JPH09120067A - 光源装置及びその応用装置 - Google Patents

光源装置及びその応用装置

Info

Publication number
JPH09120067A
JPH09120067A JP7277855A JP27785595A JPH09120067A JP H09120067 A JPH09120067 A JP H09120067A JP 7277855 A JP7277855 A JP 7277855A JP 27785595 A JP27785595 A JP 27785595A JP H09120067 A JPH09120067 A JP H09120067A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
mirror
light source
source device
elliptical mirror
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7277855A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Oi
好晴 大井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AG Technology Co Ltd
Original Assignee
AG Technology Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AG Technology Co Ltd filed Critical AG Technology Co Ltd
Priority to JP7277855A priority Critical patent/JPH09120067A/ja
Publication of JPH09120067A publication Critical patent/JPH09120067A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】高効率、高出力、高指向性の光束を得る。 【解決手段】楕円鏡12の第1焦点に光源11を、第2
焦点に第1の絞り17と錐体状プリズム14とを配置
し、第1の絞り17を通過した光を収束し出射する集光
レンズを設け、楕円鏡12と対向して小型の球面鏡10
を配置し、楕円鏡12の第1焦点での光軸の垂直面と楕
円鏡面との交線である円Aの直径DA が球面鏡10との
交線である円Bの直径DB より大きい光源装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高効率の光源装置
の構造に関する。そしてそれを応用した各種の光学装
置、なかでも透過散乱型表示素子を用いた投射型表示装
置及びそれを用いた照明装置について具体的に開示す
る。
【0002】
【従来の技術】図12と図13に特開平7−13429
5に記載された発明を従来例1として示す。この発明
は、光源からの光の収束性を改善して光の有効利用を図
った投射型表示素子である。
【0003】図12は、光源装置を構成する光源11、
楕円鏡12、プリズム14そして第1の絞り17の配置
を示す模式図である。図13はその1つの応用例で、光
源装置に、第1の集光用レンズ13A、透過散乱型表示
素子15、第2の絞り18、第2の集光用レンズ13
B、そして投射用レンズ19とが組み合わされて投射表
示装置500が構成された。
【0004】この投射型表示素子においてプリズム14
は、ほぼ楕円鏡12の第2の焦点位置に配置されてい
た。また、このプリズムは光軸上に対して回転対称形状
を有するほぼ円錐体である。光源11から発した光は、
楕円鏡で反射収束せしめられて、プリズムに入射され、
プリズムの入射面及び出射面で屈折せしめられて出射さ
れるものであった。
【0005】この発明では、光源から発射された光を楕
円鏡を用いて集光した光束は光軸方位の配光分布の光が
不足するが、プリズムにより屈折して配光分布が均一化
されるとともに光束密度が向上するため、光源からの集
光効率が高く、明るい表示が可能であった。
【0006】また、楕円鏡の第2の焦点の位置近傍に第
1の絞り17を設けたことで、光源からの発散光を除去
できた。つまり、光源が理想的点光源でなく有限の発光
長(フィラメントの長さ等)を有するために、楕円鏡の
第2の焦点近傍に到達できずに集光レンズ13Aに進行
する光、及び楕円鏡を反射せずかつ第2の焦点位置を通
過せずに透過散乱型表示素子15に向かう光を除去で
き、投射画像の明暗のコントラスト比を向上できた。
【0007】次に、特開平7−5419に記載された内
容を従来例2として示す。この発明は光源からの光の収
束性をさらに改善して光の有効利用を図る。図14に示
すように楕円鏡12aの光出射側に楕円鏡の第1焦点と
曲率中心をほぼ一致させて球面鏡12bを配置した構成
としている。ここで用いられる球面鏡はその曲率半径R
が楕円鏡の第1焦点距離f1 に比べて十分大きく、球面
鏡の開口部の直径は楕円鏡の光出射側の開口部直径に比
べて大きく楕円鏡開口部を覆うように配置されている。
【0008】また、これらの従来例では白色光源と二種
二枚の平板ダイクロイックミラーを用いた色分離合成系
とRGBの各波長毎に三板の透過散乱型液晶表示素子を
反射型構成で用い、小型で光利用効率及び投射像のコン
トラスト比を向上した投射型カラー表示装置について記
載されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、上記の従
来例ではまだ得られなかった小型、高効率、高輝度の光
源装置を得ようとする。そして、他の光学系と組み合わ
せた投射型表示装置などにおける光学性能を改良しよう
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明ではまず高輝度か
つ指向性の揃った光束を発生せしめる光源装置を提供す
る。球面鏡と楕円鏡とを組み合わせて小型かつ軽量かつ
安価な光源装置を構成する。さらに、透過散乱型の表示
素子を組み合わせて高性能の投射型表示装置及び照明装
置を構成する。基本的には相対的に大きな楕円鏡と小さ
な球面鏡とを対向するように組み合わせ、楕円鏡面の中
に球面鏡を設ける。
【0011】具体的には、本発明は、楕円鏡12の第1
焦点と球面鏡10の曲率中心とがほぼ一致し、その位置
近傍に光源11が配置され、楕円鏡12の第2焦点の位
置近傍に第1の開口絞り17が配置され、第1の絞り1
7を通過した光を収束せしめる集光レンズ13が設けら
れ、集光レンズ13を通過した光が出射される光源装置
であって、楕円鏡12の反射面と球面鏡10の反射面と
が光軸に沿って向き合い、楕円鏡12の反射面が球面鏡
