JP2005038652A - 発光管、照明装置、プロジェクタ及び発光管の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】管球の内部の一部に精度よく反射面を形成することが容易になるような構造をもった発光管を提供する。
【解決手段】管球12の内部に配設された2つの電極間16A,16Bで発光が行われる発光管において、
前記管球は、前記2つの電極16A,16Bが離隔された方向に沿って配置された2つの管球部材12A,12Bを結合して構成された管球であって、
前記2つの管球部材のうち一方の管球部材12Aの内面は回転楕円面形状を有するとともに反射膜18が形成されてなり、
前記一方の管球部材12Aの内面における2つの焦点位置には、前記2つの電極16A,16Bに対応するそれぞれの輝点が配置されるように構成されてなることを特徴とする発光管。
【選択図】 図2
【解決手段】管球12の内部に配設された2つの電極間16A,16Bで発光が行われる発光管において、
前記管球は、前記2つの電極16A,16Bが離隔された方向に沿って配置された2つの管球部材12A,12Bを結合して構成された管球であって、
前記2つの管球部材のうち一方の管球部材12Aの内面は回転楕円面形状を有するとともに反射膜18が形成されてなり、
前記一方の管球部材12Aの内面における2つの焦点位置には、前記2つの電極16A,16Bに対応するそれぞれの輝点が配置されるように構成されてなることを特徴とする発光管。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光管、照明装置、プロジェクタ及び発光管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図11〜図13は、従来の照明装置を示す図である。それぞれの図において、(a)は照明装置を示す断面図であり、(b)は発光管を示す断面図である。これら従来の照明装置は、回転楕円面形状を有する管球の内部又は外部の一部に所定の反射面を設けた構造を有する発光管とリフレクタとを備えている。そして、これら従来の発光管においては、上記反射面は回転楕円面形状を有する管球の一方の焦点に位置する輝点からの光を他の焦点に位置する輝点に向けて反射するように構成されているため、迷光を抑制したり射出光の平行度を高めたりすることができるという効果を有している(例えば、特許文献1〜3参照。)。特に、これらのうち特許文献1に開示された照明装置は、管球の内面に反射面を設けた構造を有しているため、光が通過する界面の数が少なくなり、界面を透過する際の反射ロスや望ましくない屈折の影響を無くすることができるという効果をも有している。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−3019号公報(図1及び図2)
【特許文献2】
実開平5−87806号公報(図1及び図2)
【特許文献3】
特開平6−347780号公報(図2及び図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示された発光管においては、管球の内部の一部に精度よく反射面を形成することは実際上容易ではないという問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、管球の内部の一部に精度よく反射面を形成することが容易になるような構造をもった発光管を提供することを目的とする。また、このような発光管を有する照明装置及びプロジェクタを提供することを目的とする。さらにまた、このような発光管を容易に製造することのできる発光管の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の発光管は、管球の内部に配設された2つの電極間で発光が行われる発光管において、前記管球は、前記2つの電極が離隔された方向に沿って配置された2つの管球部材を結合して構成された管球であって、前記2つの管球部材のうち一方の管球部材の内面は回転楕円面形状を有するとともに反射膜が形成されてなり、前記一方の管球部材の内面における2つの焦点位置には、前記2つの電極に対応するそれぞれの輝点が配置されるように構成されてなることを特徴とする。
【0007】
このため、本発明の発光管によれば、前記2つの管球部材のうち一方の管球部材の内面は回転楕円面形状を有するとともに反射膜が形成されているため、一方の管球部材の内面における2つの焦点位置のうち一方の焦点に位置する輝点から射出される射出光は他の焦点に位置する輝点に向けて反射され、これによって迷光を抑制したり射出光の平行度を高めたりすることができるという効果を有する。
また、本発明の発光管によれば、前記一方の管球部材の内面に反射膜が形成されているため、光が通過する界面の数が少なくなり、界面を透過する際の反射ロスや望ましくない屈折の影響を無くすることができるという効果を有する。
さらにまた、本発明の発光管によれば、2つの管球部材を結合して構成された管球を用いているので、管球の内部の一部に精度良く反射面を形成することが容易になる。
【0008】
(2)上記(1)に記載の発光管においては、前記反射膜はTa2O5とSiO2との多層膜からなることが好ましい。
このように構成することにより、反射膜の耐熱性を高めることができ、極めて高温にさらされる発光管の内面においても長期間にわたって良好な反射特性を維持することができる。
【0009】
(3)上記(1)又は(2)に記載の発光管においては、前記2つの管球部材のうち他方の管球部材の内面は減反射膜が形成されてなることが好ましい。
このように構成することにより、発光管の輝点から射出される光が発光管の内面で不要な反射をすることが抑制されるため、この発光管をプロジェクタの照明装置に用いた場合には、従来よりも高輝度で平行度の高い照明光を射出することができる。
この減反射膜は、耐熱性及び減反射特性が良好なTa2O5とSiO2との多層膜からなることが好ましい。
【0010】
(4)上記(1)〜(3)のいずれかに記載の発光管においては、前記2つの管球部材のうち他方の管球部材の外面は減反射膜が形成されてなることが好ましい。
このように構成することにより、発光管の輝点から射出される光が発光管の外面で不要な反射をすることが抑制されるため、この発光管をプロジェクタの照明装置に用いた場合には、従来よりも高輝度で平行度の高い照明光を射出することができる。
この減反射膜は、耐熱性及び減反射特性が良好なTa2O5とSiO2との多層膜からなることが好ましい。
【0011】
(5)上記(1)〜(4)のいずれかに記載の発光管においては、前記2つの管球部材のうち他方の管球部材の内面は回転楕円面形状を有することが好ましい。
このように構成することにより、一方の管球部材と他方の管球部材とを同じ形状の部材で構成することが可能になり、精度良く管球を製造することが容易になる。
【0012】
(6)上記(1)〜(4)のいずれかに記載の発光管においては、前記2つの管球部材のうち他方の管球部材の内面は球面形状を有することが好ましい。
このように構成することにより、他方の管球部材を製造することが容易になる。
【0013】
