JP3960185B2 - 照明光学装置及びプロジェクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明光学装置及びプロジェクタに関する。
【0002】
【背景技術】
従来、プロジェクタとして、光源装置から射出された光束を、ダイクロイックミラーによりRGBの三色の色光に分離し、三枚の液晶パネル(光変調装置)によって色光毎に画像情報に応じて変調し、変調後の光束をクロスダイクロイックプリズムで合成し、投写レンズを介してカラー画像を拡大投写する、いわゆる三板式のプロジェクタが知られている。
【0003】
このようなプロジェクタは、図5に示すような照明光学装置100を有している。この照明光学装置100は、光源装置110と、均一照明光学系150とを有する。
光源装置110は、放射光源としての発光管(光源ランプ12)と、楕円リフレクタ130と、平行化凹レンズ140とを有しており、光源ランプ12から射出された放射状の光線をリフレクタで反射して射出し、平行化凹レンズ140で平行化させている。
均一照明光学系150は、楕円リフレクタ130で反射された光束を複数の部分光束に分割し、液晶パネル41の画像形成領域上に重畳させる機能を有し、光束分割光学素子(第1レンズアレイ160)と、偏光変換素子(PBSアレイ180)と、集光レンズ(第2レンズアレイ170、コンデンサレンズ190)とを有する(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−347293号公報(第12〜第13頁、図14)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような照明光学装置100では、光源ランプ12からの光束をすべて取り込むために、平行化凹レンズ140の光束透過領域の輪郭形状を正方形状とし、その一辺の長さ寸法をリフレクタ130の開口部の径寸法と略等しくしている。そして、平行化凹レンズ140から射出される光束が全て入射できるよう平行化凹レンズ140の後段に配置される第1レンズアレイ160、第二レンズアレイ170、PBSアレイ180、コンデンサレンズ190も平行化凹レンズ140と一辺の長さ寸法が等しい正方形の光束透過領域を有するものとしている。
これに対し、液晶パネル41の画像形成領域は、リフレクタ130の開口部の径寸法よりも非常に短い短辺、長辺から構成される長方形状となっている。そのため、コンデンサレンズ190の光束透過領域の一辺の長さ寸法と液晶パネル41の画像形成領域の短辺、長辺の長さ寸法には大きな差が生じ、コンデンサレンズ190の周縁部から射出された光束の液晶パネル41への入射角は大きなものとなる。通常、液晶パネル41はリフレクタ130やレンズ等で平行光束とされた光束が、画像形成領域に対して略垂直に入射するように設定されているので、光束の入射角が大きくなり、光束が画像形成領域に対し斜めに入射した場合には、投写映像のコントラストが悪化しやすく、画像の品質が低下する可能性がある。
また、光源ランプ12からの光束をすべて取り込むために、レンズ140,160,170,180,190の光束透過領域の一辺の長さ寸法をリフレクタ130の開口部の径寸法と略等しくしているため、照明光学装置100のさらなる小型化を図ることができないという問題もある。
【0006】
本発明の目的は、コントラストを向上させることができ、かつ、小型化できる照明光学装置及びこの照明光学装置を有するプロジェクタを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのため、本発明は以下の構成を採用して前記目的を達成しようとするものである。
本発明の照明光学装置は、入射光束を画像情報に応じて変調し、光学像を形成する長方形状の画像形成領域を備えた光変調装置を照明する照明光学装置であって、発光管、この発光管から放射された光束を反射する楕円リフレクタ、及びこの楕円リフレクタにより反射された光束を平行化する平行化レンズを備えた光源装置と、照明光軸に直交する面内に複数の小レンズをマトリクス状に配列して構成され、前記光源装置から射出された光束を複数の部分光束に分割する光束分割光学素子と、この光束分割光学素子により分割された各部分光束を前記光変調装置の画像形成領域上に重畳させる集光レンズとを備え、前記発光管は、発光部本体を内部に封入する膨出部が形成された管状部材を備え、前記膨出部の前記楕円リフレクタと反対側には、放射光束を前記楕円リフレクタに反射する反射部材が設けられ、前記反射部材の前記楕円リフレクタ側の先端位置は、前記楕円リフレクタの開口部と前記照明光軸方向において略一致し、前記平行化レンズは、前記楕円リフレクタにより反射された光束の径が前記光変調装置の画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下となる位置に配置され、前記平行化レンズ、前記光束分割光学素子、前記集光レンズの光束透過領域が前記画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下の矩形状に設定されていることを特徴とする。
