JPH11249131A - 表示パネル用照明装置とその製造方法、その照明装置を用いたビューファインダ及びカメラ - Google Patents

表示パネル用照明装置とその製造方法、その照明装置を用いたビューファインダ及びカメラ

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JPH11249131A
JPH11249131A JP10047204A JP4720498A JPH11249131A JP H11249131 A JPH11249131 A JP H11249131A JP 10047204 A JP10047204 A JP 10047204A JP 4720498 A JP4720498 A JP 4720498A JP H11249131 A JPH11249131 A JP H11249131A
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light
display panel
light emitting
liquid crystal
transparent resin
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JP10047204A
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Inventor
Hiroshi Takahara
博司 高原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LED等の点光源と凹反射面を用いることに
より、低消費電力で小形かつ軽量の表示パネル用照明装
置を提供する 【解決手段】 LED15a,15bは透明樹脂からな
るブロック11の側部に取り付けられている。ブロック
11の底面には凹状反射膜12が形成されている。ブロ
ック11の上面である光出射面19と表示パネルとの間
には光拡散シート16が配置されている。ブロック11
の左側部に設けられたLED15aから出た光は凹状反
射膜12で指向性の狭い略平行光に変換され表示パネル
533の右側を主として照明する。同様に、右側部のL
ED15bから出た光は表示パネル533の左側を主と
して照明する。凹状反射膜12はLED15aを焦点と
する放物面鏡とLED15bを焦点とする放物面鏡をつ
ないだ形状を有することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ等の
ビューファインダに用いられる液晶表示パネル等の照明
装置に関する。ここでいうビューファインダとは、発光
素子等の光源と、液晶表示パネル等の自己発光形でない
画像表示装置(光変調手段)とを備え、両者が一体に構
成されたものを意味する。このようなビューファインダ
は、ビデオカメラ、電子スチルカメラ、ポケットテレビ
等、種々の映像装置に用いることができる。
【0002】
【従来の技術】従来のビューファインダの外観形状の一
例を図52に示す。また、断面構造を図53に示す。こ
れらの図において、521はボデー、522は接眼カバ
ー、535は接眼リング、533はツイストネマティッ
ク(TN)型カラー液晶表示パネルである。ボデー52
1には液晶表示パネル533、バックライト光源531
が格納されている。接眼リング535の内部には拡大レ
ンズ536が配置されている。接眼リング535の挿入
度合いの調整により観察者の視力に合わせてピント調整
をすることができる。
【0003】カラー液晶表示パネル533は、液晶層の
膜厚が4〜5μm程度であり、モザイク状のカラーフィ
ルタを有する。また、液晶表示パネル533の両側に偏
光板534a及び534bが配置されている。ビューフ
ァインダは取付け金具523によりビデオカメラ本体に
装着される。なお、図53の断面図では接眼カバー52
2及び取付け金具523は省略されている。他の図面に
おいても同様に、見やすさのため、又は簡略化のため
に、部材の省略、縮尺の変更等が行われている。
【0004】図53に示した主要要素の斜視図を図54
に示す。光源は、内部に蛍光管が配置された蛍光管ボッ
クス531と、その表面に配置された光拡散板532と
で構成されている。光拡散板532は、蛍光管ボックス
531からの出射光を拡散し輝度が均一な面光源とする
ために用いられる。
【0005】蛍光管ボックス531の内部には棒状の蛍
光管が配置されている。蛍光管は液晶表示パネルの表示
画面の対角長が1インチ(25.4mm)程度の小型の
場合は直径が2〜5mmのものを用いる。液晶表示パネ
ルの表示画面の対角長が1インチ以上の場合は上記の蛍
光管を複数本用いる場合が多い。蛍光管からは前方及び
後方に光が放射される。蛍光管から前方への光は、蛍光
管と液晶表示パネルとの間に配置された光拡散板532
によって拡散し、均一な面光源として液晶表示パネル5
33を照射する。面光源の光発散面積は液晶表示パネル
533の画像表示領域(有効表示領域)と同一又はそれ
以上である。なお、蛍光管と光拡散板を用いないで面光
源を形成する発光素子もある。平面蛍光ランプと呼ば
れ、例えばウシオ電機(株)が製造、販売しているUF
U07F852等が相当する。
【0006】液晶表示パネル533の前後には偏光板5
34a,534bが配置されている。光拡散板532と
液晶表示パネル533との間に配置された偏光板534
aは面光源からの光を直線偏光する機能を有する。液晶
表示パネル533の表示面側に配置された偏光板534
bは、偏光板534a及び液晶表示パネル533を通過
した光をその変調度合いに応じて遮光する機能を有す
る。通常、偏光板534aと偏光板534bは偏光方向
が直交するように配置される(ノーマリホワイト表
示)。
【0007】以上のように、発光素子からの光は光拡散
板532により散乱され、面光源が形成される。面光源
からの光は偏光板534aにより直線偏光される。液晶
表示パネル533は、直線偏光された光を、印加された
映像信号に基づいて変調する。偏光板534bは変調度
合いに応じて光を遮光もしくは透過させる。このように
して画像が表示される。表示された画像は偏光板534
bと観察者との間に配置された拡大レンズ536により
拡大して見ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ビューファインダが使
用されるビデオカメラ等の映像機器は携帯性、操作性の
観点から小形かつ軽量であると共に、低消費電力である
ことが要求される。小形かつ軽量であるためには搭載で
きるバッテリーの容量が限られ、その結果、ますます低
消費電力の要求が強くなる。そこで、ビューファインダ
に関しても低消費電力であることが求められているが、
低消費電力の液晶表示パネルを用いてもバックライトの
ための電力が大きければ、全体として低消費電力にはな
らない。例えば、有効表示領域が0.5インチの液晶表
示パネルを用いたビューファインダにおいて、液晶表示
及び駆動回路が0.3W、バックライト光源が約0.4
W、合計0.7Wの電力を消費するものがある。したが
って、ビューファインダを構成する照明装置の低消費電
力化が望まれる。
【0009】また、バックライトを輝度むらの少ない面
光源にするために備えられている光拡散板は、光の利用
率を低下させる原因になる。光拡散度の低い光拡散板を
用いると、蛍光管の発光パターンが液晶表示パネルの表
示面に現れ、表示品位を低下させる。このため、拡散度
の高い光拡散板が用いられるが、一般に光拡散板は拡散
度が高いほど光透過率が低く、光利用率を低下させるこ
とになる。
【0010】バックライトの大きさも重要である。表示
パネル用照明装置全体の大きさを抑えるには、できるだ
け小さな光源から液晶表示パネルの有効表示面積以上の
均一な面光源を得ることが望ましい。
【0011】また、蛍光管の入力電圧が高いことも課題
である。従来は、5V程度の直流電圧をインバータ回路
及び昇圧コイルを用いて100〜200Vの交流電圧に
変換している。インバータ及び昇圧コイルの電力効率は
高々80%程度であり、残りは電力損失となる。昇圧コ
イルの小型化が困難で、相当のスペースを必要とする問
題もある。一例として、ウシオ電機(株)製の0.7イ
ンチ液晶表示パネル用平面蛍光ランプと昇圧コイルとを
組み合わせたモジュール(UFU07F852)は幅2
2.7mm、高さ22.8mm、奥行き11.3mmの
大きさであり、ガラス製であるため重量も重い。またイ
ンバータによって高周波電圧を発生するので不要輻射も
問題である。この不要輻射は、例えば液晶表示パネルに
ビート障害を生じさせる。更に冷陰極方式の蛍光管は周
囲温度が低いと点灯しにくいという問題もある。
【0012】本発明の目的は上記のような蛍光管を用い
た表示パネル用照明装置の種々の課題を解決し、低消費
電力で小形かつ軽量の表示パネル用照明装置と、それを
用いたビューファインダ及びカメラ等を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による照明装置
は、凸面を有する透明樹脂体と、透明樹脂体の凸面に沿
って設けられた凹面状の反射面と、透明樹脂体の凸面以
外の箇所に配置された1又は複数の発光素子とを備え、
発光素子から出た光が凹面状の反射面により略平行光に
変換されて透明樹脂体の光出射面から出射されることを
特徴とする。このような構成により、点光源を用いて表
示パネルをほぼ均一に照射することができる。発光素子
としてLED(好ましくは白色発光のLED)を用いる
ことが好ましい、また、LEDと透明樹脂体とが光結合
剤で結合されていることが好ましい。
【0014】また、透明樹脂体の内部を伝播する光を拡
散させる光拡散手段を更に備えていることが好ましい。
光拡散手段は、例えば凹面状の反射面をディンプル加工
することにより構成される。また、透明樹脂体の光出射
面をフレネルレンズ状に加工することにより、照明光の
