JP3964480B2 - 艶消しアニオン型電着塗料 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規な艶消しアニオン型電着塗料に係わる。
【0002】
【従来の技術】
現在、アルミサッシ等の被塗物にはワンコ−トで仕上がり性の良い艶有り又は艶消しアニオン電着塗料が塗装されている。
【0003】
艶有りアニオン型電着塗料としては、アクリルメラミン系水分散型電着塗料が挙げられ、例えば、(メタ)アクリル酸と他のアクリル系不飽和単量体を共重合して得られるポリカルボン酸樹脂をアミンで中和して得られる水分散性樹脂に架橋剤としてメラミンを配合してなるものが使用されている。
【0004】
また、艶消しアニオン型電着塗料としては、上記した他のアクリル系不飽和単量体としてアルコキシシリル基含有アクリル系不飽和単量体が使用されている。該アクリル系電着塗料は耐蝕性、耐候性等の性能が優れることから一般の家屋やビル等のアルミサッシ建材等に塗装されている。
【0005】
しかしながら、このようなアクリルメラミン系電着塗料で形成された塗膜は段ボ−ル等の梱包材料で包装する際に、また、梱包されたアルミニウムサッシ建材の輸送中に塗膜と梱包材料とが擦れて塗膜に傷が付き、商品の価値が低下するといった問題点があった。また、梱包が全く施されていないものや、梱包が部分的に行われているものにおいても、建材の間に砂、埃などが入り込み塗膜同士が擦れ塗膜に擦り傷が付き、商品の価値が低下するといった問題点があった。
【0006】
アクリルメラミン系電着塗膜の擦り傷を改善する方法として、アクリル樹脂のガラス転移温度を高くして塗膜の硬度を上げることが考えられるが、塗膜が脆くなり加工性が悪くなり従来のアクリル樹脂では改善することは不可能であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来からの艶消しアニオン型電着塗膜の耐擦り傷性を改善した電着塗料の開発を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記した問題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の変性ポリエステル樹脂及び特定のポリエ−テル変性シリコ−ンオイルを使用することにより、従来からの問題点が改善できる塗料であることを見出だし、本発明を完成するに至った。
【0009】
即ち、本発明は、下記成分
(I)(A)ラジカル重合性不飽和基含有ポリエステル樹脂、
(B)エチレン性不飽和カルボン酸、
(C)アルコキシシリル基を含有する共重合性不飽和単量体及び
(D)上記(A)〜(C)以外の他の共重合性不飽和単量体との混合物をラジカル共重合させて得られる酸価が8〜200及び水酸基価が30〜300の変性ポリエステル樹脂を塩基性物質で中和させてなる水分散が可能な変性ポリエステル樹脂、
(II)メラミン架橋剤を含有する艶消しアニオン型電着塗料、
に水酸基当量300〜8000のポリエ−テル変性シリコ−ンオイルを配合してなるシーリング材との付着性に優れた電着塗膜を形成することを特徴とする艶消しアニオン型電着塗料に関する。
【0010】
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
【0011】
本発明の艶消しアニオン型電着塗料に用いられる水分散が可能な変性ポリエステル樹脂(I)は、(A)ラジカル重合性不飽和基含有ポリエステル樹脂及び(B)エチレン性不飽和カルボン酸と(C)アルコキシシリル基を含有する共重合性不飽和単量体及び(D)上記(A)〜(C)以外の他の共重合性不飽和単量体との混合物を重合させて得られる酸価が8〜200及び水酸基価が30〜300の変性ポリエステル樹脂を塩基性物質で中和させてなるものである。
【0012】
