JP2002204525A - ブレーカとブレーカを内蔵するパック電池 - Google Patents

ブレーカとブレーカを内蔵するパック電池

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JP2002204525A JP2000403339A JP2000403339A JP2002204525A JP 2002204525 A JP2002204525 A JP 2002204525A JP 2000403339 A JP2000403339 A JP 2000403339A JP 2000403339 A JP2000403339 A JP 2000403339A JP 2002204525 A JP2002204525 A JP 2002204525A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池電流が小さい状態においても速やかに電
流を遮断する。電池が満充電されたときにも電流を遮断
する。 【解決手段】 ブレーカ2は、設定温度よりも高くなる
とオフに切り換えられる感熱遮断部材5と、この感熱遮
断部材5を加熱する抵抗加熱素子6と、この抵抗加熱素
子6と感熱遮断部材5とを内蔵しているケース7とを備
える。抵抗加熱素子6は、感熱遮断部材5に熱結合する
ようにケース7に内蔵している。ケース7は、感熱遮断
部材5に断続される固定接点15に接続している一対の
接点リード端子9と、抵抗加熱素子6に通電して抵抗加
熱素子6を加熱するための一つまたはふたつの制御リー
ド端子12を外部に引き出している。ケース7の外部に
引き出している制御リード端子12に通電して抵抗加熱
素子6を加熱し、加熱された抵抗加熱素子6で感熱遮断
部材5を加熱してオフに切り換えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過大な電流が流
れ、あるいは検出した温度が異常に上昇すると電流を遮
断するブレーカとこのブレーカを内蔵するパック電池に
関する。
【0002】
【従来の技術】パック電池は、過大な電流が流れると
き、あるいは電池の温度が異常に高くなるときに電流を
遮断する保護回路を内蔵している。保護回路を内蔵する
パック電池は、安全に使用できる特長がある。このこと
を実現するパック電池として、図1に示すように、電池
1と直列にヒューズ18を接続している保護回路を内蔵
するものが開発されている。このパック電池は、ヒュー
ズ18に抵抗加熱素子6を介してスイッチング素子19
を接続している。スイッチング素子19は、制御回路2
0でオンオフに切り換えられる。このパック電池は、電
池1に過大な電流が流れるとヒューズ18が溶断され
る。また、電池1が異常な状態になると、制御回路20
は、スイッチング素子19をオンに切り換える。この状
態になると、抵抗加熱素子6に電流が流れ、抵抗加熱素
子6がヒューズ18を加熱して溶断する。このパック電
池は、異常な状態で使用されるときに、ヒューズを溶断
して電池を保護できる。ただ、ヒューズが溶断される
と、パック電池をその後に全く使用できなくなる。した
がって、たとえば、パック電池をショートして過大な電
流が流れてヒューズが溶断されると、電池を正常に使用
できるにもかかわらず、パック電池を使用できなくなる
欠点がある。
【0003】この欠点を解消するパック電池として、図
2に示すブレーカ2を内蔵するパック電池が開発されて
いる。このブレーカ2は、感熱遮断部材5と、この感熱
遮断部材5を加熱する抵抗加熱素子6を内蔵している。
抵抗加熱素子6と感熱遮断部材5は並列に接続され、抵
抗加熱素子6で感熱遮断部材5を加熱する。このブレー
カ2は、電池1と直列に接続してパック電池に内蔵され
る。このパック電池は、電池1に過大な電流が流れる
と、流れる電流で感熱遮断部材5が加熱される。感熱遮
断部材5は、それ自体に流れる電流で加熱され、さらに
抵抗加熱素子6によっても加熱される。電池1に流れる
電流は、感熱遮断部材5と抵抗加熱素子6の両方をジュ
ール熱で加熱する。感熱遮断部材5は、温度が高くなる
と熱変形して、接点をオフに切り換えて電池1に流れる
電流を遮断する。
【0004】図2のブレーカは、抵抗加熱素子6を内蔵
しているので、感熱遮断部材5を速やかにオフに切り換
えできる。さらに、感熱遮断部材5をオフに切り換えた
状態で、抵抗加熱素子6に電流を流し続けて、感熱遮断
部材5をオフに保持することもできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
ブレーカは、電池1に流れる電流で抵抗加熱素子6を加
熱するので、電池1に流れる電流が小さいときに、発生
