JP3982552B2 - 光源装置、照明光学装置、プロジェクタ、および光源装置の製造方法 - Google Patents

光源装置、照明光学装置、プロジェクタ、および光源装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、電極間で放電発光が行われる発光部を有する発光管と、この発光管から放射された光束を一定方向に揃えて射出する第1反射鏡と、前記発光部を挟んで前記第1反射鏡の反対側に設けられる第2反射鏡とを備えた光源装置、照明光学装置、プロジェクタおよび光源装置の製造方法に関する。
従来より、例えば、特開平8−31382号公報に記載されているように、発光部を有する発光管、発光部から放射された光束を一定方向に揃えて射出する第1反射鏡を備えた照明装置において、発光管を挟んで第1反射鏡と対向する位置に設けられた第2反射鏡を備え、発光管から放射されても迷光となって使用されていなかった光を有効に利用できるようにした技術がある。
このような照明装置において、照明装置から射出される光束の輝度および集光点の位置を所望の値にするために、発光管、第1反射鏡および第2反射鏡のそれぞれの相対位置の調整には高い精度が要求されている。
本発明の目的は、射出光束の照度が低下することのない光源装置、照明光学装置、プロジェクタ及び光源装置の製造方法を提供することにある。
本発明の光源装置は、電極間で放電発光が行われる発光部を有する発光管と、前記発光管から放射された光束を一定方向に揃えて射出する第1反射鏡と、前記発光部を挟んで前記第1反射鏡の反対側に設けられる第2反射鏡とを備えた光源装置であって、前記第1反射鏡は楕円曲面形状の反射面を備え、前記第1反射鏡の反射面は第1焦点と第2焦点とを有し、前記電極間の放電発光の中心と、前記第1反射鏡の第1焦点とは一致しておらず、前記電極間の放電発光の中心から射出され前記第2反射鏡で反射された光束が形成する前記第2反射鏡の反射光源の中心は、前記電極間の放電発光の中心および前記第1反射鏡の第1焦点とは一致しておらず、前記電極間の放電発光の中心、前記第1反射鏡の第1焦点および前記第2反射鏡の反射光源の中心は、前記第1反射鏡の第1焦点と第2焦点とをつなぐ直線に対して垂直な直線上に配置されることを特徴とする。
この発明によれば、電極間の放電発光の中心と第2反射鏡の反射光源の中心が一致していないから、第2反射鏡によって反射された光束は、電極間のアーク光源にほとんどプラズマ吸収されずに第1反射鏡に向かうことができ、第2反射鏡を経て第1反射鏡で反射されて形成されるアーク像の照度をより向上できる。
本発明では、前記第1反射鏡の第1焦点は、前記第1反射鏡の第1焦点と第2焦点とをつなぐ直線に対して垂直な直線上において、前記電極間の放電発光の中心と前記第2反射鏡の反射光源の中心との間に配置されることが好ましい。
これによれば、第1反射鏡の第1焦点および第2焦点をつなぐ直線に対して垂直な直線上に、第1反射鏡の第1焦点、電極間の放電発光の中心及び第2反射鏡の反射光源の中心を配置し、且つ、第1反射鏡の第1焦点が電極間の放電発光の中心と第2反射鏡の反射光源の中心との間に配置されているから、第1反射鏡の第2焦点付近に光束を収束させることができ、光源装置から射出される光束の照度を向上させることができる。
本発明では、前記第1反射鏡の第1焦点は、前記第2反射光の反射光源の中心よりも前記電極間の放電発光の中心に近い位置に配置されることが好ましい。
第2反射鏡の反射光源の中心と電極間の放電発光の中心との間に配置された第1反射鏡の第1焦点を、反射光源の中心よりも放電発光の中心の近くに配置させたから、反射光源の中心より光量の多い放電発光の中心から射出される光束によって形成される第1アーク像をより第1反射鏡の第2焦点付近に形成させることができるから、光量の多い第1アーク像を主とした光束を光源装置の照明対称へ射出させることができる。
本発明では、前記第2反射鏡は、前記発光部前面に反射材料を蒸着形成して構成されることが好ましい。
この発明によれば、第2反射鏡を容易に形成できるから、光源装置を簡単に製造できる。
本発明の照明光学装置は、電極間で放電発光が行われる発光部を有する発光管、前記発光管から放射された光束を一定方向に揃えて射出する第1反射鏡、および、前記発光部を挟んで前記第1反射鏡の反対側に設けられる第2反射鏡を備えた光源装置と、前記光源装置から射出された光束を1種類の直線偏光光束に揃えて射出する偏光変換光学系とを備えた照明光学装置であって、前記偏光変換光学系は、入射光束を2種類の直線偏光光束に分離し長手方向を有する形状の複数の偏光分離膜、および前記偏光分離膜の間に介在配置される複数の反射膜を備え、前記光源装置は、上述したいずれかの光源装置であって、前記電極間の放電発光の中心と前記第2反射光の反射光源の中心とのずれ方向は、前記偏光分離膜の長手方向に対して平行であることを特徴とする。
この発明によれば、光源装置の電極間の放電発光の中心と第2反射鏡の反射光源の中心とのずれ方向が、偏光変換光学系の偏光分離膜の長手方向に対して平行であるから、光源装置から射出される光束の第1アーク像と第2アーク像とがずれていても、第1アーク像と第2アーク像とがずれなかった場合と比較して偏光変換光学系の偏光分離膜に入射される光束の光量に変化は無い。従って、電極間の放電発光の中心と第2反射鏡の反射光源の中心とがずれたことによる、照明光学装置が射出する照明光の光量の損失を防止でき、より照度の高い照明光を射出させることができる。
本発明のプロジェクタは、上述した光源装置、もしくは、上述した照明光学装置を備えていることを特徴とする。
この発明のプロジェクタによれば、上述した光源装置または照明光学装置の効果と同様の効果を奏することができる。
本発明の光源装置の製造方法は、電極間で放電発光が行われる発光部を有する発光管と、前記発光管から放射された光束を一定方向に揃えて射出する第1反射鏡と、前記発光部を挟んで前記第1反射鏡の反対側に設けられる第2反射鏡とを備えた光源装置の製造方法であって、前記電極と前記第2反射鏡で反射された前記電極の反射像とがずれるように前記発光管に対して前記第2反射鏡の位置を調整する工程と、前記発光管に対して位置調整された前記第2反射鏡を前記発光管に固定する工程と、基準軸上に配置された、前記発光管から放射された光束を平行化する平行化レンズと、前記平行化レンズから射出された光束を複数の部分光束に分割する光束分割光学素子と、前記光束分割光学素子によって分割された光束を所定の位置で結像させる結像素子と、前記光束分割光学素子により分割された各部分光束の偏光方向を一方向の偏光方向に揃え、長手方向を有する形状の偏光分離膜を備えた偏光変換光学系と、前記結像素子により結像され像が投写される投写スクリーンとが備えられた光学系の前記平行化レンズの光束入射側に、前記第1反射鏡の第1焦点と第2焦点とが前記基準軸上に配置されるように前記第1反射鏡を配置する工程と、前記第2反射鏡が設けられた発光管を発光させるとともに、前記発光部から放射され直接前記第1反射鏡で反射された光束によって形成された第1アーク像と、前記発光部から放射され前記第2反射鏡を経て前記第1反射鏡で反射された光束によって形成された第2アーク像とを、前記投写スクリーン上に投写させる工程と、前記投写スクリーン上に投写された前記第1アーク像と前記第2アーク像とが最も明るくなるように、前記基準軸に平行な方向及び前記基準軸に垂直な方向に前記第2反射鏡が固定された前記発光管の位置を前記第1反射鏡に対して調整する固定と、前記第1アーク像の中心と前記第2アーク像の中心とのずれ方向が前記偏光分離膜の前記長手方向に対して平行になるように、前記第1反射鏡に対して前記発光管を回転させて、前記第2反射鏡が固定された前記発光管の位置を前記第1反射鏡に対して調整する工程と、前記第1反射鏡に対して位置調整された前記発光管を、前記第1反射鏡に対して固定する工程とを備えていることを特徴とする。
この発明によれば、投写スクリーンに投写された第1アーク像と第2アーク像とを観察しながら、第1アーク像と第2アーク像とが最も明るくなるように、第1反射鏡に対する発光管の位置を基準軸に平行な方向および基準軸に垂直な方向に調整し、且つ、第1アーク像の中心と第2アーク像の中心とのずれ方向が偏光変換光学系の偏光分離膜の長手方向と平行な方向になるように、第1反射鏡に対する発光管の位置調整したので、照度の高い照明光を射出する光源装置を精密に製造できる。