【0008】
この本発明によれば、楕円リフレクタ使用しているので、光源ランプから放射される光線を単に反射するだけでなく、反射した光束を絞り込み、その径を小さくすることができる。楕円リフレクタにより反射された光束の径が画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下となる位置に平行化レンズを配置することで、平行化レンズ、さらには、この平行化レンズの後段に配置される光束分割光学素子、集光レンズの光束透過領域を画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下の矩形状に設定することができる。これにより、集光レンズから射出される光束の径は、画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下となる。
集光レンズから射出される光束の径と、画像形成領域の長辺寸法、短辺寸法との差が小さくなるので、集光レンズから射出される光束の光変調装置への入射角度を小さくすることができる。光変調装置への入射光束の入射角が小さいほど、投写映像のコントラストはよくなるため、従来の照明光学装置を用いた場合にくらべ、投写映像のコントラストを向上させることができる。
【0009】
また、このように光変調装置への入射光束の入射角が小さくなるので、光変調装置から射出される光束の射出角も小さくなる。そのため、光変調装置の後段に設けられる投写レンズのFナンバーを大きくすることができ、より解像力の高いまたは高精細な投写映像を形成することができる。
また、平行化レンズ、光束分割光学素子、集光レンズの光束透過領域は、光変調装置の画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下に設定されているので、従来の平行化レンズ、光束分割光学素子等よりも小さな寸法とすることができる。従って、照明光学装置の小型化、軽量化を図ることができる。
【0010】
また、反射部材が取り付けられていない発光管を使用する場合には、発光管から放射される光束を全て反射させるために発光管の先端までも覆うような大きな楕円リフレクタを使用する必要がある。
この発明によれば、発光管に反射部材が取り付けられているので、発光管の先端から射出される光束は楕円リフレクタ側に反射される。そのため、楕円リフレクタを発光管の先端を覆うような大きさにする必要がなくなり、楕円リフレクタの大きさを小さくすることが可能である。
【0011】
また、大きな楕円リフレクタを使用する場合には、楕円リフレクタにより反射された光束の径が画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下となる位置が光源ランプから遠くなるので、光源ランプと平行化レンズとの距離を大きくとる必要がある。また、このように光源ランプからの距離を大きくとった場合には平行化レンズの倍率を大きなものにする必要がある。
これに対し、本発明では、楕円リフレクタの大きさを小さくできるので、楕円リフレクタにより反射された光束の径が画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下となる位置が光源ランプに近くなる。そのため、平行化レンズを光源ランプに接近させることが可能であり、照明光学装置の小型化を図ることができる。また、平行化レンズを光源ランプに接近させることができるので、平行化レンズの倍率を小さくすることができる。
【0012】
本発明では、前記反射部材は、前記膨出部の先端部分に蒸着形成された金属膜であることが好ましい。
発光部本体を内部に封入する膨出部に反射部材である金属膜を形成することで、膨出部の先端部分から放射された光束を確実に楕円リフレクタに反射させることができる。従って、膨出部の先端部分から放射された光束が楕円リフレクタに反射されずに射出されてしまうことを防止できる。
【0013】
本発明では、前記平行化レンズは、光束透過領域の入射側及び/又は射出側が非球面とされた平行化凹レンズであることが好ましい。
球面の平行化凹レンズを使用した場合には、球面収差が生じるため、中心部の平行度は高いものの、周辺部の平行度がよくないことがある。
この発明によれば、平行化凹レンズの入射側及び/又は射出側を非球面とすることで、射出される光束の平行度を向上させることができる。
【0014】
本発明では、前記平行化凹レンズは、(1)光束透過領域の入射側が双曲面形状を有する非球面であり、射出側が平面であるもの、(2)前記平行化凹レンズは、光束透過領域の入射側が平面であり、前記射出側が楕円面を有する非球面であるもの、(3)前記平行化凹レンズは、光束透過領域の入射側が球面であり、前記射出側が双曲面形状を有する非球面であるものの何れかであることが好ましい。
【0015】
この発明によれば、(1)の場合には、入射側を双曲面形状を有する非球面としているので、光束は平行化凹レンズの光束透過領域の入射側で平行化され、射出側では屈折作用を受けないようにすることができる。従って、より平高度の高い射出光束を得ることができる。また、射出側は平面であるため、平行化凹レンズの作成を比較的安価に行うことができる。