10の反射面より大きい光源装置を提供する。これを第
1の発明と呼ぶ。反射面の相対的な大きさとはそれぞれ
光軸に垂直な面に光軸に沿って投影した場合のその有効
面積を指す。言い換えると、光軸垂直面における楕円鏡
体の切断面である。
【0012】また、第1の発明において、楕円鏡12の
第1焦点における光軸の垂直面と楕円鏡面との交線であ
る円Aの直径DA が球面鏡10との交線である円Bの直
径DB に比べて大きい光源装置を提供する。これを第2
の発明と呼ぶ。
【0013】また、第1又は2の発明において、楕円鏡
12の第1焦点距離f1 と球面鏡10の曲率半径Rとが
1 >Rの関係を満たす光源装置を提供する。これを第
3の発明と呼ぶ。
【0014】また、第1、2又は3の発明において、光
軸上における楕円鏡12の反射面の深さHは第1焦点距
離f1 及び焦点距離f2 に対して、f1 ≦H≦(f1
2)/2 の関係を満たし、光軸上における球面鏡1
0の反射面の深さhは曲率半径Rに対して、R/2≦h
≦Rの関係を満たす光源装置を提供する。これを第4の
発明と呼ぶ。
【0015】また、第1、2又は4の発明において、楕
円鏡12の第2焦点近傍に錐体状プリズム14が設けら
れ、錐体状プリズム及び第1の絞り17を通過した光が
集光レンズ13により収束される光源装置を提供する。
これを第5の発明と呼ぶ。
【0016】また、第5の発明において、錐体状プリズ
ム14は、光の入射面又は出射面の頂角αが90°〜1
75°である凸錐体状プリズム又は頂角βが185°〜
270°の凹錐体状プリズムである光源装置を提供す
る。これを第6の発明と呼ぶ。
【0017】また、第1〜6のいずれかの発明の光源装
置から出射された光が入射される透過散乱型表示素子1
5及び、この透過散乱型表示素子15を通過した光をス
クリーン等に投射せしめる投射光学系とを備える投射型
表示装置を提供する。これを第7の発明と呼ぶ。
【0018】また、第7の発明の投射型表示装置におい
て、投射光学系に第2の集光レンズ16と、この第2の
集光レンズ16のほぼ焦点位置に開口部を有する第2の
絞り18を配置することを特徴とする投射型表示装置を
提供する。これを第8の発明と呼ぶ。
【0019】また、第7又は8の発明において、透過散
乱型表示素子15は、電極付き基板間に正の誘電異方性
のネマチック液晶が樹脂マトリックス中に分散保持され
た液晶樹脂複合体を有し、かつ樹脂マトリックスの屈折
率が用いられる液晶の常光屈折率(n0 )と一致せしめ
られた透過散乱型表示素子15である投射型表示装置を
提供する。これを第9の発明と呼ぶ。
【0020】また、第7、8又は9の発明の投射型表示
装置を用いる照明装置を提供する。
【0021】
【発明の実施の形態】図1を参照して説明する。基本的
な配置構成は、上述した従来例とほぼ同様である。しか
し、本発明では楕円鏡と球面鏡とを構成要素とする光源
装置の配置関係に最も特徴がある。そして、均一な配光
分布を持った強力な光束を得る点に特徴がある。
【0022】本発明の光源装置は、光源11と楕円鏡1
2と球面鏡10と第1の開口絞りと図示を省略した集光
レンズとからなり、楕円鏡12の形状は第1焦点距離f
1 、第2焦点距離f2 、深さHによって規定され、球面
鏡10の形状は曲率半径R及び深さhによって規定され
る。
【0023】楕円鏡12の第1焦点と球面鏡10の曲率
中心とがほぼ一致し、その位置近傍に光源11が配置さ
れ、楕円鏡12の第2焦点の位置近傍に第1の絞り17
がそれぞれ配置され、楕円鏡12と球面鏡10の反射面
が光軸に沿って向き合い、楕円鏡12の第1焦点におけ
る光軸の垂直面と楕円鏡面との交線である円Aの直径D
A が球面鏡10との交線である円Bの直径DB に比べて
大きい。
【0024】楕円鏡12の第1焦点距離f1 と球面鏡1
0の曲率半径Rとの大小関係は、f1 >Rであることが
好ましい。また、光軸上における楕円鏡12の反射面の
深さHは第1焦点距離f1 及び焦点距離f2 に対して、
1 ≦H≦(f1 +f2 )/2 の関係を満たし、光軸
上における球面鏡10の反射面の深さhは曲率半径Rに
対して、R/2≦h≦Rの関係を満たすことが好まし
い。
【0025】また、楕円鏡12の第2焦点近傍に錐体状
プリズム14が設けられ、プリズム及び第1の絞り17
を通過した光が集光レンズ13により収束されることが
好ましい。また、錐体状プリズム14は、光の入射面又
は出射面の頂角αが90〜175°である凸錐体状プリ
ズム又は頂角βが185〜270°の凹錐体状プリズム
であることが好ましい。
【0026】球面鏡10は耐熱性ガラスを半球形状に成
形し、その内表面にアルミニウム等の可視光反射率の高
い金属膜あるいは光屈折率誘電体TiO2 と低屈折率誘
電体SiO2 を交互に積層し可視光を反射し赤外光を透
過するコールドミラーをコーティングして得られる。ま
た、金属板を半球形状に成形加工し、その内表面に可視
光反射率の高い金属膜をコーティングしてもよい。この
場合、表面の面精度はガラスの場合に比べ劣るが、耐熱
性に優れ安価である。
【0027】また、光源の発光部を形成するガラスバル
ブ全体を球形のガラスバルブで覆い二重管構造とし、そ
の球形のガラスバルブの一部に反射膜を成膜してもよ
い。このような二重管構成とすることにより発光部の温
度が安定し特性安定・長寿命化に有利である。
【0028】
【作用】本発明では、光源11からの放出光のうち球面
鏡10によって反射された光を光源の発光部側に戻しさ
らに楕円鏡12によって反射せしめて楕円鏡の第2焦点
へと集光するため、結果的に配光分布角度が狭まり光束
密度が大きく向上する。
【0029】さらに、楕円鏡の第2焦点位置に配置され
た錐体状プリズム14で屈折後出射した光の光束密度も
向上し、光利用効率が上昇する。このような作用は、図
14に示した楕円鏡12と大型球面鏡20とを組み合わ
せた複合鏡において既に確認されているが、従来の球面
鏡20はその外径が楕円鏡12の外径よりも大きかっ
た。本発明の小型の球面鏡10を用いた構成とすること
により、光源装置の容積の小型化が達成され、コストダ
ウン及び軽量化に効果的である。
【0030】さらに、楕円鏡12の第2の焦点位置に、
凸型又は凹型の錐体状プリズム14を配置している。そ
して、これらの錐体状プリズムの前後に、錐体状プリズ
ムの有効面以外に到達した光が集光レンズ13に届かな
いように、錐体状プリズムの有効面に対応した開口を有
する第1の絞り17を設置することが好ましい。
【0031】実際には、錐体状プリズム14を保持する
ホルダーが、絞りの機能を果たすことになる。円形や、
正方形や、楕円形や、長方形などのように、透過散乱型
表示素子15の光学的形状に合った開口部を有する絞り
17が望ましい。
【0032】これにより、有限長の光源11と球面鏡1
