JP2006304487A - 二次電池の保護回路及び電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡素な回路で二次電池を過剰な充電や過大な放電電流から保護することができる保護回路を提供する。
【解決手段】 二次電池6を接続するための接続端子T3と、二次電池6を充電する充電装置及び/又は二次電池6からの放電電流により駆動される負荷機器を接続するための接続端子T1と、接続端子T1及び接続端子T3の間に介設され、予め設定された所定の温度を超えた場合にオフするバイメタルスイッチSW1と、バイメタルスイッチSW1を加熱するためのヒータR2と、二次電池6により接続端子T3に印加された電圧が、予め設定された基準電圧を超えた場合にヒータR2を発熱させてバイメタルスイッチSW1をオフさせる集積回路IC1とを備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、二次電池を過剰な充電や過大な放電電流から保護する保護回路、およびこれを備えた電池パックに関する。
図10は、背景技術に係る電池パックの構成を示す回路図である。図10に示す電池パック101は、保護回路102と、二次電池103とを備えている。二次電池103は、例えばリチウムイオン二次電池、リチウムポリマー二次電池、ニッケル水素二次電池、あるいはニッケルカドミウム二次電池等の充電可能な二次電池である。このような二次電池は、過剰に充電されたり放電電流が過大になったりすると、サイクル寿命等の特性が劣化したり、電池の膨張や変形等を招いたりする場合がある。そこで、電池パック101は、二次電池103を過剰な充電や、過大な放電電流から保護する保護回路102を備えている(例えば、特許文献1参照。)。
保護回路102は、外部接続端子104,105と、FET(Field Effect Transistor)106,107と、基準電圧源108,109と、コンパレータ110,111と、抵抗112と、論理回路113とを備えている。
外部接続端子104,105は、二次電池103を充電するための充電装置を接続したり、二次電池103からの放電電流により駆動される携帯電話機やデジタルカメラ等のモバイル機器、電動工具、ロボット、電動自転車等の駆動用電源を接続したりするための接続端子である。そして、外部接続端子104と、二次電池103と、FET106と、FET107と、外部接続端子105とが直列に接続されている。
FET106は、寄生ダイオードのアノードが二次電池103側になる方向にされており、FET107は、寄生ダイオードのアノードが外部接続端子105側になる方向にされている。そして、FET106は、二次電池103の放電電流が過大になった場合に放電電流を遮断する過放電保護用のスイッチとして用いられ、FET107は、二次電池103が過充電になった場合に充電電流を遮断する過充電保護用のスイッチとして用いられる。
また、二次電池103の正極端子がコンパレータ110の+端子に印加され、基準電圧源108から出力された基準電圧Vref1がコンパレータ110の−端子に印加され、コンパレータ110の出力端子が論理回路113に接続されている。基準電圧Vref1としては、二次電池103の過充電を検出するための電圧が設定されている。そして、コンパレータ110は、外部接続端子104,105に接続された図略の充電装置によって二次電池103が充電され、二次電池103の端子電圧が基準電圧Vref1を超えると、過充電を示す検知信号を論理回路113へ出力するようになっている。
また、FET106とFET107との接続点が、抵抗112を介してコンパレータ111の−端子に接続され、基準電圧源109から出力された基準電圧Vref2がコンパレータ111の+端子に印加されている。これにより、二次電池103からの放電電流がFET106を流れ、FET106のオン抵抗により生じた電圧降下が抵抗112を介してコンパレータ111の−端子へ印加される。また、基準電圧Vref2は、例えば二次電池103の特性劣化を招かない範囲での最大の放電電流がFET106を流れた場合にFET106のオン抵抗で生じる電圧降下に相当する電圧が設定されている。
そして、コンパレータ111は、例えば外部接続端子104,105が、金属片に接触したり、外部接続端子104,105に接続された負荷機器が故障したりすること等によって短絡し、二次電池103から過大な放電電流が流れると、FET106における電圧降下の上昇を検知して、過電流の放電を示す検知信号を論理回路113へ出力するようになっている。
論理回路113は、コンパレータ110から過充電を示す検知信号が出力されると、二次電池103の充電を停止させるべくFET107をオフさせ、コンパレータ111から過電流の放電を示す検知信号が出力されると、二次電池103の放電を停止させるべくFET106をオフさせる。これにより、保護回路102は、二次電池103を、過剰な充電や過電流の放電から保護するようになっている。
また、このように二次電池を過剰な充電や、過電流の放電から保護する保護回路としては、図11に示す電池パック121のように、二次電池122とバイメタルスイッチ123とを直列に接続し、例えば外部接続端子124,125に接続された充電装置126が故障した場合等、充電が過剰となって二次電池122が発熱したりバイメタルスイッチ123が自己発熱したりすることによって、バイメタルスイッチ123が加熱されると、バイメタルスイッチ123がオフして充電電流を遮断し、二次電池122を保護するようにしたものが知られている。
また、図12に示す電池パック131のように、所定の温度を超えた場合にオフするサーミスタであるPTC(Positive Temperature Coefficient)素子であるPTC素子132を用いて、二次電池133とPTC素子132とを直列に接続し、例えば外部接続端子134,135に接続された充電装置136が故障した場合等、充電が過剰となって二次電池133が発熱したりPTC素子132が自己発熱したりすることによって、PTC素子132が加熱されると、PTC素子132がオフして充電電流を遮断し、二次電池133を保護するようにしたものが知られている。
図13は、背景技術に係る電池パックの他の構成を示す回路図である。図13に示す電池パック141は、例えば電動工具、電動自転車、あるいはロボット等、大きな負荷電流、例えば100A(1kW)を流す電気機器に用いられる電池パックである。電池パック141は、保護回路142と、二次電池143〜146とを備えている。二次電池143〜146は、電池パック101における二次電池103と同様の二次電池で、出力電力を増大させるべく、複数の二次電池143〜146が直列に接続されている。
保護回路142は、外部接続端子147,148と、FET149,150と、基準電圧源151〜159と、コンパレータ160〜168と、アンドゲート169,170と、抵抗171と、論理回路172とを備えている。
