JP3967193B2 - 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フラッシュメモリに好適な不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
不揮発性半導体記憶装置の一つにフラッシュメモリがある。図30及び図31は、夫々NOR(ノア)型フラッシュメモリの構成を示す回路図、レイアウト図である。また、図32(a)は、図31中のI−I線に沿った断面図、(b)は、図31中のII−II線に沿った断面図、(c)は、図31中のIII−III線に沿った断面図である。
【0003】
NOR型のフラッシュメモリ(第1の従来例)においては、図30及び図31に示すように、複数本のビット線及び複数本のワード線が互いに直交するようにして配置されている。そして、互いに隣り合う2本のビット線に、夫々1個のフラッシュメモリセルを構成するトランジスタのソース又はドレインのいずれかが接続されている。ビット線は、それを挟んで隣り合う2個のトランジスタにより共有されている。また、これらのトランジスタのゲートは、ワード線に接続されている。なお、1個のトランジスタにつき、図30中において点線の円で示すように、2箇所においてデータ、つまり2ビットの記憶が可能である。
【0004】
また、図31及び図32に示すように、ビット線は半導体基板の表面に形成されたビットライン拡散層4から構成されている。一方、ワード線6は半導体基板上に絶縁膜を介して形成された半導体膜から構成されている。具体的には、チャネル(半導体基板)とワード線6との間には、ONO膜2が存在している。ONO膜2は、順次積層されたシリコン酸化膜、シリコン窒化膜及びシリコン酸化膜から構成されている。ビットライン拡散層4とワード線6との間には、ONO膜2よりも厚い酸化膜5が存在している。また、ワード線6の側方には、サイドウォール8(図31に図示せず)が形成されている。そして、全面に層間絶縁膜9(図31に図示せず)が形成されている。また、半導体基板1表面のビットライン拡散層4又はワード線6のいずれも形成されていない領域には、チャネルストップ拡散層7が形成されている。つまり、チャネルストップ拡散層7により素子分離が行われている。更に、ビットライン拡散層4上の酸化膜5及び層間絶縁膜9等の絶縁膜には、ビットラインコンタクト10が形成され、ワード線6上の層間絶縁膜9等の絶縁膜には、ワードラインコンタクト11が形成されている。なお、図31においては、ビットライン拡散層4上のシリコン酸化膜5及びワード線6上のシリコン窒化膜22以外の絶縁膜(ONO膜2、サイドウォール8及び層間絶縁膜9)は省略している。
【0005】
次に、上述のように構成されたフラッシュメモリを製造する従来の方法(第1の従来例)について説明する。図33乃至図37は、フラッシュメモリを製造する従来の方法を工程順に示す断面図である。なお、図33乃至図37の(a)は、図31中のI−I線に沿った断面図に相当し、(b)は、図31中のII−II線に沿った断面図に相当し、(c)は、図31中のIII−III線に沿った断面図に相当する。
【0006】
先ず、図33に示すように、半導体基板1の表面にONO膜2を形成する。ONO膜2の形成では、厚さが3乃至10nmのシリコン酸化膜2aを成長させ、その上に厚さが12乃至16nmのシリコン窒化膜2bをCVD法により形成し、その上に厚さが5乃至10nmのシリコン酸化膜2cをウェット酸化により成長させる。
【0007】
次に、ONO膜2上にレジスト膜3を塗布により形成し、図34に示すように、ビットライン拡散層を形成するための形状にこのレジスト膜3をパターニングする。次いで、エッチングによりONO膜2のシリコン酸化膜2c及びシリコン窒化膜2bを除去する。続いて、レジスト膜3をマスクとして砒素イオンを半導体基板1の表面にイオン注入することにより、ビットライン拡散層4を形成する。このときのドーズ量は、例えば1×1015乃至3×1015cm-2程度である。
【0008】
その後、図35に示すように、ウェット酸化によりビットライン拡散層4表面に、厚さが400乃至600nmのシリコン酸化膜5を成長させる。この結果、ONO膜2の両端部が若干せり上がる。
【0009】
次に、リンがドーピングされたアモルファスシリコン(DASi)膜をCVD法により成長させ、その上にタングステンシリサイド(WSi)膜をCVD法により成長させる。DASi膜の厚さは100乃至150nmであり、WSi膜の厚さは100乃至180nmである。次いで、WSi膜上にレジスト膜を塗布により形成し、ワード線及び周辺領域のトランジスタのゲート電極を形成するための形状にこのレジスト膜をパターニングする。そして、図36に示すように、エッチングによりWSi膜及びDASi膜を順次除去することにより、ワード線6及び周辺領域のトランジスタのゲート電極(図示せず)を形成する。その後、レジスト膜を除去し、再度全面に新たなレジスト膜を塗布により形成し、チャネルストップ拡散層を形成するための形状にこのレジスト膜をパターニングする。続いて、このレジスト膜をマスクとしてボロンイオンを半導体基板1の表面にイオン注入することにより、チャネルストップ拡散層7を形成する。このときのドーズ量は、例えば5×1012乃至1×1013cm-2程度である。チャネルストップ拡散層7によりビットライン拡散層4間の素子分離が行われる。なお、周辺領域において、DASi膜を形成する前に、周辺領域に開口部が形成されたレジスト膜をマスクとして、周辺領域内のONO膜2を除去した後、このレジスト膜を剥離し、ゲート酸化膜(図示せず)を形成しておく。
【0010】
次に、全面に厚さが100乃至200nmのCVD酸化膜を成長させ、このCVD酸化膜に異方性エッチングを施すことにより、図37に示すように、周辺領域のトランジスタのゲート電極(図示せず)及びワード線6の側方にサイドウォール8を形成する。層間絶縁膜9を全面に形成し、更に、配線(図示せず)の形成等を行う。このようにして、NOR型のフラッシュメモリを製造することができる。
【0011】
図38及び図39は、夫々AND(アンド)型フラッシュメモリの構成を示す回路図、レイアウト図である。また、図40(a)は、図39中のI−I線に沿った断面図、(b)は、図39中のII−II線に沿った断面図、(c)は、図39中のIII−III線に沿った断面図である。
【0012】
AND型のフラッシュメモリ(第2の従来例)においては、図38及び図39に示すように、複数本のビット線及び複数本のワード線が互いに直交するようにして配置されている。そして、互いに隣り合う2本のビット線に、夫々1個のフラッシュメモリセルを構成する2層ゲート構造のトランジスタのソース又はドレインのいずれかが接続されている。但し、NOR型のフラッシュメモリとは異なり、ビット線を挟んで隣り合うトランジスタの間には、2本のビット線が設けられており、これらのトランジスタは夫々のビット線に接続されている。従って、ビット線は、それが延びる方向に配置された複数個のトランジスタのみに共有されている。また、これらのトランジスタのゲートは、ワード線に接続されている。
【0013】
また、図39及び図40に示すように、ビット線は半導体基板1の表面に形成されたビットライン拡散層4から構成されている。なお、互いに異なるトランジスタに接続され互いに隣り合うビット線(ビットライン拡散層)の間には、素子分離酸化膜12が形成されている。一方、ワード線6は半導体基板1上に絶縁膜等を介して形成された半導体膜から構成されている。具体的には、チャネル(半導体基板1)とワード線6との間には、トンネル酸化膜13、フローティングゲート14及びONO膜2が存在している。ビットライン拡散層4とワード線6との間には、トンネル酸化膜13よりも厚い酸化膜5、フローティングゲート14及びONO膜2が存在している。フローティングゲート14はトランジスタごとに区画されている。そして、全面に層間絶縁膜9が形成されている。また、半導体基板1表面のビットライン拡散層4又はワード線6のいずれも形成されていない領域には、チャネルストップ拡散層7が形成されている。なお、図39においては、ビットライン拡散層4上のシリコン酸化膜5以外の絶縁膜(ONO膜2、層間絶縁膜9、トンネル酸化膜13)は省略している。
【0014】
次に、第2の従来例とは断面構造が相違する第3の従来例について説明する。第3の従来例は、特開平8−172174号公報に開示されたものである。図41は、第3の従来例の構成を示す図であって、(a)は、図39中のI−I線に沿った断面図、(b)は、図39中のII−II線に沿った断面図、(c)は、図39中のIII−III線に沿った断面図である。
【0015】
第2の従来例においては、チャネルストップ拡散層7が半導体基板1の表面にそのまま形成されているが、第3の従来例においては、半導体基板1のその部分に溝15が形成され、その底部及び側部に斜めイオン注入が施されてチャネルストップ拡散層7が形成されている。また、チャネルストップ拡散層7及びフラッシュメモリセル16を覆う熱酸化膜17が形成されている。更に、層間絶縁膜としてCVD酸化膜が形成されている。
【0016】
次に、第3の従来例に係るAND型フラッシュメモリを製造する方法について説明する。図42及び図43は、第3の従来例に係るAND型フラッシュメモリを製造する方法を工程順に示す断面図である。なお、図42(a)及び図43(a)は図41(a)に示す領域を示し、図42(b)及び図43(b)は図41(b)に示す領域を示し、図42(c)及び図43(c)は図41(c)に示す領域を示す。
【0017】
第3の従来例に係るAND型フラッシュメモリを製造する場合、図40に示すような構造を形成するために、ワード線6、ONO膜2及びフローティングゲート14をパターニングする際に使用したレジスト膜16並びにビットライン拡散層4上の酸化膜5をマスクとして、トンネル酸化膜13及び半導体基板1をエッチングすることにより、図42に示すように、溝15を形成する。次いで、チャネルストップとなるイオンを斜め注入することにより、溝15の底部及び側部にチャネルストップ拡散層7を形成する。その後、レジスト膜16を剥離する。
【0018】
そして、図43に示すように、チャネルストップ拡散層7及びフラッシュメモリセル16を覆う熱酸化膜17を成長させ、更に全面にCVD酸化膜を層間絶縁膜9として形成する。その後、配線の形成等を行う。
【0019】
また、第4の従来例として、特開平5−275716号公報に、ワード線の側方にサイドウォールを形成し、このサイドウォールをマスクとして半導体基板に溝を形成し、その底部にチャネルストップ拡散層を形成し、その側部にビット線を形成する方法が開示されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
上述した各従来例には、以下のような問題点がある。
【0021】
第1の従来例及び第2の従来例では、素子間の分離がチャネルストップ拡散層7のみによって行われるため、高集積化及び省面積化等のためにビット線の間隔が狭められると、ビット線間の耐圧を確保することができなくなる。
【0022】
また、第3の従来例では、ワード線6、ONO膜2及びフローティングゲート14をパターニングする際に使用したレジスト膜16をそのままマスクとして使用してトンネル酸化膜13及び半導体基板1をエッチングすることにより、溝15を形成しているため、レジスト膜16が比較的薄いものであると、これらの処理に耐えられず、エッチング時にレジスト膜16のパターンが変化する虞がある。一方、比較的厚いレジスト膜16を使用すると、ワード線幅を狭めることが困難となる。更に、溝15を形成した後に、溝15の側部にまでチャネルストップ拡散層7を形成しているため、フラッシュメモリの実効的なチャネル幅が狭くなり、トランジスタの電流が減少してしまう。
【0023】
また、第4の従来例では、ゲート電極自体が設けられた層内では個々のメモリセルのゲート電極は互いに独立したものとなっている。更に、ビット線は、前述のように、溝の側部に形成されている。従って、このような構造及び製造方法をワード線とゲート電極又はコントロールゲートとが同層から構成されるフラッシュメモリにそのまま適用することはできない。
