JP6559181B2 - 温度センサ及び電池パック - Google Patents

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Description

本発明は、円筒型電池の温度を測定するための温度センサ、及び、円筒型電池と温度センサとを備えた電池パック、に関する。
従来から、ハイブリッド自動車および電気自動車などに搭載されるバッテリの過充電および過放電を防止する等の目的から、バッテリの温度を測定するための温度センサが提案されている。この種の温度センサは、一般に、バッテリを構成する複数のバッテリセルの表面に密着するように装着され、バッテリセルの温度を監視するようになっている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2011−17638号公報
上述した従来の温度センサは、金属製の伝熱板の表面(測温面)を角型のバッテリセルの表面に押圧接触させると共に、伝熱板の近傍に設けられた測温体(サーミスタ等)によってバッテリセルの温度を測定するように構成されている。更に、この従来の温度センサでは、角型のバッテリセルの表面と伝熱板の表面との接触面積を大きくするべく、測温面が平面形状を有している。
ところで、種々の理由から、角型のバッテリセルに代えて円筒型のバッテリセル(円筒型電池)を用いてバッテリが構成される場合がある。この場合、上述した従来の温度センサをそのまま用いると、伝熱板の平面形状の測温面と円筒型のバッテリセルの外周曲面との接触面積は、当然に、角型のバッテリセルへの適用時の接触面積に比べて小さくなる。その結果、従来の温度センサは、円筒型のバッテリセルの温度を適正に測定できない虞がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、円筒型電池の温度を適正に測定可能な温度センサ、及び、その温度センサを用いた電池パックを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る「温度センサ」は、下記(1)〜(3)を特徴としている。
(1)
円筒型電池の外周曲面の形状に対応するように湾曲した測温面を有する伝熱体と、
前記測温面から前記伝熱体を介して伝わる熱によって温度が変化する測温点の温度を測定可能な測温体と、
前記伝熱体と前記測温体との間に設けられる絶縁性の支持体であって、前記伝熱体と前記測温体との接触を避け且つ前記伝熱体と前記測温体との間に空隙を設けるように前記測温体を支持する支持体と、
前記空隙を埋めるように設けられて前記伝熱体と前記測温体とに接触する絶縁体と、を備えた、
温度センサであること。
(2)
上記(1)に記載の温度センサにおいて、
前記絶縁体は、
熱伝導率において前記支持体よりも優れる特性、及び、接着性において前記伝熱体との接着性が前記支持体との接着性よりも優れる特性、の少なくとも一方を有する、
温度センサであること。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載の温度センサにおいて、
前記伝熱体は、
前記測温面を構成する第1伝熱板、及び、前記第1伝熱板の一対の周縁部から互いに向かい合うように延びる一対の第2伝熱板、を有し、
前記測温体は、
測温素子、及び、前記測温素子を取り囲むように封止する封止部材、を有すると共に、前記第1伝熱板及び前記一対の第2伝熱板に囲まれるように配置され、
前記支持体は、
前記第1伝熱板の前記一対の周縁部、及び、前記一対の第2伝熱板の一対の端部、の4箇所に配置され、前記封止部材を取り囲むように支持する、
温度センサであること。
上記(1)の構成の温度センサによれば、伝熱体の測温面が円筒型電池の外周曲面の形状に対応するように湾曲した形状を有するため、従来の温度センサのように平面形状の測温面を有する場合に比べ、測温面と円筒型電池の外周曲面との接触面積を増大させられる。これにより、円筒型電池の温度が適正に測定される。