該ラジカル重合性不飽和基含有ポリエステル樹脂(A)は、例えば、カルボキシル基及び水酸基を含有するポリエステル樹脂に、(1)エポキシ基含有ラジカル重合性不飽和単量体、(2)イソシアネート基含有ラジカル重合性不飽和単量体及び(3)酸無水基含有重合性不飽和単量体から選ばれる少なくとも1種の単量体を、エポキシ基、イソシアネート基及び酸無水基が実質的に残存しないように該ポリエステル樹脂中のカルボキシル基及び/又は水酸基と反応させることによって得ることができる。
【0013】
上記カルボキシル基及び水酸基含有ポリエステル樹脂は、例えば、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、ピロメリット酸、アジピン酸、シクロヘキシルジカルボン酸のごとき1分子中に2個以上のカルボキシル基を有する多塩基酸成分と、(ポリ)エチレングリコール、(ポリ)プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキシルジメタノール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、グリセリン、トリシクロデカンジメタノールなどのごとき1分子中に2個以上の水酸基を有する多価アルコール成分とを、生成するポリエステル樹脂がカルボキシル基及び水酸基を有するようにそれ自体既知の方法で反応させることによって合成することができる。また、該ポリエステル樹脂は必要に応じて酸成分の一部としてヒマシ油脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、綿実油脂肪酸などの脂肪酸や安息香酸などを使用して変性してもよい。
【0014】
上記ポリエステル樹脂に反応させうるエポキシ基含有不飽和単量体(1)としては、1分子中にエポキシ基及びラジカル重合性不飽和基をそれぞれ1個ずつ含有する単量体であり、その具体例としては、グリシジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
【0015】
また、イソシアネート基含有不飽和単量体(2)としては、1分子中にイソシアネート基及びラジカル重合性不飽和基をそれぞれ1個ずつ有する単量体であり、その具体例としては、イソシアネートエチル(メタ)アクリレート、α,α−ジメチル−m−イソプロペニルベンジルイソシアネートなどのモノイソシアネート化合物;水酸基含有ラジカル重合性不飽和単量体〔例えばヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートなど〕1モルとポリイソシアネート化合物(例えばイソホロンジイソシアネートなど)1モルとの反応物などが挙げられる。
【0016】
さらに、酸無水物基含有不飽和単量体(3)としては、1分子中に酸無水基及びラジカル重合性不飽和基をそれぞれ1個ずつ有する化合物であり、その具体例としては、無水マレイン酸、無水イタコン酸などの不飽和ジカルボン酸無水物が挙げられる。
【0017】
上記した不飽和単量体(1)〜(3)をカルボキシル基及び水酸基含有ポリエステル樹脂に対して反応させる割合は、厳密に制限されるものではなく適宜変更しうるが、一般には、該ポリエステル樹脂1分子当り0.2〜5モル、好ましくは0.3〜3モルの範囲内とするのが適当である。この反応は、有機溶媒中もしくは無溶媒中で通常約80℃〜150℃の温度において、約1〜8時間反応を続けることによって行うことができる。
【0018】
上記反応において使用しうる有機溶媒としては、上記した不飽和単量体(1)〜(3)が有するエポキシ基、イソシアネ−ト基、酸無水基などの官能基を実質的に不活性な有機溶媒を使用することが好ましい。具体的には、イソシアネ−ト基、酸無水基などの官能基を有する場合には、キシレン、トルエン等の芳香族炭化水素系、ヘプタン、石油ナフサ等の脂肪族炭化水素系、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系、メチルイソブチルケトン等のケトン系、ジオキサン、エチレングリコ−ルジメチルエ−テル等のエ−テル系等を使用することができる。これらの溶媒は1種もしくは2種以上組合わせて使用することができる。また、エポキシ基を有する場合には、上記した溶媒以外にプロパノ−ル、ブチルセロソルブ等のアルコ−ル系のものを使用することができる。