強度分布を中心部と周辺部とで変えることができる。透
明樹脂体の凸面は部分的に平面で構成されていてもよ
い。例えば凸面の中央部を平面とすることにより、照明
装置の小形化を図ることができる。
【0015】好ましい形態として、発光素子からの光線
の少なくとも一部が透明樹脂体の光出射面で全反射した
後、凹面状の反射面により略平行光に変換されて透明樹
脂体の光出射面から出射されるように構成してもよい。
透明樹脂体の凸面に沿って金属膜を蒸着することにより
凹面状の反射面を形成することができる。透明樹脂体の
凸面の中央部に凹面状の反射面を形成し、その周囲に第
2の反射面を形成し、発光素子からの光線の少なくとも
一部が第2の反射面で反射した後、透明樹脂体の光出射
面で全反射し、更に凹面状の反射面により略平行光に変
換されて透明樹脂体の光出射面から出射されるように構
成してもよい。
【0016】本発明による表示パネル用照明装置の製造
方法は、凸面を有する透明樹脂体の前記凸面に凹反射面
を形成し、1又は複数の発光素子を所定の遊びがある状
態で透明樹脂体の所定箇所に配置し、発光素子と透明樹
脂との間に光結合樹脂を注入し、発光素子が所定の輝度
の光を発するように発光素子を駆動し、発光素子から出
た光が凹反射面で反射し、略平行光となって透明樹脂体
の光出射面から出射されることによる光出射面の輝度分
布を、光出射面の複数箇所に近接して配置された光セン
サーで検出し、光センサーで検出された光出射面の輝度
分布が均一になるように発光素子の位置及び角度を調整
し、発光素子の位置及び角度が調整された状態で発光素
子と透明樹脂との間の光結合樹脂を硬化させることを特
徴とする。
【0017】このような製造方法によって、光出射面の
輝度分布の検出結果に基づいてLEDのような発光素子
の位置及び角度を最適状態に調整し、発光素子を透明樹
脂体に固定することができる。
【0018】また、本発明によるビューファインダは、
上記のような照明装置と、透過する光を拡散させる光拡
散板と、液晶表示パネルとを備え、照明装置から出射し
た光が光拡散板を透過して液晶表示パネルを照射するよ
うに構成されていることを特徴とする。液晶表示パネル
の画像を拡大する拡大レンズを更に備えていることが好
ましい。また、液晶表示パネルの表示面の法線と拡大レ
ンズの光軸とが所定の角度で交差するように構成しても
よい。この場合、斜めから液晶表示パネルの画像を見る
ことになる。
【0019】液晶表示パネルの光出射面と液晶表示パネ
ルとの間に配置された補助レンズを更に備えていること
が好ましい。そして、補助レンズの光軸と液晶表示パネ
ルの中心軸とが所定範囲内で相対移動可能であることが
好ましい。この構成によれば、観察者が良好に見ること
ができる視角方向の調整を行うことができる。
【0020】なお、上記のようなビューファインダにお
いても、照明装置の発光素子としてLED(特に白色発
光LED)を使用することが好ましい。本発明の別の構
成によるビューファインダは、1又は複数の光発生手段
と、光発生手段から出た光を反射する第1の凹面状反射
手段と、第1の凹面状反射手段で反射した光を更に反射
して略平行光に変換する第2の凹面状反射手段と、第2
の凹面状反射手段で反射した光を変調する液晶表示パネ
ルとを備えている。第1及び第2の凹面状反射手段の少
なくとも一方が反射型のフレネルレンズであることが好
ましい。これにより、ビューファインダの小型化に寄与
することができる。
【0021】更に別の構成では、互いに逆方向に光を発
する第1及び第2の光発生手段と、第1及び第2の光発
生手段から出た光を略同一方向に反射する凹面状反射手
段と、凹面状反射手段で反射された略平行光を拡散通過
させる光拡散手段と、光拡散手段を通過した光を変調す
る液晶表示パネルとを備えている。
【0022】上記のようなビューファインダは、ビデオ
カメラ、電子スチルカメラ等の映像機器に使用すること
ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。本発明の一実施形態による表示パネ
ル用照明装置を図1(a)及び図1(b)に示す。図1
(a)は光出射面から見た平面図であり、図1(b)は
図1(a)のb−b’断面図である。図に示すように、
凸面を有する透明樹脂体(以下、ブロックという)11
の側面部に発光素子としてのLED(発光ダイオード)
15a及び15bが取り付けられている。
【0024】このLED15a及び15bとして、例え
ば白亜化学工業(株)から発売されている白色光LED
を用いることができる。もちろん単色(緑,赤,青)L
EDを用いてもよい。白色光を発生する発光素子とし
て、東北電子(株)又はオプトニクス(株)から発売さ
れている蛍光球(ルナシリーズ)等を用いることもでき
る。その他、冷陰極方式の面発光器、蛍光管、双葉電子
(株)製の蛍光発光素子を用いてもよい。また、EL
(エレクトロルミネッセンス)を用いることもできる。
発光素子15a及び15bに代えて、光ファイバー等の
導光手段によって太陽光等の外光を利用することもでき
る。
【0025】ブロック11の凸面(図1では底面)は例
えば放物面に加工されている。放物面に代えて楕円面又
は類似の曲面であってもよい。理想的には、LED15
aを中点とする放物面とLED15bを中点とする放物
面とを合成した曲面が好ましい。ブロック11の凸面に
沿って、Al,Agからなる凹面状の反射膜(以下、凹
反射膜という)12が形成されている。凹反射膜12は
表面が酸化しないようにSiO2等の酸化防止膜でコー
ティングされている。Al等が蒸着された樹脂シート又
は金属箔をブロック11の凸面に貼り付けてももよい。
ブロック11の凸面形状と凹反射膜12の代わりに、図
58に示すように、ブロック11の底面をフレネルレン
ズ状に加工して反射膜を設けてもよい。なお、ブロック
11は、図1において破線から上の部分11aと下の部
分11bとを貼り合わせて作ってもよい。
【0026】図1(b)において、LED15a及び1
5bから発した光は凹反射膜12で反射することによ
り、略平行光に変換される。ここでいう略平行光とは、
完全な平行光を意味するわけではなく、指向性の狭い
(つまり、拡散光ではない)光といった程度の意味であ
る。
【0027】LED15a,15bはフレキシブル基板
14a,14bに取り付けられている。ブロック11の
側面に穴が形成され、この穴にLED15a,15bが
挿入されている。LED15a,15bとブロック11
の穴との隙間には界面反射を防止するための光結合剤1
0が充填されている。光結合剤10として、シリコン樹
脂、アクリル系の光硬化樹脂等の透明樹脂、又はエチレ
ングリコール等のゲル、液体を用いることができる。
【0028】ブロック11はアクリル樹脂,ポリカーボ
ネート樹脂等で作ることができるが、プラスチック容器
に透明ゲル、液体等を充填してブロック11としてもよ
い。この場合の容器は透明である必要はなく、容器内側
の底面に反射膜12を形成すればよい。ブロック11中
に、必要に応じてTi、フッ化カルシウム、フッ化マグ
ネシウム等の光拡散剤を含有させてもよい。この場合、
次に説明する拡散シート16が必要でなくなる。
【0029】拡散シート16は、ブロック11の上面
(光出射面)19から出射する略平行光の強弱分布を均
一化することを目的として、光出射面19と表示パネル
533との間に配置されている。例えば、(株)キモト
から発売されている拡散シートを適当な大きさに切断し
たものを用いればよい。あるいは、オパールガラスのシ
ートを用いてもよい。その他、少し白濁した接着剤、液
体、ゲルをシート状又はフィルム状に形成したものでも
よい。拡散シート16は、透過する光の指向性を多少変
化させ、指向性を広くする機能を発揮するものであれば
よい。
【0030】バックライト20を構成するブロック11
の光出射面19から拡散シート16を経て表示パネル5
33に入射した光は表示パネル533によって変調され
る。表示パネル533は、自己発光形でないすべての表
示パネルが該当する。例えば、TN(ツイストネマティ
ック)型、STN(スーパーツイストネマティック)
型、強誘電型、ホメオトロピックモード型等の液晶表示
パネル、高分子分散液晶(PDLC、LCPD)表示パ
ネル、PLZT表示パネルの他、テキサスインスルメン
ト社が開発しているディジタルミラーデバイス(DM
D)表示パネルが該当する。特に、高分子分散液晶表示
パネルは光変調に偏光板を用いる必要が無く光利用率が
高いので、本発明の表示パネル用照明装置との組合せが
有効である。
【0031】また、バックライトの入射面にマイクロレ
ンズアレイを設けた表示パネルを用いてもよい。表示パ
ネルには樹脂又は光学的干渉膜で形成されたカラーフィ
ルタが備えられ、これによってカラー表示が実現する。
カラー表示を実現する他の方法として、赤、青、緑の3
領域に塗り分けられた回転板を用い、この回転板の回転
と同期して表示パネルに赤、青、緑の時分割表示信号を
与えるようにしてもよい。
【0032】表示パネル533は、画素電極にスイッチ
ング素子である薄膜トランジスタ(TFT)が形成され
たアクティブマトリックス型を用いることが好ましい。
TFTはポリシリコン技術で形成することが好ましい。
ポリシリコン技術には、通常のICの半導体製造技術で
ある高温ポリシリコン技術の他、近年開発が盛んなアモ
ルファスシリコン膜を形成し、アモルファスシリコン膜
を結晶化させる低温ポリシリコン技術が含まれる。スイ
ッチング素子であるTFTは、MOSトランジスタの
他、リングダイオード、MIM等の2端子素子、又はバ
リキャップ、サイリスタ等も含まれる。また、プラズマ
アドレッシング液晶(PALC)のようにプラズマによ
り液晶層に印加する電圧を制御するスイッチング素子
や、光書き込み方式、熱書き込み方式のスイッチング素
子もある。
【0033】TFT等の上には樹脂からなる遮光膜が形
成される。遮光膜に用いられる樹脂としては、アクリル
