JP2002182008A - 光学レンズシステム、画像表示装置、マイクロレンズアレイ、液晶表示素子および投影型液晶表示装置 - Google Patents

光学レンズシステム、画像表示装置、マイクロレンズアレイ、液晶表示素子および投影型液晶表示装置

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JP2002182008A
JP2002182008A JP2001275677A JP2001275677A JP2002182008A JP 2002182008 A JP2002182008 A JP 2002182008A JP 2001275677 A JP2001275677 A JP 2001275677A JP 2001275677 A JP2001275677 A JP 2001275677A JP 2002182008 A JP2002182008 A JP 2002182008A
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light
microlens
liquid crystal
crystal display
lens
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Application number
JP2001275677A
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Hiroshi Nakanishi
浩 中西
Takeshi Shibatani
岳 柴谷
Hiroshi Hamada
浩 浜田
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Original Assignee
Sharp Corp
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    • G02B3/0056Arrays characterized by the distribution or form of lenses arranged along two different directions in a plane, e.g. honeycomb arrangement of lenses

Abstract

(57)【要約】 【課題】 投影モード型の画像表示装置としての液晶プ
ロジェクタにおいて明るい投影画像を得る。 【解決手段】 マイクロレンズ116が、レンズ曲面の
一方側を形成する接着剤113の屈折率をn1、他方側
を形成するベースガラス112の屈折率をn2(n2>
n1)、光源からの光を屈折率n2のベースガラス11
2側から該マイクロレンズ116のレンズ曲面に入射し
た時の該レンズ曲面に対する面法線と、この面への入射
光とがなす角をθとし、該マイクロレンズ116の曲面
内のθの最大値をθmax として、以下の式(1)の関係
を満たす曲面を有しているとき、 (n2/n1)×sinθmax ≧1 ・・・・・・・・
・・・・・(1) 上記光源からの光が屈折率n1の接着剤113側から上
記マイクロレンズ116に入射されるように、マイクロ
レンズアレイ106が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源と、該光源か
らの光が入射される微小レンズが2次元に配列されたマ
イクロレンズアレイとを含む光学レンズシステムおよび
この光学レンズシステムを用いた画像表示装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、非発光型の画像表示素子を備え
た画像表示装置では、該画像表示素子の透過率(又は反
射率)を駆動信号(画像信号)によって変化させ、該画
像表示素子に照射される光源からの光の強度を変調して
画像や文字を表示するようになっている。
【0003】このような画像表示装置としては、画像表
示素子上の画像や文字を直視する直視モード型の画像表
示装置と、該画像表示素子上の画像や文字を投影レンズ
によってスクリーン上に拡大投影したものを視る投影モ
ード型の画像表示装置とがある。
【0004】また、画像表示装置に使用される画像表示
素子としては、液晶表示素子、エレクトロクロミック素
子、EL(electro luminescence)素子、PDP(plas
ma display panel)などがあるが、中でも液晶表示素子
は、モニタ、プロジェクタ、携帯情報端末、携帯電話な
どに幅広く利用されている。
【0005】液晶表示素子は、マトリクス状に規則的に
配列された画素電極に画像信号に対応した駆動電圧をそ
れぞれに印加することによって、液晶の光学特性を変化
させ、画像や文字などを表示するようになっている。
【0006】上記画素電極に独立した駆動電圧を印加す
る方式としては、単純マトリクス方式と、アクティブマ
トリクス方式とがある。
【0007】これら駆動電圧の印加方式のうち、アクテ
ィブマトリクス方式では、液晶表示素子に対して、非線
形2端子素子としてMIM(金属−絶縁体−金属)素子
や3端子素子としてTFT(薄膜トランジスタ)素子等
のスイッチング素子と、画素電極に駆動電圧を供給する
為の配線電極とを設ける必要がある。
【0008】上記スイッチング素子は、強い光が入射さ
れると、OFF状態における素子抵抗が下がり、電圧印
加時に充電した電荷が放電されるだけでなく、該スイッ
チング素子や配線電極が形成された領域に存在する液晶
部分に、正規の駆動電圧が印加されず、本体の表示動作
が実行されないため、黒状態でも光が漏れてコントラス
ト比が低下するという問題が生じる。
【0009】したがって、液晶表示素子が透過型である
場合には、上述した光が入射してはいけない領域に入射
する光を遮断するために、例えば図11に示すように、
TFT1501などのスイッチング素子および画素電極
が設けられたTFT基板上やTFT基板とは液晶層を挟
んで対向する対向基板上にブラックマトリクス1502
と称される遮光手段を設ける必要がある。
【0010】このように、透過型の液晶表示素子では、
遮光性のあるスイッチング素子としてのTFT150
1、遮光性のある配線電極としてのゲートバスライン1
503およびソースバスライン1504に加えて遮光手
段としてのブラックマトリクス1502によって遮光さ
れるため、画素の区画中に占める有効な画素開口部の面
積、すなわち開口率が低下する。
【0011】さらに、上述したスイッチング素子や配線
電極は、その電気的性能や製造技術等の制約から、ある
程度以下の大きさで形成することは困難である。よっ
て、液晶表示素子の高精細化、小型化に伴って、画素電
極のピッチが小さくなるほど開口率がさらに低下する。
【0012】このように開口率が小さくなると、液晶表
示素子を透過する光量が減少するため、投影モード型の
画像表示装置として、例えば液晶表示素子からなる小さ
な液晶パネルを大画面に拡大投影する液晶プロジェクタ
では、特に明るさ不足となるという問題が生じる。
【0013】そこで、このような問題を解決する一つの
方法として、液晶表示素子の一つ一つの画素開口部に光
を集光し、該液晶表示素子の実効的な開口率を向上させ
るために、マイクロレンズを使用する方法が実用化され
ている。
【0014】例えば、特開平4−60538号公報に
は、扇形に配置されたダイクロイックミラーに白色光を
入射させ、RGBの各光束に分割し、液晶表示素子の光
源側に配置されているマイクロレンズにそれぞれの光を
異なる角度で入射させ、各色に対応する画素に光束を集
光する方式の単板式プロジェクタが開示されている。
【0015】上述したマイクロレンズは、液晶表示素子
においては対向基板内にアレイ状に形成されるものが殆
どで、例えば図12に示すように、2枚のガラス基板間
