JP3976223B2 - 車体搬送装置および車体搬送方法 - Google Patents

車体搬送装置および車体搬送方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体を吊り下げて搬送する車体搬送装置および車体搬送方法に関し、特に、車体の吊り下げ状態を安定させた車体搬送装置および車体搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車組立ラインでは、組付部品や車体の組付箇所等に対応して複数の車体搬送装置によって車体を搬送し、各種部品を組み付ける。例えば、車体搬送装置として、車体に下廻り部品を組み付けるためにはオーバヘッドコンベヤ等が用いられ、車体にインテリア部品等を組み付ける場合にはフリクションコンベヤ等が用いられる。オーバヘッドコンベヤは、搬送レールに吊り下がったハンガによって車体を支持し、このハンガを搬送レールに沿って移動させる。ハンガは、前後左右に4本のアームを備え、この4本のアームの車体支持部によって車体を前後左右4箇所で車体を支持する。また、フリクションコンベヤは、パレットに車体を載置し、このパレットを搬送レールに沿って移動させる。パレットは、車体にタイヤが装着されている場合にはタイヤが直接載置され、タイヤが装着されていない場合には車体の底部が車体支持部に載置される。
【0003】
また、自動車組立ラインでは、1つのラインにおいて、単一の車種の車体が組み立てられるのではなく、複数の車種の車体が組み立てられる。そのため、オーバヘッドコンベヤ等の車体搬送装置は、全長や重量等の異なる車体を搬送しなければならない。例えば、特開平2−117508号公報には、車両の前後輪を保持し、車両を吊り下げて搬送する車両搬送装置が開示されている。この車両搬送装置は、前輪用保持部材または後輪用保持部材のいずれか一方を車両の前後方向に移動可能な機構を備え、ホイールベースの異なる車両を搬送することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、オーバヘッドコンベヤは、車体を吊り下げて支持するため、車体を載置して搬送するフリクションコンベヤ等と比較すると、搬送時における車体の安定性に欠ける。さらに、前記したように車種が異なると車体の全長や重量等が異なるため、車体の重量バランスが車種によって異なる。そのため、重量バランスの異なる複数車種の車体を前後左右のアームの位置が変わらないハンガで支持すると、搬送時における車体の安定性がさらに悪くなる。特に、工場内のレイアウト等によってオーバヘッドコンベヤの搬送方向が上下方向に傾斜する場合、ハンガに支持された車体が上下方向に傾いた状態で搬送される。そこで、オーバヘッドコンベヤの中には、車体搬送時の安定性を確保するために、車体の車種(すなわち、車体の全長や重量バランス)に対応してアームの位置を前後方向に移動させて車体を支持するハンガを備えるものがある。この場合、ハンガには、アームを前後方向に移動させるための複雑な機構が必要となる。
【0005】
そこで、本発明の課題は、簡単な構成によって複数車種の車体を安定して搬送することができる車体搬送装置および車体搬送方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決する手段】
前記課題を解決した本発明に係る車体搬送装置は、複数車種の車体を吊り下げて搬送する車体搬送装置であって、前記車体を吊り下げた状態で支持し、搬送路に沿って移動する吊下搬送手段と、搬送装置により所定の位置に搬送されてきた前記車体を前記吊下搬送手段に移載する移載装置を備え、前記吊下搬送手段は、前記各車種の車体の重心と前記吊下搬送手段の中心とが略一致するように前記各車種の車体を支持する複数の凹形状の車体支持部を有する重心管理プレートを備え、前記移載装置は、前記車体のジャッキアップポイントを前記重心管理プレートの対応する前記車体支持部に載置するように、前記車体を載置した状態で、前記車体をその前後方向に移動させる位置調整手段と、前記吊下搬送手段および前記位置調整手段の両側に垂設されたポストに係合し、前記ポストに沿って昇降するスライダとを備え、前記位置調整手段は、前記スライダの下面に取り付けられており、前記車体の各サイドシルを支持する車体載置部を有することを特徴とする。
この車体搬送装置によれば、位置調整手段によって、各車種の車体の重心と吊下搬送手段の中心とが一致あるいは略一致する位置に車体を前後方向に移動させる。そのため、この車体搬送装置は、吊下搬送手段において重量バランスが取られた状態で車体を支持するので、車体を安定して搬送することができる。
【0007】
また、請求項1にかかる車体搬送装置によれば、吊下搬送手段の前後左右のアームに各々備えられる重心管理プレートの車体支持部の間隔が、各車種の車体に対応して変わる。そこで、この車体搬送装置では、各車種の車体に対応して車体支持部に車体を支持させると、各車種の車体の重心と吊下搬送手段の中心とが一致あるいは略一致する。そのため、各車種に応じて車体の全長や重量バランスが変わった場合でも吊下搬送手段のアームの前後方向の位置を移動させる機構を必要としないので、複数車種に対応した吊下搬送手段の構成を簡単化することができる。
【0008】
