JP3981169B2 - ヘルド支持レール用の固定システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、支持ロッドおよびサイドステーから成る綜絖におけるヘルド支持レールの固定および取外しを行う装置、およびこの装置を持つ綜絖に関するものである。
【0002】
【従来の技術、発明が解決しようとする課題】
本発明は、いわゆる綜絖が、ミドルフックをもつ方式のヘルドが用いられる製織から得られる諸経験に基づくものである。世界の大部分では、製織工場において経糸交換ないし織上がり製品の交換において、綜絖全体が織機から取出されることなく、ヘルドと一緒にヘルド支持レールだけが外される。このような作動を可能とするために、綜絖有形物に、いわゆるミドルフック具備のヘルド支持レールが固定される。このようなミドルフックは、一方では、ヘルド支持レールを把持する反面、他方では綜絖有形物に取付けられているホルダー内に移動される。この方式は極めて旧式であり、ある程度使用されてはいるが、特に高速織機の場合には、次第に欠点が目に付くようになっている。
【0003】
従ってミドルフックによって、ヘルド支持レールを確保するよう、あらたな試みがなされている。しかしながらこのような努力には限界がある。というのもミドルフックを装着するには、ミドルフックが横に移動されねばならぬからである。そのために求められるヘルド支持レールに対するクリアランスは、今日の通常の織機回転数では、振動によりいち早くミドルフックの揺れ発生を招致する。このことが、ひいては織物の品質に対しマイナスの影響をもたらし、ミドルフックを頻繁に替えることを強いる。この他一般的には、ミドルフック方式によって、品質的に一級の織物を造りがたい。というのは、ミドルフックが、経糸に条痕を発生させるからである。このことは、従って、ヘルド支持レールにおけるヘルドの等分布がミドルフックの存在によって阻害されることに由来する。こうした危険性を極力抑制すべく、ミドルフックをセットするには極力注意が払われねばならぬ。比較的手間暇を要する再装備時間による時間損失は明らかである。
【0004】
このようなミドルフックのセットは、極めて苦労を伴う手作業であり、特に多数の綜絖が使われる時にはなおさらである。ミドルフックを有する方式が、いわゆるミドルフックを持たない方式によりとって代わられるものでないという理由は、一方で、ミドルフックを持たない方式が比較的高コストに付く反面、綜絖数が小さい時には経糸交換に要する時間がかなり小さくて済むことにある。多くの場合、ミドルフックを持たない方式のコスト増は、織物品質におけるメリットにより多分に相殺され得るものである。
【0005】
このような相殺がどんな場合にも可能という訳ではないので、上記のような欠陥があるにもかかわらず、今日、全世界ではまだミドルフックを持つ方式が極めて多く活用されている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明が解決しようとする問題点は、ミドルフックを持つ方式のヘルドの既知の欠点を避け、および製織工程において極めて経糸交換時間を短くすることによって、ならびに必要パーツに対しコスト面で好適な構造にすることによって、ミドルフックを持たない方式のコスト増を低く抑えることにある。この設定された目的は本発明によれば、特に請求項1による装置によって解消される。
【0007】
本発明によれば、ミドルフックを持たない方式において活用されるような公知のヘルド支持レールが、対応するヘルドと協働して使われることが提案される。支持ストラップを有するヘルド支持レールの新規構造によって、および綜絖の支持ロッドに分離自在に取付けられている迅速留め具によって、全く新しい作動法が可能となる。ミドルフックを持つ綜絖方式におけると同様、本来の綜絖は、織機に残ったままで良い。ヘルドを有するヘルド支持レールは、所定の位置に最も単純な操作法により、綜絖の支持ロッドに固定される。ミドルフックの労多く、時間がかかる装着を全く行われずに済ませることができ、これによって、経糸交換ないし織上がり製品の交換において、極めて多くの時間が節減される。どんなミドルフックも用いず、およびこれに伴ってヘルドがヘルド支持レールの全長に亘って自由に滑り得るといった実態により、品質を低下する経縞が完全に回避される。
【0008】
