JP3979981B2 - 充電器 - Google Patents

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Description

本発明は、充電する電池の温度を検出する温度センサーを備える充電器に関する。
電池は、充電されると温度が上昇する。とくに、満充電に近付くと電池温度は急激に上昇する。電池の温度上昇は、電池特性を低下させる原因となる。電池の性能低下を防止するために、電池温度を検出するための温度センサーを備える充電器が開発されている。(特許文献1〜2参照)
特開2002−199609号公報 特開平5−30669号公報
特許文献1に記載される充電器は、温度センサーを軟質チューブに入れて、パック電池の表面に接触させる。この温度センサーは、軟質チューブを介して電池の表面に接触されて、電池温度を検出する。特許文献2に記載される充電器は、温度センサーをコイルスプリングで押し出して、パック電池の熱伝導部品に熱結合させる。この温度センサーは、熱伝導部品を介して電池温度を検出する。
これ等の公報に記載される充電器は、温度センサーで電池温度を検出し、たとえば電池温度が設定温度よりも高くなることを検出して充電電流を遮断する。この構造の充電器は、電池温度を正確に検出するのが難しい。電池温度は、温度センサーを直接に電池に接触させても、必ずしも正確には検出できない。図1は、本出願人が検討した構造であって、電池2の表面に直接に温度検出部4Aを備える温度センサー4を押圧して接触させても、図の矢印で示すように、電池2と温度センサー4との間にできる空隙に外部からの冷たい空気が流入し、この空気の冷却作用で、温度センサー4が電池温度を正確に検出できなくなるからである。さらに、図2は、本出願人が更に検討した構造であって、電池2の熱を金属プレート35に吸収して、吸収した熱を温度センサー4に伝導する構造を示している。この構造は、まず、電池を繰り返し着脱して充電する場合、電池2と金属プレート35との間に空間(図示せず)が生じ、電池2の温度を適切に測定することが難しくなる。そして、電池2の熱を金属プレート35に伝導することはできるが、金属プレート35が矢印で示すように空気で冷却される。このため、この構造によっても、電池温度を正確に検出することはできない。以上のように、温度センサーを電池に直接に接触させ、あるいは金属プレートを介して接触させる構造によっても、電池温度は正確に検出できない。また、時間遅れが発生しないように、電池温度をリアルタイムに正確に検出するのはさらに難しい。検出の時間の遅れは、充電器に内蔵しているマイコンでもって、検出された温度を補正して、ある程度は修正できる。しかしながら、マイコンによる補正は、充電末期の急激な温度上昇や、繰り返し充電による温度環境の変動に対して、高い精度で補正できない。温度センサーと電池温度カーブが同じ挙動を示すことがなく、電池温度の急激な変動に温度センサーが追随できなくなるからである。温度勾配が大きくなると、温度センサーの検出温度と電池温度との差がしだいに大きくなって、電池温度を正確に検出するのはさらに難しくなる。
電池温度を検出する回路を保護機能とする充電器は、それほど高い精度で温度を検出することが要求されない。しかしながら、電池温度を検出し、電池温度で平均充電電流を制御し、常に電池温度が一定の温度に保持されるように平均充電電流をコントロールする充電器は、電池温度を極めて高い精度で検出することが大切である。
さらに、充電する電池温度を検出する構造として、図3と図4に示す構造を採用した充電器が発売されている。この構造は、ケース31に設けている電池ポケット32の底面33を、円筒型電池2に沿う形状とし、底面33の山部下面に温度センサー4を配設している。温度センサー4は、山部の下面に設けた凹部34にはめ込むようにして配設される。この構造において、電池2の熱は、矢印で示す経路で温度センサー4に伝導される。熱の経路は以下の通りである。
(1) 電池自身の熱伝導
(2) 電池→空気層→ケースへの熱伝導
(3) ケースの熱伝導
(4) ケース→空気層→温度センサーへの熱伝導
この構造は、電池から温度センサーまでの熱の伝導経路が長く、またケースの底面が空気で冷却されるために、電池と温度センサーとの温度差が大きくなり、また、電池の温度が上昇して、電池と温度センサーとが同じ温度となるまでに時間差が大きく、正確に時間遅れなく電池温度を検出できない欠点を解消できない。
本発明はこのような欠点を解消することを目的に開発されたもので、本発明の大切な目的は、温度センサーでもって、電池温度を高い精度で、しかも時間遅れを少なく正確に検出して電池を理想的な温度状態で充電できる充電器を提供することにある。
本発明の充電器は、充電する電池2を脱着できるように装着する電池ポケット3をケース1に備えており、この電池ポケット3に装着される電池2の温度を検出する温度センサー4と、温度センサー4で電池温度を検出して、充電電流を制御する充電回路を備える。さらに、充電器は、電池ポケット3に装着される電池2の表面に押圧される熱伝導体30と、この熱伝導体30を電池表面に弾性的に押圧する弾性体16とを備えている。この熱伝導体30は、熱伝導プレート13と温度センサー4とを備えている。
また、弾性体16により熱伝導体30は電池2を上方向に押圧しており、電池ポケット3において、ケース1は電池2の両端部分を保持する第1の保持部11Aと第2の保持部11Bからなる一対の保持部11を設けており、第1の保持部11Aはケース1の表面を貫通する開口の孔形状である。
本発明の充電器は、電池2を円柱状の単電池として、熱伝導体30の電池2に押圧される部分を電池2の円柱形状に沿う形状とすることができる。さらに、本発明の充電器は、電池2と熱伝導プレート13との間に温度センサー4を配設することができる。