にサンドイッチされた構造をとり、ガラスと樹脂間又は
2種類の樹脂間で光を屈折させ、集光効果を得るように
なっている。
【0016】このようなマイクロレンズアレイ(ML
A)は、例えば図13(a)〜(d)または図14
(a)〜(e)に示すような方法で製造されている。
【0017】先ず、図13(a)では、ガラス基板上に
フォトレジストをパターニングし、その後熱だれさせ、
該ガラス基板表面にレンズ形状を形成する。次に、図1
3(b)では、フォトレジストをドライエッチングし
て、該フォトレジストの形状をガラス基板表面に転写し
て、マイクロレンズ基板を得る。
【0018】続いて、図13(c)に示すように、図1
3(b)にて得られたマイクロレンズ基板のレンズ形成
側に接着剤によりカバーガラスを接着する。その後、図
13(d)に示すように、カバーガラス表面を所定の厚
さになるまで研磨して、液晶表示素子に使用されるマイ
クロレンズアレイが製造される。なお、このことは、特
開平6−250002号公報に開示されている。
【0019】また、他の製造方法としては、先ず、図1
4(a)に示すように、ガラス基板上にフォトレジスタ
をパターニングし、マスターを作成する。
【0020】続いて、図14(b)に示すように、図1
4(a)で作成したマスターを使用して金属スタンパを
作成し、図14(c)に示すように、この金属スタンパ
でガラス基板上にマイクロレンズアレイ型を転写し、マ
イクロレンズ基板を作成する。
【0021】次に、図14(d)に示すように、図14
(c)で作成されたマイクロレンズ基板のレンズ形成側
に接着剤によりカバーガラスを接着する。その後、図1
4(e)に示すように、カバーガラス表面を所定の厚さ
になるまで研磨して、液晶表示素子に使用されるマイク
ロレンズアレイが製造される。
【0022】また、直視モード型の画像表示装置では、
上述したマイクロレンズアレイを、例えば特開平10−
39118号公報に開示されているように、バックライ
トから出射された光を正面方向に屈折させて指向性を高
めるために使用したり、特開平9−49925号公報に
開示されているように、液晶表示素子を透過した光を散
乱させることにより、該液晶表示素子の視角依存性を緩
和させるために使用したりしている。
【0023】なお、特開平10−39118号公報で
は、マイクロレンズアレイを液晶表示素子の光入射側に
配置し、特開平9−49925号公報では、マイクロレ
ンズアレイを液晶表示素子の光出射側にそれぞれ配置さ
れている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、レンズは、
通常、屈折率の異なる媒質の界面で発生する屈折作用を
利用して光を集光するようになっている。
【0025】つまり、光は、屈折率の高い物質から低い
物質へ入射するとき、両物質の界面の面法線に対する入
射角度が大きいと、界面を透過せず反射する。逆に、図
15に示すように、光は、屈折率の低い物質から高い物
質へ入射するとき、両物質の界面の面法線に対する入射
角度が大きくても、界面を透過する。図15において、
n1,n2(n1<n2)は屈折率を示し、θ1は、屈
折率n1の物質から界面への入射角度を示し、θ2は、
入射角度θ1で界面に入射された光が屈折率n2の物質
内で屈折した屈折角度を示している。そして、n1×s
inθ1=n2×sinθ2の関係を満たしている。
【0026】上述のように、マイクロレンズアレイの多
くは、2枚のガラス間にサンドイッチされた形となるた
め、光の屈折はガラスと樹脂、または2層の樹脂間の界
面で発生することになる。
【0027】上記マイクロレンズアレイは、投影モード
型の画像表示装置としての液晶プロジェクタに用いられ
た場合、光源からの光を画素開口部で集光させ、該画素
開口部を通過後、発散させ、投影レンズに入射させるよ
うになっている。
【0028】ところが、従来の液晶プロジェクタでは、
投影レンズのF値が大きい(受光角が小さい)ため、マ
イクロレンズアレイの集光角が大きい(レンズの曲率半
径が小さい)と、画素開口部を通過した光のうち、投影
レンズの受光角よりも大きな発散角を有する光は、該投
影レンズにてカットされる。
【0029】したがって、従来の液晶プロジェクタで
は、マイクロレンズアレイで画素開口部を通過する光と
投影レンズでカットされる光とのバランスを考え、トー
タルでスクリーンに到達する光量が最大値となるように
しているので、マイクロレンズアレイの各レンズの曲率
半径は比較的大きなものとなり、レンズ周辺部での全反
射は発生していなかった。
【0030】そこで、上記投影レンズでカットされる光
を減少させるには、該投影レンズのF値を小さく(受光
角が大きく)することにより、マイクロレンズアレイの
集光角を大きくすることが考えられている。つまり、マ
イクロレンズアレイのレンズの曲率半径を小さくするこ
とが考えられている。
【0031】一方、上述した液晶プロジェクタでは、液
晶表示素子に使用されているガラス基板として、石英ガ
ラスまたは日本電気硝子株式会社製のネオセラムが使用
され、その屈折率は、約1.46〜1.54である。ま
た、現在、ガラス基板間にマイクロレンズを挟み込んで
接着するための樹脂として、一般に入手できる樹脂の屈
折率は、約1.38〜1.6の範囲である。
【0032】このようなガラスと樹脂の屈折率と、レン
ズの曲率とを調整することにより、所望の焦点距離を有
するマイクロレンズアレイを実現している。
【0033】また、光は、界面前後の屈折率差が大きい
ほど、屈折される角度が大きくなるが、上記硝子と樹脂
の組み合わせでは、屈折率差として、最大でも0.2程
度であるので、十分なレンズの集光性能を得ることがで
きない。したがって、レンズの集光性能を十分に得るた
めには、レンズ界面の曲率半径を小さく、すなわち屈折
界面での光の入射角度を大きくする必要がある。
【0034】このように、マイクロレンズアレイのレン
ズの曲率半径を小さくすると、レンズの周辺ほど光の入
射角度が大きくなり、この入射角度がある値以上になる
と、上記したようにレンズ周辺部での光反射が発生し、
光がレンズ曲面を透過しない為、マイクロレンズの効果
が低下してしまう。このときの光がレンズ曲面で反射さ
れる条件は、図16に示すようにレンズ曲面前後の媒質
の屈折率をn1,n2(n2>n1)、光の入射角をθ
としたときに、以下の式を満たす場合と考えられる。 (n2/n1)×sinθ≧1 例えば、0.9型XGA(extended graphics array )
パネル(画素ピッチ18μm)で屈折率n2が1.54
のガラス基板と、屈折率n1が1.38の樹脂との界面
で光を屈折・集光するレンズを考えた場合、照明光の平
行度を±10°とすると、曲率半径が約15μm以下に
なるとレンズ周辺で光が反射され、マイクロレンズのレ
ンズ効果が低下するという問題が生じる。
【0035】したがって、上記のようなマイクロレンズ
アレイを使用した場合、投影モード型の画像表示装置と
しての液晶プロジェクタでは、マイクロレンズアレイの
透過光量が少なくなるので、十分な明るさを得ることが
できないという問題が生じる。
【0036】また、直視モード型の画像表示装置とし
て、例えばマイクロレンズアレイを、バックライトから
出射された光を正面方向に屈折させて指向性を高めるた
めに使用する液晶表示装置の場合には、上述のようにレ
ンズの周辺で光が反射するようなマイクロレンズアレイ
を使用すれば、光のロスが発生するだけでなく、光の指
向性を高める効果が弱くなるという問題が生じる。
【0037】さらに、マイクロレンズアレイを、液晶表
示素子を透過した光を散乱させることにより、該液晶表
示素子の視角依存性を緩和させるために使用する液晶表
示装置の場合には、上述のようにレンズの周辺で光が反
射するようなマイクロレンズアレイを使用すれば、光の
ロスが発生するだけでなく、液晶表示素子の視角特性の