また(2)の場合には、光束透過領域の射出側を非球面としているので射出される光束の径を小さくすることができる。
さらに、光束透過領域の射出側を非球面としているので射出される光束の面内照度のばらつきを比較的小さくすることができる。
(3)の場合には、光束透過領域の射出側を非球面としているので(2)と同様の効果を奏することができるほか、光束透過領域の入射側を球面としているので、入射側において光が屈折を受けないようにすることができ、より平行度の高い射出光束を得ることができる。
【0016】
本発明では、前記集光レンズは、前記光束透過領域の入射側が平面であり、射出側が双曲面形状を有する非球面であることが好ましい。
この発明によれば、前記光束透過領域の射出側を非球面としているので射出される光束の収差を小さくすることができる。従って、光変調装置の画像形成領域に確実に光束を入射させることができる。
【0017】
本発明では、前記光束分割光学素子及び集光レンズの間には、入射光束の偏光方向を揃える偏光変換素子を備え、前記偏光変換素子は、水晶又は雲母製の位相差板を有していることが好ましい。
前述したように平行化凹レンズや、光束分割光学素子の光束透過領域を小さくしたので、光束密度が高くなっているので、位相差板の耐熱性を向上させる必要がある。
本発明によれば、位相差板を水晶又は雲母製としたので、位相差板の耐熱性の耐熱性を向上させることができる。
【0018】
本発明のプロジェクタは、前述した何れかの照明光学装置を備えていることを特徴とする。
この発明によれば、前述した照明光学装置と略同様の作用効果を奏することができる。つまり、コントラストを向上させることができるプロジェクタとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の実施形態に係るプロジェクタ1の光学系の構造を表す模式図が示されている。このプロジェクタ1は、インテグレータ照明光学系(照明光学装置)10、色分離光学系20、リレー光学系30、光学装置40、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム60、および投写光学系である投写レンズ70を備えている。
前記照明光学装置10は、光源装置11および均一照明光学系15を備え、光源装置11は、光源ランプ12(発光管)と、光源ランプ12から射出された光束を反射する楕円リフレクタ13と、平行化凹レンズ14とを備えている。
均一照明光学系15は、光源装置11から射出された光束を複数の部分光束に分割するとともに、各部分光束の偏光方向を、P偏光光束あるいはS偏光光束に揃えるものであり、光束分割素子である第1レンズアレイ16、第2レンズアレイ17、偏光変換素子であるPBSアレイ18、および集光レンズであるコンデンサレンズ19を含んで構成されている。
なお、照明光学装置10についての詳細は、後述する。
【0020】
色分離光学系20は、2枚のダイクロイックミラー21,22と、反射ミラー23とを備え、ダイクロイックミラー21、22により照明光学装置10から射出された複数の部分光束を赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離する機能を有している。
【0021】
リレー光学系30は、入射側レンズ31と、リレーレンズ33と、反射ミラー32、34とを備え、色分離光学系20で分離された色光である赤色光を液晶パネル41Rまで導く機能を有している。
【0022】
この際、色分離光学系20のダイクロイックミラー21では、照明光学装置10から射出された光束のうち、赤色光と緑色光を透過し、青色光を反射する。ダイクロイックミラー21によって反射した青色光は、反射ミラー23で反射し、フィールドレンズ44を通って、青色用の液晶パネル41Bに到達する。このフィールドレンズ44は、第2レンズアレイ17から射出された各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。他の液晶パネル41G、41Rの光束入射側に設けられたフィールドレンズ44も同様である。
【0023】
また、ダイクロイックミラー21を透過した赤色光と緑色光のうちで、緑色光は、ダイクロイックミラー22によって反射し、フィールドレンズ44を通って、緑色用の液晶パネル41Gに到達する。一方、赤色光は、ダイクロイックミラー22を透過してリレー光学系30を通り、さらにフィールドレンズ44を通って、赤色光用の液晶パネル41Rに到達する。
なお、赤色光にリレー光学系30が用いられているのは、赤色光の光路の長さが他の色光の光路長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ31に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ44に伝えるためである。なお、リレー光学系30には、3つの色光のうちの赤色光を通す構成としたが、これに限らず、例えば、青色光を通す構成としてもよい。
【0024】