充電回路は、電池温度を保持設定温度となるように平均充電電流を制御し、電池温度を保持設定温度に保持しながら充電することができる。
熱伝導プレート13は、弾性変形できる細長く延在する一枚の金属板を折曲したものとして、弾性体16と熱伝導プレート13を一枚の金属板で構成することができる。この熱伝導プレート13は、延在方向における中央において、電池方向に押圧される押圧部15と、この押圧部15の延在方向における両側に連続した弾性体16を設けることができる。さらに、熱伝導プレート13は、押圧部15に温度センサー4を配設する装着凹部13Aを設けて、この装着凹部13Aに温度センサー4を配設することができる。押圧部15は、電池2の円柱形状に沿う形状とすることができる。
また、熱伝導体30が、電池2の下方に位置し、電池ポケット3において、熱伝導体30の側部で、電池ポケット3の底面3Aと電池2との間に、冷却用空隙12を備える。
本発明の充電器は、温度センサーでもって、電池温度を高い精度で、しかも時間遅れを少なくしながら正確に検出できる特長がある。それは、本発明の充電器が、ケースの電池ポケットに装着される電池の表面に押圧される熱伝導体を備えており、この熱伝導体が熱伝導プレートと温度センサーとを有しているからである。とくに、本発明の充電器は、熱伝導体を弾性体で電池表面に弾性的に押圧する構造としているので、熱伝導プレートを電池に密着させて、電池の熱を熱伝導プレートを介して温度センサーに有効に伝導できる。したがって、本発明の充電器は、熱伝導プレートで電池の熱を有効に温度センサーに伝導させて、電池温度を高い精度で、しかも時間遅れを少なくして正確に検出して、電池を理想的な温度状態で充電できる。
さらに、本発明の請求項3の充電器は、電池と熱伝導プレートとの間に温度センサーを配設しているので、電池の温度検出部分を熱伝導プレートで覆う状態としながら温度センサーを配設できる。この構造は、伝導される熱や温度センサーが空気に接触して冷却されることなく、また、電池から発熱する熱を熱伝導プレートを介して温度センサーの周囲全体に伝導できるので、電池温度を正確且つ速やかに検出できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための充電器を例示するものであって、本発明は充電器を下記のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図5ないし図12に示す充電器は、外形が略直方体の箱形で、充電する電池2を脱着できるように装着する電池ポケット3をケース1の上面で、図8の平面図における下段に設けている。電池ポケット3には、ここに装着される電池2の表面に押圧される熱伝導体30を配設している。熱伝導体30は、4個の装着される電池2、各々に対応して温度を検出する温度センサー4を設置した熱伝導プレート13を備えている。さらに、充電器は、温度センサー4で電池温度を検出して、電池2の平均充電電流を制御する充電回路(図示せず)をケース1の回路基板5に実装している。
ケース1は、下ケース1Bと上ケース1Aとからなり、下ケース1Bに上ケース1Aを連結して、内部に回路基板5を内蔵している。回路基板5は、下ケース1Bに固定されている。回路基板5には、電池ポケット3にセットされる電池2の電極に接続される出力端子6、7を固定している。出力端子6、7は、弾性変形する金属板である。図の充電器は、電池ポケット3に4個の電池2をセットして充電するので、4対の出力端子6、7を設けている。
さらに、図の充電器は、単三タイプと単四タイプの両方の電池2を充電することができる。このような単電池である充電式の単3型、単4型電池は、細長く延在する略円柱状の形状であって、詳細には、金属缶の表面に、延在方向の両端に位置する正負極以外が樹脂チューブで覆われている。
まず、単三タイプの電池2を充電するときは、図5と図6の状態のように、回転出力端子8を倒した状態で、電池2の一端の正極側を出力端子6に、他端の負極側を出力端子7に接触させて充電する。また、単四タイプの電池2を充電するときは、図7ないし図10に示すように、回転出力端子8を垂直に起こした状態で、電池2を装着して充電する。このとき、図10の状態のように、回転出力端子8における金属製の4つの補助端子10が、単三タイプの電池の出力端子6の前部に介在することで、単三タイプの電池より短い単四タイプの電池を、出力端子6、7を利用して充電できる構造となっている。
回転出力端子8は、プラスチック製の支持部材9に装着される4つの単四タイプの各電池において、単四タイプの電池2の凸部電極2Aである正極と出力端子6との間に介在すると共に、両者に接触する金属製の4つの補助端子10を固定している。支持部材9は、各補助端子10を保持する4つの略板状の絶縁ベース部9Aと、これら絶縁ベース部9Aを連結する連結部9Bとを備える。補助端子10は、各々、その外周をプラスチック製の絶縁ベース部9Aに保持されて固定される。図の回転出力端子8は、絶縁ベース部9Aに単四タイプの電池2の凸部電極2Aである正極を挿入できる4つの凹部9aを設けて、この凹部9aの底部を貫通して補助端子10を配置して、補助端子10を単四タイプの電池2の凸部電極2Aである正極に接触できるようにしている。支持部材9は、絶縁ベース部9Aの板状の面が、水平な姿勢から垂直姿勢に回転できるように、両端に設けた軸部9Cがケース1や回路基板5に連結される。また、支持部材9は、その板状の面が垂直姿勢に起こされた状態においては、図7と図11に示すように、単四タイプの電池2の下部を保持するために、逆さハの字状の保持部9Dを有している。