改善効果が弱くなるという問題が生じる。
【0038】また、マイクロレンズで反射された光の中
には、マイクロレンズアレイを構成する基板表面などで
再度反射され、目的とする液晶表示素子の画素以外の画
素の開口部に入射する光が発生する。
【0039】例えば液晶表示素子として白黒パネルを用
い、画素開口部へ対応する色の光を振り分けることによ
りカラー表示を行う方式の液晶表示装置の場合、上述し
たレンズ周辺部で反射した光は、少量であるが、上記液
晶表示素子の対応する色の画素だけでなく、異なる色に
対応している画素に入射されることになり、混色による
色純度の低下を招くという問題が生じる。
【0040】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、光がレンズ周辺で反射さ
れる条件を満たしている曲面を有する微小レンズ(マイ
クロレンズ)からなるマイクロレンズアレイであって、
微小レンズ周辺における光の反射を無くすことで、マイ
クロレンズアレイを透過する光量を増加させてレンズ効
果を向上させ、この結果、このマイクロレンズアレイを
使用した投影モード型の画像表示装置としての液晶プロ
ジェクタにおいて明るい投影画像が得られると共に、混
色のない色純度の高い表示画像が得られ、また、このマ
イクロレンズアレイを使用した直視モード型の画像表示
装置としての液晶表示装置において光の指向性を高める
効果の向上や視角依存性の緩和が可能な光学レンズシス
テム、画像表示装置、マイクロレンズアレイ、液晶表示
素子および投影型液晶表示装置を提供することにある。
【0041】
【課題を解決するための手段】本発明の光学レンズシス
テムは、上記の課題を解決するために、光源と、該光源
からの光が入射される微小レンズが2次元に配列された
マイクロレンズアレイとを含む光学レンズシステムにお
いて、上記微小レンズが、レンズ曲面の一方側を形成す
る媒質の屈折率をn1、他方側を形成する媒質の屈折率
をn2(n2>n1)、上記光源からの光を屈折率n2
の媒質側から該微小レンズのレンズ曲面に入射した時の
該レンズ曲面に対する面法線と、この面への入射光とが
なす角をθとし、該微小レンズ曲面内でのθの最大値を
θmax として、以下の式(1)の関係を満たす曲面を有
しているとき、 (n2/n1)×sinθmax ≧1 ・・・・・・・・・・・・・(1) 上記光源からの光が屈折率n1の媒質側から上記微小レ
ンズに入射されるように、上記マイクロレンズアレイが
配置されていることを特徴としている。
【0042】上記式(1)は、sinθ≦1であるの
で、屈折率の高い媒質から低い媒質へ光が入射する時に
成立することが分かる。この場合、式(1)を満たす入
射角θを有する光が微小レンズに入射されると、光の入
射角θが大きいレンズ周辺部で光が反射されることにな
る。
【0043】これに対して、光を屈折率の低い媒質から
高い媒質へ入射させた場合、上記式(1)の(n2/n
1)の項が(n1/n2)となり、微小レンズへの光の
入射角θが大きくなっても、レンズの光屈折面で反射さ
れることがない。
【0044】これにより、微小レンズ周辺部での入射光
の反射を無くすことができるので、マイクロレンズアレ
イから出射される光量を増加させることができる。
【0045】さらに、上記光源からの光を、赤、緑、青
の波長域の光に分離し、上記画像表示素子にそれぞれ異
なる角度で入射させる光分離手段を備え、上記マイクロ
レンズアレイは、上記光分離手段と上記画像表示素子と
の間に配置され、該画像表示素子の赤、緑、青の波長域
の光に対応する3つの画素のグループに該マイクロレン
ズアレイを構成する微小レンズの一つずつが対応するよ
うに形成されていてもよい。
【0046】これにより、カラー画像を投影表示する投
影モード型の画像表示装置においても、明るいカラー表
示画像を得ることができる。
【0047】したがって、上記構成の光学レンズシステ
ムのマイクロレンズアレイの光出射面側に、上記光源か
らの光を画像信号に応じて変調する画像表示素子が配置
されると共に、上記マイクロレンズアレイの各微小レン
ズが上記画像表示素子の各画素にそれぞれ対応するよう
に配置され、上記微小レンズは、上記光源からの光を上
記画像表示素子の対応する画素の開口部に集光させるよ
うにしてもよい。
【0048】つまり、上記構成の光学レンズシステム
を、例えば投影型の画像表示装置の一つとして液晶プロ
ジェクションに用いてもよい。
【0049】この場合、光源からの光を効率よく液晶表
示素子の画素に集光させ、実効的な開口率を向上させる
ことができるので、明るい投影画像を得ることができ
る。
【0050】また、本発明のマイクロレンズアレイは、
第1の面上に、微小レンズとなる凸面を有するマイクロ
レンズ部が複数個形成されたマイクロレンズ支持基板
と、上記マイクロレンズ部の屈折率よりも低い屈折率の
樹脂を介して、上記マイクロレンズ支持基板の第1面に
接着されたカバーガラスとからなり、上記マイクロレン
ズ支持基板は、第1面の反対側の面となる第2面が研磨
されて所定の厚みに成形されていてもよい。
【0051】上記マイクロレンズ支持基板の厚みは、上
記マイクロレンズ部のレンズ表面から該マイクロレンズ
部で集光された光の光焦光点までの距離と同じか、また
は、小さくなるように設定されている。
【0052】また、本発明のマイクロレンズアレイは、
マイクロレンズ部の屈折率をn3、樹脂の屈折率をn4
とし、上記マイクロレンズ支持基板の第2面の面の法線
と、上記マイクロレンズ部の凸面の法線とがなす角度の
最大値をθmax としたとき、以下の式(2)の関係を満
たしていることを特徴としている。
【0053】 sinθmax ≧n4/n3 ・・・・・・・・・・・・・・・(2) この場合、上記式(2)を満たすように、マイクロレン
ズアレイが形成されていれば、前述のように、微小レン
ズの周辺での光反射を無くすことができるので、マイク
ロレンズアレイから出射される光量を増加させることが
できる。
【0054】また、上記構成の光学レンズシステムの光
源とマイクロレンズアレイとの間に、画像表示素子とし
て液晶表示素子を配置した直視モード型の液晶表示装置
の場合、液晶表示素子から出射される光をより広範囲に
発散させることができるので、光のロスの発生をなくす
だけでなく、液晶表示素子の視角依存性の改善効果を強
くすることができる。
【0055】さらに、上記構成の光学レンズシステムに
おいて、マイクロレンズアレイの光出射面側に液晶表示
素子を配置した直視モード型の液晶表示装置の場合、光
源からの拡散光を効率よく平行光に変換することができ
るので、光のロスの発生をなくすだけでなく、光の指向
性を高める効果を向上させることができる。
【0056】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の実施の
一形態について説明すれば、以下の通りである。なお、
本実施の形態では、本発明の光学レンズシステムを投影
モード型の画像表示装置としての投影型液晶表示装置に
用いた場合について説明する。
【0057】本実施の形態に係る投影型液晶表示装置
は、図4に示すように、光源101、放物面鏡102、
フライアイレンズ103、フィールドレンズ104,1
05、液晶表示パネル(液晶表示素子)107、投影レ
ンズ108を備えている。
【0058】上記構成の投影型液晶表示装置に用いられ
る光源101としては、120W、アーク長1.4mm
のPhilips 社製のUHPランプを用いる。なお、光源1
01としては、この他にハロゲンランプやキセノンラン
プ、メタルハライドランプを用いることができる。
【0059】上記光源101からの光は、放物面鏡10
2により略平行光にされた後、フライアイレンズ103
およびフィールドレンズ104,105を通過後、液晶
表示パネル107を通過し、該液晶表示パネル107上