また、発光管に第2反射鏡を取り付け、発光管を回転させて第1反射鏡と第2反射鏡が固定された発光管との相対位置を調整したので、調整時に光源ランプ11を回転させるだけで第1反射鏡の姿勢を変化させる必要がないから、照度の高い照明光を射出する光源装置を簡単に製造できる。また、調整時に楕円リフレクタ12の姿勢を変化させる必要がないから、楕円リフレクタ12の形状を回転させにくい形状、たとえば開口部付近が断面矩形の形状とすることもでき、汎用範囲が広がる。
本発明の他の光源装置の製造方法は、電極間で放電発光が行われる発光部を有する発光管と、前記発光管から放射された光束を一定方向に揃えて射出する第1反射鏡と、前記発光部を挟んで前記第1反射鏡の反対側に設けられる第2反射鏡とを備えた光源装置の製造方法であって、前記電極と前記第2反射鏡で反射された前記電極の反射像とがずれるように前記発光管に対して前記第2反射鏡の位置を調整する工程と、前記発光管に対して位置調整された前記第2反射鏡を前記発光管に固定する工程と、基準軸上に配置された、前記発光管から放射された光束を平行化する平行化レンズと、前記平行化レンズから射出された光束を複数の部分光束に分割する光束分割光学素子と、前記光束分割光学素子によって分割された光束を所定の位置で結像させる結像素子と、前記光束分割光学素子により分割された各部分光束の偏光方向を一方向の偏光方向に揃え、長手方向を有する形状の偏光分離膜を備えた偏光変換光学系と、前記偏光変換光学系から射出された光束を光源装置の照明対象である照明領域上に重畳させる重畳レンズと、前記照明領域の範囲の形状の開口部を有する枠部材と、前記枠部材の前記開口部から射出された光束の照度を測定する照度計とが備えられた光学系の前記平行化レンズの光束入射側に、前記第1反射鏡の第1焦点と第2焦点とが前記基準軸上に配置されるように前記第1反射鏡を配置する工程と、前記発光管に電圧を印加して発光させ、前記枠部材の前記開口部から射出された光束の照度を前記照度計で測定しながら、前記枠部材の前記開口部から射出された光束の照度がより高くなるように、前記基準軸に平行な方向及び前記基準軸に垂直な方向に前記第2反射鏡が固定された前記発光管の位置を前記第1反射鏡に対して調整する固定と、前記枠部材の前記開口部から射出された光束の照度を前記照度計で測定しながら、前記枠部材の前記開口部から射出された光束の照度がより高くなるように、前記第1反射鏡に対して前記発光管を回転させて、前記第2反射鏡が固定された前記発光管の位置を前記第1反射鏡に対して調整する工程と、前記第1反射鏡に対して位置調整された前記第2反射鏡が固定された前記発光管を、前記第1反射鏡に対して固定する工程とを備えていることを特徴とする。
この発明によれば、光源装置から射出される光束の照明対象である照明領域の形状と同一形状の枠部材の開口部から射出された光束の照度がより高くなるように、第2反射鏡が固定された発光管の位置が第1反射鏡に対して調整されているので、光源装置の照明対象である照明領域に照度がより高い照明光を射出する光源装置を容易に製造できる。
図1は、本発明の実施形態に係る光源装置および照明光学装置が適用されたプロジェクタ1の光学系を表す模式図。
図2は、本発明の実施形態に係る光源装置の拡大断面図。
図3は、本発明の実施形態に係る発光管の拡大断面図。
図4は、本発明の実施形態に係る偏光変換光学系の分解斜視図。
図5は、本発明の実施形態に係る偏光変換光学系を部分拡大した平断面図。
図6は、本発明の実施形態に係る第2レンズアレイを光軸に沿った方向から見た図。
図7は、本発明の実施形態に係る光源装置によるアーク像を示す図。
図8は、本発明の実施形態に係る光源装置によるアーク像を示す図。
図9は、本発明の実施形態の比較例に係る第2レンズアレイを光軸に沿った方向から見た図。
図10は、本発明の実施形態の比較例に係る光源装置によるアーク像を示す図。
図11は、本発明の実施形態の比較例に係る光源装置によるアーク像を示す図。
図12は、本発明の第1実施形態に係る光源装置または照明光学装置の製造方法を説明するための模式図。
図13は、本発明の第2実施形態に係る光源装置または照明光学装置の製造方法を説明するための模式図。
図14は、本発明の第3実施形態に係る光源装置の製造方法を説明するための模式図。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1には、本発明の第1実施形態に係る照明光学装置が適用されたプロジェクタ1の光学系を表す模式図が示されている。
このプロジェクタ1は、光源から射出された光束を、画像情報に応じて変調して光学像を形成し、スクリーン上に拡大投写する光学機器であり、光源装置としての光源ランプユニット10、均一照明光学系20、色分離光学系30、リレー光学系35、光学装置40、及び投写レンズ50を備えて構成され、光学系20〜35を構成する光学素子は、所定の基準軸Aが設定された光学部品用筐体2内に位置決め調整されて収納されている。
このうち、光源ランプユニット10および均一照明光学系20は、照明光学装置3を構成している。
光源ランプユニット10は、光源ランプ11から放射された光束を一定方向に揃えて射出し、光学装置40を照明するものであり、詳しくは後述するが、光源ランプ11、楕円リフレクタ12、副反射鏡13、及び平行化凹レンズ14を備えている。
このように副反射鏡13を用いることにより、光源ランプ11から楕円リフレクタ12とは反対側(前方側)に放射される光束が副反射鏡13によって楕円リフレクタ12側(後方側)に反射されるため、楕円リフレクタ12の前方側の楕円曲面が少なくても、光源ランプ11から射出された光束を殆どすべて楕円リフレクタ12へ入射させて一定方向に揃えて射出でき、楕円リフレクタ12の光軸方向寸法を小さくすることができる。
また、楕円リフレクタ12の光軸方向長さ寸法は、光源ランプ11の長さ寸法よりも小さくなっていて、光源ランプ11を楕円リフレクタ12に装着すると、光源ランプ11の一部が楕円リフレクタ12の光束射出開口部から突出する。
楕円リフレクタ12により装置前方側に射出方向を揃えて収束光として射出された光束は、平行化凹レンズ14によって平行化され、均一照明光学系20に入射する。
この光源ランプユニット10は、光学部品用筐体2に対して着脱可能となっていて、光源ランプ11が破裂したり、寿命により輝度が低下した場合に交換できるようになっている。
均一照明光学系20は、光源ランプユニット10から射出された光束を複数の部分光束に分割し、照明領域の面内照度を均一化する光学系であり、第1レンズアレイ21、第2レンズアレイ413、偏光変換光学系23、及び重畳レンズ24を備えている。
第1レンズアレイ21は、光源ランプユニット10から射出された光束を複数の部分光束に分割する光束分割光学素子としての機能を有し、基準軸Aと直交する面内にマトリクス状に配列される複数の小レンズを備えて構成され、各小レンズの輪郭形状は、後述する光学装置40を構成する液晶パネル42R、42G、42Bの画像形成領域の形状とほぼ相似形をなすように設定されている。
第2レンズアレイ413は、重畳レンズ24と共に前述した第1レンズアレイ21により分割された複数の部分光束を集光する光学素子であり、第1レンズアレイ21と同様に基準軸Aに直交する面内にマトリクス状に配列される複数の小レンズ221を備えた構成である。例えば、基準軸Aに直交する面内に、4行6列の小レンズ221を備えて構成されている。また、第2レンズアレイ413は、集光を目的としているため、各小レンズの輪郭形状が液晶パネル42R、42G、42Bの画像形成領域の形状と対応している必要はない。
偏光変換光学系23は、第1レンズアレイ21により分割された各部分光束の偏光方向を一方向の直線偏光に揃えるものであり、詳しくは後述するが、偏光変換素子61と、遮光板62とを備える。このような偏光変換光学系23を用いることにより、光学装置40で利用する光源光の利用率を向上することができる。
重畳レンズ24は、第1レンズアレイ21、第2レンズアレイ413、及び偏光変換光学系23を経た複数の部分光束を集光して液晶パネル42R、42G、42Bの画像形成領域である照明領域上に重畳させる光学素子である。この重畳レンズ24は、本例では球面レンズであるが、非球面レンズを用いることも可能である。
色分離光学系30は、2枚のダイクロイックミラー31、32と、反射ミラー33、34とを備え、ダイクロイックミラー31、32より均一照明光学系20から射出された複数の部分光束を、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離する機能を具備する。