するジュール熱が少なくなって加熱熱量が少なくなって
しまう。ジュール熱が電流の自乗に比例して大きくなる
ので、電流が小さくなると発生熱が著しく減少するから
である。抵抗加熱素子の発生熱量が少なくなると、感熱
遮断部材を加熱して速やかに遮断できなくなる。パック
電池が、電流を遮断する必要があるときに、常に大電流
が流れているとすれば、この特性はそれほど大きな弊害
とはならないが、電池に流れる電流が小さくなったとき
に、電流を遮断する必要があることもある。たとえば、
リチウムイオン二次電池は、充電して満充電に近付くと
充電電流が次第に減少するので、リチウムイオン二次電
池の過充電を防止するには、充電電流が少なくなった状
態で、電池電流を遮断する必要がある。図2のブレーカ
は、このように電池電流が少なくなった状態で、速やか
に電流を遮断できない。さらに、電池電流で抵抗加熱素
子を加熱する構造は、抵抗加熱素子に発生するジュール
熱が常に電池電流で決定されるので、これに流れる電流
を相当に大きくして、極めて速やかにオフに切り換える
ことはできない。
【0006】さらに、図2のブレーカを内蔵するパック
電池は、電池が満充電されて電池電圧が設定電圧まで上
昇したときに、ブレーカで充電を停止することもできな
い。ブレーカが電池電流と電池温度を検出して感熱遮断
部材をオフに切り換えるからである。
【0007】本発明は、従来のこのような欠点を解決す
ることを目的に開発されたものである。本発明の重要な
目的は、電池電流が小さい状態においても速やかに電流
を遮断でき、さらに電池が満充電されたときにも電流を
遮断できるブレーカとこのブレーカを内蔵するパック電
池を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のブレーカは、温
度が設定温度よりも高くなるとオフに切り換えられる感
熱遮断部材5と、この感熱遮断部材5を加熱する抵抗加
熱素子6と、この抵抗加熱素子6と感熱遮断部材5とを
内蔵しているケース7とを備える。抵抗加熱素子6は、
感熱遮断部材5に熱結合するようにケース7に内蔵して
いる。ケース7は、感熱遮断部材5に断続される固定接
点15に接続している一対の接点リード端子9を外部に
引き出している。さらに、ケース7は、抵抗加熱素子6
に通電して抵抗加熱素子6を加熱するために、一つまた
はふたつの制御リード端子12を外部に引き出してい
る。ケース7の外部に引き出している制御リード端子1
2に通電して抵抗加熱素子6を加熱し、加熱された抵抗
加熱素子6で感熱遮断部材5を加熱してオフに切り換え
ている。
【0009】ブレーカは、接点リード端子9と制御リー
ド端子12を、ケース7の底面と同一面に設けることが
できる。この構造のブレーカは、基板等に装着するとき
に、極めて簡単に接点リード端子9と制御リード端子1
2とを接続できる。
【0010】本発明のパック電池は、充電できる電池1
と、充電している電池1の電圧、または電池1を充電し
ている充電器の出力電圧を検出して検出電圧が設定電圧
よりも高くなるとオンになるスイッチング素子11を内
蔵する電圧検出回路10と、この電圧検出回路10のス
イッチング素子11がオンになると通電して加熱される
抵抗加熱素子6を内蔵するブレーカ2とを備える。ブレ
ーカ2は、温度が設定温度よりも高くなるとオフに切り
換えられる感熱遮断部材5と、この感熱遮断部材5を加
熱する抵抗加熱素子6と、この抵抗加熱素子6と感熱遮
断部材5とを内蔵するケース7とを備える。抵抗加熱素
子6は、感熱遮断部材5に熱結合するようにケース7に
内蔵している。ケース7は、感熱遮断部材5に断続され
る固定接点15に接続している接点リード端子9と、感
熱遮断部材5がオフの位置にあるときに、抵抗加熱素子
6に通電して抵抗加熱素子6を加熱するための制御リー
ド端子12とを備える。ブレーカ2の制御リード端子1
2は、電圧検出回路10のスイッチング素子11に接続
している。電圧検出回路10のスイッチング素子11が
オンになると、スイッチング素子11を介して抵抗加熱
素子6に通電してこれを加熱し、加熱された抵抗加熱素
子6が感熱遮断部材5を加熱してオフに切り換えてい
る。
【0011】パック電池は、ブレーカ2を半田付けして
固定しているプリント基板4を内蔵することができる。
ブレーカ2は、一対の接点リード端子9と単独の制御リ
ード端子12をケース7の底面と同一面に設けて、接点
リード端子9と制御リード端子12をプリント基板4に
半田付けして固定することができる。
【0012】ブレーカは、感熱遮断部材5の中央部分に
抵抗加熱素子6を配設することができる。さらに、ブレ
ーカは、感熱遮断部材5の一端に可動接点14を設け
て、他方の端部に接触して抵抗加熱素子6を配設するこ
とができる。ブレーカは、抵抗加熱素子6がPTC、抵