(7)本発明の照明装置は、上記(1)〜(6)のいずれかに記載の発光管と、この発光管からの射出光を反射する楕円面リフレクタと、この楕円面リフレクタからの反射光を平行化する平行化レンズとを備えたことを特徴とする。
このため、本発明の照明装置によれば、管球の内部の一部に反射面を精度良く形成することが容易になる構造の発光管を備えているため、従来よりも高輝度で平行度の高い照明光を射出することができる。
【0014】
(8)本発明の照明装置は、上記(1)〜(6)のいずれかに記載の発光管と、この発光管からの射出光を反射する放物面リフレクタとを備えたことを特徴とする。
このため、本発明の照明装置によれば、管球の内部の一部に反射面を精度良く形成することが容易になる構造の発光管を備えているため、従来よりも高輝度で平行度の高い照明光を射出することができる。
【0015】
(9)本発明のプロジェクタは、上記(7)又は(8)に記載の照明装置と、この照明装置からの照明光を画像情報に基づいて変調する電気光学変調装置と、この電気光学変調装置からの変調光を投写する投写レンズとを備えたことを特徴とする。
このため、本発明のプロジェクタによれば、従来よりも高輝度で平行度の高い照明光を射出することができる照明装置を備えているため、従来よりも高輝度で高画質のプロジェクタとなる。
【0016】
(10)本発明の発光管の製造方法は、管球の内部に配設された2つの電極間で発光が行われる発光管を製造する発光管の製造方法であって、回転楕円面形状を有する内面に反射膜が形成されてなる第1の管球部材と、内面に反射膜が形成されていない第2の管球部材を準備する工程と、これら第1の管球部材及び第2の管球部材を結合するとともに、前記第1の管球部材の内面における2つの焦点位置に前記2つの電極に対応するそれぞれの輝点が配置されるように前記2つの電極を配置する工程と、を含むことを特徴とする。
【0017】
このため、本発明の発光管の製造方法によれば、従来よりも精度良く管球の内部の一部に反射面を形成することが容易になる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された発光管、照明装置、プロジェクタ及び発光管の製造方法について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
[実施形態1]
1.発光管
図1は、本発明の実施形態1に係る発光管を示す断面図である。図2は、実施形態1に係る発光管10の作用説明図である。実施形態1に係る発光管10は、図1に示されるように、管球の内部に配設された2つの電極16A,16B間で発光が行われる発光管である。そして、この発光管10における管球12は、2つの電極16A,16Bが離隔された方向に沿って配置された2つの管球部材12A,12Bを結合して構成された管球である。2つの管球部材12A,12Bのうち管球部材12Aの内面は回転楕円面形状を有するとともに反射膜18が形成されている。一方、管球部材12Bの内面は回転楕円面形状を有しているが反射膜18は形成されていない。そして、この管球部材12Aの内面における2つの焦点位置には、2つの電極16A,16Bに対応するそれぞれの輝点17A,17Bが配置されるように構成されている。
【0019】
このため、実施形態1に係る発光管10によれば、管球部材12Aの内面が回転楕円面形状を有するとともに反射膜18が形成されているため、図2に示されるように、管球部材12Aの内面における2つの焦点位置のうち一方の焦点に位置する輝点から射出される射出光は他の焦点に位置する輝点に向けて反射され、これによって迷光を抑制したり射出光の平行度を高めたりすることができるという効果を有する。
また、実施形態1に係る発光管10によれば、管球部材12Aの内面に反射膜18が形成されているため、図2に示されるように、発光管10内部で発生した光が発光管の外面を出るまでに通過する界面の数が少なくなり、界面を透過する際の反射ロスや望ましくない屈折の影響を無くすることができるという効果を有する。
さらにまた、実施形態1に係る発光管10によれば、2つの管球部材12A,12Bを結合して構成された管球12を用いているので、管球の内部の一部に精度良く反射膜18を形成することが容易になる。
【0020】
実施形態1に係る発光管10においては、反射膜はTa2O5とSiO2との多層膜からなる。このため、反射膜の耐熱性が高く、極めて高温にさらされる発光管10の内面においても長期間にわたって良好な反射特性を維持することができる。
【0021】
本発明の発光管においては、反射膜18を管球部材12A内面の一部に形成することもできるが、実施形態1に係る発光管10においては、反射膜18の形成を容易にするために、反射膜18を管球部材12A内面の全面に形成している。
【0022】
また、実施形態1に係る発光管10においては、管球部材12Aをその回転楕円面の両焦点を結ぶ軸に垂直な面であって回転楕円体の中心を含む面で切断した構造としている。しかしながら、本発明の発光管においては、これに限られず、切断面をいずれの焦点に偏らせた面で切断した構造とすることもできる。
【0023】
実施形態1に係る発光管10においては、管球部材12Bの内面及び外面には減反射膜(図示せず)が形成されている。このため、発光管の輝点17A,17Bから射出される光が発光管の内面及び外面で不要な反射をすることが抑制されるため、この発光管をプロジェクタの照明装置に用いた場合には、従来よりも高輝度で平行度の高い照明光を射出することができるようになる。この減反射膜も、反射膜18と同様に耐熱性及び減反射特性が良好なTa2O5とSiO2との多層膜からなる。
【0024】
実施形態1に係る発光管10においては、他方の管球部材12Bの内面も回転楕円面形状を有している。このため、一方の管球部材12Aと他方の管球部材12Bとを同じ形状の部材で構成することが可能になり、精度良く管球を製造することが容易になるという効果も有する。
【0025】
2.発光管の製造方法
次に、実施形態1に係る発光管10を製造する際の製造工程を説明する。図3及び図4は、実施形態1に係る発光管10の製造工程を説明するための図である。(a)〜(f)は製造工程における各工程を示す図である。実施形態1に係る発光管10は、以下の工程(I)及び(II)を含んでいる。
【0026】
(I)管球部材準備工程
この工程は、回転楕円面形状を有する内面に反射膜18が形成されてなる第1の管球部材54A及び内面に反射膜が形成されていない第2の管球部材54Bを準備する工程であり、以下の(a)工程〜(e)工程を含む。
(a)管球部材の原材料となるガラス管50を準備する。
(b)次に、このガラス管50を内面が管球部材の外面の形状をした型60に入れた後、不活性ガスにより内圧をかけながら加熱してガラス管50の中心部を膨張させて、内面が回転楕円面形状を有する膨張ガラス管52を製造する。
(c)次に、膨張ガラス管52を型から外す。
(d)次に、膨張ガラス管52を中央部で切断し、管球部材54A及び管球部材54Bを製造する。
(e)次に、管球部材54Aの内面に、管球部材54Aを自公転させながら多層蒸着を行い、Ta2O5とSiO2との多層膜からなる反射膜18を形成する。このとき、管球部材54Bの内面及び外面にも、管球部材54Bを自公転させながら多層蒸着を行い、Ta2O5とSiO2との多層膜からなる減反射膜(図示せず)を形成する。