外部接続端子147,148は、電池パック101における外部接続端子104,105と同様の接続端子である。そして、外部接続端子147と、二次電池143〜146と、FET149と、FET150と、外部接続端子148とが直列に接続されている。
FET149は、電池パック101におけるFET106と同様、二次電池143〜146の放電電流が過大になった場合に放電電流を遮断する過放電保護用のスイッチとして用いられ、FET150は、電池パック101におけるFET107と同様、二次電池143〜146が過充電になった場合に充電電流を遮断する過充電保護用のスイッチとして用いられる。
コンパレータ160,162,164,166は、二次電池143,144,145,146の過充電を検出するためのコンパレータで、コンパレータ161,163,165,167は、二次電池143,144,145,146の過放電を検出するためのコンパレータである。
そして、コンパレータ160,162,164,166によって、二次電池143,144,145,146の出力電圧と基準電圧源151,152,153,154から出力される基準電圧とがそれぞれ比較されてその比較結果を示す信号がアンドゲート169へ出力される。そして、二次電池143,144,145,146の出力電圧が各基準電圧を超えると、過充電が検出されてアンドゲート169の出力電圧がローレベルで論理回路172へ出力され、論理回路172によってFET150がオフされて、二次電池143,144,145,146が過充電から保護される。
同様に、コンパレータ161,163,165,167によって、二次電池143,144,145,146の出力電圧と基準電圧源155,156,157,158から出力される基準電圧とがそれぞれ比較されてその比較結果を示す信号がアンドゲート170へ出力される。そして、二次電池143,144,145,146の出力電圧が各基準電圧を下回ると、過放電が検出されてアンドゲート169の出力電圧がハイレベルで論理回路172へ出力され、論理回路172によってFET149がオフされて、二次電池143,144,145,146が過放電から保護される。
また、FET149とFET150との接続点が、抵抗171を介してコンパレータ168の+端子に接続され、基準電圧源159から出力された基準電圧がコンパレータ168の−端子に印加されている。これにより、二次電池143〜146からの放電電流がFET149を流れ、FET149のオン抵抗により生じた電圧降下が抵抗171を介してコンパレータ168の+端子へ印加される。また、基準電圧源159は、例えば二次電池143〜146の特性劣化を招かない範囲での最大の放電電流がFET149を流れた場合にFET149のオン抵抗で生じる電圧降下に相当する電圧が設定されている。
そして、コンパレータ168は、二次電池143〜146から過大な放電電流が流れると、FET149における電圧降下の上昇を検知して、過電流の放電を示す検知信号を論理回路172へ出力するようになっている。
論理回路172は、コンパレータ168から過電流の放電を示す検知信号が出力されると、二次電池143〜146の放電を停止させるべくFET149をオフさせる。これにより、保護回路142は、二次電池143〜146を、過剰な充放電や過電流の放電から保護するようになっている。
特開平4−75430号公報
しかしながら、図10に示す保護回路102は、FETには寄生ダイオードが有るために、電流の流れる方向が異なる放電電流と充電電流とを一つのFETで遮断することができず、放電電流を遮断するFET106と、充電電流を遮断するFET107とを備える必要があった。また、過充電を検出するために基準電圧源108とコンパレータ110とを必要とし、過大な放電電流を検出するために基準電圧源109とコンパレータ111と抵抗112とを必要とし、コンパレータ110,111の出力信号に基づき2つのFET106,107をオンオフさせる論理回路113を必要とするため、保護回路102の回路規模が増大するという不都合があった。
特に、図13に示す電池パック141のように、大きな負荷電流を流す必要のある場合には、FET149,150として電流定格の大きなトランジスタを使用する必要があるためFET149,150が大型化し、かつコストが上昇するという不都合があった。さらに、二次電池を直列接続して出力電圧を増大すると、FET149,150の耐電圧を増大させる必要があるが、耐電圧の高いトランジスタはオン抵抗が増大する傾向があるため、FET149,150における電力損失が増大するという不都合があった。
また、図11や図12に示すように、バイメタルスイッチやPTC素子等の温度によって動作する温度スイッチを二次電池と直列に接続することで二次電池を過充電から保護する構成では、過充電を検出する精度が低いため、例えば充電電圧の制御精度の低い粗悪な充電装置によって電池パックの充電が行われた場合のように、温度が急激に上昇しない程度の充電電流で二次電池の充電が継続すると、温度スイッチが動作しないまま二次電池が過充電され、二次電池の特性が劣化したり、電池の膨張や変形等を招いたりするおそれがあるという不都合があった。
本発明は、このような問題に鑑みて為された発明であり、簡素な回路で二次電池を過剰な充電や過大な放電電流から保護することができる保護回路を提供することを目的とする。そして、このような保護回路を備えた電池パックを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の第1の手段に係る二次電池の保護回路は、二次電池を接続するための第1の接続端子と、前記二次電池を充電する充電装置及び/又は前記二次電池からの放電電流により駆動される負荷機器を接続するための第2の接続端子と、前記第1及び第2の接続端子間に設けられ、予め設定された所定の温度を超えた場合にオフする感熱スイッチと、前記感熱スイッチを加熱するためのヒータと、前記第1の接続端子の電圧が、予め設定された基準電圧を超えた場合に前記ヒータを発熱させて前記感熱スイッチをオフさせる過充電保護制御部とを備えることを特徴としている。
また、上述の二次電池の保護回路において、前記ヒータは、温度の増減に応じて抵抗値が増減するPTCサーミスタであることを特徴としている。
また、上述の二次電池の保護回路において、前記感熱スイッチは、バイメタルスイッチ、形状記憶合金を用いたスイッチ、及び形状記憶樹脂を用いたスイッチのうちから選ばれた1種であることを特徴としている。
また、上述の二次電池の保護回路において、前記感熱スイッチと直列に接続されたヒューズをさらに備え、前記感熱スイッチは、前記ヒューズよりも先にオフするべく動作条件が設定されていることを特徴としている。
そして、本発明の第2の手段に係る電池パックは、上述の二次電池の保護回路と、前記二次電池の保護回路における第1の接続端子に接続された二次電池と、前記二次電池を収容する有底の容器と、前記保護回路を構成する配線パターンを備えた外部端子接続ユニットとを備え、前記保護回路は、前記外部端子接続ユニットに形成されていることを特徴としている。