樹脂にカーボンや酸化チタンを含有させたもの、又はア
クリル樹脂に色素、染料等を用いて着色したものが用い
られる。金属クロム及び酸化クロムの複合膜(2層クロ
ム)で遮光膜を形成してもよい。
【0034】表示パネル533が空気と接する面(又は
偏光板の表面)には反射防止膜であるAIRコートが施
される。AIRコートには3層構成又は2層構成があ
る。3層構成のAIRコートは可視光の広い波長帯域に
おける反射を防止するために用いられ、マルチコートと
呼ばれる。2層のAIRコートは特定の可視光の波長帯
域における反射を防止するために用いられ、Vコートと
呼ばれる。マルチコートとVコートは液晶表示パネルの
用途に応じて使い分けられる。通常、Vコートは3枚の
表示パネルをライトバルブとして用いる投射型表示装置
に採用され、マルチコートは液晶表示パネルを直視型表
示装置として用いる場合、一枚の表示パネルでカラー表
示を行う投射型表示装置に採用することが好ましい。
【0035】マルチコートの場合は酸化アルミニウム
(Al23)を光学的膜厚がnd=λ/4、ジルコニウ
ム(ZrO2)をnd1=λ/2、フッ化マグネシウム
(MgF2)をnd1=λ/4積層して形成する。ここ
で、nは各薄膜の屈折率、d1は薄膜の物理的膜厚、λ
は設計主波長である。通常、λとして520nm又はそ
の近傍の値として薄膜は形成される。Vコートの場合は
一酸化シリコン(SiO)を光学的膜厚nd1=λ/4
とフッ化マグネシウム(MgF2)をnd1=λ/4、又
は酸化イットリウム(Y23)とフッ化マグネシウム
(MgF2)をnd1=λ/4積層して形成する。SiO
は青色側に吸収帯域があるため青色光を変調する場合は
23を用いた方がよい。また、物質の安定性からもY
23の方が安定しているため好ましい。
【0036】本発明のビューファインダに用いる高分子
分散液晶表示パネルに用いる液晶材料としてはネマティ
ック液晶、スメクティック液晶、コレステリック液晶が
好ましく、単一又は2種類以上の液晶性化合物や液晶性
化合物以外の物質も含んだ混合物であってもよい。
【0037】なお、上記の液晶材料のうち、異常光屈折
率neと常光屈折率noとの差が比較的大きいシアノビフ
ェニル系のネマティック液晶、又は、経時変化に安定な
トラン系、クロル系のネマティック液晶が好ましく、中
でもトラン系のネマティック液晶が散乱特性も良好でか
つ、経時変化も生じ難く最も好ましい。
【0038】樹脂材料としては透明なポリマーが好まし
く、ポリマーとしては、製造工程の容易さ、液晶相との
分離等の点より光硬化タイプの樹脂を用いる。具体的な
例として紫外線硬化性アクリル系樹脂が例示され、特に
紫外線照射によって重合硬化するアクリルモノマー、ア
クリルオリゴマーを含有するものが好ましい。中でもフ
ッ素基を有する光硬化性アクリル樹脂は散乱特性が良好
な高分子分散液晶を作製でき、経時変化も生じ難く好ま
しい。
【0039】また、液晶材料は、常光屈折率n0が1.
49から1.54のものを用いることが好ましく、特に
常光屈折率n0が1.50から1.53のものを用いる
ことが好ましい。また、屈折率差△nが0.20以上
0.30以下のものとを用いることが好ましい。n0
△nが大きくなると耐熱、耐光性が悪くなる。n0,△
nが小さければ耐熱、耐光性はよくなるが、散乱特性が
低くなり、表示コントラストが十分でなくなる。
【0040】以上のことから、及び、検討の結果から、
高分子分散液晶の液晶材料の構成材料として、常光屈折
率n0が1.50から1.53、かつ、△nが0.20
以上0.30以下のトラン系のネマティック液晶を用
い、樹脂材料としてフッ素基を有する光硬化性アクリル
樹脂を採用することが好ましい。
【0041】なお、樹脂材料が硬化した時の屈折率np
と、液晶材料の常光屈折率n0とは略一致するようにす
る。液晶層に電界が印加された時に液晶分子が一方向に
配向し、液晶層の屈折率がnoとなる。したがって、樹
脂の屈折率npと一致し、液晶層は光透過状態となる。
屈折率npとn0との差異が大きいと液晶層に電圧を印加
しても完全に液晶層が透明状態とならず、表示輝度は低
下する。屈折率npとn0との屈折率差は0.1以内が好
ましく、更には0.05以内が好ましい。
【0042】高分子分散液晶層中の液晶材料の割合はこ
こで規定していないが、一般には40重量%〜95重量
%程度がよく、好ましくは60重量%〜90重量%程度
がよい。40重量%以下であると液晶滴の量が少なく、
散乱の効果が乏しい。また95重量%以上となると高分
子と液晶が上下2層に相分離する傾向が強まり、界面の
割合は小さくなり散乱特性は低下する。
【0043】水滴状液晶23の平均粒子径又はポリマー
ネットワークの平均孔径は、0.5μm以上3.0μm
以下にすることが好ましい。特に、0.8μm以上2μ
m以下が好ましい。高分子分散液晶表示パネルが変調す
る光が短波長(例えば、B光)の場合は小さく、長波長
(例えば、R光)の場合は大きくする。水滴状液晶の平
均粒子径又はポリマー・ネットワークの平均孔径が大き
いと、透過状態にする電圧は低くなるが散乱特性は低下
する。平均孔径が小さいと、散乱特性は向上するが透過
状態にする電圧は高くなる。
【0044】ここでいう高分子分散液晶は、液晶が水滴
状に樹脂、ゴム、金属粒子又はセラミック(チタン酸バ
リウム等)中に分散されたもの、樹脂等がスポンジ状
(ポリマーネットワーク)になり、その空隙に液晶が充
填されたもの等が該当する。その他、特開平6−208
126号公報、特開平6−202085号公報、特開平
6−347818号公報、特開平6−250600号公
報、特開平5−284542号公報、又は特開平8−1
79320号公報に開示されているような樹脂が層状に
なっているのも含む。また、特公平3−52843号公
報に開示されているように液晶成分がカプセル状の収容
媒体に封入されているものも含む。更には、液晶又は樹
脂等の中に二色性、多色性色素が含有されたものも含
む。また、類似の構成として、特開平6−347765
号公報に記載された樹脂壁に沿って液晶分子が配向する
構造もある。また、液晶分子を配向させ、液晶中に樹脂
粒子を含有させたものも高分子分散液晶に含まれる。ま
た、樹脂の代わりにチタン酸バリウム等のセラミック等
を用いたものも高分子分散液晶である。更に、液晶層が
一層ではなく2層以上に多層構成されたものも含む。
【0045】つまり、本明細書において、高分子分散液
晶は光変調層が液晶成分と他の材料成分とで構成された
もの全般を意味する。光変調方式は主として散乱及び透
過によって光学像を形成するが、これに限定するわけで
はなく、偏光状態を変化させるものであってもよい。
【0046】液晶層の膜厚は5〜20μmの範囲が好ま
しく、更には8〜15μmの範囲が好ましい。膜厚が薄
いと散乱特性が悪くコントラストがとれない。逆に膜厚
が厚いと高電圧駆動を行わなければならなくなり、TF
Tをオン・オフさせる信号を発生するXドライバ及びソ
ース信号線に映像信号を印加するYドライバの設計等が
困難になる。
【0047】液晶層の膜厚制御には、黒色のガラスビー
ズ、ガラスファイバー、樹脂ビーズ、又は樹脂ファイバ
ーを用いる。特に、黒色のガラスビーズ及びガラスファ
イバーは、光吸収性が非常に高く、かつ、硬質であるこ
とから、液晶層に散布する個数が少なくて済むので好ま
しい。
【0048】画素電極と液晶層との間、及び、液晶層と
対向電極との間に絶縁膜を形成することが有効である。
絶縁膜としてはTN液晶表示パネル等に用いられるポリ
イミド等の配向膜、ポリビニールアルコール(PVA)
等の有機物、SiO2、SiNx、Ta23等の無機物
を用いることができる。好ましくは、密着性等の観点か
らポリイミド等の有機物がよい。
【0049】絶縁膜を電極上に形成することにより電荷
の保持率を向上できる。そのため、高輝度表示及び高コ
ントラスト表示を実現できる。絶縁膜は液晶層を電極と
が剥離するのを防止する効果もある。絶縁膜が接着層及
び緩衝層としての役割を果たす。
【0050】また、絶縁膜を形成すれば、液晶層のポリ
マーネットワークの穴径又は水滴状液晶の粒子径がほぼ
均一になるという効果もある。これは対向電極、画素電
極上に有機残留物がのこっていても絶縁膜で被覆するた
めと考えられる。被覆の効果はポリイミドよりもPVA
の方が良好である。これはポリイミドよりもPVAの方
がぬれ性が高いためと考えられる。しかし、パネルに各
種の絶縁膜を作製して実施した信頼性(耐光性、耐熱性
など)試験の結果では、TN液晶の配向膜等に用いるポ
リイミドを形成した表示パネルは経時変化がほとんど発
生せず良好である。PVAの方は保持率等が低下する傾
向にある。
【0051】なお、有機物で絶縁膜を形成する際、その
膜厚は0.02〜0.1μmの範囲内が好ましく、更に
は0.03〜0.08μmの範囲内が好ましい。表示パ
ネル用照明装置の説明に戻って、図1中のLED15の
構造を図2(a)及び図2(b)に示す。図2(a)は
平面図であり、図2(b)はb−b’断面図である。基
板14上の端電極23a,23bとLED電極21a,
21bとがハンダ24a,24bで接続され、固定され
ている。LED15の表面に設けられた凹部にLEDチ
ップ25が配置され、LEDチップ25を黄色の蛍光物
質26が取り囲んでいる。
【0052】LEDチップ25の背面側に当たる基板1
4上にAl,Ag等で形成された反射膜22が設けられ
ている。反射膜22でLEDチップ25から裏面に反射
する光を前面に反射させ、光出力を高めている。反射膜
22上には反射面の酸化防止のためSiO2膜27等を
形成し、又は絶縁膜27上に電極端子23a,23b等
のパターンを形成している。
【0053】LED15から出射する光には色むらがあ
るため、図56(a)に示すように出射側に拡散板56
1を設けるとよい。拡散板561としてフロスト加工し
たガラス板、チタン等の拡散粒子を含有する樹脂板を用
いることができる。拡散板561により色むらがなくな