前記課題を解決した本発明に係る車体搬送方法は、複数車種の車体を吊り下げて搬送する車体搬送方法であって、搬送装置により所定の位置に搬送された前記車体を、移載装置により吊下搬送手段に移載する移載工程と、前記吊下搬送手段により、前記車体を吊り下げた状態で支持し、搬送路に沿って移動する工程とからなり、前記移載装置は、前記車体のサイドシルを支持する車体載置部を備え、前記吊下搬送手段は、前記各車種の車体の重心と前記吊下搬送手段の中心とが略一致するように前記各車種の車体を支持する複数の凹形状の車体支持部を有する重心管理プレートを備え、前記移載工程は、前記車体のジャッキアップポイントを前記重心管理プレートの対応する前記車体支持部に載置するように、前記移載装置に載置された状態の前記車体をその前後方向に移動させる位置調整工程を含むことを特徴とする。
この車体搬送方法によれば、位置調整工程によって、各車種の車体の重心と吊下搬送手段の中心とが一致あるいは略一致する位置に車体を前後方向に移動させる。そのため、この車体搬送方法は、吊下搬送手段において重量バランスが取られた状態で車体を支持するので、車体を安定して搬送することができる。
【0009】
また、請求項2に係る車体搬送方法によれば、吊下搬送手段の前後左右のアームに各々備えられる重心管理プレートの車体支持部の間隔が、各車種の車体に対応して変わる。そこで、この車体搬送方法では、位置調整工程で各車種の車体に対応して車体支持部に車体を支持させると、各車種の車体の重心と吊下搬送手段の中心とが一致あるいは略一致する。そのため、各車種に応じて車体の全長や重量バランスが変わった場合でも吊下搬送手段のアームの前後方法の位置を移動させる機構を必要としないので、複数車種に対応した吊下搬送手段の構成を簡単化することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係る車体搬送装置および車体搬送方法の実施の形態を説明する。
【0011】
本発明に係る車体搬送装置および車体搬送方法は、複数車種の車体の各重心に基づいて、吊下搬送手段における車体の支持位置を調整する。特に、この車体搬送装置および車体搬送方法は、各車種に対応して設けられた重心管理プレートの車体支持部に車体を支持させるために、車体の位置を調整する。すると、各車種の車体の重心と吊下搬送手段の中心とが一致あるいは略一致する位置に、車体が吊下搬送手段に支持される。そのため、この車体搬送装置および車体搬送方法では、各車種の車体に対応して重量バランスが取られた状態で吊下搬送手段によって車体を支持でき、車体搬送時の安定性に非常に優れる。
【0012】
本実施の形態では、本発明に係る車体搬送装置および車体搬送方法を、四輪自動車を組み立てる自動車組立ラインに配設されるオーバヘッドコンベヤに適用する。また、本実施の形態では、塗装ラインの最下流に配設されたフリクションコンベヤで搬送されてきた車体をオーバヘッドコンベヤに移載するドロップリフタに、車体の支持位置を調整する位置調整手段を組み込む。なお、本実施の形態では、このオーバヘッドコンベヤで、大型乗用車、中型乗用車、小型乗用車の3車種の車体を搬送することとする。
なお、本実施の形態では、前後方向は、車体の車長方向であり、各コンベヤの搬送方向でもある。左右方向は、車体の幅方向であり、各コンベヤの搬送方向に対して垂直方向でもある。
【0013】
それでは、図1乃至図6を参照して、本実施の形態に係る車体搬送装置の構成について説明する。
車体搬送装置1は、複数車種の車体Fを吊り下げて搬送するとともに、各車種に応じて、吊り下げ搬送する際の車体の支持位置を調整する。つまり、車体搬送装置1は、各車種の車体Fの重量バランスの違いを、ハンガ20のアーム21,21の前後間隔および左右間隔を変えずに、重心管理プレート22,22,23,23で吸収する。そのために、車体搬送装置1は、車体Fを吊り下げて搬送するためのオーバヘッドコンベヤ2と、車体Fの支持位置を調整する手段を備えるドロップリフタ3から構成される(図1および図2参照)。なお、ドロップリフタ3は、フリクションコンベヤ4で搬送されてきた車体Fをオーバヘッドコンベヤ2に移載する移載装置である。
なお、本実施の形態では、車体搬送装置1が、特許請求の範囲に記載の車体搬送装置に相当する。
【0014】
ここで、図1および図2を参照して、フリクションコンベヤ4の構成について簡単に説明しておく。フリクションコンベヤ4は、塗装ラインの最下流に配設され、塗装された車体Fを自動車組立ラインの最上流まで搬送する。フリクションコンベヤ4は、多数のパレット40,・・・上に車体F,・・・を支持し、このパレット40,・・・が搬送レール44,44に沿って前後が接した状態で移動する。各パレット40は、その上面に左右両側かつ前後に全4個の搬送用車体支持部41,・・・を備え、この搬送用車体支持部41,・・・によって車体Fのジャッキアップポイントを支持する。また、各パレット40は、その下面に左右両側かつ前後に全4個の車輪42,・・・を備え、この車輪42,・・・が搬送レール44,44に係合する。ちなみに、パレット40は、車体Fが移載される際には、パレット固定部43によって所定の位置に固定される。
【0015】
それでは、図1乃至図4を参照して、オーバヘッドコンベヤ2の構成について説明する。オーバヘッドコンベヤ2は、自動車組立ラインの最上流に配設され、車体Fを吊り下げた状態で搬送する。さらに、オーバヘッドコンベヤ2は、複数車種の車体Fを安定した状態で吊り下げるために、各車種の車体Fの重心とハンガ20の中心とを略一致(または一致)させて車体Fを支持する。なお、ハンガ20の中心は、前後左右に配設された前部アーム21a,21aおよび後部アーム21b、21bを基準とした前後方向および左右方向の中心であり、二次元での中心である。したがって、各車種の車体Fの重心とハンガ20の中心とを略一致させる場合、車体Fの重心の水平方向の位置(2次元)とハンガ20の中心位置とを略一致させる。ちなみに、各車種の車体Fの重心とハンガ20の中心とを厳密に一致させれば、搬送時の安定性がさらに向上する。しかし、搬送時における上下方向に最大傾斜した場合等の搬送条件を考慮して、搬送中に車体Fが最初に支持された位置からハンガ20に対して全く動かなければ(つまり、十分に安定性が確保されていれば)、厳密に一致するほどの精度を要求しない。また、車体Fは、搬送中に各種部品が組み付けられるので、最初に支持された時の重心から多少重心が移動する。