【0019】
上記のラジカル重合性不飽和基含有ポリエステル樹脂(A)は、エチレン性不飽和カルボン酸(B)、アルコキシシリル基を含有する共重合性不飽和単量体(C)及び上記(A)〜(C)以外の他の共重合性不飽和単量体(D)との混合物と重合される。その結果、単量体混合物の単量体相互の重合と共に、該単量体及び/又は該単量体の重合物とポリエステル樹脂(A)との反応により、最終的にポリエステル樹脂(A)に単量体混合物(B、C、D)がグラフト重合した形の変性ポリエステル樹脂が生成する。
【0020】
上記の重合は、有機溶媒を用いて、それ自体既知の溶液重合法に従い、適当な重合触媒の存在下に約60〜約150℃の温度で行うことができる。有機溶媒としては、上記した芳香族炭化水素系、脂肪族炭化水素系、エステル系、ケトン系、エ−テル系、アルコ−ル系のものを使用することができる。特に溶媒としては親水性のものを使用することが好ましい。
【0021】
両反応成分樹脂(A)及び単量体混合物(B、C、D)の使用割合は、形成される変性ポリエステル樹脂に望まれる物性等に応じて広い範囲にわたって変えることができるが、一般には、樹脂(A)/単量体混合物(B、C、D)の重量比で10/90〜45/55、好ましくは15/85〜40/60の範囲内とすることができる。
【0022】
一方、単量体混合物成分中のエチレン性不飽和カルボン酸(B)と不飽和単量体(C、D)の使用割合は、形成される変性ポリエステル樹脂の酸価に依存するが、エチレン性不飽和カルボン酸(B)/不飽和単量体(C、D)の重量比で一般に2/98〜30/70、好ましくは3/97〜27/75の範囲内とするのが適当である。該エチレン性不飽和カルボン酸(B)としては、例えば、(メタ)アクリル酸、2−カルボキシエチル(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、マレイン酸又はフマル酸の半エステル化物等を使用することができ、中でも(メタ)アクリル酸が好適である。また、他の共重合性不飽和単量体()としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシルなどのごとき(メタ)アクリル酸のアルキル又はシクロアルキルエステル類;スチレン、ビニルトルエンなどのごときビニル芳香族化合物類;(メタ)アクリロニトリルなどのごとき(メタ)アクリルニトリル系化合物類;ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリル酸のヒドロアルキルエステルのごとき水酸基含有重合性不飽和単量体類;パ−フルオロブチルエチル(メタ)アクリレ−ト、パ−フルオロイソノニルエチル(メタ)アクリレ−ト、パ−フルオロオクチルエチル(メタ)アクリレ−トなどのごときパ−フルオロアルキル(メタ)アクリレ−ト類などが挙げられ、これらはそれぞれ単独、もしくは2種以上組合せて使用することができる。
【0023】
アルコキシシリル基を含有する共重合性不飽和単量体(C)は、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルジメトキシメチルシランなどのごとき加水分解性シラン重合性不飽和単量体などが挙げられ、これらはそれぞれ単独、もしくは2種以上組合せて使用することができる。
