JPH09111615A - 織機における開口機構に対する綜絖枠の離脱連結装置 - Google Patents

織機における開口機構に対する綜絖枠の離脱連結装置

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JPH09111615A
JPH09111615A JP29343395A JP29343395A JPH09111615A JP H09111615 A JPH09111615 A JP H09111615A JP 29343395 A JP29343395 A JP 29343395A JP 29343395 A JP29343395 A JP 29343395A JP H09111615 A JPH09111615 A JP H09111615A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heald frame
loom
guide
heald
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP29343395A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Funayama
勝也 船山
Masahiro Kitayama
正弘 北山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsudakoma Corp
Original Assignee
Tsudakoma Corp
Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tsudakoma Corp, Tsudakoma Industrial Co Ltd filed Critical Tsudakoma Corp
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Pending legal-status Critical Current

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  • Auxiliary Weaving Apparatuses, Weavers' Tools, And Shuttles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】織機において、綜絖枠ガイドに案内された複数
枚の綜絖枠を織機の幅方向に移動させることにより開口
機構に対する離脱連結を行なわせるに際して、作業者へ
の作業負担を軽減するとともに作業を簡素化すること。 【解決手段】綜絖枠ガイド15に組み付けた状態の錠止
部材21を各綜絖枠17の側部に係合させて綜絖枠17
と綜絖枠ガイド15とを均一当接状態に錠止した後、駆
動機構により綜絖枠ガイド15を綜絖枠とともに織機の
幅方向に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は織機における開口機構
に対する綜絖枠の離脱連結装置に関するものであり、さ
らに詳しくは綜絖枠ガイドに案内された複数枚の綜絖枠
を織機の幅方向に移動させることにより開口機構に対す
る離脱連結を行なわせる離脱連結技術の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】上記のような型式の離脱連結装置として
は、特開平7−138836号に開示されたものが知ら
れている。この従来技術にあっては、綜絖枠の下端に設
けられた各係止片に対向して1個の綜絖枠支持ロッドを
揺動可能に立設し、この支持ロッドの上端には係止片と
嵌合するフックを形成するとともにこの嵌合状態を保持
する錠止部材を回動可能に設け、綜絖枠の上下動を案内
する左右1対の綜絖枠ガイドのうち支持ロッド上の錠止
部材と同じ側の綜絖枠ガイドを綜絖枠から離間可能に設
け、支持ロッド上の錠止部材に対向して織機フレーム上
に綜絖枠の横動に伴なって錠止部材に係合する案内部材
を設けたものである。
【0003】支持ロッドからの綜絖枠の離脱に際して
は、まず綜絖枠ガイドを綜絖枠から離間退避させる。つ
いで綜絖枠を該退避方向に横動させると、これと一緒に
揺動する支持ロッド上の錠止部材が案内部材に係合す
る。この結果錠止部材が回動して綜絖枠上の係止片を解
放する。綜絖枠をさらに同方向に横動させると、支持ロ
ッド上のフックから綜絖枠上の係止片が離間して、綜絖
枠は支持ロッドから完全に離脱する。この状態で綜絖枠
を上方に引き上げるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術において
全綜絖枠を一斉に離脱させるには、複数枚の綜絖枠を同
