に加えたものを、前記追加樹脂の必要供給量として算出するものであることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項3記載の発明を方法の観点から捉えたものであり、請求項6又は7に記載の発明において、前記被成形品は、封止単位毎に、複数の半導体素子が搭載される基板であり、封止単位毎に、前記基板上の半導体素子の個数を撮像して検出する画像処理を含み、前記必要量算出処理は、算出された半導体素子の数に基づいて、本来搭載されるべきであるが基板の不良等によって実際には搭載されていない半導体素子の総体積を、樹脂重量に換算し、これを前記主樹脂を計量して得られた不足分に加えたものを、前記追加樹脂の必要供給量として算出するものであることを特徴とする。
【0012】
以上のような請求項3及び8記載の発明では、画像処理手段が、撮影した画像に基づいて、成形単位ごとの基板上の半導体素子の数を算出するため、極めて高い精度で追加樹脂の必要供給量として算出することが可能であり、高品質な成形品を得ることができる。
【0013】
請求項4記載の発明は、樹脂成形金型のキャビティ内に樹脂を直接供給する樹脂供給手段と、前記樹脂と対向するように被成形品を配置して圧縮成形を行う圧縮成形手段とが設けられた樹脂封止装置において、前記樹脂は、タブレット状であり、前記樹脂の重量を計量する樹脂計量手段と、前記樹脂の重量と、基準重量との差分を算出する差分算出手段と、前記樹脂の重量が基準重量より多い場合に、前記差分を前記樹脂の体積に換算してこの差分に応じた切削位置を算出する切削位置算出手段と、前記樹脂を算出した切削位置に従って切削する樹脂量調整手段とを備え、前記樹脂供給手段は、前記切削された樹脂を、前記キャビティ内に供給するように構成されたことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項4記載の発明を方法の観点から捉えたものであり、樹脂成形金型のキャビティ内に樹脂を直接供給する樹脂供給処理と、前記樹脂と対向するように被成形品を配置して圧縮成形を行う圧縮成形処理とが設けられた樹脂封止方法において、前記樹脂は、タブレット状であり、前記樹脂の重量を計量する樹脂計量処理と、前記樹脂の重量と、基準重量との差分を算出する差分算出処理と、前記樹脂の重量が基準重量より多い場合に、前記差分を前記樹脂の体積に換算してこの差分に応じた切削位置を算出する切削位置算出処理と、前記樹脂を算出した切削位置に従って切削する樹脂量調整処理とを実行し、前記樹脂供給処理は、前記切削された樹脂を、前記キャビティ内に供給するものであることを特徴とする。
【0014】
以上のような請求項4及び9記載の発明では、タブレット状の樹脂を、あらかじめ計量して、切削により樹脂の一部を除去し、その量を微調整してからキャビティ内に投入するので、常に適切な量の樹脂供給を行うことができ、金型構造を複雑にすることなく、一定の厚さの成形品が得られる。これは、特に、非常に薄い成形を必要とする半導体素子に適した方法である。なお、切削した樹脂を回収することで有効に再利用できるため、樹脂材料の使用率を下げる心配もない。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項4に記載の樹脂封止装置において、前記被成形品は、封止単位毎に、複数の半導体素子が搭載される基板であり、封止単位毎に、前記基板上の半導体素子の個数を撮像して検出する画像処理手段を備え、前記切削位置算出手段は、算出された半導体素子の数に基づいて、本来搭載されるべきであるが基板の不良等によって実際には搭載されていない半導体素子の総体積を、樹脂重量に換算し、これを樹脂を計量して得られた余剰分と併せて、切削位置を算出ものであることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項5記載の発明を方法の観点から捉えたものであり、請求項9記載の発明において、前記被成形品は、封止単位毎に、複数の半導体素子が搭載される基板であり、封止単位毎に、前記基板上の半導体素子の個数を撮像して検出する画像処理を含み、前記切削位置算出処理は、算出された半導体素子の数に基づいて、本来搭載されるべきであるが基板の不良等によって実際には搭載されていない半導体素子の総体積を、樹脂重量に換算し、これを樹脂を計量して得られた余剰分と併せて、切削位置を算出ものであることを特徴とする。
【0016】
以上のような請求項5及び10記載の発明では、画像処理手段が、撮影した画像に基づいて、成形単位ごとの基板上の半導体素子の数を算出するため、極めて高い精度で樹脂の切削位置を算出することが可能であり、高品質な成形品を得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について、図面を参照して具体的に説明する。
〔第1の実施形態〕
請求項1、4〜6、9〜11及び14記載の発明に対応する実施形態を、図1〜図4を参照して説明する。なお、図1は本実施形態に用いる樹脂成形金型の断面図、図2は本実施形態に用いる樹脂成形金型及び樹脂供給装置の斜視図、図3は制御装置の機能ブロック図、図4は本実施形態の手順を示すフローチャートである。
【0021】
(樹脂成形金型の構成)
まず、樹脂成形金型の構成を説明する。すなわち、図1に示すように、樹脂成形金型30は、上部金型31、上下に可動に設けられた枠状金型32、枠状金型32内を上下に可動に設けられた圧縮金型33を備えている。これらの上部金型31、枠状金型32及び圧縮金型33によって、キャビティ(図2に示す14)が構成されている。上部金型31は、枠状金型32との間に挟み込んだ基板(図2に示す34)を保持するためのレール5を備えている。
