JP2002330540A - パック電池 - Google Patents

パック電池

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JP2002330540A
JP2002330540A JP2001132515A JP2001132515A JP2002330540A JP 2002330540 A JP2002330540 A JP 2002330540A JP 2001132515 A JP2001132515 A JP 2001132515A JP 2001132515 A JP2001132515 A JP 2001132515A JP 2002330540 A JP2002330540 A JP 2002330540A
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JP
Japan
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battery
ptc
battery pack
switching element
voltage
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Application number
JP2001132515A
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English (en)
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Mikitaka Tamai
幹隆 玉井
Daiki Teraoka
大樹 寺岡
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Protection Of Static Devices (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池の電圧が設定電圧よりも高くなると、速
やかに、しかも確実に、さらに使用部品の安全マージン
を充分に設定して電池に流れる電流を遮断する。 【解決手段】 パック電池は、二次電池1と直列に接続
されると共に、設定温度よりも高温に加熱されるとオフ
になって電流を遮断する感熱遮断部材3と、この感熱遮
断部材3に熱結合されて感熱遮断部材3を加熱するPT
C2と、このPTC2に直列に接続しているスイッチン
グ素子5と、このスイッチング素子5をオンオフに制御
する電圧制御回路4とを備える。このパック電池は、充
電している二次電池1の電圧が設定電圧よりも高くなる
と、電圧制御回路4がスイッチング素子5をオンに切り
換えてPTC2に通電する。通電されて発熱するPTC
2は感熱遮断部材3を加熱してオフに切り換える。オフ
に切り換えられた感熱遮断部材3は、二次電池1の電流
を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池電圧が設定電
圧よりも高くなると電流を遮断して安全に使用できるパ
ック電池に関する。
【0002】
【従来の技術】パック電池は、充電されるときに、電池
電圧が設定電圧よりも高くならないように制御される。
電池電圧が異常に高くなることが電池性能を著しく低下
させるからである。このことを実現するために従来のパ
ック電池は、図1に示す保護回路12を内蔵している。
このパック電池は、温度が高くなると電気抵抗が急激に
増加するPTC2を電池1と出力端子9との間に接続し
ている。さらに、電池1と並列にシャントレギュレータ
13が接続される。シャントレギュレータ13は、設定
電圧よりも高くなると抵抗が急激に小さくなる定電圧特
性を有する。このパック電池は、電池1の充電が進行し
て電圧が上昇すると、シャントレギュレータ13に流れ
る電流が急激に増加してシャントレギュレータ13が加
熱される。加熱されたシャントレギュレータ13は、P
TC2を加熱して電気抵抗を急激に増加する。PTC2
の電気抵抗が増加すると、電池1の充電電流が著しく小
さくなって、電池1の充電は実質的には停止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図1のパック電池は、