重畳レンズ24から射出された光束は、反射ミラー34で曲折されてダイクロイックミラー31、32に射出される。
ダイクロイックミラー31、32は、基板上に所定の波長領域の光束を反射し、他の波長の光束を透過する波長選択膜が形成された光学素子であり、光路前段に配置されるダイクロイックミラー31は、赤色光を透過し、その他の色光を反射するミラーである。光路後段に配置されるダイクロイックミラー32は、緑色光を反射し、青色光を透過するミラーである。
リレー光学系35は、入射側レンズ36と、リレーレンズ38と、反射ミラー37、39とを備え、色分離光学系30を構成するダイクロイックミラー32を透過した青色光を光学装置40まで導く機能を有している。尚、青色光の光路にこのようなリレー光学系35が設けられているのは、青色光の光路長が他の色光の光路長よりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。なお、リレー光学系35は、3つの色光のうち青色光を通す構成としたが、赤色光等の他の色光を通す構成としてもよい。
前述したダイクロイックミラー31により分離された赤色光は、反射ミラー33により曲折された後、フィールドレンズ41を介して光学装置40に供給される。また、ダイクロイックミラー32により分離された緑色光は、そのままフィールドレンズ41を介して光学装置40に供給される。さらに、青色光は、リレー光学系35を構成するレンズ36、38及び反射ミラー37、39により集光、曲折されてフィールドレンズ41を介して光学装置40に供給される。尚、光学装置40の各色光の光路前段に設けられるフィールドレンズ41は、第2レンズアレイ413から射出された各部分光束を、基準軸Aに対して並行な光束に変換するために設けられている。
光学装置40は、入射した光束を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成するものであり、照明光学装置3の照明対象となる光変調装置としての液晶パネル42と、色合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム43とを備えて構成される。尚、フィールドレンズ41及び各液晶パネル42R、42G、42Bの間には、入射側偏光板44が介在配置され、図示を略したが、各液晶パネル42R、42G、42B及びクロスダイクロイックプリズム43の間には、射出側偏光板が介在配置され、入射側偏光板44、液晶パネル42R、42G、42B、及び射出側偏光板によって入射する各色光の光変調が行われる。
液晶パネル42R、42G、42Bは、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶を密閉封入したものであり、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として、与えられた画像信号に従って、入射側偏光板44から射出された偏光光束の偏光方向を変調する。この液晶パネル42R、42G、42Bの変調を行う画像形成領域は、矩形状であり、その対角寸法は、例えば0.7インチである。
クロスダイクロイックプリズム43は、射出側偏光板から射出された各色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム43は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、略X字状に誘電体多層膜が形成されている。略X字状の一方の誘電体多層膜は、赤色光を反射するものであり、他方の誘電体多層膜は、青色光を反射するものであり、これらの誘電体多層膜によって赤色光及び青色光は曲折され、緑色光の進行方向と揃えられることにより、3つの色光が合成される。
そして、クロスダイクロイックプリズム43から射出されたカラー画像は、投写レンズ50によって拡大投写され、図示を略したスクリーン上で大画面画像を形成する。
〔1.光源ランプユニットの詳細な構造〕
図2には、光源ランプユニット10の拡大断面図が示されている。
光源ランプユニット10は、発光部111を有する発光管としての光源ランプ11と、この光源ランプ11に取り付けられて光束を一定方向に揃えて前方へ射出する第1反射鏡としての楕円リフレクタ12と、光源ランプ11の発光部111を挟んで楕円リフレクタ12の反対側に設けられた第2反射鏡としての副反射鏡13とを備えている。
光源ランプ11は、中央部が球状に膨出した石英ガラス管から構成され、中央部分が発光部111、この発光部111の両側に延びる部分が封止部1121,1122とされる。
ここで、光源ランプ11としては、高輝度発光する種々の発光管を採用でき、例えば、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ等を採用できる。
発光部111の内部には、所定距離離間配置される一対のタングステン製の電極1141,1142と、水銀、希ガス、及び少量のハロゲンが封入されている。
封止部1121,1122の内部には、発光部111の電極1141,1142と電気的に接続されるモリブデン製の金属箔1151,1152が挿入され、ガラス材料等で封止されている。この金属箔1151,1152には、さらに電極引出線としてのリード線1131,1132が接続され、このリード線1131,1132は、光源ランプ11の外部まで延出している。
そして、リード線1131,1132に電圧を印加すると、電極1141,1142間で放電が生じ、発光部111が発光して、放射状に光束を射出する。
尚、図2では図示を略したが、光源ランプ11の前方側の封止部1122にニクロム線等を巻き付けておき、プロジェクタ1の起動時このニクロム線に電流を流し、発光部111の予熱を行うようにしてもよく、このような予熱装置を設けておけば、発光部111内のハロゲンサイクルが早期に生じるため、光源ランプ11を早く点灯させることができる。
また、発光部111の外周面には、タンタル酸化膜、ハフニウム酸化膜、チタン酸化膜等を含む多層膜の反射防止コートを施しておくと、そこを通過する光の反射による光損出を低減することができる。
楕円リフレクタ12は、光源ランプ11の後方側の封止部1121が挿通される首状部121及びこの首状部121から拡がる楕円曲面状の反射部122を備えたガラス製の一体成形品である。
首状部121には、中央に挿入孔123が形成されている。この挿入孔123に、光源ランプ11の封止部1121を挿入し、無機系接着剤ADを充填させることより、光源ランプ11は、楕円リフレクタ12に固定されている。
反射部122の内側の面には、金属薄膜を蒸着形成することにより、可視光を反射して赤外線および紫外線を透過するコールドミラーとしての反射面124が形成されている。
図2に示すように、反射面124の楕円曲面形状の第1焦点F1および第2焦点F2は、基準軸A上に配置されている。反射部122の内部に配置された光源ランプ11の電極1141,1142間の中央である発光中心C2は、楕円リフレクタ12の反射面124の第1焦点F1に対して基準軸Aに垂直な方向にずれている。
副反射鏡13は、光源ランプ11の発光部111の前方側略半分を覆う反射部材である。また、副反射鏡13は、封止部1122が挿通されており、接着剤により封止部1122に固定されている。副反射鏡13は、低熱膨張材および/または高熱伝導材である、例えば石英、アルミナセラミックス等の無機系材料から構成されており、その反射面は、凹曲面状に形成され、楕円リフレクタ12と同様にコールドミラーとされている。
図3に示すように、発光中心C2から放射され副反射鏡13で反射された光束A1は、発光中心C2には戻らず、副反射鏡13の反射光源の中心C1に向かう。副反射鏡13の反射光源の中心C1は、発光中心C2を通り基準軸Aに垂直な直線上に配置されている。
これら楕円リフレクタ12の第1焦点F1、発光中心C2および副反射鏡13の反射光源の中心C1は、基準軸Aに垂直な直線上に配置され、かつ、反射光源の中心C1と発光中心C2の間に第1焦点F1が配置されている。なお、光源中心C2と反射光源の中心C1とのずれ量は、楕円リフレクタ12から射出された光束が平行化凹レンズ14に有効に入射できる光束となる範囲である。さらに、第1焦点F1が反射光源の中心C1よりも発光中心C2に近いほうが好ましい。
上述のように発光中心C2と反射光源の中心C1とがずれているため、副反射鏡13によって反射された光束は、電極1141,1142の間で発生したアーク光源にほとんどプラズマ吸収されずに楕円リフレクタ12に向かうことができ、光源ランプユニット10から射出される。