また、上述の電池パックにおいて、前記配線パターンは、前記外部端子接続ユニットにおける前記容器に収容された二次電池と対向する側の表面に印刷形成されていることを特徴としている。
また、上述の電池パックにおいて、前記感熱スイッチは、前記外部端子接続ユニットにおける前記容器に収容された二次電池と対向する位置に配設されることを特徴としている。
また、上述の電池パックにおいて、前記過充電保護制御部を覆うように設けられた導電性のカバーをさらに備え、前記カバーは、前記過充電保護制御部を跨いで前記過充電保護制御部の両側に形成された配線パターン間を接続するべく取り付けられていることを特徴としている。
また、上述の電池パックにおいて、前記感熱スイッチと直列に接続されたヒューズをさらに備え、前記感熱スイッチは、前記ヒューズよりも先にオフするべく動作条件が設定されており、前記ヒューズは、前記カバーにおける前記容器に収容された二次電池と対向する位置に配設されていることを特徴としている。
また、上述の電池パックにおいて、前記感熱スイッチは、バイメタル、形状記憶合金、及び形状記憶樹脂のうちから選ばれた1種の温度に応じた変形によって駆動される可動切片を備え、前記外部端子接続ユニットにおける前記容器に収容された二次電池と対向する側の表面に、前記可動切片を支持する支持部材が形成されていることを特徴としている。
このような構成の二次電池の保護回路は、第1の接続端子から第2の接続端子へ放電された電流が所定の電流値を超えた場合に感熱スイッチが自己発熱によりオフして放電電流を遮断するので、二次電池を過大な放電電流から保護することができる。また、第1の接続端子に印加された電圧が予め設定された基準電圧を超えた場合に、過充電保護制御部によってヒータが発熱され、ヒータにより感熱スイッチが加熱されることによって感熱スイッチがオフして充電電流を遮断するので、二次電池を過剰な充電から保護することができる。また、放電電流と充電電流とを一つの感熱スイッチにより遮断することができるので、回路を簡素化することができる。
また、上述の二次電池の保護回路によれば、ヒータは、温度の増減に応じて抵抗値が増減するPTCサーミスタなので、ヒータを発熱させるとその自己発熱により抵抗値が増大してヒータを流れる電流が減少する結果、ヒータが過度に発熱することを抑制することができる。
また、上述の二次電池の保護回路によれば、感熱スイッチとしてバイメタルスイッチ、形状記憶合金を用いたスイッチ、及び形状記憶樹脂を用いたスイッチのうちから選ばれた1種が用いられるので、感熱スイッチを予め設定された所定の温度を超えた場合にオフすると共に二次電池の充放電電流が予め設定された所定の電流値を超えた場合に自己発熱によりオフさせることができる。
また、上述の二次電池の保護回路によれば、感熱スイッチはヒューズよりも先にオフするので、感熱スイッチが故障していなければヒューズが溶断することがなく、二次電池の保護動作を繰り返し行うことができる。また、感熱スイッチが故障していれば、ヒューズが溶断することにより二次電池の保護動作を行うことができるので、保護動作の信頼性を向上させることができる。
そして、このような構成の電池パックは、上述の二次電池の保護回路が外部端子接続ユニットに形成され、当該保護回路によって、有底の容器に収容された二次電池を過剰な充電や過大な放電電流から保護することができる。
また、上述の電池パックによれば、上述の保護回路を構成する配線パターンは、外部端子接続ユニットにおける容器に収容された二次電池と対向する側の表面に印刷形成されているので、保護回路を構成するために別途基板を必要とせず、保護回路を小型化することができる。
また、上述の電池パックによれば、感熱スイッチは、外部端子接続ユニットにおける容器に収容された二次電池と対向する位置に配設されるので、充放電により二次電池が発熱すると感熱スイッチが加熱される。そして、感熱スイッチの温度が予め設定された所定の温度を超えると、感熱スイッチがオフして二次電池の充放電電流が遮断されるので、二次電池を過剰な充電や過大な放電電流から保護することができる。
また、上述の電池パックによれば、導電性のカバーによって過充電保護制御部が覆われており、このカバーによって、過充電保護制御部の両側に形成された配線パターン間が接続されるので、過充電保護制御部が取り付られる平面上における配線パターンの占有面積が縮小され、保護回路を小型化することができる。
また、上述の電池パックによれば、ヒューズは、カバーにおける容器に収容された二次電池と対向する位置に配設されているので、二次電池の発熱によりヒューズを加熱することが容易となる。
また、上述の電池パックによれば、感熱スイッチはバイメタルスイッチ、形状記憶合金を用いたスイッチ、及び形状記憶樹脂を用いたスイッチのうちから選ばれた1種であり、これらの感熱スイッチの可動切片は、外部端子接続ユニットにおける容器に収容された二次電池と対向する側の表面に設けられた支持部材により支持されるので、これらの感熱スイッチを個別部品として構成する必要がなく、これらの感熱スイッチを小型化することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係る電池パックの一例を示す分解斜視図である。図1に示す電池パック1は、有底筒状の容器2と、外部端子接続ユニット3と、容器2と外部端子接続ユニット3との間に挿入される板状のスペーサ4とを備えている。容器2は、二次電池6が収容され、かしめ封口されており、二次電池6に凸状に設けられた正極端子61が容器2の開口端から突出するようにされている。また、容器2は、ニッケルメッキを表面に施した鋼板から構成されており、二次電池6の負極が容器2の内部で容器2と接続されている。
外部端子接続ユニット3は、例えば樹脂成形されたケース31を備えて構成され、充電装置や負荷機器を接続するための接続端子T1,T2がケース31の表面に露出して設けられている。また、接続端子T2と接続された、例えば板状の金属により構成された接続端子T4が、容器2と接続される方向に突出して設けられている。
図2は、図1に示す電池パック1の電気的構成の一例を示す回路図である。図1に示す電池パック1は、保護回路5と、二次電池6とを備えている。二次電池6は、例えばリチウムイオン二次電池、リチウムポリマー二次電池、ニッケル水素二次電池、あるいはニッケルカドミウム二次電池等の充電可能な二次電池である。保護回路5は、二次電池6を過剰な充電や、過大な放電電流から保護する保護回路である。
保護回路5は、外部端子接続ユニット3の内部に配設されており、接続端子T1〜T4と、バイメタルスイッチSW1と、温度ヒューズF1と、コンパレータCMP1と、基準電圧源E1と、抵抗R1と、トランジスタQ1と、ヒータR2とを備えている。接続端子T1(第2の接続端子)及び接続端子T2は、二次電池6を充電する図略の充電装置及び/又は二次電池6からの放電電流により駆動される負荷機器を接続するための接続端子である。負荷機器は、例えば携帯電話機、デジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯型パーソナルコンピュータ、電動工具等、電池で駆動される種々の電気機器である。