アルコキシシリル基を含有する共重合性不飽和単量体(C)を使用することにより艶消し電着塗料を得ることができる。アルコキシシリル基を含有する共重合性不飽和単量体(C)の配合割合としては、不飽和単量体(C、D)中に0.5〜100重量%、好ましくは1〜90重量%の範囲が好ましい。アルコキシシリル基を含有する共重合性不飽和単量体(C)は、塗料の製造中に珪素に結合するアルコキシシリル基が水により加水分解してシラノ−ル基を生成しついでこのものの一部が脱水縮合反応して高分子量化された変性ポリエステル樹脂を得ることができる。このことにより焼付け時における塗料の流動性が抑制され艶消し塗膜が形成されるとともに該シラノ−ル基がポリエステル樹脂の水酸基とも反応架橋するので強靭な塗膜が形成され耐擦り傷性、耐水性、耐アルカリ性、加工性などの性能に優れた艶消し塗膜を形成することができる。
【0024】
前記したポリエステル樹脂(A)と単量体混合物(B、C、(D))の配合において、ポリエステル樹脂(A)が10重量比未満(単量体混合物(B、C、(D))が90重量比を越える)の場合、塗膜の加工性、耐擦り傷性などが低下しやすく、一方、ポリエステル樹脂(A)が45重量比を越える(単量体混合物(B、C、(D))が55重量比を下回る)と塗膜の仕上り外観、耐水性、耐モルタル性などが低下する傾向がみられる。また、単量体(B)と単量体(C、)の配合において、単量体(B)の割合が2重量比未満(単量体(C、)が98重量比を越える)の場合、形成される樹脂の水分散性が低下し、塗料貯蔵性が悪くなりやすく、一方、単量体(B)の割合が30重量比を越える(単量体(C、(D))が70重量比未満)と、塗膜の耐水性が低下する傾向がみられる。
【0025】
変性ポリエステル樹脂は、8〜200、好ましくは8〜150の範囲内の酸価を有することができる。また、変性ポリエステル樹脂は、後述する架橋剤 (II)と架橋反応するために水酸基を有することが必要である。この水酸基はポリエステル樹脂(A)自身が有していてもよく、また、単量体混合物(B、C、(D))における単量体の一部として水酸基含有不飽和単量体を使用することによって導入してもかまわない。変性ポリエステル樹脂中の水酸基の含有量は、水酸基価で30〜300、好ましくは40〜200の範囲内である。さらに、変性ポリエステル樹脂は、一般に約5,000〜200,000、好ましくは8,000〜150,000の範囲内の重量平均分子量を有することができる。
【0026】
かくして得られる変性ポリエステル樹脂は、そのまま又は溶媒を留去した後、水分散化ができるように塩基性物質で中和した変性ポリエステル樹脂(I)が調製される。この中和の方法は常法により、例えば変性ポリエステル樹脂中のカルボキシル基をそれ自体既知の塩基性物質を中和剤として約0.3〜1.5当量の範囲内で用いて中和処理することによって行うことができる。
【0027】
中和に用いる塩基性化合物は、例えば、アンモニア又は水溶性アミノ化合物例えば、モノエタノールアミン、エチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、プロピルアミン、ジプロピルアミン、イソプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、トリエタノールアミン、ブチルアミン、ジブチルアミン、2−エチルヘキシルアミン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、メチルエタノールアミン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタノールアミン、2−アミノ−2−メチルプロパノール、モルホリン等が挙げられるが、特にトリエチルアミン、ジメチルエタノールアミン、2−アミノ−2−メチルプロパノール等が好ましい。
【0028】
本発明のアニオン電着塗料で使用する架橋剤(II)は、変性ポリエステル樹脂の水酸基と反応して硬化塗膜を形成するものである。架橋剤(II)としては、従来から公知のメラミン樹脂を使用することができる。
【0029】