抗、サーミスタのいずれかとすることができる。
【0013】さらに、本発明のパック電池は、抵抗加熱
素子6の片方端子を感熱遮断部材5に接続することがで
きる。さらに、パック電池は、抵抗加熱素子6の片方端
子を電流制限抵抗13を介して電池1に接続することが
できる。さらにまた、パック電池は、ブレーカ2を固定
しているプリント基板4を、熱伝導樹脂3でもって電池
1に固定することができる。また、熱伝導性の良い金属
等のテープで、電池1とブレーカ2とを張り付けてもよ
い。さらに、本発明のパック電池は、ブレーカ2の抵抗
加熱素子6を一対の接点リード端子9の間に接続して、
抵抗加熱素子6を介して電池1を出力端子8に接続する
ことができる。この構造のパック電池は、出力端子8を
短絡する状態で、抵抗加熱素子が感熱遮断部材を加熱状
態としてオンに復帰するのを阻止できる。このため、パ
ック電池の出力端子を短絡する状態で、過大な短絡電流
が流れるのを阻止する状態に保持できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するためのブレーカ2とパック電池
を例示するものであって、本発明はブレーカ2とパック
電池を以下のものに特定しない。
【0015】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。
【0016】図3に示すパック電池は、充電できる電池
1の端部に熱伝導樹脂3でプリント基板4を接着して固
定し、このプリント基板4にブレーカ2を固定してい
る。熱伝導樹脂3は、絶縁してプリント基板4を電池1
に接着できる接着剤で、たとえば、エポキシ系の接着剤
である。プリント基板4は、ブレーカ2を固定している
面を電池1に対向する面として、熱伝導樹脂3で電池1
に接着している。ブレーカ2は、半田付けしてプリント
基板4に固定している。このパック電池は、電池1の熱
が熱伝導樹脂3を伝わってブレーカ2に伝導される。し
たがって、電池1が加熱されるとブレーカ2が加熱され
て電流を遮断することができる。さらに、このパック電
池は、充電しているときに、電池1の電圧が設定電圧よ
りも高くなるときに、ブレーカ2をオフにして電流を遮
断して過充電を防止する。さらに、パック電池は、図示
しないが、ブレーカを、熱伝導性の良い金属等のテープ
で、電池に張り付けて連結することもできる。この構造
のパック電池は、電池の熱をさらに効率よくブレーカに
伝導して、ブレーカを速やかに加熱できる特長がある。
【0017】この図のパック電池の回路図を図4ないし
図11に示す。これ等の図は、ブレーカ2の感熱遮断部
材5がオンとオフの状態を示している。これ等の回路図
に示すパック電池は、電池1と出力端子8との間に直列
にブレーカ2を接続している。ブレーカ2は、一方の接
点リード端子9を電池1に、他方の接点リード端子9を
出力端子8に接続して、電池1と直列に接続している。
ブレーカ2がオフになると、出力端子8が電池1から切
り離されて、電池1の電流を遮断する。ブレーカ2は、
電流を遮断する感熱遮断部材5と、この感熱遮断部材5
を加熱する抵抗加熱素子6をケース7に内蔵している。
抵抗加熱素子6は、感熱遮断部材5を加熱してオフに切
り換える。したがって、抵抗加熱素子6は、感熱遮断部
材5に熱結合されるように配置される。
【0018】抵抗加熱素子6は、電流が流れる状態で、
ジュール熱で発熱して感熱遮断部材5をオフに切り換え
る。抵抗加熱素子6の加熱は、電圧検出回路10に制御
される。したがって、抵抗加熱素子6は、電圧検出回路
10のスイッチング素子11に接続している。スイッチ
ング素子11がオンになると、抵抗加熱素子6に電流が
流れ、この電流のジュール熱で抵抗加熱素子6が発熱す
る。発熱した抵抗加熱素子6は、感熱遮断部材5を加熱
してオフに切り換える。したがって、電圧検出回路10
のスイッチング素子11は、感熱遮断部材5をオフに切
り換えるときに、オンに切り換えられる。
【0019】図4と図5のパック電池に内蔵されるブレ
ーカ2は、抵抗加熱素子6の一方の制御リード端子12
を出力端子8に接続し、他方の制御リード端子12をス
イッチング素子11に接続している。このパック電池
は、図5に示すように、感熱遮断部材5がオフに切り換
えられた状態においても、制御リード端子12が出力端
子8に接続される。このパック電池は、たとえば、出力
端子8を充電器に接続して充電しているとき、電池1が
満充電になって感熱遮断部材5がオフに切り換えられた
後も、充電器からパック電池を外さないかぎり、感熱遮
断部材5はオフに保持される。出力端子8から抵抗加熱
素子6に電流を流し続けて、抵抗加熱素子6が加熱状態
に保持されるからである。したがって、このパック電池