バイメタルスイッチSW1は、予め設定された所定の動作温度Tsw1を超えた場合にオフすると共に二次電池6の充放電電流が予め設定された所定の遮断電流値Isw1を超えた場合に自己発熱によりオフする感熱スイッチの一例であり、動作温度Tsw1は、例えば二次電池6の特性を劣化させない温度範囲における最高温度が設定され、遮断電流値Isw1としては、二次電池6の特性劣化を招かない範囲での最大の放電電流値が設定されている。バイメタルスイッチSW1は、温度が上昇してオフした後、温度が低下すれば再びオンする復帰形の感熱スイッチである。なお、感熱スイッチとしては、バイメタルスイッチに代えて、バイメタルスイッチにおけるバイメタルの代わりに形状記憶合金を用いたスイッチ(例えば、実公平7−4770、特開平11−224579に記載のもの)や、形状記憶樹脂を用いたスイッチを、同様にして用いることができる。
形状記憶合金としては、ニッケル−チタン合金系、銅−亜鉛−アルミニウム合金などの熱弾性型マルテンサイト変態および逆変態に基づき、復元力を有する形状記憶合金であれば良く、これらの合金がその変形された形状より復元された形状に変化する形状変化温度範囲は、形状記憶合金の組成を適宜に選定した熱処理プロセスを変更することにより変更可能である。
形状記憶樹脂としては、架橋または部分結晶化させた固定相と可逆相が混在しているポリエステル、ポリウレタン、スチレン・ブタジエン、トランスポリイソプレンなどの樹脂を用いることができる。
ヒータR2は、例えば正の温度特性、すなわち温度の増減に応じて抵抗値が増減するPTC(Positive Temperature Coefficient)サーミスタが用いられる。これにより、ヒータR2に電圧を印加すると、ヒータR2の自己発熱によってヒータR2の抵抗値が増大し、ヒータR2を流れる電流が減少する結果、ヒータR2の温度は最終的に、最終到達温度Thで一定となる。最終到達温度Thは、バイメタルスイッチSW1の動作温度Tsw1を超える温度であって、二次電池6や保護回路5を損傷しない程度の温度が設定されている。これにより、ヒータR2の温度が上昇しすぎて温度ヒューズF1を溶断したり、ヒータR2の発熱によって二次電池6や保護回路5を損傷したりすることを抑制することができる。
温度ヒューズF1は、二次電池6と近接して、あるいは絶縁物を挟んで密着されて配設され、二次電池6が過充電や過大な放電によって発熱した場合に、その熱で溶断する温度ヒューズである。温度ヒューズF1の溶断する動作温度Tfuse1は、バイメタルスイッチSW1の動作温度Tsw1よりも高い温度に設定されている。また、温度ヒューズF1の動作速度は、バイメタルスイッチSW1よりも遅くなるように、溶断特性が設定されている。温度ヒューズF1は、一度溶断したら、導通状態に復帰することのない非復帰形の感熱スイッチである。この場合、バイメタルスイッチSW1の動作温度Tsw1と、ヒータR2の最終到達温度Thと、温度ヒューズF1の動作温度Tfuse1とは、下記式(1)で示す関係となる。
Tsw1<Th<Tfuse1 ・・・(1)
また、バイメタルスイッチSW1及び温度ヒューズF1の動作温度、及び動作速度の設定は、バイメタルスイッチSW1及び温度ヒューズF1自体の部品の特性を設定するほか、バイメタルスイッチSW1を温度ヒューズF1よりも先に動作させるために、例えばバイメタルスイッチSW1と二次電池6との間の熱抵抗が温度ヒューズF1と二次電池6との間の熱抵抗よりも小さくなるようにバイメタルスイッチSW1と二次電池6とを近接させたり密着させたりする構成によってもよく、例えば、バイメタルスイッチSW1の接点抵抗や可動切片における抵抗を上昇させて自己発熱量を増大させたり、バイメタルスイッチSW1が放熱する際の周囲に対する熱抵抗を増大させたり、バイメタルスイッチSW1を小型化して熱容量を低減させたりすることによってバイメタルスイッチSW1を自己発熱により温度上昇し易い構成としてもよい。
また、温度ヒューズF1の動作をバイメタルスイッチSW1より遅らせるために、例えば温度ヒューズF1が放熱する際の周囲に対する熱抵抗を減少させたり、例えば温度ヒューズF1に熱伝導性のよい材料を接触させる等の方法により温度ヒューズF1を大型化することなく温度ヒューズF1のみかけの熱容量を増大させたりすることによって、温度ヒューズF1を温度上昇し難い構成としてもよい。
図3は、上記式(1)を満たすようにバイメタルスイッチSW1及び温度ヒューズF1の動作温度、及び動作速度を設定した場合における電流値と、動作時間との一例を示すグラフである。図3に示すグラフにおいて、縦軸は、バイメタルスイッチSW1及び温度ヒューズF1に流れる電流値、横軸は、縦軸の電流を流してからバイメタルスイッチSW1及び温度ヒューズF1が動作するまでの時間である。
図3において、グラフG1〜G3は、電池パック1を組み立てた状態におけるバイメタルスイッチSW1に流れる電流値と、動作時間との関係の一例を示すグラフである。グラフG1は周囲温度が−30℃の場合、グラフG2は周囲温度が0℃の場合、グラフG3は周囲温度が25℃の場合、グラフG4は周囲温度が70℃の場合を示している。また、グラフG5〜G10は、電池パック1を組み立てた状態における温度ヒューズF1に流れる電流値と、動作時間との関係の一例を示すグラフである。グラフG5は周囲温度が65℃の場合における最小値、グラフG6は周囲温度が65℃の場合における平均値、グラフG7は周囲温度が65℃の場合における最大値、グラフG8は周囲温度が25℃の場合における最小値、グラフG9は周囲温度が25℃の場合における平均値、グラフG10は周囲温度が25℃の場合における最大値を示している。また、グラフG11は、バイメタルスイッチSW1の部品単体での特性を示している。なお、図3に示すデータの測定に際して、温度ヒューズF1は、パナソニックエレクトロニックデバイス(株)製EYP2ML098を用いた。
図2に戻って、接続端子T1は、バイメタルスイッチSW1、温度ヒューズF1、接続端子T3(第1の接続端子)を介して二次電池6の正極に接続され、二次電池6の負極は、接続端子T4を介して接続端子T2に接続されている。また、接続端子T3はコンパレータCMP1の電源供給端子に接続され、接続端子T4はコンパレータCMP1のグラウンド端子に接続されて、二次電池6からコンパレータCMP1の動作用電源電圧が供給されるようになっている。
接続端子T3は抵抗R1を介してコンパレータCMP1の+端子に接続され、接続端子T4は基準電圧源E1の負極に接続され、基準電圧源E1の正極はコンパレータCMP1の−端子に接続され、コンパレータCMP1の出力端子はトランジスタQ1のゲート端子に接続されている。