メラミン樹脂架橋剤としては、例えば、メラミン樹脂のメチロ−ル基の一部もしくは全部が、メタノ−ル、エタノ−ル、プロパノ−ル、ブタノ−ル、オクチルアルコ−ル、2−エチルヘキシルアルコ−ル等の1種もしくは2種以上のアルコ−ルで変性されたものを使用することができる。メラミン樹脂は1核体〜多(約5)核体のものが50重量%以上を占めるものが好ましい。また、メラミン樹脂中にはイミノ基、メチロ−ル基等の官能基を含んでいても構わない。また、艶消し電着塗料としては、C3 以上のアルコ−ル、特にC4 18の1価アルコ−ルで変性されたエ−テル基がトリアジン環一核体当たり平均した約2.0個以上、好ましくは2.0〜5.0個含有することが好ましい。
【0030】
本発明の艶消しアニオン型電着塗料は、中和処理した変性ポリエステル樹脂(I)及び架橋剤(II)を混合攪拌した後、水分散することにより調製できる。得られた電着塗料はポリエステル樹脂(A)成分を芯成分とし、また、アクリル系単量体などのビニル単量体成分を皮成分とする粒子状の水分散体が形成される。このものから形成された塗膜は粒子内はポリエステル樹脂と架橋剤との硬化塗膜が形成されるので強靭な塗膜となり、そして粒子表面はビニル系樹脂と架橋剤により表面硬度の高い塗膜を形成させることが可能となり、それぞれの機能の分担を分けることにより仕上がり性、耐候性、耐擦り傷性、加工性などに優れた塗膜が形成できる。
【0031】
変性ポリエステル樹脂(I)及び架橋剤(II)成分の配合割合は両者の総合計量換算(固形分)で、変性ポリエステル樹脂(I)が40〜85重量%、好ましくは50〜80重量%の範囲であり、架橋剤(II)は15〜60重量%、好ましくは20〜50重量%の範囲である。変性ポリエステル樹脂(I)の配合割合が40重量%を下回り、そして架橋剤(II)が60重量%を上回ると耐候性、耐モルタル性、加工性等の塗膜性能が悪くなり、一方、変性ポリエステル樹脂(I)の配合割合が85重量%を上回り、そして架橋剤(II)が15重量%を下回ると耐候性、加工性等の塗膜性能が悪くなるので好ましくない。
【0032】
本発明の艶消しアニオン型電着塗料には、ポリエ−テル変性シリコ−ンオイルなどのシリコ−ンオイルが配合される。該ポリエ−テル変性シリコ−ンオイルを配合することにより、耐擦り傷性が向上するとともに、施工後のサッシに対するシ−リング剤の付着性が良くなるといった利点がある。
【0033】
ポリエ−テル変性シリコ−ンオイルとしては、ジメチルポリシロキサンを主鎖とし、その主鎖の(両)末端もしくは側鎖の一部にポリアルキレンオキシドなどのポリエ−テルで変性した水酸基含有シリコ−ンオイルである。該シリコ−ンオイルの粘度は、約50〜10000cSt、好ましくは約50〜5000cStが良い。また、該シリコ−ンオイルの水酸基当量は約300〜8000、好ましくは500〜5000が良い。
【0034】
上記主鎖の(両)末端をポリエ−テルで変性したシリコ−ンオイルとしては、下記一般式
【0035】
【化1】
Figure 0003964480
【0036】
(式中、POAはポリアルキレンオキシド残基、xは2〜100の整数を示す。)
該POAとしては、例えば、−(CH2 O)n −H(ポリメチレンオキシド残基)、−(C24 O)n −H(ポリエチレンオキシド残基)、−(C36 O)n −H(ポリプロピレンオキシド残基)、−(C48 O)n −H(ポリブチレンオキシド残基)などを挙げることができる。上記式において、nは2以上の整数、特に3〜100の整数が好ましい。
【0037】
該ポリエ−テル変性シリコ−ンオイルとしては、例えば、東レ・ダウコ−ニング・シリコ−ン株式会社製の商品名として、例えば、SF8427(水酸基当量1200、320cSt)、BY16−005(水酸基当量700、50cSt)、BY16−007(水酸基当量2500、180cSt)などを挙げることができる。
【0038】
上記側鎖の一部をポリエ−テルで変性したシリコ−ンオイルとしては、下記一般式
【0039】
【化2】
Figure 0003964480
【0040】
(式中、POA及びxは上記と同様の意味を示す。また、yは1〜50の整数を示す。)