の画像を投影レンズ108によりスクリーン109上に
拡大投影するようになっている。
【0060】上記液晶表示パネル107は、光入射側か
ら偏光板110、マイクロレンズアレイ106、TFT
基板115、偏光板111が順に配された構造となって
いる。なお、マイクロレンズアレイ106とTFT基板
115との間には、図示しない液晶層が介在されてい
る。
【0061】上記光源101からの光は、フィールドレ
ンズ104、フィールドレンズ105により、平行度が
約±15°の範囲内になるように調整された後、液晶表
示パネル107に入射される。このとき、液晶表示パネ
ル107の画素開口部には、マイクロレンズアレイ10
6により入射光が集光される。
【0062】したがって、上記放物面鏡102と、フラ
イアイレンズ103と、フィールドレンズ104,10
5とにより、光源101からの光を、上記液晶表示パネ
ル107を構成するマイクロレンズアレイ106の後述
するカバーガラス114側から入射させる光入射手段が
構成されている。
【0063】また、上記液晶表示パネル107として
は、0.9型のXGAパネル(画ピッチ18μm)を用
いている。なお、上記マイクロレンズアレイ106は、
後述する複数のマイクロレンズからなり、上記液晶表示
パネル107の画素の一つ一つに該マイクロレンズが対
応するように構成されている。
【0064】上記液晶表示パネル107は、入射された
光を画像信号に合わせて変調するようになっており、変
調された光が投影レンズ108にてスクリーン109上
に拡大投影される。
【0065】ここで、上記マイクロレンズアレイ106
について以下に詳細に説明する。
【0066】上記マイクロレンズアレイ106は、図1
に示すように、マイクロレンズ支持基板としてのベース
ガラス112の第1面上に凸面を有する微小レンズとし
てのマイクロレンズ(マイクロレンズ部)116が複数
個形成され、このベースガラス112と、このマイクロ
レンズ116に対向するようにしてカバーガラス114
が樹脂からなる接着剤113によって接着された構造と
なっている。
【0067】上記マイクロレンズアレイ106は、マイ
クロレンズ116が、接着剤113の屈折率をn1、ベ
ースガラス112の屈折率をn2とし、n2>n1の関
係にある場合、つまり、マイクロレンズ116の曲率界
面の凸側の媒質(接着剤113)の屈折率n1が凹側の
媒質(ベースガラス112)の屈折率n2よりも小さい
場合、屈折率の高い媒質であるベースガラス112から
低い媒質である接着剤113に向かって光が入射される
ときに、該マイクロレンズ116のレンズ曲面に入射し
た時の該レンズ曲面に対する面法線と、この面への入射
光とがなす角をθとし、該マイクロレンズ116の曲面
内でのθの最大値をθmax としたとき、以下の式(1)
の関係 (n2/n1)×sinθmax ≧1 ・・・・・・・・(1) を満たす曲面を有するように作成されている。
【0068】なお、上記マイクロレンズアレイ106
は、図17に示すように、マイクロレンズ部であるマイ
クロレンズ116の屈折率をn3、樹脂である接着剤1
13の屈折率をn4とし、ベースガラス112の第2面
の面の法線と、上記マイクロレンズ116の凸面の法線
とがなす角度の最大値をθmax としたとき、以下の式
(2)の関係 sinθmax ≧n4/n3 ・・・・・・・・・・・・・・・(2) を満たすように作成してもよい。
【0069】しかしながら、本実施の形態では、図1に
示すように、マイクロレンズアレイ106に入射する光
は、カバーガラス114を経て接着剤113に入射され
た後、さらにベースガラス112に入射されるようにな
っている。つまり、マイクロレンズ116に入射される
光は、まず、屈折率の低い媒質である接着剤113側か
ら、屈折率の高い媒質であるベースガラス112に向か
って光が入射されるようになっている。
【0070】この場合、上記の式(1)の(n2/n
1)の項は、(n1/n2)に置き代わるので、マイク
ロレンズ116の周辺のようにレンズ曲面に対する面法
線とその面に入射する入射光とがなす角度が大きい場合
であっても、入射光をマイクロレンズ116の周辺で反
射させることなく透過させて、目的とする液晶の画素に
集光させることができる。
【0071】つまり、上記光源101と、マイクロレン
ズアレイ106とで光学レンズシステムを構成してお
り、この光学レンズシステムにおいては、光源101か
らの光が屈折率n1の媒質側となる接着剤113側から
マイクロレンズ116に入射されるように、上記マイク
ロレンズアレイ106が配置されていることになる。
【0072】上記構成のマイクロレンズアレイ106
は、ベースガラス112が、図3(a)(b)に示した
液晶表示パネル107のTFT基板115に対向する対
向基板としての機能を有するようになっている。そし
て、このベースガラス112には、図示しない透明導電
膜および配向膜が形成されており、この膜形成面に対向
して、アクティブマトリクス基板としてのTFT基板1
15が液晶層(図示せず)を介して貼り合わされ、液晶
表示素子を構成している。
【0073】つまり、本実施の形態に係る投影型液晶表
示装置は、上記マイクロレンズアレイ106を構成する
ベースガラス(マイクロレンズ支持基板)のマイクロレ
ンズ116が形成されていない面、すなわち第1面の反
対側の面である第2面に、少なくとも透明導電膜および
配向膜を形成し、該ベースガラス112を対向基板と
し、この対向基板にアクティブマトリクス基板としての
TFT基板115を貼り合わせ、該両基板の間隙に液晶
材料を注入して形成した液晶表示素子としての液晶表示
パネル107を用いて、該液晶表示パネル107のカバ
ーガラス114側から光源101からの光を入射させ、
さらに上記液晶表示パネル107により変調された光を
スクリーン109に投影する投影手段としての投影レン
ズ108を備えた構成となる。
【0074】上記ベースガラス112及びカバーガラス
114としては、日本電気硝子株式会社製のネオセラム
(屈折率n2=1.54)を用いる。なお、ベースガラ
ス112およびカバーガラス114としては、この他に
石英ガラス、1737などを使用することが可能である
が、以下に示すおよびの要因で発生するマイクロレ
ンズとTFTのピッチズレを防止する為、マイクロレン
ズ基板となるベースガラス112とTFT基板115と
の熱膨張係数が近いものを用いることが望ましい。
【0075】 液晶表示パネル107の製造におい
て、ベースガラス112とTFT基板115とを貼り合
わせる際に、100℃を超える温度を必要とする工程が
ある。
【0076】 実際にプロジェクションでは高照度の
光が液晶表示パネル107に入射されるので、該液晶表
示パネル107の温度が上昇する。
【0077】なお、本実施の形態で用いるベースガラス
112とカバーガラス114との間に介在する接着剤1
13は、樹脂からなり、その屈折率n1は約1.38で
ある。
【0078】上記の条件で、焦点距離約90μmのマイ
クロレンズアレイ106を作成したところ、マイクロレ
ンズ116の曲率半径が約13μmとなる。この曲率半
径のマイクロレンズ116に平行度が±15°の光が入
射されると、図2に示すように、マイクロレンズ116
の周辺部(図中の網かけ部分)で入射光に対して、上述
の式(1)を満たすようになる。なお、上記周辺部は、
マイクロレンズ116の中心からおよそ±10.5μm
以上のエリアである。
【0079】ここで、上記マイクロレンズアレイ106
のベースガラス112側を最適な厚さ(約45μm)に
なるまで研磨し、このベースガラス112側をTFT基
板115に貼り合わせたサンプル1と、逆にマイクロレ
ンズアレイ106のカバーガラス114側を上記サンプ
ル1と同条件となるように研磨し、このカバーガラス1
14側をTFT基板115に貼り合わせたサンプル2と