基準電圧源E1は、二次電池6の過充電を検出するための判断基準となる基準電圧Vref1を出力する電圧発生回路である。これにより、コンパレータCMP1の−端子に基準電圧Vref1が印加され、接続端子T3,T4間の端子電圧、すなわち二次電池6の充電電圧Vbが基準電圧Vref1を超えるとコンパレータCMP1によってトランジスタQ1のゲート電圧がハイレベルにされ、トランジスタQ1がオンされて、ヒータが発熱するようになっている。
また、コンパレータCMP1は、充電電圧Vbが基準電圧Vref1付近となった場合におけるノイズの影響を低減するために、入力電圧にヒステリシスを有するコンパレータが用いられている。そして、コンパレータCMP1、抵抗R1、及び基準電圧源E1は、例えば集積化されて構成され、集積回路IC1にされている。この場合、集積回路IC1は、過充電保護制御部の一例に相当している。
接続端子T1は、ヒータR2を介してトランジスタQ1のドレインに接続され、トランジスタQ1のソースは接続端子T4に接続されている。
図4は、図2に示す保護回路5の機械的構成の一例を示す外観斜視図である。図4に示す保護回路5は、例えばプリント配線基板PR1の表面に、集積回路IC1、トランジスタQ1、及びヒータR2が配設され、ヒータR2の上にプリント配線基板PR2を介してバイメタルスイッチSW1が配設されている。これにより、ヒータR2が発熱すると、バイメタルスイッチSW1が加熱されるようになっている。
また、プリント配線基板PR1の一端部から接続端子T1が引き出され、例えば屈曲加工されて接続端子T1の一部が外部端子接続ユニット3の開口部から外部に露出するようにされている。そして、プリント配線基板PR1の他端部に、温度ヒューズF1の一方の板状にされたリード線が接続されると共に屈曲され、絶縁シートPR3を挟んで温度ヒューズF1とプリント配線基板PR1とが対向するようにされている。さらに、温度ヒューズF1の他方の板状にされたリード線が接続端子T3として用いられるようになっている。また、絶縁シートPR3との間に温度ヒューズF1を挟むように、絶縁シートPR4が設けられている。
そして、保護回路5は、図1に示す外部端子接続ユニット3の内部に、温度ヒューズF1が容器2に収容された二次電池6と対向する向きに配設されている。さらに、間にスペーサ4を挟んで容器2と外部端子接続ユニット3とが組み合わされる。そして、正極端子61が、スペーサ4に設けられた開口部を貫通して外部端子接続ユニット3に設けられた接続端子T3と、例えばスポット溶接により接続される。また、接続端子T2と接続された接続端子T4と、二次電池6の負極と接続された容器2の開口端部とが例えばスポット溶接により接続され、二次電池6の負極と接続端子T2とが導通するようになっている。また、保護回路5は、温度ヒューズF1が二次電池6と対向するように配設されており、二次電池6が発熱すると、温度ヒューズF1が加熱されるようになっている。
次に、上述のように構成された保護回路5の動作について説明する。まず、保護回路5による過充電の保護動作について説明する。まず、バイメタルスイッチSW1がオンしている状態で接続端子T1,T2に図略の充電装置が接続され、充電装置から充電電圧Vbが接続端子T1,T2間に印加されると、バイメタルスイッチSW1、温度ヒューズF1、及び接続端子T3を介して二次電池6へ充電電圧Vbによる充電が行われる。
充電電圧Vbは、正常時は例えば最大4.2Vである。そして、基準電圧源E1は、基準電圧Vref1として例えば4.3VをコンパレータCMP1へ出力するように設定されている。
そして、例えば図略の充電装置が故障したり充電装置の出力電圧精度が低いために充電電圧Vbが4.3Vを超えると、コンパレータCMP1によってトランジスタQ1がオンされ、ヒータR2に電流が流れてバイメタルスイッチSW1が加熱される。そして、バイメタルスイッチSW1の温度が動作温度Tsw1に達すると、バイメタルスイッチSW1がオフして充電電流が遮断され、二次電池6が過充電から保護される。
次に、バイメタルスイッチSW1がオフして充電電流が遮断されることによって、接続端子T3の電圧が基準電圧Vref1以下になると、コンパレータCMP1によってトランジスタQ1がオフされ、ヒータR2に流れる電流がゼロにされる。そして、自然冷却によりバイメタルスイッチSW1の温度が復帰温度を下回ると、バイメタルスイッチSW1がオンして過充電保護状態から通常状態に復帰する。
この場合、コンパレータCMP1によって過充電が検出され、ヒータR2によりバイメタルスイッチSW1を加熱することによってバイメタルスイッチSW1をオフさせるので、例えば図11や図12に示すように二次電池と直列に接続された温度スイッチのみによって過充電保護を行う場合よりも過充電を検出する精度を向上させることができ、過充電保護動作が行われないまま二次電池6が過充電されたり、二次電池6の特性が劣化したり、二次電池6の膨張や変形等を招いたりするおそれを低減することができる。
次に、二次電池6からの放電電流が過大になった場合の保護回路5による保護動作について説明する。まず、バイメタルスイッチSW1がオンしている状態で、例えば接続端子T1,T2に金属片が接触したり、接続端子T1,T2に接続された図略の携帯電話機等の負荷機器が故障したりすることによって、接続端子T1,T2が短絡、又は接続端子T1,T2間の抵抗値が低抵抗になると、二次電池6から温度ヒューズF1とバイメタルスイッチSW1とを介して放電される電流が増大し、バイメタルスイッチSW1の接点抵抗によってバイメタルスイッチSW1が加熱される。
そして、バイメタルスイッチSW1の温度が動作温度Tsw1に達すると、バイメタルスイッチSW1がオフして二次電池6の放電電流が遮断され、二次電池6が過大な放電電流から保護される。
この場合、バイメタルスイッチSW1は、温度ヒューズF1よりも先にオフするべく動作条件が設定されており、非復帰形の感熱スイッチである温度ヒューズF1を溶断させることなく復帰形の感熱スイッチであるバイメタルスイッチSW1によって二次電池6を過剰な充電や過大な放電電流から保護することができるので、例えば充電装置や負荷装置から電池パック1が取り外されて過剰な充電や過大な放電電流の原因が解消した後は、温度ヒューズF1を交換することなく繰り返し電池パック1を使用することができ、利便性を向上させることができる。
また、例えばバイメタルスイッチSW1の接点が溶着して短絡故障した場合や、集積回路IC1、トランジスタQ1、及びヒータR2のうちいずれかが故障して過充電時にバイメタルスイッチSW1をオフさせることができない場合であっても、過充電や過大な放電電流によって二次電池6が発熱すると、温度ヒューズF1が溶断し、二次電池6を保護することができるので、保護回路5の信頼性を向上させることができる。