該ポリエ−テル変性シリコ−ンオイルとしては、例えば、東レ・ダウコ−ニング・シリコ−ン株式会社製の商品名として、例えば、SF8428(水酸基当量1600、130cSt)、SH3771(水酸基当量800、320cSt)、BY16−036(水酸基当量1400、630cSt)、BY16−027(水酸基当量1800、990cSt)を挙げることができる。
【0041】
ポリエ−テル変性シリコ−ンオイルの配合割合は、上記変性ポリエステル樹脂(I)及び架橋剤(II)の総合計固形分100重量部当たり、約0.01〜5重量部、特に約0.05〜2重量部が好ましい。約0.01重量部未満になると耐擦り傷性や耐シ−リング適性などが低下する、一方、約5重量部を越えると、塗膜にヌメリを生じたり、艶消し塗膜の仕上がり外観などが低下したり、製品コストが高くなったりするので好ましくない。
【0042】
本発明の艶消しアニオン型電着塗料には必要に応じて顔料、染料、硬化触媒、流動性調整剤、アクリル系重合体微粒子、充填剤等を配合することができる。
本発明の艶消しアニオン型電着塗料は、特に着色もしくは無着色陽極酸化アルミニウム材を使用するアルミニウム建材分野に適用することが好ましい。
【0043】
本発明の艶消しアニオン型電着塗料の塗装方法は、例えば、上記艶消しアニオン型電着塗料を艶消しアニオン型電着塗料浴(例えば、固形分約5〜20重量%、好ましくは約6〜12重量%)とし、この浴中にアルミニウム材を浸漬した後、乾燥膜厚が約5〜30ミクロンになるようにアニオン電着塗装を行い、次いで必要に応じて水洗(水道水、透過水等)後、焼付け(例えば、約160〜200℃で約20〜40分間)ることにより行うことができる。
【0044】
【実施例】
以下、製造例及び実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
【0045】
実施例1
エチレングリコール9.2g、トリメチロールプロパン20.2g、テトラヒドロキシ無水フタル酸13.5g、無水フタル酸26.1g、ヤシ油脂肪酸31.0gを反応容器に入れ230℃で9時間反応し、酸価15.0、水酸基価46.0、油長33.5重量%のポリエステル樹脂を得た。さらに、このものにグリシジルメタクリレート4g及び触媒としてジメチルアミノエタノール0.1gを加え130で反応させ、続いてブチルセロソルブで希釈し、固形分50重量%のポリエステル樹脂溶液を得た。該ポリエステル樹脂溶液100gを別の反応容器に入れ120に保ち、次いで、スチレン24g、アクリル酸n−ブチル16.8g、アクリル酸2−ヒドロキシエチル12g、アクリル酸7.2g、ベンゾイルパーオキシド1.8gの混合物を3時間かけて滴下し、続いて追加触媒(ベンゾイルパーオキシド)滴下して反応を行って変性ポリエステル樹脂(重量平均分子量20,000)溶液を得た。
得られたポリエステル樹脂溶液100gを反応容器に入れ120に保ち、次いで、スチレン21g、アクリル酸n−ブチル16.8g、アクリル酸2−ヒドロキシエチル12g 、アクリル酸7.2g、γ−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン3g、ベンゾイルパーオキシド1.8gの混合物を3時間かけて滴下し、続いて追加触媒(ベンゾイルパーオキシド)滴下して反応を行って変性ポリエステル樹脂溶液を得た。かくして得られた該樹脂溶液をジメチルアミノエタノールで電着塗料のPHが7になるように中和し、更にメラミン樹脂(ニカラックMX−430、三和ケミカル株式会社製、商品名、メラミン核1個当たり、メチル基約3個、ブチル基約3個で、また、一核体の量は約57%)を51.4g(樹脂/メラミン=70/30固形分重量比)配合した混合溶液に、SH3771(東レ・ダウコ−ニング・シリコ−ン株式会社製、商品名)を0.3g(変性ポリエステル樹脂溶液とニカラックMX−430の総合計量固形分100gに対して0.3g)配合した後、脱イオン水を加え実施例1の固形分10重量%の艶消し電着塗料を得た。