以上の光源ランプユニット10では、リード線1131,1132に電圧を印加すると、電極1141,1142間で放電が生じ、発光部111が発光して、発光部111の発光中心C2から放射状に光束が射出される。図2に示すように、発光中心C2から放射された光束のうち、楕円リフレクタ12に直接向かった光束は、楕円リフレクタ12の反射面124によって反射されて、第1アーク像71へと収束する収束光となる。第1アーク像71の中心C3は、楕円リフレクタ12の第1焦点F1に対する発光中心C2のずれ方向とは反対方向に、楕円リフレクタ12の第2焦点F2に対してずれている。
一方、発光中心C2から放射された光束のうち、楕円リフレクタ12とは反対側(前方側)に射出される光束は、副反射鏡13によって反射されて反射光源の中心C1を通過して楕円リフレクタ12に向かい、楕円リフレクタ12の反射面124によって再び反射されて、第2アーク像72へと収束する収束光となる。第2アーク像72の中心C4は、楕円リフレクタ12の第1焦点F1に対する副反射鏡13の反射光源の中心C1のずれ方向とは反対方向に、楕円リフレクタ12の第2焦点F2に対してずれている。
〔2.偏光変換光学系の詳細な構造〕
図4には、偏光変換光学系23の分解斜視図が示されている。図5には、偏光変換光学系23を部分拡大した断面図が示されている。
偏光変換光学系23は、光源ランプユニット10から射出されて第1レンズアレイで複数の部分光束に分割され、第2レンズアレイ413の各小レンズ221により集光された入射光束を、1種類の直線偏光光束に揃えて射出する偏光変換素子61と、偏光変換素子61の光束入射側に設けられた遮光板62とを備える。
ここで、偏光変換素子61は、板状の偏光分離素子アレイ63と、この偏光分離素子アレイ63の光束射出側に貼り付けられた位相差板64とで構成されている。
偏光分離素子アレイ63は、複数の偏光分離膜631と、これら偏光分離膜631の間に介在配置された複数の偏光分離膜631と、これら偏光分離膜631および反射膜632が形成されるガラス部材633とを備えている。偏光分離膜631は、入射光束に対して傾斜して配置され、該入射光束を2種類の直線偏光光束に分離する。反射膜632は、偏光分離膜631によって分離された直線偏光光束のうち一方を反射する。
偏光分離膜631および反射膜632は、光束入射方向および光束射出方向に対して平面視で略45°に傾斜し、かつ、等しい配列ピッチで交互に配置されている。
偏光分離膜631は、基準軸Aに直交する方向に長く形成されており、その長手方向は光源ランプ11の発光中心C2と副反射鏡13の反射光源の中心C1とのずれ方向と平行である。また、偏光分離膜631は、ブリュースター角が略45°に設定された誘電体多層膜等で構成され、ランダムな偏光光束を2種類の偏光光束に分離するものであり、該偏光分離膜631の入射面に対して、平行な偏光方向を有する光束(S偏光光束)を反射し、該S偏光光束と直交する偏光方向を有する光束(P偏光光束)を透過するものである。
反射膜632は、例えば、高反射性を有するAl,Au,Ag,Cu,Cr等の単一金属材料、これら複数種類の金属を含む合金等で構成され、上記偏光分離膜631で反射されるS偏光光束を反射するものである。
ガラス部材633は、光束が内部を通過するものであり、通常、白板ガラス等を加工して形成される。
位相差板64は、偏光分離素子アレイ63を構成するガラス部材633の光束射出側に設けられ、偏光分離素子アレイ63から射出された2種類の光束のうち、一方の直線偏光光束の偏光方向を90°回転させて他方の直線偏光光束の偏光方向と同一にするものである。具体的には、位相差板64は、偏光分離素子アレイ63の光束射出端面のうち偏光分離膜631を透過した光束が射出される部分に貼り付けられて、偏光分離膜631を透過するP偏光光束の偏光方向を90°回転させる。
遮光板62は、ステンレスまたはAl合金で形成され、偏光分離素子アレイ63の光束入射側に設けられる。この遮光板62は、反射膜632に対応して設けられた板部材621と、偏光分離膜631に対応して形成された開口部622とを備える。これにより、遮光板62は、反射膜632に入射する不要光を遮断し、第2レンズアレイ413から偏光分離膜631に入射する光束のみを通すようになっている。
以上の偏光変換光学系23の動作について説明する。
第2レンズアレイ413から射出された光束のうち無効領域に進む光束は、遮光板62の板部材621によって遮光される。しかし、第2レンズアレイ413は、偏光分離膜631のみに光束が入射するように光束を集光させているので、遮光板62によって遮光される光量は極わずかである。
従って、第2レンズアレイ413から射出された光束の殆どは、遮光板62の開口部622を通過して、偏光変換素子61に入射する。この入射光束は、ランダムな偏光方向を有する光束であるため、偏光分離膜631により、P偏光光束およびS偏光光束に分離される。すなわち、P偏光光束は、該偏光分離膜631を透過し、S偏光光束は該偏光分離膜631で反射し、光路が略90°変換される。偏光分離膜631で反射したS偏光光束は、反射膜632で反射され、再度、光路が略90°変換され、偏光変換素子61に入射した光と略同一方向に進む。
また、偏光分離膜631を透過したP偏光光束は、位相差板64に入射し、偏光方向を90°回転されることにより、S偏光光束として射出される。
これにより、偏光変換素子61からは、略1種類のS偏光光束が射出され、重畳レンズ24によって液晶パネル42上で結像される。
〔3.照明光学装置の詳細な構造〕
図6は、図1において、基準軸Aに沿って光路の後段側から見た第2レンズアレイ413と第2レンズアレイ413の各小レンズ221内に形成されるであろうアーク像70を示している。アーク像70は、楕円リフレクタ12で直接反射された光束による第1アーク像71(図6中実線で示す)と、副反射鏡13を経て楕円リフレクタ12で反射された光束による第2アーク像72(図6中2点鎖線で示す)とで構成されている。
第2レンズアレイ413の面内における、光源ランプユニット10の発光中心C2の基準軸Aに対する垂直方向の位置を点C2’で示し、副反射鏡13の反射光源の中心C1の基準軸Aに対する垂直方向の位置を点C1’で示す。第2レンズアレイ413の中心R1、点C2’および点C4’は、基準軸Aに垂直な基準線L1上に並んでいる。また、基準線L2は、第2レンズアレイ413の中心R1を通り基準軸Aおよび基準線L1に垂直な直線である。
第1アーク像71及び第2アーク像72は、下記のように各小レンズ221内に形成されると考えられる。
各小レンズ221内に形成された第1アーク像71の中心は、第1焦点F1に対する発光中心C2のずれ方向と反対の方向に、各小レンズ221のレンズ光軸に対してずれている。また、各小レンズ221内に形成された第2アーク像72の中心は、第1焦点F1に対する反射光源の中心C1のずれ方向と反対の方向に、各小レンズ221のレンズ光軸に対してずれている。各小レンズ221の光軸、第1アーク像71の中心および第2アーク像72の中心は、基準線L1に平行な直線上に配置されている。
各小レンズ221内の第1アーク像71および第2アーク像72は、中心R1と各小レンズ221の光軸中心とをつなぐ直線を略長手方向とする楕円形状である。また、各小レンズ221内において、第1アーク像71の長手方向は、第2アーク像72の長手方向に対して平行である。
このような第1アーク像71および第2アーク像72の長手方向は、基準線L1に近く基準線L2に遠い小レンズ221においては基準線L1にほぼ平行な方向であり、基準線L1に遠く基準線L2に近い小レンズにおいては基準線L1にほぼ直交する方向である。つまり、第2レンズアレイ413内において、第1アーク像70は中心R1を中心として略放射状に点在する。
次に、第2レンズアレイ413を通過した光束の偏光変換光学系23でのアーク像70について説明する。
図7及び図8は、偏光変換光学系23の遮光板62の開口部622で形成されるであろうアーク像70を示す。
上述したように、第1アーク像71および第2アーク像72の長手方向の基準線L1に対する傾きは、第2レンズアレイ413内の小レンズ221の位置によって異なるから、偏光変換光学系23の開口部622を通過する時の部分光束の光量損失量が、その部分光束が通過した小レンズ221の位置によって異なる。