いろいろな特許文献から、こうした方式が実現できる多岐に亘る可能性が知られている。特に米国特許明細書2047511号および例えば、2386690号並びに2511822号等の如きいろいろな従属特許においては、綜絖の支持軸において把持確保した状態から外すには、ヘルド支持レールを横方向にスライドしなければならないといった点に全て依存している解決策が、示されている。こうした操作方式が織機において旨く進行せぬ限り、このような操作方式は受入れられぬものと見られる。織機自体においてはかような操作は極めて実行するのに難しさを伴う。綜絖が、極めて集密に配列し、案内部において横方向に正確に誘導されることになるので、個別のヘルド支持レールに対する、ないしは軸ロッドにおける本ヘルド支持レール固定部に対するアプローチは殆ど不可能とされる。更に、綜絖の支持ロッドにおいて、これらの米国特許明細書において提案されているヘルド支持レール固定部は、今日の織機回転数における負荷にもはや耐えられない。
【0009】
スイス特許CH 353 313、ドイツ特許DE1143458及び以下の諸米国特許、すなわちUS2472772号、US2560512号、US2619991号、US2708455号、US2769461号、US2796083号、US3154109号、US3220441号、US3362437号、US4036264号において説明されている解決策は、綜絖における支持ロッドの把持機構から分離させるのに、ヘルド支持レールの横方向移動を不可欠とする接続部を含むか、あるいは綜絖内でヘルド支持レールを迅速に外したりおよび再セットするのを妨げるような比較的複雑なねじ込みないし装着接続部を有する。
【0010】
ヘルド支持レールを正面から外すことができる他の解決策は、スイス特許明細書CH331474号及びドイツ特許DE1115648に示されている。しかるに織機中に滞留する綜絖パッケト内では、綜絖相互間の間隔が小さいためにヘルド支持レールのこのような取外しはスムーズに行われない。こうした操作は織機外で行われねばならず、このことが設定した意図に沿っていないことになる。
【0011】
本発明は、上記の記述された欠点を避けると共に、単純で、かつ時間のかからぬ手法で、織機に残っている綜絖におけるヘルド支持レールの交換を可能とする解決策を示している。本発明の基本は、ヘルドと一緒にヘルド支持レールを取外す際に、綜絖からヘルド支持レールを外すべく綜絖側部や綜絖面からヘルド支持レールが取出されて移動する必要がないことにある。綜絖支持ロッドからヘルド支持レールを外すためのヘルド支持レールの運動は、綜絖面内その中央部に向けて行われる。この場合、双方のヘルド支持レールに対してヘルドが有するクリアランスよりも基本的には大きくない小さな位置的ずらしで十分である。このようにして、先行技術から知られている欠点をもなく、綜絖からヘルド支持レールおよびヘルドを取出すことが可能となる。同様なことが、綜絖中にヘルド支持レールおよびヘルドを装備する場合にも当てはまる。これにより、従来のミドルフックのない方式の綜絖が活用される多くの製織工場において、このような作動方式は有意義である。というのも、ヘルドおよびヘルド支持レールの交換に要する作動時間は、全綜絖交換に対するよりも長くはないからである。また、材料費も廉価となるが、これは、綜絖全部が必要とされるのではなく、本発明による支持ストラップを備えたヘルド支持レールだけが代替え材料として要求されるに過ぎぬからである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面によって説明する。図1は、支持ロッド1、サイドステー2、および平型スチール有形物から成るヘルド支持レール3を有する綜絖を示しているが、こうしたヘルド支持レール3は、往々にしてミドルフックがない綜絖において用いられている。ヘルド支持レール3には、ミドルフックがないC字型の末端輪奈を持つヘルド4の必要本数が配列されている。このヘルド支持レール3には、支持ストラップ5がセットされ、ヘルド支持レール3とヘルド支持レール3の面に対し平行状態にある支持ストラップ5の部分6との間において、ヘルド支持レールの全長に亘りヘルド4が支持ストラップ5上を自由に滑り得る距離間隔が存在する。支持ストラップ5の自由末端7が、ヘルド4のこの方向での上記の滑りを許容することになるヘルド支持レール3に対して距離間隔をおいて、直接ヘルド支持レール3上に配設されている。このような自由末端7は、横方向に延びた通過孔部9および中央部エッジ12を有する。自由末端7は、支持ロッド1にヘルド支持レール3を固定すべく、収納保持部ないしホルダー11中に誘導される。本発明にとって重要な点は、綜絖の中心軸34方向から、綜絖面内のホルダー11中に自由末端7を誘導することが行われ得るといった点である。ホルダー11は溝13を有し、この溝中に中央部エッジ12が嵌合する。こうして支持ストラップ5の自由末端7およびこれに伴ってヘルド支持レール3は、綜絖の支持ロッド1に正確に、かつ再現性が発揮できるように位置決めされる。
【0013】