り、また拡散板の面積が発光領域となるため、発光面積
を自由に設定することができる。
【0054】また、LED15から出射する拡散光の指
向性を狭くし、集光効率を高めるために、ブロック11
内等に円錐状の反射板563を設けるとよい。円すい反
射板562はLEDから放射される光を集光し前面に出
射する。また図56(b)に示すようにLEDチップ2
5及び蛍光物質26を樹脂565でモールドし、凹面鏡
又は放物面鏡564の中点近傍に配置したものをLED
15としてもよい。更に樹脂565中に拡散剤を含有さ
せれば色むらが低減する。
【0055】また、図56(c)に示すように光出射側
が広くなった円錐面状の反射膜566の底部にLEDチ
ップ25を配置し、LEDチップ25のまわりを黄色の
蛍光物質26で封止する。このように構成すれば蛍光物
質26が発光領域となり、かつ、LEDの後方に出射さ
れる光も反射膜566で前面に放射され、また側面部の
反射膜566で狭指向性の光が出射されるようになる。
そのため光利用効率を高くできる。また反射膜566の
出射側に凸レンズ567を配置すれば良好な狭指向性の
光を形成することができる。また、図に示すように放熱
板568を裏面に取り付けることによりLED15から
発生する熱を良好に放熱でき、過温度により温度特性不
良を防止できる。また、放熱板568と反射膜566を
兼用してもよい。例えば放熱板568に円すい状の穴を
あけてこの穴を反射膜566とする構成が例示される。
【0056】ブロック11の凸面に沿って設ける凹反射
面12は、図3に示すように複数の平面で構成しても良
い。また、図4に示すように光出射面19をディンプル
加工してもよい。光出射面19をディンプル状に形成す
ることにより、光出射面19から出射される光のむらが
低減される。凹反射面12をディンプル加工してもよ
い。
【0057】図6に示すように、光出射面19に光拡散
剤41a〜41cを設けてもよい。光拡散剤41a〜4
1cは、Ti等の拡散物質を含有する塗料を塗布するこ
とにより形成される。中央部の光拡散剤41cを小さ
く、周辺部の光拡散剤41aを大きく形成する。通常、
中央部から出射される光束量は多く、周辺部から出射さ
れる光束量は少ないが、光拡散剤41a〜41cの大き
さを上記のように変化させることにより光出射面19か
ら出射される光束量が均一化される。なお、図5に示す
ように光拡散材41a〜41cを凹反射膜12上に形成
してもよい。
【0058】図1に示す本発明の表示パネル用照明装置
の特徴として、発光素子15a,15bから出た光が表
示パネル533に入射するまでの光路長k(=k1
2)が長いことがある。凹反射膜12を経由する光路
長kを凸レンズの焦点距離に対応させて考えると、LE
D15から凸レンズまでの焦点距離が長いほうが凸レン
ズ(凹反射膜12)による集光効率が良くなり、表示パ
ネル533に入射する光の指向性が良好になる。
【0059】図1のバックライトにおいて、LED15
aは表示パネル533の図1における右半分を主として
照明し、LED15bは表示パネル533の左半分を主
として照明する。これにより、光路長k1を長くとるこ
とができる。このため、指向性が良好で、かつ、均一に
照明することができる。また、LED15a及び15b
の発光量に多少の差があっても、互いに補い合うことに
より光出射面19から出射される光束量が均一化され
る。
【0060】LED15は蛍光体が塗布された直径dの
部分が発光領域となっている。LEDチップ25のみの
場合は発光領域が小さすぎ、表示パネル533に入射す
る光の指向性が狭くなりすぎる。そのため接眼カバー5
22から少し目を離しただけで表示画像がみえなくな
る。この場合はLEDチップ25の光出射側に拡散板を
配置し、発光領域を大きくする必要がある。表示パネル
の有効表示領域の対角長mと発光領域の対角長dとがつ
ぎの関係を満足する必要がある。
【0061】m/10≦d≦m/3また拡大レンズ52
2のFナンバーは2〜5の範囲内とすることが好まし
い。なお、反射面12が放物面である場合、その中点に
LED15の発光領域を配置することが好ましいが、必
ずしももこれに限定する必要はなく、左右にずれていて
も実用上はさしつかえない。LED15の発光領域を中
点(焦点)に置いた場合は、図7に実線で示すような平
行光17aが光出射面19から出て表示パネル533に
入射するが、中点からずれると破線で示すように広がる
光17bとなる。広がる光17bのほう視野角が広くな
り良好となる場合もある。
【0062】本発明の表示パネル用照明装置の平面図を
図8(a)に示す。また、図8(a)のb−b’断面及
びc−c’断面を図8(b)及び図8(c)に示す。底
面に設ける反射面を必ずしも凹面にする必要はない。例
えば図8(d)に示すように平面としてもよい。この場
合は光出射面19から出射される光は強弱分布を生じる
が、実用上はさしつかえない場合が多い。平面とすれ
ば、製造が容易になりコストを下げることができる利点
が得られる。
【0063】また、別の実施形態に係るバックライトの
平面図を図9(a)に示し、そのb−b’断面及びc−
c’断面を図9(b)及び図9(c)に示す。この実施
形態のように2つの反射面12a,12bを設けてもよ
い。この場合、図の右側壁に設けられたLEDからの光
は反射面12bで反射されて主として右半分を照明する
平行光となり、左側面に設けられたLEDからの光は反
射面12aで反射されて主として左半分を照明する平行
光となる。また図10に示すように底面の中央部を平面
としてもよい。この場合、底面と光出射面19との距離
を短くできる効果がある。図10の形状の場合は、底部
が平面であるため光出射面19の中央部の光の指向性が
悪い。そこで、図11に示すように底部に凸レンズ11
aを形成し、その周辺部を凸レンズ11aの屈折率より
も低い屈折率の物質111(例えばエチレングリコー
ル,シリコンゲル等で充填すれば光出射面19の全域に
わたり均一な光分布にすることができる。
【0064】この場合、反射面12、基板14a,14
b、及び拡散板112で構成される容器の中にシリコン
ゲル等111を充填し、接着剤113でシリコンゲル等
111が漏れ出ないように封止すればよい。なお、シリ
コンゲル111等を充填しないで、単に空間111とし
てもよい。空気の屈折率は1であり、凸レンズ11aの
屈折率より低いからシリコンゲル等と同様に機能する。
凸レンズ11aは中点位置からの入射光を平行光にして
出射する。図55(a)は1つの発光素子で平行光を形
成する構成を示し、図55(b)は複数の発光素子で平
行光を構成する構成を示している。
【0065】図12は本発明のビューファインダの構成
図である。拡散シート16は必要に応じて挿入される。
観察者は、接眼リング535を出退させることにより、
表示パネル533の画像が良好にみえるようにピントあ
わせを行う。拡大レンズ536は1枚に限らず、2枚以
上で構成してもよい。また、必要に応じて図13(a)
に示すように表示パネルの出射側に補助レンズ131を
配置してもよい。補助レンズは界面反射による光損失を
防止するため、表示パネル533に貼り付けることが好
ましい。図13(a)のように補助レンズを用いること
により出射光は図の矢印17bのように集光することが
できる。したがって、拡大レンズ536の大きさを小さ
くすることができる。かつ、液晶表示パネル533を通
過する光17aは平行光線とすることができるので、表
示パネルのコントラストを高くすることができる。な
お、補助レンズ131、拡大レンズ536等のレンズは
フレネルレンズ等で構成してもよい。
【0066】図13(b)は表示パネルの法線Aと拡大
レンズ536の光軸Bとが角度θを成すように構成した
例である。観察者は表示パネル533の表示画像を斜め
方向からみることになる。表示パネル533として高分
子分散液晶パネルを用いる場合、図13(b)のように
したほうが表示コントラストが良好となる。画像表示モ
ードはノーマリホワイト(NW)にする。
【0067】図14に示すように拡大レンズがないビュ
ーファインダも可能である。観察者の目の位置が固定さ
れる場合は、この構成でも良好に表示画像を観察するこ
とができる。図14の構成では、拡散シートと同等の機
能を有する拡散部16が光出射面19に直接形成されて
いる。拡散部16は、化学的処理又は機械的処理によっ
て光出射面19に微細な凹凸を形成したものである。
【0068】また、図15に示すように光出射面19と
表示パネル533との間に補助レンズ(フレネルレン
ズ)131aを配置してもよい。表示パネル533を保
持する第2ボデー521bは可動接続部151を介して
ボデー521aと接続されている。可動接続部151は
ゴム、バネ、プラスチック、メカニカルアーム等によっ
て構成される。可動接続部151の働きにより、図16
に示すように、表示パネル533の中心軸161aとフ
レネルレンズ131aの中心軸161bとをずらすこと
ができる(ずれ量x)。これにより、観察者が良好に見
ることができる視角方向の調整を行うことができる。
【0069】図17に示すように、表示パネル533か
ら出た光の光路を、ミラー171によって90度曲げる
ように構成しても良い。この場合、ビューファインダの
奥行きを短くすることができる。図17では接眼レンズ
にフレネルレンズ131aを用いているが、通常の凸レ
ンズを用いても良い。
【0070】図18(a)又は図18(b)に示すよう
に、反射型の表示パネル(例えば、シリコン基板上に作
製された液晶表示パネル、DMD等)に本発明を適用す
ることもできる、図18(a)の構成では、表示パネル
533の斜め方向から角度θで照明光を表示パネルに入
射させる。図18(b)の構成では、偏光ビームスプリ
ッタ(PBS)181を用いて表示パネル533に光を
入射させる。
【0071】図19は、本発明によるビューファインダ
193が取り付けられたビデオカメラ191の側面図で