シャントレギュレータ13でPTC2を加熱して電流を
遮断する。したがって、シャントレギュレータの温度
は、PTCよりも高くなる。PTCが電流を遮断すると
きの温度は、たとえば120℃である。PTCをこの温
度に加熱するシャントレギュレータはさらに高く、たと
えば約150℃と極めて高くなることがある。シャント
レギュレータにはツェナーダイオード等が使用される。
ツェナーダイオードは、表面温度を150℃とすると
き、内部のジャンクション温度がさらに高くなる。この
ように高温で使用されるツェナーダイオードは、安全性
のためのマージンがほとんどなくなってしまう。
【0004】本発明は、このような欠点を解決すること
を目的に開発されたものである。本発明の重要な目的
は、電池の電圧が設定電圧よりも高くなると、速やか
に、しかも確実に、さらに使用部品の安全マージンを充
分に設定して電池に流れる電流を遮断できるパック電池
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のパック電池は、
二次電池1と直列に接続されると共に、設定温度よりも
高温に加熱されるとオフになって二次電池1に流れる電
流を遮断する感熱遮断部材3と、この感熱遮断部材3に
熱結合されて感熱遮断部材3を加熱するPTC2と、こ
のPTC2に直列に接続しているスイッチング素子5
と、このスイッチング素子5を電池電圧でオンオフに制
御する電圧制御回路4とを備える。このパック電池は、
充電している二次電池1の電圧が設定電圧よりも高くな
ると、電圧制御回路4がスイッチング素子5をオンに切
り換えてPTC2に通電する。通電されて発熱するPT
C2は感熱遮断部材3を加熱してオフに切り換える。オ
フに切り換えられた感熱遮断部材3は、二次電池1の電
流を遮断する。
【0006】感熱遮断部材3は、可動接点を機械的にオ
ンオフに切り換えられる接点構造、あるいは、温度が高
くなると電気抵抗が急激に増加するPTCのいずれかを
使用する。パック電池は、好ましくは、PTC2とスイ
ッチング素子5と二次電池1を、閉ループを構成するよ
うに互いに直列に接続する。さらに、電圧制御回路4を
パック電池の出力端子9に接続する。このパック電池
は、電池電圧が設定電圧よりも高くなると、電圧制御回
路4がスイッチング素子5をオンに切り換え、スイッチ
ング素子5がオンになると二次電池1がPTC2に通電
して加熱し、PTC2が感熱遮断部材3を加熱してオフ
に切り換える。
【0007】パック電池は、二次電池1と感熱遮断部材
3とPTC2とスイッチング素子5を、閉ループとなる
ように互いに直列に接続し、さらに、電圧制御回路4を
パック電池の出力端子9に接続することができる。この
パック電池は、電池電圧が設定電圧よりも高くなると、
電圧制御回路4がスイッチング素子5をオンに切り換
え、スイッチング素子5がオンになると、二次電池1が
感熱遮断部材3を介してPTC2に通電して加熱し、P
TC2が感熱遮断部材3を加熱してオフに切り換える。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するためのパック電池を例示するも
のであって、本発明はパック電池を以下のものに特定し
ない。
【0009】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。
【0010】図2に示すパック電池は、充電できる電池
1の端部に、熱伝導樹脂11でプリント基板10を接着
して固定している。プリント基板10は、PTC2と感
熱遮断部材3と電圧制御回路4とスイッチング素子5を
固定している。熱伝導樹脂11は、絶縁してプリント基
板10を電池1に接着できる接着剤で、たとえば、エポ
キシ系の接着剤である。プリント基板10は、PTC2
と感熱遮断部材3を固定している面を電池1に対向する
面として、熱伝導樹脂11で電池1に接着している。P
TC2と感熱遮断部材3と電圧制御回路4とスイッチン
グ素子5は、半田付けしてプリント基板10に固定され
る。PTC2と感熱遮断部材3は、熱伝導樹脂11に埋
設される。この構造のパック電池は、PTC2の熱が、
熱伝導樹脂11を伝わって感熱遮断部材3に効率よく伝
導する。したがって、PTC2が加熱されると感熱遮断
部材3が加熱されて、速やかに電流を遮断できる。さら