最初に、図7に示されるように、基準線L1により近く基準線L2により遠い小レンズ221を通過した光束のアーク像70について説明する。第1アーク像71と第2アーク像72との長手方向は、開口部622の長手方向とほぼ平行な方向である。また、第1アーク像71の中心に対する第2アーク像72の中心のずれ方向は、開口部622の長手方向に対して平行な方向である。従って、アーク像70の殆どは開口部622を通過する。
次に、図8に示されるように、基準線L1により遠く基準線L2により近い小レンズ221を通過した光束のアーク像70について説明する。第1アーク像71と第2アーク像72との長手方向は、開口部622の長手方向とほぼ直交する方向であるから、第1アーク像71および第2アーク像72の長手方向の両端部分は板部材621によって遮られる。従って、アーク像70の中央部だけが開口部622を通過する。しかし、第1アーク像71の中心に対する第2アーク像72の中心のずれ方向は開口部622の長手方向とほぼ平行な方向であるから、アーク像70の板部材621によって遮られてしまう部分の量は、第1アーク像71と第2アーク像72とのずれ量とは関係なく、アーク像の長手方向の長さに応じて変化する。
すなわち、照明光学装置3は、発光中心C2と副反射鏡13の反射光源の中心C1とのずれ方向と、偏光変換光学系23の開口部622の長手方向すなわち偏光分離膜631の長手方向とが平行であるから、光源ランプユニット10から射出される光束の第1アーク像71と第2アーク像72とがずれていても、第1アーク像71と第2アーク像72とがずれなかった場合と比較して偏光変換光学系23に入射される光束の光量に変化は無い。従って、発光中心C2と副反射鏡13の反射光源の中心C1とがずれたことによる、照明光学装置3が射出する照明光の光量の損失はない。
これについて、さらに図9、図10および図11を参照して説明する。
図6では発光中心C2と副反射鏡13の反射光源の中心C1のずれ方向が基準線L1に対して平行な方向であったが、図9、図10および図11に示す照明光学系4では、発光中心C2と副反射鏡13の反射光源の中心C1のずれ方向が基準線L1に直交する方向である。つまり、発光中心C2と副反射鏡13の反射光源の中心C1のずれ方向が偏光変換光学系23の開口部622の長手方向すなわち偏光分離膜631の長手方向と直交する方向である。従って、照明光学装置3と照明光学装置4とでは、発光中心C2と副反射鏡13の反射光源の中心C1とのずれ方向が90度異なる点が相違する。照明光学系4のその他の構成については照明光学装置3と同様であり、同じ部品は同じ符号にて示す。
図9は、基準軸Aに沿って光路の後段側から見た第2レンズアレイ413と第2レンズアレイ413の各小レンズ221内に形成されるであろうアーク像80とを示している。アーク像80は、楕円リフレクタ12で直接反射された光束による第1アーク像81(図9中実線で示す)と、副反射鏡13を経て楕円リフレクタ12で反射された光束による第2アーク像82(図9中2点鎖線で示す)とで構成されている。第2レンズアレイ413における、光源ランプユニット10の発光中心C2の基準軸Aに対する垂直方向の位置を点C2’で示し、副反射鏡13の反射光源の中心C1の基準軸Aに対する垂直方向の位置を点C1’で示す。
第1アーク像81及び第2アーク像82は、下記のように各小レンズ221内に形成されると考えられる。
図9では、図6の照明光学装置3と異なり、第2レンズアレイ413の中心R1、点C2’および点C1’は、基準線L2上に並んでいる。また、各小レンズ221の光軸、第1アーク像81の中心および第2アーク像82の中心は、基準線L1に直交する直線上に配置されている。
次に、第2レンズアレイ413を通過した光束の偏光変換光学系23でのアーク像80について説明する。
図10及び図11は、偏光変換光学系23の遮光板62の開口部622で形成されるであろうアーク像80を示す。
照明光学装置3と同様に照明光学装置4においても、第1アーク像81および第2アーク像82の長手方向の基準線L1に対する傾きは、第2レンズアレイ413内の小レンズ221の位置によって異なるから、偏光変換光学系23の開口部622を通過する時の部分光束の光量損失量は、その部分光束が通過した小レンズ221の位置によって異なる。
最初に、図10に示されるように、基準線L1により近く基準線L2により遠い小レンズ221を通過した光束のアーク像80について説明する。第1アーク像81と第2アーク像82との長手方向は、開口部622の長手方向とほぼ平行な方向ではあるが、第1アーク像81の中心に対する第2アーク像82の中心のずれ方向は開口部622の長手方向に対して直交する方向であるため、第1アーク像81と第2アーク像82との長手方向に直行する方向の片側の側端部が板部材621によって遮られてしまう。従って、アーク像80の片側の側端部以外だけが開口部622を通過できる。なお、アーク像80の板部材621によって遮られる部分の量は、第1アーク像81と第2アーク像82とのずれ量により変化し、第1アーク像81と第2アーク像82とのずれ量が多くなればそれに伴い板部材621によって遮られる光量は増加する。
次に、図11に示されるように、基準線L1により遠く基準線L2により近い小レンズ221を通過した光束のアーク像80について説明する。第1アーク像81と第2アーク像82との長手方向は、開口部622の長手方向とほぼ直交する方向であり、第1アーク像81と第2アーク像82との長手方向の側端部が板部材621によって遮られてしまう。さちに、第1アーク像81の中心に対する第2アーク像82の中心のずれ方向は開口部622の長手方向に対して直交する方向であるため、アーク像80の板部材621によって遮られる部分の量は、第1アーク像81と第2アーク像82とのずれ量により変化し、第1アーク像81と第2アーク像82とのずれ量が多くなればそれに伴い板部材621によって遮られる光量は増加する。
すなわち、照明光学装置4は、副反射鏡13の反射光源の中心C1と発光ランプ11の発光中心C2とのずれ方向が、偏光変換光学系23の開口部622の長手方向、すなわち偏光分離膜631の長手方向に対して直交する方向であるから、反射光源の中心C1と発光中心C2とのずれ量に応じて偏光変換光学系23に入射される光束の光量が減少する。従って、反射光源の中心C1と発光中心C2とが偏光分離膜631の長手方向と直交する方向にずれている場合は、そのずれ量により照明光学装置4から射出される照明光の光量は損失する。
具体的な例を以下に説明する。発光中心C2が副反射鏡13の反射光源の中心C1に対して20μmずれると、第1アーク像71の中心と第2アーク像72の中心とのずれ量は40μm程度となる。このような発光中心C2と副反射鏡13の反射光源の中心C1との相対位置において、スクリーン65上に形成される照明光学装置4から射出された光学像の照度は、照明光学装置3から射出された光学像の照度よりも、1.3%程度低下する。
従って、投写スクリーン65上の光学像の照度をより高くするために、照明光学装置3は、光源ランプユニット10の発光中心C2と副反射鏡13の反射光源の中心C1とを基準軸Aに垂直な方向にずらし、発光中心C2と副反射鏡13の反射光源の中心C1とのずれ方向と、偏光分離膜631の長手方向とが平行になるように、光源ランプユニット10と偏光変換素子234とを配置させ、照明光学装置3が射出する光量の損失を防止している。
〔4.光源装置および照明光学装置の製造方法〕
前述した光源ランプユニット10の製造方法を以下に説明する。
なお、光源ランプユニット10は、図12に示されるように、フィールドレンズ41と、均一照明光学系20の第1レンズアレイ21、第2レンズアレイ413、偏光変換光学系23,重畳レンズ24とを備え、さらに第2レンズアレイ413によって結像された像が投写される投写スクリーン65を備えた光学系100を用いて製造する。
(2−A)図12に示すように、基準軸A上に配置された、上述された光源ランプユニット10の平行化凹レンズ14、第1レンズアレイ21、第2レンズアレイ413、偏光変換光学系23,重畳レンズ24、フィールドレンズ41、および第2レンズアレイ413によって結像された像が投写される投写スクリーン65を備えた光学系100に、楕円リフレクタ12の第1焦点と第2焦点が基準軸A上に配置されるように楕円リフレクタ12を平行化凹レンズ14の光束入射側に配置する。
(2−B)光源ランプユニット10の光源ランプ11の発光部111と副反射鏡13の反射面とが対向するように副反射鏡13を一方の封止部1122に仮固定する。