を作成し、各サンプルのマイクロレンズアレイ106側
からTFT基板115に向かって略平行な光を入射させ
た場合の透過状態は、それぞれ図3(a)(b)のよう
になる。
【0080】図3(a)は、サンプル1における入射光
の透過状態を示しており、上述したように、マイクロレ
ンズアレイ106のマイクロレンズ116には、屈折率
の低い媒質である接着剤113側から、屈折率の高い媒
質であるベースガラス112に向かって光が入射される
ので、マイクロレンズ116の周辺のようにレンズ曲面
に対する面法線とその面に入射する入射光とがなす角度
が大きい場合であっても、入射光はマイクロレンズ11
6の周辺で反射することなく透過して目的とする液晶表
示素子の画素に集光される。
【0081】一方、図3(b)は、サンプル2における
入射光の透過状態を示しており、マイクロレンズアレイ
106のマイクロレンズ116には、屈折率の高い媒質
であるベースガラス112側から、屈折率の低い媒質で
ある接着剤113に向かって光が入射されるので、上記
した式(1)の関係がそのまま成り立つことになり、マ
イクロレンズ116の周辺のようにレンズ曲面に対する
面法線とその面に入射する入射光とがなす角度が大きい
場合には、入射光がマイクロレンズ116の周辺で反射
され、液晶表示素子の画素に集光される光量が減少す
る。
【0082】図3(a)のサンプル1と図3(b)のサ
ンプル2において、入射光量を同じとした場合、各サン
プルの出射光は、図3(a)のサンプル1の方が図3
(b)のサンプル2と比べて、約15%明るくなってい
る。
【0083】したがって、図3(a)に示すような液晶
表示パネル107では、マイクロレンズアレイ106を
構成する各マイクロレンズ116の周辺部において光源
101からの入射光の反射がないので、該液晶表示パネ
ル107の液晶表示素子の目的とする画素に対して光を
集光させることができる。
【0084】これにより、液晶表示パネル107の液晶
表示素子の画素の実効的な開口率を大きくすることがで
きるので、上記のような液晶表示パネル107を、図4
に示す投影型液晶表示装置に使用すれば、スクリーン1
09上に投影される表示画像が明るくなり、表示品位の
向上を図ることができる。
【0085】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について説明すれば、以下の通りである。なお、本実施
の形態では、本発明の光学レンズシステムを投影モード
型の画像表示装置としての投影型液晶表示装置に用いた
場合について説明する。
【0086】本実施の形態に係る投影型液晶表示装置
は、図5に示すように、光源201、楕円リフレクター
202、ガラスロッド203、集光レンズ204、コリ
メートレンズ205、液晶表示パネル207、投影レン
ズ208を備え、さらに、コリメートレンズ205と液
晶表示パネル207との間に光分離手段としてのダイク
ロイックミラー群217が設けられている。
【0087】上記構成の投影型液晶表示装置に用いられ
る光源201としては、前記実施の形態1と同様に、1
20W、アーク長1.4mmのPhilips 社製のUHPラ
ンプを用いる。なお、光源201としては、この他にハ
ロゲンランプやキセノンランプ、メタルハライドランプ
を用いることができる。
【0088】上記光源201からの光は、楕円リフレク
ター202によりガラスロッド203に集光される。こ
のガラスロッド203では、入射された光が内部で全反
射を繰り返し、その光出射面での光照度分布がほぼ均一
となっている。
【0089】上記ガラスロッド203からの出射光は、
集光レンズ204、コリメートレンズ205を介して、
ダイクロイックミラー群217に入射される。
【0090】上記ダイクロイックミラー群217は、光
をRGBに分離して反射するために、コリメートレンズ
205の配設位置に近いほうから、B光のみを反射し、
R光およびG光を透過するダイクロイックミラー217
a、R光のみを反射し、G光を透過するダイクロイック
ミラー217b、G光のみを反射するダイクロイックミ
ラー217cの3枚のダイクロイックミラーからなり、
それぞれ異なる角度でコリメートレンズ205からの入
射光を反射し、同一の液晶表示パネル207に入射させ
るようになっている。このとき、液晶表示パネル207
の表面には、集光レンズ204、コリメートレンズ20
5を介して、ガラスロッド203の光出射面が結像され
ている。
【0091】したがって、上記楕円リフレクター202
と、ガラスロッド203と、集光レンズ204と、コリ
メートレンズ205と、ダイクロイックミラー群217
とにより、光源201からの光を、上記液晶表示パネル
207を構成するマイクロレンズアレイ206の後述す
るカバーガラス214側から入射させる光入射手段が構
成されている。
【0092】上記液晶表示パネル207としては、SV
GA(super video graphic array)(800×3×6
00ドット)、画素ピッチ13.5μm(H)×40.
5μm(V)のものを用いる。
【0093】液晶表示パネル207には、光の入射側に
複数のマイクロレンズ216…で構成されたマイクロレ
ンズアレイ206が設けられている。このマイクロレン
ズアレイ206は、RGBの3つの画素に1つのマイク
ロレンズ216が対応するのに形成されており、ダイク
ロイックミラー群217からの光を対応する画素の開口
部に集光させるようになっている。
【0094】上記液晶表示パネル207は、入射された
光を画像信号に合わせて変調するようになっており、変
調された光が投影レンズ208にてスクリーン209上
に拡大投影される。
【0095】上記液晶表示パネル207は、光入射側か
ら偏光板210、マイクロレンズアレイ206、TFT
基板215、偏光板211が順に配された構造となって
いる。なお、マイクロレンズアレイ206とTFT基板
215との間には、図示しない液晶層が介在され、液晶
表示素子を構成している。
【0096】ここで、上記マイクロレンズアレイ206
について以下に詳細に説明する。
【0097】上記マイクロレンズアレイ206として
は、前記実施の形態1と同様の構成のものを用いる。つ
まり、マイクロレンズアレイ206としては、図7
(a)(b)に示すように、透明基板としてのベースガ
ラス212上に微小レンズとしてのマイクロレンズ(凸
状部)216が形成され、このベースガラス212と、
このマイクロレンズ216に対向するようにしてカバー
ガラス214が樹脂からなる接着剤213によって接着
された構造となっているものを使用する。
【0098】ここで、上記マイクロレンズアレイ206
は、マイクロレンズ216が、接着剤213の屈折率を
n1、ベースガラス212の屈折率をn2とし、n2>
n1の関係にある場合、つまり、マイクロレンズ216
の曲率界面の凸側の媒質(接着剤213)の屈折率n1
が凹側の媒質(ベースガラス212)の屈折率n2より
も小さい場合、屈折率の高い媒質から低い媒質に向かっ
て光が入射されるときに、該マイクロレンズ216のレ
ンズ曲面に入射した時の該レンズ曲面に対する面法線
と、この面への入射光とがなす角をθとし、該マイクロ
レンズ216の曲面内でのθの最大値をθmax としたと
き、以下の式(1)の関係 (n2/n1)×sinθmax ≧1 ・・・・・・・・(1) を満たす曲面を有するように作成されている。
【0099】具体的には、上記マイクロレンズアレイ2
06としては、各マイクロレンズ216の焦点距離は1
75μm、マイクロレンズ216と画素開口部間の距離
を270μm(空気中で175μmに相当)に設定され
たものを使用する。
【0100】上記構成のマイクロレンズアレイ206に
入射されるRGBの各色光は、Rの色光の主光線の入射
角を基準にして、Gの色光およびBの色光の主光線入射
角が約4.4°となるように設定されている。つまり、