に、パック電池は、図示しないが、感熱遮断部材を、熱
伝導性の良い金属等のテープで、PTCに張り付けて熱
結合することもでき。この構造のパック電池は、PTC
の熱をさらに効率よく感熱遮断部材に伝導して、速やか
に電流を遮断できる特長がある。
【0011】図3ないし図16は、プリント基板10に
固定される電圧制御回路4とスイッチング素子5とPT
C2と感熱遮断部材3の回路図を示す。これ等の図に示
す電圧制御回路4は、充電している電池1の電圧が設定
電圧よりも高くなるときにスイッチング素子5をオフか
らオンに切り換える。電圧制御回路4は、スイッチング
素子5をオンにする状態になると、この状態に保持され
るリセットICと、差動アンプを備えるものとがある。
リセットICである電圧制御回路4は、リセットスイッ
チ6を備えている。この電圧制御回路4は、リセットス
イッチ6が押されるとリセットされて、スイッチング素
子5をオンからオフにリセットする。なお、リセットI
Cである電圧制御回路4は、必ずしも、リセットスイッ
チ6を備える必要はなく、スイッチング素子5をオンと
する設定電圧とオフとする設定電圧との間にヒステリシ
スを持たせることもできる。差動アンプ7を備える電圧
制御回路4は、−入力端子に基準電源8を接続し、+入
力端子に電池電圧を入力する。この電圧制御回路4は、
電池電圧が高くなって基準電源8よりも高くなると、”
H”信号を出力してスイッチング素子5をオンに切り換
える。電池電圧が低下して基準電圧よりも低くなるとス
イッチング素子5をオフに制御する。
【0012】スイッチング素子5は、電圧制御回路4か
ら入力される信号でオンオフに制御されるFETやトラ
ンジスター等の半導体スイッチング素子、あるいはリレ
ーである。スイッチング素子5は、電池の電流を遮断す
るときにオン、電流を遮断しない状態でオフに保持され
る。オン状態のスイッチング素子5はPTC2に通電し
て加熱し、オフ状態のスイッチング素子5はPTC2に
通電しない。
【0013】PTC2は、通電されない状態では電気抵
抗が極めて小さい。通電されるとジュール熱で加熱され
る。通電されるとジュール熱で高温に加熱される。設定
温度まで加熱されると電気抵抗が急激に増加するので電
流が少なくなる。したがって、PTC2は、通電される
と設定温度まで急激に温度が上昇し、その後は設定温度
に保持される。PTC2は、感熱遮断部材3に熱結合さ
れて感熱遮断部材3を加熱する。
【0014】感熱遮断部材3は、可動接点を機械的にオ
ンオフに切り換える設定構造のものと、PTCのものが
ある。可動接点を有る感熱遮断部材3は、熱で変形する
バイメタルやトリメタル等の熱変形金属を内蔵してい
る。熱変形金属は、可動接点を移動させてオンオフに切
り換える。感熱遮断部材3は、熱変形金属を可動接点と
するタイプと、熱変形金属が弾性変形する可動接点を移
動させるタイプとがある。感熱遮断部材3の熱変形金属
は、PTC2に熱結合される。熱変形金属がPTC2で
設定温度まで加熱されると、熱変形金属が可動接点をオ
ンからオフに切り換える。
【0015】感熱遮断部材3であるPTCは、設定温度
よりも高温に加熱されると電気抵抗が急激に増加して電
池の電流を遮断する。PTCは、可動接点のように完全
には電池の電流を遮断しない。ただ、設定温度よりも高
温になると、電気抵抗が極めて高くなるので、電池の電
流は実質的に遮断される。
【0016】以上のパック電池は、充電されて電池電圧
が設定電圧よりも高くなると、電圧制御回路4がこのこ
とを検出してスイッチング素子5をオンに切り換える。
オン状態のスイッチング素子5は、PTC2に通電して
加熱する。加熱されたPTC2は、感熱遮断部材3を加
熱する。加熱された感熱遮断部材3は、オンからオフに
切り換えられて、電池に流れる電流を遮断する。したが
って、充電して電池電圧が設定電圧まで上昇すると、感
熱遮断部材3がオフになって充電が停止され、電池1の
過充電が防止される。パック電池の電池電圧が設定電圧
よりも低いとき、感熱遮断部材3はオン状態にある。こ
の状態で電池1は、出力端子9に接続されて、通電でき
る状態となる。
【0017】図3ないし図6に示すパック電池は、PT
C2とスイッチング素子5と二次電池1を、閉ループを
構成するように互いに直列に接続している。したがっ