【0027】
(II)管球部材結合工程
この工程は、第1の管球部材54A及び第2の管球部材54Bを結合するとともに、第1の管球部材54Aの内面における2つの焦点位置に2つの電極16A,16Bに対応するそれぞれの輝点が配置されるように2つの電極16A,16Bを配置する工程であり、以下の(f)工程を含む。
(f)管球部材54A及び管球部材54Bの管の中に電極16A、14A及び15A並びに電極16B、14B及び15Bを挿入して、加熱しながら各電極をガラスに封入するとともに、管球部材54A及び管球部材54Bを溶着により結合する。
【0028】
以上の工程により、管球12の内部に配設された2つの電極間16A,16Bで発光が行われる発光管であって、この管球12が2つの電極16A,16Bが離隔された方向に沿って配置された2つの管球部材12A,12Bを結合して構成された管球であり、一方の管球部材12Aの内面は回転楕円面形状を有するとともに反射膜18が形成されてなり、一方の管球部材12Aの内面における2つの焦点位置には、2つの電極16A,16Bに対応するそれぞれの輝点17A,17Bが配置されるように構成されてなる発光管10が得られる。
【0029】
なお、本発明の発光管の製造方法においては、上記した(a)工程〜(d)工程を以下の工程(d’)工程に代えて上記工程(I)を実施するようにしても、発光管10を製造することができる。
(d’)内面が所定の形状を有する外型と、外面が回転楕円面形状を有する内型の間にガラス材料を入れた状態で加熱して、内面が回転楕円面形状を有する管球部材54A及び管球部材54Bを製造する。
【0030】
3.照明装置
次に実施形態1に係る照明装置100を説明する。図5は、実施形態1に係る発光管10を備えた照明装置100を示す断面図である。図6は、実施形態1に係る発光管10を備えた照明装置100の作用説明図である。この照明装置100は、図5に示されるように、上記した発光管10の他に、この発光管10からの射出光を反射する楕円面リフレクタ20と、この楕円面リフレクタ20からの反射光を平行化する平行化レンズ30とを備えている。
【0031】
このため、実施形態1に係る照明装置100によれば、発光管10の射出光が楕円面リフレクタ20によって反射され、その後平行化レンズ30によって平行化されて後段の光学系に向かって進行する。このとき、実施形態1に係る照明装置100においては、発光管として上記した発光管10を用いているので、管球部材12Aの内面における2つの焦点位置のうち一方の焦点に位置する輝点から射出される射出光は他の焦点に位置する輝点に向けて反射され、これによって迷光を抑制したり射出光の平行度を高めたりすることができる。また、発光管10内部で発生した光が発光管の外面を出るまでに通過する界面の数が少なくなり、界面を透過する際の反射ロスや望ましくない屈折の影響を無くすることができる。さらにまた、管球12の内部の一部に反射膜18を精度良く形成することが容易になる構造の発光管10を備えているため、図6に示されるように、従来よりも高輝度で平行度の高い照明光を射出することができる。
【0032】
4.プロジェクタ
図7は、照明装置100を備えたプロジェクタの構成図である。この光学系は、発光管10、楕円面リフレクタ20及び平行化レンズ30からなる照明装置100と、照明装置100からの射出光を所定の光に調整する手段とを備えた照明光学系300と、ダイクロイックミラー382,386、反射ミラー384等を有する色光分離光学系380と、入射側レンズ392、リレーレンズ396、反射ミラー394,398を有するリレー光学系390と、各色光に対応するフィールドレンズ400,402,404及び光変調装置としての液晶パネル410R,410G,410Bと、色光合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム420と、投写レンズ600とを備えている。
【0033】
次に、上記構成のプロジェクタの作用を説明する。まず、発光管10の中心より楕円面リフレクタ20側へ射出される射出光は、楕円面リフレクタ20により反射されて照明装置100の前方に向かう。また、発光管10の中心より楕円面リフレクタとは逆側へ射出される射出光は、反射膜18(図5及び図6に図示)により反射されて楕円面リフレクタ20に戻った後、楕円面リフレクタ20により反射されて照明装置100の前方に向かう。
【0034】
照明装置100を出た光は平行化レンズ30に入り、そこで光の進行方向が照明光学系300の光軸とほぼ平行に調整された後、インテグレータレンズを構成する第1レンズアレイ320の各小レンズ321に入射する。第1レンズアレイ320は、入射光を小レンズ321の数に応じた複数の部分光束に分割する。第1レンズアレイ320を出た各部分光束は、その各小レンズ321にそれぞれ対応した小レンズ341を有してなるインテグレータレンズを構成する第2レンズアレイ340に入射する。そして、第2レンズアレイ340からの射出光は、偏光変換素子アレイ360の対応する偏光分離膜(図示省略)の近傍に集光される。その際、遮光板(図示省略)により、偏光変換素子アレイ360への入射光のうち、偏光分離膜に対応する部分にのみ光が入射するように調整される。
【0035】
偏光変換素子アレイ360では、そこに入射した光束が同じ種類の直線偏光に変換される。そして、偏光変換素子アレイ360で偏光方向が揃えられた複数の部分光束は重畳レンズ370に入り、そこで液晶パネル410R,410G,410Bを照射する各部分光束が、対応するパネル面上で重なり合うように調整される。
【0036】
色光分離光学系380は、第1及び第2ダイクロイックミラー382,386を備え、照明光学系から射出される光を、赤、緑、青の3色の色光に分離する機能を有している。第1ダイクロイックミラー382は、重畳レンズ370から射出される光のうち赤色光成分を透過させるとともに、青色光成分と緑色光成分とを反射する。第1ダイクロイックミラー382を透過した赤色光は、反射ミラー384で反射され、フィールドレンズ400を通って赤色光用の液晶パネル410Rに達する。このフィールドレンズ400は、重畳レンズ370から射出された各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。他の液晶パネル410G,410Bの前に設けられたフィールドレンズ402,404も同様に作用する。
【0037】
さらに、第1ダイクロイックミラー382で反射された青色光と緑色光のうち、緑色光は第2ダイクロイックミラー386によって反射され、フィールドレンズ402を通って緑色光用の液晶パネル410Gに達する。一方、青色光は、第2ダイクロイックミラー386を透過し、リレー光学系390、すなわち、入射側レンズ392、反射ミラー394、リレーレンズ396、及び反射ミラー398を通り、さらにフィールドレンズ404を通って青色光用の液晶パネル410Bに達する。なお、青色光にリレー光学系390が用いられているのは、青色光の光路長が他の色光の光路長よりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ392に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ404に伝えるためである。なお、リレー光学系390は、3つの色光のうちの青色光を通す構成としたが、赤色光等の他の色光を通す構成としてもよい。