は、満充電になって感熱遮断部材5がオフに切り換えら
れた後、電池1が充電されることがなく、過充電を有効
に阻止できる。パック電池を充電器から外すと、抵抗加
熱素子6には通電されなくなる。したがって、抵抗加熱
素子6がジュール熱で発熱しなくなり、感熱遮断部材5
はオフからオンに復帰する。したがって、パック電池
は、電池1と出力端子8とが感熱遮断部材5で接続され
て放電できる状態になる。このパック電池は、感熱遮断
部材5がオフに切り換えられた後、充電器の出力で抵抗
加熱素子6に電流を流して、感熱遮断部材5をオフに保
持できるので、電池1を放電させることなく、感熱遮断
部材5をオフに保持できる。
【0020】図6と図7に示すパック電池に内蔵される
ブレーカ2は、抵抗加熱素子6の一方の制御リード端子
12を感熱遮断部材5に接続している。このパック電池
は、感熱遮断部材5がオンの状態でスイッチング素子1
1がオンになると、抵抗加熱素子6に電流が流れ、抵抗
加熱素子6が発熱して感熱遮断部材5をオフに切り換え
る。感熱遮断部材5がオフになると、抵抗加熱素子6に
電流が流れなくなるので、抵抗加熱素子6が加熱されな
くなり、感熱遮断部材5は所定の時間経過して温度が低
下すると、オフからオンに復帰する。このとき、電池電
圧が設定電圧よりも高くて、スイッチング素子11がオ
ンの状態にあると、抵抗加熱素子6は再びジュール熱で
加熱されて、感熱遮断部材5をオフに切り換える。た
だ、感熱遮断部材5がオンに復帰したときに、スイッチ
ング素子11がオフになっていると、抵抗加熱素子6に
は通電されない。したがって、抵抗加熱素子6が感熱遮
断部材5を加熱してオフに切り換えることはない。
【0021】図8ないし図11に示すパック電池に内蔵
されるブレーカ2は、感熱遮断部材5がオフに切り換え
られた後、抵抗加熱素子6で感熱遮断部材5を加熱状態
としてオフに保持する自己保持機能を有する。抵抗加熱
素子6の一方の制御リード端子12を電池1に接続して
いるからである。このパック電池は、感熱遮断部材5が
オフに切り換えられた後も、スイッチング素子11がオ
ンであるときには、電池1から抵抗加熱素子6に電流が
供給される。電池1の電圧が低下してスイッチング素子
11がオフになると、抵抗加熱素子6に電流が流れなく
なるので、抵抗加熱素子6は加熱されず、感熱遮断部材
5がオフからオンに復帰される。
【0022】さらに、図10と図11に示すパック電池
に内蔵されるブレーカ2は、抵抗加熱素子6の一方の制
御リード端子12を、感熱遮断部材5に接続し、さら
に、電流制限抵抗13を介して電池1に接続している。
このパック電池は、感熱遮断部材5を速やかにオフに切
り換えして、オフに保持する電流を小さくできる。それ
は、感熱遮断部材5がオンからオフに切り換えられた状
態で、抵抗加熱素子6に流す電流を小さくできるからで
ある。感熱遮断部材5がオンでスイッチング素子11が
オンになったときは、感熱遮断部材5を介して大きな遮
断電流が流れる。しかしながら、感熱遮断部材5がオフ
になった後は、電流制限抵抗13を介して抵抗加熱素子
6に保持電流が流れるので、保持電流を遮断電流よりも
小さくできる。このため、電池1の放電を少なくして、
感熱遮断部材5をオフに保持できる特長がある。
【0023】以上の動作をするブレーカ2を図12ない
し図15に示す。これ等の図に示すブレーカ2は、温度
が設定温度よりも高くなるとオフに切り換えられる感熱
遮断部材5と、この感熱遮断部材5を加熱する抵抗加熱
素子6と、この抵抗加熱素子6と感熱遮断部材5とを内
蔵しているケース7とを備える。
【0024】図12ないし図14に示すブレーカ2は、
感熱遮断部材5に熱膨張率が異なる複数枚の金属を積層
している熱変形金属板、たとえば、バイメタルやトリメ
タルを使用している。これらの感熱遮断部材5は、加熱
されると可動接点14を固定接点15から離してオフ状
態となる方向に変形し、加熱されない状態にあっては、
可動接点14を固定接点15に接触させる位置にある。
図15のブレーカ2は、感熱遮断部材5を、弾性接点5
Aと熱変形板5Bとで構成している。熱変形板5Bは、
熱膨張率が異なる金属を積層している熱変形板5Bであ
るバイメタルやトリメタルである。この感熱遮断部材5
は、熱変形板5Bが加熱されると、弾性接点5Aを押し
て可動接点14を固定接点15から離す方向に変形させ
る。したがって、熱変形板5Bは、弾性接点5Aに接近
して配置されて、熱変形するときに弾性接点5Aを押し
て可動接点14を固定接点15から離すようにしてい
る。
【0025】図12と図13のブレーカ2は、感熱遮断
部材5の両端に可動接点14を固定しており、図におい
て中央部分の下に抵抗加熱素子6を接近して配設し、中
央部分の上にケース7の押圧部16を設けている。この