【0022】
また、上部金型31、枠状金型32及び圧縮金型33は、ヒーター4により加熱可能に設けられている。さらに、上部金型31、枠状金型32は、それぞれバネ7を介して、上方及び下方に配設されたベース6に取付けられている。なお、かかる樹脂成形金型30は、図示しないプレス装置に搭載されている。
【0023】
(樹脂供給装置の構成)
次に、樹脂供給装置の構成を説明する。すなわち、図2に示すように、樹脂供給装置10は、電子天秤11、主樹脂投入部13、追加樹脂投入部15、パレット17、追加樹脂搬送部18及び制御装置12を備えている。
【0024】
電子天秤11は、主樹脂(本実施形態では、通常のタブレット状樹脂とする)R1を計量して、計量結果を制御装置12へ伝送する手段である。主樹脂投入部13は、電子天秤11上の主樹脂R1をキャビティ14内へ投入する手段である。この主樹脂投入部13は、支柱部13a、アーム部13b及び吸着部13cを備えている。支柱部13aは、図示しない駆動源によって、垂直方向の軸を中心に回動可能に、且つ上下に昇降可能に設けられている。アーム部13bは、その一端が支柱部13aに取り付けられた水平方向の部材で、支柱部13aの回動と昇降に従って移動可能に設けられている。吸着部13cは、アーム部13bの他端に取り付けられ、主樹脂R1を吸着可能に設けられている。
【0025】
追加樹脂投入部15は、アーム部13bにおける吸着部13cに近接する位置に設けられた投入容器15a及びシャッタ15bによって構成されている。投入容器15aは、下方に行くに従って窄まるように傾斜がつけられた略円錐形状の容器であり、その下端には投入用の穴が形成されている。シャッタ15bは、投入容器15aの穴を開閉可能となるように、図示しない駆動源によって、水平方向に移動可能に設けられている。
【0026】
パレット17は、追加樹脂(本実施形態では、主樹脂よりも小さい微少タブレット樹脂とする)R2を収容する手段である。このパレット17には、縦方向に配設された複数の仕切部17aが設けられており、追加樹脂R2は、この仕切部17a間に複数列に分けて収容されている。そして、パレット17は、各列の必要個数を下方から取り出すと、順次下方に移動するように、傾斜して設置されている。ここで、追加樹脂R2の重量単位は、成形体の厚さ許容量の1/2以下が好ましい。
【0027】
追加樹脂搬送部18は、パレット17内の追加樹脂R2を、追加樹脂投入部15へ移送する手段である。この追加樹脂搬送部18は、図示しない駆動源によって動作し、吸着あるいはメカチャックによって、パレット17の下方から追加樹脂R2を把持して取り出し、その下方へ来た追加樹脂投入部15の投入容器15a上で解放する把持部18aを備えている。
【0028】
制御装置12は、上述の各構成部を制御する装置であり、以下のような手段を実現するためのプログラムによって動作するコンピュータ等を用いることができる。すなわち、制御装置12は、図3に示すように、基準量格納手段12a、差分算出手段12b、必要量算出手段12c、動作指示手段12dを有している。基準量格納手段12aは、あらかじめ必要な樹脂重量を基準重量として格納したメモリ等の記憶手段である。差分算出手段12bは、電子天秤11で計量した主樹脂R1の重量と基準重量との差分を算出する手段である。必要量算出手段12cは、差分を追加樹脂の単位重量(あらかじめメモリ等に設定)で割ることによって、差分に応じた不足分を充足する追加樹脂R2の個数を算出する手段である。動作指示手段12dは、主樹脂投入部13、追加樹脂搬送部18及び追加樹脂投入部15の駆動源に、適宜動作指示を行う手段である。
【0029】
(作用)
以上のような樹脂成形金型及び樹脂供給装置によって実現される本実施形態の処理手順を、図4のフローチャートに従って説明する。まず、電子天秤11に載置された主樹脂R1の重量が計量され、その結果が制御装置12に伝送され入力される(ステップ401)。制御装置12においては、差分算出手段12bによって、基準量格納手段12aに格納された基準重量と、入力された主樹脂R1の重量との差分が算出される(ステップ402)。
【0030】
主樹脂R1の重量が基準重量よりも少ない場合には(ステップ403)、必要量算出手段12cは、差分を追加樹脂R2の単位重量で割ることによって、差分に応じた不足分を充足するための追加樹脂R2の個数を算出する(ステップ404)。そして、動作指示手段12dは、算出された個数に応じた追加樹脂R2の補充と、主樹脂及び追加樹脂のキャビティ14への投入を、主樹脂投入部13、追加樹脂搬送部18及び追加樹脂投入部15の駆動源に指示する(ステップ405)。
【0031】
すると、主樹脂投入部13のアーム部13bが回動して、追加樹脂投入部15の投入容器15aが、追加樹脂搬送部18の下部に来る。一方、追加樹脂搬送部18は、その把持部18aによって、必要な個数の追加樹脂R2を、パレット17から順次取り出し、投入容器15a内へ落とす(ステップ406)。そして、アーム部13bが回動して元の位置に戻ってから下降し、電子天秤11上に載置された主樹脂R1を、吸着部13cによって吸着把持する(ステップ407)。
【0032】
さらに、アーム部13bを上昇させてから、樹脂成形金型30の方向に回動させ、キャビティ14上で、吸着部13cによる主樹脂R1の吸着を解放するとともに、シャッタ15bを作動させて投入容器15aの穴を解放する。すると、主樹脂R1及び追加樹脂R2がキャビティ14内に投入される(ステップ408)。
【0033】