スライダー15は、ホルダー11において誘導孔部14内に誘導されていて、支持ストラップ5およびホルダー11をセットした状態において、横方向から支持ストラップ5の自由末端7の孔部9中にスライドされ、完全にスライドが行われた状態では、孔部9を貫通してホルダー11における更なる誘導孔部16に嵌合する。これによって、ヘルド支持レール3と支持ロッド1との正確かつ堅い接続が達成される。
【0014】
更に、図1には、懸架ないし保持装置25および保持ストラップ26が示されている。これらパーツの意味する点を図5および図6によって詳細に説明する。
【0015】
具体的実施の形態においては、支持ストラップ5およびホルダー11の複数の組数は図1に示されている数に対応しているのではなく、綜絖長さに依存することは明らかである。同様なことは、保持装置25および保持ストラップ26の組数に対しても当てはまる。
【0016】
図2は、本発明による支持ストラップ5の断面図を示す。ここでは、支持ストラップ5とヘルド支持レール3とは、孔部9および中央部エッジ12が自由末端7において良好に確認され得るように切断されて示されている。ヘルド支持レール3の全体の長さに亘ってヘルド4の自由な滑走を可能とする距離間隔8および10が同様に良好に確認され得る。ヘルド支持レール3の対称軸29に対して平行して配置される支持ストラップ5の自由末端7における中央部エッジ12および孔部9の位置を更に確認することができる。
【0017】
図3は、ここでは単に部分的に示されている綜絖の支持ロッド1において、例えば二本のねじ17により固定されているホルダー11の外観を詳しく示す。スライダー15が、作動孔部18を有することが更に明らかになっている。この作動孔部18は、同孔部18を通って差込まれる例えばねじ回しのような工具を活用することによって、支持ストラップ5を自由にし又は結合するために、相前後して配備する綜絖における複数のスライダー15を同時に作動させる機能を有する。
【0018】
図4aは、図3の状態における断面図であるが、ストラップが装着されており、かつ、特に支持ストラップ5のエッジ12に対する中央部溝13をはっきりと示している。
【0019】
図4bは、同種の断面図を示しているが、ここでは、支持ストラップ5における二つの溝13′および13″に対する二つの中央部エッジ12′および12″が確認され得る。こうした複合的中央部は支持ストラップの高い品質安定性を考慮している。
【0020】
中央部溝13が、エッジ12用として構成されているのか、あるいは中央部エッジ12および溝13の両者が問題とされているのかは、本発明の機能にとって当然のことながら取るに足らぬことである。相い嵌合する要素12および13によって支持ストラップ5をホルダー11と一体化する接続を支援することが重要なのである。
【0021】
図5は、図3に示された状態でのホルダー11の状況を示していて、かつ、製織動作のための接続状態時において支持ストラップ5を装備し、およびこれに固定されるヘルド支持レール3を取付けている状況を示している。
【0022】
図1に示されるように、少なくとも一つの懸架ないし保持装置25を綜絖の支持ロッド1に取付けること、および支持ストラップ5に対応してヘルド支持レール3に固定されている保持ストラップ26を取付けることが、ここに説明している新規装置を本発明によって有利に導入する上で、更に有意義である。こうした保持ストラップ26は、保持装置25中に懸架され、かつ、組立てに先んじてヘルド支持レール3およびこの上に配列されたヘルド4を一時的にルーズに確保する。
【0023】
図6には、懸架した状態における保持装置25および保持ストラップ26の断面が示されている。点破線による輪郭は、図5に示すようにヘルド支持レール3が支持ロッド1と接続されている時の状態に対応している。この場合に、支持ロッド1とヘルド支持レール3との間の距離間隔28は、図における距離間隔27よりも小さい。この点は重要なことであり、製織動作の間、保持装置25と保持ストラップ26との間での接触が起こらないといった状態となる。しかるに、それぞれのポジションにおいて例えば支持ストラップ5が固定されている時には、ホルダー11において距離間隔28を以て、および支持ストラップ5が解放されている時には距離間隔27を以て、ヘルド支持レール3においてヘルド4の自由な滑動がその全長に亘って常に可能となるように保持ストラップ26が構成されている。
【0024】
前述の通り、保持装置25は保持ストラップ26と協働して、全体システムを簡単な操作で働かせるのに役立ち、経糸交換ないし織上がり製品の交換をただ一人のオペレータによって効率的に、また迅速に行わせることを可能とする。こうした保持装置は、しかしながら本発明によるシステムの導入を成功させるのに必要欠くべからざるものではない。
【0025】