【0016】
オーバヘッドコンベヤ2は、主に、ハンガ20,・・・、トロリ部24,・・・、搬送レール25および図示しない駆動源を備える。各ハンガ20には、アーム21,21、前部重心管理プレート22,22、後部重心管理プレート23,23等を備える。また、各ハンガ20は、トロリ部24を介して搬送レール25に吊り下がる。さらに、オーバヘッドコンベヤ2は、各ハンガ20に設けられた各トロリ部24が前後のトロリ部24,24と連結し、ハンガ20,・・・がトロリ部24,・・・を介して連結する。そして、オーバヘッドコンベヤ2は、トロリ部24,・・・によってハンガ20,・・・の前後間隔を等間隔に保持し、トロリ部24,・・・を前記した駆動源で駆動して、ハンガ20,・・・を搬送レール25に沿って移動させる。
なお、本実施の形態では、ハンガ20が特許請求の範囲に記載の吊下搬送手段に相当し、重心管理プレート22,22,23,23が特許請求の範囲に記載の重心管理プレートに相当し、搬送レール25が特許請求の範囲に記載の搬送路に相当する。
【0017】
ハンガ20は、上部中央にトロリ支持フレーム20aが配設され、トロリ部24と連結する。そして、ハンガ20は、トロリ支持フレーム20aの下部にアーム支持フレーム20bが配設される。さらに、ハンガ20は、アーム支持フレーム20bの左右両側に、アーム21,21が回動自在に配設される。なお、アーム21,21は、図示しないハンガ20の開閉機構によって、車体Fを支持する際には閉じ、車体Fを開放する際には左右両側に開く。また、アーム21,21は、図示しないハンガ20の開閉時ロック機構によって、閉じた時には車体Fを抱え込む状態(図3の(a)図の実線で示す状態)でロックされ、開いた時には車体Fがドロップリフタ3によって上下移動可能な状態(図3の(a)図の2点鎖線で示す状態)でロックされる。
【0018】
アーム21は、前後方向に延びる前後支持フレーム21cの前端に前部アーム21aの一端(上端)が配設され、前後支持フレーム21cの後部に後部アーム21bの一端(上端)が配設される。さらに、アーム21は、前部アーム21aの他端側(下端側)と後部アーム21bの他端側(下端側)を支持フレーム21dで連結して支持する。
【0019】
前部アーム21aは、車体Fを支持した場合に上下方向(垂直方向)に延びる主フレーム21eを備える。さらに、前部アーム21aは、主フレーム21eの他端(下端)にハンガ20の左右方向中央に延びる支持フレーム21fが垂設される。また、前部アーム21aは、主フレーム21eの一端(上端)にハンガ20の左右方向中央に延びる連結フレーム21gが垂設される。なお、連結フレーム21gは、アーム支持フレーム20bに回動自在に配設される。そして、支持フレーム21fの先端部に、前部重心管理プレート22が設けられる。
【0020】
後部アーム21bは、車体Fを支持した場合に上下方向(垂直方向)に延びる主フレーム21hを備える。さらに、後部アーム21bは、主フレーム21hの他端(下端)にハンガ20の左右方向中央に延びる支持フレーム21iが垂設される。また、後部アーム21bは、主フレーム21hの一端(上端)にハンガ20の左右方向中央に延びる連結フレーム21jが垂設される。なお、連結フレーム21jは、アーム支持フレーム20bに回動自在に配設される。そして、支持フレーム21iの先端部に、後部重心管理プレート23が設けられる。
【0021】
前部重心管理プレート22は、基台22aを備え、この基台22aにアーム21が閉じた時に車体Fの前部のジャッキアップポイントを支持するためのジャッキアップポイント支持部22b,22c,22dが形成される。基台22aは、長方形の板状であり、ゴム性である。ジャッキアップポイント支持部22b,22c,22dは、各車種の車体Fのジャッキアップポイントを収納可能な形状であり、基台22aに凹状に形成される。ジャッキアップポイント支持部22b,22c,22dの形成される各位置は、ジャッキアップポイント支持部23b,23c,23dとの間で、各車種の車体Fの重心とハンガ20の中心とを略一致(または一致)させてハンガ20によって車体Fを支持できる位置である。なお、ジャッキアップポイント支持部22bは大型乗用車の車体Fの前部のジャッキアップポイントを支持し、ジャッキアップポイント支持部22cは中型乗用車の車体Fの前部のジャッキアップポイントを支持し、ジャッキアップポイント支持部22dは小型乗用車の車体Fの前部のジャッキアップポイントを支持する。
【0022】
後部重心管理プレート23は、基台23aを備え、この基台23aにアーム21が閉じた時に車体Fの前部のジャッキアップポイントを支持するためのジャッキアップポイント支持部23b,23c,23dが形成される。基台23aは、長方形の板状であり、ゴム性である。ジャッキアップポイント支持部23b,23c,23dは、各車種の車体Fのジャッキアップポイントを収納可能な形状であり、基台23aに凹状に形成される。ジャッキアップポイント支持部23b,23c,23dの形成される各位置は、ジャッキアップポイント支持部22b,22c,22dとの間で、各車種の車体Fの重心とハンガ20の中心とを略一致(または一致)させてハンガ20によって車体Fを支持できる位置である。なお、ジャッキアップポイント支持部23bは大型乗用車の車体Fの後部のジャッキアップポイントを支持し、ジャッキアップポイント支持部23cは中型乗用車の車体Fの後部のジャッキアップポイントを支持し、ジャッキアップポイント支持部23dは小型乗用車の車体Fの後部のジャッキアップポイントを支持する。