感熱遮断部材5は、加熱されない状態では、図12に示
すように、両端の可動接点14を固定接点15に接触さ
せてオン状態とする。感熱遮断部材5が加熱されると、
両端の可動接点14を上昇させる方向に変形して、可動
接点14を固定接点15から離してオフに切り換える。
感熱遮断部材5は、設定温度よりも高温に加熱される
と、可動接点14を固定接点15から離してオフに切り
換えられる。オフに切り換えられた後、冷却されるとオ
フからオンに復帰する。オンからオフに復帰する温度
は、オンからオフに切り換えられる設定温度よりも低
く、オンとオフの温度にヒステリシスを持たせている。
【0026】感熱遮断部材5は、それ自体に流れる電流
のジュール熱で加熱され、あるいは、抵抗加熱素子6か
ら熱伝導により加熱されて、設定温度よりも高温になる
と可動接点14をオフに切り換える。感熱遮断部材5に
は、たとえば、電池1がショートするときに大電流が流
れる。このとき、大電流のジュール熱で感熱遮断部材5
が発熱して設定温度よりも高温になると、オフに切り換
えて電流を遮断する。抵抗加熱素子6で加熱してオフに
切り換えられるのは、スイッチング素子11がオンにな
って、抵抗加熱素子6に電流が流れるときである。
【0027】図12と図13のブレーカ2は、感熱遮断
部材5の両端に各々ふたつの可動接点14を固定してい
る。全ての可動接点14に接触する位置に固定接点15
を配置している。このブレーカ2は、感熱遮断部材5の
両端にふたつ固定接点15を設け、各々の可動接点14
を固定接点15に接触させるので、接点の信頼性を著し
く向上できる。それは、いずれか一方の接点が接触不良
を起こしても、他方の接点が接触して正常に通電できる
からである。
【0028】ケース7は、感熱遮断部材5を収納する収
納室17を内部に有する。収納室17は、可動接点14
と固定接点15とをオンオフに切り換えできる位置に、
感熱遮断部材5を配置する。感熱遮断部材5は、ケース
7の押圧部16で中央部が押されて、押圧部16と抵抗
加熱素子6に挟着される状態で所定の位置に配置され
る。さらに、感熱遮断部材5の中央部は、押圧部16あ
るいは抵抗加熱素子6に固定している。感熱遮断部材5
は、たとえば、押圧部16の下面に接着され、あるい
は、抵抗加熱素子6の上面に接着されて固定される。感
熱遮断部材5は、抵抗加熱素子6に導電状態で連結する
ことも、絶縁状態で連結することもできる。感熱遮断部
材5を導電状態で抵抗加熱素子6に接着するには、たと
えば、導電性の接着剤で接着する。ただ、感熱遮断部材
は、押圧部や抵抗加熱素子に接着することなく、位置決
めの凹凸部等で所定の位置に保持しながら、押圧部と抵
抗加熱素子とで挟着して定位置に配置することもでき
る。このように、押圧部16で感熱遮断部材5を抵抗加
熱素子6に押圧する構造は、ケース7に感熱遮断部材5
を固定する特別な構造を必要としないので、全体を薄く
できる特長がある。また、感熱遮断部材5がオフに切り
換えられた状態においても、弾性変形している感熱遮断
部材5が押圧部16に押圧されて抵抗加熱素子6に確実
に接触するので、この状態で抵抗加熱素子6の熱を感熱
遮断部材5に有効に伝導できる。したがって、抵抗加熱
素子6で感熱遮断部材5を加熱してオフ状態に自己保持
させるとき、抵抗加熱素子6で感熱遮断部材5を効率よ
く加熱でき、抵抗加熱素子6の発生熱を少なくできる。
このことは、たとえば、電池1で抵抗加熱素子6に通電
して自己保持させる回路において、特に大切である。電
池1の放電を少なくして、感熱遮断部材5をオフ状態に
保持できるからである。
【0029】固定接点15は、ケース7に固定してい
る。そして、固定接点15は、ケース7の外部に突出さ
せて接点リード端子9としている。この接点リード端子
9は、ケース7の外部でケース下面と同一平面としてい
る。さらに、図12と図13のブレーカ2は、抵抗加熱
素子6に接続している制御リード端子12も、ケース7
の外部でケース下面と同一平面としている。この構造の
ブレーカ2は、接点リード端子9をプリント基板4にリ
フロー半田して固定できる特長がある。
【0030】抵抗加熱素子6には、一対の制御リード端
子12がある。一対の制御リード端子12は、図12に
示すように、一方をケース7の内部で固定接点15に接
続して、他の制御リード端子12をケース7の外部に引
き出す構造にできる。この構造のブレーカ2は、図4、
図5、図8、図9に示すパック電池に便利に使用でき
る。このブレーカ2は、一対の接点リード端子9と、単
独の制御リード端子12をケース7の外部に引き出し
て、3端子の端子構造にできる。ただ、ブレーカは、一
対の接点リード端子と一対の制御リード端子をケースの
外部に引き出して、一方の制御リード端子を一方の接点