光学装置40は、入射された光束を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成するものであり、色分離光学系20で分離された各色光が入射される3つの入射側偏光板(図示略)と、入射側偏光板の入射側に配置されるフィールドレンズ44と、各入射側偏光板の後段に配置される光変調装置としての液晶パネル41R,41G,41Bと、各液晶パネル41R,41G,41Bの後段に配置される射出側偏光板(図示略)と、色合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム60とを備える。
【0025】
液晶パネル41R,41G,41Bは、一対の透明なガラス基板間に電気光学物質である液晶を密閉封入したものであり、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として、与えられた画像信号に従って、入射側偏光板から射出された偏光光束の偏光方向を変調する。この液晶パネル41E,41G,41Bの画像形成領域は長方形状である。
入射側偏光板は、色分離光学系20で分離された各色光のうち、一定方向の偏光光束のみ透過させ、その他の光束を吸収する光学変換素子である。また、射出側偏光板も、液晶パネル41(41R,41G,41B)から射出された光束のうち、所定方向の偏光光束のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。フィールドレンズ44は、照明光学装置10のコンデンサレンズ19で絞り込まれた射出光束を照明光軸に対して平行にするための光学素子である。
【0026】
クロスダイクロイックプリズム60は、射出側偏光板から射出され、各色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成するものである。
クロスダイクロイックプリズム60には、赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に沿って略X字状に設けられ、これらの誘電体多層膜により3つの色光が合成される。
【0027】
図2も参照して照明光学装置10について詳細に説明する。図2は照明光学装置10と液晶パネル41との関係を示す模式図である。
前述したように照明光学装置10は光源装置11および均一照明光学系15を備えている。光源装置11は、光源ランプ12と、光源ランプ12から射出された光束を反射する楕円リフレクタ13と、平行化凹レンズ14とを備えている。光源ランプ12は、図示しないが、所定距離離間して配置される一対の電極(発光部本体)と、この電極が封入された管状部材120とを備え、管状部材120は、電極の離間部分において外側に膨出した膨出部122を有している。この膨出部122の平行化凹レンズ14側の先端部分には反射部材121が取り付けられている。
この反射部材121は膨出部122の先端側から放射される光束を楕円リフレクタ13に反射するものであり、蒸着形成された金属膜である。
一対の電極間に電圧を印加すると、アーク放電が起こり、光源ランプ12が点灯する。なお、このような光源ランプ12は、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプ等を使用することができる。
【0028】
平行化凹レンズ14は、楕円リフレクタ13により反射された光束を平行化するものである。この平行化凹レンズ14の光束透過領域の入射側は双曲面形状を有する非球面であり、射出側は平面となっている。平行化凹レンズ14は、楕円リフレクタ13により反射された光束の径が液晶パネル41の画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下となる位置に配置されている。
【0029】
均一照明光学系15は、第1レンズアレイ16、第2レンズアレイ17、PBSアレイ18、およびコンデンサレンズ19を有している。
第1レンズアレイ16は、光源ランプ12から射出された光束を複数の部分光束に分割する光束分割光学素子としての機能を有し、照明光軸と直交する面内にマトリクス状に配列される複数のレンズを備えて構成され、各レンズの縦横比は、後述する光学装置40を構成する液晶パネル41R、41G、41Bの画像形成領域の縦横比と対応している。
【0030】
第2レンズアレイ17は、前述の第1レンズアレイ16により分割された部分部分光束を集光する集光レンズであり、第1レンズアレイ16と同様に照明光軸に直交する面内にマトリクス状に配列される複数のレンズを備えている。各レンズの配列は、第1レンズアレイ16を構成するレンズと対応しているが、その大きさは、第1レンズアレイ16のように液晶パネル41R、41G、41Bの画像形成領域の縦横比と対応する必要はない。
【0031】
偏光変換素子としてのPBSアレイ18は、第1レンズアレイ16により分割された各部分光束の偏光方向を一方向に揃える光学素子である。このPBSアレイ18は、図示しないが、偏光方向の異なる2種類のP偏光光束およびS偏光光束のうち、一方の偏光光束を透過させ、他方の偏光光束を反射して両偏光光束に分離する偏光分離膜と、この偏光分離膜で反射した他方の偏光光束の進行方向を折り曲げて、透過した一方の偏光光束の出射方向に揃える反射ミラーと、透過した一方の偏光光束の偏光変換を行う位相差板とを含んで構成される。この位相差板は、水晶又は雲母製となっている。