【0023】
例えば、大型乗用車の車体Fの場合、ジャッキアップポイント支持部22b,22bおよびジャッキアップポイント支持部23b,23bが、大型乗用車の車体Fの前後左右4箇所のジャッキアップポイントを支持する位置に形成されている。そして、大型乗用車の車体Fがジャッキアップポイント支持部22b,22b,23b,23bで支持されると、この車体Fの重心とハンガ20の中心とが略一致(または一致)する。その結果、車体Fがハンガ20に対して重量バランスが取られた状態で支持され、搬送中における車体Fの全姿勢に対して安定性が確保される。
なお、本実施の形態では、ジャッキアップポイント支持部22b,22c,22d,23b,23c,23dが、特許請求の範囲に記載の車体支持部に相当する。
【0024】
トロリ部24は、トロリ支持フレーム20aの前後2箇所に配設された連結部24a,24bを介してハンガ20と連結する。そして、前部連結部24aには前方に向けて前部ロードバー24cが設けられ、後部連結部24bには後方に向けて後部ロードバー24dが設けられる。前部ロードバー24cおよび後部ロードバー24dは、ハンガ20の前後間隔を確保するために、大型乗用車の車体Fの全長等を考慮して所定の長さを有する。さらに、前部連結部24aの上端には、搬送レール25に係合して回転するローラ24e,24eが設けられる。また、後部連結部24bの上端には、搬送レール25に係合して回転するローラ24f,24fが設けられる。さらに、前部ロードバー24cの前端には、前方のトロリ部24と連結するためのトロリ部間連結部24gが設けられる。また、後部ロードバー24dの後端には、後方のトロリ部24と連結するためのトロリ部間連結部24hが設けられる。そして、トロリ部24は、トロリ部間連結部24gを介して前方のトロリ部24と連結するとともに、トロリ部間連結部24hを介して後方のトロリ部24と連結する。さらに、トロリ部間連結部24gの上端には、搬送レール25に係合して回転するローラ24i,24iが設けられる。また、トロリ部間連結部24hの上端には、搬送レール25に係合して回転するローラ24j,24jが設けられる。
【0025】
次に、図1および図2、図5および図6を参照して、ドロップリフタ3の構成について説明する。ドロップリフタ3は、主に、ポスト30,30、スライダ31,31、移載用車体支持部32,32、モータ33、ワイヤ34,34,34、カウンタウエイト35、アーム開閉部36,36およびハンガ位置確認部37等から構成される。ドロップリフタ3は、フリクションコンベヤ4で搬送されてきた車体Fをオーバヘッドコンベヤ2に移載するとともに、移載中に、車体Fの車種に応じて車体Fを前後方向に移動させてハンガ20での支持位置を調整する。なお、ドロップリフタ3は、図示しない制御装置によって各部が制御され、この制御装置も構成に含むものとする。ちなみに、この制御装置は、ドロップリフタ3専用の制御装置であってもよいし、自動車組立ライン全体を制御する制御装置等であってもよい。
【0026】
ポスト30,30は、オーバヘッドコンベヤ2のハンガ20およびフリクションコンベヤ4のパレット40の左右両側に垂設される。また、ポスト30,30は、スライダ31,31の搬送路であり、スライダ31,31が係合して昇降する。
【0027】
スライダ31,31は、左右両側のポスト30,30に各々係合し、ポスト30,30に沿ってフリクションコンベヤ4とオーバヘッドコンベヤ2間を昇降する。各スライダ31は、ワイヤ34を介して、モータ33の駆動力により昇降する。さらに、モータ33にはワイヤ34を介してカウンタウエイト35が接続され、カウンタウエイト35とスライダ31,31および車体Fとの間で重量バランスが取られている。そのため、モータ33の駆動力が小さくても、スライダ31,31を昇降させることができる。ちなみに、2個のスライダ31,31は、1個のモータ33によって昇降される。
【0028】
移載用車体支持部32,32は、互いに向かい合う方向で各スライダ31,31の下面に設けられ、車体Fのサイドシルを支持する。また、移載用車体支持部32,32は、各スライダ31,31のレール31a,・・・に沿って左右方向(すなわち、車体Fに対して接近/離間する方向)に移動自在であり(図5参照)、車体Fを支持する時には最接近し、車体Fをハンガ20に移載する時には最離間する。さらに、移載用車体支持部32,32は、車体Fの前後方向に支持位置を調整するために、車体Fを載置した状態で車体Fを前後方向に移動させる。ちなみに、移載用車体支持部32,32によって支持位置が調整されると、車体Fは、前部のジャッキアップポイントが前部重心管理プレート22のジャッキアップポイント支持部22b,22c,22dの中の車種に応じたいずれかのジャッキアップポイント支持部の上方に位置し、後部のジャッキアップポイントが後部重心管理プレート23のジャッキアップポイント支持部23b,23c,23dの中の車種に応じたいずれかのジャッキアップポイント支持部の上方に位置する(図4参照)。
なお、本実施の形態では、移載用車体支持部32,32が、特許請求の範囲に記載の位置調整手段に相当する。
【0029】