図7は、機能的には図2と同じ配備状態を示しているが、J字型の末端輪奈を備えたヘルド4′とこれに対応して構成されたヘルド支持レールを装備したものである。
【0026】
図8は、図6と同じ配備状態を示しているが、J字型の末端輪奈を備えたヘルド4′を使用している。
【0027】
図9は、支持ストラップ5′およびスライダー15′の斜視図である。支持ストラップにおいて、末端に垂直に配備されたスリット30がはっきりと確認でき、同じくスライダー15′において空隙31および31′が確認できる。支持ストラップ5′は、従ってスライダー15′の前端32が、まだホルダー11の対応する案内部16に残っている場合でも、装着され得る。点破線で示されたライン33によるスライダー15′両端の短縮接続部は、同様の作動法を可能としてはいるが、支持ストラップ5′自体の出し入れはなお若干、更に簡単になっている。
【0028】
図10は、スライダー15を介して、ホルダー11と接触している図9の支持ストラップ5′を示す遠近法による図である。支持ストラップ5′は、中央部エッジ12を有する上端において、上記のスリット30を有することによって、図1から図7までに示した支持ストラップ5′とは異なる。これにより、ホルダー11内で支持ストラップ5′を挿入させるための孔部からスライダー15′を完全に引出す必要なしに支持ストラップ5′をスライダー15′上にスライドさせることが可能となる。
【0029】
特に、記述されたパーツ5、11、15、25および26はプラスチックから作られるが、これらパーツによる本発明による機能にとっては、どのような材料からこうしたパーツが作られるかは重要ではない。例えば、誘導孔部14または中央溝13の付与形態が、図に示された状態と同一であるか否かも、同じく重要ではない。使用されるパーツの材料および製作法に応じ、付与形態は、製作法および材料とに左右される必然的条件に合わされるが、このことは本発明の機能を何等損なうものではない。中央部溝13および中央部エッジ12の機械的に意味のある形態は、図2および図7から自明のように、長方形である。ミドルフックがない方式のヘルドの採用が絶対条件である場合に限り、図示されたようなミドルフックのないライダーレス方式のヘルドは、本発明の機能にとり意味のあることとなる。示されたC字型の末端輪奈を備えたヘルドに代えて、公知のJ字型の末端輪奈を備えたヘルドも利用できる。
【0030】
更に、ヘルド末端輪奈およびヘルド支持レール断面部に対し今日、用いられ、国際的に規格化されている寸法が遵守されるのか、あるいは、例えば重量を節減するという理由から、より小さな寸法のヘルド末端輪奈およびヘルド支持レールが用いられるのかといった点は問わない。ヘルド末端輪奈およびヘルド支持レールの現存し国際的に規格化されている方式との互換性といった意味で、本発明の仕様に対してそれ相当の実施の態様および寸法が優先される。しかし、本発明の本来的機能に対しては、換言すれば、綜絖面内でヘルドと協働して、かつ織機から綜絖を取出す必要がなく、ヘルド支持レールを簡単に交換することに対しては、ヘルドおよびヘルド支持レールの付与形態および寸法は、根本的課題ではない。いずれにせよ、ヘルド支持レールの全長に亘ってヘルドを自由に移動させることを可能とする個々の新規開発システムには、本発明を活用することができる。ヘルド末端輪奈およびヘルド支持レールの寸法は、付与すべき形態同様、広い範囲に亘って変更可能であり、しかも、その際に、綜絖の支持ロッドにおける支持ストラップ5とホルダー11とを介在させたヘルド支持レール3の本発明の固定機能は何等影響を受けることはない。
【0031】
【発明の効果】
本発明は、特許請求の範囲の各請求項に記載された構成を具備しているので、以上説明したように、綜絖からヘルド支持レールヘおよびヘルドの取出しと交換を短時間に容易に行なって経糸交換時間を短くすることができ、かつ、装置のコストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によって提案されている固定装置を備えたヘルド支持レール付きの綜絖の全体図であり、
【図2】ヘルド支持レールを固定する支持ストラップの断面図であり、
【図3】綜絖支持ロッドにおける収納保持部を示す縦断面図であり、
【図4】保持部に誘導、接続されている支持ストラップ断面図であり、
【図5】収納保持部中に誘導されている支持ストラップの正面図であり、
【図6】綜絖内でのヘルド支持レールの一時的配備に対する把持ないし懸架装置の断面図であり、
【図7】支持ストラップの別の実施の形態の断面図であり、
【図8】把持ないし懸架装置の別の実施の形態の断面図であり、
【図9】収納保持部中に用意される対応のスライダーを伴う支持ストラップの別 の実施の形態の斜視図であり、