図8ないし図11は、単四タイプの電池2を充電する状態を示す。この状態で、回転出力端子8は、絶縁ベース部9Aが垂直姿勢に起こされて、単三タイプの電池の出力端子6の前方に配設される。絶縁ベース部9Aが垂直に起こされると、補助端子10は単四タイプの電池の充電回路(図示せず)に接続される。そして、単四タイプの電池を充電するときは、回転出力端子8の連結部9Bに一体に形成されたスイッチ押圧部9Eが、回路基板5上に設置された電気スイッチ26を押圧することで、単四タイプの充電回路に接続させている。また、絶縁ベース部9Aが水平に倒されて、単三タイプの電池を充電するときは、スイッチ押圧部9Eが回転することで、電気スイッチ26の押圧を解除して、単三タイプの充電回路に接続される。このような充電回路は、後述するように、電池温度が保持設定温度となるように平均充電電流を制御し、短時間に充電する。
単三タイプの電池を充電するときは、図5に示すように、回転出力端子8の絶縁ベース部9Aは水平に倒されて、単三タイプの電池の出力端子6の前方から下方に移動される。この位置に移動された絶縁ベース部9Aは、単三タイプの電池を電池ポケット3にセットするのに邪魔にならない。いいかえると、絶縁ベース部9Aは単三タイプの電池を電池ポケット3にセットするのに邪魔にならない位置に移動される。この状態で、電池ポケット3に単三タイプの電池が装着されると、単三タイプの電池は回路基板5に固定している出力端子6に接続される。出力端子6は充電回路(図示せず)に接続されて、単三タイプの電池を充電する。
図に示すケース1は、電池ポケット3に、細長く延在する円筒状電池2の両端部分を位置ずれしないように保持する、第1の保持部11Aと第2の保持部11Bからなる一対の保持部11を設けている。第1の保持部11Aは、電池2の負極である端部を挿入して保持できる、ケース1の表面を貫通する円形開口の孔形状である。図の充電器は、円筒型電池である単三タイプの電池の端部を挿入するので、孔形状の第1の保持部11Aを円形としている。この保持部11は、その内形を電池2の端部の外形よりもわずかに大きくしている。保持部11の内形を電池2の外形よりもわずかに大きくするとは、電池2をスムーズに保持部11に挿入できるが、挿入される状態で位置ずれしないように保持できる形状を意味する。第2の保持部11Bは、装着される電池2の延在方向と垂直な断面が逆さハの字状の傾斜部11Ba、11Baを有する溝形で、電池2の正極側の底部を保持し、溝に嵌入される単三タイプの電池を横ずれしないように保持する。図の電池ポケット3は、一方の保持部11を、電池2の端部を挿入できる形状としているが、両方の保持部を、電池の端部を挿入して保持できる孔形状とすることもできる。また、両方の保持部を横ずれしない形状とすることもできる。
単四タイプの電池を装着する場合においては、図10に示す状態で電池2を保持する。負極の出力端子7は、詳細には、3つの金属製接触片7A、7B、7Cで構成される。出力端子7は、単三タイプの電池を装着した場合においては、電池の円形負極に全ての接触片7A、7B、7Cが接触する。また、出力端子7は、単四タイプの電池を装着した場合には、接触片7B、7Cが電池の円形負極に接触するものの、上側の接触片7Aが、その断面くの字状の下側で、電池の円形負極の上端を下方に押圧して保持する。単四タイプの電池の正極側は、回転出力端子8の絶縁ベース部9Aが垂直姿勢に起こされた状態で、保持部9Dにて、単四タイプの電池2の下部が保持される。
図の電池ポケット3は、第1の保持部11Aと第2の保持部11Bとの間に、冷却用空隙12を設けている。冷却用空隙12は、電池ポケット3の底面3Aと電池2との間に、冷却用の空気の冷却ダクトを形成する。この冷却ダクトを通過する空気は、充電している電池2を冷却する。したがって、図に示すように、冷却用空隙12を設けている充電器は、電池温度を低くしながら短時間で満充電できる特長がある。また、電池2を十分に冷却するために、電池ポケット3の底面3Aには、充電器を貫通する上面視略長方形の貫通穴12Bが設けられている。
さらに、図の充電器の電池ポケット3は、隣接する電池2との間に隙間12A(図8参照)ができるように、第1の保持部11Aと第2の保持部11Bを設けている。この電池ポケット3にセットされる電池2は、冷却用空隙12でケース1との間に空気を通過できる冷却ダクトを設け、さらに隣の電池2との間にも冷却空気を通過できる隙間12Aを設けている。したがって、この構造の電池ポケット3の充電器は、装着される電池2を効率よく冷却して、電池温度の上昇を少なくして充電できる特長がある。なお、図8においては、右端に位置する電池2は、単四タイプであり、これより太い単三タイプの電池の外形を、点線で示している。
次に、本発明の特徴である熱伝導体30について詳細に説明する。電池ポケット3には、ここに装着される各電池2の円柱形状表面に押圧される4つの熱伝導体30を配設している。熱伝導体30の電池2に押圧される部分は、電池2の円柱形状に沿う形状であり、電池表面に接触することが熱伝導上望ましいものの、僅かに隙間があっても良い。図の充電器において、各熱伝導体30は、熱伝導プレート13、温度センサー4を有すると共に、熱伝導体30が電池表面に弾性的に押圧されるように熱伝導プレート13と一体形成された弾性体16とを備えている。
図の充電器は、熱伝導プレート13を第1の保持部11Aに接近して配設している。図の充電器は、電池2の端部を挿入する孔形状の保持部11に接近して熱伝導プレート13を配設するので、熱伝導プレート13が電池2を押し上げても、電池2の上方への位置ずれを有効に阻止できる。孔形状の保持部11は、電池2が上下左右にずれるのを阻止できるからである。このため、この構造の充電器は、熱伝導プレート13をしっかりと電池2の表面に押圧して、電池温度をより正確に検出できる。