0及び楕円鏡12から進行し、第2焦点位置近傍に集光
されない光成分を除去し、光束を揃えることができ、透
過散乱型表示素子15が散乱状態のときスクリーンに到
達する不要な光を減少させ、コントラスト比を向上させ
ることができる。
【0033】特に、透過散乱型表示素子15とスクリー
ンとの間に、散乱光を除去する手段、具体的には第2の
絞り18を設けておくとこの効果は大きい。そして、球
面鏡10と楕円鏡12の複合鏡を用いた場合に生じる第
2焦点位置での光軸のなす角度の小さな光成分の不足に
起因した透過散乱型表示素子15の面内光強度分布の不
均一性が、光源及び複合鏡の形状に応じて頂角αが90
〜175°の凸錐体状プリズム又は頂角βが185〜2
70°の凹錐体状プリズムを使用することにより、大き
く改善され均一化される。
【0034】光の使用効率及び投射スクリーン上での輝
度分布の点で、頂角αは100〜140°、頂角βは2
20〜260°の範囲がより好ましい。
【0035】さらに、凸錐体状プリズム又は凹錐体状プ
リズムと第1の絞り17を通過した光のみが透過散乱型
表示素子15に入射するため光束の指向性がよく揃うこ
とになる。そして、透過散乱型表示素子15を通過した
透過光から高い効率で散乱光を除去でき、高コントラス
ト比の投射画像が得られる。
【0036】また、楕円鏡12の第2の焦点位置近傍に
設置された第1の絞り17と散乱光を除去する手段とし
て設置された第2の絞り18との開口度を可変とし、例
えば、周囲が暗い際には、周囲からの光によるスクリー
ンへの影響は少なく、投射型表示装置による暗い点も判
別できるので、2つの絞りを絞りこんで通過光量は減っ
ても、コントラスト比は高くなるように調整することも
でき、コントラスト比が高く見やすい明るさの表示画像
が得られる。
【0037】また、逆に周囲が明るい際には、周囲から
の光がスクリーンに写り込むため、投射型表示装置によ
る投射像の暗部が、ある程度明るく見えてしまうため、
この際には2つの絞りを開けて、投射光量を上げ、スク
リーンを明るくすることにより、コントラスト比を高く
でき、より見やすくできる。
【0038】
【実施例】
(実施例1)図2に、本発明の第1の実施例である投射
型表示装置100を示す。本実施例で用いられた、球面
鏡10、楕円鏡12、プリズム14、集光レンズ13の
仕様を以下に記す。
【0039】球面鏡10は直径22mm長さ10mmの
円筒形パイレックスガラス(岩城硝子社 商品名)の片
面から曲率半径R=9mmの半球形状を深さh=8mm
となるように加工し、さらにランプの電極を通すため中
心に直径8mmの穴を形成した。さらに、内面の球面に
SiO膜を保護膜としたアルミニウムミラーを成膜し
た。
【0040】楕円鏡12は第1焦点距離f1 =22m
m、第2焦点距離f2 =105mm、深さH=27mm
の形状に加工されてパイレックスガラスの内面にコール
ドミラーが形成された。
【0041】ここで、楕円鏡の第1焦点と球面鏡の曲率
中心を一致させ、楕円鏡と球面鏡の反射面が光軸に沿っ
て向き合うように配置したとき、楕円鏡の第1焦点にお
ける光軸の垂直面と楕円鏡面との交線である円Aの直径
A は約73mm、球面鏡との交線である円Bの直径D
B は約18mmとした。
【0042】プリズム14は、BK7ガラスを頂角11
4°、直径30mm、高さ12mmの円錐体形状で、光
入射面及び出射面に反射防止膜が形成された。集光レン
ズは平凸形状のBK7であり、その焦点距離fA =20
0mmのレンズ(図面中の符号13A)を表示素子入射
側に用い、焦点距離fB =350mmのレンズ(図面中
の符号13B)を表示素子出射側に用いた。
【0043】楕円鏡12の第2焦点位置に錐体状プリズ
ム14と第1の絞り17を設置し、上記の各光学部品を
図2のように配置した。第1の絞りはその開口直径DA
が可変となる虹彩絞りとした。また、表示素子透過光が
レンズ13Bによって集光され、第1の絞り17の開口
部の像が結像される位置に第2の絞り18をその開口部
が第1の絞り17の開口部の像と一致するように設置し
た。この第2の絞りの開口部を透過した光が投射レンズ
19を通してスクリーン上に投射される。第2の絞り1
8は投射レンズ19と分離して配置してもよいが投射レ
ンズの瞳位置に配置されることが好ましい。
【0044】第1の絞り17の開口部直径をa、第2の
絞り18の開口部直径をbとすると、表示素子入射光の
分散角Φと投射光の指向性を示す集光角δは次式で規定
される。
【0045】
【数1】tanΦ=a/fA ……式(1) tanδ=b/fB ……式(2)
【0046】ここで、Φ=δとなるように第1の開口絞
りと第2の開口絞りの開口径a、bを同時に調整した。
【0047】光源11としては、放電発光型のメタルハ
ライドランプを用いた。その消費電力は150Wでアー
ク発光電極長が3mmのDC放電ランプである。表示素
子15は表示部形状が48mm×64mmで対角長が
3. 15サイズ(インチ)とした。実験では、表示素子
を配置する代わりに開口部が表示部と同じマスクを配置
して測定した。
【0048】このような構成で、焦点距離180mmの
投射レンズ19を用い倍率1の等倍投射像を光拡散透過
スクリーンに結像し、その投射光量をCCDカメラで画
像計測した。測定はΦ=δを4〜7°に変化させ、その
都度投射光量が最大となるようランプの発光点を移動し
て行った。
【0049】また、比較のため球面鏡を用いない楕円鏡
12のみの場合(比較例1)及び図9のように大型の球
面鏡20を組み合わせて用いた場合(比較例2)につい
ても同様にして測定した。
【0050】その結果を図3に示す。これより、本発明
の球面鏡を用いることにより従来の楕円鏡のみを用いた
場合に比べ、特にΦ=δ=4〜5°において大幅な投射
光量の増加が達成された。また、従来の楕円鏡と大型の
球面鏡を組み合わせた場合と比較しても投射光量の増加
が確認され、小型の球面鏡を用いて小型・軽量・低コス
トで同等以上の効果が得られた。
【0051】透過散乱型表示素子を用いた投射型表示装
置の場合、入射光及び投射光の指向性が高い、すなわち
Φ=δが小さな値ほど表示素子の散乱表示部によって生
成される散乱光が有効に排除されスクリーン上に投射さ
れないため、高いコントラスト比が得られる。したがっ
て、本実施例の測定結果から、投射光量が従来と同じに
なるように入射光及び投射光の指向性を向上し(すなわ
ちΦ=δを小さな値とし)投射像のコントラスト比を向
上できたことにもなる。
【0052】本実施例では光源として放電発光型のメタ
ルハライドランプを用いたが、それ以外に、キセノンラ
ンプや無電極マイクロ波放電ランプ及びフィラメント発
光型のハロゲンランプ等もよい。
【0053】特に、例えば SID 92 DIGEST,p.460, D.A.