なお、主樹脂R1と追加樹脂R2の投入は、同時であっても、僅かな時差内(例えば、1〜3秒程度以下)で行なわれてもよい。追加樹脂R2を改めて電子天秤11で計量して確認した後、吸着部13cによって主樹脂R1及び追加樹脂R2を同時に若しくは順次吸着して、キャビティ14へ投入してもよい。
【0034】
次に、被成形品である基板34をレール5に通すことによって、上部金型31と枠状金型32との間に配置する。そして、ヒーター4により上部金型31、枠状金型32及び圧縮金型33を加熱し、圧縮金型33を上昇させることによって、主樹脂R1及び追加樹脂R2を加熱溶融させて基板34方向に押し潰し、基板34と枠状金型32及び圧縮金型33によって形成される間隙に樹脂を充満させて樹脂成形を行う(ステップ409)。なお、ステップ403において、主樹脂R1の重量が基準重量と一致している場合には、ステップ407以降の処理が行なわれる。
【0035】
(効果)
以上のような本実施形態によれば、タブレット状の樹脂を、主樹脂R1と追加樹脂R2に分けて、あらかじめ計量して微調整してからキャビティ14内に投入するので、常に適切な量の樹脂供給を行うことができ、金型構造を複雑にすることなく、また、樹脂材料の使用率を下げることなく、一定の厚さの成形品が得られる。これは、特に、非常に薄い成形を必要とする半導体素子35に適した方法である。
【0036】
また、主樹脂R1及び追加樹脂R2ともにタブレット状であり、大まかな量を主樹脂R1で確保しておき、不足分を追加樹脂R2で補うので、計量や搬送が容易であるとともに、少ない計量回数で必要量を確保することができる。
【0037】
〔第2の実施形態〕
請求項1、4〜6、9〜11及び14記載の発明に対応する他の実施形態を、図5〜図7を参照して説明する。なお、図5は本実施形態に用いる樹脂成形金型及び樹脂供給装置の斜視図、図6は本実施形態の手順を示すフローチャート、図7は開閉シャッタの動作を示す説明図である。また、上述の第1の実施形態と同様の部材は同一の符号を付して、説明を省略する。
【0038】
(樹脂供給装置の構成)
まず、本実施形態に用いる樹脂供給装置を説明する。この樹脂供給装置は、樹脂としてタブレット状のものではなく、粒状のもの(顆粒、造粒、粉状、タブレット打錠後破砕したもの等)を供給する装置である。すなわち、図5に示すように、樹脂供給装置20は、電子天秤11、粒状樹脂投入部21、ホッパ22、計量シャッタ23、カップ搬送機構25及び制御装置12を備えている。
【0039】
粒状樹脂投入部21は、支柱部21a、アーム部21b、投入容器21c及び開閉シャッタ21dを備えている。支柱部21aは、図示しない駆動源によって、垂直方向の軸を中心に回動可能に、且つ上下に昇降可能に設けられている。アーム部21bは、その一端が支柱部21aに取り付けられた水平方向の部材で、支柱部21aの回動と昇降に従って移動可能に設けられている。投入容器21cは、下方に行くに従って窄まるように傾斜がつけられた略円錐形状の容器であり、その下端には投入用の穴が形成されている。開閉シャッタ21dは、投入容器21cの穴を開閉可能となるように、図示しない駆動源によって、水平方向に移動可能に設けられている。
【0040】
ホッパ22は、下方に行くに従って窄まるように傾斜がつけられた略円錐形状の容器であり、その下端には投入用の穴が形成されている。このホッパ22は、投入容器21cよりも大きく、内部に粒状樹脂を常時貯留している。計量シャッタ23は、ホッパ22の下部に、図示しない駆動源によって、水平方向に移動可能に設けられており、ホッパ22の穴の開閉及び投入樹脂量の調整を行う部材である。この計量シャッタ23には、成形に必要な樹脂量より僅かに少ない量の容積を持つ貫通穴23aと、成形体の厚さ許容量の1/2以下の容積を持つ貫通穴23bが形成されている。また、計量シャッタ23の下部には、図7(a)〜(d)に示すように、計量シャッタ23の移動に従って、貫通穴23a,23bの底部を開閉するベース板23cが設けられている。
【0041】
カップ搬送機構25は、カップ24を、図示しない駆動機構によって、水平及び垂直方向にスライド移動可能に、且つ回動可能に設けられている。従って、カップ24は、貫通穴23a,23bの底部から落下する粒状樹脂を受けて、電子天秤11まで搬送して樹脂重量を測定させたり、投入容器21cまで搬送した後、回動して傾斜することによって粒状樹脂を投入容器21cへ移し変えることができるように構成されている。
【0042】
制御装置12は、上記の第1の実施形態における制御装置12とほぼ同様であるが、必要量算出手段12cが、差分算出手段12bにおいて算出された差分を、貫通穴23bからの一回当たりの供給量で割ることによって、差分に応じた不足分を充足するための計量シャッタ23の開閉回数を算出する点が異なる。
【0043】
(作用)
以上のような樹脂成形金型及び樹脂供給装置によって実現される本実施形態の処理手順を、図6のフローチャートを参照して説明する。すなわち、カップ搬送機構25によって、カップ24をホッパ22の下部に搬送し、計量シャッタ23を移動させてホッパ22の開口に貫通穴23aを合わせる。すると、図7(b)に示すように、ホッパ22内の粒状樹脂が、貫通穴23a内に、その容積に応じた量(一回の成形に必要な樹脂量より僅かに少ない量)だけ落下する。そして、さらに計量シャッタ23を移動させると、図7(c)に示すように、貫通穴23a内部の粒状樹脂がカップ24内に落下する(ステップ601)。
【0044】