【0038】
3つの液晶パネル410R,410G,410Bは、入射した各色光を、与えられた画像情報に従って変調し、各色光の画像を形成する。なお、3つの液晶パネル410R,410G,410Bの光入射面側、光出射面側には、通常、偏光板が設けられている。
【0039】
上記の各液晶パネル410R,410G,410Bから射出された3色の変調光は、これらの変調光を合成してカラー画像を形成する色光合成光学系としての機能を有するクロスダイクロイックプリズム420に入る。クロスダイクロイックプリズム420には、赤色光を反射する誘電体多層膜と、青色光を反射する誘電体多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に略X字状に形成されている。これらの誘電体多層膜によって赤、緑、青の3色の変調光が合成されて、カラー画像を投写するための合成光が形成される。そして、クロスダイクロイックプリズム420で合成された合成光は、最後に投写レンズ600に入り、そこからスクリーン上にカラー画像として投写表示される。
【0040】
上記プロジェクタによれば、そこに用いられている発光管10、楕円面リフレクタ20及び平行化レンズ30からなる照明装置100のすでに説明した作用に起因して、従来よりも高輝度で高画質のプロジェクタとなる。
【0041】
なお、この実施形態においては、透過型の液晶パネルを用いたプロジェクタを例に説明したが、本発明は、反射型の液晶パネルを用いたプロジェクタにも適用することが可能である。ここで、「透過型」とは、液晶パネル等の光変調装置が光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、それが光を反射するタイプであることを意味している。また、光変調装置は液晶パネルに限られるものではなく、例えば、マイクロミラーを用いた装置であってもよい。さらに、本発明の照明光学系は、投写像を観察する方向から投写を行う前面投写型プロジェクタにも、また、投写像を観察する方向とは反対側から投写を行う背面投写型プロジェクタにも適用可能である。
【0042】
[実施形態2]
図8は、実施形態2に係る照明装置100Bを示す断面図である。実施形態2に係る照明装置100Bは、上記した発光管10と、この発光管10からの射出光を反射する放物面リフレクタ20Bとを備えている。
【0043】
このように実施形態2に係る照明装置100Bは楕円面リフレクタ20に代えて放物面リフレクタ20Bを用いているが、このような照明装置100Bにおいても、実施形態1に係る照明装置100の場合と同様に、管球12の内部の一部に反射膜18を精度良く形成することが容易になる構造の発光管10を備えているため、従来よりも高輝度で平行度の高い照明光を射出することができる。
【0044】
[実施形態3]
本発明の発光管においては、他方の管球部材として、内面が球面形状を有する管球部材を用いることもできる。図9は、実施形態3に係る発光管を示す断面図である。図10は、実施形態3に係る発光管の作用説明図である。実施形態3に係る発光管10Sにおいては、図8及び図9に示されるように、他方の管球部材として、内面が球面形状を有する管球部材12Sを用いている。
【0045】
このように、実施形態3に係る発光管10Sにおいては、内面が球面形状を有する管球部材12Sを他方の管球部材として用いているが、このように構成することによっても、図9に示されるように、一方の管球部材としては、実施形態1に係る管球部材12Aと同じ管球部材12A(すなわち、内面が回転楕円面形状を有するとともに反射膜が形成された管球部材)を用いるとともに、この管球部材12Aの2つの焦点位置には、2つの電極16A,16Cに対応するそれぞれの輝点17A,17Cが配置されるように構成されてなるため、実施形態1の場合と同じ効果を有する。さらに、実施形態3に係る発光管によれば、他方の管球部材12Cを製造することが容易になるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る発光管を示す断面図。
【図2】実施形態1に係る発光管の作用説明図。
【図3】実施形態1に係る発光管の製造工程を示す図(その1)。
【図4】実施形態1に係る発光管の製造工程を示す図(その2)。
【図5】実施形態1に係る照明装置を示す断面図。
【図6】実施形態1に係る照明装置の作用説明図。
【図7】実施形態1に係るプロジェクタの構成図。
【図8】実施形態2に係る照明装置を示す断面図。
【図9】実施形態3に係る発光管を示す断面図。
【図10】実施形態3に係る発光管の作用説明図。
【図11】従来の照明装置の構成を示す図。
【図12】従来の照明装置の構成を示す図。
【図13】従来の照明装置の構成を示す図。
【符号の説明】
1…プロジェクタ、10…発光管、12…管球、12A,12B…管球部材、14A,14B…電極、16A,16B,16C…電極、17A,17B,17C…輝点、18…反射膜、20…楕円面リフレクタ、20B…放物面リフレクタ、100…照明装置、320,340…インテグレータレンズ、360…偏光変換素子、370…重畳レンズ、410R,410G,410B…液晶パネル、600…投写レンズ、702…管球、703,704…アーク電極、705…放物面リフレクタ、706…内面反射膜、700A,700B…焦点、802…フィラメント、803…反射鏡、804…反射面、809…迷光、810…光軸、811…管球、812…金属反射膜、815…1回反射光の光跡、816…2回反射光の光跡、901…光源、902…発光管、903…発光管のランプ管、904,905…輝点、906…発光管のリフレクタ面、907,908…光線、909…放物面リフレクタ
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光管、照明装置、プロジェクタ及び発光管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図11〜図13は、従来の照明装置を示す図である。それぞれの図において、(a)は照明装置を示す断面図であり、(b)は発光管を示す断面図である。これら従来の照明装置は、回転楕円面形状を有する管球の内部又は外部の一部に所定の反射面を設けた構造を有する発光管とリフレクタとを備えている。そして、これら従来の発光管においては、上記反射面は回転楕円面形状を有する管球の一方の焦点に位置する輝点からの光を他の焦点に位置する輝点に向けて反射するように構成されているため、迷光を抑制したり射出光の平行度を高めたりすることができるという効果を有している(例えば、特許文献1〜3参照。)。特に、これらのうち特許文献1に開示された照明装置は、管球の内面に反射面を設けた構造を有しているため、光が通過する界面の数が少なくなり、界面を透過する際の反射ロスや望ましくない屈折の影響を無くすることができるという効果をも有している。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−3019号公報(図1及び図2)