MacLennan et al.( Fusion SystemCorp.)に記載されて
いる無電極マイクロ波放電ランプを用いた場合、100
00時間のランプ長寿命が実現できるが、本発明の集光
鏡構成との組み合わせが適している。すなわち、無電極
マイクロ波放電ランプは図4に示すような球形のガラス
管球に放電元素ガスを封入し外部からマイクロ波を印加
するため、図示されるようにガラス管球の半球面に非金
属のミラーを直接形成すればよい。
【0054】また、本実施例では光軸に沿って楕円鏡と
向かい合う側に球面鏡を配置しているが、図5に示すよ
うにランプの発光部を両側から覆いいずれの曲率中心も
発光部内にあるように2種の球面鏡を配置し、出射光は
球面鏡の球面部のない狭い部分から出射されるように
し、その出射光を楕円鏡で第2焦点位置に集光すること
により、さらに光束密度が向上し集光効率の増加が期待
できる。
【0055】この場合、図5に示すように2種の分離し
た球面鏡をランプに装着してもよいが、図6のようにラ
ンプを二重管構造として外周の球面ガラス管球の表面に
反射層を形成してもよい。ランプを二重管構造とするこ
とにより、発光部の温度が均一化され特性安定・寿命改
善に繋がる。
【0056】本発明に用いる透過散乱型の表示素子は、
電圧の印加状態により、透過状態と散乱状態とをとりう
る平面型の表示素子であれば使用できる。具体的には、
DSM(動的散乱モード)の液晶表示素子、液晶が樹脂
マトリックス中に分散保持され、その液晶の屈折率と樹
脂マトリックスの屈折率との一致/不一致により透過散
乱を制御する液晶/樹脂複合体を用いた液晶表示素子、
微細な針状粒子を溶液に分散さておき、電圧の印加状態
により透過散乱を制御する素子等がある。
【0057】なかでも、液晶/樹脂複合体を用いた液晶
表示素子は光学的な透過−散乱性能がよく、従来のTN
型液晶表示素子と類似の製造プロセスで製造でき、同じ
駆動用ICを用いて駆動可能なため、使用しやすい。
【0058】液晶/樹脂複合体を用いた液晶表示素子の
電気光学機能層として用いられる液晶/樹脂複合体は、
樹脂相と液晶相とが空間内に複雑に形成される。例え
ば、細かな孔が多数形成された樹脂マトリックスの孔の
部分に充填された液晶とからなり、電圧の印加状態によ
り、液晶の屈折率と樹脂マトリックスの屈折率が一致し
た時に光が透過し、一致しない時に散乱される。
【0059】より好ましくは、誘電異方性が正のネマチ
ック液晶を用い樹脂マトリックスの屈折率が使用する液
晶の常光屈折率(no )とほぼ一致するようにされるこ
とにより、電圧を印加した時に高い透過性を示すこと、
及び、電極のない画素間の部分が散乱状態になっている
(スクリーンに投射した際に黒くなる)ため、画素間に
遮光膜を設けなくても投射画像のコントラスト比が高く
なるので好ましい。
【0060】液晶/樹脂複合体は、マイクロカプセルの
ような液泡内に液晶が封じ込められたような構造であっ
てもよく、個々のマイクロカプセルが完全に独立してい
なくてもよく、多孔質体のように個々の液晶の液泡が細
隙を介して連通していてもよい。良好な電気光学的性能
を得るには液晶相が完全に連通し、網目状に形成された
樹脂相に囲まれて液晶ドメインが構成されることが好ま
しい。
【0061】この液晶/樹脂複合体は、液晶と樹脂マト
リックスを構成する材料とを混ぜ合わせて溶液状又はラ
テックス状にしておいて、これを光硬化、熱硬化、溶媒
除去による硬化、反応硬化等させて樹脂マトリックスを
分離し、樹脂マトリックス中に液晶が分散した状態をと
るようにして形成できる。
【0062】特に、使用する樹脂として、光硬化又は熱
硬化タイプにすることにより、密閉系内で硬化できるた
め好ましく、とりわけ、光硬化タイプの樹脂が、熱によ
る影響を受けなく、短時間で硬化させることができ好ま
しい。
【0063】より具体的には、光硬化ビニル系樹脂の使
用が好ましく、光硬化性アクリル系樹脂が例示され、特
に、光照射によって重合硬化するアクリルオリゴマーを
含有するものが好ましい。
【0064】具体的な製法としては、従来の通常のTN
型液晶表示素子と同様にシール材を用いてセルを形成
し、注入口から未硬化の液晶と、樹脂マトリックスとの
混合物を注入し、注入口を封止して後に、光照射をする
か加熱して硬化させることもできる。
【0065】また、電極付基板上に液晶と樹脂マトリッ
クスとの未硬化混合物を供給し、その後、もう一枚の電
極付基板を重ねて、光照射等により硬化させることもで
きる。この未硬化混合物に、基板間隙制御用のセラミッ
ク粒子、プラスチック粒子、ガラス繊維等のスペーサ
ー、顔料、色素、粘度調整剤、その他本発明の性能に悪
影響を与えない添加剤を添加してもよい。
【0066】このような素子の場合、この硬化工程の際
に特定の部分のみに十分高い電圧を印加した状態で硬化
させることにより、その部分を常に光透過状態にするこ
とができるので、固定表示したいものがある場合には、
そのような常透過部分を形成してもよい。
【0067】このような液晶/樹脂複合体を使用した液
晶表示素子の応答時間は、電圧印加の立ち上りが3〜5
0msec程度、電圧除去の立ち下がり10〜80ms
ec程度であり、従来のTN型液晶表示素子よりも速
く、その電圧−透過率の電気光学特性も階調表示のため
の駆動に好適である。液晶樹脂複合体中の動作可能な液
晶の体積分率ξは、無電界時の散乱性の点からξ>20
%が好ましく、ξ>35%がより好ましい。一方ξがあ
まり大きくなると、液晶/樹脂複合体の構造安定性が悪
くなるため、ξ<80%が好ましい。
【0068】このような液晶/樹脂複合体を電極付基板
で挟持して用いる。この液晶/樹脂複合体を用いた液晶
表示素子は、マルチプレックス駆動特性はよくないの
で、画素数の多い液晶表示素子とする場合には、各画素
に能動素子を配置する。
【0069】もちろん、外の透過散乱型表示素子の場合
にも、必要に応じて能動素子を配置する。この能動素子
としてTFT(薄膜トランジスタ)等の3端子素子を使
用する場合、他方の電極付基板は全画素共通のベタ電極
を設ければよいが、MIM素子、PINダイオード等の
2端子素子を用いる場合には、他方の電極付基板はスト
ライプ状のパターニングをされる。
【0070】また、能動素子として、TFTを用いる場
合には、半導体材料としてはシリコンが好適である。特
に多結晶シリコンは、非結晶シリコンに比べて感光性が
少ないため好ましい。
【0071】また、電極は通常は透明電極とされるが、
反射型の液晶表示素子として使用する場合には、アルミ
ニウム、銀等の反射電極としてもよい。投射型表示装置
は、通常は前述のように透過散乱型表示素子を透過型と
して使用し、別置したスクリーンに投射するようにされ
る。この場合、前面投射型(観察者が投射型表示装置側
に位置して見る)であっても、背面投射型(観察者が投
射型表示装置と反対側に位置して見る)であってもよ
い。
【0072】また、反射電極を用いた又は素子の裏側に
反射層を設けた反射型の液晶表示素子を用い、出射光を
入射側に導き出して投射する反射型の投射型表示装置と
することもできる。この透過散乱型表示素子を全面ベタ
電極の透過散乱型表示素子としたり、簡単な電極パター
ニングをした透過散乱型表示素子として、さらに投射型
表示装置として、又はこれを照明装置として使用でき
る。
【0073】例えば、図1の装置自体をそのような構成
とし、壁、天井等に埋め込んで配置しておくことによ
り、高速で色を変化させずに調光できる。また、図1又
は図5の装置自体をそのような構成とし、壁、天井等に
埋め込んで配置しておくことにより、高速で色を変化さ
せずに調光したり、又は、色を変化させつつ調光したり
できる。
【0074】また、本実施例では、1個の透過散乱型表
示素子15としているが、各色毎に複数個の透過散乱型
表示素子15を用いフルカラー表示を行うこともでき
る。
【0075】また、1個の透過散乱型表示素子15の画
素毎にRGBのモザイク・カラーフィルタを形成し、各
色画素にRGBの画像信号を印加してカラー画像として
もよい。複数の透過散乱型の表示素子を各色毎に設けた
場合には、ダイクロイックミラーやダイクロイックプリ
ズム等で合成してから投射するように構成してもよい
し、個々に投射してスクリーン上で合成されるようにし