次に、カップ搬送機構25によってカップ24を電子天秤11まで搬送し、電子天秤11上に載置することによって、内部の粒状樹脂の重量を計量し、その結果が制御装置12に入力される(ステップ602)。制御装置12においては、差分算出手段12bによって、基準量格納手段12aに格納された基準重量と、取り出された初期樹脂の重量との差分が算出される(ステップ603)。必要量算出手段12cは、差分を、貫通穴23bからの追加樹脂の一回当たりの供給量で割ることによって、差分に応じた不足分を充足するための計量シャッタ23の開閉回数を算出する(ステップ604)。
【0045】
そして、カップ搬送機構25によって、カップ24を再びホッパ22の下部に搬送し、計量シャッタ23を移動させて、ホッパ22の穴に貫通穴23bを合わせる。すると、図7(d)に示すように、ホッパ22内の粒状樹脂が、貫通穴23b内に、その容積に応じた量だけ落下する。そして、さらに計量シャッタ23を移動させると、貫通穴23b内部の粒状樹脂がカップ24内に落下する(ステップ605)。計量シャッタ23は、算出された供給回数だけ、上記の動作を繰り返して行う。このように、不足樹脂を追加されたカップ24を、再び電子天秤11へ搬送し、樹脂重量を計量する(ステップ606)。
【0046】
ここで、制御装置12における差分算出手段12bによって、計量結果と基準重量との差がないと判定されたならば(ステップ607)、カップ搬送機構25は、カップ24を投入容器21c上に移動させ、カップ24を傾斜、反転させることによって、内部の粒状樹脂を投入容器21c内に移す。粒状樹脂投入部21は、投入容器21cをキャビティ14上に移動させた後、開閉シャッタ21dを移動させることによって投入容器21cの下部を開口し、キャビティ14内に樹脂を供給する(ステップ608)。その後の樹脂成形金型30による成形は、上記の第1の実施形態と同様である(ステップ609)。また、ステップ607において、計量結果が基準重量を満たしていないと判定されたならば、ステップ605以降の処理を繰り返す。
【0047】
(効果)
以上のような本実施形態によれば、樹脂として粒状のものを用いるので、タブレット状のもののみを用いる場合に比べて、微調整がしやすく、より正確な量の樹脂供給が可能となる。また、樹脂供給源が、ホッパ22に統一されているので、樹脂の管理が容易となる。
【0048】
なお、粒状樹脂投入部21の機能をカップ搬送機構25に兼用させることもできる。つまり、カップ搬送機構25におけるカップ24が、粒状樹脂投入部21の投入容器21c及び開閉シャッタ21dの代わりに、キャビティ14への粒状樹脂の投入を行う構成とすれば、粒状樹脂投入部21を省略することができ、さらに装置を簡略化できる。
【0049】
〔第3の実施形態〕
続いて、第3の実施形態について図8を参照して説明する。第3の実施形態は請求項1、4〜6、9、10及び12、14記載の発明に対応している。つまり、上記第1及び第2の実施形態に含まれていた請求項11の発明に代えて第3の実施形態では請求項12の発明を含んでいる。なお、図8は本実施形態に用いる樹脂成形金型及び樹脂供給装置の斜視図である。また、上記の第1の実施形態と同様の部材は同一の符号を付して、説明を省略する。
【0050】
(樹脂供給装置の構成)
まず、本実施形態に用いる樹脂供給装置を説明する。この樹脂供給装置は、液状樹脂を供給する装置である。すなわち、図8に示すように、樹脂供給装置40は、電子天秤11、主樹脂投入部13、液状樹脂投入部41及び制御装置12を備えている。液状樹脂投入部41は、シリンダ41a、チューブ41b及び空圧制御部41cによって構成されている。シリンダ41aは、予め液状樹脂42を封入しており、その下端に漏斗状の注入口が形成されている。そして、シリンダ41aは、主樹脂投入部13のアーム部13bにおける吸着部13cに近接する位置に設けられている。チューブ41bは、シリンダ41aの上端と、空圧制御部41cとを連結している。
【0051】
空圧制御部41cは、チューブ41bを介して、シリンダ41a内に加える空気圧を制御することによって、液状樹脂42の滴下量を調節する手段である。この空圧制御部41cの空気圧の制御は、主樹脂R1の重量と基準重量との差分に基づいて、制御装置12によって行なわれる。
【0052】
(作用)
以上のような樹脂供給装置40によって実現される本実施形態の処理手順を説明する。すなわち、第1の実施形態と同様に、電子天秤11によって計量されたタブレット状の主樹脂R1の重量と、基準重量との差分が算出された後、主樹脂投入部13によって、キャビティ14内に主樹脂R1が供給される。その際に、制御装置12が空圧制御部41cを制御することによって、シリンダ41a内の空気圧を変え、内部の液状樹脂42を、差分に応じた不足分が充足されるだけ注入口から滴下させる。
【0053】
(効果)
以上のような本実施形態によれば、樹脂として液状のものを用いるので、タブレット状のものや粒状のもののみを用いる場合に比べて、無段階の微調整がしやすく、より正確な量の樹脂供給が可能となる。特に、タブレット状の主樹脂R1と液状樹脂42を組み合わせることによって、樹脂の移送のし易さと、正確な供給量の確保を両立させることができる。
【0054】
〔第4の実施形態〕
請求項1、4〜6、9〜11及び14、15記載の発明に対応する実施形態について、図9及び図10を参照して説明する。つまり、第4の実施形態は上記1及び第2の実施の形態に請求項15の発明を加えたものである。なお、図9は本実施形態に用いる樹脂成形金型及び樹脂供給装置の斜視図、図10は成形品の厚さを比較した説明図である。また、上記の第1の実施形態と同様の部材は同一の符号を付して、説明を省略する。
【0055】
(樹脂供給装置の構成)