【特許文献2】
実開平5−87806号公報(図1及び図2)
【特許文献3】
特開平6−347780号公報(図2及び図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示された発光管においては、管球の内部の一部に精度よく反射面を形成することは実際上容易ではないという問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、管球の内部の一部に精度よく反射面を形成することが容易になるような構造をもった発光管を提供することを目的とする。また、このような発光管を有する照明装置及びプロジェクタを提供することを目的とする。さらにまた、このような発光管を容易に製造することのできる発光管の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の発光管は、管球の内部に配設された2つの電極間で発光が行われる発光管において、前記管球は、前記2つの電極が離隔された方向に沿って配置された2つの管球部材を結合して構成された管球であって、前記2つの管球部材のうち一方の管球部材の内面は回転楕円面形状を有するとともに反射膜が形成されてなり、前記一方の管球部材の内面における2つの焦点位置には、前記2つの電極に対応するそれぞれの輝点が配置されるように構成されてなることを特徴とする。
【0007】
このため、本発明の発光管によれば、前記2つの管球部材のうち一方の管球部材の内面は回転楕円面形状を有するとともに反射膜が形成されているため、一方の管球部材の内面における2つの焦点位置のうち一方の焦点に位置する輝点から射出される射出光は他の焦点に位置する輝点に向けて反射され、これによって迷光を抑制したり射出光の平行度を高めたりすることができるという効果を有する。
また、本発明の発光管によれば、前記一方の管球部材の内面に反射膜が形成されているため、光が通過する界面の数が少なくなり、界面を透過する際の反射ロスや望ましくない屈折の影響を無くすることができるという効果を有する。
さらにまた、本発明の発光管によれば、2つの管球部材を結合して構成された管球を用いているので、管球の内部の一部に精度良く反射面を形成することが容易になる。
【0008】
(2)上記(1)に記載の発光管においては、前記反射膜はTa2O5とSiO2との多層膜からなることが好ましい。
このように構成することにより、反射膜の耐熱性を高めることができ、極めて高温にさらされる発光管の内面においても長期間にわたって良好な反射特性を維持することができる。
【0009】
(3)上記(1)又は(2)に記載の発光管においては、前記2つの管球部材のうち他方の管球部材の内面は減反射膜が形成されてなることが好ましい。
このように構成することにより、発光管の輝点から射出される光が発光管の内面で不要な反射をすることが抑制されるため、この発光管をプロジェクタの照明装置に用いた場合には、従来よりも高輝度で平行度の高い照明光を射出することができる。
この減反射膜は、耐熱性及び減反射特性が良好なTa2O5とSiO2との多層膜からなることが好ましい。
【0010】
(4)上記(1)〜(3)のいずれかに記載の発光管においては、前記2つの管球部材のうち他方の管球部材の外面は減反射膜が形成されてなることが好ましい。
このように構成することにより、発光管の輝点から射出される光が発光管の外面で不要な反射をすることが抑制されるため、この発光管をプロジェクタの照明装置に用いた場合には、従来よりも高輝度で平行度の高い照明光を射出することができる。
この減反射膜は、耐熱性及び減反射特性が良好なTa2O5とSiO2との多層膜からなることが好ましい。
【0011】
(5)上記(1)〜(4)のいずれかに記載の発光管においては、前記2つの管球部材のうち他方の管球部材の内面は回転楕円面形状を有することが好ましい。
このように構成することにより、一方の管球部材と他方の管球部材とを同じ形状の部材で構成することが可能になり、精度良く管球を製造することが容易になる。
【0012】
(6)上記(1)〜(4)のいずれかに記載の発光管においては、前記2つの管球部材のうち他方の管球部材の内面は球面形状を有することが好ましい。
このように構成することにより、他方の管球部材を製造することが容易になる。
【0013】
(7)本発明の照明装置は、上記(1)〜(6)のいずれかに記載の発光管と、この発光管からの射出光を反射する楕円面リフレクタと、この楕円面リフレクタからの反射光を平行化する平行化レンズとを備えたことを特徴とする。
このため、本発明の照明装置によれば、管球の内部の一部に反射面を精度良く形成することが容易になる構造の発光管を備えているため、従来よりも高輝度で平行度の高い照明光を射出することができる。
【0014】
(8)本発明の照明装置は、上記(1)〜(6)のいずれかに記載の発光管と、この発光管からの射出光を反射する放物面リフレクタとを備えたことを特徴とする。
このため、本発明の照明装置によれば、管球の内部の一部に反射面を精度良く形成することが容易になる構造の発光管を備えているため、従来よりも高輝度で平行度の高い照明光を射出することができる。
【0015】
(9)本発明のプロジェクタは、上記(7)又は(8)に記載の照明装置と、この照明装置からの照明光を画像情報に基づいて変調する電気光学変調装置と、この電気光学変調装置からの変調光を投写する投写レンズとを備えたことを特徴とする。
このため、本発明のプロジェクタによれば、従来よりも高輝度で平行度の高い照明光を射出することができる照明装置を備えているため、従来よりも高輝度で高画質のプロジェクタとなる。
【0016】
(10)本発明の発光管の製造方法は、管球の内部に配設された2つの電極間で発光が行われる発光管を製造する発光管の製造方法であって、回転楕円面形状を有する内面に反射膜が形成されてなる第1の管球部材と、内面に反射膜が形成されていない第2の管球部材を準備する工程と、これら第1の管球部材及び第2の管球部材を結合するとともに、前記第1の管球部材の内面における2つの焦点位置に前記2つの電極に対応するそれぞれの輝点が配置されるように前記2つの電極を配置する工程と、を含むことを特徴とする。
【0017】
このため、本発明の発光管の製造方法によれば、従来よりも精度良く管球の内部の一部に反射面を形成することが容易になる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された発光管、照明装置、プロジェクタ及び発光管の製造方法について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
[実施形態1]
1.発光管
