JP6931291B2 - 温度センサ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば車載バッテリーのセルなどの被測定部の温度検出等に用いるのに好適な温度センサに関する。
ハイブリッド自動車や電気自動車などに搭載されるバッテリーは、通常、複数のバッテリーセルを直列に接続して、所定の出力電圧が得られるように構成されている。そして、これらバッテリーセルは、過充電、過放電が生じると寿命が短くなるため、バッテリーセルの過充電、過放電を防止するため、バッテリーセルに温度センサを装着して、バッテリーセルの温度を測定して監視が行われている。
バッテリーセルの温度を測定するために使用される従来の温度センサは、特許文献1に示すような構成を有している。すなわち、特許文献1に示される温度センサ21は、図10,図11に示ようにサーミスタの周囲を樹脂ケースで覆ったセンサ本体23と、該センサ本体23からその側方に延出した係止アーム25とを備えている。
このセンサ本体23は、先端に、被測定部であるバッテリーセル8の表面8aに当接する平坦な測温面23aが設けられており、後端には、本体内のサーミスタに接続したリード線9が引き出されている。
そして、このリード線9は、ケーブル26を介して温度測定装置又は温度測定回路基板に接続された構成となっている。
そして、この温度センサ21には、センサ本体23に弾性変位可能に延設された可撓部材33上に、係止アーム25がセンサ本体23から延出して設けられている。
この係止アーム25は、温度センサ21を装着するモジュール部品28のセンサ係止部27に自由端25aが係止される。
このセンサ係止部27は、係止アーム25の自由端25aをバッテリーセル8側に押さえ込む壁部材となっており、バッテリーセル8の上面側に固定される樹脂製のモジュール部品28に一体形成されている。
この自由端のセンサ係止部27への係止によって、温度センサ21は、係止アーム25の弾性復元力によってセンサ本体23の先端の測温面23aと被測定部との密着状態を確保している。
そして、この係止アーム25は、センサ本体23の両側に延出して設けられていており、その先端部である自由端25aが、バッテリーセル8の表面8aに対して定位置に設けられたセンサ係止部27に係止されることで、バッテリーセル8に対する位置決めが行われる。
このようにして、温度センサ21は、モジュール部品28のセンサ収納部31に収納すると、センサ本体23の先端の測温面23aが被測定部であるバッテリーセル8の表面8aに当接する。この測温面23aのバッテリーセル8の表面8aへの当接によって、バッテリーセル8の表面8aから発する熱を測温面23aで集熱し、センサ本体23内に収納されたサーミスタによって温度の測定を行うようになっている。
すなわち、従来の温度センサ21は、サーミスタの周囲を覆う樹脂ケースで形成されたセンサ本体23で構成された集熱板によって受熱しセンサ本体23の内部に収納されている測温素子となるサーミスタで温度を検出する構造となっている。
特開2011−17638号公報
このように従来の温度センサ21は、インサート成形によって測温素子となるサーミスタ、センサ本体23で構成された樹脂ケースの集熱板を一体成形しており、係止アーム25にバネ性が必要なため、バネ性のある樹脂を使用している。
そして、従来の温度センサ21では、係止アーム25にバネ性を持たせるため熱伝導の悪い樹脂を使用することになる。
このため従来の温度センサ21にあっては、測温性能が向上しないという問題点を有している。
また、従来の温度センサ21では、測温素子となるサーミスタについては、センサ本体23で構成された樹脂ケースの集熱板によって覆われているが、サーミスタに接続されるリード線9が集熱板に覆われていない構造となっている。
この従来の温度センサ21の場合、被測定部であるバッテリーセル8の表面8aから発する熱は、センサ本体23で構成された樹脂ケースの集熱板と、サーミスタに接続されるリード線9に伝達し、集熱板とリード線9の部分から空中に放熱される。
このため従来の温度センサ21の構造にあっては、集熱板によって覆われていないリード線9の部分からの放熱が大きく、測温の精度が低下するという問題点を有している。