てもよいが、合成してから投射する方が光軸が一本にな
るので、小型で携帯を必要とする用途においては有利で
ある。
【0076】(実施例2)RGB各色毎に3個の透過散
乱型の表示素子(図中の15B、15G、15R)を用
いた場合の投射型表示装置200の例を図8に示す。
【0077】なお、実施例1及び実施例2では表示素子
の前後に集光レンズ13Aと13B(13BB、13B
G、13BR)を分離して配置したが、表示素子の光入
射側のみ又は表示素子の光出射側のみでもよい。また、
散乱光除去形として機能する第2の絞り18も投射レン
ズの前側・後ろ側でもよく投射レンズ内部でもよい。
【0078】(実施例3)透過散乱型表示素子の片側の
画素電極を反射電極とした反射型の液晶表示素子25を
1個用いる場合の投写型表示装置300の例を図8に示
す。図8は平面図、図9は側面図である。この場合、入
射光は表示素子の反射電極面の垂線に対して4〜10°
程度傾けて入射させ、第2の開口絞り18を通過する正
規反射光を投射レンズによりスクリーンへ投射する。
【0079】反射型表示素子とすることにより透過型に
比べ透過散乱液晶材料層を往復するため、同じ駆動電圧
で散乱能が飛躍的に向上する。その結果、投射像のコン
トラスト比が向上する。
【0080】また、投射型表示装置の小型化に繋がる。
特に、3個の透過散乱型表示素子(図中の35B、35
G、35R)をRGB各色毎に設けた投射型カラー表示
装置400の場合の例を図10に平面図、図11に側面
図を示す。このような構成とすることによりダイクロイ
ックミラー41、42を色分離系及び色合成系として共
用できるため、図7の透過型の投射型表示装置200に
比べ小型化しやすい。
【0081】
【発明の効果】本発明によって、超小型軽量であって
も、高出力、高効率、高指向性、高均一性の光束を発生
せしめうるようになった。そして、その応用例として投
射型表示装置に組み込むことで高コントラスト、高輝度
の投射画像が得られるようになった。本発明は、このほ
か、本発明の効果を損しない範囲内で種々応用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光源装置の第1の構成例を示すブロッ
ク図。
【図2】本発明の投射型表示装置の第1の構成例を示す
ブロック図。
【図3】実施例1における本発明と従来技術の投射型表
示装置の測定結果を示す特性図。
【図4】本発明の光源装置の第2の構成例を示すブロッ
ク図。
【図5】本発明の光源装置の第3の構成例を示すブロッ
ク図。
【図6】本発明の光源装置の第4の構成例を示すブロッ
ク図。
【図7】本発明の投射型表示装置の第2の構成例を示す
ブロック図。
【図8】本発明の投射型表示装置の第3の構成例の平面
図。
【図9】本発明の投射型表示装置の第3の構成例の側面
図。
【図10】本発明の投射型表示装置の第4の構成例の平
面図。
【図11】本発明の投射型表示装置の第4の構成例の側
面図。
【図12】従来例の光源装置の第1の構成例を示すブロ
ック図。
【図13】従来例の投射型表示装置の第1の構成例を示
すブロック図。
【図14】従来例の光源装置の第2の構成例を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
10:球面鏡 11:光源 12:楕円鏡 13、13A、13B、13G、13R、13BB、1
3BG、13BR:集光レンズ 14、14a、14b:錐体状プリズム 15、15B、15G、15R、25、35B、35
G、35R:透過散乱型表示素子 17:第1の開口絞り 18:第2の開口絞り 19:投射用レンズ 41、42、41a、42a、41b、42b:ダイク
ロイックミラー M1、M2:ミラー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】楕円鏡(12)の第1焦点と球面鏡(1
    0)の曲率中心とがほぼ一致し、その位置近傍に光源
    (11)が配置され、楕円鏡(12)の第2焦点の位置
    近傍に第1の開口絞り(17)が配置され、第1の絞り
    (17)を通過した光を収束せしめる集光レンズ(1
    3)が設けられ、集光レンズ(13)を通過した光が出
    射される光源装置であって、 楕円鏡(12)の反射面と球面鏡(10)の反射面とが
    光軸に沿って向き合い、楕円鏡(12)の反射面が球面
    鏡(10)の反射面より大きい光源装置。
  2. 【請求項2】楕円鏡(12)の第1焦点における光軸の
    垂直面と楕円鏡面との交線である円Aの直径DA が球面
    鏡(10)との交線である円Bの直径DB に比べて大き
    い請求項1の光源装置。
  3. 【請求項3】楕円鏡(12)の第1焦点距離f1 と球面
    鏡(10)の曲率半径Rとがf1 >Rの関係を満たす請
    求項1又は2の光源装置。
  4. 【請求項4】光軸上における楕円鏡(12)の反射面の
    深さHは第1焦点距離f1 及び焦点距離f2 に対して、
    1 ≦H≦(f1 +f2 )/2 の関係を満たし、光軸
    上における球面鏡(10)の反射面の深さhは曲率半径
    Rに対して、R/2≦h≦Rの関係を満たす請求項1、
    2又は3の光源装置。
  5. 【請求項5】楕円鏡(12)の第2焦点近傍に錐体状プ
    リズム(14)が設けられ、錐体状プリズム及び第1の
    絞り(17)を通過した光が集光レンズ(13)により
    収束される請求項1、2、3又は4の光源装置。
  6. 【請求項6】錐体状プリズム(14)は、光の入射面又
    は出射面の頂角αが90〜175°である凸錐体状プリ
    ズム又は頂角βが185〜270°の凹錐体状プリズム
    である請求項5の光源装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項の光源装置か
    ら出射された光が入射される透過散乱型表示素子(1
    5)及び、この透過散乱型表示素子(15)を通過した
    光をスクリーン等に投射せしめる投射光学系とを備える
    投射型表示装置。
  8. 【請求項8】請求項7の投射型表示装置において、投射
    光学系に第2の集光レンズ(16)と、この第2の集光
    レンズ(16)のほぼ焦点位置に開口部を有する第2の
    絞り(18)を配置することを特徴とする投射型表示装
    置。
  9. 【請求項9】請求項6、7又は8の投射型表示装置を用
    いる照明装置。
JP7277855A 1995-10-25 1995-10-25 光源装置及びその応用装置 Withdrawn JPH09120067A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7277855A JPH09120067A (ja) 1995-10-25 1995-10-25 光源装置及びその応用装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7277855A JPH09120067A (ja) 1995-10-25 1995-10-25 光源装置及びその応用装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09120067A true JPH09120067A (ja) 1997-05-06

Family

ID=17589225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7277855A Withdrawn JPH09120067A (ja) 1995-10-25 1995-10-25 光源装置及びその応用装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09120067A (ja)

Cited By (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6380665B1 (en) 1998-12-08 2002-04-30 Canon Kabushiki Kaisha Electron-emitting device, electron source using the electron-emitting devices, and image-forming apparatus using the electron source