図1は、本発明の実施形態1に係る発光管を示す断面図である。図2は、実施形態1に係る発光管10の作用説明図である。実施形態1に係る発光管10は、図1に示されるように、管球の内部に配設された2つの電極16A,16B間で発光が行われる発光管である。そして、この発光管10における管球12は、2つの電極16A,16Bが離隔された方向に沿って配置された2つの管球部材12A,12Bを結合して構成された管球である。2つの管球部材12A,12Bのうち管球部材12Aの内面は回転楕円面形状を有するとともに反射膜18が形成されている。一方、管球部材12Bの内面は回転楕円面形状を有しているが反射膜18は形成されていない。そして、この管球部材12Aの内面における2つの焦点位置には、2つの電極16A,16Bに対応するそれぞれの輝点17A,17Bが配置されるように構成されている。
【0019】
このため、実施形態1に係る発光管10によれば、管球部材12Aの内面が回転楕円面形状を有するとともに反射膜18が形成されているため、図2に示されるように、管球部材12Aの内面における2つの焦点位置のうち一方の焦点に位置する輝点から射出される射出光は他の焦点に位置する輝点に向けて反射され、これによって迷光を抑制したり射出光の平行度を高めたりすることができるという効果を有する。
また、実施形態1に係る発光管10によれば、管球部材12Aの内面に反射膜18が形成されているため、図2に示されるように、発光管10内部で発生した光が発光管の外面を出るまでに通過する界面の数が少なくなり、界面を透過する際の反射ロスや望ましくない屈折の影響を無くすることができるという効果を有する。
さらにまた、実施形態1に係る発光管10によれば、2つの管球部材12A,12Bを結合して構成された管球12を用いているので、管球の内部の一部に精度良く反射膜18を形成することが容易になる。
【0020】
実施形態1に係る発光管10においては、反射膜はTa2O5とSiO2との多層膜からなる。このため、反射膜の耐熱性が高く、極めて高温にさらされる発光管10の内面においても長期間にわたって良好な反射特性を維持することができる。
【0021】
本発明の発光管においては、反射膜18を管球部材12A内面の一部に形成することもできるが、実施形態1に係る発光管10においては、反射膜18の形成を容易にするために、反射膜18を管球部材12A内面の全面に形成している。
【0022】
また、実施形態1に係る発光管10においては、管球部材12Aをその回転楕円面の両焦点を結ぶ軸に垂直な面であって回転楕円体の中心を含む面で切断した構造としている。しかしながら、本発明の発光管においては、これに限られず、切断面をいずれの焦点に偏らせた面で切断した構造とすることもできる。
【0023】
実施形態1に係る発光管10においては、管球部材12Bの内面及び外面には減反射膜(図示せず)が形成されている。このため、発光管の輝点17A,17Bから射出される光が発光管の内面及び外面で不要な反射をすることが抑制されるため、この発光管をプロジェクタの照明装置に用いた場合には、従来よりも高輝度で平行度の高い照明光を射出することができるようになる。この減反射膜も、反射膜18と同様に耐熱性及び減反射特性が良好なTa2O5とSiO2との多層膜からなる。
【0024】
実施形態1に係る発光管10においては、他方の管球部材12Bの内面も回転楕円面形状を有している。このため、一方の管球部材12Aと他方の管球部材12Bとを同じ形状の部材で構成することが可能になり、精度良く管球を製造することが容易になるという効果も有する。
【0025】
2.発光管の製造方法
次に、実施形態1に係る発光管10を製造する際の製造工程を説明する。図3及び図4は、実施形態1に係る発光管10の製造工程を説明するための図である。(a)〜(f)は製造工程における各工程を示す図である。実施形態1に係る発光管10は、以下の工程(I)及び(II)を含んでいる。
【0026】
(I)管球部材準備工程
この工程は、回転楕円面形状を有する内面に反射膜18が形成されてなる第1の管球部材54A及び内面に反射膜が形成されていない第2の管球部材54Bを準備する工程であり、以下の(a)工程〜(e)工程を含む。
(a)管球部材の原材料となるガラス管50を準備する。
(b)次に、このガラス管50を内面が管球部材の外面の形状をした型60に入れた後、不活性ガスにより内圧をかけながら加熱してガラス管50の中心部を膨張させて、内面が回転楕円面形状を有する膨張ガラス管52を製造する。
(c)次に、膨張ガラス管52を型から外す。
(d)次に、膨張ガラス管52を中央部で切断し、管球部材54A及び管球部材54Bを製造する。
(e)次に、管球部材54Aの内面に、管球部材54Aを自公転させながら多層蒸着を行い、Ta2O5とSiO2との多層膜からなる反射膜18を形成する。このとき、管球部材54Bの内面及び外面にも、管球部材54Bを自公転させながら多層蒸着を行い、Ta2O5とSiO2との多層膜からなる減反射膜(図示せず)を形成する。
【0027】
(II)管球部材結合工程
この工程は、第1の管球部材54A及び第2の管球部材54Bを結合するとともに、第1の管球部材54Aの内面における2つの焦点位置に2つの電極16A,16Bに対応するそれぞれの輝点が配置されるように2つの電極16A,16Bを配置する工程であり、以下の(f)工程を含む。
(f)管球部材54A及び管球部材54Bの管の中に電極16A、14A及び15A並びに電極16B、14B及び15Bを挿入して、加熱しながら各電極をガラスに封入するとともに、管球部材54A及び管球部材54Bを溶着により結合する。
【0028】
以上の工程により、管球12の内部に配設された2つの電極間16A,16Bで発光が行われる発光管であって、この管球12が2つの電極16A,16Bが離隔された方向に沿って配置された2つの管球部材12A,12Bを結合して構成された管球であり、一方の管球部材12Aの内面は回転楕円面形状を有するとともに反射膜18が形成されてなり、一方の管球部材12Aの内面における2つの焦点位置には、2つの電極16A,16Bに対応するそれぞれの輝点17A,17Bが配置されるように構成されてなる発光管10が得られる。
【0029】
なお、本発明の発光管の製造方法においては、上記した(a)工程〜(d)工程を以下の工程(d’)工程に代えて上記工程(I)を実施するようにしても、発光管10を製造することができる。
(d’)内面が所定の形状を有する外型と、外面が回転楕円面形状を有する内型の間にガラス材料を入れた状態で加熱して、内面が回転楕円面形状を有する管球部材54A及び管球部材54Bを製造する。
【0030】
3.照明装置
次に実施形態1に係る照明装置100を説明する。図5は、実施形態1に係る発光管10を備えた照明装置100を示す断面図である。図6は、実施形態1に係る発光管10を備えた照明装置100の作用説明図である。この照明装置100は、図5に示されるように、上記した発光管10の他に、この発光管10からの射出光を反射する楕円面リフレクタ20と、この楕円面リフレクタ20からの反射光を平行化する平行化レンズ30とを備えている。
【0031】
このため、実施形態1に係る照明装置100によれば、発光管10の射出光が楕円面リフレクタ20によって反射され、その後平行化レンズ30によって平行化されて後段の光学系に向かって進行する。このとき、実施形態1に係る照明装置100においては、発光管として上記した発光管10を用いているので、管球部材12Aの内面における2つの焦点位置のうち一方の焦点に位置する輝点から射出される射出光は他の焦点に位置する輝点に向けて反射され、これによって迷光を抑制したり射出光の平行度を高めたりすることができる。また、発光管10内部で発生した光が発光管の外面を出るまでに通過する界面の数が少なくなり、界面を透過する際の反射ロスや望ましくない屈折の影響を無くすることができる。さらにまた、管球12の内部の一部に反射膜18を精度良く形成することが容易になる構造の発光管10を備えているため、図6に示されるように、従来よりも高輝度で平行度の高い照明光を射出することができる。