【0024】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであって、高集積化等のために、ビット線間の耐圧を確保しながら、ワード線の幅を狭めることができる不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
本願発明者は、鋭意検討の結果、以下に示す発明の諸態様に想到した。
【0026】
本願の第1の発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板と、前記半導体基板の表面に形成された拡散層からなる複数本のビット線と、前記半導体基板の上方に形成された導電層からなり、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線と、を有する不揮発性半導体記憶装置を対象とする。そして、前記ワード線上に形成された第1の絶縁膜と、前記ワード線の側方に形成された第2の絶縁膜と、を更に有している。また、隣り合う2本のワード線間において、平面視で、前記2本のワード線上に形成された第1の絶縁膜及び隣り合う2本のビット線により画定された領域内の前記半導体基板の表面に、前記ビット線の縁及び前記第2の絶縁膜の縁でその側面が規定される溝が形成され、前記溝の底部にチャネルストップ拡散層が形成され、前記溝内に絶縁膜が埋め込まれていることを特徴とする。
【0027】
本願の第2の発明に係る不揮発性半導体記憶装置も、半導体基板と、前記半導体基板の表面に形成された拡散層からなる複数本のビット線と、前記半導体基板の上方に形成された導電層からなり、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線と、を有する不揮発性半導体記憶装置を対象とする。そして、本発明では、隣り合う2本のワード線間において、平面視で、前記2本のワード線及び隣り合う2本のビット線により画定された領域内の前記半導体基板の表面に溝が形成され、前記溝の底部にチャネルストップ拡散層が形成され、各ワード線の側方に前記溝の側壁面を覆うサイドウォールが形成され、前記溝内に絶縁膜が埋め込まれていることを特徴とする。
【0028】
本願の第3の発明に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板上に順次積層された第1の酸化膜、窒化膜及び第2の酸化膜からなる積層体を形成する工程と、前記半導体基板の表面に拡散層からなる複数本のビット線を形成する工程と、前記複数本のビット線上に第1の絶縁膜を形成する工程と、を有する不揮発性半導体記憶装置の製造方法を対象とする。そして、本発明に係る製造方法は、更に、全面に導電層及び第2の絶縁膜を順次形成する工程と、前記導電層及び前記第2の絶縁膜を、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線の平面形状に加工する工程と、前記ワード線の側方に第3の絶縁膜からなるサイドウォールを形成する工程と、前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜及びサイドウォールをマスクとして前記半導体基板の表面をエッチングすることにより、溝を形成する工程と、前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程と、前記溝内に第4の絶縁膜を埋め込む工程と、を有することを特徴とする。
【0029】
本願の第4の発明に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法も、半導体基板上に順次積層された第1の酸化膜、窒化膜及び第2の酸化膜からなる積層体を形成する工程と、前記半導体基板の表面に拡散層からなる複数本のビット線を形成する工程と、前記複数本のビット線上に第1の絶縁膜を形成する工程と、を有する不揮発性半導体記憶装置の製造方法を対象とする。そして、本発明に係る製造方法は、更に、全面に導電層及び第2の絶縁膜を順次形成する工程と、前記導電層及び前記第2の絶縁膜を、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線の平面形状に加工する工程と、前記第1の絶縁膜及び前記第2の絶縁膜をマスクとして前記半導体基板の表面をエッチングすることにより、溝を形成する工程と、前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程と、前記ワード線の側方に前記溝の底部まで延びる第3の絶縁膜からなるサイドウォールを形成する工程と、前記溝内に第4の絶縁膜を埋め込む工程と、を有することを特徴とする。
【0030】
本願の第5の発明に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法も、半導体基板上に順次積層された第1の酸化膜、窒化膜及び第2の酸化膜からなる積層体を形成する工程と、前記半導体基板の表面に拡散層からなる複数本のビット線を形成する工程と、前記複数本のビット線上に第1の絶縁膜を形成する工程と、を有する不揮発性半導体記憶装置の製造方法を対象とする。そして、本発明に係る製造方法は、更に、全面に導電層及び第2の絶縁膜を順次形成する工程と、前記導電層及び前記第2の絶縁膜を、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線の平面形状に加工する工程と、前記導電層及び前記第2の絶縁膜を覆うと共に、平面視で、隣り合う2本のワード線間で前記2本のワード線から離間した領域に開口部が形成されたレジスト膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜及び前記レジスト膜をマスクとして前記半導体基板の表面をエッチングすることにより、溝を形成する工程と、前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程と、前記溝内に第4の絶縁膜を埋め込む工程と、を有することを特徴とする。
【0031】
本願の第6の発明に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板上にトンネル絶縁膜を形成する工程と、前記半導体基板の表面に拡散層からなる複数本のビット線を形成する工程と、前記複数本のビット線上に第1の絶縁膜を形成する工程と、前記トンネル絶縁膜及び前記第1の絶縁膜上にフローティングゲートを形成する工程と、前記フローティングゲート上に順次積層された第1の酸化膜、窒化膜及び第2の酸化膜からなる積層体を形成する工程と、を有する不揮発性半導体記憶装置の製造方法を対象とする。そして、本発明に係る製造方法は、更に、全面に導電層及び第2の絶縁膜を順次形成する工程と、前記導電層及び前記第2の絶縁膜を、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線の平面形状に加工する工程と、前記ワード線の側方に第3の絶縁膜からなるサイドウォールを形成する工程と、前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜及びサイドウォールをマスクとして前記半導体基板の表面をエッチングすることにより、溝を形成する工程と、前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程と、前記溝内に第4の絶縁膜を埋め込む工程と、を有することを特徴とする。
【0032】
本願の第7の発明に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法も、半導体基板上にトンネル絶縁膜を形成する工程と、前記半導体基板の表面に拡散層からなる複数本のビット線を形成する工程と、前記複数本のビット線上に第1の絶縁膜を形成する工程と、前記トンネル絶縁膜及び前記第1の絶縁膜上にフローティングゲートを形成する工程と、前記フローティングゲート上に順次積層された第1の酸化膜、窒化膜及び第2の酸化膜からなる積層体を形成する工程と、を有する不揮発性半導体記憶装置の製造方法を対象とする。そして、本発明に係る製造方法は、更に、全面に導電層及び第2の絶縁膜を順次形成する工程と、前記導電層及び前記第2の絶縁膜を、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線の平面形状に加工する工程と、前記第1の絶縁膜及び前記第2の絶縁膜をマスクとして前記半導体基板の表面をエッチングすることにより、溝を形成する工程と、前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程と、前記ワード線の側方に前記溝の底部まで延びる第3の絶縁膜からなるサイドウォールを形成する工程と、前記溝内に第4の絶縁膜を埋め込む工程と、を有することを特徴とする。
【0033】
本願の第8の発明に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法も、半導体基板上にトンネル絶縁膜を形成する工程と、前記半導体基板の表面に拡散層からなる複数本のビット線を形成する工程と、前記複数本のビット線上に第1の絶縁膜を形成する工程と、前記トンネル絶縁膜及び前記第1の絶縁膜上にフローティングゲートを形成する工程と、前記フローティングゲート上に順次積層された第1の酸化膜、窒化膜及び第2の酸化膜からなる積層体を形成する工程と、を有する不揮発性半導体記憶装置の製造方法を対象とする。そして、本発明に係る製造方法は、更に、全面に導電層及び第2の絶縁膜を順次形成する工程と、前記導電層及び前記第2の絶縁膜を、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線の平面形状に加工する工程と、前記導電層及び前記第2の絶縁膜を覆うと共に、平面視で、隣り合う2本のワード線間で前記2本のワード線から離間した領域に開口部が形成されたレジスト膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜及び前記レジスト膜をマスクとして前記半導体基板の表面をエッチングすることにより、溝を形成する工程と、前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程と、前記溝内に第4の絶縁膜を埋め込む工程と、を有することを特徴とする。
【0034】
本願の第9の発明に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板と、前記半導体基板の表面に形成された拡散層からなる複数本のビット線と、前記半導体基板の上方に形成された導電層からなり、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線と、を有する不揮発性半導体記憶装置を製造する方法である。そして、本発明に係る製造方法は、更に、前記複数本のビット線上及び前記複数本のワード線上に絶縁膜を形成しておき、前記絶縁膜をマスクとして前記半導体基板をエッチングすることにより、溝を形成する工程と、前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程と、前記溝内に第4の絶縁膜を埋め込む工程と、を有することを特徴とする。
【0035】
本願の第10の発明に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法も、半導体基板と、前記半導体基板の表面に形成された拡散層からなる複数本のビット線と、前記半導体基板の上方に形成された導電層からなり、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線と、を有する不揮発性半導体記憶装置を製造する方法である。そして、本発明に係る製造方法は、更に、前記複数本のビット線上に絶縁膜を形成し、前記複数本のワード線上にレジスト膜を形成しておき、前記絶縁膜及び前記レジスト膜をマスクとして前記半導体基板をエッチングすることにより、溝を形成する工程と、前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程と、前記溝内に第4の絶縁膜を埋め込む工程と、を有することを特徴とする。