時に移動させる必要がある。従来綜絖枠の移動作業は手
作業により行われているが、前記のように全綜絖枠を同
時に動かすことは作業者にとって非常に困難なことであ
り、またかなりの作業負担と時間を要するものであっ
た。
【0005】このような従来技術の現状に鑑みてこの発
明の目的は、綜絖枠ガイドに案内された複数枚の綜絖枠
を織機の幅方向に移動させることにより開口機構に対す
る離脱連結を行なわせるに際して、作業者への作業負担
を軽減するとともに作業を簡素化することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このためにこの発明にお
いては、綜絖枠ガイドに組み付けた状態の錠止部材を各
綜絖枠側部に係合させて綜絖枠の綜絖枠ガイドとに対す
る織機の幅方向の相対位置を固定した後、移動機構によ
り綜絖枠ガイドを織機の幅方向に移動させることを、要
旨とするものである。
【0007】
【作用】錠止部材を組み付けることにより綜絖枠ガイド
に対する各綜絖枠の幅方向の位置が固定され、爾後綜絖
枠ガイドの移動に伴なって全綜絖枠が一斉に移動され
る。
【0008】
【実施例】この発明の装置の一実施例を図1〜図3に示
す。なお本実施例では、後述する織機の幅方向に移動可
能に設けられた支軸5と揺動可能に設けられ、上記支軸
5と係合して支軸5を移動させる操作レバー13とによ
り綜絖枠ガイドを移動させる移動機構が構成されてい
る。織機のフレーム1の内側面には割締め構造を具えた
ブラケット3が立設固定されており、その割締め構造に
より織機幅方向の支軸5を支持している。この支軸5の
外端には軸方向の縦溝5aが上下に貫通して形成されて
いる。フレーム1上にはサイドスタンド9が立設固定さ
れており、支軸5はこのサイドスタンド9を往復動可能
に貫通延在しており、サイドスタンド9の外側の位置に
ストッパーカラー7を一体的に有している。このストッ
パーカラー7は支軸5が内側に移動するときサイドスタ
ンド9に当接して、支軸5の最内側位置、すなわち綜絖
枠17が開口機構と連結する位置を規制するものであ
る。
【0009】サイドスタンド9の基部には織機前後方向
に延在するピン11が固定されており、このピン11に
は上方に延在する操作レバー13が下端において軸承さ
れている。操作レバー13は支軸5の縦溝5aを貫通し
て延在しており、縦溝5a内において幅方向に膨出した
操作部13aを有している。したがって操作レバー13
がピン11を中心に揺動されると、それに伴なって該操
作部13aに押されて支軸5は織機幅方向に往復動す
る。なお、操作レバー13は支軸5の溝5aに嵌脱自在
となっており、綜絖枠の離脱連結作業時以外は取り外さ
れているものとする。
【0010】支軸5の内端には上下に延在する綜絖枠ガ
イド15が固定されている。綜絖枠ガイド15は、綜絖
枠ホルダ15aとこの綜絖枠ホルダ15bの上下端に固
定されたガイド部15bとにより構成され、ガイド部1
5bは図3に示すように内側面に多数の上下方向に延在
する凹部を櫛歯状に具えており、各凹部が織機の前後方
向に並設された個々の綜絖枠17に対応している。
【0011】図2に示すように綜絖枠ガイド15のガイ
ド部15bには横断面コの字状のホルダー19が取り付
けてあり、前後少なくとも一方の端部において開口して
いる。このホルダー19は錠止部材21を収受するため
のものである。図3に示すように、錠止部材21はコの
字状に曲折された部材であって、2本の互いに平行な分
肢21aとその連結部21bと連結部21bから突出し
たハンドル部21cとから構成されている。
【0012】綜絖枠17を開口機構から離脱させるに際
しては、まず開口機構を寸動させて全綜絖枠17の高さ
を揃える。ついでブラケット3の割締め構造を弛めて支
軸5が自由に往復動できる状態にする。
【0013】ついで操作レバー13を支軸5の縦溝5a
に挿入し、下端をピン11に軸承させる。さらに錠止部
材21の一方の分肢21aが綜絖枠17の内側に位置す
るような状態で他方の分肢21aをホルダ19に挿入す
る。この状態で操作レバー13を外側に向けて揺動させ
ると支軸5は綜絖枠ガイド15とともに外側に向かって
移動し始める。このとき綜絖枠ガイド15に組み付けら
れている錠止部材21の上記一方の分肢21aが全綜絖
枠17と一斉に当接して、全綜絖枠17の綜絖枠ガイド
15に対する織機の幅方向の相対位置を固定している。
したがって操作レバー13がさらに外側に向けて揺動さ
れると、支軸5も綜絖枠ガイド15およびこれに位置固
定状態にある綜絖枠17とともに外側に向けて移動す
る。この結果全綜絖枠17は一斉に開口機構から離脱す
る。
【0014】綜絖枠17を開口機構に連結するに際して
は、上記と同じ手順で全綜絖枠17の綜絖枠ガイド15
に対する幅方向の相対位置を固定する。その後操作レバ