更に、絶縁性の支持体によって伝熱体と測温体とが隔離され、且つ、伝熱体と測温体との間の空隙が絶縁体によって埋められている。そのため、伝熱体として導電性の高い材料(例えば、金属)を用いる場合であっても、円筒型電池と測温体との間を確実に絶縁させることができる。これにより、円筒型電池と測温体との間の電気的短絡による測温体の故障等が防止される。
加えて、伝熱体と測温体との間の空隙(厳密には、両者に接触するように空隙を埋める絶縁体)を介して、伝熱体から測温体に熱が伝わるようになっている。そのため、例えば、伝熱体の全体を覆うように支持体を設け、更に、支持体と測温体との間に絶縁体を充填する場合に比べ、伝熱体から測温体に容易かつ確実に熱が伝わることになる。これにより、円筒型電池の温度が更に適正に測定される。
したがって、本構成の温度センサは、円筒型電池の温度を適切に測定できる。
上記(2)の構成の温度センサによれば、絶縁体が2つの上記特性の少なくとも一方を有することから、円筒型電池の温度をより適正に測定できる。具体的には、絶縁体が熱伝導率の特性(上述した前者の特性)を有する場合、伝熱体の全体を覆うように支持体を設け、更に、支持体と測温体との間に絶縁体を充填する場合に比べ、伝熱体から測温体に容易かつ確実に熱が伝わることになる。また、絶縁体が接着性の特性(上述した後者の特性)を有する場合、伝熱体の全体を覆うように支持体を設け、更に、支持体と測温体との間に絶縁体を充填する場合に比べ、絶縁体が測温体ごと支持体から剥離することを抑制できることになる。よって、円筒型電池の温度がより適正に測定されることになる。
上記(3)の構成の温度センサによれば、第1伝熱板と第2伝熱板とに囲まれるように測温体が配置される。よって、円筒型電池の表面から第1伝熱板の測温面に伝わった熱を、第1伝熱板及び第2伝熱板を介し、測温体を包み込むように多方向から伝達できる。よって、円筒型電池から伝わった熱を一方向から測温体に伝達する場合に比べ、円筒型電池の温度をより適正に測定できる。更に、支持体によって測温体(厳密には、測温素子を覆う封止部材)を4箇所で支持するため、測温体を設計通りの位置に確実に保持できる。
例えば、測温面が円筒型電池の軸方向に長い長方形状の形状を有する場合、一対の第2伝熱板は、外周曲面の周方向における測温面の両端部(長方形の長辺に相当)から延びるように設けられ得る。これにより、第1伝熱板および第2伝熱板によって測温体を包み込み、伝熱板から測温体に効率良く熱を伝えることができる。
前述した目的を達成するために、本発明に係る「電池パック」は、下記(4)を特徴としている。
(4)
円筒型電池と、温度センサと、を備えた電池パックであって、
前記温度センサは、
前記円筒型電池の外周曲面の形状に対応するように湾曲した測温面を有する伝熱体と、
前記測温面から前記伝熱体を介して伝わる熱によって温度が変化する測温点の温度を測定可能な測温体と、
前記伝熱体と前記測温体との間に設けられる絶縁性の支持体であって、前記伝熱体と前記測温体との接触を避け且つ前記伝熱体と前記測温体との間に空隙を設けるように前記測温体を支持する支持体と、
前記空隙を埋めるように設けられて前記伝熱体と前記測温体とに接触する絶縁体と、を有する、
電池パックであること。
上記(4)の構成の電池パックによれば、センサ本体の測温面が円筒型電池の外周曲面の形状に対応するように湾曲した形状を有するため、従来の温度センサのように平面形状の測温面を有する場合に比べ、測温面と円筒型電池の外周曲面との接触面積を増大させられる。その結果、本構成の温度センサは、円筒型電池の温度を適正に測定できる。
更に、絶縁性の支持体によって伝熱体と測温体とが隔離され、且つ、伝熱体と測温体との間の空隙が絶縁体によって埋められている。そのため、伝熱体として導電性の高い材料(例えば、金属)を用いる場合であっても、円筒型電池と測温体との間を確実に絶縁させることができる。これにより、円筒型電池と測温体との間の電気的短絡による測温体の故障等が防止される。