本発明は、被測定部の温度の測定を精度良く行うことのできる温度センサを提供することにある。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明の温度センサは、サーミスタと、該サーミスタに接続されるリード部と、該リード部に接続される電線と、該リード部と前記電線の導体を加締めて接続する加締め部とを備えてなる温度検知線と、前記サーミスタと、前記リード部と、前記加締め部と、該加締め部の後方の前記電線の一部とを覆う金属の集熱部材と、を備え前記集熱部材は、箱状に形成し、前記集熱部材の前面部から連成して前記集熱部材の側面部から見て斜め上方に、バネ部を一体成形して設けたことを特徴としている。
本願請求項1に記載の発明によれば、サーミスタと、リード部と、加締め部と、加締め部の後方の電線の一部とを集熱部材によって覆っているため、リード部と、加締め部と、加締め部の後方の電線の一部から空中へ放射される熱を極力抑制することができるため、被測定部の温度の測定を精度良く行うことができる。
さらに、本願請求項1に記載の発明によれば、集熱部材に金属を用いているため、被測定部からの集熱を効率よく行うことができるため、被測定部の温度の測定を精度良く行うことができる。
さらに、集熱部材を、箱状に形成しているため、被測定部に当接する集熱部材の測温面が安定し、被測定部から発する熱を効率よく集熱することができる。
さらに、集熱部材の前面部から連成して集熱部材の側面部から見て斜め上方にバネ部を一体成形して設けたため、バネ部によるバネ力によって測温面を被測定部との密着性を確保でき、被測定部から発する熱を効率よく集熱することができる。
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の本発明の温度センサは、請求項1に記載の前記リード部と、前記電線とを、前記集熱部材の前記測温面の延在方向に延びるように配置したことを特徴としている。
本願請求項2に記載の発明によれば、リード部と電線とを、集熱部材の測温面の延在方向に延出するように配置してあるため、被測定部に当接する集熱部材の測温面の面積を大きくすることができ、被測定部から発する熱を効率よく集熱することができ、被測定部の温度の測定を精度良く行うことができる。
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の本発明の温度センサは、請求項1又は2に記載の集熱部材は、被測定部に当接される測温面に対向する面が開口し、バネ部は、集熱部材の開口を塞ぐようにしていることを特徴としている。
本願請求項3に記載の発明によれば、本願請求項1に記載の発明と同様に、集熱部材の被測定部に当接される測温面に対向する面に、バネ部を一体成形して設けたため、バネ部によるバネ力によって測温面を被測定部との密着性を確保でき、被測定部から発する熱を効率よく集熱することができる。
上記課題を解決するためになされた請求項4記載の本発明の温度センサは、請求項3に記載の集熱部材を、被測定部の上部に横方向から挿入して設置するようにしたことを特徴としている。
本願請求項4に記載の発明によれば、集熱部材を、被測定部の上部に横方向から挿入して設置するようにしたため、被測定部に当接する集熱部材の測温面を大きく取ることができ、被測定部から発する熱を効率よく集熱することができる。
上記課題を解決するためになされた請求項5記載の本発明の温度センサは、請求項3又は4に記載のサーミスタと、リード部と、加締め部と、加締め部の後方の電線の一部とを、エポキシ樹脂によって封止してなることを特徴としている。
本願請求項5に記載の発明によれば、集熱部材に収納されるサーミスタと、リード部と、該リード部と電線を接続する加締め部と、該加締め部の後方の電線の一部と、エポキシ樹脂によって封止され、エポキシ樹脂は、集熱部材の底面部の内面にサーミスタが接した状態にて該サーミスタを覆うとともに、側面部の上端部に面一になるように集熱部材に封入されていることを特徴としている。
本発明によれば、集熱部材とバネ部を一体させることにより部品点数を減らすことができ、コストダウンをすることができる。
また、本発明によれば、集熱部材を金属の箱状に形成し、内部にサーミスタ、リード部、加締め部を収めることで、被測定部からの受熱量を増やすことができ、測温性能を向上することができる。
さらに、本発明によれば、被測定部である熱源とサーミスタ間に熱伝導の良いエポキシ系樹脂接着剤を使用することで熱抵抗を小さくすることができ、測温性能を向上することができる。