ー13を内側に向けて揺動させる。すると支軸5は綜絖
枠ガイド15およびこれに位置固定状態にある綜絖枠1
7とともに内側に向けて移動する。
【0015】上記のように支軸5の最内側位置はストッ
パーカラー7とサイドスタンド9との当接により規制さ
れるので、駆動軸5はその位置で移動を停止し、全綜絖
枠17は開口機構に連結される位置に置かれる。勿論こ
の時全綜絖枠17と綜絖枠ガイド15との間の隙間は均
一なものになっている。
【0016】操作レバー13は必ずしも上記のような着
脱式の構成に限定されるものではない。常設式のものと
して、上記実施例の構成に加えて支軸5の縦溝5a内に
軸を設け、この軸を操作レバー13に挿通させて固定す
るようにしてもよい。ただしこの場合、支軸5を平行に
移動させるために軸を挿通させる孔を長孔としておくこ
とが必要である。また操作レバーを用いる代わりに支軸
に適宜な取っ手を設けて、この取っ手を介して支軸を往
復動させるようにしてもよい。さらに手動式に限定され
るものではなく、適宜公知のアクチュエーターやピニオ
ンラック機構を支軸に連結した自動式としてもよい。自
動式とした場合には例えばアクチュエーター側を適宜動
作制御すれば支軸には必ずしもストッパーカラーを設け
る必要はない。
【0017】また錠止部材の構造も上記のものに限定さ
れるものではなく、綜絖枠ガイドに組み付けた状態で全
綜絖枠を綜絖枠ガイドに対して幅方向の相対位置を固定
できるものであれば、どのような構造であってもよい。
【0018】
【発明の効果】錠止部材を綜絖枠ガイドに組み付けるこ
とにより綜絖枠ガイドに対する各綜絖枠の幅方向の位置
が固定されるため、支軸を移動させるだけで全綜絖枠が
一斉に織機幅方向に移動するので、作業が単純となり、
操作レバーなどの補助具を用いれば駆動軸の操作にもた
いした力を必要としないし、アクチュエーターによる自
動駆動も採用できるので、作業負担が大幅に軽減され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の装置の位置実施例の前面図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく平面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 3 割締めブラケット 5 駆動軸 7 ストッパーカラー 9 サイドスタンド 13 操作レバー 15 綜絖枠ガイド 17 綜絖枠 19 ホルダー 21 錠止部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】綜絖枠を織機の幅方向に移動させることに
    より開口機構に対する離脱連結を行なわせる型式であっ
    て、上記綜絖枠を上下に案内する綜絖枠ガイドを織機の
    幅方向に移動させる移動機構と、綜絖枠ガイドに組み付
    けられた状態で各綜絖枠の側部に係合して綜絖枠と綜絖
    枠ガイドとの織機の幅方向の相対移動を規制する錠止部
    材とを具えてなる織機における開口機構に対する綜絖枠
    の離脱連結装置。
JP29343395A 1995-10-16 1995-10-16 織機における開口機構に対する綜絖枠の離脱連結装置 Pending JPH09111615A (ja)

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JP29343395A JPH09111615A (ja) 1995-10-16 1995-10-16 織機における開口機構に対する綜絖枠の離脱連結装置

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JP29343395A JPH09111615A (ja) 1995-10-16 1995-10-16 織機における開口機構に対する綜絖枠の離脱連結装置

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JPH09111615A true JPH09111615A (ja) 1997-04-28

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102851828A (zh) * 2012-09-24 2013-01-02 吴江市隆泰喷织厂 喷气织机综框位置调节器
CN102851829A (zh) * 2012-09-26 2013-01-02 吴江市隆泰喷织厂 方便调节导轨轴的固定装置
CN105256449A (zh) * 2015-11-27 2016-01-20 江苏工程职业技术学院 一种特种纤维纱线整浆专用钢筘支架

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