【0032】
4.プロジェクタ
図7は、照明装置100を備えたプロジェクタの構成図である。この光学系は、発光管10、楕円面リフレクタ20及び平行化レンズ30からなる照明装置100と、照明装置100からの射出光を所定の光に調整する手段とを備えた照明光学系300と、ダイクロイックミラー382,386、反射ミラー384等を有する色光分離光学系380と、入射側レンズ392、リレーレンズ396、反射ミラー394,398を有するリレー光学系390と、各色光に対応するフィールドレンズ400,402,404及び光変調装置としての液晶パネル410R,410G,410Bと、色光合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム420と、投写レンズ600とを備えている。
【0033】
次に、上記構成のプロジェクタの作用を説明する。まず、発光管10の中心より楕円面リフレクタ20側へ射出される射出光は、楕円面リフレクタ20により反射されて照明装置100の前方に向かう。また、発光管10の中心より楕円面リフレクタとは逆側へ射出される射出光は、反射膜18(図5及び図6に図示)により反射されて楕円面リフレクタ20に戻った後、楕円面リフレクタ20により反射されて照明装置100の前方に向かう。
【0034】
照明装置100を出た光は平行化レンズ30に入り、そこで光の進行方向が照明光学系300の光軸とほぼ平行に調整された後、インテグレータレンズを構成する第1レンズアレイ320の各小レンズ321に入射する。第1レンズアレイ320は、入射光を小レンズ321の数に応じた複数の部分光束に分割する。第1レンズアレイ320を出た各部分光束は、その各小レンズ321にそれぞれ対応した小レンズ341を有してなるインテグレータレンズを構成する第2レンズアレイ340に入射する。そして、第2レンズアレイ340からの射出光は、偏光変換素子アレイ360の対応する偏光分離膜(図示省略)の近傍に集光される。その際、遮光板(図示省略)により、偏光変換素子アレイ360への入射光のうち、偏光分離膜に対応する部分にのみ光が入射するように調整される。
【0035】
偏光変換素子アレイ360では、そこに入射した光束が同じ種類の直線偏光に変換される。そして、偏光変換素子アレイ360で偏光方向が揃えられた複数の部分光束は重畳レンズ370に入り、そこで液晶パネル410R,410G,410Bを照射する各部分光束が、対応するパネル面上で重なり合うように調整される。
【0036】
色光分離光学系380は、第1及び第2ダイクロイックミラー382,386を備え、照明光学系から射出される光を、赤、緑、青の3色の色光に分離する機能を有している。第1ダイクロイックミラー382は、重畳レンズ370から射出される光のうち赤色光成分を透過させるとともに、青色光成分と緑色光成分とを反射する。第1ダイクロイックミラー382を透過した赤色光は、反射ミラー384で反射され、フィールドレンズ400を通って赤色光用の液晶パネル410Rに達する。このフィールドレンズ400は、重畳レンズ370から射出された各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。他の液晶パネル410G,410Bの前に設けられたフィールドレンズ402,404も同様に作用する。
【0037】
さらに、第1ダイクロイックミラー382で反射された青色光と緑色光のうち、緑色光は第2ダイクロイックミラー386によって反射され、フィールドレンズ402を通って緑色光用の液晶パネル410Gに達する。一方、青色光は、第2ダイクロイックミラー386を透過し、リレー光学系390、すなわち、入射側レンズ392、反射ミラー394、リレーレンズ396、及び反射ミラー398を通り、さらにフィールドレンズ404を通って青色光用の液晶パネル410Bに達する。なお、青色光にリレー光学系390が用いられているのは、青色光の光路長が他の色光の光路長よりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ392に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ404に伝えるためである。なお、リレー光学系390は、3つの色光のうちの青色光を通す構成としたが、赤色光等の他の色光を通す構成としてもよい。
【0038】
3つの液晶パネル410R,410G,410Bは、入射した各色光を、与えられた画像情報に従って変調し、各色光の画像を形成する。なお、3つの液晶パネル410R,410G,410Bの光入射面側、光出射面側には、通常、偏光板が設けられている。
【0039】
上記の各液晶パネル410R,410G,410Bから射出された3色の変調光は、これらの変調光を合成してカラー画像を形成する色光合成光学系としての機能を有するクロスダイクロイックプリズム420に入る。クロスダイクロイックプリズム420には、赤色光を反射する誘電体多層膜と、青色光を反射する誘電体多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に略X字状に形成されている。これらの誘電体多層膜によって赤、緑、青の3色の変調光が合成されて、カラー画像を投写するための合成光が形成される。そして、クロスダイクロイックプリズム420で合成された合成光は、最後に投写レンズ600に入り、そこからスクリーン上にカラー画像として投写表示される。
【0040】
上記プロジェクタによれば、そこに用いられている発光管10、楕円面リフレクタ20及び平行化レンズ30からなる照明装置100のすでに説明した作用に起因して、従来よりも高輝度で高画質のプロジェクタとなる。
【0041】
なお、この実施形態においては、透過型の液晶パネルを用いたプロジェクタを例に説明したが、本発明は、反射型の液晶パネルを用いたプロジェクタにも適用することが可能である。ここで、「透過型」とは、液晶パネル等の光変調装置が光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、それが光を反射するタイプであることを意味している。また、光変調装置は液晶パネルに限られるものではなく、例えば、マイクロミラーを用いた装置であってもよい。さらに、本発明の照明光学系は、投写像を観察する方向から投写を行う前面投写型プロジェクタにも、また、投写像を観察する方向とは反対側から投写を行う背面投写型プロジェクタにも適用可能である。
【0042】
[実施形態2]
図8は、実施形態2に係る照明装置100Bを示す断面図である。実施形態2に係る照明装置100Bは、上記した発光管10と、この発光管10からの射出光を反射する放物面リフレクタ20Bとを備えている。
【0043】