本発明に係る温度センサの全体斜視図である。 図1に図示の温度センサの正面図である。 図1に図示の温度センサの側面図である。 図1に図示の温度センサの平面図である。 図4に図示の温度センサのA−A断面図である。 図1に図示の温度センサの集熱部材に樹脂接着剤を封入した状態を示す図である。 図6に図示の温度センサを収納容器に挿入する前の状態を示す図である。 図6に図示の温度センサを収納容器の途中まで挿入した状態を示す図である。 図6に図示の温度センサを収納容器に完全に挿入した状態を示す図である。 (a)は従来の温度センサの正面図、(b)は同側面図である。 従来の温度センサの取付状態の説明図である。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図面の図1〜図6は、本発明に係る温度センサの実施例を示すものである。
図1は本発明に係る温度センサの全体斜視図、図2は図1に図示の温度センサの正面図、図3は図1に図示の温度センサの側面図、図4は図1に図示の温度センサの平面図、図5は図4に図示の温度センサのA−A断面図、図6は図1に図示の温度センサの集熱部材に樹脂接着剤を封入した状態を示す図である。
図1には、本発明に係る温度センサ1の全体が示されている。
図1において、温度センサ1は、温度検知線2と、この温度検知線2を収納する集熱部材3によって構成されている。
温度検知線2は、例えば、車載バッテリーのセルの表面などの温度を測定する対象物である被測定部の温度を検出するサーミスタ4と、このサーミスタ4に接続されるリード部(リード線)5と、このリード部(リード線)5に接続される電線6と、このリード部(リード線)5と電線6の導体を加締めて接続する加締め部7とによって構成されている。
サーミスタ4は、金属酸化物や半導体などの温度変化に対して電気抵抗の変化が大きい抵抗体で、この電気抵抗が温度で変化することを利用して温度を測るためセンサである。このサーミスタ4には、リード部(リード線)5が接続されており、このリード部(リード線)5は、サーミスタ4の電気抵抗の変化によって生じる変化した電流値又は電圧値を出力するようになっている。
このリード部(リード線)5のサーミスタ4の接続されている側と反対側の端部は、電線6の導体と加締められて、接続されている。このリード部(リード線)5と電線6の導体との加締めによって、加締め部7が形成されている。
集熱部材3は、熱源である被測定部から発せられた熱を集めるもので、金属製で形成されている。この集熱部材3は、箱状に形成されており、温度検知線2を収納載置する平坦な底面部3aと、この底面部3aに連成される2つの側面部3b,3cとを有し、この2つの側面部3b,3cの前方を塞ぐ前面部3dとを備えている。
さらに集熱部材3は、2つの側面部3b,3cの上端部に、上面部を有し、この上面部は開口されている。
集熱部材3の底面部3aは、熱源である被測定部に当接するように載置するものであるため、平坦な面となる測温面を構成している。
この集熱部材3においては、電線6を取り出すための取出口となる後面部が、開放された状態となっている。
また、温度センサ1において測温面を構成している被測定部に当接する集熱部材3の底面部3aは、熱源である被測定部に当接するように載置し、被測定部であるバッテリーセル11の表面11aの温度を測温するものであるため、平坦な面に構成されている。
さらに、集熱部材3の上面部には、集熱部材3の前面部3dから連成して集熱部材3の側面部3b,3cから見て斜め上方に、集熱部材3の上面部の開口を塞ぐようにバネ部8が一体成形して設けられている。
そして、この集熱部材3には、温度検知線2が収納されている。さらに詳細に説明すると、集熱部材3には、温度検知線2のサーミスタ4と、リード部(リード線)5と、リード部(リード線)5と電線6の導体との加締め部7と、電線6の先端部が収納されている。
したがって、集熱部材3は、2つの側面部3b,3cによって形成される幅よりも、温度検知線2のサーミスタ4の装着部から、電線6に向かう前面部3dと後面部とによって形成される奥行きの長さの方が大きく形成されている。
すなわち、集熱部材3の形状は、前後に細長い断面矩形状の箱形に形成されている。
そして、集熱部材3には、リード部(リード線)5と、このリード部(リード線)5と電線6の導体との加締め部7と、電線6とは、集熱部材3の測温面である底面部3aの延在方向に延出するように配置してある。
すなわち、温度検知線2のサーミスタ4と、リード部(リード線)5と、リード部(リード線)5と電線6の導体との加締め部7と、電線6の先端の一部が集熱部材3によって覆われている。
また、集熱部材3は、被測定部の上部に横方向から挿入して設置するようになっている。すなわち、集熱部材3は、その測温面である底面部3aが被測定部の上部に当接するように装着されている。