(2−C)複数の異なる方向からCCDカメラ等で、副反射鏡13の反射面によって反射された電極1141,1142の反射像と、実物の電極1141,1142とを観察しながら、副反射鏡13と光源ランプ11との相対位置を調整して、副反射鏡13の反射面によって反射された電極1141,1142の反射像が、実物の電極1141,1142に対して光源ランプ11の封止部1121,1122の長手方向に垂直な方向に予め設定された寸法分、例えば20μm程度、ずれる位置で、光源ランプ11の一方の封止部1122に副反射鏡13を接着剤で固定する。
(2−D)光源ランプ11の長手方向が基準軸Aに平行になるよう、光源ランプ11の他方の封止部1121を楕円リフレクタ12の挿入孔123に挿入して、楕円リフレクタ12の反射部122内に発光部111を配置し、光源ランプ11を治具等で保持する。
(2−E)光源ランプ11に電圧を印加して発光させ、投写スクリーン65に光源ランプユニット10によるアーク像70の光学像を投写する。
(2−F)投写スクリーン65に形成された第1アーク像71と第2アーク像72とを観察しながら、光源ランプ11を基準軸Aに平行な方向および基準軸Aに垂直な方向に移動させて、アーク像70が最も明るくなるように、副反射鏡13が固定された光源ランプ11を楕円リフレクタ12に対して位置調整する。
(2−G)投写スクリーン65に形成された第1アーク像71と第2アーク像72とを観察しながら、副反射鏡13が固定された光源ランプ11を基準軸Aを中心軸として回転させて、第1アーク像71の中心と第2アーク像72の中心とのずれ方向が偏光変換光学系23の偏光分離膜631の長手方向と平行な方向になるように、副反射鏡13が固定された光源ランプ11の位置を楕円リフレクタ12に対して調整する。
(2−H)副反射鏡13が固定された光源ランプ11の楕円リフレクタ12に対する位置調整が終了したら、挿入孔123内に耐熱無機系接着剤ADを注入し、治具等で光源ランプ11を保持して、接着剤ADを硬化させる。これにより、副反射鏡13が固定された光源ランプ11を楕円リフレクタ12に固定する。
(2−I)副反射鏡13が固定された光源ランプ11が固定された楕円リフレクタ12を光学系100から取り外し、楕円リフレクタ12から射出された光束が楕円リフレクタ12の第1焦点と第2焦点とが配置された直線に平行な光束となるように、平行化凹レンズ14を配置し、楕円リフレクタ12と平行化凹レンズ14との相対位置が保持されるように、楕円リフレクタ12と平行化凹レンズ14とを固定する。
なお、(2−I)の工程に続き、下記の(2−J)の工程を実施することにより、前述した第1実施形態の照明光学装置3を製造することできる。
(2−J)光学系100と同様に、第1アーク像71の中心と第2アーク像72の中心とのずれ方向が偏光変換光学系23の偏光分離膜631の長手方向と平行な方向になるように、照明光学装置3が備える均一照明光学系20を光源ランプユニット10に対して配置し、光源ランプユニット10と均一照明光学系20との相対位置が保持されるように、光源ランプユニット10と均一照明光学系20とを固定する。
前述のような第1実施形態によれば、次のような効果がある。
(1−1)楕円リフレクタ12の第1焦点F1および第2焦点F2を通る基準軸Aに垂直な直線上において、光源ランプ11の発光中心C2と副反射鏡13の反射光源の中心C1とが、平行化凹レンズ14に有効に入射できる光束となる範囲内でずれているから、副反射鏡13によって反射された光束は、電極1141,1142の間で発生したアーク光源にほとんどプラズマ吸収されずに楕円リフレクタ12に向かうことができ、副反射鏡13を経て楕円リフレクタ12で反射されて形成される第2アーク像72の照度のより向上できる。
(1−2)楕円リフレクタ12の第1焦点F1および第2焦点F2を通る基準軸Aに垂直な直線上に、楕円リフレクタ12の第1焦点F1、発光中心C2及び副反射鏡13の反射光源の中心C1を配置し、且つ、楕円リフレクタ12の第1焦点F1が発光中心C2と副反射鏡13の反射光源の中心C1との間になるように配置されているから、楕円リフレクタ12の第2焦点付近に光束を収束させることができ、光源ランプユニット10から射出される光束の照度を向上させることができる。
(1−3)照明光学装置3は、光源ランプユニット10の発光中心C2と副反射鏡13の反射光源の中心C1とのずれ方向が、偏光変換光学系23の偏光分離膜631の長手方向と平行な方向であるから、発光中心C2と反射光源の中心C1とのずれに起因する照明光の光量の損失を防止でき、より照度の高い照明光を射出させることができる。
(1−4)副反射鏡13の反射光源の中心C1と光源ランプ11の発光中心C2との間に配置された楕円リフレクタ12の第1焦点F1を、反射光源の中心C1よりも発光中心C2の近くに配置させたから、反射光源の中心C1より光量の多い発光中心C2からの光によって形成される第1アーク像71をより基準軸A上に配置された楕円リフレクタ12の第2焦点F2付近に形成させて、光量の多い第1アーク像71をより多く偏光変換装置23の偏光分離膜631へと入射させることができるから、照明光学装置3から射出される照明光の照度をより向上できる。
(2−1)光源ランプ11の電極1141,1142と、副反射鏡13の反射面によって反射された電極1141,1142の反射像とを、予め設定された寸法分ずれるように、副反射鏡13を光源ランプ11に取り付けるから、光源ランプ11の発光中心C2から射出されて副反射鏡13に反射した光束は、再び発光中心C2を通過せず、発光中心C2で発生するプラズマ吸収現象に吸収される光束を低減できるから、副反射鏡13を経て楕円リフレクタ12で反射されて形成される第2アーク像72の照度の低下を抑制できる光源ランプユニット10を容易に製造できる。
(2−2)投写スクリーン65に投写された第1アーク像71と第2アーク像72とを観察しながら、第1アーク像71と第2アーク像72とが最も明るくなるように、楕円リフレクタ12に対する光源ランプ11の位置を基準軸Aに平行な方向および基準軸Aに垂直な方向に調整し、且つ、第1アーク像71の中心と第2アーク像72の中心とのずれ方向が偏光変換光学系23の偏光分離膜631の長手方向と平行な方向になるように、楕円リフレクタ12に対する光源ランプ11の位置調整したので、照度の高い照明光を射出する光源ランプユニット10を精密に製造できる。
(2−3)均一照明光学系20を備えた光学系100を用いて光源ランプユニット10を製造したから、光学系100と同様に照明光学装置3が備える均一照明光学系20を光源ランプユニット10に対して配置するだけで、第1アーク像71の中心と第2アーク像とのずれに起因する照明光の光量の損失を防止でき、より照度の高い照明光を射出させる照明光学装置3を容易に製造することができる。
(2−4)光源ランプ11に副反射鏡13を取り付け、光源ランプ11を回転させて、第1アーク像71の中心と第2アーク像72の中心とのずれ方向が偏光変換光学系23の偏光分離膜631の長手方向と平行な方向になるように、楕円リフレクタ12と副反射鏡13が固定された光源ランプ11との相対位置を調整したので、調整時に光源ランプ11を回転させるだけで楕円リフレクタ12の姿勢を変化させる必要がないから、照度の高い照明光を射出する光源ランプユニット10を簡単に製造できる。また、調整時に楕円リフレクタ12の姿勢を変化させる必要がないから、楕円リフレクタ12の形状を回転させにくい形状、たとえば開口部付近が断面矩形の形状とすることもでき、汎用範囲が広がる。
〔第2実施形態〕
前述した第1実施形態では、光学系100を用いて光源ランプユニット10を製造したが、本実施形態では、光学系200を用いて光源ランプユニット10を製造する。
本実施形態では、図13に示されるように、前述された第1実施形態と同様の、フィールドレンズ41と、均一照明光学系20の第1レンズアレイ21、第2レンズアレイ413、偏光変換光学系23,重畳レンズ24とを備え、さらにフィールドレンズの光束射出側に配置され光源ランプユニット10から射出された光束の照明対象である照明領域の範囲の形状と同一形状の開口部を有する枠部材421と、枠部材421の開口部から射出される光束の照度を測定する積分球65aを有する照度計とを備えた光学系200を用いて、前述した第1実施形態の光源ランプユニット10を製造する。
前述した第1実施形態では、光学系100の投写スクリーン65に形成されたアーク像70を観察しながら、光源ランプ11の楕円リフレクタ12に対する位置調整を行ったが、本実施形態では、光学系200の枠部材421の開口部から射出される光束の照度を照度計を用いて積分球65aで測定しながら、光源ランプ11の楕円リフレクタ12に対する位置調整を行う。