【0046】
比較例1
反応容器中にイソプロピルアルコ−ルを55重量部を仕込み80℃に保持した中へスチレン10g、メチルメタクリレ−ト31g、n−ブチルアクリレ−ト10g、エチルアクリレ−ト30g、2−ヒドロキシエチルアクリレ−ト12g、アクリル酸7g、及びアゾビスジメチルバレロニトリル3gの混合物を3時間かけて滴下し、次いでアゾビスジメチルバレロニトリル1gを添加し、80℃で1時間保持して反応してアクリル共重合体ワニスを製造した。該共重合体は、重量平均分子量約1万、酸価55、水酸基価58であった。
【0047】
上記共重合体70g(固形分量)に該共重合体のカルボキシル基に対して0.4当量のトリエチルアミンを配合した後、混合分散し、次いでこのものに、サイメル303(三井サイテック株式会社製、商品名、メトキシ化メラミン樹脂)30gを配合し、混合分散した後、攪拌を行いながら脱イオン水を徐々に滴下し、更にPHが7になるようにトリエチルアミンを添加して比較例1の固形分10重量%の艶有り電着塗料を製造した。
【0048】
比較例2
反応容器中にイソプロピルアルコ−ルを55重量部を仕込み80℃に保持した中へスチレン10g、メチルメタクリレ−ト30g、n−ブチルアクリレ−ト3g、エチルアクリレ−ト30g、2−ヒドロキシエチルアクリレ−ト19g、アクリル酸5g、γ−(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシラン3g、及びアゾビスジメチルバレロニトリル2gの混合物を3時間かけて滴下し、次いでアゾビスジメチルバレロニトリル1gを添加し、80℃で1時間保持して反応を行い共重合体ワニスを製造した。該共重合体は、重量平均分子量約1万、酸価39、水酸基価92であった。
【0049】
上記共重合体70g(固形分量)に共重合体のカルボキシル基に対して0.4当量のトリエチルアミンを配合した後、混合分散し、次いでこのものに、ニカラックMX−430(三和ケミカル株式会社製、商品名)30gを配合し、混合分散した後、攪拌を行いながら脱イオン水を徐々に滴下し、更にPHが7になるようにトリエチルアミンを添加して比較例2の固形分10重量%の艶消し電着塗料を製造した。
【0050】
塗膜性能試験
濃ブラウン色アルミニウム材(皮膜厚約10ミクロンの陽極酸化アルミニウム材を硫酸ニッケル、硫酸銅の電解攪拌浴中で電解着色をおこなったもの、大きさ幅20cm×長さ30cm)を実施例1〜7及び比較例1〜2の電着塗料を電着浴とし、該電着浴中で膜厚約7ミクロン及び約10ミクロンになるようにアニオン電着塗装を行い、水洗後、170℃で30分間焼付けて実施例1〜7及び比較例1〜2に相当する着色アルミニウム材を得た。
【0051】
結果を表1に示す。
【0052】
【表1】
Figure 0003964480
【0053】
塗料貯蔵安定性:塗料を試験管(高さ20cm、容量20cc)に充填し、20℃で7日間静置した後、容器の底に沈殿した残渣の高さを調べた。◎は残渣が0.5mm以下で良好、○は残渣が0.6〜5mmでほぼ良好、△は残渣が6〜10mmでやや不良、×は11mm以上で不良のもの。
【0054】
鏡面反射率:JIS K−5400の60度鏡面反射率を測定した。
【0055】
平滑性:塗膜表面(ユズ肌、凹凸等)を目視で評価した。◎は良好、○はほぼ良好、△はやや不良、×は不良のもの。
【0056】
艶消し塗膜外観:塗膜表面の仕上り外観(光沢ムラなど)を肉眼で調べた。◎は良好、○はほぼ良好、△はやや不良、×は不良のもの。
【0057】
鉛筆引掻き試験:JIS K−5400 8.4.2(手かき法)に準じて擦り傷を調べた。
【0058】
フィッシャ−硬度試験:フィッシャ−スコ−プH−100V(フィッシャ−社製)を使用して試験した。測定条件は次ぎの通りである。測定荷重4mN〜256mN(0.5sec Hold)、荷重パタ−ンはロ−デング法、測定温度20℃ 結果はビッカ−ズ圧子に荷重P(N)=4mNをかけた時のくぼみの深さt(mm)から得られる硬度HU=P/(26.4×t2 )を求めた。数値が大きい方が硬度が高く、特に150以上が好ましい。