加えて、伝熱体と測温体との間の空隙(厳密には、両者に接触するように空隙を埋める絶縁体)を介して、伝熱体から測温体に熱が伝わるようになっている。そのため、例えば、伝熱体の全体を覆うように支持体を設け、更に、支持体と測温体との間に絶縁体を充填する場合に比べ、伝熱体から測温体に容易かつ確実に熱が伝わることになる。これにより、円筒型電池の温度が更に適正に測定される。
したがって、本構成の電池パックは、円筒型電池の温度を適切に測定して管理することができる。
本発明によれば、円筒型電池の温度を適正に測定可能な温度センサ、及び、その温度センサを用いた電池パック、を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る温度センサの斜視図である。 図2は、温度センサの分解斜視図である。 図3(a)は温度センサの側面図であり、図3(b)は図3(a)のB部の拡大図である。 図4は、温度センサの下面図である。 図5(a)は本発明の実施形態に係る電池パックにおける図3(a)のA−A断面に相当する断面図であり、図5(b)は図5(a)における測温面の周囲を拡大した拡大図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る「円筒型電池2の温度を測定するための温度センサ1」、及び、「円筒型電池2と温度センサ1とを備えた電池パック3」について説明する。
図1〜図5に示すように、温度センサ1は、センサ本体10と、押圧体20と、防風壁30と、規制部40と、支持部50と、を備える。以下、説明の便宜上、図1に示すように、「前後方向」、「上下方向」、「幅方向」、「前」、「後」、「上」及び「下」を定義する。「前後方向」、「上下方向」及び「幅方向」は、互いに直交している。幅方向は、本発明の「周方向」にも相当している。以下、温度センサ1を構成する各部材について順に説明していく。
まず、センサ本体10について説明する。特に、図3(a)のA−A断面に相当する断面図である図5(a)に示すように、センサ本体10は、ハウジング11と、伝熱体12と、測温体13と、を備える。更に、センサ本体10には、支持部50として、樹脂等の絶縁性の材料から構成された三角柱形状の支持部品51が設けられる。
ハウジング11は、樹脂製であり、図2及び図5(a)から理解できるように、前後方向に延びる角筒状の形状を有している。ハウジング11は、前端面が塞がれ、後端面が開口している。ハウジング11の後端面の開口からは、測温体13に接続された後述する電線18が延出している(図1を参照)。
伝熱体12は、導電性の高い材料(例えば、金属)から構成される。図2及び図5(a)から理解できるように、伝熱体12は、前後方向に延びる第1伝熱板14と、第1伝熱板14の幅方向両端部から上方に立設すると共に前後方向に平板状に延びる一対の第2伝熱板15と、を備える。伝熱体12は、例えば、1枚の金属板を折り曲げることによって形成されている。
第1伝熱板14の下面は、円筒型電池2の外周曲面2a(図5を参照)に当接される測温面14aとして機能する面である。測温面14aと円筒型電池2の外周曲面2aとの接触面積を増すため、第1伝熱板14の測温面14aは、前後方向に直交する断面形状(図5に示す断面形状)が、外周曲面2aの形状に対応するように上方に湾曲した円弧状の形状を有している。この円弧状の形状の半径は、円筒型電池2の外周曲面2aの曲率半径と同じ値、又は、若干大きい値となっている。
図5(a)から理解されるように、伝熱体12は、ハウジング11にインサート成形されて一体化されている。具体的には、一対の第2伝熱板15は、ハウジング11の一対の側壁の内部に埋設されており(図5(a)を参照)、第1伝熱板14の全体(測温面14aの全体)は、ハウジング11の下壁の直下に露出している(図4を参照)。更に、支持部品51は、第1伝熱板14の幅方向の両端部の近傍、及び、第2伝熱板15の上側の端部の近傍の4箇所に配置されている。支持部品51は、例えば、接着剤により、第1伝熱板14及び第2伝熱板15に固定されている。