そのために、各移載用車体支持部32は、本体32a、支持フレーム32b,32b、前後方向案内レール32c,32c、移動ジョイント32d,32d,32d,32d、移動フレーム32e,32e、連結フレーム32f、載置部フレーム32g,32g,32g、車体載置部32h,32h,32h、駆動フレーム32i、駆動ジョイント32j、エアシリンダ32k、ピストン32l、ストッパ32m,32m、着座センサ32nおよび図示しないエアの吸引/供給装置を備える(図5参照)。
【0030】
移載用車体支持部32は、本体32aがスライダ31のレール31a,31aに沿って左右方向に移動自在であり、その先端の前後方向2箇所に支持フレーム32b,32bが設けられる。支持フレーム32b,32b間には、前後方向案内レール32c,32cが架設される。前後方向案内レール32c,32cは、前方側が支持フレーム32bに支持され、後方側が支持フレーム32bを貫通して後方に延びる。
【0031】
各前後方向案内レール32cは、前後方向2箇所に、前後方向に移動自在な移動ジョイント32d,32dが周設される。さらに、前方に設けられた2個の移動ジョイント32d,32dの間には移動フレーム32eが架設されるとともに、後方に設けられた2個の移動ジョイント32d,32dの間には移動フレーム32eが架設される。そして、2個の移動フレーム32e,32eの間には、その先端部に連結フレーム32fが架設され、移動ジョイント32d,・・・の前後方向の移動に伴って連結フレーム32fが前後方向に移動する。また、2個の移動フレーム32e,32eの間には、その下部に駆動フレーム32iが架設され、エアシリンダ32kのピストン32lの前後方向の移動に伴って駆動フレーム32iが前後方向に移動する。なお、ピストン32lの先端は、駆動ジョイント32jを介して駆動フレーム32iに接続される。
【0032】
さらに、連結フレーム32fは、前後方向3箇所に、載置部フレーム32g,32g,32gを介して車体載置部32h,32h,32hが設けられる。車体載置部32h,32h,32hは、移載時に車体Fのサイドシルの前後3箇所を載置して支持する。なお、3個の車体載置部32h,32h,32hは、支持する平面積において、後方の車体載置部32hの平面積が他の車体載置部32h,32hより小さい。また、車体Fを移載する際、前方2個の車体載置部32h,32hが、前部重心管理プレート22と後部重心管理プレート23との間に位置する。そして、最後方の車体載置部32hは、大型乗用車の車体Fの後部を支持するために配置される。さらに、真中の車体載置部32hの前方側に着座センサ32nが設けられ、この着座センサ32nが、車体Fが移載用車体支持部32で支持されているか否かの信号を前記した制御装置に送信する。
【0033】
前記した構成を備える移載用車体支持部32は、エアの吸引/供給装置(図示せず)によってエアシリンダ32kからエアを吸引またはエアシリンダ32kにエアを供給し、エアシリンダ32kを駆動する。そして、移載用車体支持部32は、エアシリンダ32kのピストン32lが前後方向に移動すると、駆動ジョイント32j、駆動フレーム32i、移動フレーム32e,32e、連結フレーム32f、載置部フレーム32g,32g,32gを介して、車体載置部32h,32h,32hが車体Fを載置して前後方向に移動する。なお、移載用車体支持部32の前後方向の移動は、ストッパ32m,32mによって規制される。
【0034】
アーム開閉部36,36は、各ポスト30,30の上部に設けられ、オーバヘッドコンベヤ2のハンガ20の開閉機構および開閉時ロック機構に作用する。つまり、アーム開閉部36,36は、ハンガ20の開閉機構に作用してアーム21,21を左右両側に開閉させる。さらに、アーム開閉部36、36は、ハンガ20の開閉時ロック機構に作用してアーム21,21を開いた状態あるいは閉じた状態でロックする。
【0035】
ハンガ位置確認部37は、車体Fを移載する際に、ハンガ20がドロップリフタ3に対して所定の位置に停止しているか否かを確認する。つまり、車体Fがハンガ20に対して所定の位置に停止していない場合に、移載用車体支持部32,32が車体Fの車種に応じて車体Fの支持位置を調整する。この場合、移載用車体支持部32,32と重心管理プレート22,22,23,23との位置関係が、前後方向にずれている。そのため、車体Fの前部のジャッキアップポイントが前部重心管理プレート22,22のジャッキアップポイント支持部22b,22b,22c,22c,22d,22dの中の車種に応じたいずれかのジャッキアップポイント支持部の上方に位置しないとともに、車体Fの後部のジャッキアップポイントが後部重心管理プレート23,23のジャッキアップポイント支持部23b,23b,23c,23c,23d,23dの中の車種に応じたいずれかのジャッキアップポイント支持部の上方に位置しない。そこで、ハンガ位置確認部37が、ハンガ20に車体Fを移載する前に、ハンガ20の位置が所定の位置にあるか否かを確認する。なお、ハンガ位置確認部37は、一方側の後部アーム21b位置によって、ハンガ20の位置を確認する。
【0036】
そのために、ハンガ位置確認部37は、本体37a、位置確認ピン用レール37b、リミットスイッチ用レール37c、スライダ37d、支持ブラケット37e、位置確認ピン37f、リミットスイッチ用スライダ37g,37g、リミットスイッチ37h,37h、上下位置確認部37i、連結フレーム37j、ピストンフレーム37k、ピストン37l、エアシリンダ37m、支持ブラケット37n,37nおよびエアの吸引/供給装置(図示せず)等が備えられる(図6参照)。さらに、一方側の後部アーム21bにも、主フレーム21hの底部に位置確認穴21kを備える。
【0037】