ある。ビデオカメラ191には撮影レンズ192が付属
している。本発明のビューファインダはビデオカメラだ
けでなく、電子スチルカメラ、ビデオモニター、ポケッ
トテレビ、パソコンモニター、携帯電話のモニター、ヘ
ッドマウントディスプレイ等にも用いることができる。
【0072】図20(a)は、本発明の別の実施形態に
係るバックライト用照明装置の断面図である。なお、以
下に説明する実施形態の照明装置においても、図12〜
18(b)に示した変形例を適用することができる。
【0073】図20(a)において、LED15a,1
5bはブロック11の底面と側面との境界付近に接着剤
201で固着されている。LED15a,15bから出
た光線17はブロック11の上面(光出射面)19で全
反射した後、凹反射面12で反射したのち後、ブロック
11から出射される。全反射する角度θ1は、ブロック
11の屈折率が1.5程度のとき約45度以上である。
θ1が大きくなると全反射する光量は多くなり、光利用
率は向上するが点Pと点Bとの間の距離nが長くなり、
照明装置のサイズが大きくなる。θ1は、45〜80度
の範囲内とすることが好ましい。更には、55〜70度
の範囲内とすることが好ましい。
【0074】図20(a)の構成では、LED15a,
15bから出た光が光出射面19に達するまでの光路長
kを長くすることができる(k=k1+k2+k3)。そ
の結果、集光効率及び光の指向性が良好となる。
【0075】図60に示すように、上面の両側に設けた
LED15a,15bから下向きに出た光を、底面の両
側部に設けた反射膜12aで反射させ、更に底面の凹反
射面12bで反射させて上面の光出射面19へ向かわせ
る構成としてもよい。図60において、ブロック11の
突出部Bは、ブロック11をビューファインダのボデー
に取り付けるために備えられている。突出部Bをブロッ
ク11に一体形成することにより、ボデーに対する照明
装置の取付けが容易になる。
【0076】なお、図20に示したようにブロック11
に反射膜12を直接形成し、発光素子15を接着剤20
1で固着する構成に代えて、例えば図21に示すよう
に、透明フィルム211にAl又はAg等の反射膜12
を形成し、かつ透明フィルムの端部に発光素子15a,
15bを固着してもよい。フィルム211のC面(凹
面)は光結合剤を用いてブロック11に貼り付けられ
る。
【0077】また、図20に示すように、ブロック11
の光出射面19のうちの表示パネル533の表示面より
外側の領域、及びブロック11の側面に反射膜12a,
12bを設けてもよい。反射膜12a、12bで反射し
た光(例えば17c)は、凹反射面12で更に反射して
光出射面19へ向かうので、光出射面19から出射する
照明光量をより多くすることができる。
【0078】また図20(b)に示すようにLED15
aの近傍に断面L字状の反射板12bを設けてもよい。
また図20(c)に示すように、光出射面19の周縁部
rを曲面とすれば、LED15aから出て光出射面19
の周縁部rに向かう光線のうち、全反射の臨界角θ1
上の角度で周縁部rに達する光線が多くなり、光利用効
率が向上する。また、樹脂レンズを有するLED15
a,15bをブロック11の側面に設けた穴に挿入して
固定した用いた例を図62に示す。
【0079】また、図63(a)及び図63(b)に示
す実施形態では、2つのLED15a,15bがブロッ
ク11の側面に設けられた1枚のプリント基板14に固
着されている。図63(a)は光出射面からみた平面図
であり、図63(b)はそのb−b’断面図である。各
LED15a,15bから出た光は反射膜12bにより
反射される。P点で反射した光は凹反射膜12aで反射
して略平行光(狭指向性の光)となる。反射膜12b
は、LED15から出た光の方向を90度変え、P点で
の全反射の角度を満たす光路に変える。凹反射膜12a
及び反射膜12bを合わせて放物面鏡として機能するよ
うに構成してもよい。LED15は図20に示したチッ
プタイプでもよい。また、反射膜12a,12bはフレ
ネルレンズ状に形成してもよい。
【0080】ブロック11には取付けピン632が形成
されている。プリント基板14に形成された取付け穴6
31に取付けピン632が挿入されることにより、ブロ
ック11はプリント基板14と一体になる。なお、取付
けピン632はブロック11の一体に成形される。
【0081】図22は本発明の別の実施形態に係る照明
装置の断面図であり、図23はその平面図である。発光
素子15は上面に取り付けられている。発光素子15か
ら出た光は反射面12aで反射し、次に光出射面19で
全反射した後、反射面12bで反射して光出射面19か
ら出射する。ブロック11内で光を3回反射させること
により、光路長を十分長くとることができる。また、図
22及び図23に示すように、光出射面19のうち、表
示パネル33の表示領域18を照射する光が通過する領
域以外の領域には、黒色塗料等を用いて光吸収膜222
が形成されている。
【0082】図22に示す構成では、図23に示すよう
に発光素子15a,15bが1枚のプリント基板221
に取り付けられ、発光素子15a,15bの実装が容易
である。また、発光素子15a,15bへの電流供給は
コネクタ231を通じて容易に行われる。なお、本実施
形態の照明装置に用いられる発光素子としてのLEDは
定電流駆動される。
【0083】また、図24に示す照明装置では、LED
15a,15bからの光を反射膜241a,241bで
反射した後、凹反射面12で反射させて光出射面19か
ら出射させる。この場合も2つのLED15a,15b
は1つのプリント基板221に取り付けることができ、
照明装置を組立てやすい。
【0084】図25に示す照明装置では、1つの発光素
子15からの光で表示パネル533の表示面全面を照明
できるように構成したものである。発光素子としてのL
ED15は、端子251a,251bから定電流を流す
ことにより一定の光を発する。LEDチップは樹脂モー
ルドされており、この樹脂モールドはレンズ機能を有す
るように凸状に形成されている。またブロック11とL
ED15との間には空気ギャップ252が形成されてい
る。これは凸状の樹脂のレンズ機能を発揮させるためで
ある。
【0085】LED及びその説明図を図26(a)及び
図26(b)に示す。図26(a)において、263は
樹脂レンズ、262はLEDチップである。LEDチッ
プ262を透明樹脂でモールドして樹脂レンズ263が
形成されている。LEDは、チップに流す電流を制御す
ることにより、発光輝度を調整することができる。
【0086】LEDのモールド樹脂263の樹脂レンズ
としての働きについて説明する。図26(b)に示すよ
うに、モールド樹脂の表面を球面とし、発光体から出る
光がアプラナティックの条件を満足することが好まし
い。つまり、モールド樹脂の表面(レンズ面)の曲率半
径をr、モールド樹脂の屈折率をnとして、レンズ面の
頂点265からS=(1+1/n)・rだけ離れた位置
にLEDチップ262を配置するとよい。このとき、レ
ンズ面264による発光体262の像はレンズ面の頂点
265からS’=(1+n)・rだけ離れた位置268
にできる。LEDチップ262の大きさは光出射面19
に比べて十分小さいので、点とみなす事ができる。な
お、図26(b)において、267はレンズ面264の
曲率中心であり、266はレンズ面の法線である。LE
Dの発光体262を樹脂モールドし、出射面を球面レン
ズとし、発光体から出射する光が球面レンズに対してア
プラナティックの条件を満足するようにすると、LED
から球面レンズに入射する光は正弦条件を満足するため
に、観察者から見た液晶表示パネルの輝度均一性が良好
になる。
【0087】図25の断面図に戻って、反射膜12は反
射膜12aと反射膜12bからなる。反射膜12a及び
12bは凹面状又はその類似形状であり、LED15か
ら出た光を略平行光にして光出射面19から出射する。
つまり、反射膜12a及び12bは、光路の方向を18
0度変えると共に1つの凸レンズのように機能する。図
25の構成では光路長を十分長くとれるので1つのLE
Dで表示パネル533の表示領域全面を照明できる。
【0088】図27及び図28は平面図である。図27
は表示パネル533の長手方向から表示パネル533を
照明する構成である。図28は短手方向から表示パネル
533を照明する構成である。照明効率は図27の方が
よいが、図28の構成に比べて表示パネル533の左右
で輝度むらが発生しやすい。
【0089】図29に示すように、反射型フレネルレン
ズ51a,51bを用いて略平行光を生成することもで
きる。反射型のフレネルレンズは、図30に示すよう
に、金属板を同心円状に加工することにより形成され
る。また透明樹脂又はガラス板を用いてフレネルレンズ
を形成し、フレネルレンズの裏面に反射板を配置し、又
は反射膜を形成したものを用いてもよい。図29の構成
でも図25と同様に略平行光を出射する照明装置が得ら
れる。なお、図29ではフレネルレンズ51bの同心円
模様が拡大レンズを通して見えることを防止するため
に、拡散シート16を表示パネルの光入射面に貼り付け
ている。フレネルレンズ51bと拡散シート16との距
離tはできるだけ長くすることが好ましい。
【0090】図25等に示した実施形態において、ブロ
ック11の底面等に反射膜12を形成する代わりに、図
31(a)〜31(c)に示すように、Al,ステンレ
ス,Ag蒸着フィルム等を折り曲げ加工したものを用い
て反射膜12を構成してもよい。図31(b)は図31
(a)のb−b’断面であり、図31(c)は同じくc
−c’断面である。この構成で三次元の凹面を形成する
ことは困難であるが、2次元の凹面であっても実用上支
障のない略平行光を形成することができる。
【0091】その他にも種々の変形例が考えられる。図
32の構成では、LED15から出た光を凹面鏡12a
で集光し、焦点Pを結ばせた後、凹面鏡12bで略平行