なお、本実施形態では、枠部材421と積分球65aとの間に投写レンズ50を配置してもよい。
以下に、本実施形態の光源装置および照明光学装置の製造方法を説明する。
(3−A)基準軸A上に配置された、平行化凹レンズ14、第1レンズアレイ21、第2レンズアレイ413、偏光変換光学系23,重畳レンズ24、フィールドレンズ41、枠部材421および枠部材421から射出される光束の照度を測定する積分球を備えた光学系200に、楕円リフレクタ12の第1焦点と第2焦点が基準軸A上に配置されるように楕円リフレクタ12を平行化凹レンズ14の光束入射側に配置する。
(3−B)上述した第1実施形態の(2−B)〜(2−D)の工程と同様にして、光源ランプ11に対して位置調整された副反射鏡13が固定された光源ランプ11を、楕円リフレクタ12の反射部112内に発光部111が配置されるように保持する。
(3−C)枠部材421の開口部から射出された光束の照度を積分球65aで測定しながら、光源ランプ11を基準軸Aに平行な方向及び基準軸Aに垂直な面内方向に移動させて、積分球65aで測定された照度の値がより高くなるように、副反射鏡13が固定された光源ランプ11の楕円リフレクタ12に対する位置を調整する。
(3−D)枠部材421の開口部から射出された光束の照度を積分球65aで測定しながら、光源ランプ11を基準軸Aを中心軸として回転させて、積分球65aで測定された照度の値がより高くなるように、副反射鏡13が固定された光源ランプ11の位置を楕円リフレクタ12に対して調整する。
(3−E)副反射鏡13が固定された光源ランプ11の楕円リフレタタ12に対する位置調整が終了したら、挿入孔123内に耐熱無機系接着剤ADを注入し、接着剤ADを硬化させる。これにより、副反射鏡13が固定された光源ランプ11を楕円リフレクタ12に固定する。
(3−F)前述した第1実施形態の(2−I)の工程と同様にして、楕円リフレクタ12から射出された光束が楕円リフレクタ12の第1焦点と第2焦点とが配置された直線に平行な光束となる用に配置された楕円リフレクタ12と平行化凹レンズ14との相対位置が保持されるように、楕円リフレクタ12と平行化凹レンズ14とを固定する。
なお、(3−F)の工程に続き、下記の(3−G)の工程を実施することにより、前述した第1実施形態の照明光学装置3を製造することできる。
(3−G)光学系200と同様に照明光学装置3が備える均一照明光学系20を光源ランプユニット10に対して配置し、光源ランプユニット10と均一照明光学系20との相対位置が保持されるように、光源ランプユニット10と均一照明光学系20とを固定する。
前述のような第2実施形態によれば、第2実施形態で述べた(2−1)と同様の効果のほか、次のような効果がある。
(3−1)光源ランプユニット10から射出される光束の照明対象である照明領域の形状と同一形状の枠部材421の開口部から射出された光束の照度がより高くなるように、副反射鏡13が固定された光源ランプ11の位置が楕円リフレクタ12に対して調整されているので、光源ランプユニット10の照明対象である照明領域に照度がより高い照明光を射出する光源ランプユニット10を簡単に製造できる。
(3−2)均一照明光学系20を備えた光学系200を用いて光源ランプユニット10を製造したから、光学系200と同様に照明光学装置3が備える均一照明光学系20を光源ランプユニット10に対して配置するだけで、第1アーク像71の中心と第2アーク像とのずれに起因する照明光の光量の損失を防止でき、より照度の高い照明光を射出させる照明光学装置3を容易に製造することができる。
(3−3)光源ランプ11に副反射鏡13を取り付け、光源ランプ11を回転させて、枠部材421の開口部から射出された光束の照度がより高くなるように、楕円リフレクタ12に対する副反射鏡13が固定された光源ランプ11の位置が調整するので、調整時に光源ランプ11を回転させるだけで楕円リフレクタ12の姿勢を変化させる必要がないから、照度の高い照明光を射出する光源ランプユニット10を簡単に製造できる。また、調整時に楕円リフレクタ12の姿勢を変化させる必要がないから、楕円リフレクタ12の形状を回転させにくい形状、たとえば開口部付近が断面矩形の形状とすることもでき、汎用範囲が広がる。
〔第3実施形態〕
前述した第1実施形態および第2実施形態の光源ランプユニット10および照明光学装置3の製造方法では、第1アーク像71の中心と第2アーク像とのずれ方向と偏光変換光学系23の偏光分離膜631の長手方向とが平行になるように、、副反射鏡13が固定された光源ランプ11を楕円リフレクタ12に対して回転させることによって、副反射鏡13が固定された光源ランプ11の位置を楕円リフレクタ12に対して調整していたが、本実施形態では、副反射鏡13が固定された光源ランプ11とともに楕円リフレクタも回転させて、第1アーク像71の中心と第2アーク像とのずれ方向と偏光変換光学系23の偏光分離膜631の長手方向とが平行になるように、副反射鏡13が固定された光源ランプ11の位置を楕円リフレクタ12に対して調整する。
以下に、前述した第1実施形態の光学系100または第2実施形態の光学系200を用いた、第1実施形態の光源ランプユニット10および照明光学装置3の製造方法を説明する。
(4−A)上述した第1実施形態の(2−A)〜(2−F)の工程または第2実施形態の(3−A)〜(3−C)と同様に、光学系100または200に楕円リフレクタ12を配置し、光源ランプ11に対して副反射鏡13の位置を調整して固定し、副反射鏡13が固定された光源ランプ11の位置を楕円リフレクタ12に対して基準軸Aに平行な方向および基準軸Aに垂直な方向に移動させて調整する。
(4−B)楕円リフレクタ12の挿入孔123内に耐熱無機系接着剤ADを注入し、治具等で光源ランプ11を保持して、接着剤ADを硬化させる。これにより、副反射鏡13が固定された光源ランプ11を楕円リフレクタ12に取り付ける。
(4−C)光学系100を用いて製造する場合は、投写スクリーン65に形成された第1アーク像71と第2アーク像72とを観察しながら、楕円リフレクタ12を基準軸A(すなわち、第1焦点F1と第2焦点F2を通る直線)を中心軸として回転させて、第1アーク像71の中心と第2アーク像72の中心とのずれ方向が偏光変換光学系23の偏光分離膜631の長手方向と平行な方向になるように、副反射鏡13が固定された光源ランプ11の位置を楕円リフレクタ12に対して調整する。
光学系200を用いて製造する場合は、枠部材421の開口部から射出された光束の照度を積分球65aで測定しながら、上述と同様に楕円リフレクタ12を基準軸Aを中心軸として回転させて、積分球65aで測定された照度の値がより高くなるように調整する。
(4−D)上述した第1実施形態の(2−I)の工程と同様にして、楕円リフレクタ12から射出された光束が楕円リフレクタ12の第1焦点と第2焦点とが配置された直線に平行な光束となる用に配置された楕円リフレクタ12と平行化凹レンズ14との相対位置が保持されるように、楕円リフレクタ12と平行化凹レンズ14とを固定する。
なお、(4−D)の工程に続き、第1実施形態の(2−J)または第2実施形態の(3−G)の工程を実施することにより、前述した第1実施形態の照明光学装置3を製造することできる。
以上のような第3実施形態によれば、第1実施形態および第2実施形態で述べた(2−1)〜(2−3)、(3−1)、(3−3)と同様の効果がある。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
たとえば、前記各実施形態では、副反射鏡13を光源ランプ11に取り付けたが、これに限らず、光源ランプ前面に反射材料を蒸着形成して副反射鏡を構成してもよい。このようにすれば、副反射鏡を容易に形成できるから、光源ランプユニット10を簡単に製造できる。
前記実施形態では、3つの液晶パネル42R,42G,42Bを用いたプロジェクタ1の例のみを挙げたが、本発明は、1つの液晶パネルのみを用いたプロジェクタ、2つの液晶パネルを用いたプロジェクタ、あるいは、4つ以上の液晶パネルを用いたプロジェクタにも適用可能である。
前記実施形態では、光入射面と光射出面とが異なる透過型の液晶パネルを用いていたが、光入射面と光射出面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いてもよい。