ハンガ位置確認部37は、本体37aがドロップリフタ3の後部のフレーム38に対して垂設される。そして、本体37aは、前方側面に位置確認ピン用レール37bが配設されるとともに、外側面にリミットスイッチ用レール37cが配設される。位置確認ピン用レール37bにはスライダ37dが係合され、スライダ37dが上下方向に案内される。さらに、スライダ37dには支持ブラケット37eが取り付けられ、支持ブラケット37eの先端に位置確認ピン37fが垂設される。位置確認ピン37fは、ハンガ20の位置確認穴21kに挿入可能な形状を有し、ハンガ20がドロップリフタ3に対して所定の位置で停止している場合に位置確認穴21kに挿入する位置に配置される。なお、所定の位置とは、車体Fを車種に応じて、移載用車体支持部32,32からハンガ20の重心管理プレート22,22,23,23のジャッキアップポイント支持部22b〜22d,23b〜23dに移載可能な位置である。
【0038】
また、リミットスイッチ用レール37cには、上下方向2箇所にリミットスイッチ用スライダ37g,37gが係合される。そして、リミットスイッチ用スライダ37g,37gは、位置確認ピン37fの上下方向移動範囲を規定するために、リミットスイッチ用レール37cに固定される。リミットスイッチ用スライダ37g,37gには、リミットスイッチ37h,37hが各々設けられる。リミットスイッチ37h,37hは、ピストン37lの上下移動の上限および下限を設定するために、上下位置確認部37iが当接すると前記した制御装置に信号を送信する。上下位置確認部37iは、連結フレーム37jおよびピストンフレーム37kを介してピストン37lの上端に接続し、ピストン37lの上下移動に従って上下移動する。
【0039】
ピストン37lは、下側がエアシリンダ37mに嵌入し、エアシリンダ37mによって上下移動する。ちなみに、エアシリンダ37mは、リミットスイッチ37h,37hからの信号に基づいた制御装置からの指令により、エアの吸引/供給装置(図示せず)によってエアが吸引またはエアが供給され、駆動する。また、エアシリンダ37mは、支持ブラケット37n,37nを介して本体37aに取り付けられる。さらに、ピストン37lの先端に取り付けられたピストンフレーム37kは、支持ブラケット37eに固設される。
【0040】
つまり、エアシリンダ37mへのエアの供給またはエアシリンダ37mからのエアの吸引によってピストン37lが上下移動すると、ピストンフレーム37kおよび支持ブラケット37eを介して位置確認ピン37fが上下移動するともに、ピストンフレーム37kおよび連結フレーム37jを介して上下位置確認部37iが上下移動する。そして、上下2箇所に配置されたリミットスイッチ37h,37hに上限位置および下限位置が規定され、位置確認ピン37fがハンガ20の位置確認穴21kに挿入位置(上限位置)または退避位置(下限位置)間を上下移動する。
【0041】
次に、本実施の形態に係る車体搬送方法について説明する。なお、この車体搬送方法は、ドロップリフタ3での移載時の動作に沿って説明する。
なお、本実施の形態では、ドロップリフタ3での移載時の車体Fに対する支持位置の調整が、特許請求の範囲に記載の位置調整工程に相当する。
【0042】
それでは、図7および図8を参照して、ドロップリフタ3での移載時の動作について説明する。ドロップリフタ3は、前記したように制御装置によって制御される。この制御装置は、搬送されてくる車体Fに関する情報がIDカード等によって入力され、車種、車幅および車長等の情報を得ている。ちなみに、オーバヘッドコンベヤ2およびフリクションコンベヤ4も、図示しない制御装置によって制御される。なお、この制御装置は、各コンベヤ専用の制御装置であってもよいし、ドロップリフタ3と共通の制御装置等であってもよい。
【0043】
まず、フリクションコンベヤ4は、制御装置からの指令に基づいて、搬送用車体支持部41,・・・に支持された車体Fをドロップリフタ3に対して所定の位置に停止させるために、パレット40を停止させる。そして、フリクションコンベヤ4は、パレット固定部43によってパレット40を固定する(図1および図2参照)。なお、所定の位置とは、ドロップリフタ3の移載用車体支持部32,32で車体Fのサイドシルを支持可能な位置である。なお、車体Fは、フリクションコンベヤ4に対して前後方向および左右方向の支持位置が調整された状態で搬送用車体支持部41,・・・で支持されている。また、オーバヘッドコンベヤ2は、制御装置からの指令に基づいて、車体Fがドロップリフタ3によって前後方向に位置調整された場合には車体Fのジャッキアップポイントがハンガ20の重心管理プレート22,22,23,23で支持可能な位置に、ハンガ20を停止させる。
【0044】
そして、ドロップリフタ3は、制御装置からの指令に基づいて、移載用車体支持部32,32を車体Fに接近する方向に移動させ、移載用車体支持部32,32によって車体Fのサイドシルを支持する。このとき、車体Fは、フリクションコンベヤ4のパレット40に対して前後左右で位置決めされているので、車種に応じて決まった位置で移載用車体支持部32,32に支持される。車体Fを支持後、ドロップリフタ3は、制御装置からの指令に基づいて、モータ33を回転駆動し、車体Fを移載用車体支持部32,32で支持した状態でスライダ31,31を上昇させる(図7の(a)図参照)。
【0045】
続いて、ドロップリフタ3は、制御装置からの指令に基づいて、オーバヘッドコンベヤ2のハンガ20で車体Fのジャッキアップポイントを支持可能な位置より少し上方にスライダ31,31を停止させる。このとき、オーバヘッドコンベヤ2は、ハンガ20の前部アーム21a,21aおよび後部アーム21b,21bを開いた状態で(図3参照)、ハンガ20を停止させている。