図9に示すように、樹脂供給装置50は、上述の第1の実施形態で説明した構成に加えて、制御装置12に接続されたカメラ51及び画像処理装置52を備えている。カメラ51は、半導体素子35を搭載した基板34を、樹脂成形金型30に配置する前に撮影する手段である。
【0056】
画像処理装置52は、カメラ51によって撮影された画像に基づいて、基板34における成形単位毎に、搭載された半導体素子35の数を認識する手段である。制御装置12における必要量算出手段12cは、画像処理装置52によって認識された半導体素子35の数に応じて、主樹脂R1の重量測定に基づく不足分と合わせて、追加樹脂の供給量を算出する。
【0057】
(作用)
以上のような本実施形態では、半導体素子35を搭載した基板34を、樹脂成形金型30に配置する前に、カメラ51によって撮影する。そして、撮影された画像に基づいて、画像処理装置52が成形単位ごとの基板34上の半導体素子35の数を算出する。
【0058】
必要量算出手段12cは、このように算出された半導体素子35の数に基づいて、本来搭載されるべきであるが基板34の不良等によって実際には搭載されていない半導体素子35の総体積を、樹脂重量に換算し、これを上述の第1の実施形態と同様に主樹脂R1を計量して得られた不足分に加えたものを、追加樹脂R2の必要供給量として算出する。そして、算出された必要量の追加樹脂R2を、上記の第1の実施形態と同様に追加して圧縮成形を行う。
【0059】
例えば、図10(a)に示すように、半導体素子35を正常な数だけ搭載した基板34の場合の成形厚をt0とすると、図10(b)に示すように、基板34の不良等によって、一部の半導体素子35が搭載されなかった場合には、成形品の厚さt1は、正常時の成形厚t0よりも薄くなる。一方、本実施形態のように、基板34上の半導体素子35の数を認識し、追加樹脂R2の量を制御することによって、半導体素子35の数の変化に対する補正を実施した場合には、図10(c)に示すように、成形品の厚さt2を、正常時の成形厚t0にほぼ一致させることができる。なお、樹脂封止の前工程で、半導体素子35の不搭載情報(欠落の数等)を検出し、これを制御装置12に入力して上記と同様の処理をすることにより、カメラ51や画像処理装置52等を用いなくとも、上記と同様の効果が得られる。
【0060】
(効果)
以上のような本実施形態によれば、カメラ51が撮影した画像に基づいて、画像処理装置52が成形単位ごとの基板34上の半導体素子35の数を算出するため、極めて高い精度で追加樹脂R2の必要供給量として算出することが可能であり、高品質な成形品を得ることができる。
【0061】
〔第5の実施形態〕
請求項2、4、5及び7、9、10、11、14記載の発明に対応する実施形態を、図11〜図13を参照して説明する。なお、図11は本実施形態に用いる樹脂成形金型及び樹脂供給装置の斜視図、図12は制御装置の機能ブロック図、図13は本実施形態の手順を示すフローチャートである。また、上述の第1の実施形態と同様の部材は同一の符号を付して、説明を省略する。
【0062】
(樹脂供給装置の構成)
図11に示すように、樹脂供給装置60は、上述の第1の実施形態で説明した構成から主樹脂投入部13、追加樹脂投入部15、パレット17及び追加樹脂搬送部18を取り除き、これに代えて樹脂搬送部63及び樹脂量調整部65を備えた点に特徴がある。また、本実施形態における制御装置12は、前記必要量算出手段12cに代えて、切削位置算出手段12eを有している(図12参照)。
【0063】
電子天秤11は、タブレット状樹脂Rを計量して、計量結果を制御装置12へ伝送する手段である。樹脂搬送部63は、電子天秤11上の樹脂Rを樹脂量調整部65に移送し、加工の完了した同樹脂Rを再び保持し、キャビティ14内へ投入する手段である。この樹脂搬送部63は、前記主樹脂投入部13と同じく、支柱部63a、アーム部63b及び吸着部63cからなり、支柱部63aは、図示しない駆動源によって、垂直方向の軸を中心に回動可能に、且つ上下に昇降可能に設けられている。アーム部63bは、その一端が支柱部63aに取り付けられた水平方向の部材で、支柱部63aの回動と昇降に従って移動可能に設けられている。吸着部63cは、アーム部63bの他端に取り付けられ、樹脂Rを吸着可能に設けられている。
【0064】
樹脂量調整部65は、制御装置12による算出データにより、樹脂の外周の一部を切削する手段であり、樹脂Rを位置決め保持する保持部65a、保持部65aを水平方向xyに可動し得るテーブル65b及び切削刃を高速回転する切削部65cとからなる。この樹脂量調整部65では、樹脂搬送部63により保持部65a上に載置された樹脂Rを位置決めした後、樹脂Rを保持し、制御装置12の指示する位置まで切削部65cで樹脂Rの外周を切削するようになっている。
【0065】
制御装置12における切削位置算出手段12eは差分算出手段12bで得た重量差分を体積換算し、タブレット状である樹脂Rの外周部を直線的に切削する場合の切削位置を算出する手段である。なお、差分算出手段12bは電子天秤11で計量した樹脂Rの重量と基準重量との差分を算出する手段であり、動作指示手段12dは樹脂搬送部63及び樹脂量調整投入部15の駆動源に、適宜動作指示を行なう手段である。
【0066】
(作用)
以上のような樹脂成形金型及び樹脂供給装置によって実現される本実施形態の処理手順を、図13のフローチャートに従って説明する。まず、電子天秤11に載置された樹脂Rの重量が計量され、その結果が制御装置12に伝送され入力される(ステップ501)。制御装置12においては、差分算出手段12bによって、基準量格納手段12aに格納された基準重量と、入力された主樹脂R1の重量との差分が算出される(ステップ502)。