図2に示すように、測温体13は、サーミスタ素子であって、樹脂13aによって封止されている。樹脂封止された測温体13の後端には、測温体13に接続された一対のリード線16が延出しており、一対のリード線16はそれぞれ、加締め部品17を介して、一対の電線18の導体部分に接続されている。一対の電線18は、温度測定装置または温度測定回路基板(図示省略)に接続されるようになっている。更に、樹脂封止された測温体13、一対のリード線16、加締め部品17、及び、一対の電線18の一部は、測温体13を周囲から絶縁するための封止部材19によって封止されている。封止部材19は、測温体13等を封止する工程における作業性等を考慮し、例えば、後述するポッティング樹脂材61よりも粘性の高い樹脂材料によって構成され得る。
封止部材19によって覆われた測温体13は、角筒状のハウジング11の後端面の開口から挿入されて、図5(a)に示すように、支持部品51によって支持されながら、ハウジング11の内部空間において、第1伝熱板14及び一対の第2伝熱板15に囲まれるように配置されている。ここで、測温体13は、測温面14aから伝熱体12(第1伝熱板14及び第2伝熱板15)を介して伝わる熱によって温度が変化する所定の測温点に配置され、その測温点の温度を測定するようになっている。
更に、支持部品51は、伝熱体12(第1伝熱板14及び第2伝熱板15)と測温体13との接触を避け且つ伝熱体12と測温体13との間に空隙を設けるように測温体13を支持している。より具体的には、支持部品51は、測温体13を取り囲む封止部材19を取り囲んで支持するようになっている。更に、伝熱体12と測温体13を取り囲む封止部材19との間の空隙を埋めるように、絶縁性のポッティング樹脂材61が充填されている。ポッティング樹脂材61は、伝熱体12と測温体13を取り囲む封止部材19とに接触するようになっている。このポッティング樹脂材61により、測温体13は、ハウジング11内にて固定され且つ保護されている。
ポッティング樹脂材61は、上述した空隙を出来る限り隙間なく埋める観点から、例えば、上述した封止部材19を構成する材料よりも粘性の低い樹脂材料によって構成され得る。更に、ポッティング樹脂材61は、測温体13を出来る限り強固に固定する観点から、伝熱体12との接着性に優れる樹脂材料によって構成され得る。加えて、ポッティング樹脂材61は、伝熱体12から測温体13に出来る限り効率良く熱を伝える観点から、熱伝導率に優れる樹脂材料によって構成され得る。具体的には、ポッティング樹脂材61は、エポキシ樹脂と金属フィラーとを混合した材料から構成され得る。
ここで、ポッティング樹脂材61が熱伝導率において封止部材19よりも優れていれば、伝熱体12の全体を覆うように支持部材51を設け、更に、支持部材51と測温体13との間にポッティング樹脂材61を充填する場合に比べ、伝熱体12から測温体13に容易かつ確実に熱が伝わることになる。更に、他の例として、ポッティング樹脂材61が接着性において伝熱体12との接着性が支持部材51との接着性よりも優れていれば、伝熱体12の全体を覆うように支持部材51を設け、更に、支持部材51と測温体13との間にポッティング樹脂材61を充填する場合に比べ、ポッティング樹脂材61が測温体13ごと支持部材51から剥離することを抑制できることになる。ポッティング樹脂材61は、上述した熱伝導率の特性および接着性の特性のうちの少なくとも一方を有していることが好ましい。これにより、円筒型電池2の温度がより適正に測定されることになる。
次いで、防風壁30について説明する。本例では、防風壁30は、測温面14aと円筒型電池2との接触箇所に吹き込む冷却風を低減する機能、及び、押圧体20(具体的には、片持ち梁状の押圧体20の固定端)を固定する機能を有する。
図1〜図3に示すように、防風壁30は、一対の防風壁本体31を備える。一対の防風壁本体31は、角筒状のハウジング11の両側壁の下端部にて前端近傍位置から前後方向中央付近までに亘って、幅方向外側に一体で突出し、且つ、平板状に前後方向に延びている。