【0036】
本発明においては、絶縁膜のみをマスクとして半導体基板をエッチングすることにより、溝を形成することができるので、その溝の底部にチャネルストップ拡散層を形成し、溝内に絶縁膜を埋め込むことにより、ビット線間に高い耐圧を確保することが可能である。また、その際のマスクを絶縁膜のみとすることにより、ワード線の微細加工が可能となる。
【0037】
なお、前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程において、前記溝の側部にもイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成することにより、トランジスタのナロー効果(狭チャネル効果)を低減することが可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法について添付の図面を参照して具体的に説明する。
【0039】
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置(NOR型フラッシュメモリ)ついて説明する。第1の実施形態の回路構成は、図30に示すものと同様である。一方、レイアウト及び断面構造が、夫々図31、図32に示す第1の従来例と相違している。図1は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置(NOR型フラッシュメモリ)の構成を示すレイアウト図である。また、図2(a)は、図1中のI−I線に沿った断面図、(b)は、図1中のII−II線に沿った断面図、(c)は、図1中のIII−III線に沿った断面図である。
【0040】
第1の実施形態においても、図2に示すように、ビット線が半導体基板1の表面に形成されたビットライン拡散層4から構成され、ワード線6は半導体基板1上に絶縁膜を介して形成された半導体膜から構成されている。ワード線6の側方には、サイドウォール8が形成されている。ワード線6上には、シリコン窒化膜22が形成されている。ONO膜2は、サイドウォール8と半導体基板1との間にも存在している。そして、全面に層間絶縁膜9が形成されている。また、半導体基板1の表面のビットライン拡散層4、ワード線6又はサイドウォール8のいずれもが形成されていない領域には、溝21が形成されている。本実施形態においては、この溝21の底部にチャネルストップ拡散層7が形成されている。層間絶縁膜9は溝21内にも埋め込まれている。層間絶縁膜9は、例えばCVD法により形成されたものである。なお、図1においては、ビットライン拡散層4上のシリコン酸化膜5及びワード線6上のシリコン窒化膜22以外の絶縁膜(ONO膜2、サイドウォール8及び層間絶縁膜9)は省略している。
【0041】
従って、チャネルストップ拡散層7のパターンは、第1の実施形態では図31に示すものと若干相違する。具体的には、図1に示すように、ワード線6とチャネルストップ拡散層7とが直接接することはなく、これらの間にサイドウォール8の幅に相当する隙間が存在している。
【0042】
このように構成された第1の実施形態においては、チャネルストップ拡散層7だけでなく、溝21内に埋め込まれた層間絶縁膜9によっても、素子分離が行われている。このため、高い耐圧を確保することができる。また、溝21の形成に当たっては、図2(c)に示すように、ワード線6間の溝21とワード線6との間にサイドウォール8が存在し、また、ワード線6上にシリコン窒化膜22が存在しているため、これらのサイドウォール8及びシリコン窒化膜22並びにシリコン酸化膜5をマスクとすることにより、レジスト膜をマスクとする必要がない。このため、ワード線6を容易に微細加工することも可能である。更に、溝21を形成する際の損傷によるトランジスタ特性のばらつきも生じにくい。なお、サイドウォール8の形成については、メモリセルアレイ内に形成するための専用の工程が必要なのではなく、デコーダ等の周辺回路内のMOSトランジスタを形成するために行うサイドウォールを形成する工程と同時にサイドウォール8を形成することができる。従って、工程の増加を招くことはない。
【0043】
次に、上述のように構成された第1の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリを製造する方法について説明する。図3乃至図8は、本発明の第1の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリを製造する方法を工程順に示す断面図である。なお、図3乃至図8の(a)は、図1中のI−I線に沿った断面図に相当し、(b)は、図1中のII−II線に沿った断面図に相当し、(c)は、図1中のIII−III線に沿った断面図に相当する。
【0044】
先ず、図3に示すように、半導体基板1の表面にONO膜2を形成する。ONO膜2の形成では、先ず、800乃至1100℃程度での熱酸化により厚さが3乃至10nmのシリコン酸化膜2aを成長させる。次に、シリコン酸化膜2a上に、厚さが12乃至16nmのシリコン窒化膜2bを600乃至800℃程度でのCVD法により形成する。そして、シリコン窒化膜2b上に、厚さが5乃至10nmのシリコン酸化膜2cを1000乃至1100℃でのウェット酸化により成長させる。なお、シリコン窒化膜2bの厚さを5乃至10nmとして、シリコン酸化膜2cをCVD法により形成してもよい。
【0045】
次に、ONO膜2上にレジスト膜3を塗布により形成し、図4に示すように、ビットライン拡散層の形成予定領域のみに開口部が存在するように、このレジスト膜3をパターニングする。次いで、エッチングによりONO膜2のシリコン酸化膜2c及びシリコン窒化膜2bを除去する。続いて、レジスト膜3をマスクとして砒素イオンを半導体基板1の表面にイオン注入することにより、ビットライン拡散層4を形成する。このときのドーズ量は、例えば1×1015乃至3×1015cm-2程度であり、加速電圧は、例えば60乃至80keVであり、傾斜角度(入射角度)は、例えば0°である。
【0046】
その後、図5に示すように、800乃至1000℃程度でのウェット酸化によりビットライン拡散層4表面に、厚さが400乃至600nmのシリコン酸化膜5を成長させる。この結果、ONO膜2の両端部が若干せり上がる。
【0047】
次に、リンがドーピングされたアモルファスシリコン(DASi)膜をCVD法により成長させ、その上にタングステンシリサイド(WSi)膜をCVD法により成長させる。リンのドーピング量は、例えば2×1020乃至3×1021cm-3程度である。また、DASi膜の厚さは100乃至150nmであり、WSi膜の厚さは100乃至180nmである。更に、本実施形態においては、WSi膜上にシリコン窒化膜をCVD法により成長させる。このシリコン窒化膜の厚さは50乃至150nmである。なお、シリコン窒化膜の代わりに、半導体基板1とのエッチング選択比を確保することができる膜、例えばシリコン酸化膜又はシリコン酸窒化膜を形成してもよい。次いで、シリコン膜上にレジスト膜を塗布により形成し、ワード線及び周辺領域のトランジスタのゲート電極を形成するための形状に、つまり、ワード線及び周辺領域のトランジスタのゲート電極の形成予定領域のみに開口部が存在するように、このレジスト膜をパターニングする。そして、図6に示すように、エッチングによりシリコン窒化膜、WSi膜及びDASi膜を順次除去することにより、ワード線6及び周辺領域のトランジスタのゲート電極(図示せず)を形成する。なお、周辺領域において、DASi膜を形成する前に、周辺領域に開口部が形成されたレジスト膜をマスクとして、周辺領域内のONO膜2を除去した後、このレジスト膜を剥離し、ゲート酸化膜(図示せず)を形成しておく。
【0048】
次に、全面に厚さが100乃至200nmのCVD酸化膜を成長させ、このCVD酸化膜に異方性エッチングを施すことにより、図7に示すように、周辺領域のトランジスタのゲート電極(図示せず)及びワード線6の側方にサイドウォール8を形成する。また、この異方性エッチングにより、CVD酸化膜の直下に存在するONO膜2も除去される。なお、CVD酸化膜の代わりに、半導体基板1とのエッチング選択比を確保することができる膜、例えばシリコン窒化膜又はシリコン酸窒化膜を形成してもよい。
【0049】
その後、周辺領域を覆いフラッシュメモリセル部のみを露出させるレジスト膜(図示せず)を形成し、このレジスト膜をマスクとしてエッチングを行う。フラッシュメモリセル部内においては、シリコン窒化膜22、シリコン酸化膜5及びサイドウォール8もマスクとして機能するため、これらに覆われていない半導体基板1のみがエッチングされる。この結果、図8に示すように、溝21が形成される。更に、レジスト膜、シリコン窒化膜22、シリコン酸化膜5及びサイドウォール8をマスクとしてボロンイオンを溝21の底部にイオン注入することにより、チャネルストップ拡散層7を形成する。このときのドーズ量は、例えば5×1012乃至1×1013cm-2程度であり、加速電圧は、例えば20乃至40keVであり、傾斜角度(入射角度)は、例えば0°である。その後、レジスト膜を除去し、例えばCVD法により層間絶縁膜9を全面に形成し、更に、配線(図示せず)の形成等を行う。このようにして、第1の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリを製造することができる。なお、ボロンイオンのイオン注入を斜め注入により行って、溝21の側部にもチャネルストップ拡散層7を形成してもよい。このような場合、トランジスタのナロー効果の低減を図ることが可能である。
【0050】
図9及び図10は、NOR型フラッシュメモリの動作を示す模式図である。図9(a)はデータ「0」の書き込み動作を示し、(b)はデータ「0」の消去動作を示す。また、図10はデータの読み出し動作を示し、(a)は「1」のデータが記憶されている場合を示し、(b)は「0」のデータが記憶されている場合を示す。
【0051】
データの書き込みがホットエレクトロンの注入(CHE)により行われる場合、図9(a)に示すように、ゲート電圧、ドレイン電圧及びソース電圧が、夫々例えば10V、5V、0Vに設定される。また、基板の電位は0Vである。そして、チャネル20から注入された電子がONO膜2のシリコン窒化膜2b中にトラップされるか、又はシリコン酸化膜2aとシリコン窒化膜2bとの界面にトラップされる。なお、図9(a)はドレイン近傍に電子が注入される場合を示しているが、書き込み時のソース電圧とドレイン電圧とを入れ替えることにより、ソース近傍に電子を注入してデータを書き込むことが可能である。つまり、図30中において点線の円で示すように、2ビットの記憶が可能である。
【0052】
一方、データの消去がバンド間のトンネル効果により行われる場合、図9(b)に示すように、ゲート電圧、ドレイン電圧及びソース電圧が、夫々例えば−5V、5V、フローティングに設定される。また、基板の電位は0Vである。そして、ホールがドレインに相当するビットライン拡散層4からONO膜2のシリコン窒化膜2b中に注入されるか、又はシリコン酸化膜2aとシリコン窒化膜2bとの界面に注入される。この結果、シリコン窒化膜2b中又は前記界面に電子がトラップされている場合、この電子とホールとが打ち消しあい、データの消去が行われる。シリコン窒化膜2b中又は前記界面に電子がトラップされていない場合には、シリコン窒化膜2b中又は前記界面にホールがトラップされる。なお、図9(b)はドレイン近傍のみにホールが注入される場合を示しているが、消去時のソース電圧をドレイン電圧と等しいもの、例えば5Vに設定することにより、ソース近傍に注入されている電子をドレイン近傍のものと同時にホールと打ち消し合わせ、一括してデータを消去することが可能である。
【0053】