また、感熱スイッチであるバイメタルスイッチSW1を用いて二次電池6を過剰な充電及び過大な放電電流から保護することができるので、図10に示す背景技術に係る保護回路102のように、放電電流を遮断するFET106と、充電電流を遮断するFET107と、過大な放電電流を検出するための基準電圧源109、コンパレータ111、及び抵抗112と、二つのFET106,107のオンオフを制御するための論理回路113とを必要とせず、保護回路5の回路を簡素化することができると共に、保護回路5を小型化することが容易となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る電池パックについて説明する。本発明の第2の実施形態に係る電池パック1の外観は、図1に示す電池パック1と同様である。また、本発明の第2の実施形態に係る電池パック1が備える保護回路5の電気的構成は、図2に示す保護回路5と同様である。本発明の第2の実施形態に係る保護回路5は、図4に示す保護回路5とは、機械的構成が異なる。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る保護回路5の機械的構成を説明するための説明図である。図5(a)は、保護回路5の各部品を取り付けるための配線パターンを示す図であり、図5(b)は、保護回路5の機械的構成の一例を示す断面図である。図6(a)は、図5(b)に示す保護回路5の上面図である。また、対比のため、図6(b)に図5(b)と同じ断面図を示している。
図5(a)に示す配線パターンは、外部端子接続ユニット3におけるケース31の内面、すなわち外部端子接続ユニット3と容器2とが組み合わされた場合における容器2に収容された二次電池6と対向する側の表面に、例えば金属微粒子により構成されたペースト状の導電性配線材料を用いて印刷形成されており、図4に示す保護回路5のように、プリント配線基板PR1を用いず、配線パターンが印刷形成されたケース31の内面に直接、集積回路IC1、トランジスタQ1、及びヒータR2が固着される。
これにより、図4に示す保護回路5からプリント配線基板PR1をなくすことができるので、プリント配線基板PR1の厚みだけ保護回路5を小型化することが容易となる。
また、図5(b)に示すように、外部端子接続ユニット3におけるケース31の内側には、例えばケース31と一体成形により凸状に形成された支持部材32,33が設けられている。そして、支持部材32の頂部から引き出された配線パターンP4が、例えばケース31を貫通する円柱状の金属部材34によって、ケース31の外側表面に設けられた接続端子T1と接続されている。さらに、支持部材32の頂部には、バイメタルスイッチSW1を構成する可動切片35の一端が、例えばスポット溶接により配線パターンP4と接続されて固定されている。可動切片35の他端には接点36が設けられており、接点36は、支持部材33の頂部に形成された配線パターンP5に接触するようにされている。
また、可動切片35の下部には、支持部材32と支持部材33との間に弓なりに掛け渡されたバイメタル37が設けられている。バイメタル37は、動作温度Tsw1になると、図7に示すように逆向きに反り返ることにより可動切片35を上方に跳ね上げて、接点36を配線パターンP5から引き離すようになっている。そして、支持部材32,33、可動切片35、バイメタル37、及び配線パターンP4,P5によって、バイメタルスイッチSW1が構成されている。また、このように構成されたバイメタルスイッチSW1を覆うように、防塵や絶縁を目的としたスイッチカバー38が固着されている。また、バイメタル37の下部には、略円盤状のヒータR2が配設されており、ヒータR2が発熱すると、バイメタル37が加熱されるようになっている。
これにより、ケース31と一体成形された支持部材32,33を用いてバイメタルスイッチSW1を構成することができるので、個別部品として構成されたバイメタルスイッチSW1を用いる場合よりもコストを低減することが容易となる。また、バイメタルスイッチSW1を個別部品として構成した場合におけるケースの底部が不要となるので、バイメタルスイッチSW1を小型化することができる。
また、温度ヒューズF1の接続端子を構成する導体リードP6,P7は、例えば幅広の板状にされており、導体リードP6,P7を屈曲させて、温度ヒューズF1と導体リードP6,P7とで集積回路IC1とトランジスタQ1とを覆うように温度ヒューズF1が取り付けられている。そして、集積回路IC1とトランジスタQ1との両側に設けられた配線パターンP5,P8間が、集積回路IC1とトランジスタQ1とを跨いで導体リードP6、温度ヒューズF1、及び導体リードP7を介して接続されている。
そして、温度ヒューズF1、及び導体リードP6,P7の外側表面、及び導体リードP6,P7の両側面は、例えば絶縁や防塵を目的とするシート部材39によって覆われている。
これにより、温度ヒューズF1、導体リードP6,P7、及びシート部材39は、集積回路IC1とトランジスタQ1とを覆うカバーとして機能し、温度ヒューズF1、導体リードP6,P7の他に別途カバーを備える場合と比較して、ケース31の表面上における温度ヒューズF1の実装面積を削減することができ、保護回路5を小型化することが容易となる。
また、温度ヒューズF1、導体リードP6,P7、及びシート部材39は、配線パターンP5と配線パターンP8との間で集積回路IC1及びトランジスタQ1を跨いで電流を流すジャンパ配線として用いられるので、ケース31の表面上における配線パターンの占有面積が縮小し、保護回路5を小型化することが容易となる。
また、導体リードP7には、接続端子T3が例えばスポット溶接により取り付けられている。これにより、ケース31の表面上に接続端子T3の取付面積を占有することがないので、外部端子接続ユニット3を小型化することが容易となる。
さらに、温度ヒューズF1、導体リードP6,P7を除く他の部品を、導電性配線材料を用いて印刷形成された配線パターン上に取り付けた状態で、外部端子接続ユニット3を加熱して導電性配線材料を硬化させた後に温度ヒューズF1、導体リードP6,P7を取り付けるようにすれば、導電性配線材料の硬化温度が温度ヒューズF1の動作温度Tfuse1より高温であっても、製造時に温度ヒューズF1を溶断させたり劣化させたりすることがない。
図8は、容器2と外部端子接続ユニット3とが組み合わされた状態を説明するための説明図である。図8に示すように、バイメタルスイッチSW1と温度ヒューズF1とが、容器2と外部端子接続ユニット3とが組み合わされた状態において容器2に収容された二次電池6と対向する位置に近接して配設されているので、バイメタルスイッチSW1及び温度ヒューズF1と、二次電池6との熱結合を強化することができ、二次電池6が過度に発熱した場合にバイメタルスイッチSW1及び温度ヒューズF1により二次電池6の充放電電流を遮断することができる。