光を形成する。図33の構成では、平面状の反射面12
a,12bで2回反射させた後、凹面鏡12cで略平行
光を形成する。図34は3つの凹面鏡12a,12b,
12cを用いて略平行光を形成する構成である。また、
図35の構成では、2つの凹面鏡を用いて光路を180
度以上変化させて略平行光を形成する。
【0092】また、図36に示すように、光路の方向を
変えないで略平行光を得ることもできる。LED15か
ら出た光を凹面12aで反射させた後、凹面12bで反
射させて略平行光を形成する。反射面12a及び12b
が凸レンズと同様の機能を発揮する。またLED15を
取り付けたプリント基板221上にはLEDに供給する
定電流を生成する電源用集積回路361が実装されてい
る。
【0093】また、図37に示すように、ブロック11
の中央部にLED15a及び15bを背中合わせに配置
してもよい。2つのLED15a,15bは、一方が表
示パネル533の左側を照明し、他方が表示パネル53
3の右側を照明するように、ソケット371に固着され
ている。反射面である放物面12aはLED15aを焦
点とする放物面であり、同じく放物面12bはLED1
5bを焦点とする放物面である。ソケット371には図
38に示すように誤挿入を防止するための3つのピン3
72a,372b,372cが形成されている。
【0094】本発明の照明装置に複数の発光素子を用い
る場合、光出射面19から出射される光の指向性を均一
にする必要がある。つまり、所定の立体角内の光量を各
部分で同一にする必要がある。そのため、平面図である
図39(a)とそのb−b’断面図である図39(b)
に示すように、調整装置を用いて発光素子(LED)1
5と凹面鏡12との取付け位置を調整する必要がある。
その手順を以下に説明する。
【0095】まず、ブロック11の穴に紫外線(光)硬
化樹脂394を充填した後、LED15を穴に挿入す
る。その後、フォトセンサ391aを複数個取り付けた
調整カバー393を光出射面19上にかぶせる。調整カ
バー393の中央部には光硬化樹脂394を硬化させる
光を照射するための開口部392が設けられている。
【0096】図57に示すように、フォトセンサ391
の中央部には円筒形の穴が形成されている。円筒形の穴
の内面には黒色塗料を用いて光吸収膜が形成されてい
る。円筒形の穴の奥にはフォトダイオード571が配置
されている。このように構成することにより一定の立体
角θ2の範囲内の光束のみがフォトダイオード571に
入射する。フォトダイオード571は入射した光量に比
例する電流を生成する。なお、573は光出射面19に
当接する緩衝部材であり、ゴム、スポンジ、柔軟プラス
チック、海綿、又はバネを用いて構成する。もちろん、
光出射面19との距離をセンサで計測しながら、非接触
でフォトダイオード571を位置決めしてもよい。
【0097】図39(b)において、調整カバー393
をかぶせた後、LED15,15bを点灯する。点灯状
態でフォトセンサ391a〜391dの出力電流を測定
する。各フォトセンサの出力電流が所定範囲内にない場
合、例えばフォトセンサ391aの出力が所定範囲から
外れている場合、ソケット371と凹面鏡12との位置
関係を調整する。LED15a及び15bの駆動電流も
調整する。すべてのフォトセンサ391の出力電流が所
定範囲内になれば調整カバー393とソケット371と
の位置関係を固定する。その後、紫外線光395を開口
部392を通して光硬化樹脂394に照射し、硬化させ
る。なお、光硬化樹脂394の代わりに熱硬化樹脂を用
いる場合は硬化槽中で硬化させ、常温硬化樹脂を用いる
場合は所定時間常温で放置する。その後、ソケット37
1と凹面鏡12の境目に接着剤113を塗布する。な
お、この製造方法は本明細書に開示されている種々の実
施形態の照明装置に適用できる。
【0098】本発明の照明装置において、複数の発光素
子15を用いないで、図40(a)及び図40(b)に
示すように、1つだけの発光素子15で構成しても良
い。図40(b)に示すように発光素子15の発光面に
逆三角すい状の反射柱401を立てる。発光素子15か
ら出た光は反射柱401の反射面12a,12bによっ
て方向を曲げられ、周辺部に配置された凹面鏡へ向けら
れる。
【0099】図41(a)及び図41(b)に示す構成
では、2つのLED等の発光素子を凹面鏡12の中央部
に配置し、かつ、LED15から出た光を光出射面19
の界面で全反射させた後、凹面12で反射させて光出射
面19から出射させる。図41(a)及び(b)の構成
では、中央のA点を含む光出射面19の全面からほぼ均
一に光が出射する。なお、光出射面19を図41(b)
に破線で示すように凹面としてもよい。凹面とすること
により周辺部に到達する光量が多くなる。
【0100】図42(a)及び図42(b)は、LED
15a,15bを取付け部材421に取り付けて光出射
面19に配置した構成例である。LED15から出た光
は凹反射面12で反射されて光出射面19から出射され
る。
【0101】図43は、先に説明した図37の構成の改
良を示す。図37の構成では、光出射面19の中央のB
点からはほとんど光が出射しないという問題があるが、
図43に示すように、B点へ光を出射するLED15c
を配置することにより、上記の問題は容易に解決する。
LED15a,15bは周辺部を照明する。本発明のバ
ックライト照明装置及びビューファインダは指向性の狭
い光を形成することに重点が置かれるが、発光素子15
の数は1又は2個に限定されるわけではない。図44に
示すように4個の発光素子15a〜15dを四方に向け
て配置しても良いし、図45に示すように更に上方を直
接照明するLED15eを含めて5個で構成してもよ
い。また、図46に示すように光出射面19から見て中
央部の1箇所に発光素子15を配置する代わりに、図4
7に示すように4箇所に分散配置してもよい。
【0102】また、図1はブロック11の両端部にLE
D15a,15bを配置する構成であるが、図48
(a)及び図48(b)に示すように、一端側に複数の
LEDを配置してもよい。図48(a)及び(b)の構
成では、LED15からの光が凹状反射面12で反射し
て出射する。また、図49に断面を示す構成では、LE
D15からの光が光出射面19で全反射した後、凹状反
射面12で反射して光出射面19から出射する。
【0103】また、図50に示すように、LED15を
凹状反射面12に向けて配置してもよい。更に、図51
に示すようにLED15から出射した光を反射板12b
で反射させた後、凹状反射面12aで反射させる構成で
もよい。
【0104】図1の構成ではLED15aは表示パネル
533の主として右側部分を照明し、LED15bは主
として左側部分を照明する。しかし、図59に示すよう
に、LED15aを焦点とする放物面鏡12aと、LE
D15bを焦点とする放物面鏡12bとで反射面を構成
すれば、LED15aは表示パネル533の左側部分を
照明し、LED15bは右側部分を照明することにな
る。
【0105】また、1つの発光素子15と凹反射面を用
いる構成として、図61に示す構成も考えられる。発光
素子15から出た光は反射膜12aで反射した後、凹反
射面12bで略平行光に変換されて、光出射面19より
出射する。この場合も光路長を長くすることができる。
【0106】図1に示す照明装置では発光素子15が斜
めに取り付けられている。しかし、斜めに取り付けるの
は、発光素子15の実装上困難性がある。そこで、図6
4に示すように、発光素子15bが実装されたプリント
基板221を光出射面19の平面部に取付け、斜め方向
に光拡散板(又はシート)16を配置し、光拡散板16
と発光素子15bとの間に光結合剤10を充填した構成
が好ましい。光拡散板16が発光面となり、斜め方向に
光17bが出ることになる。
【0107】また、図65に示すように、発光素子15
bが挿入される穴の底面を斜めに設け、発光素子15b
と穴壁との間に光拡散剤651を充填してもよい。更
に、図66に示すように、発光素子15bの周りに反射
筒661又は反射板を設けることにより、発光素子15
bから出た光の指向性を狭くしてもよい。反射筒661
内に光拡散剤を充填してもよいし、あるいは、光出射面
に光拡散シート16を配置し、光拡散シート16と発光
素子15bとの間に光結合剤10を充填してもよい。
【0108】また、図67に示すように、発光素子15
bが挿入される穴の底面を凸状に形成し、穴壁と発光素
子15bとの間に光拡散剤661を充填してもよいし、
又は凸状の光拡散部を配置して、光拡散角を広くしても
よい。これにより、発光素子の輝度ムラが減少し、発光
面積が拡大して照明光のFナンバーを小さくすることが
できる。
【0109】図68(a)及び図68(b)に斜視図及
び平面図を示すように、ブロック11の側面に拡散面6
81を形成してもよい。図68(b)に示すように、例
えば発光素子15bから出た光17bが側面で散乱し、
反射面12で反射して、光出射面19から出射する。拡
散面681はブロック11の側面を研磨し又は化学処理
することにより、又はフッ化カルシウム等の光拡散剤を
塗布することにより、又は光拡散シート、オパールガラ
ス等を貼り付けることにより形成される。
【0110】また、図69に示すように、ブロック11
の側面に反射型フレネルレンズ又は反射型フレネル面6
91を形成してもよい。発光素子15bから出た光17
aは凹反射面に直接入射し、別の光17bはフレネル面
691で反射して反射面へ入射する。
【0111】ブロック11の側面に向かう光を利用する
構成としては、図70(a)に示すように側面に拡散面
681を設ける構成の他、図70(b)に示すように光
出射面19の周辺部に反射膜12bを設ける構成、図7
0(c)に示すように光出射面19と凹反射面との間の
側面に反射膜12cを設ける構成、あるいは、図70
(d)に示すように光出射面19と凹反射面との間の側