データの読み出し時には、図10(a)及び(b)に示すように、ゲート電圧、ドレイン電圧及びソース電圧が、夫々例えば3.3V、1V、0Vに設定される。また、基板の電位は0Vである。そして、シリコン窒化膜2b又はシリコン酸化膜2aとシリコン窒化膜2bとの界面に電子がトラップされていない場合には、図10(a)に示すように、ソースに相当するビットライン拡散層4とドレインに相当するビットライン拡散層4とがチャネル20により接続され、これらのビットライン拡散層4間にソース・ドレイン間電流が流れる。この結果、「0」のデータが読み出される。一方、シリコン窒化膜2b又は前記界面に電子がトラップされている場合には、図10(b)に示すように、チャネル20がドレインに相当するビットライン拡散層4まで届かず、2つのビットライン拡散層4間にソース・ドレイン間電流が流れない。この結果、「1」のデータが読み出される。
【0054】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置(NOR型フラッシュメモリ)ついて説明する。第2の実施形態の回路構成は、図30に示すものと同様である。一方、レイアウト及び断面構造が、第1の従来例及び第1の実施形態と相違している。図11は、本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置(NOR型フラッシュメモリ)の構成を示すレイアウト図である。また、図12(a)は、図11中のI−I線に沿った断面図、(b)は、図11中のII−II線に沿った断面図、(c)は、図11中のIII−III線に沿った断面図である。
【0055】
第2の実施形態においては、ワード線6上に、コバルトシリサイド膜24が形成されている。また、半導体基板1の表面のビットライン拡散層4又はワード線6のいずれもが形成されていない領域には、溝23が形成されている。本実施形態においては、この溝23の底部にチャネルストップ拡散層7が形成されている。サイドウォール8は、ビットライン拡散層4間では、図12(b)に示すように、溝23内に形成され、ワード線6間では、図12(c)に示すように、ワード線6及びその上のコバルトシリサイド膜24の側方から溝23の底部にわたって形成されている。このため、ONO膜2は、第1の実施形態とは異なり、サイドウォール8の下方には形成されていない。また、層間絶縁膜9は溝23内にも埋め込まれている。層間絶縁膜9は、第1の実施形態と同様に、例えばCVD法により形成されたものである。なお、図11においては、ビットライン拡散層4上のシリコン酸化膜5以外の絶縁膜(ONO膜2、サイドウォール8及び層間絶縁膜9)は省略している。
【0056】
このように構成された第2の実施形態においては、チャネルストップ拡散層7だけでなく、溝23内に埋め込まれた層間絶縁膜9によっても、素子分離が行われている。また、溝23の形成に当たっては、図12(c)に示すように、フォトリソグラフィ技術を採用してワード線6をパターニングする際に被加工膜とフォトレジスト膜との間に形成する反射防止膜(図示せず)及びシリコン酸化膜5をマスクとすることにより、レジスト膜をマスクとする必要がない。このため、高い耐圧を確保することができると共に、ワード線6を容易に微細加工することも可能である。
【0057】
次に、上述のように構成された第2の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリを製造する方法について説明する。図13乃至図15は、本発明の第2の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリを製造する方法を工程順に示す断面図である。なお、図13乃至図15の(a)は、図11中のI−I線に沿った断面図に相当し、(b)は、図11中のII−II線に沿った断面図に相当し、(c)は、図11中のIII−III線に沿った断面図に相当する。
【0058】
先ず、第1の実施形態の場合と同様に、図3乃至図6に示す工程を行う。
【0059】
次に、周辺領域を覆いフラッシュメモリセル部のみを露出させるレジスト膜(図示せず)を形成し、このレジスト膜をマスクとしてエッチングを行う。フラッシュメモリセル部内においては、シリコン窒化膜22及びシリコン酸化膜5もマスクとして機能するため、これらに覆われていないONO膜2及び半導体基板1のみがエッチングされる。この結果、図13に示すように、溝23が形成される。更に、レジスト膜、シリコン窒化膜22及びシリコン酸化膜5をマスクとしてボロンイオンを溝23の底部にイオン注入することにより、チャネルストップ拡散層7を形成する。このときのドーズ量は、例えば5×1012乃至1×1013cm-2程度であり、加速電圧は、例えば20乃至40keVであり、傾斜角度(入射角度)は、例えば0°である。その後、レジスト膜を除去する。なお、ボロンイオンのイオン注入を斜め注入により行って、溝23の側部にもチャネルストップ拡散層7を形成してもよい。また、レジスト膜のパターンを、ワード線6間にワード線6から離間する開口部を設けたものとしてもよい。レジスト膜のパターンをこのようなものとした場合、溝23の形成時に、フラッシュメモリセル部内において、レジスト膜及びシリコン酸化膜5がマスクとして機能し、溝23とワード線6の縁とが離間させられる。また、このレジスト膜は、第3の従来例とは異なり、ワード線6のエッチングには使用していないため、ワード線6の微細加工には全く影響を及ぼさない。従って、このレジスト膜を比較的厚いものとしてもワード線6を微細加工することは可能であり、また、比較的薄いものとしても溝形成前に損傷を受けることはない。
【0060】
その後、全面に厚さが100乃至200nmのCVD酸化膜を成長させ、このCVD酸化膜に異方性エッチングを施すことにより、周辺領域のトランジスタのゲート電極(図示せず)の側方に、ビットライン拡散層4間では、図14(b)に示すように、溝23内に、及びワード線6間では、図14(c)に示すように、ワード線6及びその上のコバルトシリサイド膜24の側方から溝23の底部にわたって、サイドウォール8を形成する。なお、CVD酸化膜の代わりに、半導体基板1とのエッチング選択比を確保することができる膜、例えばシリコン窒化膜又はシリコン酸窒化膜を形成してもよい。
【0061】
次いで、例えばリン酸を用いたボイル処理を行うことにより、ワード線6及び周辺領域のトランジスタのゲート電極上のシリコン窒化膜22を除去する。続いて、フッ酸処理を行うことにより、周辺領域のトランジスタのソース・ドレイン拡散層(図示せず)上の酸化膜を除去する。その後、Co膜及びTiN膜を順次スパッタリングにより全面に形成し、450乃至550℃でのランプアニール(RTA:rapid thermal annealing)を施すことにより、これらの膜とワード線6並びに周辺領域のトランジスタのゲート電極及びソース・ドレイン拡散層の表面とを反応させる。この結果、図15に示すように、コバルトシリサイド膜24が形成される。その後、例えばCVD法により層間絶縁膜9を全面に形成し、更に、配線(図示せず)の形成等を行う。このようにして、第2の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリを製造することができる。
【0062】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置(NOR型フラッシュメモリ)ついて説明する。第3の実施形態の回路構成は、図30に示すものと同様である。一方、レイアウト及び断面構造が、第1の従来例並びに第1及び第2の実施形態と相違している。図16は、本発明の第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置(NOR型フラッシュメモリ)の構成を示すレイアウト図である。また、図17(a)は、図16中のI−I線に沿った断面図、(b)は、図16中のII−II線に沿った断面図、(c)は、図16中のIII−III線に沿った断面図である。
【0063】
第3の実施形態においては、ワード線6上だけでなく、ビットライン拡散層4上にも、コバルトシリサイド膜24が形成されている。ビットライン拡散層4上にシリコン酸化膜5は形成されていない。また、第2の実施形態と同様に、半導体基板1の表面のビットライン拡散層4又はワード線6のいずれもが形成されていない領域に、溝23が形成されている。本実施形態においては、この溝23の底部にチャネルストップ拡散層7が形成されている。サイドウォール8は、ビットライン拡散層4間では、図17(b)に示すように、溝23内においてビットライン拡散層4上のコバルトシリサイド膜24の下端より下方に形成され、ワード線6間では、図17(c)に示すように、コバルトシリサイド膜24の下端から溝23の底部にわたって形成されている。更に、コバルトシリサイド膜24は、チャネルストップ拡散層7上においてサイドウォール8に囲まれた領域にも形成されている。なお、図16においては、ビットライン拡散層4上のシリコン酸化膜5以外の絶縁膜(ONO膜2、サイドウォール8及び層間絶縁膜9)は省略している。
【0064】
このように構成された第3の実施形態においては、第2の実施形態と同様の作用及び効果が得られるとともに、ビットライン拡散層4上にコバルトシリサイド膜24が形成されているため、ビット線の低抵抗化を図ることができる。また、チャネルストップ拡散層7上にもコバルトシリサイド膜24が形成されているが、このコバルトシリサイド膜24とワード線6及びビットライン拡散層4との間にはサイドウォール8が介在しているため、これらの間の短絡の発生が防止される。
【0065】
次に、上述のように構成された第3の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリを製造する方法について説明する。図18乃至図20は、本発明の第3の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリを製造する方法を工程順に示す断面図である。なお、図18乃至図20の(a)は、図16中のI−I線に沿った断面図に相当し、(b)は、図16中のII−II線に沿った断面図に相当し、(c)は、図16中のIII−III線に沿った断面図に相当する。
【0066】
先ず、第1の実施形態の場合と同様に、図3乃至図6に示す工程を行う。
【0067】
次に、周辺領域を覆いフラッシュメモリセル部のみを露出させるレジスト膜(図示せず)を形成し、このレジスト膜をマスクとしてエッチングを行う。フラッシュメモリセル部内においては、シリコン窒化膜22及びシリコン酸化膜5もマスクとして機能するため、これらに覆われていないONO膜2及び半導体基板1のみがエッチングされる。この結果、図18に示すように、溝23が形成される。更に、レジスト膜、シリコン窒化膜22及びシリコン酸化膜5をマスクとしてボロンイオンを溝23の底部にイオン注入することにより、チャネルストップ拡散層7を形成する。このときのドーズ量は、例えば5×1012乃至1×1013cm-2程度であり、加速電圧は、例えば20乃至40keVであり、傾斜角度(入射角度)は、例えば0°である。その後、レジスト膜を除去する。なお、ボロンイオン注入を斜め注入により行って溝23の側部にもチャネルストップ拡散層を形成してもよい。また、レジスト膜のパターンを、ワード線6間にワード線6から離間する開口部を設けたものとしてもよい。レジスト膜のパターンをこのようなものとした場合、溝23の形成時に、フラッシュメモリセル部内において、レジスト膜及びシリコン酸化膜5がマスクとして機能し、溝23とワード線6の縁とが離間させられる。
【0068】
その後、全面に厚さが100乃至200nmのCVD酸化膜を成長させ、このCVD酸化膜に異方性エッチングを施す。但し、本実施形態においては、この異方性エッチングにおいてオーバーエッチングを行う。この結果、周辺領域のトランジスタのゲート電極(図示せず)の側方に、ビットライン拡散層4間では、図19(b)に示すように、溝23内に、及びワード線6間では、図19(c)に示すように、ワード線6及びその上のコバルトシリサイド膜24の側方から溝23の底部にわたって、サイドウォール8が形成されるが、図19(b)に示すように、シリコン酸化膜5も除去される。また、サイドウォール8の高さは、第2の実施形態におけるものよりも低い。なお、CVD酸化膜の代わりに、半導体基板1とのエッチング選択比を確保することができる膜、例えばシリコン窒化膜又はシリコン酸窒化膜を形成してもよい。
【0069】