これにより、例えば集積回路IC1や、トランジスタQ1、ヒータR2等の故障により、二次電池6の過充電時にヒータR2を発熱させることができない状態であっても、過充電により二次電池6が発熱すると、バイメタルスイッチSW1及び温度ヒューズF1が加熱される。そして、バイメタルスイッチSW1の温度が動作温度Tsw1に達すると、バイメタルスイッチSW1がオフして充電電流が遮断されるので、集積回路IC1や、トランジスタQ1、ヒータR2等が故障した場合であっても二次電池6を過充電から保護することができる。
また、例えばバイメタルスイッチSW1の接点が溶着して短絡故障した場合、バイメタルスイッチSW1の温度が動作温度Tsw1に達してもバイメタルスイッチSW1がオフしなくなるが、さらに二次電池6の発熱によって温度ヒューズF1が加熱され、温度ヒューズF1の温度が動作温度Tfuse1に達すると、温度ヒューズF1が溶断して充電電流が遮断されるので、バイメタルスイッチSW1が故障した場合であっても二次電池6を過充電から保護することができる。
また、温度ヒューズF1は、集積回路IC1及びトランジスタQ1とも近接して配設されるので、集積回路IC1やトランジスタQ1が過度に発熱した場合に温度ヒューズF1により二次電池6の充放電電流を遮断することが容易となる。
なお、保護回路5を構成する配線パターンは、外部端子接続ユニット3における容器2に収容された二次電池6と対向する側の表面に印刷形成されている例を示したが、保護回路5を構成する配線パターンは、外部端子接続ユニット3の表面に印刷形成される代わりにプリント配線基板上に形成され、そのプリント配線基板上に、保護回路5を構成する集積回路IC1、トランジスタQ1、及びバイメタルスイッチSW1が配設される構成としてもよく、この場合、支持部材32,33は、プリント配線基板に形成された貫通孔を貫通してプリント配線基板上に可動切片35及びバイメタル37を支持する構成としてもよい。
また、支持部材32,33は、ケース31と一体成形される例に限られず、例えば円柱状の金属部材をケース31に埋め込むことによって構成してもよい。また、温度ヒューズF1を備えず、導体リードP6と導体リードP7とが短絡された構成としてもよい。また、スイッチカバー38とシート部材39とを一体成形して一部品として構成してもよい。
また、保護回路5は、電池パック1に組み込まれて構成される例を示したが、電池パック1に組み込まれる例に限られず、例えば負荷機器に組み込まれて、負荷機器に内蔵された二次電池の保護回路として用いられてもよく、接続端子T1,T2,T3,T4は、例えば配線パターンであってもよい。
また、リチウムイオン二次電池、リチウムポリマー二次電池、ニッケル水素二次電池、あるいはニッケルカドミウム二次電池等の二次電池は、放電が進んで出力電圧が所定の放電末期電圧以下に低下した後、さらに放電を続けると、二次電池が過放電状態となってサイクル寿命等の電池特性が劣化してしまう場合がある。そこで、接続端子T1,T2に接続される携帯電話機等の負荷機器において、接続端子T1,T2間の出力電圧を検出し、接続端子T1,T2間の出力電圧が所定の放電末期電圧以下に低下した場合、接続端子T1,T2からの出力電流を遮断することが望ましい。これにより、二次電池6の過放電による特性劣化の発生を抑制することができる。
(第3実施形態)
図9は、本発明の第3の実施形態に係る電池パック1aの電気的構成の一例を示す回路図である。図9に示す電池パック1aは、例えば電動工具、電動自転車、あるいはロボット等、大きな負荷電流、例えば100A(1kW)を流す電気機器、および数分間程度の短時間での充電を行う超急速充電対応セルに用いられる電池パックである。図9に示す電池パック1aは、図2に示す電池パック1とは、二次電池6の代わりに直列に接続された二次電池62〜65を備え、集積回路IC1の代わりに集積回路IC2を備える点で異なる。この場合、集積回路IC2が過充電保護制御部の一例に相当し、集積回路IC2と温度ヒューズF1と二次電池62とを接続する配線パターンが第1の接続端子の一例に相当している。
集積回路IC2は、基準電圧源E1と同様の基準電圧源E11〜14と、コンパレータCMP1と同様のコンパレータCMP11〜CMP14と、NANDゲート7と、論理回路8とを備えている。そして、二次電池62の正極はコンパレータCMP11の−端子に接続され、コンパレータCMP11の+端子は基準電圧源E11の正極に接続され、基準電圧源E11の負極は二次電池62の負極に接続され、コンパレータCMP11の出力端子はNANDゲート7の入力端子に接続されている。
また、二次電池63の正極はコンパレータCMP12の−端子に接続され、コンパレータCMP12の+端子は基準電圧源E12の正極に接続され、基準電圧源E12の負極は二次電池63の負極に接続され、コンパレータCMP12の出力端子はNANDゲート7の入力端子に接続されている。
また、二次電池64の正極はコンパレータCMP13の−端子に接続され、コンパレータCMP13の+端子は基準電圧源E13の正極に接続され、基準電圧源E13の負極は二次電池64の負極に接続され、コンパレータCMP13の出力端子はNANDゲート7の入力端子に接続されている。
また、二次電池65の正極はコンパレータCMP14の−端子に接続され、コンパレータCMP14の+端子は基準電圧源E14の正極に接続され、基準電圧源E14の負極は二次電池65の負極に接続され、コンパレータCMP14の出力端子はNANDゲート7の入力端子に接続されている。そして、NANDゲート7の出力端子は論理回路8の信号入力端子に接続され、論理回路8の信号出力端子がトランジスタQ1のゲートに接続されている。
次に、上述のように構成された電池パック1aの動作について説明する。まず、過充電によって、二次電池62の両端電圧が基準電圧源E11の出力電圧を超えると、コンパレータCMP11の出力信号がローレベルとなり、NANDゲート7の出力信号がハイレベルで論理回路8へ出力される。そうすると、論理回路8によってトランジスタQ1がオンされ、ヒータR2に電流が流れて発熱し、バイメタルスイッチSW1がオフされて、二次電池62が過充電から保護される。
同様に、二次電池63〜65が過充電されると、コンパレータCMP12〜CMP14によって過充電が検出され、NANDゲート7及び論理回路8によって、トランジスタQ1がオンされ、ヒータR2に電流が流れて発熱し、バイメタルスイッチSW1がオフされて、二次電池63〜65が過充電から保護される。
その他の構成及び動作は、図2に示す電池パック1と同様であるので、その説明を省略する。
この場合、図9に示す保護回路5aでは、図13に示す保護回路142におけるFET149,150の代わりにバイメタルスイッチSW1を用いている。バイメタルスイッチSW1は大電流を制御することが容易であるため、FET149,150をバイメタルスイッチSW1に置き換えることは容易である。また、トランジスタQ1としては、負荷電流を流す必要がなく、ヒータR2を発熱させるための電流を流せる程度の小型のスイッチ素子を用いることができる。