また、集熱部材3は、温度検知線2のサーミスタ4と、リード部(リード線)5と、リード部(リード線)5と電線6の導体との加締め部7と、電線6の先端の一部との上が、エポキシ樹脂系接着剤9によって封止されている。このようにエポキシ樹脂系接着剤9によって封止することで温度検知線2は、集熱部材3内に確実に収納される。
すなわち、集熱部材3は、エポキシ樹脂系接着剤9の封止によって、底面部3aと、2つの側面部3b,3cと、前面部3dに囲まれた温度検知線2が強固に接着される。
エポキシ樹脂系接着剤9は、エポキシ樹脂の液状樹脂を、ポリアミン類と呼ばれる硬化剤を常温域で化学反応(架橋)させることで硬化する二液型接着剤で、接着層は硬く、耐熱性、耐水性に優れている。
このエポキシ樹脂系接着剤9は、温度検知線2のサーミスタ4と、リード部(リード線)5と、リード部(リード線)5と電線6の導体との加締め部7と、電線6の先端の一部とが、埋まる程度封入されている。本実施例においては、エポキシ樹脂系接着剤92つの側面部3b,3cの上端部に面一になるように封入されている。
したがって、エポキシ樹脂系接着剤9の封止によって、温度検知線2は、集熱部材3に固定される。
このように温度センサ1は、底面に、被測定部であるバッテリーセル11の表面に当接する平坦な測温面である底面部3aが設けられており、温度センサ1の後端は、集熱部材3内のサーミスタ4に接続したリード部(リード線)5が引き出されている。このリード部(リード線)5は、電線6を介して温度測定装置又は温度測定回路基板に接続されている。
バネ部8は、温度センサ1を収納するセンサ収納部材10に収納した際に、温度センサ1がセンサ収納部材10から飛び出すことがないように、センサ収納部材10に当接し、温度センサ1を被測定部であるバッテリーセル11の表面に押圧する作用を有している。
このバネ部8の温度センサ1を被測定部であるバッテリーセル11の表面に押圧するバネ力によって、集熱部材3の測温面である底面部3aは、確実にバッテリーセル11の表面に当接する。
次に、図7〜図9を用いて、温度センサ1がセンサ収納部材10に収納される状態について説明する。
図7において、センサ収納部材10は、バッテリーセル11の表面11aに取り付けられている。このセンサ収納部材10には、温度センサ1を収納できる大きさの収納スペース10aが設けられている。
収納スペース10aは、センサ収納部材10の下面に温度センサ1を収納できるだけの大きさの切欠きを設けることで形成されている。
センサ収納部材10に形成される収納スペース10aは、温度センサ1を収納するための空間で、バッテリーセル11の表面11aに対して温度センサ1を横方向からスライドして収納することができるように構成されている。
このように構成されるセンサ収納部材10の収納スペース10aに収納するには、まず、図7に示すように、温度センサ1の集熱部材3の前面部3d側をセンサ収納部材10の収納スペース10aに対向させておく。
しかる後、集熱部材3の前面部3dからセンサ収納部材10の収納スペース10aの中に、図7に図示の矢印Bに示すように、押し込む。すると、温度センサ1は、図8に示すように、温度センサ1の集熱部材3の前面部3d側が、センサ収納部材10の収納スペース10a内に挿入を開始する。
この温度センサ1の挿入が開始されると、センサ収納部材10の収納スペース10aを形成するセンサ収納部材10の収納部上面10bに、集熱部材3の前面部3dに一体成形で設けられているバネ部8が当接する。
この温度センサ1をセンサ収納部材10の収納スペース10a内にさらに押し込むと、収納スペース10aを形成するセンサ収納部材10の収納部上面10bによって、バネ部8には、さらに図8に図示矢印Cに示すような温度センサ1の集熱部材3の底面部3aに向かう方向の力が働く。
この状態で、温度センサ1をセンサ収納部材10の収納スペース10a内にさらに押し込むと、バネ部8は、温度センサ1の底面部3aに向かって押圧されながら前方に進んでいく。
そして、温度センサ1の前面部3dが、センサ収納部材10の収納スペース10aを形成するセンサ収納部材10の収納部底部10cに当接すると、温度センサ1は、図9に示すように、その位置で止まり、温度センサ1は、センサ収納部材10の収納スペース10a内に収納される。