防風壁本体31の上面には、押圧体20を係止して固定するための係止部32と、係止部32の後方にて押圧体20の先端面を突き当てるストッパ部33と、が形成されている。係止部32には、押圧体20を挿入するための挿入孔(前後方向に貫通する貫通孔)が形成されている。
次いで、押圧体20について説明する。押圧体20は、一対の防風壁30にそれぞれ設けられている。一対の押圧体20は、センサ本体10の測温面14aを下向き(即ち、円筒型電池2の外周曲面2aに当接させる向き)に弾性的に押圧するようになっている。換言すると、一対の押圧体20は、下向きの弾性力を発生する機能を有している。
押圧体20は、板バネから構成されている。特に、図3に示すように、押圧体20は、板バネの一端から前方に延びる第1部分21と、第1部分21の前端部から屈曲して上方且つ後方に向けて斜めに延びる第2部分22と、第2部分22の上端部から屈曲して下方且つ後方に向けて斜めに延びる第3部分23と、第3部分23の下端部から屈曲して板バネの他端まで上方且つ後方に向けて斜めに延びる第4部分24と、で構成される。
第1部分21は、防風壁本体31の係止部32の挿入孔に前方から挿入され、後端(板バネの一端)が防風壁本体31のストッパ33に突き当てられた状態で、防風壁本体31に固定されている。第1部分21の前端部(=第2部分22の下端部)は、押圧体20の固定端26として機能している。
また、第3部分23の下端部(=第4部分24の下端部)は、押圧体20の自由端27として機能している。第2部分22の上端部(=第3部分23の上端部)は、ハウジング11の上壁より上方に位置しており、押し当て壁70(図5(a)を参照)に押し当てられる押圧体20の頂部28として機能する。このように、押圧体20は、片持ち梁状の構成を有する。
次いで、規制部40について説明する。規制部40は、押圧体20の自由端27の移動可能範囲(可動範囲)を制限する機能を有する。図1〜図3に示すように、規制部40は、内部空間(収容室)を有する箱状部分であり、角筒状のハウジング11の両側壁のそれぞれの後端部から、幅方向外側に一体で突出するように設けられている。
特に、図3に示すように、規制部40の前壁41は、押圧体20の第3部分23の延在方向に沿うように、斜めに延びている。前壁41には、前壁41の延在方向に延びると共に規制部40の収容室と連通する窓(貫通孔)42が形成されている。この窓42を介して、押圧体20の第4部分24(自由端27を含む)が、規制部40の収容室に進入・収容されている。
押圧体20の自由状態(弾性復元力が作用していない状態)では、図3に示すように、自由端27と窓42の下壁面との間には、一対の頂部28を押し当て壁70に押し当てた際に発生する押圧体20の最大弾性変形量に応じた十分な隙間が確保されている。
また、自由端27と窓42の上壁面43(図3(b)を参照)との間には、僅かな隙間しか確保されていない。これにより、意図せずに押圧体20に対して上向きに過度の荷重(図3(b)の白矢印を参照)が作用した場合であっても、自由端27が窓42の上壁面43に当接してそれ以上の上向きの移動が規制されることで、押圧体20が上向きに過度に変形することが防止される。なお、押圧体20の自由状態において、自由端27と窓42の上壁面43との間に隙間が確保されていなくてもよい(即ち、自由端27と窓42の上壁面43とが当接していてもよい)。
また、自由端27と窓42の幅方向両側壁面との間には、僅かな隙間しか確保されていない。これにより、意図せずに押圧体20に対して幅方向に過度の外力が作用した場合であっても、押圧体20が幅方向に過度に変形することが防止される。
次いで、以上の構成を有する温度センサ1の使用状態について説明する。温度センサ1は、図5(a)に示すように、互いに相対移動不能に配置された円筒型電池2と押し当て壁70との間に、一対の押圧体20の頂部28を押し当て壁70(平板壁)に押し当てた状態で装着される。