これにより、図9に示す保護回路5aは、図13に示す保護回路142における電流定格の大きな、従って外形が大きなFET149,150を用いることなく、過充電、及び過大な放電電流から二次電池62〜65を保護することができ、保護回路5aの回路を簡素化することができると共に保護回路5aを小型化することが容易となる。また、耐電圧が高く、しかもオン抵抗の小さいFET149,150を用いないので、保護回路5aにおける電力損失の低減と同時にコストの低減が容易となる。
なお、図1に示した電池パック1は、ニッケルメッキを表面に施した鋼板から構成されている有底の容器2に二次電池6が収容され、容器2の開口部と封口板とが、かしめ封口により密閉されており、凸状に設けられた正極端子61が容器2の開口端から突出し、二次電池6の負極が容器2の内部で容器2と接続されている例を示したが、アルミニウム合金から構成されている有底の容器2に二次電池が収容され、容器2の開口部と封口板とがレーザー封口により密閉されており、凸状に封口板上に設けられた負極端子が容器2の開口端から突出し、二次電池6の正極が負極端子と絶縁された状態で封口板に接続されている場合は、保護回路との接続を逆にすることにより、容易に実施することができる。
本発明の保護回路及び電池パックは、簡素な回路で二次電池を過剰な充電や過大な放電電流から保護することができる保護回路及び電池パックを実現することができ、モバイル機器や駆動用電源として有用である。
本発明の一実施形態に係る電池パックの一例を示す分解斜視図である。 図1に示す電池パックの電気的構成の一例を示す回路図である。 バイメタルスイッチ及び温度ヒューズに流れる電流値と、動作時間との一例を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る保護回路の構成の一例を示す外観斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る保護回路の構成の一例を説明するための説明図である。図5(a)は、保護回路の各部品を取り付けるための配線パターンを示す図であり、図5(b)は、保護回路の機械的構成の一例を示す断面図である。 図5に示す保護回路の機械的構成の一例を示す図であり、図6(a)は保護回路の機械的構成の一例を示す上面図、図6(b)は保護回路の機械的構成の一例を示す断面図である。 可動切片の動作を説明するための説明図である。 容器と外部端子接続ユニットとが組み合わされた状態を説明するための説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る保護回路の構成の一例を示す回路図である。 背景技術に係る電池パックの構成を示す回路図である。 背景技術に係る電池パックの構成を示す回路図である。 背景技術に係る電池パックの構成を示す回路図である。 背景技術に係る電池パックの構成を示す回路図である。
符号の説明
1,1a 電池パック
2 容器
3 外部端子接続ユニット
4 スペーサ
5,5a 保護回路
6,62,63,64,65 二次電池
31 ケース
32,33 支持部材
34 金属部材
35 可動切片
36 接点
37 バイメタル
38 スイッチカバー
39 シート部材
61 正極端子
CMP1,CMP11,CMP12,CMP13,CMP14 コンパレータ
E1,E11,E12,E13,E14 基準電圧源
F1 温度ヒューズ
IC1 集積回路
P4,P5,P8 配線パターン
P6,P7 導体リード
Q1 トランジスタ
R1 抵抗
R2 ヒータ
SW1 バイメタルスイッチ
T1,T2,T3,T4 接続端子

Claims (10)

  1. 二次電池を接続するための第1の接続端子と、
    前記二次電池を充電する充電装置及び/又は前記二次電池からの放電電流により駆動される負荷機器を接続するための第2の接続端子と、
    前記第1及び第2の接続端子間に設けられ、予め設定された所定の温度を超えた場合にオフする感熱スイッチと、
    前記感熱スイッチを加熱するためのヒータと、
    前記第1の接続端子の電圧が、予め設定された基準電圧を超えた場合に前記ヒータを発熱させて前記感熱スイッチをオフさせる過充電保護制御部と
    を備えることを特徴とする二次電池の保護回路。
  2. 前記ヒータは、温度の増減に応じて抵抗値が増減するPTCサーミスタであること
    を特徴とする請求項1記載の二次電池の保護回路。
  3. 前記感熱スイッチは、バイメタルスイッチ、形状記憶合金を用いたスイッチ、及び形状記憶樹脂を用いたスイッチのうちから選ばれた1種であること
    を特徴とする請求項1又は2記載の二次電池の保護回路。
  4. 前記感熱スイッチと直列に接続されたヒューズをさらに備え、
    前記感熱スイッチは、前記ヒューズよりも先にオフするべく動作条件が設定されていること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の二次電池の保護回路。
  5. 請求項1又は2記載の二次電池の保護回路と、
    前記二次電池の保護回路における第1の接続端子に接続された二次電池と、
    前記二次電池を収容する有底の容器と、
    前記保護回路を構成する配線パターンを備えた外部端子接続ユニットとを備え、
    前記保護回路は、前記外部端子接続ユニットに形成されていること
    を特徴とする電池パック。
  6. 前記配線パターンは、前記外部端子接続ユニットにおける前記容器に収容された二次電池と対向する側の表面に印刷形成されていること
    を特徴とする請求項5記載の電池パック。
  7. 前記感熱スイッチは、前記外部端子接続ユニットにおける前記容器に収容された二次電池と対向する位置に配設されること
    を特徴とする請求項5又は6記載の電池パック。
  8. 前記過充電保護制御部を覆うように設けられた導電性のカバーをさらに備え、
    前記カバーは、前記過充電保護制御部を跨いで前記過充電保護制御部の両側に形成された配線パターン間を接続するべく取り付けられていること
    を特徴とする請求項7記載の電池パック。
  9. 前記感熱スイッチと直列に接続されたヒューズをさらに備え、
    前記感熱スイッチは、前記ヒューズよりも先にオフするべく動作条件が設定されており、
    前記ヒューズは、前記カバーにおける前記容器に収容された二次電池と対向する位置に配設されていること
    を特徴とする請求項8記載の電池パック。
  10. 前記感熱スイッチは、バイメタル、形状記憶合金、及び形状記憶樹脂のうちから選ばれた1種の温度に応じた変形によって駆動される可動切片を備え、
    前記外部端子接続ユニットにおける前記容器に収容された二次電池と対向する側の表面に、前記可動切片を支持する支持部材が形成されていること
    を特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の電池パック。
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