この温度センサ1がセンサ収納部材10の収納スペース10a内に収納されたとき、温度センサ1のバネ部8は、センサ収納部材10の収納スペース10aを形成するセンサ収納部材10の収納部上面10bに押圧されて図9に図示のように根元部8aで曲げられた状態となる。
温度センサ1が図9に示すようにセンサ収納部材10の収納スペース10a内に収納されると、根元部8aで曲げられたバネ部8には、バネ部8そのものが有しているバネ力によって、温度センサ1のバネ部8には、図9に図示矢印Dに示すようなセンサ収納部材10の収納スペース10aの上面を押し上げる方向への力が作用する。
このときセンサ収納部材10は、バッテリーセル11の表面11aに固定されて動かない状態となっている。このため、温度センサ1のバネ部8は、バネ部8のバネ力の反力によって集熱部材3をバッテリーセル11の表面11aに押し付ける力となって作用する。
このため、このバネ部8のバネ力によって温度センサ1の集熱部材3の測温面である底面部3aは、バッテリーセル11の表面11aに押圧された状態となっている。
この集熱部材3の底面部3aがバッテリーセル11の表面11aに押圧されることによって、集熱部材3の底面部3aがバッテリーセル11の表面に確実に当接し、バッテリーセル11の表面11aの温度が確実に集熱部材3に伝達され、集熱部材3に収納されたサーミスタ4によって、バッテリーセル11の表面11aの温度をより確実に測定することができる。
以上のように構成される温度センサの集熱部材は、金属製で形成し、バネ部を一体に形成してあるため、集熱部材とバネ部を別部材で構成するものよりも、部品点数を削減することができる。
また、以上のように構成される温度センサの集熱部材は、金属ケース状に形成され、このケース内にサーミスタ、リード部、加締め部、電線の一部まで中に入れ、このサーミスタ、リード部、加締め部、電線の一部の部分をエポキシ樹脂系接着剤で封止しているため、被測定部からの受熱量を増すことができ、測温性能を向上することができる。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1……………………温度センサ
2……………………温度検知線
3……………………集熱部材
3a…………………底面部(測温面)
3b,3c…………側面部
3d…………………前面部
4……………………サーミスタ
5……………………リード部(リード線)
6……………………電線
7……………………加締め部
8……………………バネ部
8a…………………根元部
9……………………エポキシ樹脂系接着剤
10…………………センサ収納部材
10a………………収納スペース
10b………………収納部上面
10c………………収納部底部
11…………………バッテリーセル
11a………………表面

Claims (5)

  1. サーミスタと、該サーミスタに接続されるリード部と、該リード部に接続される電線と、該リード部と前記電線の導体を加締めて接続する加締め部とを備えてなる温度検知線と、
    前記サーミスタと、前記リード部と、前記加締め部と、該加締め部の後方の前記電線の一部覆う金属の集熱部材と、を備え
    前記集熱部材は、箱状に形成し、前記集熱部材の前面部から連成して前記集熱部材の側面部から見て斜め上方に、バネ部を一体成形して設けた
    ことを特徴とする温度センサ。
  2. 請求項1に記載の温度センサにおいて、
    前記リード部と前記電線とを、前記集熱部材の測温面の延在方向に延びるように配置した
    ことを特徴とする温度センサ。
  3. 請求項1又は2に記載の温度センサにおいて、
    前記集熱部材は、被測定部に当接される前記測温面に対向する面が開口し、
    前記バネ部は、前記集熱部材の前記開口を塞ぐようにしている
    ことを特徴とする温度センサ。
  4. 請求項3に記載の温度センサにおいて、
    前記集熱部材は、前記被測定部の上部に横方向から挿入して設置するようにした
    ことを特徴とする温度センサ。
  5. 請求項3又は4に記載の温度センサにおいて、
    前記集熱部材に収納される前記サーミスタと、前記リード部と、前記加締め部と、該加締め部の後方の前記電線の前記一部と、エポキシ樹脂によって封止され、
    前記エポキシ樹脂は、前記集熱部材の底面部の内面に前記サーミスタが接した状態にて該サーミスタを覆うとともに、前記側面部の上端部に面一になるように前記集熱部材に封入されている
    ことを特徴とする温度センサ。
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