面に放物面鏡又は凹面鏡12dを設ける構成が考えられ
る。
【0112】図1等に示した本発明による照明装置の凹
反射面12は、主として2つの放物面を継ぎ合わせたも
のである。そのため放物面の継ぎ目部分の光反射率が悪
くなりやすい。この問題を解決するためには、図71に
示すように、2つの放物反射面の継ぎ目部分からの光が
到達する光出射面19の中央部に略ライン状の凹レンズ
又は凸レンズ711を設ける。このレンズ711により
光17が曲げられ、光出射面19から出射する光が均一
になる。
【0113】図72に示すように、発光素子15から出
た光をA,B,Cで示すように複数の点で多重反射させ
ながら反射面12に導いてもよい。また、図73に示す
ように反射面12に貫通孔731a,731bを形成
し、この貫通孔731a,731bを通して発光素子1
5a,15bからの光をブロック11内へ入射させるよ
うに構成してもよい。また、光出射面19は図73に示
すように凹面にしてもよいし、凸面にしてもよい。光出
射面19の一部を凹面又は凸面にしてもよい。
【0114】また、図74に示すように、ブロック11
の上面を周辺部が中央部よりtだけ高くなるように形成
し、周辺部の側面に発光素子15a,15bを取付け、
中央部の窪み空間に表示パネル533を配置してもよ
い。表示パネル533の光入射面とブロック11の光出
射面19とは光結合剤10を用いてオプティカルカップ
リングさせることが好ましい。また、光出射面19に樹
脂膜又は誘電体膜を形成し、反射防止処理を施すことも
好ましい。
【0115】本発明の照明装置は、図75又は図76に
示すようなブロック11を用いて構成することもでき
る。これらの構成におけるブロック11も反射面12が
設けられた部材である。図75の構成はブロック11の
上面に反射面12を形成した例であり、図76の構成は
ブロック11の下面に反射面12を形成した例である。
図76に示すようにブロック11に突出部Bを形成する
ことにより、ブロック11のボデー521への取付けが
容易になる。
【0116】これまでに説明した各実施形態の中で、図
77に示すように発光素子15からの光を光出射面19
で反射させる構成は、反射光17aと直接光17bとの
発生によって見かけ上、発光体面積を広げる効果があ
る。
【0117】本発明の照明装置に用いる発光素子の周辺
の構成例として、図78に示すように、発光素子15か
ら集光レンズ782で集光し、集光した光を光ファイバ
ー781で所定の位置まで導くようにしてもよい。図7
8において、発光素子15を用いないで、太陽光等の外
光を光ファイバー781で導いてもよい。その他、無機
又は有機EL素子、冷陰極管蛍光発光素子、熱陰極管蛍
光発光素子等を用いてもよい。また、発光素子15の発
光色は白色が好ましいが、赤、青、緑等の単色でもよ
く、また、1つの発光素子15aに赤色発光のものを用
い、別の発光素子15bに青色発光のものを用いてもよ
い。また、発光素子15をパルス幅変調方式で点灯させ
ることにより、輝度を可変とすることも好ましい。
【0118】なお、例えば図12に示した本発明のビュ
ーファインダにおいて、拡大レンズ536、及び接眼リ
ング535を省略することができ、この場合、表示パネ
ル533の表示画像を拡大して見ることはできないが、
実用上問題なく使用できる用途もある。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の表示パネ
ル用照明装置によれば、小さな発光領域の発光素子から
放射状に出た光が凹状反射面で指向性の狭い略平行光に
変換されて、表示パネルの表示面をほぼ均一に照射す
る。これにより、消費電力が小さい発光素子で輝度むら
の少ない表示画面を得ることができる。また、発光素子
として直流低電圧駆動のLEDを用いることにより、蛍
光管をインバータ電源で駆動する方法と比べて、駆動回
路が簡単になると共に不要輻射の発生がない。装置全体
の軽量化も実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る表示パネル用照明装
置の平面図及び断面図
【図2】 図1の照明装置に用いる発光素子の平面図及
び断面図
【図3】 図1の照明装置の変形例を示す断面図
【図4】 図1の照明装置の変形例を示す断面図
【図5】 図1の照明装置の変形例を示す断面図
【図6】 本発明の照明装置における光出射面の一構成
例を示す平面図
【図7】 本発明の照明装置の効果を説明するための断
面図
【図8】 図1の照明装置の変形例を示す平面図及び断
面図
【図9】 図1の照明装置の変形例を示す平面図及び断
面図
【図10】 図1の照明装置の変形例を示す平面図及び
断面図
【図11】 図1の照明装置の変形例を示す平面図及び
断面図
【図12】 本発明の実施形態に係るビューファインダ
の断面図
【図13】 図12のビューファインダの変形例を示す
断面図
【図14】 図12のビューファインダの変形例を示す
断面図
【図15】 図12のビューファインダの変形例を示す
断面図
【図16】 図15のビューファインダの説明図
【図17】 図12のビューファインダの変形例を示す
断面図
【図18】 図12のビューファインダの変形例の説明
【図19】 ビデオカメラの外観を示す側面図
【図20】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の断
面図
【図21】 図20の照明装置の変形例の説明図
【図22】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の断
面図
【図23】 図23の照明装置の平面図
【図24】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の断
面図
【図25】 発明の別の実施形態に係るビューファイン
ダの断面図
【図26】 LEDの側面図及び説明図
【図27】 本発明の別の実施形態に係るビューファイ
ンダの平面図
【図28】 本発明の別の実施形態に係るビューファイ
ンダの平面図
【図29】 本発明の別の実施形態に係るビューファイ
ンダの断面図
【図30】 図29のビューファインダに用いる反射型
フレネルレンズの平面図
【図31】 本発明の別の実施形態に係るビューファイ
ンダの平面図
【図32】 本発明の別の実施形態に係るビューファイ
ンダの説明図
【図33】 本発明の別の実施形態に係るビューファイ
ンダの説明図
【図34】 本発明の別の実施形態に係るビューファイ
ンダの説明図
【図35】 本発明の別の実施形態に係るビューファイ
ンダの説明図
【図36】 本発明の別の実施形態に係るビューファイ
ンダの断面図
【図37】 本発明の別の実施形態に係るビューファイ
ンダの断面図
【図38】 図37のビューファインダの下面図
【図39】 本発明の照明装置の製造方法を説明する平
面図及び断面図
【図40】 本発明の照明装置における発光素子周辺の
別の構成を示す平面図及び断面図
【図41】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の平
面図及び断面図
【図42】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の平
面図及び断面図
【図43】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の断
面図
【図44】 本発明の照明装置における発光素子周辺の
別の構成を示す平面図
【図45】 本発明の照明装置における発光素子周辺の
別の構成を示す平面図
【図46】 本発明の照明装置における発光素子周辺の
別の構成を示す平面図
【図47】 本発明の照明装置における発光素子周辺の
別の構成を示す平面図
【図48】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の平
面図及び断面図
【図49】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の断
面図
【図50】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の断
面図
【図51】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の断
面図
【図52】 ビューファインダの斜視図
【図53】 従来のビューファインダの断面図
【図54】 従来のビューファインダの内部構成を示す
斜視図
【図55】 本発明の別の実施形態に係るビューファイ
ンダの断面図
【図56】 本発明の別の実施形態に係る照明装置とそ
の変形例を示す断面図
【図57】 図39の照明装置の製造方法に使用するフ
ォトセンサの断面図
【図58】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の断
面図
【図59】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の断
面図
【図60】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の断
面図
【図61】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の断
面図
【図62】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の断
面図
【図63】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の平
面図及び断面図
【図64】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の部
分断面図
【図65】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の部
分断面図