【0046】
スライダ31,31が停止すると、ドロップリフタ3は、制御装置からの指令に基づいて、移載用車体支持部32のエアシリンダ32kからエアを吸入またはエアシリンダ32kにエアを供給し、エアシリンダ32kを駆動する(図5参照)。ちなみに、制御装置は、車体Fのジャッキアップポイントをハンガ20の前部重心管理プレート22のジャッキアップポイント支持部22b,22c,22dおよび後部重心管理プレート23のジャッキアップポイント支持部23b,23c,23dのいずれのジャッキアップポイント支持部で支持するかの車種に応じたデータを備え(図4参照)、さらに車種に応じて移載用車体支持部32,32の前後方向の移動量のデータを備えている。そこで、移載用車体支持部32,32は、制御装置の指令に基づいてエアシリンダ32kを駆動し、車体載置部32h,32h,32hに載置された車体Fを前記した移動量分前後方向に移動させる(図5参照、図7の(b)図参照)。すると、車体Fの4箇所のジャッキアップポイントが、ジャッキアップポイント支持部22b,22c,22dおよびジャッキアップポイント支持部23b,23c,23dの中の車種に対応するジャッキアップポイント支持部で支持可能な位置となる。
【0047】
移載用車体支持部32,32による位置調整後、ドロップリフタ3は、制御装置からの指令に基づいて、アーム開閉部36,36をオーバヘッドコンベヤ2のハンガ20に作用させ、前部アーム21a,21aおよび後部アーム21b,21bを閉じる(図1および図2参照)。さらに、ドロップリフタ3は、制御装置からの指令に基づいて、ハンガ位置確認部37のエアシリンダ37mにエアを供給し、エアシリンダ37mを駆動する(図6参照)。そして、ハンガ位置確認部37は、上側のリミットスイッチ37hで上下位置確認部37iが検知されるまで、エアシリンダ37mを駆動して位置確認ピン37fを上昇させる(図6参照)。その結果、後部アーム21b(ひいては、ハンガ20)がドロップリフタ3に対して所定の位置に位置している場合には、位置確認ピン37fがハンガ20の位置確認穴21kに挿入する(図6参照、図8の(c)図参照)。なお、位置確認ピン37fがハンガ20の位置確認穴21kに挿入されない場合、ドロップリフタ3による車体Fの移載を停止する。
【0048】
ハンガ20の位置確認後、ドロップリフタ3は、制御装置からの指令に基づいて、モータ33を回転駆動し、車体Fを移載用車体支持部32,32で支持した状態でスライダ31,31を下降させる。すると、車体Fは、ドロップリフタ3の移載用車体支持部32,32によるサイドシルでの支持から、オーバヘッドコンベヤ2の重心管理プレート22,22,23,23によるジャッキアップポイントでの支持に移る(図8の(d)図参照)。このとき、車体Fは、大型乗用車の場合にはジャッキアップポイントがジャッキアップポイント支持部22b,22b,23b,23bに載置され、中型乗用車の場合にはジャッキアップポイントがジャッキアップポイント支持部22c,22c,23c,23cに載置され、小型乗用車の場合にはジャッキアップポイントがジャッキアップポイント支持部22d,22d,23d,23dに載置される。その結果、各車種の車体Fの重心がハンガ20の中心と略一致(または一致)し、車体Fがハンガ20に対して重量バランスが取られた状態で支持される。
【0049】
移載後、ドロップリフタ3は、制御装置からの指令に基づいて、ハンガ位置確認部37のエアシリンダ37mからエアを吸引し、エアシリンダ37mを駆動する(図6参照)。そして、ハンガ位置確認部37は、下側のリミットスイッチ37hで上下位置確認部37iが検知されるまで、エアシリンダ37mを駆動して位置確認ピン37fを下降させる(図6参照)。さらに、スライダ31,31が下降後、オーバヘッドコンベヤ2は、制御装置からの指令に基づいて、ハンガ20で支持されている車体Fを搬送する。そして、車体Fは、重量バランスが取られた状態で、各部品が組み付けられる。
【0050】
本実施の形態の車体搬送装置および車体搬送方法によれば、ドロップリフタ3の移載用車体支持部32,32によって車体Fの車種に応じて支持位置を調整し、ハンガ20の重心管理プレート22,22,23,23の車種に対応したジャッキアップポイント支持部22b〜22d,23b〜23dに車体Fを載置させる。すると、車体Fの重心(2次元)とハンガ20の中心(2次元)とが略一致または一致し、車体Fがハンガ20に対して重量バランスが取られた位置で支持される。そのため、オーバヘッドコンベヤ2での搬送中に車体Fが水平状態から傾いた状態で搬送されても、車体Fがハンガ20に対して動くことなく、安定した状態で搬送される。また、ハンガ20は、重心管理プレート22,23に車種に応じたジャッキアップポイント支持部22b〜22d,23b〜23dを形成することによって、非常に簡単な構成で車種間の全長、全幅および重心位置等の違いを吸収することができる。
【0051】
以上、本発明は、前記の実施の形態に限定されることなく、様々な形態で実施される。
例えば、ドロップリフタに位置調整手段を組み込んだが、位置調整手段を単体装置として構成してもよいし、他の装置に組み込んでもよい。
また、重心管理プレートに3車種に対応するジャッキアップポイント支持部を設けたが、車種の数を限定することなくジャッキアップポイント支持部を設けることができる。
また、重心管理プレートでジャッキアップポイントを支持する構成としたが、車体の別の箇所を支持するように構成してもよい。