液晶表示パネル207に入射される光の平行度は、±2
°(H)×4°(V)であり、この光が液晶表示パネル
207に入射されると、マイクロレンズ216の周辺領
域、すなわち図6において網かけ部で示した領域(マイ
クロレンズ216の中心から約±24μm以上の領域)
で、該マイクロレンズ216は上述した式(1)を満た
すようになっている。
【0101】ここで、上記マイクロレンズアレイ206
のベースガラス212側を最適な厚さ(約270μm)
になるまで研磨し、このベースガラス212側をTFT
基板215に貼り合わせたサンプル3と、逆にマイクロ
レンズアレイ206のカバーガラス214側を上記サン
プル3と同条件となるように研磨し、このカバーガラス
214側をTFT基板215に貼り合わせたサンプル4
とを作成し、各サンプルのマイクロレンズアレイ206
側からTFT基板215に向かって略平行な光を入射さ
せた場合の透過状態は、それぞれ図7(a)(b)のよ
うになる。
【0102】図7(a)は、サンプル3における入射光
の透過状態を示しており、上述したように、マイクロレ
ンズアレイ206のマイクロレンズ216には、屈折率
の低い媒質である接着剤213側から、屈折率の高い媒
質であるベースガラス212に向かって光が入射される
ので、マイクロレンズ216の周辺のようにレンズ曲面
に対する面法線とその面に入射する入射光とがなす角度
が大きい場合であっても、入射光はマイクロレンズ21
6の周辺で反射することなく透過して目的とする液晶表
示素子の画素に集光される。
【0103】一方、図7(b)は、サンプル4における
入射光の透過状態を示しており、マイクロレンズアレイ
206のマイクロレンズ216には、屈折率の高い媒質
であるベースガラス212側から、屈折率の低い媒質で
ある接着剤213に向かって光が入射されるので、上記
した式(1)の関係がそのまま成り立つことになり、マ
イクロレンズ216の周辺のようにレンズ曲面に対する
面法線とその面に入射する入射光とがなす角度が大きい
場合には、入射光がマイクロレンズ216の周辺で反射
され、液晶表示素子の画素に集光される光量が減少す
る。
【0104】図7(a)のサンプル3と図7(b)のサ
ンプル4において、入射光量を同じとした場合、各サン
プルの出射光は、図7(a)のサンプル3の方が図7
(b)のサンプル4と比べて、約15%明るくなってい
る。
【0105】したがって、図7(a)に示すような液晶
表示パネル207では、マイクロレンズアレイ206を
構成する各マイクロレンズ216の周辺部において光源
201からの入射光の反射がないので、該液晶表示パネ
ル207の目的とする画素に対して光を集光させること
ができる。
【0106】これにより、液晶表示パネル207の液晶
表示素子の画素の実効的な開口率を大きくすることがで
きるので、上記のような液晶表示パネル207を、図5
に示す投影型液晶表示装置に使用すれば、スクリーン2
09上に投影される表示画像が明るくなり、表示品位の
向上を図ることができる。
【0107】また、図7(b)に示すサンプル4では、
マイクロレンズ216の周辺(図6の網かけ部)で入射
光が反射され、この反射光(図7(b)のαの光)が再
度ガラス表面(カバーガラス214)などで反射され
(図7(b)のα’の光)、対応する色の画素ではなく
異なる画素に入射され、色純度低下の原因となってい
る。
【0108】これに対して、図7(a)に示すサンプル
3では、マイクロレンズ216の周辺での入射光の反射
がないので、目的とする画素に入射される光がマイクロ
レンズ216の周辺で反射されて他の画素に入射される
虞がない。よって、色純度を低下させる有害光を大幅に
低減でき、色再現範囲を拡げることができるので、色再
現性をより忠実なものとし、表示画像の表示品位を大幅
に向上させることができる。
【0109】なお、本実施の形態2では、カラー画像を
表示するために、一つの液晶表示パネル207にてRG
Bの各画素を有する単板式の投影型液晶表示装置の例に
ついて説明したが、これに限定されず、前記実施の形態
1の図4で示した投影型液晶表示装置に色分離・合成光
学系を加え、液晶表示パネルを複数枚使用して、カラー
画像を表示する投影型液晶表示装置、例えばRGBの各
色に対応した3枚の液晶表示パネルを備えた3板式の投
影型液晶表示装置にも適用可能である。
【0110】このような3板式の投影型液晶表示装置と
しては、例えば図8に示すように、RGBの3つの光に
対応して液晶表示パネル107R、液晶表示パネル10
7G、液晶表示パネル107Bが配され、それぞれの光
入射面側には、フィールドレンズ105が配され、さら
に、フィールドレンズ104と各フィールドレンズ10
5との間には、光源101からの光をRGBに分離する
ための光分離手段としての複数のダイクロイックミラー
117a〜117eが配され、上記の液晶表示パネル1
07R、107G、107Bからそれぞれ変調された光
を合成して投影レンズ108に出射する合成光学系11
8が配された構成となったものが考えられる。
【0111】上記構成の3板式の投影型液晶表示装置に
おいても、液晶表示パネル107R、液晶表示パネル1
07G、液晶表示パネル107Bのそれぞれには、図1
に示したマイクロレンズアレイ106が、図3(a)に
示すように配置されている。
【0112】これにより、各液晶パネルからの出射光
は、光量の低減がなく合成光学系118に入射されるの
で、投影レンズ108を通した投影画像は明るいものと
なる。
【0113】また、本実施の形態1で使用したマイクロ
レンズアレイ106、本実施の形態2で使用したマイク
ロレンズアレイ206は、本発明を適用するうえでの一
例であり、例えば、ガラス間に屈折率の異なる2種類の
樹脂をサンドイッチし、この界面にマイクロレンズを構
成したものであってもよい。
【0114】上記実施の形態1及び2では、ベースガラ
ス112及び212上に凸形状のマイクロレンズを形成
し、このマイクロレンズを形成している部材より低い屈
折率の樹脂を介してカバーガラス114及び214を貼
り合わせたが、特開平8−295583号公報に開示さ
れているように、例えば図18に示すように、ベースガ
ラスに凹形状のマイクロレンズを形成し、マイクロレン
ズを形成している部材よりも高い屈折率を有する樹脂を
介してカバーガラスを貼り合わせる構成としても構わな
い。
【0115】また、マイクロレンズを形成している部材
は、必ずしもベースガラス自体である必要はなく、ベー
スガラス上に樹脂を成形して作成してもよい。
【0116】また、マイクロレンズ基板(ベースガラス
112,212)のTFT側(TFT基板115,21
5)のガラス厚みやマイクロレンズ116,216の焦
点距離は、使用するパネル(液晶表示パネル107,2
07)の仕様や該パネルへの入射光の平行度により、そ
の最適な値は異なる。
【0117】また、本実施の形態1,2では、投影型液
晶表示装置について説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、直視型液晶表示装置についても適用
できる。
【0118】例えば図9に示すようなバックライト30
1の指向性向上の為にマイクロレンズアレイ106を用
いる直視型液晶表示装置や、図10に示すような視角拡
大の為にマイクロレンズアレイ106を用いる直視型液
晶表示装置について、本発明を適用できる。
【0119】図9に示す直視型液晶表示装置では、光源
としてのバックライト301と、該バックライト301
の光出射側に配置されたマイクロレンズアレイ106と
で構成される光学レンズシステム302を有し、この光
学レンズシステム302からの出射光は、図示しない液
晶表示パネルに入射される。
【0120】上記光学レンズシステム302では、バッ
クライト301から出射される発散光をマイクロレンズ
アレイ106で正面方向に屈折させることで、光のロス