このようなPBSアレイ18を採用することで、光源ランプ12から射出される光束を一方向の偏光光束のみに揃えることができるため、光源光の利用効率を向上させることができる。
【0032】
コンデンサレンズ19は、集光レンズであり、第1レンズアレイ16、第2レンズアレイ17、およびPBSアレイ18を経た複数の部分光束を集光して、液晶パネル41R、41G、41Bの画像形成領域上に重畳させる機能を有するレンズである。このコンデンサレンズ19は光束透過領域の入射側が平面であり、射出側が双曲面形状を有する非球面となっている。
【0033】
このような平行化凹レンズ14、第1レンズアレイ16、第2レンズアレイ17、およびPBSアレイ18、コンデンサレンズ19の光束透過領域は、略正方形状であり、各光束透過領域の一辺の長さ寸法は、液晶パネル41の画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下となっている。
【0034】
次に、図3,4をも参照して照明光学装置10の光源ランプ12から放射される光束の軌跡について説明する。図3は照明光学装置10を上から見た場合の光束の軌跡を示す図であり、図4は照明光学装置10を側方から見た場合の光束の軌跡を示す図である。また、図3,4には液晶パネル41の前段に配置されるフィールドレンズ44が示されている。
【0035】
照明光学装置10において、光源ランプ12を点灯させると、光束が放射され、この光束は楕円リフレクタ13により反射される。この楕円リフレクタ13により反射された光束は平行化凹レンズ14に入射され、平行化される。平行化凹レンズ14は、前述したように、楕円リフレクタ13により反射された光束の径が液晶パネル41の画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下となる位置に配置されており、また、光束透過領域の一辺は、画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下であるため、平行化凹レンズ14から射出される光束の径は、液晶パネル41の画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下となる。
【0036】
この光束は第1レンズアレイ16、第2レンズアレイ17、およびPBSアレイ18、コンデンサレンズ19に入射される。これらのレンズ16,17,18,19の光束透過領域の一辺は、画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下であるため、コンデンサレンズ19から射出された光束の径は、パネル41の画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下となり、フィールドレンズ44を介して液晶パネル41の画像形成領域に略垂直に入射される。
【0037】
従って、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
楕円リフレクタ13を使用しているので、光源ランプ12から放射される光束を単に反射するだけでなく、反射した光束を絞り込み、その径を小さくすることができる。楕円リフレクタ13により反射された光束の径が液晶パネル41の画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下となる位置に平行化凹レンズ14を配置することで、平行化凹レンズ14の光束透過領域の一辺の長さ寸法を、画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下とすることができる。これにより、この平行化凹レンズ14の後段に配置される第1レンズアレイ16、第2レンズアレイ17、PBSアレイ18、コンデンサレンズ19の光束透過領域の一辺の長さ寸法も画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下に設定することができる。コンデンサレンズ19から射出される光束の径は、画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下となり、コンデンサレンズ19から射出される光束の径と、液晶パネル41の画像形成領域の長辺、短辺寸法との差が小さくなる。そのため、コンデンサレンズ19から射出される光束は液晶パネル41の画像形成領域へ略垂直に入射し、入射角度が小さくなる。液晶パネル41への入射光束の入射角が小さいほど、投写映像のコントラストはよくなるため、投写映像のコントラストを向上させることができる。
【0038】
また、このように液晶パネル41への入射光束の入射角が小さくなるので、液晶パネル41から射出される光束の射出角も小さくなる。そのため、投写レンズ70のFナンバーを大きくすることができ、より解像力の高いまたは高精細な投写映像を形成することができる。