4つの熱伝導プレート13は、略同一の形状をしている。熱伝導プレート13は金属板で、図13の断面図に示すように、電池2の円柱状表面の下部の一部に沿う形状に湾曲されている押圧部15を有している。熱伝導プレート13は、電池2の延在方向に対して、横方向に略左右対称の構造を有している。熱伝導プレート13は、細長く延在する一枚の金属板を、打ち抜き、折曲したものであって、金属板の延在方向における中央において電池方向に押圧される押圧部15と、これの両側より垂下する両足部13Cと、各足部13Cの下側に隣接して電池2の延在方向における両端に位置し、断面をU字状とすることで弾性力を有する弾性体16を備えている。なお、片側の足部13Cにおいて、弾性体16、16間には、切抜き部13Dが位置している。そして、弾性体16、16の下側に下端部13Eが位置し、下端部13Eの下にこれより幅が狭い保持部13Fが延長している。そして、両保持部13Fは、ベースプレート17のスリット17Aを通過して、折曲され、先端をベースプレート17の底面に当接させることで、ベースプレート17上に熱伝導プレート13を保持している。
熱伝導プレート13は、表面に保護シート14を固定している。保護シート14は、可撓性のある絶縁シートで、たとえばプラスチックシートである。保護シート14は、温度センサー4と電池2との間を絶縁して、温度センサー4が直接に電池表面に接触するのを防止する。すなわち、温度センサー4を保護する。図に示す熱伝導プレート13は、電池の延在方向に対して横方向の両側部分を除く中央部分に保護シート14を固定している。保護シート14は、電池の延在方向における両端の幅が広く、両端の間の幅が狭くなっており、粘着層を介して簡単に接着して固定できる。ただ、保護シート14は、接着材で接着して固定することもできる。
図の充電器は、熱伝導プレート13の金属板と保護シート14の両方を電池表面に接触させるために、保護シート14を固定する部分を、保護シート14の厚さに相当して低くして段差部13Bとしている。段差部13Bに保護シート14が固定されると、保護シート14の表面と、保護シート14の外側で電池の延在方向に対して横方向(以下この方向を横方向とする)の両側の金属板の表面が電池2の表面に接触する。
さらに、熱伝導プレート13は、上部の押圧部15に、温度センサー4を配設する装着凹部13Aを設けている。温度センサー4は、装着凹部13Aに配設されて、その表面を保護シート14で被覆している。したがって、装着凹部13Aは、段差部13Bに配設している。装着凹部13Aの上面には、フィルムタイプの温度センサー4が固定される。温度センサー4はサーミスタを使用するが、サーミスタ以外の温度センサーも使用できる。フィルムタイプの温度センサー4は、一般に販売されているものであって、図14の断面図に示すように、フィルムから上面に略長方形で厚みのある板状の温度検出部4Aを突出させている。装着凹部13Aは、フィルムタイプの温度センサー4をここに案内して固定できる幅、すなわち、温度センサー4の幅よりも多少は広い溝形としている。温度センサー4は、図12に示すように、装着凹部13Aに入れられて、熱伝導プレート13に固定される。図の熱伝導プレート13の押圧部15においては、装着凹部13Aを押圧部15の横方向の両端まで延長しない。装着凹部13Aは、図12において左下縁に延長されて、右上縁には延長されない。温度センサー4は、片方まで延長される装着凹部13Aに固定されて、熱伝導プレート13の外部に引き出される。
熱伝導プレート13は、上段において、電池表面に押圧される押圧部15を設けている。押圧部15は、熱伝導プレート13の金属板を直接に電池表面に押圧する直接押圧部15Aと、保護シート14、温度検出部4Aを介して熱伝導プレート13を電池表面に押圧する間接押圧部15Bからなる。図の熱伝導プレート13は、間接押圧部15Bの横方向の両外側に直接押圧部15Aを設けている。この熱伝導プレート13は、図14の矢印で示すように、主に、以下の経路で電池2の熱が伝導され、以下の(4)、(5)にて主に、電池2の熱が温度センサー4に伝導させる。
(1) 電池自身の熱伝導
(2) 電池2→直接押圧部15Aへの熱伝導
(3) 熱伝導プレート13(直接押圧部15A→間接押圧部15B)の熱伝導
(4) 熱伝導プレート13(間接押圧部15B)→温度センサー4への熱伝導
(5) 電池2→保護シート14→温度センサー4への熱伝導
以上の経路で単三タイプの電池2から温度センサー4に熱伝導する充電器は、電池2から温度センサー4までの経路が少ない。また、温度センサー4が空気に接触して冷却されない。さらに、熱伝導プレート13と電池2との間に空気が流入して、熱伝導プレート13が空気で冷却されることがなく、電池2の熱が熱伝導プレート13に有効に伝導される。したがって、電池2から温度センサー4までの経路が少なく、しかも伝導される熱や温度センサー4が空気で冷却されることがなく、単三タイプの電池温度は温度センサー4に高い精度で時間遅れを少なくして、正確に検出される。
なお、単四タイプの電池2を装着したときは、図13において、鎖線で示される位置関係で、熱伝導体30と接触されることになる。単三タイプの電池においては、熱伝導体30が電池2の表面に接触することになるが、円柱の半径が小さい単四タイプでは、電池2の下部と熱伝導体30とが接触することになる。
以上の熱伝導プレート13は、間接押圧部15Bの横方向の両側に直接押圧部15Aを配設しているが、間接押圧部の三方に直接押圧部を配設し、あるいは間接押圧部の全周に直接押圧部を配設することもできる。図の熱伝導プレート13は、間接押圧部15Bを直接押圧部15Aよりも内側に配設しているが、この構造は、直接押圧部15Aに伝導される電池2の熱を、両側から間接押圧部15Bに有効に伝導できる。