【0067】
樹脂Rの重量が基準重量よりも多い場合には(ステップ503)、切削位置算出手段12eは、差分を切削体積に換算して差分に応じた切削位置を算出する
(ステップ504)。そして、動作指示手段12dは、算出された切削位置で樹脂Rの切削と、切削後樹脂のキャビティ14への投入を、樹脂搬送部63及び樹脂量調整部65に指示する(ステップ505)。すると、樹脂搬送部63のアーム部63bが回動して、電子天秤11上の樹脂Rを吸着部63cが吸着して搬送し、樹脂量調整部65に受け渡す。樹脂量調整部65では樹脂Rを位置決め保持し、切削部65cが算出された切削位置まで樹脂Rの外周を切削する(ステップ506)。
【0068】
切削加工後、上方に待機していたアーム部63bが下降し、保持部65a上の樹脂R1を吸着部63cによって吸着、把持する(ステップ507)。そして、アーム部63bを上昇させ、樹脂成形金型20の方向に回動させ、キャビティ14上方で吸着部63cによる樹脂Rの吸着を解放し、樹脂Rをキャビティ14内に投入する(ステップ508)。なお、切削加工後の樹脂Rを改めて電子天秤11で計量して重量を確認した後、吸着部13cによって樹脂Rを吸着し、キャビティ14内に投入してもよい。
【0069】
次に、被成形品である基板34をレール5に通すことによって、上部金型31と枠状金型32との間に配置する。そして、ヒーター4により上部金型31、枠状金型32及び圧縮金型33を加熱し、圧縮金型33を上昇させることによって、樹脂Rを加熱溶融させて基板34方向に押し潰し、基板34と枠状金型32及び圧縮金型33によって形成される間隙に樹脂を充満させて樹脂成形を行う(ステップ509)。なお、ステップ503において、樹脂Rの重量が基準重量の許容範囲ないである場合には、ステップ507以降の処理が行なわれる。
【0070】
(効果)
以上のような本実施形態によれば、タブレット状の樹脂Rを、あらかじめ計量して、切削により樹脂Rの一部を除去し、その量を微調整してからキャビティ14内に投入するので、常に適切な量の樹脂供給を行うことができ、金型構造を複雑にすることなく、一定の厚さの成形品が得られる。これは、特に、非常に薄い成形を必要とする半導体素子35に適した方法である。なお、切削した樹脂Rを回収することで有効に再利用できるため、樹脂材料の使用率を下げる心配もない。
【0071】
〔第6の実施形態〕
第6の実施形態は請求項2、4、5及び7、9、10、11、14、15の発明に対応しており、前記第5の実施形態に、図9に示した第4の実施の形態の構成、すなわちカメラ51及び画像処理装置52を加えたものである。図14は、本実施形態に用いる樹脂成形金型及び樹脂供給装置の斜視図である。また、上述の第5の実施形態と同様の部材は同一の符号を付して、説明を省略する。
【0072】
(樹脂供給装置の構成)
第6の実施形態に係る樹脂供給装置70では、制御装置12の切削位置算出手段12cが、画像処理装置52によって認識された半導体素子35の数に応じて、樹脂Rの重量測定に基づく余剰樹脂の除去量を算出するようになっている。
【0073】
(作用)
以上のような本実施形態では、半導体素子35を搭載した基板34を、樹脂成形金型30に配置する前に、カメラ51によって撮影する。そして、撮影された画像に基づいて、画像処理装置52が成形単位ごとの基板34上の半導体素子35の数を算出する。切削位置算出手段12cは、このように算出された半導体素子35の数に基づいて、本来搭載されるべきであるが基板34の不良等によって実際には搭載されていない半導体素子35の総体積を、樹脂重量に換算し、これを上述の第1の実施形態と同様に樹脂Rを計量して得られた余剰分と併せて、切削位置を算出する。そして、算出された切削位置まで切削して調整した樹脂Rを用いて、上記の第1の実施形態と同様に追加して圧縮成形を行う。
【0074】
具体的には、前記図10(a)にて説明したように、半導体素子35を正常な数だけ搭載した基板34の場合の成形厚をt0とすると、図10(b)に示すように、基板34の不良等によって、一部の半導体素子35が搭載されなかった場合には、成形品の厚さt1は、正常時の成形厚t0よりも薄くなる。一方、本実施形態のように、基板34上の半導体素子35の数を認識し、追加樹脂R2の量を制御することによって、半導体素子35の数の変化に対する補正を実施した場合には、図10(c)に示すように、成形品の厚さt2を、正常時の成形厚t0にほぼ一致させることができる。なお、樹脂封止の前工程で、半導体素子35の不搭載情報(欠落の数等)を検出し、これを制御装置12に入力して上記と同様の処理することにより、カメラ51や画像処理装置52等を用いなくとも、上記と同様の効果が得られる。
【0075】
(効果)
以上のような本実施形態によれば、上記第4の実施形態と同じく、カメラ51が撮影した画像に基づいて、画像処理装置52が成形単位ごとの基板34上の半導体素子35の数を算出するため、極めて高い精度で樹脂Rの切削位置を算出することが可能であり、高品質な成形品を得ることができる。
【0076】
〔他の実施形態〕
本発明は、上記のような実施形態に限定されるものではない。例えば、請求項3及び8記載の発明に対応した実施形態としては、封止単位毎に複数の樹脂を使用して樹脂を封止する場合に、電子天秤にて複数の樹脂の合計値を計量し、合計値が規定量以上である場合、少なくとも1つの前記樹脂の一部を除去する装置及び方法が包含される。このような実施形態によれば、1回の封止に複数の樹脂を使用する際に、樹脂総量を計量し、1個の樹脂の除去で樹脂量の調整を済ませることができる。したがって、成形品が大きくても、適切な樹脂量を常に確保することが可能となる。