がなく、光の指向性を高める効果を強くすることができ
る。また、マイクロレンズアレイ106のマイクロレン
ズ116の周辺で光の反射が生じないので、該マイクロ
レンズ116を透過する光が増え、この光学レンズシス
テム302から液晶表示パネル(図示せず)への入射光
の光量が増加する。
【0121】さらに、マイクロレンズアレイ106によ
りバックライト301からの拡散光を効率よく平行光に
変換することができるので、該マイクロレンズアレイ1
06からの出射光の指向性を向上させることができる。
【0122】よって、図9に示す直視型液晶表示装置
は、光学レンズシステム302からの光のロスの発生を
なくし、光の指向性の高める効果を大幅に向上させるこ
とができ、この結果、明るい画像表示を行うことが可能
となる。
【0123】また、図10に示す直視型液晶表示装置
は、光源としてのバックライト301と、該バックライ
ト301の光出射側にマイクロレンズアレイ106が配
置され、このマイクロレンズアレイ106とバックライ
ト301との間に液晶表示素子303が配置された構造
となっている。この場合においても上記バックライト3
01とマイクロレンズアレイ106とで光学レンズシス
テム302を構成している。
【0124】つまり、光学レンズシステム302を構成
するバックライト301とマイクロレンズアレイ106
との間に、画像表示素子として液晶表示素子303を配
置したことになる。この場合、マイクロレンズアレイ1
06により、液晶表示素子から出射される光をより広範
囲に発散させることができる。
【0125】したがって、液晶表示素子303からの出
射光を、マイクロレンズ116の周辺で反射させること
なく、マイクロレンズアレイ106から出射して拡散さ
せることができるので、マイクロレンズアレイ106の
正面方向に十分に光を散乱させることができ、この結
果、視角を拡げることができる。
【0126】これにより、液晶表示パネルの視角によら
ず、画像を良好に見ることができる。つまり、液晶表示
パネルが通常有している表示特性のうち、視角依存性の
改善効果を強くすることができる。
【0127】さらに、本実施の形態1,2では、マイク
ロレンズアレイ106,206において、球面のマイク
ロレンズ116,216を用いたが、これに限定される
ものではなく、光を屈折する形状であれば、非球面形状
や角錐形状などのレンズを用いてもよい。
【0128】また、マイクロレンズアレイ106は、以
下に示すようにして作成することができる。
【0129】例えばマイクロレンズアレイは、マイクロ
レンズ支持基板の第1面に複数の凸又は凹面を有するマ
イクロレンズ部が形成され、該マイクロレンズ部の屈折
率よりも低い屈折率の樹脂(接着樹脂)を介してカバー
ガラスが接着されてなるマイクロレンズアレイにおい
て、該カバーガラスの接着後、該マイクロレンズ支持基
板の第2面(該マイクロレンズ部が形成されていない側
の面)を所定の厚さに研磨する。
【0130】また、上記マイクロレンズ支持基板として
のカバーガラスの厚みは、上記マイクロレンズ部のレン
ズ表面から該マイクロレンズ部で集光された光の光焦光
点までの距離と同じか、または、小さくなるように設定
されている。
【0131】なお、上記マイクロレンズアレイに入射し
た光は、マイクロレンズ部(微小レンズ)によって集光
されるが、必ずしも一点には収束せず、有限のビーム径
を有する。本発明において、マイクロレンズ部で集光さ
れた光のビーム径が最も小さくなる点を上記光集光点と
称している。
【0132】
【発明の効果】本発明の光学レンズシステムは、以上の
ように、光源と、該光源からの光が入射される微小レン
ズが2次元に配列されたマイクロレンズアレイとを含む
光学レンズシステムにおいて、上記微小レンズが、レン
ズ曲面の一方側を形成する媒質の屈折率をn1、他方側
を形成する媒質の屈折率をn2(n2>n1)、上記光
源からの光を屈折率n2の媒質側から該微小レンズのレ
ンズ曲面に入射した時の該レンズ曲面に対する面法線
と、この面への入射光とがなす角をθとし、該微小レン
ズの曲面内でのθの最大値をθmax として、以下の式
(1)を満たす曲面を有しているとき、 (n2/n1)×sinθmax ≧1 ・・・・・・・・・・・・・(1) 上記光源からの光が屈折率n1の媒質側から上記微小レ
ンズに入射されるように、上記マイクロレンズアレイが
配置されている構成である。
【0133】以上のように、微小レンズ周辺部での入射
光の反射を無くすことができるので、マイクロレンズア
レイから出射される光量を増加させることができるとい
う効果を奏する。
【0134】したがって、上記構成の光学レンズシステ
ムのマイクロレンズアレイの光出射面側に、上記光源か
らの光を画像信号に応じて変調する画像表示素子が配置
されると共に、上記マイクロレンズアレイの各微小レン
ズが上記画像表示素子の各画素にそれぞれ対応するよう
に配置され、上記微小レンズは、上記光源からの光を上
記画像表示素子の対応する画素の開口部に集光させるよ
うにしてもよい。
【0135】つまり、上記構成の光学レンズシステム
を、例えば投影型の画像表示装置の一つとして液晶プロ
ジェクションに用いてもよい。
【0136】この場合、光源からの光を効率よく液晶表
示素子の画素に集光させ、実効的な開口率を向上させる
ことができるので、明るい投影画像を得ることができる
という効果を奏する。
【0137】また、本発明のマイクロレンズアレイは、
第1の面上に、微小レンズとなる凸面を有するマイクロ
レンズ部が複数個形成されたマイクロレンズ支持基板
と、上記マイクロレンズ部の屈折率よりも低い屈折率の
樹脂を介して、上記マイクロレンズ支持基板の第1面に
接着されたカバーガラスとからなり、上記マイクロレン
ズ支持基板は、第1面の反対側の面となる第2面が研磨
されて所定の厚みに成形されていてもよい。
【0138】上記マイクロレンズ支持基板の厚みは、上
記マイクロレンズ部のレンズ表面から該マイクロレンズ
部で集光された光の光焦光点までの距離と同じか、また
は、小さくなるように設定されている。
【0139】また、本発明のマイクロレンズアレイは、
マイクロレンズ部の屈折率をn3、樹脂の屈折率をn4
とし、上記マイクロレンズ支持基板の第2面の面の法線
と、上記マイクロレンズ部の凸面の法線とがなす角度の
最大値をθmax としたとき、以下の式(2)の関係 sinθmax ≧n4/n3 ・・・・・・・・・・・・・・・(2) を満たしている構成である。
【0140】この場合、上記式(2)を満たすように、
マイクロレンズアレイが形成されていれば、前述のよう
に、微小レンズの周辺での光反射を無くすことができる
ので、マイクロレンズアレイから出射される光量を増加
させることができるという効果を奏する。
【0141】また、本発明の光学レンズシステムの光源
とマイクロレンズアレイとの間に、画像表示素子として
液晶表示素子を配置した直視モード型の液晶表示装置の
場合、液晶表示素子から出射される光をより広範囲に発
散させることができるので、光のロスの発生をなくすだ
けでなく、液晶表示素子の視角依存性の改善効果を強く
することができるという効果を奏する。
【0142】さらに、上記発明の光学レンズシステムに
おいて、マイクロレンズアレイの光出射面側に液晶表示
素子を配置した直視モード型の液晶表示装置の場合、光
源からの拡散光を効率よく平行光に変換することができ
るので、光のロスの発生をなくすだけでなく、光の指向
性を高める効果を向上させることができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学レンズシステムを構成するマイク
ロレンズアレイの概略構成図である。
【図2】図1に示すマイクロレンズアレイの正面図であ
る。
【図3】液晶表示パネルの概略構成図であって、(a)
はマイクロレンズアレイ内の屈折率の低い媒質から高い