リード端子に接続して、内部で接続するブレーカと同じ
回路で使用することもできる。さらに、図6と図7に示
すパック電池に使用されるブレーカ2は、一方の制御リ
ード端子12を感熱遮断部材5に接続する。さらに、図
10と図11に示すパック電池に使用するブレーカ2
は、ケース7の内部で一方の制御リード端子12を感熱
遮断部材5に接続し、さらに、これを電流制限抵抗13
を介して一方の接点リード端子9に接続する。このブレ
ーカ2は、感熱遮断部材5がオフの状態で、電流制限抵
抗13を介して抵抗加熱素子6に電流を流すので、オフ
状態の感熱遮断部材5を加熱してオフに保持するときの
電流を少なくできる。したがって、図11に示すよう
に、電池1で抵抗加熱素子6を加熱して感熱遮断部材5
をオフに保持するパック電池において、電池1の放電を
少なくできる。
【0031】図14と図15に示すブレーカ2は、感熱
遮断部材5の一端に可動接点14を固定して、他端をケ
ース7に固定している。感熱遮断部材5は、ケース7に
固定される側の端部に抵抗加熱素子6を配設している。
図14のブレーカ2は、感熱遮断部材5の下面に接して
抵抗加熱素子6を固定し、図15のブレーカ2は、感熱
遮断部材5である熱変形板5Bの下に抵抗加熱素子6を
固定して、抵抗加熱素子6と感熱遮断部材5とを熱結合
している。これらのブレーカ2は、固定接点15を一方
の接点リード端子9に、感熱遮断部材5を他方の接点リ
ード端子9に接続している。感熱遮断部材5の可動接点
14が固定接点15に接触すると、両方の接点リード端
子9が感熱遮断部材5で導通されてオンとなり、可動接
点14が固定接点15から離れるとオフになる。
【0032】感熱遮断部材5を加熱する抵抗加熱素子6
は、電流を流してジュール熱で発熱する素子で、PT
C、抵抗、サーミスタである。PTCは、設定温度まで
速やかに温度上昇できるので、抵抗加熱素子6として理
想的な特性を有する。さらに、PTCは、設定温度にな
ると抵抗が急激に大きくなって電流が少なくなるので、
電力消費による損失を極減できる特長もある。したがっ
て、抵抗加熱素子6にはPTCが最適である。
【0033】図14と図15のブレーカ2は、抵抗加熱
素子6の一方の制御リード端子12を固定接点15に接
続しているので、図4、図5、図8、図9に示すパック
電池に使用できる。
【0034】さらに、本発明のパック電池は、図16と
図17の回路図に示す構造とすることもできる。これら
の図は、ブレーカ2の感熱遮断部材5がオンとオフの状
態を示している。さらに、これらの図に示すパック電池
に内蔵されるにブレーカ2の断面図を図18に示す。こ
の図に示すブレーカ2は、抵抗加熱素子6であるPTC
の中央を感熱遮断部材5に接続しており、底面両側の制
御リード端子12を出力端子8に接続される接点リード
端子9と、電池1に接続される接点リード端子9とに接
続している。このブレーカ2は、抵抗加熱素子6を一対
の接点リード端子9の間に接続して、抵抗加熱素子6を
介して電池1を出力端子8に接続している。したがっ
て、このブレーカ2は、図16に示すように、感熱遮断
部材5をオンとする状態では、抵抗加熱素子6を感熱遮
断部材5と並列に接続する。図17に示すように、感熱
遮断部材5がオフ状態になると、抵抗加熱素子6を介し
て一対の接点リード端子9が互いに接続される。さら
に、抵抗加熱素子6であるPTCの一部に接触する制御
リード端子12をスイッチング素子11に接続してい
る。
【0035】このパック電池は、感熱遮断部材5がオン
の状態でスイッチング素子11がオンになると、抵抗加
熱素子6に電流が流れ、抵抗加熱素子6が発熱して感熱
遮断部材5をオフに切り換える。感熱遮断部材5がオフ
に切り換えられた後も、スイッチング素子11がオンで
あるときには、電池1から抵抗加熱素子6に電流が供給
されて感熱遮断部材5がオフに保持される。電池1の電
圧が低下してスイッチング素子11がオフになると、抵
抗加熱素子6に電流が流れなくなるので、抵抗加熱素子
6は加熱されず、感熱遮断部材5がオフからオンに復帰
される。
【0036】さらに、このパック電池は、感熱遮断部材
5がオンの状態で、+−の出力端子8がショートする
と、感熱遮断部材5に過大電流が流れてオフになる。感
熱遮断部材5がオフに切り換えられた後も、抵抗加熱素
子6にはショート電流が流れて抵抗加熱素子6が発熱す
る。加熱された抵抗加熱素子6は、ショート電流を小さ
くすると共に、感熱遮断部材5をオフ状態に保持する。
このため、このパック電池は、+−の出力端子8がショ
ートしても、ショート電流を少なくしながら感熱遮断部
材5をオフに保持できる。
【0037】
【発明の効果】本発明のブレーカとパック電池は、電池
電流が小さい状態においても速やかに電流を遮断でき、