WO2005008329A1 (ja) * 2003-07-16 2005-01-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 光源装置、照明装置、および投写型表示装置
JP2005309372A (ja) * 2004-03-22 2005-11-04 Seiko Epson Corp ランプ装置およびそれを備えたプロジェクタ
US6992428B2 (en) 2001-12-25 2006-01-31 Canon Kabushiki Kaisha Electron emitting device, electron source and image display device and methods of manufacturing these devices
US7001027B2 (en) 2003-03-25 2006-02-21 Seiko Epson Corporation Light source device and projector
US7021794B2 (en) 2003-06-05 2006-04-04 Seiko Epson Corporation Lighting unit and projector including the same
US7036941B2 (en) 2003-01-14 2006-05-02 Seiko Epson Corporation Illumination optical device and projector
US7040768B2 (en) 2003-05-22 2006-05-09 Seiko Epson Corporation Light source unit, illumination optical device, projector, and method of manufacturing light source unit
US7052141B2 (en) 2003-08-25 2006-05-30 Seiko Epson Corporation Projector with improved lens apparatus
US7059746B2 (en) 2003-03-25 2006-06-13 Seiko Epson Corporation Illumination device and projector equipping the same
US7111962B2 (en) 2003-03-25 2006-09-26 Seiko Epson Corporation Light source and projector
US7140733B2 (en) 2003-03-28 2006-11-28 Seiko Epson Corporation Light source device and projector
US7161740B2 (en) 2004-07-08 2007-01-09 Seiko Epson Corporation Projector
US7159990B2 (en) 2003-08-18 2007-01-09 Seiko Epson Corporation Method of manufacturing reflective mirror, illumination device, and projector
CN1310523C (zh) * 2003-12-10 2007-04-11 精工爱普生株式会社 光源灯以及投影机
US7232241B2 (en) 2002-08-30 2007-06-19 Seiko Epson Corporation Illumination system, projector, and method for manufacturing illumination system
US7247071B2 (en) 2004-03-22 2007-07-24 Seiko Epson Corporation Light source lamp and manufacturing method thereof, and projector
US7252410B2 (en) 2004-09-30 2007-08-07 Seiko Epson Corporation Projector
US7278330B2 (en) 2004-03-31 2007-10-09 Ngk Insulators, Ltd. Method of inspecting porous structure
US7281968B2 (en) 2004-05-18 2007-10-16 Seiko Epson Corporation Method of manufacturing auxiliary mirror, method of manufacturing light source lamp, projector, and method of manufacturing hole opening parts
US7288899B2 (en) 2004-05-20 2007-10-30 Seiko Epson Corporation Light source, projector, and method of driving arc tube
DE10318634B4 (de) * 2002-04-24 2007-12-13 Yazaki Corp. Durchführungstülle
DE10318633B4 (de) * 2002-04-24 2007-12-13 Yazaki Corp. Durchführungstülle
US7329011B2 (en) 2003-05-22 2008-02-12 Seiko Epson Corporation Light source unit, method of manufacturing light source unit, and projector
US7357531B2 (en) 2004-09-14 2008-04-15 Seiko Epson Corporation Light source device and projector
US7377670B2 (en) 2003-03-24 2008-05-27 Seiko Epson Corporation Illumination device and projector equipping the same
US7404643B2 (en) 2004-07-12 2008-07-29 Seiko Epson Corporation Projector having polarization conversion element
US7484853B2 (en) 2005-02-21 2009-02-03 Seiko Epson Corporation Light source device and projector
JP2010164684A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Fujinon Corp 投映レンズユニット
US7771056B2 (en) 2005-06-17 2010-08-10 Hitachi, Ltd. Light source unit and projection type image display apparatus having the same
US8038325B2 (en) 2004-03-01 2011-10-18 Seiko Epson Corporation Method for manufacture of reflecting mirror, reflecting mirror, illumination device, and projector
JP2013077482A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Mitsubishi Electric Corp ライトボックス装置
US9279556B2 (en) 2013-07-16 2016-03-08 Hyundai Motor Company Guide lamp apparatus for vehicle