次いで、例えばリン酸を用いたボイル処理を行うことにより、ワード線6及び周辺領域のトランジスタのゲート電極上のシリコン窒化膜22を除去する。続いて、フッ酸処理を行うことにより、周辺領域のトランジスタのソース・ドレイン拡散層(図示せず)上の酸化膜を除去する。このとき、先のオーバーエッチングによってもシリコン酸化膜5が残存している場合には、このシリコン酸化膜5は完全に除去される。その後、Co膜及びTiN膜を順次スパッタリングにより全面に形成し、450乃至550℃でのランプアニール(RTA:rapid thermal annealing)を施すことにより、これらの膜とワード線6、ビットライン拡散層4及びチャネルストップ拡散層7の露出部並びに周辺領域のトランジスタのゲート電極及びソース・ドレイン拡散層の表面とを反応させる。この結果、図20に示すように、コバルトシリサイド膜24が形成される。その後、例えばCVD法により層間絶縁膜9を全面に形成し、更に、配線(図示せず)の形成等を行う。このようにして、第3の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリを製造することができる。
【0070】
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置(AND型フラッシュメモリ)ついて説明する。第4の実施形態の回路構成は、図38に示すものと同様である。一方、レイアウト及び断面構造が、夫々図39、図40に示す第2の従来例と相違している。図21は、本発明の第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置(AND型フラッシュメモリ)の構成を示すレイアウト図である。また、図22(a)は、図21中のI−I線に沿った断面図、(b)は、図21中のII−II線に沿った断面図、(c)は、図21中のIII−III線に沿った断面図である。
【0071】
第4の実施形態においても、図22に示すように、ビット線が半導体基板1の表面に形成されたビットライン拡散層4から構成され、ワード線6は半導体基板1上に絶縁膜を介して形成された半導体膜から構成されている。ワード線6、その下のONO膜2及びその下のフローティングゲート14の側方には、サイドウォール8が形成されている。ワード線6上には、シリコン窒化膜22が形成されている。そして、全面に層間絶縁膜9が形成されている。また、半導体基板1の表面のビットライン拡散層4、ワード線6、サイドウォール8又は素子分離酸化膜12のいずれもが形成されていない領域には、溝25が形成されている。本実施形態においては、この溝25の底部にチャネルストップ拡散層7が形成されている。層間絶縁膜9は溝25内にも埋め込まれている。層間絶縁膜9は、例えばCVD法により形成されたものである。なお、図21においては、ビットライン拡散層4上のシリコン酸化膜5及びワード線6上のシリコン窒化膜22以外の絶縁膜(ONO膜2、サイドウォール8、層間絶縁膜9及びトンネル酸化膜13)は省略している。
【0072】
従って、チャネルストップ拡散層7のパターンは、第4の実施形態では図39に示すものと若干相違する。具体的には、図21に示すように、ワード線6とチャネルストップ拡散層7とが直接接することはなく、これらの間にサイドウォール8の幅に相当する隙間が存在している。
【0073】
このように構成された第4の実施形態においては、チャネルストップ拡散層7だけでなく、溝25内に埋め込まれた層間絶縁膜9によっても、素子分離が行われている。このため、高い耐圧を確保することができる。また、溝25の形成に当たっては、図22(c)に示すように、ワード線6間の溝25とワード線6との間にサイドウォール8が存在し、また、ワード線6上にシリコン窒化膜22が存在しているため、これらのサイドウォール8及びシリコン窒化膜22、素子分離酸化膜12並びにシリコン酸化膜5をマスクとすることにより、レジスト膜をマスクとする必要がない。このため、ワード線6を容易に微細加工することも可能である。更に、溝25を形成する際の損傷によるトランジスタ特性のばらつきも生じにくい。
【0074】
図23及び図24は、AND型フラッシュメモリの動作を示す模式図である。図23(a)はデータ「0」の書き込み動作を示し、(b)はデータ「0」の消去動作を示す。また、図24はデータの読み出し動作を示し、(a)は「1」のデータが記憶されている場合を示し、(b)は「0」のデータが記憶されている場合を示す。
【0075】
データの書き込み時には、図23(a)に示すように、ゲート電圧、ドレイン電圧及びソース電圧が、夫々例えば−8V、6V、フローティングに設定される。また、基板の電位は0Vである。そして、フローティングゲート14にトラップされていた電子がファウラー・ノルドハイム(FN)トンネル電流により引き抜かれる。
【0076】
一方、データの消去時には、図23(b)に示すように、ゲート電圧、ドレイン電圧及びソース電圧が、夫々例えば10V、−8V、−8Vに設定される。また、基板の電位は、例えば−8Vに設定される。そして、半導体基板からのファウラー・ノルドハイム(FN)トンネル電流により電子がフローティングゲート14にトラップされる。
【0077】
データの読み出し時には、図24(a)及び(b)に示すように、ゲート電圧、ドレイン電圧及びソース電圧が、夫々例えば3.3V、1.2V、0Vに設定される。また、基板の電位は0Vである。そして、フローティングゲート14に電子がトラップされていない場合には、図24(a)に示すように、反転層が形成され、ソースに相当するビットライン拡散層4とドレインに相当するビットライン拡散層4とがチャネル20により接続され、これらのビットライン拡散層4間にソース・ドレイン間電流が流れる。この結果、「0」のデータが読み出される。一方、フローティングゲート14に電子がトラップされている場合には、図24(b)に示すように、反転層が形成されず、チャネルも形成されないため、これらのビットライン拡散層4間にソース・ドレイン間電流は流れない。この結果、「1」のデータが読み出される。
【0078】
なお、第4の実施形態に係るAND型フラッシュメモリにおける溝25は、AND型フラッシュメモリの従来の製造方法に対して、第1の実施形態のように、周辺領域のトランジスタのゲート電極(図示せず)及びワード線6の側方にサイドウォール8を形成した後、フラッシュメモリセル部のみを露出させるレジスト膜並びにサイドウォール8、シリコン窒化膜22、素子分離酸化膜12及びシリコン酸化膜5をマスクとして半導体基板1をエッチングすることにより形成することができる。また、その他の構成要素の形成については、通常の方法を採用すればよい。例えば、半導体基板1の表面に素子分離酸化膜12を形成した後、半導体基板1上にトンネル絶縁膜13を形成し、半導体基板1の表面にビットライン拡散層4を形成し、ビットライン拡散層4上にシリコン絶縁膜5を形成し、トンネル絶縁膜13及びシリコン絶縁膜5上にフローティングゲート14を形成し、フローティングゲート14上にONO膜2を形成し、全面にワード線6となる導電層及びシリコン窒化膜22(パターニング前)を順次形成すればよい。その後は、第1の実施形態と同様の工程を行えばよい。更に、チャネルストップ拡散層7を形成するためのイオン注入を斜め注入により行って、図25に示すように、チャネルストップ拡散層7を溝25の側部にも形成してもよい。図25は、本発明の第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置(AND型フラッシュメモリ)の変形例の構造を示す図であって、(a)は図21中のI−I線に沿った断面図、(b)は図21中のII−II線に沿った断面図、(c)は図21中のIII−III線に沿った断面図である。
【0079】
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置(AND型フラッシュメモリ)ついて説明する。第5の実施形態の回路構成は、図38に示すものと同様である。一方、レイアウト及び断面構造が、第2の従来例及び第4の実施形態と相違している。図26は、本発明の第5の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置(AND型フラッシュメモリ)の構成を示すレイアウト図である。また、図27(a)は、図26中のI−I線に沿った断面図、(b)は、図26中のII−II線に沿った断面図、(c)は、図26中のIII−III線に沿った断面図である。
【0080】
第5の実施形態においては、ワード線6上に、コバルトシリサイド膜24が形成されている。また、半導体基板1の表面のビットライン拡散層4、ワード線6又は素子分離酸化膜12のいずれもが形成されていない領域に、溝26が形成されている。本実施形態においては、この溝26の底部にチャネルストップ拡散層7が形成されている。サイドウォール8は、ビットライン拡散層4間では、図27(b)に示すように、溝26内に形成され、ワード線6間では、図27(c)に示すように、ワード線6及びその上のコバルトシリサイド膜24の側方から溝26の底部にわたって形成されている。また、層間絶縁膜9は溝26内にも埋め込まれている。層間絶縁膜9は、第4の実施形態と同様に、例えばCVD法により形成されたものである。なお、図26においては、ビットライン拡散層4上のシリコン酸化膜5以外の絶縁膜(ONO膜2、サイドウォール8、層間絶縁膜9及びトンネル酸化膜13)は省略している。
【0081】
このように構成された第5の実施形態においては、チャネルストップ拡散層7だけでなく、溝26内に埋め込まれた層間絶縁膜9によっても、素子分離が行われている。また、溝26の形成に当たっては、図27(c)に示すように、フォトリソグラフィ技術を採用してワード線6をパターニングする際に被加工膜とフォトレジスト膜との間に形成する反射防止膜(図示せず)、素子分離酸化膜12及びシリコン酸化膜5をマスクとすることにより、レジスト膜をマスクとする必要がない。このため、第4の実施形態と同様の効果が得られる。
【0082】
なお、第5の実施形態に係るAND型フラッシュメモリにおける溝26は、AND型フラッシュメモリの従来の製造方法に対して、第2の実施形態のように、ワード線6及びその上のシリコン窒化膜22を形成した後、フラッシュメモリセル部のみを露出させるレジスト膜並びにシリコン窒化膜22、素子分離酸化膜12及びシリコン酸化膜5をマスクとして、半導体基板1をエッチングすることにより形成することができる。また、その他の構成要素の形成については、通常の方法を採用すればよい。そして、第2の実施形態と同様の工程を行えばよい。
【0083】
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置(AND型フラッシュメモリ)ついて説明する。第6の実施形態の回路構成は、図38に示すものと同様である。一方、レイアウト及び断面構造が、第2の従来例並びに第4及び第5の実施形態と相違している。図28は、本発明の第6の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置(AND型フラッシュメモリ)の構成を示すレイアウト図である。図29(a)は、図28中のI−I線に沿った断面図、(b)は、図28中のII−II線に沿った断面図、(c)は、図28中のIII−III線に沿った断面図である。
【0084】
第6の実施形態においては、ワード線6上だけでなく、ビットライン拡散層4上にも、コバルトシリサイド膜24が形成されている。ビットライン拡散層4上にシリコン酸化膜5は形成されていない。また、第4の実施形態と同様に、半導体基板1の表面のビットライン拡散層4、素子分離酸化膜12又はワード線6のいずれもが形成されていない領域に、溝26が形成されている。本実施形態においては、この溝26の底部にチャネルストップ拡散層7が形成されている。サイドウォール8は、ビットライン拡散層4間では、図29(b)に示すように、溝23内においてビットライン拡散層4上のコバルトシリサイド膜24の下端より下方に形成され、ワード線6間では、図29(c)に示すように、コバルトシリサイド膜24の下端から溝26の底部にわたって形成されている。更に、コバルトシリサイド膜24は、チャネルストップ拡散層7上においてサイドウォール8に囲まれた領域にも形成されている。なお、図28においては、ビットライン拡散層4上のシリコン酸化膜5以外の絶縁膜(ONO膜2、サイドウォール8、層間絶縁膜9及びトンネル酸化膜13)は省略している。