熱伝導プレート13は、電池表面に隙間なく接触されるように、弾性体16でもって、電池表面に弾性的に押圧される。図の熱伝導プレート13は、弾性変形できる金属板である。弾性金属板の熱伝導プレート13は、弾性体16を一枚の金属板で構成している。図の熱伝導プレート13は、両側に弾性体16を連結している。弾性体16は、金属板をU曲して弾性変形しやすくしている。さらに弾性体16は、図12に示すように、熱伝導プレート13よりも幅を狭くして、弾性変形しやすくしている。図の熱伝導プレート13は、その両側に弾性体16を連結している。両側に弾性体16を連結している熱伝導プレート13は、全体をバランスよく電池2の表面に弾性的に押圧できる。図の熱伝導プレート13は、その両側に各々2列の弾性体16を連結しているが、両側に各々1列の弾性体を連結することもできる。また、熱伝導プレートは、片側に弾性体を連結することもできる。
図の充電器は、回路基板5の表面にベースプレート17を固定して、このベースプレート17に弾性体16で熱伝導プレート13を連結している。ベースプレート17はプラスチック等の絶縁材である。ベースプレート17は、横方向に左右対称構造であって、図12と図13に示すように、横方向の両側(図12及び図13においては右端部のみが示されている)に連結フック18を一体的に成形して設けており、この連結フック18の先端のフック部を回路基板5の裏面に係止して連結している。回路基板5は、連結フック18を入れる連結凹部19を設けている。この連結凹部19に連結フック18を入れて、ベースプレート17は回路基板5に連結される。連結凹部19に入れられた連結フック18は、回路基板5を左右の両側より弾性的に挟着し、先端のフック部を回路基板5の裏面に係止して、ベースプレート17を回路基板5に連結する。さらに、ベースプレート17は、回路基板側に突出して複数のストッパ凸部20を一体的に成形している。ストッパ凸部20は、回路基板5に先端を当接して、回路基板5との距離を一定に保持する。この構造のベースプレート17は、簡単に一定の間隔となるように、回路基板5に連結できる。さらに、ベースプレート17は、熱伝導プレート13に固定している温度センサー4のリード線21を介しても回路基板5に連結される。
弾性体16を直接に回路基板5に連結しないで、ベースプレート17を介して回路基板5に連結する構造は、温度センサー4で電池温度をより正確に検出することに効果がある。それは、熱伝導プレート13の熱が直接に回路基板5に伝導されないからである。この構造は、熱伝導プレート13の熱が回路基板5に直接に伝導されるのを、ベースプレート17が遮断する。温度センサー4が電池温度を正確に検出するためには、熱伝導プレート13の放熱を少なくするのがよい。熱伝導プレート13から多量に放熱されると、電池2の熱が熱伝導プレート13から放熱されて、熱伝導プレート13の温度が低くなり、これに固定している温度センサー4の検出温度が低くなる。ベースプレート17は、回路基板5に比較して、熱伝導プレート13の放熱を少なくできる。回路基板5よりも小さくて熱伝導率が悪いからである。ベースプレート17は、回路基板5のように、種々の部品を実装する必要がないので小さくできる。また、回路基板5のように、熱伝導の優れた金属層を積層する必要がないからである。さらに、ベースプレート17は、ストッパ凸部20と連結フック18を介して局部的に回路基板5に接触するので、ベースプレート17から回路基板5への熱伝導を少なくできる。熱伝導プレート13からベースプレート17に熱が伝導され、さらにベースプレート17から回路基板5に効率よく熱伝導されると、ベースプレート17は間接的に熱伝導プレート13を冷却することになる。しかしながら、ベースプレート17の熱が有効に回路基板5に伝導されないと、ベースプレート17は熱伝導プレート13を冷却しなくなる。ベースプレート17で冷却されない熱伝導プレート13は、ベースプレート17からの無駄な放熱が阻止されて、これに装着している温度センサー4で正確に電池温度を検出する。
さらに、熱伝導プレート13をベースプレート17に連結する構造は、電池温度で回路基板5が直接に加熱されるのを有効に防止できる。回路基板5は、電池2の充電電流を制御するためのパワートランジスターやパワーFET等の半導体スイッチング素子を実装している。半導体スイッチング素子は、電池2の充電電流で加熱されるので、いかに効率よく冷却できるかが大切である。温度が高くなるにしたがって、許容電流が小さくなるからである。熱伝導プレート13が直接に回路基板5を加熱しない構造は、回路基板5の温度を低くでき、パワーFET等の半導体スイッチング素子の温度を低くして、許容電流を大きくできる。また、半導体スイッチング素子の熱暴走や故障を少なくできる。
なお、本実施例の充電器は、外部の電源線を連結するソケット27(図6及び図11参照)、充電時に発光するLED素子28(図11参照)、充電時間を設定するタイマーの時間を切り換えるスイッチ29を有している。
充電回路は、温度センサー4で電池温度を検出し、電池温度が保持設定温度となるように平均充電電流を制御し、電池温度を保持設定温度に保持しながら充電する。この充電器は、電池2を極めて短時間に充電できる特長がある。
図15は充電回路を示す。この充電回路は、電池2に充電電流を供給して充電する電源回路22と、電源回路22と電池2との間に接続されて電池2の平均充電電流を調整するスイッチング素子23と、このスイッチング素子23をオンオフに切り換えて、充電電流を調整する制御回路24と、電池温度を検出して制御回路24に温度信号を入力する温度センサー4とを備える。