さらに電池が満充電されたときにも電流を遮断できる特
長がある。それは、本発明のブレーカが、感熱遮断部材
と抵抗加熱素子とを熱結合させてケースに内蔵すると共
に、感熱遮断部材に接続される接点リード端子と、抵抗
加熱素子に通電するための制御リード端子をケースの外
部に引き出しており、制御リード端子に通電して抵抗加
熱素子を加熱し、加熱された抵抗加熱素子で感熱遮断部
材を加熱してオフに切り換えできるようにしているから
である。この構造のブレーカは、従来のように、電池に
流れる電流で抵抗加熱素子を加熱しない。このブレーカ
は、抵抗加熱素子に通電する制御リード端子を設けてい
るので、制御リード端子から抵抗加熱素子に通電する電
流を制御することによって、感熱遮断部材を加熱して電
流を遮断できる。このため、電池電流の大小に関わら
ず、抵抗加熱素子に通電して、極めて速やかに抵抗加熱
素子を加熱して感熱遮断部材を遮断できる。
【0038】さらに、本発明のパック電池は、この構造
のブレーカを内蔵すると共に、充電している電池の電
圧、または充電器の出力電圧を検出して検出電圧が設定
電圧よりも高くなるとオンになるスイッチング素子を内
蔵する電圧検出回路を備え、ブレーカの制御リード端子
を電圧検出回路のスイッチング素子に接続して、スイッ
チング素子がオンになると抵抗加熱素子に通電できるよ
うにしている。このため、電圧検出回路で電池の充電状
態をより正確に確認しながら、スイッチング素子を制御
して抵抗加熱素子に通電し、設定電圧になった電池の充
電をブレーカで速やかに停止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】保護回路を内蔵するパック電池の一例を示す回
路図
【図2】従来のブレーカを内蔵するパック電池の回路図
【図3】本発明の実施例のパック電池の正面図
【図4】本発明の実施例1のパック電池の回路図
【図5】図4に示すパック電池のブレーカの感熱遮断部
材がオフの状態を示す回路図
【図6】本発明の実施例2のパック電池の回路図
【図7】図6に示すパック電池のブレーカの感熱遮断部
材がオフの状態を示す回路図
【図8】本発明の実施例3のパック電池の回路図
【図9】図8に示すパック電池のブレーカの感熱遮断部
材がオフの状態を示す回路図
【図10】本発明の実施例4のパック電池の回路図
【図11】図10に示すパック電池のブレーカの感熱遮
断部材がオフの状態を示す回路図
【図12】本発明の実施例のブレーカの断面図
【図13】図12に示すブレーカの内部構造を示す平面
【図14】本発明の他の実施例のブレーカの断面図及び
平面図
【図15】本発明の他の実施例のブレーカの断面図及び
平面図
【図16】本発明の実施例5のパック電池の回路図
【図17】図16に示すパック電池のブレーカの感熱遮
断部材がオフの状態を示す回路図
【図18】図16に示すパック電池に内蔵されるのブレ
ーカの断面図
【符号の説明】
1…電池 2…ブレーカ 3…熱伝導樹脂 4…プリント基板 5…感熱遮断部材 5A…弾性接点 5
B…熱変形板 6…抵抗加熱素子 7…ケース 8…出力端子 9…接点リード端子 10…電圧検出回路 11…スイッチング素子 12…制御リード端子 13…電流制限抵抗 14…可動接点 15…固定接点 16…押圧部 17…収納室 18…ヒューズ 19…スイッチング素子 20…制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02J 7/00 H02J 7/00 S 5H040 Fターム(参考) 5G003 BA01 FA04 GA01 GA09 5G041 DA01 DA11 DB01 DB06 DB07 DC02 DC03 5G053 AA09 BA04 CA01 EC01 5H022 AA09 KK04 5H030 AA03 FF26 FF43 5H040 AA40 DD26

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度が設定温度よりも高くなるとオフに
    切り換えられる感熱遮断部材(5)と、この感熱遮断部材
    (5)を加熱する抵抗加熱素子(6)と、この抵抗加熱素子
    (6)と感熱遮断部材(5)とを内蔵しているケース(7)とを
    備え、抵抗加熱素子(6)は感熱遮断部材(5)に熱結合する
    ようにケース(7)に内蔵され、かつ、感熱遮断部材(5)に
    断続される固定接点(15)に接続している一対の接点リー
    ド端子(9)をケース(7)の外部に引き出すと共に、抵抗加
    熱素子(6)に通電して抵抗加熱素子(6)を加熱するために
    制御リード端子(12)もケース(7)の外部に引き出してお