【0085】
このように構成された第6の実施形態においては、第5の実施形態と同様の作用及び効果が得られるとともに、ビットライン拡散層4上にコバルトシリサイド膜24が形成されているため、ビット線の低抵抗化を図ることができる。また、チャネルストップ拡散層7上にもコバルトシリサイド膜24が形成されているが、このコバルトシリサイド膜24とワード線6及びビットライン拡散層4との間にはサイドウォール8が介在しているため、これらの間の短絡の発生が防止される。
【0086】
なお、第6の実施形態に係るAND型フラッシュメモリにおける溝26は、AND型フラッシュメモリの従来の製造方法に対して、第3の実施形態のように、ワード線6及びその上のシリコン窒化膜22を形成した後、フラッシュメモリセル部のみを露出させるレジスト膜並びにシリコン窒化膜22、素子分離酸化膜12及びシリコン酸化膜5をマスクとして、半導体基板1をエッチングすることにより形成することができる。また、その他の構成要素の形成については、通常の方法を採用すればよい。そして、第3の実施形態と同様の工程を行えばよい。例えば、シリコン酸化膜5をオーバーエッチング及びフッ酸処理等により除去した後、サイサイドプロセスを行うことにより、第6の実施形態の構造を得ることができる。
【0087】
以下、本発明の諸態様を付記としてまとめて記載する。
【0088】
(付記1) 半導体基板と、
前記半導体基板の表面に形成された拡散層からなる複数本のビット線と、
前記半導体基板の上方に形成された導電層からなり、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線と、
を有する不揮発性半導体記憶装置であって、
前記ワード線上に形成された第1の絶縁膜と、
前記ワード線に沿って形成された第2の絶縁膜と、
を更に有し、
隣り合う2本のワード線間において、
平面視で、前記2本のワード線上に形成された第1の絶縁膜及び隣り合う2本のビット線により画定された領域内の半導体基板の表面に、前記第2の絶縁膜に整合するようにして溝が形成され、
前記溝の底部にチャネルストップ拡散層が形成され、
前記溝内に絶縁膜が埋め込まれていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
【0089】
(付記2) 前記第2の絶縁膜はサイドウォールであることを特徴とする付記1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
【0090】
(付記3) 半導体基板と、
前記半導体基板の表面に形成された拡散層からなる複数本のビット線と、
前記半導体基板の上方に形成された導電層からなり、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線と、
を有する不揮発性半導体記憶装置であって、
隣り合う2本のワード線間において、
平面視で、前記2本のワード線及び隣り合う2本のビット線により画定された領域内の半導体基板の表面に溝が形成され、
前記溝の底部にチャネルストップ拡散層が形成され、
各ワード線の側方に前記溝の底部まで延びるサイドウォールが形成され、
前記溝内に絶縁膜が埋め込まれていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
【0091】
(付記4) 前記溝は、平面視で、前記ワード線に整合するようにして形成されていることを特徴とする付記3に記載の不揮発性半導体記憶装置。
【0092】
(付記5) 前記溝は、平面視で、前記ワード線から離間して形成されていることを特徴とする付記3に記載の不揮発性半導体記憶装置。
【0093】
(付記6) 前記ビット線上及び前記チャネルストップ拡散層の前記サイドウォールから露出した領域上に形成されたシリサイド膜を更に有することを特徴とする付記3乃至5のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
【0094】
(付記7) 前記チャネルストップ拡散層が前記溝の側部にも形成されていることを特徴とする付記1乃至6のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
【0095】
(付記8) NOR型のフラッシュメモリであることを特徴とする付記1乃至7のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
【0096】
(付記9) AND型のフラッシュメモリであることを特徴とする付記1乃至7のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
【0097】
(付記10) 半導体基板上に順次積層された第1の酸化膜、窒化膜及び第2の酸化膜からなる積層体を形成する工程と、
前記半導体基板の表面に拡散層からなる複数本のビット線を形成する工程と、
前記複数本のビット線上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
全面に導電層及び第2の絶縁膜を順次形成する工程と、
前記導電層及び前記第2の絶縁膜を、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線の平面形状に加工する工程と、
前記ワード線の側方に第3の絶縁膜からなるサイドウォールを形成する工程と、
前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜及びサイドウォールをマスクとして前記半導体基板の表面をエッチングすることにより、溝を形成する工程と、
前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程と、
前記溝内に第4の絶縁膜を埋め込む工程と、
を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
【0098】
(付記11) 半導体基板上に順次積層された第1の酸化膜、窒化膜及び第2の酸化膜からなる積層体を形成する工程と、
前記半導体基板の表面に拡散層からなる複数本のビット線を形成する工程と、
前記複数本のビット線上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
全面に導電層及び第2の絶縁膜を順次形成する工程と、
前記導電層及び前記第2の絶縁膜を、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線の平面形状に加工する工程と、
前記第1の絶縁膜及び前記第2の絶縁膜をマスクとして前記半導体基板の表面をエッチングすることにより、溝を形成する工程と、
前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程と、
前記ワード線の側方に前記溝の底部まで延びる第3の絶縁膜からなるサイドウォールを形成する工程と、
前記溝内に第4の絶縁膜を埋め込む工程と、
を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
【0099】
(付記12) 半導体基板上に順次積層された第1の酸化膜、窒化膜及び第2の酸化膜からなる積層体を形成する工程と、
前記半導体基板の表面に拡散層からなる複数本のビット線を形成する工程と、
前記複数本のビット線上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
全面に導電層及び第2の絶縁膜を順次形成する工程と、
前記導電層及び前記第2の絶縁膜を、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線の平面形状に加工する工程と、
前記導電層及び前記第2の絶縁膜を覆うと共に、平面視で、隣り合う2本のワード線間で前記2本のワード線から離間した領域に開口部が形成されたレジスト膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜及び前記レジスト膜をマスクとして前記半導体基板の表面をエッチングすることにより、溝を形成する工程と、
前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程と、
前記溝内に第4の絶縁膜を埋め込む工程と、
を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
【0100】
(付記13) 半導体基板上にトンネル絶縁膜を形成する工程と、
前記半導体基板の表面に拡散層からなる複数本のビット線を形成する工程と、前記複数本のビット線上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記トンネル絶縁膜及び前記第1の絶縁膜上にフローティングゲートを形成する工程と、
前記フローティングゲート上に順次積層された第1の酸化膜、窒化膜及び第2の酸化膜からなる積層体を形成する工程と、
全面に導電層及び第2の絶縁膜を順次形成する工程と、
前記導電層及び前記第2の絶縁膜を、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線の平面形状に加工する工程と、
前記ワード線の側方に第3の絶縁膜からなるサイドウォールを形成する工程と、
前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜及びサイドウォールをマスクとして前記半導体基板の表面をエッチングすることにより、溝を形成する工程と、
前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程と、
前記溝内に第4の絶縁膜を埋め込む工程と、
を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
【0101】
(付記14) 半導体基板上にトンネル絶縁膜を形成する工程と、
前記半導体基板の表面に拡散層からなる複数本のビット線を形成する工程と、
前記複数本のビット線上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記トンネル絶縁膜及び前記第1の絶縁膜上にフローティングゲートを形成する工程と、
前記フローティングゲート上に順次積層された第1の酸化膜、窒化膜及び第2の酸化膜からなる積層体を形成する工程と、
全面に導電層及び第2の絶縁膜を順次形成する工程と、
前記導電層及び前記第2の絶縁膜を、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線の平面形状に加工する工程と、
前記第1の絶縁膜及び前記第2の絶縁膜をマスクとして前記半導体基板の表面をエッチングすることにより、溝を形成する工程と、
前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程と、
前記ワード線の側方に前記溝の底部まで延びる第3の絶縁膜からなるサイドウォールを形成する工程と、
前記溝内に第4の絶縁膜を埋め込む工程と、
を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
【0102】
(付記15) 前記サイドウォールを形成する工程と前記第4の絶縁膜を埋め込む工程との間に、
前記第2の絶縁膜を除去する工程と、
前記ワード線上にシリサイド膜を形成する工程と、
を有することを特徴とする付記11又は14に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
【0103】
(付記16) 前記サイドウォールを形成する工程は、
全面に前記第3の絶縁膜を形成する工程と、
前記第3の絶縁膜を異方性エッチングすると共に、前記第1の絶縁膜を除去する工程と、
を有することを特徴とする付記11又は14に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
【0104】