【図66】 図65の照明装置の変形例を示す部分断面
【図67】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の部
分断面図
【図68】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の斜
視図及び平面図
【図69】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の平
面図
【図70】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の断
面図
【図71】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の断
面図
【図72】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の部
分断面図
【図73】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の断
面図
【図74】 本発明の別の実施形態に係るビューファイ
ンダの断面図
【図75】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の断
面図
【図76】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の断
面図
【図77】 本発明の照明装置の効果を説明するための
断面図
【図78】 本発明の別の実施形態に係る照明装置の発
光素子周辺の説明図
【符号の説明】
10 透明結合剤 11 透明樹脂 12 凹反射膜 14 フレキシブル基板 15 LED(発光素子) 16 拡散シート 17 光線 18 表示領域 19 光出射面 20 バックライト 21 LED電極 22 反射膜 23 電極端子 24 ハンダ 25 LEDチップ 26 樹脂 27 絶縁膜 51 フレネルレンズ 111 ゲル 112 拡散板 113 接着剤 131 補助レンズ 131a フレネルレンズ 151 可動部 161 中心軸 171 ミラー 191 ビデオカメラ本体 192 撮影レンズ 210 接着剤 211 透明フィルム 221 プリント基板 222 光吸収膜 231 コネクタ 241 反射膜 251 端子 262 発光体 263 樹脂レンズ 264 レンズ面 265 レンズ面の頂点 266 レンズ面の法線 267 レンズ面の曲率中心 268 レンズ面による発光体の像 371 ソケット 372 ピン 391 フォトセンサ 392 開口部 393 調整カバー 394 紫外線硬化樹脂 401 反射柱 421 取付け部材 521 ボデー 522 接眼カバー 523 取付け金具 531 蛍光管ボックス 532 拡散板 533 液晶表示パネル 534 偏光板 535 取付けホルダー 536 拡大レンズ 561 拡散板 562 色フィルタ 563 円すい反射板 564 放物面鏡(凹面鏡) 565 樹脂 566 反射膜 567 凸レンズ 568 放射板 571 フォトダイオード 572 光吸収膜 631 取付け穴 632 取付けピン 651 拡散剤 661 反射筒 681 拡散面 691 反射型フレネルレンズ 711 凸レンズ(凹レンズ) 731 穴 771 拡散光 781 光ファイバー 782 集光レンズ

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凸面を有する透明樹脂体と、前記透明樹
    脂体の凸面に沿って設けられた凹面状の反射面と、前記
    透明樹脂体の凸面以外の箇所に配置された1又は複数の
    発光素子とを備え、前記発光素子から出た光が前記凹面
    状の反射面により略平行光に変換されて前記透明樹脂体
    の光出射面から出射されることを特徴とする表示パネル
    用照明装置。
  2. 【請求項2】 前記発光素子がLEDであり、前記LE
    Dの背面に光反射手段が設けられている請求項1記載の
    表示パネル用照明装置。
  3. 【請求項3】 前記発光素子がLEDであり、前記LE
    Dと前記透明樹脂体とが光結合剤で結合されている請求
    項1記載の表示パネル用照明装置。
  4. 【請求項4】 前記透明樹脂体の内部を伝播する光を拡
    散させる光拡散手段を更に備えている請求項1記載の表
    示パネル用照明装置。
  5. 【請求項5】 前記光拡散手段が、前記凹面状の反射面
    をディンプル加工することにより構成されている請求項
    4記載の表示パネル用照明装置。
  6. 【請求項6】 前記透明樹脂体の光出射面がフレネルレ
    ンズ状に加工されている請求項1記載の表示パネル用照
    明装置。
  7. 【請求項7】 前記透明樹脂体の凸面が部分的に平面で
    構成されている請求項1記載の表示パネル用照明装置。
  8. 【請求項8】 前記発光素子からの光線の少なくとも一
    部が前記透明樹脂体の光出射面で全反射した後、前記凹
    面状の反射面により略平行光に変換されて前記透明樹脂
    体の光出射面から出射される請求項1記載の表示パネル
    用照明装置。
  9. 【請求項9】 前記透明樹脂体の凸面に沿って金属膜が
    蒸着されることにより前記凹面状の反射面が形成されて
    いる請求項1記載の表示パネル用照明装置。
  10. 【請求項10】 前記透明樹脂体の凸面の中央部に前記
    凹面状の反射面が形成され、その周囲に第2の反射面が
    形成され、前記発光素子からの光線の少なくとも一部が
    前記第2の反射面で反射した後、前記透明樹脂体の光出
    射面で全反射し、更に前記凹面状の反射面により略平行
    光に変換されて前記透明樹脂体の光出射面から出射され
    る請求項1記載の表示パネル用照明装置。
  11. 【請求項11】 凸面を有する透明樹脂体の前記凸面に
    凹反射面を形成し、 1又は複数の発光素子を所定の遊びがある状態で透明樹
    脂体の所定箇所に配置し、 前記発光素子と前記透明樹脂との間に光結合樹脂を注入
    し、 前記発光素子が所定の輝度の光を発するように前記発光
    素子を駆動し、 前記発光素子から出た光が前記凹反射面で反射し、略平
    行光となって前記透明樹脂体の光出射面から出射される
    ことによる前記光出射面の輝度分布を、前記光出射面の
    複数箇所に近接して配置された光センサーで検出し、 前記光センサーで検出された光出射面の輝度分布が均一
    になるように前記発光素子の位置及び角度を調整し、 前記発光素子の位置及び角度が調整された状態で前記発
    光素子と透明樹脂との間の光結合樹脂を硬化させること
    を特徴とする表示パネル用照明装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の照明装置と、透過する
    光を拡散させる光拡散板と、液晶表示パネルとを備え、
    前記照明装置から出射した光が前記光拡散板を透過して
    前記液晶表示パネルを照射するように構成されているビ
    ューファインダ。
  13. 【請求項13】 前記液晶表示パネルの画像を拡大する
    拡大レンズを更に備えている請求項12記載のビューフ
    ァインダ。
  14. 【請求項14】 前記液晶表示パネルの表示面の法線と
    前記拡大レンズの光軸とが所定の角度で交差することを
    特徴とする請求項13記載のビューファインダ。
  15. 【請求項15】 前記液晶表示パネルの光出射面と前記
    液晶表示パネルとの間に配置された補助レンズを更に備
    えている請求項13記載のビューファインダ。
  16. 【請求項16】 前記補助レンズの光軸と前記液晶表示
    パネルの中心軸とが所定範囲内で相対移動可能である請
    求項15記載のビューファインダ。
  17. 【請求項17】 照明装置の発光素子としてLEDを用
    いた請求項12から請求項16のいずれか1項記載のビ
    ューファインダ。
  18. 【請求項18】 1又は複数の光発生手段と、前記光発
    生手段から出た光を反射する第1の凹面状反射手段と、
    前記第1の凹面状反射手段で反射した光を更に反射して
    略平行光に変換する第2の凹面状反射手段と、前記第2
    の凹面状反射手段で反射した光を変調する液晶表示パネ
    ルとを備えているビューファインダ。
  19. 【請求項19】 前記第1及び第2の凹面状反射手段の
    少なくとも一方が反射型のフレネルレンズであることを
    特徴とする請求項18記載のビューファインダ。
  20. 【請求項20】 互いに逆方向に光を発する第1及び第
    2の光発生手段と、前記第1及び第2の光発生手段から
    出た光を略同一方向に反射する凹面状反射手段と、前記
    凹面状反射手段で反射された略平行光を拡散通過させる
    光拡散手段と、前記光拡散手段を通過した光を変調する
    液晶表示パネルとを備えているビューファインダ。
  21. 【請求項21】 1又は複数の光発生手段と、前記光発
    生手段から出た光の光路を曲げる第1の反射手段と、前
    記第1の反射手段で反射した光を反射する凹面状反射手
    段と、前記凹面状反射手段で反射された略平行光を拡散
    通過させる光拡散手段と、前記光拡散手段を通過した光
    を変調する液晶表示パネルとを備えているビューファイ
    ンダ。
  22. 【請求項22】 請求項12〜21のいずれか1項記載
    のビューファインダを備えているビデオカメラ。
  23. 【請求項23】 請求項12〜21のいずれか1項記載
    のビューファインダを備えている電子スチルカメラ。
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