    り、 ケース(7)の外部に引き出している制御リード端子(12)
    に通電して抵抗加熱素子(6)を加熱し、加熱された抵抗
    加熱素子(6)で感熱遮断部材(5)を加熱してオフに切り換
    えられるようにしてなるブレーカ。
  2. 【請求項2】 接点リード端子(9)と制御リード端子(1
    2)をケース(7)の底面と同一面に設けている請求項1に
    記載されるブレーカ。
  3. 【請求項3】 感熱遮断部材(5)の中央部分に抵抗加熱
    素子(6)を配設している請求項1に記載されるブレー
    カ。
  4. 【請求項4】 感熱遮断部材(5)の一端に可動接点(14)
    を設けて、他方の端部に接触して抵抗加熱素子(6)を配
    設している請求項1に記載されるブレーカ。
  5. 【請求項5】 抵抗加熱素子(6)がPTC、抵抗、サー
    ミスタのいずれかである請求項1に記載されるブレー
    カ。
  6. 【請求項6】 充電できる電池(1)と、充電している電
    池(1)の電圧、または電池(1)を充電している充電器の出
    力電圧を検出して検出電圧が設定電圧よりも高くなると
    オンになるスイッチング素子(11)を内蔵する電圧検出回
    路(10)と、この電圧検出回路(10)のスイッチング素子(1
    1)がオンになると通電して加熱される抵抗加熱素子(6)
    を内蔵するブレーカ(2)とを備え、 ブレーカ(2)は、温度が設定温度よりも高くなるとオフ
    に切り換えられる感熱遮断部材(5)と、この感熱遮断部
    材(5)を加熱する抵抗加熱素子(6)と、この抵抗加熱素子
    (6)と感熱遮断部材(5)とを内蔵するケース(7)とを備
    え、抵抗加熱素子(6)は感熱遮断部材(5)に熱結合するよ
    うにケース(7)に内蔵され、かつ、ケース(7)には感熱遮
    断部材(5)に断続される固定接点(15)に接続している接
    点リード端子(9)と、感熱遮断部材(5)がオフの位置にあ
    るときに、抵抗加熱素子(6)に通電して抵抗加熱素子(6)
    を加熱するための制御リード端子(12)とを備え、 ブレーカ(2)の制御リード端子(12)が電圧検出回路(10)
    のスイッチング素子(11)に接続され、電圧検出回路(10)
    のスイッチング素子(11)がオンになると、スイッチング
    素子(11)を介して抵抗加熱素子(6)に通電してこれを加
    熱し、加熱された抵抗加熱素子(6)が感熱遮断部材(5)を
    加熱してオフに切り換えるようにしてなるパック電池。
  7. 【請求項7】 パック電池がブレーカ(2)を半田付けし
    て固定しているプリント基板(4)を内蔵しており、ブレ
    ーカ(2)は一対の接点リード端子(9)と制御リード端子(1
    2)をケース(7)の底面と同一面に設けて、接点リード端
    子(9)と制御リード端子(12)をプリント基板(4)に半田付
    けして固定している請求項6に記載されるパック電池。
  8. 【請求項8】 ブレーカ(2)が、感熱遮断部材(5)の中央
    部分に抵抗加熱素子(6)を配設している請求項6に記載
    されるパック電池。
  9. 【請求項9】 ブレーカ(2)が、感熱遮断部材(5)の一端
    に可動接点(14)を有し、他方の端部に接触して抵抗加熱
    素子(6)を配設している請求項6に記載されるパック電
    池。
  10. 【請求項10】 ブレーカ(2)の抵抗加熱素子(6)がPT
    C、抵抗、サーミスタのいずれかである請求項6に記載
    されるパック電池。
  11. 【請求項11】 抵抗加熱素子(6)の片方端子を感熱遮
    断部材(5)に接続している請求項6に記載されるパック
    電池。
  12. 【請求項12】 抵抗加熱素子(6)の片方端子を電流制
    限抵抗(13)を介して電池(1)に接続している請求項6に
    記載されるパック電池。
  13. 【請求項13】 ブレーカ(2)を固定しているプリント
    基板(4)を、熱伝導樹脂(3)でもって電池(1)に固定して
    いる請求項6に記載されるパック電池。
  14. 【請求項14】 ブレーカ(2)を金属テープで電池(1)に
    連結している請求項6に記載されるパック電池。
  15. 【請求項15】 ブレーカ(2)が、抵抗加熱素子(6)を一
    対の接点リード端子(9)の間に接続して、抵抗加熱素子
    (6)を介して電池(1)を出力端子(8)に接続している請求
    項6に記載されるパック電池。
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