(付記17) 前記第3の絶縁膜を異方性エッチングすると共に、前記第1の絶縁膜を除去する工程と前記第4の絶縁膜を埋め込む工程との間に、
前記第2の絶縁膜を除去する工程と、
前記ワード線上、前記ビット線上及び前記チャネルストップ拡散層の前記サイドウォールから露出した領域上にシリサイド膜を形成する工程と、
を有することを特徴とする付記16に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
【0105】
(付記18) 半導体基板上にトンネル絶縁膜を形成する工程と、
前記半導体基板の表面に拡散層からなる複数本のビット線を形成する工程と、
前記複数本のビット線上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記トンネル絶縁膜及び前記第1の絶縁膜上にフローティングゲートを形成する工程と、
前記フローティングゲート上に順次積層された第1の酸化膜、窒化膜及び第2の酸化膜からなる積層体を形成する工程と、
全面に導電層及び第2の絶縁膜を順次形成する工程と、
前記導電層及び前記第2の絶縁膜を、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線の平面形状に加工する工程と、
前記導電層及び前記第2の絶縁膜を覆うと共に、平面視で、隣り合う2本のワード線間で前記2本のワード線から離間した領域に開口部が形成されたレジスト膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜及び前記レジスト膜をマスクとして前記半導体基板の表面をエッチングすることにより、溝を形成する工程と、
前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程と、
前記溝内に第4の絶縁膜を埋め込む工程と、
を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
【0106】
(付記19) 前記チャネルストップ拡散層を形成する工程と前記第4の絶縁膜を埋め込む工程との間に、
前記第2の絶縁膜を除去する工程と、
前記ワード線上にシリサイド膜を形成する工程と、
を有することを特徴とする付記12又は18に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
【0107】
(付記20) 前記チャネルストップ拡散層を形成する工程と前記第4の絶縁膜を埋め込む工程との間に、
前記第1の絶縁膜を除去する工程と、
前記第2の絶縁膜を除去する工程と、
前記ワード線上、前記ビット線上及び前記チャネルストップ拡散層の前記サイドウォールから露出した領域上にシリサイド膜を形成する工程と、
を有することを特徴とする付記12又は18に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
【0108】
(付記21) 半導体基板と、前記半導体基板の表面に形成された拡散層からなる複数本のビット線と、前記半導体基板の上方に形成された導電層からなり、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線と、を有する不揮発性半導体記憶装置を製造する方法であって、
前記複数本のビット線上及び前記複数本のワード線上に絶縁膜を形成しておき、前記絶縁膜をマスクとして前記半導体基板をエッチングすることにより、溝を形成する工程と、
前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程と、
前記溝内に第4の絶縁膜を埋め込む工程と、
を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
【0109】
(付記22) 半導体基板と、前記半導体基板の表面に形成された拡散層からなる複数本のビット線と、前記半導体基板の上方に形成された導電層からなり、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線と、を有する不揮発性半導体記憶装置を製造する方法であって、
前記複数本のビット線上に絶縁膜を形成し、前記複数本のワード線上にレジスト膜を形成しておき、前記絶縁膜及び前記レジスト膜をマスクとして前記半導体基板をエッチングすることにより、溝を形成する工程と、
前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程と、
前記溝内に第4の絶縁膜を埋め込む工程と、
を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
【0110】
(付記23) 前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程において、前記溝の側部にもイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成することを特徴とする付記10乃至22のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
【0111】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、半導体基板をエッチングすることにより、溝を形成することができる。従って、その溝の底部にチャネルストップ拡散層を形成し、溝内に絶縁膜を埋め込むことにより、ビット線間に高い耐圧を確保することが可能である。また、その際のマスクを絶縁膜のみとすることにより、ワード線を微細に加工することができる。つまり、高い耐圧を確保しながら、微細化を可能にすることができる。更に、サイドウォールをマスクとして半導体基板をエッチングする場合には、エッチングの際に生じる半導体基板の損傷によるトランジスタ特性のばらつきを低く抑えることができる。更にまた、溝を形成した後に、その溝の側部にもチャネルストップ拡散層を形成する場合には、トランジスタのナロー効果(狭チャネル効果)を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置(NOR型フラッシュメモリ)の構成を示すレイアウト図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリの構造を示す断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリを製造する方法を示す断面図である。
【図4】同じく、本発明の第1の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリを製造する方法を示す図であって、図3に示す工程の次工程を示す断面図である。
【図5】同じく、本発明の第1の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリを製造する方法を示す図であって、図4に示す工程の次工程を示す断面図である。
【図6】同じく、本発明の第1の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリを製造する方法を示す図であって、図5に示す工程の次工程を示す断面図である。
【図7】同じく、本発明の第1の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリを製造する方法を示す図であって、図6に示す工程の次工程を示す断面図である。
【図8】同じく、本発明の第1の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリを製造する方法を示す図であって、図7に示す工程の次工程を示す断面図である。
【図9】NOR型フラッシュメモリの動作を示す模式図である。
【図10】同じく、NOR型フラッシュメモリの動作を示す模式図である。
【図11】本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置(NOR型フラッシュメモリ)の構成を示すレイアウト図である。
【図12】本発明の第2の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリの構造を示す断面図である。
【図13】本発明の第2の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリを製造する方法を示す断面図である。
【図14】同じく、本発明の第2の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリを製造する方法を示す図であって、図13に示す工程の次工程を示す断面図である。
【図15】同じく、本発明の第2の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリを製造する方法を示す図であって、図14に示す工程の次工程を示す断面図である。
【図16】本発明の第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置(NOR型フラッシュメモリ)の構成を示すレイアウト図である。
【図17】本発明の第3の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリの構造を示す断面図である。
【図18】本発明の第3の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリを製造する方法を示す断面図である。
【図19】同じく、本発明の第3の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリを製造する方法を示す図であって、図18に示す工程の次工程を示す断面図である。
【図20】同じく、本発明の第3の実施形態に係るNOR型フラッシュメモリを製造する方法を示す図であって、図19に示す工程の次工程を示す断面図である。
【図21】本発明の第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置(AND型フラッシュメモリ)の構成を示すレイアウト図である。
【図22】本発明の第4の実施形態に係るAND型フラッシュメモリの構造を示す断面図である。
【図23】AND型フラッシュメモリの動作を示す模式図である。
【図24】同じく、AND型フラッシュメモリの動作を示す模式図である。
【図25】第4の実施形態の変形例を示す断面図である。
【図26】本発明の第5の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置(AND型フラッシュメモリ)の構成を示すレイアウト図である。
【図27】本発明の第5の実施形態に係るAND型フラッシュメモリの構造を示す断面図である。
【図28】本発明の第6の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置(AND型フラッシュメモリ)の構成を示すレイアウト図である。
【図29】本発明の第6の実施形態に係るAND型フラッシュメモリの構造を示す断面図である。
【図30】NOR(ノア)型フラッシュメモリの構成を示す回路図である。
【図31】NOR(ノア)型フラッシュメモリの構成を示すレイアウト図である。
【図32】(a)は、図31中のI−I線に沿った断面図、(b)は、図31中のII−II線に沿った断面図、(c)は、図31中のIII−III線に沿った断面図である。
【図33】フラッシュメモリを製造する従来の方法を示す断面図である。
【図34】同じく、フラッシュメモリを製造する従来の方法を示す図であって、図33に示す工程の次工程を示す断面図である。
【図35】同じく、フラッシュメモリを製造する従来の方法を示す図であって、図34に示す工程の次工程を示す断面図である。
【図36】同じく、フラッシュメモリを製造する従来の方法を示す図であって、図35に示す工程の次工程を示す断面図である。
【図37】同じく、フラッシュメモリを製造する従来の方法を示す図であって、図36に示す工程の次工程を示す断面図である。
【図38】AND(アンド)型フラッシュメモリの構成を示す回路図である。
【図39】AND(アンド)型フラッシュメモリの構成を示すレイアウト図である。