【0052】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る車体搬送装置は、位置調整手段によって、各車種の車体の重心と吊下搬送手段の中心とが一致あるいは略一致する位置に車体の支持位置を調整する。そのため、この車体搬送装置は、吊下搬送手段で重量バランスが取られた状態で車体を支持することができるので、車体を安定して搬送することができる。
【0053】
また、本発明の請求項に係る車体搬送装置は、重心管理プレートに車種に応じた車体支持部を設けることによって、車種の違いによる車体の全長、全幅および重心位置等の違いを吸収することができる。そのため、車体搬送装置は、各車種の車体に対応して各車体支持部に車体を支持させると、各車種の車体の重心と吊下搬送手段の中心とが一致あるいは略一致する。その結果、車体搬送装置は、複数車種の車体を安定した状態で搬送できる吊下搬送手段の構成が非常に簡単化する。
【0054】
本発明の請求項に係る車体搬送方法は、位置調整工程において、各車種の車体の重心と吊下搬送手段の中心とが一致あるいは略一致する位置に車体の支持位置を調整する。そのため、この車体搬送方法は、吊下搬送手段で重量バランスが取られた状態で車体を支持することができるので、車体を安定して搬送することができる。
【0055】
また、本発明の請求項に係る車体搬送方法は、重心管理プレートに車種に応じた車体支持部を設けることによって、車種の違いによる車体の全長、全幅および重心位置等の違いを吸収することができる。そのため、車体搬送装置は、位置調整工程において各車種の車体に対応して各車体支持部に車体を支持させると、各車種の車体の重心と吊下搬送手段の中心とが一致あるいは略一致する。その結果、車体搬送方法は、非常に簡単な構成の吊下搬送手段によって、複数車種の車体を安定した状態で搬送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る車体搬送装置の正面図である。
【図2】本実施の形態に係る車体搬送装置の側面図である。
【図3】本実施の形態に係るオーバヘッドコンベヤであり、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。
【図4】図3のオーバヘッドコンベヤの重心管理プレートであり、(a)は平面図であり、(b)は一方側の斜視図である。
【図5】本実施の形態に係るドロップリフタの移載用車体支持部であり、(a)は平面図であり、(b)はA−A線側断面図である。
【図6】本実施の形態に係るドロップリフタのハンガ位置確認部であり、(a)は正面図であり、(b)は側面図であり、(c)は平面図である。
【図7】本実施の形態に係る車体搬送装置の動作説明図であり、(a)はドロップリフタのスライダ上昇中の動作図であり、(b)はドロップリフタによる車体の支持位置の調整中の動作図である。
【図8】本実施の形態に係る車体搬送装置の動作説明図であり、(c)はドロップリフタによるハンガの位置確認中の動作図であり、(d)はドロップリフタのスライダ下降中の動作図である。
【符号の説明】
1・・・車体搬送装置
2・・・オーバヘッドコンベヤ
3・・・ドロップリフタ
4・・・フリクションコンベヤ
20・・・ハンガ(吊下搬送手段)
22,22・・・前部重心管理プレート(重心管理プレート)
22b,22c,22d・・・ジャッキアップポイント支持部(車体支持部)
23,23・・・後部重心管理プレート(重心管理プレート)
23b,23c,23d・・・ジャッキアップポイント支持部(車体支持部)
25・・・搬送レール(搬送路)
32,32・・・移載用車体支持部(位置調整手段)
37・・・ハンガ位置確認部
F・・・車体

Claims (2)

  1. 複数車種の車体を吊り下げて搬送する車体搬送装置であって、
    前記車体を吊り下げた状態で支持し、搬送路に沿って移動する吊下搬送手段と、
    搬送装置により所定の位置に搬送されてきた前記車体を前記吊下搬送手段に移載する移載装置を備え、
    前記吊下搬送手段は、前記各車種の車体の重心と前記吊下搬送手段の中心とが略一致するように前記各車種の車体を支持する複数の凹形状の車体支持部を有する重心管理プレートを備え、
    前記移載装置は、前記車体のジャッキアップポイントを前記重心管理プレートの対応する前記車体支持部に載置するように、前記車体を載置した状態で、前記車体をその前後方向に移動させる位置調整手段と、
    前記吊下搬送手段および前記位置調整手段の両側に垂設されたポストに係合し、前記ポストに沿って昇降するスライダとを備え、
    前記位置調整手段は、前記スライダの下面に取り付けられており、前記車体の各サイドシルを支持する車体載置部を有すること
    を特徴とする車体搬送装置。
  2. 複数車種の車体を吊り下げて搬送する車体搬送方法であって、
    搬送装置により所定の位置に搬送された前記車体を、移載装置により吊下搬送手段に移載する移載工程と、
    前記吊下搬送手段により、前記車体を吊り下げた状態で支持し、搬送路に沿って移動する工程とからなり、
    前記移載装置は、前記車体のサイドシルを支持する車体載置部を備え、
    前記吊下搬送手段は、前記各車種の車体の重心と前記吊下搬送手段の中心とが略一致するように前記各車種の車体を支持する複数の凹形状の車体支持部を有する重心管理プレートを備え、
    前記移載工程は、前記車体のジャッキアップポイントを前記重心管理プレートの対応する前記車体支持部に載置するように、前記移載装置に載置された状態の前記車体をその前後方向に移動させる位置調整工程を含むこと
    を特徴とする車体搬送方法。
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