【0077】
樹脂を把持したり吸着したりする手段、樹脂を収容する容器、ホッパ、キャビティ等の形状や構造は、上記の実施形態で例示したものには限定されない。また、樹脂を自然落下によるのではなく、強制的に下方に押し出すことによってキャビティに供給してもよい。
【0078】
樹脂として、粒粒、タブレット状、タブレット打錠前のもの、液状等、それぞれどのような形状のものを用いるか、その組み合わせについても自由である。また、上記の実施の形態は、樹脂重量を計量してこれを基準としたが、枡等により体積を計量してこれを基準としたり、重量及び体積を組み合わせたものを基準として用いることもできる。また、上記の実施形態における計量シャッタについて、貫通穴の大きさを可変としたり、複数設けたりすることによって、より微細な調整ができるようにしてもよい。さらに、本発明による封止対象となる部材は、半導体素子が特に適しているが、その他の部材であってもよい。例えば、実装基板(ICカードなども含む)も封止対象とすることができる。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、常に適切な量の樹脂供給を行なうことにより、金型構造を複雑にすることなく、また、樹脂材料の使用率を下げることなく、良好な成形品が得られる樹脂封止装置及びその方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂封止装置及びその方法に係る実施形態に用いる樹脂封止金型の一例を示す縦断面図である。
【図2】本発明の樹脂封止装置及びその方法に係る第1の実施形態に用いる樹脂供給装置を示す斜視図である。
【図3】図2の実施形態における制御装置の構成例を示す機能ブロック図である。
【図4】図2の実施形態における処理手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の樹脂封止装置及びその方法に係る第2の実施形態に用いる樹脂供給装置を示す斜視図である。
【図6】図5の実施形態における処理手順を示すフローチャートである。
【図7】図5の実施形態における計量シャッタによる粉状樹脂の投入手順を示す説明図であり、(a)は待機時、(b)はホッパからの初期樹脂排出時、(c)はカップへの初期樹脂投入時、(d)はホッパからの追加樹脂排出時を示す。
【図8】本発明の樹脂封止装置及びその方法に係る第3の実施形態に用いる樹脂供給装置を示す斜視図である。
【図9】本発明の樹脂封止装置及びその方法に係る第4の実施形態に用いる樹脂供給装置を示す斜視図である。
【図10】半導体封止成形品の厚さを比較した説明図であり、(a)は半導体を正常に搭載した場合、(b)は未搭載半導体がある場合、(c)は図9の実施形態を用いた場合を示す。
【図11】本発明の樹脂封止装置及びその方法に係る第5の実施形態に用いる樹脂供給装置を示す斜視図である。
【図12】図11の実施形態における制御装置の構成例を示す機能ブロック図である。
【図13】図11の実施形態における処理手順を示すフローチャートである。
【図14】本発明の樹脂封止装置及びその方法に係る第6の実施形態に用いる樹脂供給装置を示す斜視図である。
【図15】一般的な樹脂成形金型の圧縮成形前(a)、圧縮成形時(b)を示す縦断面図である。
【符号の説明】
4…ヒーター
5…レール
6…ベース
7…バネ
10,20,40,50,60,70…樹脂供給装置
11…電子天秤
12…制御装置
12a…基準量格納手段
12b…差分算出手段
12c…必要量算出手段
12d…動作指示手段
12e…切削位置算出手段
13…主樹脂投入部
13a,21a,63a…支柱部
13b,21b,63b…アーム部
13c,63c…吸着部
14…キャビティ
15…追加樹脂投入部
15a,21c…投入容器
15b…シャッタ
17…パレット
17a…仕切部
18…追加樹脂搬送部
18a…把持部
21…粒状樹脂投入部
21d…開閉シャッタ
22…ホッパ
23…計量シャッタ
23a,23b…貫通穴
23c…ベース板
25…カップ搬送機構
24…カップ
30…樹脂成形金型
31…上部金型
32…枠状金型
33…圧縮金型
34…基板
35…半導体素子
36…タブレット
41…液状樹脂投入部
41a…シリンダ
41b…チューブ
41…空圧制御部
42…液状樹脂
51…カメラ
52…画像処理装置
63…樹脂搬送部
65…樹脂量調整部
65a…保持部
65b…テーブル
65c…切削部
R…樹脂
R1…主樹脂
R2…追加樹脂

Claims (10)

  1. 樹脂成形金型のキャビティ内に樹脂を直接供給する樹脂供給手段と、前記樹脂と対向するように被成形品を配置して圧縮成形を行う圧縮成形手段とが設けられた樹脂封止装置において、
    前記樹脂は、タブレット状の主樹脂と、この主樹脂よりも単位重量の小さい追加樹脂とからなり、
    前記主樹脂の重量を計量する樹脂計量手段と、
    主樹脂の重量が基準重量よりも少ない場合に、その差分を前記追加樹脂の単位重量で割ることによって必要となる追加樹脂の個数を算出する必要量算出手段と、
    前記樹脂供給手段は、前記主樹脂と、算出された個数の前記追加樹脂とを、前記キャビティ内に供給するように構成されたことを特徴とする樹脂封止装置。
  2. 樹脂成形金型のキャビティ内に樹脂を直接供給する樹脂供給手段と、前記樹脂と対向するように被成形品を配置して圧縮成形を行う圧縮成形手段とが設けられた樹脂封止装置において、
    前記樹脂は、タブレット状の主樹脂と、液状の追加樹脂とからなり、
    前記主樹脂の重量を計量する樹脂計量手段と、