さらに、前述したように平行化凹レンズ14、第1レンズアレイ16、第2レンズアレイ17、およびPBSアレイ18、コンデンサレンズ19の光束透過領域の一辺の長さ寸法は、液晶パネル41の画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下である。従って、これらのレンズ14,16,17,18,19は、楕円リフレクタ13の開口部の径寸法と略同じ寸法の光束透過領域を有する従来の平行化凹レンズ、光束分割光学素子等よりも小さな寸法となる。そのため、照明光学装置10の小型化、軽量化を図ることができる。
【0039】
反射部材121が取り付けられていない光源ランプ12を使用する場合には、光源ランプ12から放射される光束を全て反射させるために光源ランプ12の先端までも覆うような大きな楕円リフレクタを使用する必要がある。
本実施形態では、光源ランプ12に反射部材121が取り付けられているので、光源ランプ12の先端側からは放射される光束は全て楕円リフレクタ13側に反射される。そのため、楕円リフレクタ13を光源ランプ12の先端を覆うような大きさにする必要がなくなり、楕円リフレクタ13の大きさを小さくすることができる。
【0040】
また、大きな楕円リフレクタを使用する場合には、楕円リフレクタにより反射された光束の径が画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下となる位置が光源ランプ12から遠くなるので、光源ランプ12と平行化凹レンズ14との距離を大きくとる必要がある。また、このように光源ランプ12からの距離を大きくとった場合には平行化凹レンズ14の倍率を大きなものにする必要がある。
これに対し、本実施形態では、楕円リフレクタ13の大きさを小さくできるので、楕円リフレクタ13により反射された光束の径が液晶パネル41の画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下となる位置が光源ランプ12に近くなる。そのため、平行化凹レンズ14を光源ランプ12に接近させることが可能であり、照明光学装置10の小型化を図ることができる。また、光源ランプ12に接近させることができるので平行化凹レンズ14の倍率を小さくすることができる。
さらに、電極を内部に封入する膨出部122に金属膜の反射部材121を蒸着することで、膨出部122の先端部分から放射された光束を確実に楕円リフレクタ13に反射させることができる。従って、膨出部122の先端部分から放射された光束が楕円リフレクタ13で反射されずに射出されてしまうことを防止できる。
【0041】
平行化凹レンズ14の光束透過領域の入射側を双曲面形状を有する非球面としているので、光束は入射側で平行化され、射出側では屈折作用を受けないようにすることができる。従って、より平高度の高い射出光束を得ることができる。また、射出側は平面であるため、平行化凹レンズ14の作成を比較的安価に行うことができる。
さらに、コンデンサレンズ19の光束透過領域の射出側を非球面としているので射出される光束の収差を小さくすることができる。従って、液晶パネル41の画像形成領域に確実に光束を入射させることができる。また、光束透過領域の入射側が平面であるため、コンデンサレンズ19の作成を容易に行うことができる。
【0042】
また、本実施形態では、前述したように平行化凹レンズ14や、第1レンズアレイ16等の光束透過領域を小さくしたので、光束密度が高くなっている。そのため、PBSアレイの位相差板の耐熱性を向上させる必要がある。本実施形態では、この位相差板を水晶又は雲母製としているので、樹脂製等の位相差板に比べ耐熱性を向上させることができる。
【0043】
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、平行化凹レンズ14は、光束透過領域の入射側が双曲面形状を有する非球面であり、射出側が平面であるとしたが、これには限られず、入射側が平面であり、射出側が楕円面を有する非球面であるものや、入射側は球面であり、射出側は双曲面形状を有する非球面であるものであってもよい。
前者の場合には、射出側を非球面としているので射出される光束の径を小さくすることができる。また、射出側を非球面としているので射出される光束の面内照度のばらつきを比較的小さくすることができる。
後者の場合には、前者と同様の効果を奏することができるうえ、入射側を球面としているので、入射側において光が屈折を受けないようにすることができ、より平行度の高い射出光束を得ることができる。
【0044】
さらに、平行化凹レンズは、非球面を有さず、球面のみを有するものとしてもよい。この場合には、球面収差が生じ、平行度が悪くなる可能性があるが、球面を形成すればよいので、非球面を形成する場合に比べ、製造が容易となるという利点がある。
【0045】
また、前記実施形態では、コンデンサレンズ19は光束透過領域の入射側が平面であり、射出側が双曲面形状を有する非球面であるとしたが、これには限られず、例えば、入射側及び射出側が平面であってもよい。このようにすることで、コンデンサレンズ19の製造の容易化を図ることができる。