て、スイッチング素子5がオンになると、電池1とPT
C2とスイッチング素子5のループで電流が流れる。電
圧制御回路4は、パック電池の出力端子9に接続され、
パック電池の+−の出力端子9の電圧を検出して、スイ
ッチング素子5をオンオフに切り換える。感熱遮断部材
3は、一方の端子をパック電池の出力端子9に、他方の
端子をPTC2と電池1の接続部に接続している。
【0018】このパック電池は、以下の動作をして感熱
遮断部材3をオンオフに切り換える。パック電池が充電
されると、電池電圧が次第に上昇する。電池電圧が設定
電圧よりも高くなると、電圧制御回路4がスイッチング
素子5をオンに切り換える。スイッチング素子5がオン
になると、二次電池1がPTC2に通電して加熱する。
加熱されたPTC2が感熱遮断部材3を加熱してオフに
切り換える。したがって、電池電圧が設定電圧まで上昇
すると、感熱遮断部材3がオフになって充電が停止され
る。感熱遮断部材3がオフになると、電圧制御回路4は
スイッチング素子5をオン状態に保持する。感熱遮断部
材3がオフになって、電池1が出力端子9から切り離さ
れると、充電器に接続している出力端子9の電圧がさら
に上昇するからである。オン状態に保持されるスイッチ
ング素子5は、PTC2を電池1に接続して加熱状態に
保持する。したがって、感熱遮断部材3が加熱状態に保
持されてオフ状態に保持される。この状態で電流を遮断
するパック電池は、過充電された電池1の充電を停止し
て、PTC2の微小電流で放電するので、安全性を向上
しながら、電池1の過充電による劣化を有効に防止でき
る。パック電池が充電器から外され、あるいはリセット
スイッチ6が操作されると、スイッチング素子5はオン
からオフに切り換えられる。この状態になると、PTC
2に通電されなくなる。通電されないPTC2は、感熱
遮断部材3を加熱しない。したがって、感熱遮断部材3
はオフからオンに切り換えられて、パック電池が使用で
きる状態にリセットされる。
【0019】図7ないし図10に示すパック電池は、感
熱遮断部材3を電池1と出力端子9との間に接続すると
共に、電池1と感熱遮断部材3とPTC2とスイッチン
グ素子5が閉ループを構成するように互いに直列に接続
している。さらに、電圧制御回路4をパック電池の出力
端子9に接続している。さらにまた、PTC2とスイッ
チング素子5の直列に接続している回路を電圧制御回路
4と並列に接続している。
【0020】これ等の図に示すパック電池は、図3ない
し図6に示すパック電池と同じように、充電された電池
電圧が設定電圧よりも高くなると、感熱遮断部材3がオ
ンからオフに切り換えられる。この回路構成のパック電
池は、感熱遮断部材3がオフになると、電池1の充電が
停止されると共に、PTC2にも電流を供給しなくな
る。したがって、電池1が放電されない状態になる。こ
のパック電池は、感熱遮断部材3がオフになって充電が
停止された後、長い時間充電器に接続したままに放置し
ても、電池1が過放電されることがない。さらに、この
回路構成のパック電池も、感熱遮断部材3がオフになる
と、電圧制御回路4はスイッチング素子5をオン状態に
保持する。感熱遮断部材3がオフになって、電池1が出
力端子9から切り離されると、充電器に接続している出
力端子9の電圧がさらに上昇するからである。オン状態
に保持されるスイッチング素子5は、PTC2を充電器
に接続して加熱状態に保持する。したがって、感熱遮断
部材3が加熱状態に保持されてオフ状態に保持される。
【0021】パック電池が充電器から外され、あるいは
リセットスイッチ6が操作されると、スイッチング素子
5はオンからオフに切り換えられる。この状態になる
と、PTC2に通電されなくなる。通電されないPTC
2は、感熱遮断部材3を加熱しない。したがって、感熱
遮断部材3はオフからオンに切り換えられて、パック電
池が使用できる状態にリセットされる。
【0022】図11ないし図14に示すパック電池は、
PTC2とスイッチング素子5と二次電池1を、閉ルー
プを構成するように互いに直列に接続している。したが
って、スイッチング素子5がオンになると、電池1とP
TC2とスイッチング素子5のループで電流が流れる。
電圧制御回路4は、電池1と並列に接続している。
【0023】これ等の図に示すパック電池は、図3ない
し図6に示すパック電池と同じように、充電された電池