このように実施形態2に係る照明装置100Bは楕円面リフレクタ20に代えて放物面リフレクタ20Bを用いているが、このような照明装置100Bにおいても、実施形態1に係る照明装置100の場合と同様に、管球12の内部の一部に反射膜18を精度良く形成することが容易になる構造の発光管10を備えているため、従来よりも高輝度で平行度の高い照明光を射出することができる。
【0044】
[実施形態3]
本発明の発光管においては、他方の管球部材として、内面が球面形状を有する管球部材を用いることもできる。図9は、実施形態3に係る発光管を示す断面図である。図10は、実施形態3に係る発光管の作用説明図である。実施形態3に係る発光管10Sにおいては、図8及び図9に示されるように、他方の管球部材として、内面が球面形状を有する管球部材12Sを用いている。
【0045】
このように、実施形態3に係る発光管10Sにおいては、内面が球面形状を有する管球部材12Sを他方の管球部材として用いているが、このように構成することによっても、図9に示されるように、一方の管球部材としては、実施形態1に係る管球部材12Aと同じ管球部材12A(すなわち、内面が回転楕円面形状を有するとともに反射膜が形成された管球部材)を用いるとともに、この管球部材12Aの2つの焦点位置には、2つの電極16A,16Cに対応するそれぞれの輝点17A,17Cが配置されるように構成されてなるため、実施形態1の場合と同じ効果を有する。さらに、実施形態3に係る発光管によれば、他方の管球部材12Cを製造することが容易になるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る発光管を示す断面図。
【図2】実施形態1に係る発光管の作用説明図。
【図3】実施形態1に係る発光管の製造工程を示す図(その1)。
【図4】実施形態1に係る発光管の製造工程を示す図(その2)。
【図5】実施形態1に係る照明装置を示す断面図。
【図6】実施形態1に係る照明装置の作用説明図。
【図7】実施形態1に係るプロジェクタの構成図。
【図8】実施形態2に係る照明装置を示す断面図。
【図9】実施形態3に係る発光管を示す断面図。
【図10】実施形態3に係る発光管の作用説明図。
【図11】従来の照明装置の構成を示す図。
【図12】従来の照明装置の構成を示す図。
【図13】従来の照明装置の構成を示す図。
【符号の説明】
1…プロジェクタ、10…発光管、12…管球、12A,12B…管球部材、14A,14B…電極、16A,16B,16C…電極、17A,17B,17C…輝点、18…反射膜、20…楕円面リフレクタ、20B…放物面リフレクタ、100…照明装置、320,340…インテグレータレンズ、360…偏光変換素子、370…重畳レンズ、410R,410G,410B…液晶パネル、600…投写レンズ、702…管球、703,704…アーク電極、705…放物面リフレクタ、706…内面反射膜、700A,700B…焦点、802…フィラメント、803…反射鏡、804…反射面、809…迷光、810…光軸、811…管球、812…金属反射膜、815…1回反射光の光跡、816…2回反射光の光跡、901…光源、902…発光管、903…発光管のランプ管、904,905…輝点、906…発光管のリフレクタ面、907,908…光線、909…放物面リフレクタ
Claims (10)
- 管球の内部に配設された2つの電極間で発光が行われる発光管において、
前記管球は、前記2つの電極が離隔された方向に沿って配置された2つの管球部材を結合して構成された管球であって、
前記2つの管球部材のうち一方の管球部材の内面は回転楕円面形状を有するとともに反射膜が形成されてなり、
前記一方の管球部材の内面における2つの焦点位置には、前記2つの電極に対応するそれぞれの輝点が配置されるように構成されてなることを特徴とする発光管。 - 請求項1に記載の発光管において、
前記反射膜はTa2O5とSiO2との多層膜からなることを特徴とする発光管。 - 請求項1又は2に記載の発光管において、
前記2つの管球部材のうち他方の管球部材の内面は減反射膜が形成されてなることを特徴とする発光管。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の発光管において、
前記2つの管球部材のうち他方の管球部材の外面は減反射膜が形成されてなることを特徴とする発光管。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の発光管において、
前記2つの管球部材のうち他方の管球部材の内面は回転楕円面形状を有することを特徴とする発光管。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の発光管において、
前記2つの管球部材のうち他方の管球部材の内面は球面形状を有することを特徴とする発光管。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の発光管と、この発光管からの射出光を反射する楕円面リフレクタと、この楕円面リフレクタからの反射光を平行化する平行化レンズとを備えたことを特徴とする照明装置。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の発光管と、この発光管からの射出光を反射する放物面リフレクタとを備えたことを特徴とする照明装置。
- 請求項7又は8に記載の照明装置と、この照明装置からの照明光を画像情報に基づいて変調する電気光学変調装置と、この電気光学変調装置からの変調光を投写する投写レンズとを備えたことを特徴とするプロジェクタ。
- 管球の内部に配設された2つの電極間で発光が行われる発光管を製造する発光管の製造方法であって、
回転楕円面形状を有する内面に反射膜が形成されてなる第1の管球部材と、内面に反射膜が形成されていない第2の管球部材を準備する工程と、
これら第1の管球部材及び第2の管球部材を結合するとともに、前記第1の管球部材の内面における2つの焦点位置に前記2つの電極に対応するそれぞれの輝点が配置されるように前記2つの電極を配置する工程と、を含むことを特徴とする発光管の製造方法。
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JP2003198132A JP2005038652A (ja) | 2003-07-16 | 2003-07-16 | 発光管、照明装置、プロジェクタ及び発光管の製造方法 |
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JP2019522321A (ja) * | 2016-06-30 | 2019-08-08 | イェヒ オア ライト クリエイション リミテッドYehi Or Light Creation Limited | 高効率ライトシステム |
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2003
- 2003-07-16 JP JP2003198132A patent/JP2005038652A/ja not_active Withdrawn
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