この充電回路が電池2を充電するときの電池温度が上昇する特性と、電池電圧が変化する特性を図16のグラフに示している。この図16において、曲線Aは電池温度が上昇する特性を、曲線Bは電池電圧が変化する特性を示している。この図に示すように、図15の充電回路は、満充電されるときに電池温度が上昇する割合を小さくするのではなく、充電を開始した最初の温度上昇充電工程において、電池温度を上昇所定温度まで上昇させ、その後は温度保持充電工程において、電池温度を保持設定温度に保持しながら充電する。したがって、最初に大きな電流を流して電池温度を上昇させる。いいかえると、電池温度が上昇する程度に大きな電流を流して電池2を充電する。このとき、電池2は大きな電流で充電されるが、電池温度が高くならないので、電池性能が低下することはなく、この時間帯に大きな容量を充電できる。
電源回路22は、スイッチング素子23をオンにする状態で、電池2を、平均電流1.5C〜10C、好ましくは2C〜8C、さらに好ましくは2C〜5Cの大きな電流で充電する出力を有する。電源回路は、制御回路とは別のアダプターとしてリード線を介して制御回路に接続することができる。ただ、電源回路を制御回路と同じケースに収納することもできる。
充電回路は、図15に示すように複数の電源回路22を切り換えて電池2を充電することもできる。複数の電源回路22は、切換スイッチ25を介してスイッチング素子23に接続される。切換スイッチ25は、電池2を充電する電源回路22を切り換える。複数の電源回路22は、電池2をパルス充電するときのピーク電流が異なる。電池2は平均充電電流が同じであっても、パルス充電するピーク電流が大きいと発熱が大きくなる。このため、電池2を大電流で充電するとき、ピーク電流が小さくなる電源回路22に切り換えて電池2を充電すると、電池2の発熱を少なくできる。したがって、電池2をより大きな平均充電電流で充電して電池温度の上昇を少なくできる。
スイッチング素子23はトランジスターやFETで、制御回路24にスイッチングされて電池2をパルス充電する。スイッチング素子23は、スイッチングされないでオン状態に保持されて、電池2を最初に大電流で充電して電池温度を所定の温度である上昇所定温度、保持設定温度まで上昇させる。この場合、定電流充電となる。また、スイッチング素子23は、所定のデューティー比でオンオフにスイッチングされて、電池2を最初にパルスの大電流(平均電流値が大きい大電流)で充電して所定の温度である上昇所定温度、保持設定温度まで上昇することもできる。
スイッチング素子23は、オンオフに切り換えられるデューティー比で電池2をパルス充電する平均充電電流を調整する。パルス充電するときのデューティー比(Q)は、スイッチング素子23をオンにする時間(ton)とオフにする時間(toff)との比率であるから以下の式で表される。
Q=ton/(ton+toff
したがって、スイッチング素子23がオンオフに切り換えられるデューティー比を小さくすると平均充電電流は小さくなり、反対にデューティー比を大きくすると平均充電電流は大きくなる。
制御回路24は、温度センサー4から入力される信号で電池温度を検出して、スイッチング素子23を所定のデューティー比でオンオフに切り換える。スイッチング素子23をオンオフに切り換えるデューティー比は、電池温度が高い状態では小さく、電池温度が低くなると大きくして、電池温度を保持設定温度に保持する。図16に示すように、充電を開始する最初には電池温度が低いので、電池温度が上昇所定温度まで上昇するまでは大きな電流で充電し、その後は電池2の温度を保持設定温度に保持するように、制御回路24がスイッチング素子23のデューティー比を制御する。制御回路24が、スイッチング素子23をオンオフに切り換える周期は、1msec〜10sec、好ましくは10msec〜2sec、さらに好ましくは50msec〜2secとする。
制御回路24は、温度センサー4で検出した電池温度が保持設定温度よりも低いとき、デューティー比を大きくして、電池2をパルス充電する平均充電電流を大きくして電池温度を上昇させる。電池温度が保持設定温度まで上昇すると、デューティー比を小さくして電池温度が保持設定温度を越えないように、また保持設定温度から低下しないようにスイッチング素子23のデューティー比を制御する。したがって、制御回路24は電池2を定電流で充電することはなく、また定電圧で充電することもない。制御回路24は、スイッチング素子23のデューティー比を制御して、電池2を充電する平均充電電流を制御し、電池2の温度が図16のカーブを示すようにコントロールする。
図15の充電回路は、以下の工程で電池2を充電する。以下は、ニッケル−水素電池の充電方法を例示するが、ニッケル−カドミウム電池も充電電流を変更して同じように充電できる。
(1) まず、充電開始の前に、充電回路において、充電する電池2の温度を温度センサー4で検出する。制御回路24は、検出した電池温度が開始設定温度範囲にあるとき、温度上昇充電工程を開始する。温度上昇充電工程を開始する電池2の開始設定温度範囲は0〜40℃、好ましくは10〜30℃とする。電池温度が開始設定温度範囲よりも低いとき、あるいは高いときには、電池電圧を検出しながら通常充電を開始する。通常充電は、充電電流を1C以下に制限し、電池電圧を検出しながら、電池電圧がピーク電圧となり、あるいはΔVを検出して満充電する。
さらに、電池2の残容量を電圧から検出する。満充電に近い電池が、次の温度上昇充電工程で充電されると過充電されて、電池性能が低下するからである。電池電圧が設定電圧よりも低い電池は、残容量が少ないと判別して、温度上昇充電工程で充電を開始する。電池の電圧が設定電圧よりも高い電池は、残容量が大きく、温度上昇充電工程で充電すると過充電すると判別して、通常充電を開始する。
さらに充電を開始するときに電池2の内部抵抗を検出し、内部抵抗が所定の電気抵抗よりも高いときには、温度上昇充電工程に移行しないで通常充電をする。通常充電の後、内部抵抗が所定の電気抵抗よりも小さくなると、温度上昇充電工程を開始することもできる。