電圧が設定電圧よりも高くなると、感熱遮断部材3がオ
ンからオフに切り換えられる。この回路構成のパック電
池は、感熱遮断部材3がオフになると、電池1の充電が
停止される。ただ、電圧制御回路4がスイッチング素子
5をオンに保持する状態にあると、電池1がPTC2に
通電して加熱する。したがって、スイッチング素子5が
オン状態にあると、感熱遮断部材3はオフ状態を保持す
る。電池電圧が設定電圧から低下してスイッチング素子
5がオンからオフに切り換えられ、あるいは、電池電圧
が設定電圧よりも低くなって電圧制御回路4のリセット
スイッチ6が押されてスイッチング素子5がオフになる
と、PTC2に通電されなくなって、感熱遮断部材3は
オフからオンに切り換えられる。
【0024】図15と図16に示すパック電池は、電池
1と並列に電圧制御回路4を接続すると共に、電池1と
感熱遮断部材3とPTC2とスイッチング素子5を閉ル
ープとなるように直列に接続している。さらに、感熱遮
断部材3を電池1と出力端子9との間に接続している。
【0025】これ等の図に示すパック電池は、図3ない
し図6に示すパック電池と同じように、充電された電池
電圧が設定電圧よりも高くなると、感熱遮断部材3がオ
ンからオフに切り換えられる。この回路構成のパック電
池は、感熱遮断部材3がオフになると、電池1の充電が
停止される。図15のパック電池は、感熱遮断部材3が
オフに切り換えられた後は、電圧制御回路4がスイッチ
ング素子5をオンに保持する。したがって、PTC2
は、充電器から電流が供給されて加熱状態に保持され、
感熱遮断部材3をオフ状態に保持する。電池電圧が設定
電圧よりも低くなり、あるいはパック電池が充電器から
外されてリセットスイッチ6が操作されると、電圧制御
回路4はスイッチング素子5をオンからオフに切り換え
る。この状態になると、PTC2が加熱されなくなっ
て、感熱遮断部材3はオンに切り換えられる。
【0026】図16のパック電池は、電池電圧が高くな
って、感熱遮断部材3がオフに切り換えられた後は以下
の動作をする。充電が停止されても、電池電圧が設定電
圧よりも高いと、電圧制御回路4はスイッチング素子5
をオンに保持する。スイッチング素子5がオン状態にあ
ると、PTC2は充電器から電流が供給されて加熱状態
を保持する。したがって、感熱遮断部材3はオフ状態に
保持される。電池1の電圧が低下して設定電圧よりも低
くなると、電圧制御回路4はスイッチング素子5をオフ
に切り換える。この状態になると、PTC2が加熱され
なくなり、感熱遮断部材3はオフからオンに復帰する。
また、パック電池が充電器から外されても、PTC2が
加熱されなくなって感熱遮断部材3はオフからオンに復
帰する。
【0027】
【発明の効果】本発明のパック電池は、充電された電池
の電圧が設定電圧よりも高くなると、スイッチング素子
がオンになってPTCを加熱し、このPTCが感熱遮断
部材を加熱してオフに切り換える。したがって、電池電
圧が設定電圧よりも高くなると、速やかに、しかも確実
に電池の充電を停止する。とくに、本発明のパック電池
は、シャントレギュレータで直接に感熱遮断部材を加熱
するのではなく、電圧制御回路でPTCに接続している
スイッチング素子をオンに切り換え、PTCが感熱遮断
部材を加熱して電池の電流を遮断する。PTCは、シャ
ントレギュレータのツェナーダイオードに比較して耐熱
特性、とくに高温に加熱して優れた安定性がある。した
がって、使用部品の安全マージンを大きくして、電池の
過充電を確実に防止できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のパック電池の回路図
【図2】本発明の実施例のパック電池の概略断面図
【図3】本発明の実施例1のパック電池の回路図
【図4】本発明の実施例2のパック電池の回路図
【図5】本発明の実施例3のパック電池の回路図
【図6】本発明の実施例4のパック電池の回路図
【図7】本発明の実施例5のパック電池の回路図
【図8】本発明の実施例6のパック電池の回路図
【図9】本発明の実施例7のパック電池の回路図
【図10】本発明の実施例8のパック電池の回路図
【図11】本発明の実施例9のパック電池の回路図
【図12】本発明の実施例10のパック電池の回路図
【図13】本発明の実施例11のパック電池の回路図