温度センサ1の装着状態において、一対の押圧体20は、押し当て壁70から受ける反力によって、自由端27が下方に移動する(より正確には、下方且つ後方に斜めに移動する)ように弾性変形している。この結果、一対の押圧体20は、防風壁本体31を介してセンサ本体10(測温面14a)を、円筒型電池2の外周曲面2aに向けて下向きに押圧する弾性復元力を発生している。この弾性復元力によって、温度センサ1の測温面14aと、円筒型電池2の外周曲面2aとの間の密着状態が維持されている(図5(b)を参照)。このように、温度センサ1が円筒型電池2に装着されることによって、電池パック3が得られる。
温度センサ1の装着状態(温度センサ1の測温面14aと円筒型電池2の外周曲面2aとが密着された状態)では、円筒型電池2の外周曲面2aの温度に応じた量の熱が測温面14aに伝達され、測温面14aに伝達された熱が、第1伝熱板14及び一対の第2伝熱板15を介して測温体13に伝達される。この結果、温度測定装置又は温度測定回路基板に接続された測温体13により、円筒型電池2の外周曲面2aの温度が測定される。
以上、本発明の実施形態に係る温度センサ1及び電池パック3によれば、センサ本体10の測温面14aが円筒型電池2の外周曲面2aの形状に対応するように湾曲した形状を有するため、従来の温度センサのように測温面が平面形状を有する場合に比べ、測温面14aと円筒型電池2の外周曲面2aとの接触面積が増大し、円筒型電池2の温度をより適正に測定することができる。
更に、絶縁性の支持部材51によって伝熱体12と測温体13とが隔離され、且つ、伝熱体12と測温体13との間の空隙がポッティング樹脂材61によって埋められている。そのため、伝熱体12として導電性の高い材料(例えば、金属)を用いる場合であっても、円筒型電池2と測温体13との間を確実に絶縁させることができる。これにより、円筒型電池2と測温体13との間の電気的短絡による測温体の故障等が防止される。
加えて、伝熱体12と測温体13との間の空隙(厳密には、両者に接触するように空隙を埋めるポッティング樹脂材61)を介して、伝熱体12から測温体13に熱が伝わるようになっている。そのため、例えば、伝熱体12の全体を覆うように支持部材51を設け、更に、支持部材51と測温体13との間にポッティング樹脂材61を充填する場合に比べ、伝熱体12から測温体13に容易かつ確実に熱が伝わることになる。これにより、円筒型電池2の温度が更に適正に測定される。
<他の態様>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用できる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、温度センサ1の測温体13としてサーミスタが用いられている。しかし、測温体13として、ポジスタ、熱電対、半導体素子、及び、バイメタル等が用いられてもよい。
ここで、上述した本発明に係る温度センサ1及び電池パック3の特徴をそれぞれ以下(1)〜(4)に簡潔に纏めて列記する。
(1)
円筒型電池(2)の外周曲面の形状に対応するように湾曲した測温面(14a)を有する伝熱体(12)と、
前記測温面(14a)から前記伝熱体(12)を介して伝わる熱によって温度が変化する測温点の温度を測定可能な測温体(13)と、
前記伝熱体(12)と前記測温体(13)との間に設けられる絶縁性の支持体(51)であって、前記伝熱体と前記測温体との接触を避け且つ前記伝熱体と前記測温体との間に空隙を設けるように前記測温体を支持する支持体(51)と、
前記空隙を埋めるように設けられて前記伝熱体と前記測温体とに接触する絶縁体(61)と、を備えた、
温度センサ。
(2)
上記(1)に記載の温度センサにおいて、
前記絶縁体(61)は、
熱伝導率において前記支持体(51)よりも優れる特性、及び、接着性において前記伝熱体(12)との接着性が前記支持体(51)との接着性よりも優れる特性、の少なくとも一方を有する、
温度センサ。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載の温度センサにおいて、
前記伝熱体(12)は、
前記測温面を構成する第1伝熱板(14)、及び、前記第1伝熱板の一対の周縁部から互いに向かい合うように延びる一対の第2伝熱板(15)、を有し、