(2) 電池2の温度が開始設定温度範囲にあり、かつ電池電圧が保持設定電圧よりも低い場合は、温度上昇充電工程を開始する。温度上昇充電工程は、電池温度を所定の温度勾配で上昇させる大きな電流で充電する。この工程においては、電池温度の上昇勾配が約3℃/分となる平均充電電流で充電する。単三型タイプで公称容量が2100mAhのニッケル−水素電池の場合、平均充電電流を2C〜3Cとして温度上昇勾配が約3℃/分となる。ただし、この工程において、温度の上昇勾配を1℃/分〜5℃/分とする平均充電電流で充電することができる。また、電池2の平均充電電流を1.5C〜10Cとすることもできる。この工程において、スイッチング素子23はオン状態に保持され、あるいはスイッチング素子23のデューティー比を大きくして、平均充電電流を前述の範囲とする。電池温度が上昇所定温度になって保持設定温度に近くなると、たとえば保持設定温度を57〜60℃に設定する場合、上昇所定温度(たとえば、約55℃)に近付くと、上昇所定温度(たとえば、約55℃)を検出し、平均充電電流を少なくして、電池2の温度上昇勾配を小さくする。
図16は、電池温度が上昇所定温度約55℃になると、この温度を検出して、平均充電電流を小さくして温度上昇勾配を緩くし、保持設定温度に近づいている(図16に示す温度上昇充電工程である)。平均充電電流は、スイッチング素子23をオンオフするデューティー比を小さくして制御される。このように、電池2の温度が保持設定温度に近くなり上昇所定温度になると平均充電電流を少なく制御する方法は、電池温度が保持設定温度を越えてオーバーシュートするのを防止して、電池2が高温障害で劣化するのを有効に阻止できる。ただし、電池2の温度が保持設定温度になるまで、電池2の温度が所定の温度勾配で上昇する平均充電電流で充電することもできる。
(3) 温度上昇充電工程の終わりに、電池温度が保持設定温度まで上昇すると、電池温度が保持設定温度に保持されるように、平均充電電流を制御して温度保持充電工程で電池2を充電する。この温度保持充電工程においては、制御回路24がスイッチング素子23をオンオフに切り換えるデューティー比を制御して、パルス充電の平均充電電流を調整して、電池温度を保持設定温度に保持する。この工程において、温度センサー4が電池温度を検出して、温度信号を制御回路24に入力する。制御回路24は、検出された電池温度で、スイッチング素子23をオンオフに切り換えるデューティー比を制御する。電池温度が高くなると、デューティー比を小さくして平均充電電流を減少させて電池温度を低下させ、電池温度が低くなるとデューティー比を大きくして平均充電電流を増加させて電池温度を上昇させて、電池温度を保持設定温度に保持しながら充電する。また、温度保持充電工程において、電池温度は、一定温度(例えば、58℃)に保持することが望ましい。
ここで、保持設定温度は、電池の悪影響、性能低下が発生する温度以下で、最大付近の温度に設定される。また、使用者が電池2に触れても問題がなく、熱い電池2を異常と感じない程度に設定される。このような保持設定温度は、上限としては、最大で略70℃であって、好ましくは65℃以下であって、更に好ましくは、63℃以下に設定される。保持設定温度の範囲としては、好ましくは50〜65℃、更に好ましくは、53〜63℃、これ以上に好ましくは、56〜61℃、そして、57〜60℃に設定される。
また、電池温度を保持設定温度に保持するためには、本実施例においては、以下のように制御される。まず、保持設定温度において、制御規定温度を所定温度(例えば、58℃)に設定する。そして、検出される電池温度が、この制御規定温度より、たとえば、1℃上昇する毎に、段階的に平均充電電流を低下させ、また、検出される電池温度が、この制御規定温度より1℃低下する毎に、段階的に平均充電電流を上昇させる。このような制御により、電池温度を保持設定温度に保持して充電される。
上記の制御規定温度に代わって、制御規定温度を所定の温度範囲(例えば、57〜59℃)に設定してもよい。そして、検出される電池温度が、この制御規定温度より、たとえば、1℃上昇する毎に、段階的に平均充電電流を低下させ、また、検出される電池温度が、この制御規定温度より1℃低下する毎に、段階的に平均充電電流を上昇させる。このような制御により、電池温度を保持設定温度に保持して充電する。
この温度保持充電工程において、電池2が満充電に近付くと、平均充電電流を小さくしても、電池温度が上昇する傾向が強くなる。したがって、電池2が満充電に近付くと、電池温度が上昇し、又は上昇しようとするが、電池温度を保持設定温度に保持するように、平均充電電流が低減される。つまり、制御回路24はスイッチング素子23をオンオフに切り換えるデューティー比を極めて小さく制御する。このため、電池2が満充電に近くなると、制御回路24は平均充電電流を急激に減少させる。したがって、温度保持充電工程においては、電池2の満充電を検出して充電を停止しなくとも、平均充電電流が急激に減少されて過充電が防止される。本実施例の温度保持充電工程における充電終了については、タイマーで充電を終了している。タイマーは、電池2が略満充電となるように電池2を充分に充電できる時間(例えば、略30分程度)に設定している。また、本実施例においては、上述のように、満充電近くで電池温度が上昇し、平均充電電流が低減するので、この低減された電流を検出したときは、タイマーの設定時間より前でも充電を終了している。
さらに温度保持充電工程で電池2を充電しているときに、電池2の内部抵抗を検出し、内部抵抗が所定の電気抵抗よりも高くなると、通常充電をして電池2の充電電流を小さくする。通常充電においても、電池2の温度が保持設定温度よりも高くならないようにする。
(4) 以上の温度上昇充電工程と温度保持充電工程で、電池2はほぼ満充電されるが、完全には満充電されない。温度保持充電工程の後は、通常充電して電池2を完全に満充電することができる。