前記実施形態では、光変調装置として液晶パネルを用いていたが、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶以外の光変調装置を用いてもよい。この場合は、光束入射側および光束射出側の偏光板は省略できる。
前記実施形態では、スクリーンを観察する方向から投写を行うフロントタイプのプロジェクタの例のみを挙げたが、本発明は、スクリーンを観察する方向とは反対側から投写を行うリアタイプのプロジェクタにも適用可能である。
前記実施形態では、プロジェクタに本発明の光源ランプユニットまたは照明光学装置を採用していたが、本発明はこれに限らず、他の光学機器に本発明の光源ランプユニットまたは照明光学装置を適用してもよい。
その他、本発明の実施における具体的な構造及び形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。

Claims (9)

  1. 電極間で放電発光が行われる発光部を有する発光管と、前記発光管から放射された光束を一定方向に揃えて射出する第1反射鏡と、前記発光部を挟んで前記第1反射鏡の反対側に設けられる第2反射鏡とを備えた光源装置であって、
    前記第1反射鏡は楕円曲面形状の反射面を備え、
    前記第1反射鏡の反射面は第1焦点と第2焦点とを有し、
    前記電極間の放電発光の中心と、前記第1反射鏡の第1焦点とは一致しておらず、
    前記電極間の放電発光の中心から射出され前記第2反射鏡で反射された光束が形成する前記第2反射鏡の反射光源の中心は、前記電極間の放電発光の中心および前記第1反射鏡の第1焦点とは一致しておらず、
    前記電極間の放電発光の中心、前記第1反射鏡の第1焦点および前記第2反射鏡の反射光源の中心は、前記第1反射鏡の第1焦点と第2焦点とをつなぐ直線に対して垂直な直線上に配置されることを特徴とする光源装置。
  2. 請求項1に記載の光源装置において、
    前記第1反射鏡の第1焦点は、前記第1反射鏡の第1焦点と第2焦点とをつなぐ直線に対して垂直な直線上において、前記電極間の放電発光の中心と前記第2反射光の反射光源の中心との間に配置されることを特徴とする光源装置。
  3. 請求項1または2に記載の光源装置において、
    前記第1反射鏡の第1焦点は、前記第2反射光の反射光源の中心よりも前記電極間の放電発光の中心に近い位置に配置されることを特徴とする光源装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の光源装置において、
    前記第2反射鏡は、前記発光部前面に反射材料を蒸着形成して構成されることを特徴とする光源装置。
  5. 電極間で放電発光が行われる発光部を有する発光管、前記発光管から放射された光束を一定方向に揃えて射出する第1反射鏡、および、前記発光部を挟んで前記第1反射鏡の反対側に設けられる第2反射鏡を備えた光源装置と、前記光源装置から射出された光束を1種類の直線偏光光束に揃えて射出する偏光変換光学系とを備えた照明光学装置であって、
    前記偏光変換光学系は、入射光束を2種類の直線偏光光束に分離し長手方向を有する形状の複数の偏光分離膜、および前記偏光分離膜の間に介在配置される複数の反射膜を備え、
    前記光源装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載の光源装置であって、
    前記電極間の放電発光の中心と前記第2反射光の反射光源の中心とのずれ方向は、前記偏光分離膜の長手方向に対して平行であることを特徴とする照明光学装置。
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載の光源装置を備えていることを特徴とするプロジェクタ。
  7. 請求項5に記載の照明光学装置を備えていることを特徴とするプロジェクタ。
  8. 電極間で放電発光が行われる発光部を有する発光管と、前記発光管から放射された光束を一定方向に揃えて射出する第1反射鏡と、前記発光部を挟んで前記第1反射鏡の反対側に設けられる第2反射鏡とを備えた光源装置の製造方法であって、
    前記電極と前記第2反射鏡で反射された前記電極の反射像とがずれるように前記発光管に対して前記第2反射鏡の位置を調整する工程と、
    前記発光管に対して位置調整された前記第2反射鏡を前記発光管に固定する工程と、
    基準軸上に配置された、前記発光管から放射された光束を平行化する平行化レンズと、前記平行化レンズから射出された光束を複数の部分光束に分割する光束分割光学素子と、前記光束分割光学素子によって分割された光束を所定の位置で結像させる結像素子と、前記光束分割光学素子により分割された各部分光束の偏光方向を一方向の偏光方向に揃え、長手方向を有する形状の偏光分離膜を備えた偏光変換光学系と、前記結像素子により結像され像が投写される投写スクリーンとが備えられた光学系の前記平行化レンズの光束入射側に、前記第1反射鏡の第1焦点と第2焦点とが前記基準軸上に配置されるように前記第1反射鏡を配置する工程と、
    前記第2反射鏡が設けられた発光管を発光させるとともに、前記発光部から放射され直接前記第1反射鏡で反射された光束によって形成された第1アーク像と、前記発光部から放射され前記第2反射鏡を経て前記第1反射鏡で反射された光束によって形成された第2アーク像とを、前記投写スクリーン上に投写させる工程と、
    前記投写スクリーン上に投写された前記第1アーク像と前記第2アーク像とが最も明るくなるように、前記基準軸に平行な方向及び前記基準軸に垂直な方向に前記第2反射鏡が固定された前記発光管の位置を前記第1反射鏡に対して調整する固定と、
    前記第1アーク像の中心と前記第2アーク像の中心とのずれ方向が前記偏光分離膜の前記長手方向に対して平行になるように、前記第1反射鏡に対して前記発光管を回転させて、前記第2反射鏡が固定された前記発光管の位置を前記第1反射鏡に対して調整する工程と、前記第1反射鏡に対して位置調整された前記発光管を、前記第1反射鏡に対して固定する工程とを備えていることを特徴とする光源装置の製造方法。
  9. 電極間で放電発光が行われる発光部を有する発光管と、前記発光管から放射された光束を一定方向に揃えて射出する第1反射鏡と、前記発光部を挟んで前記第1反射鏡の反対側に設けられる第2反射鏡とを備えた光源装置の製造方法であって、
    前記電極と前記第2反射鏡で反射された前記電極の反射像とがずれるように前記発光管に対して前記第2反射鏡の位置を調整する工程と、
    前記発光管に対して位置調整された前記第2反射鏡を前記発光管に固定する工程と、
    基準軸上に配置された、前記発光管から放射された光束を平行化する平行化レンズと、前記平行化レンズから射出された光束を複数の部分光束に分割する光束分割光学素子と、前記光束分割光学素子によって分割された光束を所定の位置で結像させる結像素子と、前記光束分割光学素子により分割された各部分光束の偏光方向を一方向の偏光方向に揃え、長手方向を有する形状の偏光分離膜を備えた偏光変換光学系と、前記偏光変換光学系から射出された光束を光源装置の照明対象である照明領域上に重畳させる重畳レンズと、前記照明領域に相当する位置に配置され前記照明領域の範囲の形状の開口部を有する枠部材と、前記枠部材の前記開口部から射出された光束の照度を測定する照度計とが備えられた光学系の前記平行化レンズの光束入射側に、前記第1反射鏡の第1焦点と第2焦点とが前記基準軸上に配置されるように前記第1反射鏡を配置する工程と、
    前記発光管に電圧を印加して発光させ、前記枠部材の前記開口部から射出された光束の照度を前記照度計で測定しながら、前記枠部材の前記開口部から射出された光束の照度がより高くなるように、前記基準軸に平行な方向及び前記基準軸に垂直な方向に前記第2反射鏡が固定された前記発光管の位置を前記第1反射鏡に対して調整する固定と、
    前記枠部材の前記開口部から射出された光束の照度を前記照度計で測定しながら、前記枠部材の前記開口部から射出された光束の照度がより高くなるように、前記第1反射鏡に対して前記発光管を回転させて、前記第2反射鏡が固定された前記発光管の位置を前記第1反射鏡に対して調整する工程と、
    前記第1反射鏡に対して位置調整された前記第2反射鏡が固定された前記発光管を、前記第1反射鏡に対して固定する工程とを備えていることを特徴とする光源装置の製造方法。
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