【図40】(a)は、図39中のI−I線に沿った断面図、(b)は、図39中のII−II線に沿った断面図、(c)は、図39中のIII−III線に沿った断面図である。
【図41】第3の従来例の構成を示す断面図である。
【図42】第3の従来例に係るAND型フラッシュメモリを製造する方法を示す断面図である。
【図43】同じく、第3の従来例に係るAND型フラッシュメモリを製造する方法を示す図であって、図42に示す工程の次工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1;半導体基板
2;ONO膜
2a、2c、5;シリコン酸化膜
2b;シリコン窒化膜
3;レジスト膜
4;ビットライン拡散層
6;ワード線
7;チャネルストップ拡散層
8;サイドウォール
9;層間絶縁膜
10;ビットラインコンタクト
11;ワードラインコンタクト
12;素子分離酸化膜
13;トンネル酸化膜
14;フローティングゲート
15、21、23、25、26;溝
16;フラッシュメモリセル
17;熱酸化膜
20;チャネル
22;シリコン窒化膜
24;コバルトシリサイド膜

Claims (10)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の表面に形成された拡散層からなる複数本のビット線と、
    前記半導体基板の上方に形成された導電層からなり、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線と、
    を有する不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記ワード線上に形成された第1の絶縁膜と、
    前記ワード線の側方に形成された第2の絶縁膜と、
    を更に有し、
    隣り合う2本のワード線間において、
    平面視で、前記2本のワード線上に形成された第1の絶縁膜及び隣り合う2本のビット線により画定された領域内の前記半導体基板の表面に、前記ビット線の縁及び前記第2の絶縁膜の縁でその側面が規定される溝が形成され、
    前記溝の底部にチャネルストップ拡散層が形成され、
    前記溝内に絶縁膜が埋め込まれていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 半導体基板と、
    前記半導体基板の表面に形成された拡散層からなる複数本のビット線と、
    前記半導体基板の上方に形成された導電層からなり、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線と、
    を有する不揮発性半導体記憶装置であって、
    隣り合う2本のワード線間において、
    平面視で、前記2本のワード線及び隣り合う2本のビット線により画定された領域内の前記半導体基板の表面に溝が形成され、
    前記溝の底部にチャネルストップ拡散層が形成され、
    各ワード線の側方に前記溝の側壁面を覆うサイドウォールが形成され、
    前記溝内に絶縁膜が埋め込まれていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記溝は、平面視で、前記ワード線から離間して形成されていることを特徴とする請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 半導体基板上に順次積層された第1の酸化膜、窒化膜及び第2の酸化膜からなる積層体を形成する工程と、
    前記半導体基板の表面に拡散層からなる複数本のビット線を形成する工程と、
    前記複数本のビット線上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    全面に導電層及び第2の絶縁膜を順次形成する工程と、
    前記導電層及び前記第2の絶縁膜を、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線の平面形状に加工する工程と、
    前記ワード線の側方に第3の絶縁膜からなるサイドウォールを形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜及びサイドウォールをマスクとして前記半導体基板の表面をエッチングすることにより、溝を形成する工程と、
    前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程と、
    前記溝内に第4の絶縁膜を埋め込む工程と、
    を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  5. 半導体基板上に順次積層された第1の酸化膜、窒化膜及び第2の酸化膜からなる積層体を形成する工程と、
    前記半導体基板の表面に拡散層からなる複数本のビット線を形成する工程と、
    前記複数本のビット線上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    全面に導電層及び第2の絶縁膜を順次形成する工程と、
    前記導電層及び前記第2の絶縁膜を、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線の平面形状に加工する工程と、
    前記第1の絶縁膜及び前記第2の絶縁膜をマスクとして前記半導体基板の表面をエッチングすることにより、溝を形成する工程と、
    前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程と、
    前記ワード線の側方に前記溝の底部まで延びる第3の絶縁膜からなるサイドウォールを形成する工程と、
    前記溝内に第4の絶縁膜を埋め込む工程と、
    を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  6. 半導体基板上に順次積層された第1の酸化膜、窒化膜及び第2の酸化膜からなる積層体を形成する工程と、
    前記半導体基板の表面に拡散層からなる複数本のビット線を形成する工程と、
    前記複数本のビット線上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    全面に導電層及び第2の絶縁膜を順次形成する工程と、
    前記導電層及び前記第2の絶縁膜を、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線の平面形状に加工する工程と、
    前記導電層及び前記第2の絶縁膜を覆うと共に、平面視で、隣り合う2本のワード線間で前記2本のワード線から離間した領域に開口部が形成されたレジスト膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜及び前記レジスト膜をマスクとして前記半導体基板の表面をエッチングすることにより、溝を形成する工程と、
    前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程と、
    前記溝内に第4の絶縁膜を埋め込む工程と、
    を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  7. 半導体基板上にトンネル絶縁膜を形成する工程と、
    前記半導体基板の表面に拡散層からなる複数本のビット線を形成する工程と、
    前記複数本のビット線上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記トンネル絶縁膜及び前記第1の絶縁膜上にフローティングゲートを形成する工程と、
    前記フローティングゲート上に順次積層された第1の酸化膜、窒化膜及び第2の酸化膜からなる積層体を形成する工程と、
    全面に導電層及び第2の絶縁膜を順次形成する工程と、
    前記導電層及び前記第2の絶縁膜を、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線の平面形状に加工する工程と、
    前記ワード線の側方に第3の絶縁膜からなるサイドウォールを形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜及びサイドウォールをマスクとして前記半導体基板の表面をエッチングすることにより、溝を形成する工程と、
    前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程と、
    前記溝内に第4の絶縁膜を埋め込む工程と、
    を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  8. 半導体基板上にトンネル絶縁膜を形成する工程と、
    前記半導体基板の表面に拡散層からなる複数本のビット線を形成する工程と、
    前記複数本のビット線上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記トンネル絶縁膜及び前記第1の絶縁膜上にフローティングゲートを形成する工程と、
    前記フローティングゲート上に順次積層された第1の酸化膜、窒化膜及び第2の酸化膜からなる積層体を形成する工程と、
    全面に導電層及び第2の絶縁膜を順次形成する工程と、
    前記導電層及び前記第2の絶縁膜を、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線の平面形状に加工する工程と、
    前記第1の絶縁膜及び前記第2の絶縁膜をマスクとして前記半導体基板の表面をエッチングすることにより、溝を形成する工程と、
    前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程と、
    前記ワード線の側方に前記溝の底部まで延びる第3の絶縁膜からなるサイドウォールを形成する工程と、
    前記溝内に第4の絶縁膜を埋め込む工程と、
    を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  9. 半導体基板上にトンネル絶縁膜を形成する工程と、
    前記半導体基板の表面に拡散層からなる複数本のビット線を形成する工程と、
    前記複数本のビット線上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記トンネル絶縁膜及び前記第1の絶縁膜上にフローティングゲートを形成する工程と、
    前記フローティングゲート上に順次積層された第1の酸化膜、窒化膜及び第2の酸化膜からなる積層体を形成する工程と、
    全面に導電層及び第2の絶縁膜を順次形成する工程と、
    前記導電層及び前記第2の絶縁膜を、平面視で、前記複数本のビット線と交差する複数本のワード線の平面形状に加工する工程と、
    前記導電層及び前記第2の絶縁膜を覆うと共に、平面視で、隣り合う2本のワード線間で前記2本のワード線から離間した領域に開口部が形成されたレジスト膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜及び前記レジスト膜をマスクとして前記半導体基板の表面をエッチングすることにより、溝を形成する工程と、
    前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程と、
    前記溝内に第4の絶縁膜を埋め込む工程と、
    を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  10. 前記溝の底部にイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成する工程において、前記溝の側部にもイオン注入によりチャネルストップ拡散層を形成することを特徴とする請求項4乃至9のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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