【図10】対応する収納保持部中に誘導、確保された図9に示すストラップの遠近法による図である。
【符号の説明】
1 支持ロッド
2 サイドステー
3 支持レール
4,4' ヘルド
5,5' 支持ストラップ
6 支持ストラップの部分
7 支持ストラップの自由
8 距離間隔
9 通過孔部
10 距離間隔
11 ホルダー
12,12',12'' 中央部エッジ
13,13',13'' 溝
15,15' スライダー
16 誘導孔部
17 ねじ
18 作動孔部
25 懸架ないし保持装置
26 保持ストラップ
27 距離間隔
28 距離間隔
29 対称軸
30 スリット
31,31' 空隙

Claims (9)

  1. 支持ロッド(1) およびサイドステー(2)から成る綜絖におけるヘルド支持レール(3)の取付けおよび取外しを行う装置において、前記ヘルド支持レール(3)が支持される前記支持ロッド(1)方向に末端部が突出した、ストラップ方式の一つ以上の要素(5)が前記ヘルド支持レール(3)に配備されていて、前記支持ロッド(1)には前記ストラップ方式の要素(5)に向けて、前記末端部(7)を収容する収納部をもつ収納要素(11)が、各収納要素において収納方向を横切るように配備したスライダー(15)を備えるとともに誘導孔部を具備して配され、前記各収納部内に前記末端部が誘導された前記ストラップ方式の要素が、前記綜絖面内で移動して互いに分離可能に前記収納要素と堅く接続して固定し得ることを特徴とするヘルド支持レール(3)用の固定装置。
  2. 前記収納部にエッジまたは溝の形態をとった、前記ストラップ方式の要素の正確な位置決めおよび安定化を図る機構(12、13)が存在することを特徴とする請求項に記載の装置。
  3. 前記ストラップ方式の要素(5)において、前記末端を直立させ前記支持レールに対しては基本的には平行に延在している孔部(9)が用意されており、前記スライダー(15)が、前記収納要素(11)のそれぞれ横方向において用意される誘導孔部(14、16)において移動できるように支持されており、前記ストラップ方式の要素(5)前記収納要素(11)が接続状態にある場合に、前記スライダーが、前記ストラップ方式の要素内の孔部を貫通して双方の誘導孔部に嵌合するように配備されており、これらの誘導孔部自体は、使用されるストラップ方式の要素の両側で、移動運動の長さ方向に存在していることを特徴とする請求項または請求項のいずれかに記載の装置。
  4. 前記スライダーが、特に末端を直立させて綜絖面に垂直に立っている作動孔部(18)を有し、この作動孔部が、前後して配置される複数のスライダーをスライダーの長さ方向への同時作動を可能ならしめることを特徴とする特に請求項から請求項までのいずれかに記載の装置。
  5. 前記ヘルド支持レールに配備されているヘルド(4)が、前記ストラップ方式の要素(5)を通過し自由に滑走することが常に可能となるよう、本ストラップ方式の要素が綜絖面に対して位置ずれしてヘルド支持レール(3)と堅く接続していることを特徴とする特に請求項1から請求項までのいずれかに記載の装置。
  6. 前記ストラップ方式の要素の前記末端が、例えばエッジおよび溝のように、収納要素(11)ないし保持具において正確に位置取りさせるための機構(12)を有することを特徴とする特に請求項1から請求項までのいずれかに記載の装置。
  7. 前記ヘルド支持レールに更に少なくとも一つの付加される保持要素(26)が設けられ、同保持要素(26)が前記支持ロッドの方向へ向けて突出して構成されていて、前記支持ロッドにおいて前記保持要素に向けて少なくとも一つの懸架要素(25)があり、前記ヘルド支持レールを綜絖において一時的にルーズに確保するべくこの懸架要素(25)中には保持要素が懸架可能であり、前記支持ロッドに前記ヘルド支持レールが取り付けられている状態において、特に前記保持要素と前記懸架要素とが接触せぬことを特徴とする特に請求項1から請求項6でのいずれかに記載の装置。
  8. 前記スライダー(15')が、中央部分(31、31')沿いに部分的に断面部を小さくさせており、前記ストラップ方式の要素が、末端に垂直に設けられ前記ヘルド支持レールに平行して延在する対応の縦方向スリット(30)を有し、同スリット(30)が前記スライダーの前記中央領域において前記ストラップ方式の要素の移動動作を可能とし、しかも前記収納要素の案内孔部から完全に前記スライダーが引出されることを不可欠とはしていないことを特徴とする特に請求項1から請求項7までのいずれかに記載の装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載の装置を持つ綜絖。
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