媒質に向かって光を照射するように構成された液晶表示
パネルの概略構成図であり、(b)はマイクロレンズア
レイ内の屈折率の高い媒質から低い媒質に向かって光を
照射するように構成された液晶表示パネルの概略構成図
である。
【図4】本発明の画像表示装置の一例を示したものであ
って、図3(a)に示す液晶表示パネルを用いた投影型
液晶表示装置の概略構成図である。
【図5】本発明の画像表示装置の他の例を示した投影型
液晶表示装置の概略構成図である。
【図6】図5の投影型液晶表示装置に用いられているマ
イクロレンズアレイの正面図である。
【図7】液晶表示パネルの概略構成図であって、(a)
はマイクロレンズアレイ内の屈折率の低い媒質から高い
媒質に向かって光を照射するように構成された液晶表示
パネルの概略構成図であり、(b)はマイクロレンズア
レイ内の屈折率の高い媒質から低い媒質に向かって光を
照射するように構成された液晶表示パネルの概略構成図
である。
【図8】本発明の画像表示装置のさらに他の例を示す3
板式の投影型液晶表示装置の概略構成図である。
【図9】本発明の画像表示装置のさらに他の例を示す説
明図である。
【図10】本発明の画像表示装置のさらに他の例を示す
説明図である。
【図11】液晶表示素子の画素部の説明図である。
【図12】従来のマイクロレンズの概略構成図である。
【図13】(a)〜(d)は、従来のマイクロレンズの
製造工程を示す説明図である。
【図14】(a)〜(e)は、従来のマイクロレンズの
製造工程を示す説明図である。
【図15】光の界面における屈折の状態を示す説明図で
ある。
【図16】マイクロレンズ周辺部で発生する光反射が生
じる状態を示す説明図である。
【図17】本発明の他の光学レンズシステムを構成する
マイクロレンズアレイの概略構成図である。
【図18】本発明のさらに他の光学レンズシステムを構
成するマイクロレンズアレイの概略構成図である。
【符号の説明】
101 光源 106 マイクロレンズアレイ 107 液晶表示パネル 108 投影レンズ(投影手段) 112 ベースガラス(マイクロレンズ支持基板,対向
基板) 113 接着剤(媒質,樹脂) 114 カバーガラス 115 TFT基板(アクティブマトリクス基板) 116 マイクロレンズ(微小レンズ,マイクロレンズ
部) 206 マイクロレンズアレイ 207 液晶表示パネル 208 投影レンズ(投影手段) 212 ベースガラス(マイクロレンズ支持基板,対向
基板) 213 接着剤(媒質) 214 カバーガラス 215 TFT基板(アクティブマトリクス基板) 216 マイクロレンズ(微小レンズ,マイクロレンズ
部) 217 ダイクロイックミラー群(光分離手段) 301 バックライト(光源) 302 光学レンズシステム 303 液晶表示素子(画像表示素子)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 33/12 G03B 33/12 H04N 5/66 H04N 5/66 Z 9/12 9/12 Z (72)発明者 浜田 浩 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H052 BA02 BA03 BA09 BA14 2H088 EA15 HA13 HA24 HA25 HA28 2H091 FA05Z FA26X FA29X FA41Z GA13 LA15 LA17 LA19 5C058 AA06 AA11 AA12 AB01 BA05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、該光源からの光が入射される微小
    レンズが2次元に配列されたマイクロレンズアレイとを
    含む光学レンズシステムにおいて、 上記微小レンズが、レンズ曲面の一方側を形成する媒質
    の屈折率をn1、他方側を形成する媒質の屈折率をn2
    (n2>n1)、上記光源からの光を屈折率n2の媒質
    側から該微小レンズのレンズ曲面に入射した時の該レン
    ズ曲面に対する面法線と、この面への入射光とがなす角
    をθとし、該微小レンズ曲面内でのθの最大値をθmax
    として、以下の式(1)の関係を満たす曲面を有してい
    るとき、 (n2/n1)×sinθmax ≧1 ・・・・・・・・・・・・・(1) 上記光源からの光が屈折率n1の媒質側から上記微小レ
    ンズに入射されるように、上記マイクロレンズアレイが
    配置されていることを特徴とする光学レンズシステム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の光学レンズシステムを構
    成するマイクロレンズアレイの光出射面側に、該マイク
    ロレンズアレイから出射される光を画像信号に応じて変
    調する画像表示素子が配置されると共に、上記マイクロ
    レンズアレイの各微小レンズが上記画像表示素子の各画
    素にそれぞれ対応するように配置され、 上記微小レンズは、上記光源からの光を上記画像表示素
    子の対応する画素の開口部に集光させることを特徴とす
    る画像表示装置。
  3. 【請求項3】上記光源からの光を、赤、緑、青の波長域
    の光に分離し、上記画像表示素子にそれぞれ異なる角度
    で入射させる光分離手段を備え、 上記マイクロレンズアレイが上記光分離手段と上記画像
    表示素子との間に配置され、該画像表示素子の赤、緑、
    青の波長域の光に対応する3つの画素のグループに該マ
    イクロレンズアレイを構成する微小レンズの一つずつが
    対応していることを特徴とする請求項2記載の画像表示
    装置。
  4. 【請求項4】第1面上に、微小レンズとなる凸面を有す
    るマイクロレンズ部が複数個形成されたマイクロレンズ
    支持基板と、 上記マイクロレンズ部の屈折率よりも低い屈折率の樹脂
    を介して、上記マイクロレンズ支持基板の第1面に接着
    されたカバーガラスとからなり、 上記マイクロレンズ支持基板は、第1面の反対側の面と
    なる第2面が研磨されて所定の厚みに成形されているこ
    とを特徴とするマイクロレンズアレイ。
  5. 【請求項5】上記マイクロレンズ支持基板の厚みは、上
    記マイクロレンズ部のレンズ表面から該マイクロレンズ
    部で集光された光の光焦光点までの距離と同じか、また
    は、小さくなるように設定されていることを特徴とする
    請求項4記載のマイクロレンズアレイ。
  6. 【請求項6】上記マイクロレンズ部の屈折率をn3、上
    記樹脂の屈折率をn4とし、 上記マイクロレンズ支持基板の第2面の面の法線と、上
    記マイクロレンズ部の凸面の法線とがなす角度の最大値
    をθmax としたとき、以下の式(2)の関係を満たして
    いることを特徴とする請求項4または5記載のマイクロ
    レンズアレイ。 sinθmax ≧n4/n3 ・・・・・・・・・・・・・・・(2)
  7. 【請求項7】請求項4ないし6の何れかに記載のマイク
    ロレンズアレイを構成するマイクロレンズ支持基板の第
    2面に、少なくとも透明導電膜および配向膜を形成して
    なる対向基板と、この対向基板とアクティブマトリクス
    基板とが液晶層を介して貼り合わされてなることを特徴
    とする液晶表示素子。
  8. 【請求項8】光源と、 上記光源からの光を、請求項7に記載の液晶表示素子を
    構成するマイクロレンズアレイのカバーガラス側から入
    射させる光入射手段と、 上記液晶表示素子から出射された光を投影するための投
    影手段とを備えていることを特徴とする投影型液晶表示
    装置。
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