Cited By (51)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6888296B2 (en) 1998-12-08 2005-05-03 Canon Kabushiki Kaisha Electron-emitting device, electron source using the electron-emitting devices, and image-forming apparatus using the electron source
US7291962B2 (en) 1998-12-08 2007-11-06 Canon Kabushiki Kaisha Electron-emitting device, electron source using the electron-emitting devices, and image-forming apparatus using the electron source
US6380665B1 (en) 1998-12-08 2002-04-30 Canon Kabushiki Kaisha Electron-emitting device, electron source using the electron-emitting devices, and image-forming apparatus using the electron source
US6992428B2 (en) 2001-12-25 2006-01-31 Canon Kabushiki Kaisha Electron emitting device, electron source and image display device and methods of manufacturing these devices
DE10318633B4 (de) * 2002-04-24 2007-12-13 Yazaki Corp. Durchführungstülle
DE10318634B4 (de) * 2002-04-24 2007-12-13 Yazaki Corp. Durchführungstülle
US7232241B2 (en) 2002-08-30 2007-06-19 Seiko Epson Corporation Illumination system, projector, and method for manufacturing illumination system
US7461954B2 (en) 2002-08-30 2008-12-09 Seiko Epson Corporation Lighting system, projector, and method for assembling lighting system
US7036941B2 (en) 2003-01-14 2006-05-02 Seiko Epson Corporation Illumination optical device and projector
JPWO2004063792A1 (ja) * 2003-01-14 2006-05-18 セイコーエプソン株式会社 照明光学装置及びプロジェクタ
US7377670B2 (en) 2003-03-24 2008-05-27 Seiko Epson Corporation Illumination device and projector equipping the same
US7044609B2 (en) 2003-03-25 2006-05-16 Seiko Epson Corporation Light source device and projector
US7059746B2 (en) 2003-03-25 2006-06-13 Seiko Epson Corporation Illumination device and projector equipping the same
US7001027B2 (en) 2003-03-25 2006-02-21 Seiko Epson Corporation Light source device and projector
US7111962B2 (en) 2003-03-25 2006-09-26 Seiko Epson Corporation Light source and projector
US7128424B2 (en) 2003-03-25 2006-10-31 Seiko Epson Corporation Light source device and projector
US7140733B2 (en) 2003-03-28 2006-11-28 Seiko Epson Corporation Light source device and projector
US7712921B2 (en) 2003-05-22 2010-05-11 Seiko Epson Corporation Light source device, method of manufacturing light source, and projector
US7040768B2 (en) 2003-05-22 2006-05-09 Seiko Epson Corporation Light source unit, illumination optical device, projector, and method of manufacturing light source unit
US7329011B2 (en) 2003-05-22 2008-02-12 Seiko Epson Corporation Light source unit, method of manufacturing light source unit, and projector
US7665867B2 (en) 2003-05-22 2010-02-23 Seiko Epson Corporation Light source unit, method of manufacturing light source unit, and projector
US7021794B2 (en) 2003-06-05 2006-04-04 Seiko Epson Corporation Lighting unit and projector including the same
WO2005008329A1 (ja) * 2003-07-16 2005-01-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 光源装置、照明装置、および投写型表示装置
US7736028B2 (en) 2003-07-16 2010-06-15 Panasonic Corporation Light source apparatus, lighting apparatus and projection display apparatus
JPWO2005008329A1 (ja) * 2003-07-16 2006-09-07 松下電器産業株式会社 光源装置、照明装置、および投写型表示装置
JP4705852B2 (ja) * 2003-07-16 2011-06-22 パナソニック株式会社 光源装置
US7159990B2 (en) 2003-08-18 2007-01-09 Seiko Epson Corporation Method of manufacturing reflective mirror, illumination device, and projector
USRE42515E1 (en) 2003-08-18 2011-07-05 Seiko Epson Corporation Method of manufacturing reflective mirror, illumination device, and projector
USRE41874E1 (en) 2003-08-18 2010-10-26 Seiko Epson Corporation Method of manufacturing reflective mirror, illumination device, and projector