また、PBSアレイ18の位相差板を水晶又は雲母製としたが、これには限られず、例えば、位相差板を樹脂製としてもよい。
【0046】
さらに、光源ランプ12には反射部材121が取り付けられているとしたが、反射部材121は設けられていなくてもよい。このようにすれば、部材点数を削減することが可能である。ただし、反射部材121がない場合には、光源ランプ12から光線が放射状に射出されるので、楕円リフレクタを大きなものとする必要がある。
また、前記実施形態では、平行化凹レンズ14、第1レンズアレイ16、第2レンズアレイ17、およびPBSアレイ18、コンデンサレンズ19の光束透過領域を略正方形状としたが、これには限られず、液晶パネル41の画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下である長方形状であってもよい。ただし、光束は円形状の断面を有しているので、前記実施形態のように正方形状とした方が光束透過領域のうち、光束が透過しない部分が少なくてよいという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるプロジェクタの光学系を示す模式図。
【図2】照明光学装置と液晶パネルとの関係を示す模式図。
【図3】光源装置から射出された光束の軌跡を示す図。
【図4】光源装置から射出された光束の軌跡を示す図。
【図5】従来の照明光学装置と液晶パネルとの関係を示す模式図。
【符号の説明】
1…プロジェクタ、10…照明光学装置、11…光源装置、12…光源ランプ、13…楕円リフレクタ、14…平行化凹レンズ、16…第1レンズアレイ、17…第2レンズアレイ、18…PBSアレイ、19…コンデンサレンズ、41,41R,41G,41B…液晶パネル、120…管状部材、121…反射部材、122…膨出部。

Claims (9)

  1. 入射光束を画像情報に応じて変調し、光学像を形成する長方形状の画像形成領域を備えた光変調装置を照明する照明光学装置であって、
    発光管、この発光管から放射された光束を反射する楕円リフレクタ、及びこの楕円リフレクタにより反射された光束を平行化する平行化レンズを備えた光源装置と、
    照明光軸に直交する面内に複数の小レンズをマトリクス状に配列して構成され、前記光源装置から射出された光束を複数の部分光束に分割する光束分割光学素子と、
    この光束分割光学素子により分割された各部分光束を前記光変調装置の画像形成領域上に重畳させる集光レンズとを備え、
    前記発光管は、発光部本体を内部に封入する膨出部が形成された管状部材を備え、
    前記膨出部の前記楕円リフレクタと反対側には、放射光束を前記楕円リフレクタに反射する反射部材が設けられ、
    前記反射部材の前記楕円リフレクタ側の先端位置は、前記楕円リフレクタの開口部と前記照明光軸方向において略一致し、
    前記平行化レンズは、前記楕円リフレクタにより反射された光束の径が前記光変調装置の画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下となる位置に配置され、
    前記平行化レンズ、前記光束分割光学素子、前記集光レンズの光束透過領域が前記画像形成領域の短辺寸法以上、長辺寸法以下の矩形状に設定されていることを特徴とする照明光学装置。
  2. 請求項1に記載の照明光学装置において、
    前記反射部材は、前記膨出部の先端部分に蒸着形成された金属膜であることを特徴とする照明光学装置。
  3. 請求項1または2に記載の照明光学装置において、
    前記平行化レンズは、光束透過領域の入射側及び/又は射出側が非球面とされた平行化凹レンズであることを特徴とする照明光学装置。
  4. 請求項3に記載の照明光学装置において、
    前記平行化凹レンズは、光束透過領域の入射側が双曲面形状を有する非球面であり、射出側が平面であることを特徴とする照明光学装置。
  5. 請求項3に記載の照明光学装置において、
    前記平行化凹レンズは、光束透過領域の入射側が平面であり、
    前記射出側が楕円面を有する非球面であることを特徴とする照明光学装置。
  6. 請求項3に記載の照明光学装置において、
    前記平行化凹レンズは、光束透過領域の入射側が球面であり、
    前記射出側が双曲面形状を有する非球面であることを特徴とする照明光学装置。
  7. 請求項1から6の何れかに記載の照明光学装置において、
    前記集光レンズは、前記光束透過領域の入射側が平面であり、射出側が双曲面形状を有する非球面であることを特徴とする照明光学装置。
  8. 請求項1から7の何れかに記載の照明光学装置において、
    前記光束分割光学素子及び集光レンズの間には、入射光束の偏光方向を揃える偏光変換素子を備え、
    前記偏光変換素子は、水晶又は雲母製の位相差板を有していることを特徴とする照明光学装置。
  9. 請求項1から8の何れかに記載の照明光学装置を備えることを特徴とするプロジェクタ。
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