以上の充電方法は、温度上昇充電工程と温度保持充電工程において電池2をパルス充電しているが、充電回路は必ずしもパルス充電するデューティー比を制御して平均充電電流を調整する必要はない。たとえば、温度上昇充電工程と温度保持充電工程において、連続して充電する充電電流を制御して、平均充電電流を所定の電流として電池を充電することもできる。
以上の充電回路は、平均充電電流を設定して電池温度を設定温度に保持して充電するが、充電回路は電池2を定電流充電し、あるいは一定の電流で充電して、電池2のピーク電圧を検出し、あるいはピーク電圧からΔV低下を検出して充電を停止することもできる。この充電回路は、電池温度が設定温度よりも高くなると、充電を停止し、あるいは中断して電池温度が設定温度よりも高くならないようにする。
本出願人が検討した構造で電池温度を検出する状態を示す概略断面図である。 本出願人が検討した他の構造で電池温度を検出する状態を示す概略断面図である。 従来の他の充電器の電池温度検出部分を示す断面図である。 図3に示す充電器が温度センサーで電池温度を検出する状態を示す概略断面図である。 本発明の一実施例の充電器の斜視図である。 図5に示す充電器に単三タイプの電池を装着した状態を示す背面斜視図である。 図5に示す充電器の回転出力端子を起こした状態を示す斜視図である。 図7に示す充電器に単四タイプの電池を装着した状態を示す平面図である。 図8に示す充電器の側面図である。 図9に示す充電器における電池の装着状態を示す拡大断面図である。 図7に示す充電器の上ケースを外した状態を示す斜視図である。 図11に示す充電器の熱伝導体の分解斜視図である。 電池と熱伝導体の位置関係を示す断面図である。 本発明の一実施例にかかる充電器が温度センサーで電池温度を検出する状態を示す拡大断面図である。 本発明の一実施例の充電器の充電回路の一例を示す回路図である。 本発明の一実施例の充電器で電池を充電するときの温度特性と電圧特性を示すグラフである。
符号の説明
1…ケース 1A…上ケース 1B…下ケース
2…電池 2A…凸部電極
3…電池ポケット 3A…底面
4…温度センサー 4A…温度検出部
5…回路基板
6…出力端子
7…出力端子 7A…接触片 7B…接触片
7C…接触片
8…回転出力端子
9…支持部材 9A…絶縁ベース部 9B…連結部
9C…軸部 9D…保持部
9E…スイッチ押圧部
9a…凹部
10…補助端子
11…保持部 11A…第1の保持部 11B…第2の保持部
11Ba…傾斜部
12…冷却用空隙 12A…隙間 12B…貫通穴
13…熱伝導プレート 13A…装着凹部 13B…段差部
13C…足部 13D…切抜き部
13E…下端部 13F…保持部
14…保護シート
15…押圧部 15A…直接押圧部 15B…間接押圧部
16…弾性体
17…ベースプレート 17A…スリット
18…連結フック
19…連結凹部
20…ストッパ凸部
21…リード線
22…電源回路
23…スイッチング素子
24…制御回路
25…切換スイッチ
26…電気スイッチ
27…ソケット
28…LED素子
29…スイッチ
30…熱伝導体
31…ケース
32…電池ポケット
33…底面
34…凹部
35…金属プレート

Claims (9)

  1. 充電する電池(2)を脱着できるように装着する電池ポケット(3)をケース(1)に備えており、この電池ポケット(3)に装着される電池(2)の温度を検出する温度センサー(4)と、温度センサー(4)で電池温度を検出して、充電電流を制御する充電回路を備える充電器であって、
    電池ポケット(3)に装着される電池(2)の表面に押圧される熱伝導体(30)と、この熱伝導体(30)を電池表面に弾性的に押圧する弾性体(16)とを備えており、該弾性体(16)により熱伝導体(30)は電池(2)を上方向に押圧し、
    この熱伝導体(30)が熱伝導プレート(13)及び温度センサー(4)を有し、
    電池ポケット(3)において、ケース(1)は電池(2)の両端部分を保持する第1の保持部(11A)と第2の保持部(11B)からなる一対の保持部(11)を設けており、第1の保持部(11A)はケース(1)の表面を貫通する開口の孔形状である充電器。
  2. 電池(2)は円柱状の単電池であって、熱伝導体(30)は、電池(2)に押圧される部分が電池(2)の円柱形状に沿う形状である請求項1に記載される充電器。
  3. 電池(2)と熱伝導プレート(13)との間に温度センサー(4)を配設するようにしてなる請求項1に記載される充電器。
  4. 充電回路が、電池温度を保持設定温度となるように平均充電電流を制御し、電池温度を保持設定温度に保持しながら充電する請求項1に記載される充電器。
  5. 熱伝導プレート(13)が弾性変形できる細長く延在する一枚の金属板を折曲したもので、弾性体(16)と熱伝導プレート(13)を一枚の金属板で構成している請求項1に記載される充電器。
  6. 熱伝導プレート(13)の延在方向における中央において、電池方向に押圧される押圧部(15)と、この押圧部(15)の延在方向における両側に連続した弾性体(16)を設けている請求項5に記載される充電器。
  7. 熱伝導プレート(13)の押圧部(15)に、温度センサー(4)を配設する装着凹部(13A)を有し、この装着凹部(13A)に温度センサー(4)を配設する請求項6に記載される充電器。
  8. 押圧部(15)が、電池(2)の円柱形状に沿う形状である請求項6に記載される充電器。
  9. 熱伝導体(30)が、電池(2)の下方に位置し、電池ポケット(3)において、熱伝導体(30)の側部で、電池ポケット(3)の底面(3A)と電池(2)との間に、冷却用空隙(12)を備える請求項1に記載される充電器。
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