前記測温体(13)は、
測温素子(13)、及び、前記測温素子を取り囲むように封止する封止部材(19)、を有すると共に、前記第1伝熱板(14)及び前記一対の第2伝熱板(15)に囲まれるように配置され、
前記支持体(51)は、
前記第1伝熱板(14)の前記一対の周縁部、及び、前記一対の第2伝熱板(15)の一対の端部、の4箇所に配置され、前記封止部材(19)を取り囲むように支持する、
温度センサ。
(4)
円筒型電池(2)と、温度センサ(1)と、を備えた電池パック(3)であって、
前記温度センサ(1)は、
円筒型電池(2)の外周曲面の形状に対応するように湾曲した測温面(14a)を有する伝熱体(12)と、
前記測温面(14a)から前記伝熱体(12)を介して伝わる熱によって温度が変化する測温点の温度を測定可能な測温体(13)と、
前記伝熱体(12)と前記測温体(13)との間に設けられる絶縁性の支持体(51)であって、前記伝熱体と前記測温体との接触を避け且つ前記伝熱体と前記測温体との間に空隙を設けるように前記測温体を支持する支持体(51)と、
前記空隙を埋めるように設けられて前記伝熱体と前記測温体とに接触する絶縁体(61)と、を有する、
電池パック。
1 温度センサ
2 円筒型電池
2a 外周曲面
3 電池パック
10 センサ本体
12 伝熱体
13 測温体
14 第1伝熱板
14a 測温面
15 第2伝熱板
19 封止部材
20 押圧体
27 自由端
30 防風壁
40 規制部
43 上壁面
51 支持部品(支持体)
61 ポッティング樹脂材(絶縁体)

Claims (4)

  1. 円筒型電池の外周曲面の形状に対応するように湾曲した測温面を有する伝熱体と、
    前記測温面から前記伝熱体を介して伝わる熱によって温度が変化する測温点の温度を測定可能な測温体と、
    前記伝熱体と前記測温体との間に設けられる絶縁性の支持体であって、前記伝熱体と前記測温体との接触を避け且つ前記伝熱体と前記測温体との間に空隙を設けるように前記測温体を支持する支持体と、
    前記空隙を埋めるように設けられて前記伝熱体と前記測温体とに接触する絶縁体と、を備えた、
    温度センサ。
  2. 請求項1に記載の温度センサにおいて、
    前記絶縁体は、
    熱伝導率において前記支持体よりも優れる特性、及び、接着性において前記伝熱体との接着性が前記支持体との接着性よりも優れる特性、の少なくとも一方を有する、
    温度センサ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の温度センサにおいて、
    前記伝熱体は、
    前記測温面を構成する第1伝熱板、及び、前記第1伝熱板の一対の周縁部から互いに向かい合うように延びる一対の第2伝熱板、を有し、
    前記測温体は、
    測温素子、及び、前記測温素子を取り囲むように封止する封止部材、を有すると共に、前記第1伝熱板及び前記一対の第2伝熱板に囲まれるように配置され、
    前記支持体は、
    前記第1伝熱板の前記一対の周縁部、及び、前記一対の第2伝熱板の一対の端部、の4箇所に配置され、前記封止部材を取り囲むように支持する、
    温度センサ。
  4. 円筒型電池と、温度センサと、を備えた電池パックであって、
    前記温度センサは、
    前記円筒型電池の外周曲面の形状に対応するように湾曲した測温面を有する伝熱体と、
    前記測温面から前記伝熱体を介して伝わる熱によって温度が変化する測温点の温度を測定可能な測温体と、
    前記伝熱体と前記測温体との間に設けられる絶縁性の支持体であって、前記伝熱体と前記測温体との接触を避け且つ前記伝熱体と前記測温体との間に空隙を設けるように前記測温体を支持する支持体と、
    前記空隙を埋めるように設けられて前記伝熱体と前記測温体とに接触する絶縁体と、を有する、
    電池パック。
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