    主樹脂の重量と、基準重量との差分を算出し、その差分に応じた前記液状の追加樹脂を算出する液状樹脂必要量算出手段と、
    前記樹脂供給手段は、前記主樹脂と、算出された必要量の前記追加樹脂とを、前記キャビティ内に供給するように構成されたことを特徴とする樹脂封止装置。
  3. 前記被成形品は、封止単位毎に、複数の半導体素子が搭載される基板であり、
    封止単位毎に、前記基板上の半導体素子の個数を撮像して検出する画像処理手段を備え、
    前記必要量算出手段は、算出された半導体素子の数に基づいて、本来搭載されるべきであるが基板の不良等によって実際には搭載されていない半導体素子の総体積を、樹脂重量に換算し、これを前記主樹脂を計量して得られた不足分に加えたものを、前記追加樹脂の必要供給量として算出するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の樹脂封止装置。
  4. 樹脂成形金型のキャビティ内に樹脂を直接供給する樹脂供給手段と、前記樹脂と対向するように被成形品を配置して圧縮成形を行う圧縮成形手段とが設けられた樹脂封止装置において、
    前記樹脂は、タブレット状であり、
    前記樹脂の重量を計量する樹脂計量手段と、
    前記樹脂の重量と、基準重量との差分を算出する差分算出手段と、
    前記樹脂の重量が基準重量より多い場合に、前記差分を前記樹脂の体積に換算してこの差分に応じた切削位置を算出する切削位置算出手段と、
    前記樹脂を算出した切削位置に従って切削する樹脂量調整手段とを備え、
    前記樹脂供給手段は、前記切削された樹脂を、前記キャビティ内に供給するように構成されたことを特徴とする樹脂封止装置。
  5. 前記被成形品は、封止単位毎に、複数の半導体素子が搭載される基板であり、
    封止単位毎に、前記基板上の半導体素子の個数を撮像して検出する画像処理手段を備え、
    前記切削位置算出手段は、算出された半導体素子の数に基づいて、本来搭載されるべきであるが基板の不良等によって実際には搭載されていない半導体素子の総体積を、樹脂重量に換算し、これを樹脂を計量して得られた余剰分と併せて、切削位置を算出ものであることを特徴とする請求項4に記載の樹脂封止装置。
  6. 樹脂成形金型のキャビティ内に樹脂を直接供給する樹脂供給処理と、前記樹脂と対向するように被成形品を配置して圧縮成形を行う圧縮成形処理とが設けられ た樹脂封止方法において、
    前記樹脂は、タブレット状の主樹脂と、この主樹脂よりも単位重量の小さい追加樹脂とからなり、
    前記主樹脂の重量を計量する樹脂計量処理と、
    主樹脂の重量が基準重量よりも少ない場合に、その差分を前記追加樹脂の単位重量で割ることによって必要となる追加樹脂の個数を算出する必要量算出処理と、を実行し、
    前記樹脂供給処理は、前記主樹脂と、算出された個数の前記追加樹脂とを、前記キャビティ内に供給するものであることを特徴とする樹脂封止方法。
  7. 樹脂成形金型のキャビティ内に樹脂を直接供給する樹脂供給処理と、前記樹脂と対向するように被成形品を配置して圧縮成形を行う圧縮成形処理とが設けられた樹脂封止方法において、
    前記樹脂は、タブレット状の主樹脂と、液状の追加樹脂とからなり、
    前記主樹脂の重量を計量する樹脂計量処理と、
    主樹脂の重量と、基準重量との差分を算出し、その差分に応じた前記液状の追加樹脂を算出する液状樹脂必要量算出処理と、を実行し、
    前記樹脂供給処理は、前記主樹脂と、算出された必要量の前記追加樹脂とを、前記キャビティ内に供給するものであることを特徴とする樹脂封止方法。
  8. 前記被成形品は、封止単位毎に、複数の半導体素子が搭載される基板であり、
    封止単位毎に、前記基板上の半導体素子の個数を撮像して検出する画像処理を含み、
    前記必要量算出処理は、算出された半導体素子の数に基づいて、本来搭載されるべきであるが基板の不良等によって実際には搭載されていない半導体素子の総体積を、樹脂重量に換算し、これを前記主樹脂を計量して得られた不足分に加えたものを、前記追加樹脂の必要供給量として算出するものであることを特徴とする請求項6又は7に記載の樹脂封止方法。
  9. 樹脂成形金型のキャビティ内に樹脂を直接供給する樹脂供給処理と、前記樹脂と対向するように被成形品を配置して圧縮成形を行う圧縮成形処理とが設けられた樹脂封止方法において、
    前記樹脂は、タブレット状であり、
    前記樹脂の重量を計量する樹脂計量処理と、
    前記樹脂の重量と、基準重量との差分を算出する差分算出処理と、
    前記樹脂の重量が基準重量より多い場合に、前記差分を前記樹脂の体積に換算してこの差分に応じた切削位置を算出する切削位置算出処理と、
    前記樹脂を算出した切削位置に従って切削する樹脂量調整処理とを実行し、
    前記樹脂供給処理は、前記切削された樹脂を、前記キャビティ内に供給するものであることを特徴とする樹脂封止方法。
  10. 前記被成形品は、封止単位毎に、複数の半導体素子が搭載される基板であり、
    封止単位毎に、前記基板上の半導体素子の個数を撮像して検出する画像処理を含み、
    前記切削位置算出処理は、算出された半導体素子の数に基づいて、本来搭載されるべきであるが基板の不良等によって実際には搭載されていない半導体素子の総体積を、樹脂重量に換算し、これを樹脂を計量して得られた余剰分と併せて、切削位置を算出ものであることを特徴とする請求項9に記載の樹脂封止方法。
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