US7364311B2 (en) 2003-08-18 2008-04-29 Seiko Epson Corporation Method of manufacturing reflective mirror, illumination device, and projector
US7052141B2 (en) 2003-08-25 2006-05-30 Seiko Epson Corporation Projector with improved lens apparatus
US7364312B2 (en) 2003-12-10 2008-04-29 Seiko Epson Corporation Light source lamp and projector
CN1310523C (zh) * 2003-12-10 2007-04-11 精工爱普生株式会社 光源灯以及投影机
US8038325B2 (en) 2004-03-01 2011-10-18 Seiko Epson Corporation Method for manufacture of reflecting mirror, reflecting mirror, illumination device, and projector
US7247071B2 (en) 2004-03-22 2007-07-24 Seiko Epson Corporation Light source lamp and manufacturing method thereof, and projector
JP2005309372A (ja) * 2004-03-22 2005-11-04 Seiko Epson Corp ランプ装置およびそれを備えたプロジェクタ
EP1594157A3 (en) * 2004-03-22 2008-07-23 Seiko Epson Corporation Lamp device and projector equipped with the same
US7661830B2 (en) 2004-03-22 2010-02-16 Seiko Epson Corporation Lamp device and projector equipped with the same
US7278330B2 (en) 2004-03-31 2007-10-09 Ngk Insulators, Ltd. Method of inspecting porous structure
US7281968B2 (en) 2004-05-18 2007-10-16 Seiko Epson Corporation Method of manufacturing auxiliary mirror, method of manufacturing light source lamp, projector, and method of manufacturing hole opening parts
US7288899B2 (en) 2004-05-20 2007-10-30 Seiko Epson Corporation Light source, projector, and method of driving arc tube
US7161740B2 (en) 2004-07-08 2007-01-09 Seiko Epson Corporation Projector
US7404643B2 (en) 2004-07-12 2008-07-29 Seiko Epson Corporation Projector having polarization conversion element
US7357531B2 (en) 2004-09-14 2008-04-15 Seiko Epson Corporation Light source device and projector
US7252410B2 (en) 2004-09-30 2007-08-07 Seiko Epson Corporation Projector
US7484853B2 (en) 2005-02-21 2009-02-03 Seiko Epson Corporation Light source device and projector
US7771056B2 (en) 2005-06-17 2010-08-10 Hitachi, Ltd. Light source unit and projection type image display apparatus having the same
US7891825B2 (en) 2005-06-17 2011-02-22 Hitachi, Ltd. Light source unit and projection type image display apparatus having the same
JP2010164684A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Fujinon Corp 投映レンズユニット
JP2013077482A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Mitsubishi Electric Corp ライトボックス装置
US9279556B2 (en) 2013-07-16 2016-03-08 Hyundai Motor Company Guide lamp apparatus for vehicle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09120067A (ja) 光源装置及びその応用装置
US6331878B1 (en) Reflection light absorbing plate and display panel for use in a display apparatus
US5648860A (en) Projection type color liquid crystal optical apparatus
JP2002182008A (ja) 光学レンズシステム、画像表示装置、マイクロレンズアレイ、液晶表示素子および投影型液晶表示装置
JPH08201757A (ja) 投射型カラー表示装置
WO2006067212A1 (en) Optical collection and distribution system and method
JPH05341269A (ja) ライトバルブ装置および該装置を用いた表示装置
JPH11249131A (ja) 表示パネル用照明装置とその製造方法、その照明装置を用いたビューファインダ及びカメラ
JPH10227906A (ja) 投射型光学装置
JP2008097032A (ja) マイクロレンズアレイ、液晶表示素子および投影型液晶表示装置
JP3245990B2 (ja) 液晶パネルとその製造方法およびビューファインダと液晶投写型テレビ受像機
JPH10228063A (ja) 投射型光学装置
US20050157501A1 (en) Illumination device and projector
JPH07152023A (ja) 表示パネルおよびそれを用いた表示装置
JP2932645B2 (ja) 投射型表示装置及び照明装置
JPH0713146A (ja) 液晶表示素子およびそれを用いた応用装置
JPH10228064A (ja) 投射型光学装置
WO2000039632A1 (fr) Afficheur a cristaux liquides a reflexion
JP2884755B2 (ja) 投射型表示装置
JPH06265842A (ja) 投写形液晶表示装置
JP3281107B2 (ja) 投射型表示装置およびそれを用いた照明装置
JP2967067B2 (ja) 投射型表示装置
JPH0627456A (ja) 表示パネルおよびそれを用いた投写型表示装置
JP3083859B2 (ja) 投写型表示装置
JP3525907B2 (ja) 液晶表示パネルおよびそれを用いたビューファインダおよび投写型表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030107