【図14】本発明の実施例12のパック電池の回路図
【図15】本発明の実施例13のパック電池の回路図
【図16】本発明の実施例14のパック電池の回路図
【符号の説明】
1…電池 2…PTC 3…感熱遮断部材 4…電圧制御回路 5…スイッチング素子 6…リセットスイッチ 7…差動アンプ 8…基準電源 9…出力端子 10…プリント基板 11…熱伝導樹脂 12…保護回路 13…シャントレギュレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G003 BA01 CA14 CB01 FA04 5G053 AA09 BA04 BA07 CA01 5H022 CC09 CC12 KK01 5H030 AA03 AS06 BB01 5H040 AA00 AY08 DD08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次電池(1)と直列に接続されると共
    に、設定温度よりも高温に加熱されるとオフになって二
    次電池(1)に流れる電流を遮断する感熱遮断部材(3)と、
    この感熱遮断部材(3)に熱結合されて感熱遮断部材(3)を
    加熱するPTC(2)と、このPTC(2)に直列に接続して
    いるスイッチング素子(5)と、このスイッチング素子(5)
    を電池電圧でオンオフに制御する電圧制御回路(4)とを
    備え、充電している二次電池(1)の電圧が設定電圧より
    も高くなると、電圧制御回路(4)がスイッチング素子(5)
    をオンに切り換えてPTC(2)に通電し、通電されて発
    熱するPTC(2)が感熱遮断部材(3)を加熱してオフに切
    り換えて二次電池(1)の電流を遮断するようにしてなる
    パック電池。
  2. 【請求項2】 感熱遮断部材(3)が機械的にオンオフに
    切り換えられる接点を有し、あるいは温度が高くなると
    電気抵抗が急激に増加するPTCのいずれかである請求
    項1に記載されるパック電池。
  3. 【請求項3】 PTC(2)とスイッチング素子(5)と二次
    電池(1)を、閉ループを構成するように互いに直列に接
    続すると共に、電圧制御回路(4)をパック電池の出力端
    子(9)に接続しており、電池電圧が設定電圧よりも高く
    なると、電圧制御回路(4)がスイッチング素子(5)をオン
    に切り換え、スイッチング素子(5)がオンになると二次
    電池(1)がPTC(2)に通電して加熱する請求項1に記載
    されるパック電池。
  4. 【請求項4】 感熱遮断部材(3)が、一方の端子をパッ
    ク電池の出力端子(9)に、他方の端子をPTC(2)と二次
    電池(1)の接続部に接続している請求項1に記載される
    パック電池。
  5. 【請求項5】 二次電池(1)と感熱遮断部材(3)とPTC
    (2)とスイッチング素子(5)が閉ループを構成するように
    互いに直列に接続している請求項1に記載されるパック
    電池。
  6. 【請求項6】 二次電池(1)と感熱遮断部材(3)とPTC
    (2)とスイッチング素子(5)が閉ループを構成するように
    互いに直列に接続すると共に、電圧制御回路(4)をパッ
    ク電池の出力端子(9)に接続しており、電池電圧が設定
    電圧よりも高くなると、電圧制御回路(4)がスイッチン
    グ素子(5)をオンに切り換え、スイッチング素子(5)がオ
    ンになると、二次電池(1)が感熱遮断部材(3)を介してP
    TC(2)に通電して加熱する請求項1に記載されるパッ
    ク電池。
  7. 【請求項7】 電圧制御回路(4)が感熱遮断部材(3)を介
    してパック電池の出力端子(9)に接続されてなる請求項
    1に記載されるパック電池。
  8. 【請求項8】 PTC(2)がパック電池の出力端子(9)に
    接続され、スイッチング素子(5)がオンに切り換えられ
    る状態で、PTC(2)が出力端子(9)から入力される電流
    で加熱される請求項1に記載されるパック電池。
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