【0059】
摩擦抵抗試験:表面性測定機(タイプ ヘイドン14D、新東科学株式会社製)を使用してボ−ル圧子(直径10mmSUS製)に垂直荷重1000gをかけ、移動速度1000mm/minの時の塗膜表面の動摩擦係数を求めた。数値が小さい方が摩擦が小さく、特に0.2未満が好ましい。
【0060】
段ボ−ルラビング試験:ラビングテスタ−(学振式染色物摩擦堅牢度試験機、DAIEI KAGAKU SEIKI MFG.Co.Ltd社製)を使用して20×20mmの段ボ−ル圧子(両面段ボ−ル2種CS−2、JIS Z 1516)に垂直荷重をかけ20サイクル塗膜表面を擦(ラビング)った。◎は塗膜に全く擦り傷が認められないもの、○はほぼ良好なもの、△はやや不良、×は不良のもの。
【0061】
連続荷重式引掻強度試験:スクラッチ レジスタント テスタ− (連続荷重式引掻強度試験機、トライボギア、タイプ18L型、新東科学株式会社製)を使用して引掻針(ダイアモンド製先端0.05mmR(90°))に垂直荷重0〜100gをかけ移動速度600mm/minで移動距離100mmとした時の耐荷重(塗膜が傷つかずに耐えられる荷重量)を測定した。数値が大きいほど耐擦り傷性が良く、特に100以上が好ましい。
【0062】
エリクセン試験:素地に達するように塗膜にゴバン目を100個作り、ゴバン目を作った塗板の裏側からエリクセン試験機により5mm押出した後の塗膜の外観を観察した。◎は塗膜に異常が全く認められないもの、○は塗膜の1箇所に異常がみとめられたもの、△は塗膜の2〜5箇所に異常がみとめられたもの、×は塗膜の6箇所以上に異常がみとめられたもの。
【0063】
耐酸性:5重量%の塩酸水溶液(20℃)に72時間浸漬後の塗膜外観を調べた。◎は全く異常がなく良好、○はほぼ良好、△はブリスタ−が発生したもの、×はブリスタ−が多く発生したもの。
【0064】
耐アルカリ性:1重量%の苛性ソ−ダ−水溶液(20℃)に72時間浸漬後の塗膜外観を調べた。◎は全く異常がなく良好、○はほぼ良好、△はブリスタ−が発生したもの、×はブリスタ−が多く発生したもの。
【0065】
シ−リング適性:シ−リング材A(ハマタイトSC500プライマ−NO.40 横浜ゴム株式会社製、商品名、ポリサルファイド樹脂系)及びシ−リング材B(SH792 プライマ−D−2 東レ・ダウコ−ニング・シリコ−ン株式会社製、商品名、シリコン樹脂系)をJIS A5758に基づいて試験板を作成し、水浸漬(20℃で7日間)後、引張り接着性試験を行った。評価はシ−リング材A及びBの種類に応じて行った。
【0066】
シ−リング材A;○(最大引張り応力が3.0Kgf/cm2 以上及び最大荷重時の伸び率が500%以上、かつ界面破壊(AF)が10%以内のもの)、△(最大引張り応力が3.0Kgf/cm2 以上及び最大荷重時の伸び率が500%以上、かつ凝集破壊と界面破壊(AF)とが混在しAFが10%以上のもの)、×(最大引張り応力が3.0Kgf/cm2 未満及び最大荷重時の伸び率が500%未満、もしくは界面破壊(AF)が100%のもの)
シ−リング材B;○(最大引張り応力が4.0Kgf/cm2 以上及び最大荷重時の伸び率が700%以上、かつ界面破壊(AF)が10%以内のもの)、△(最大引張り応力が4.0Kgf/cm2 以上及び最大荷重時の伸び率が700%以上、かつ凝集破壊と界面破壊(AF)とが混在しAFが10%以上のもの)、×(最大引張り応力が4.0Kgf/cm2 未満及び最大荷重時の伸び率が700%未満、もしくは界面破壊(AF)が100%のもの)。
【0067】
【発明の効果】
本発明の艶消しアニオン型電着塗料によると、特に、ビニル樹脂で変性したポリエステル樹脂、メラミン架橋剤及びポリエーテルシリコーンオイルを構成成分としていることから耐擦り傷性、シ−リング適性などに優れた硬化塗膜が得られる。

Claims (1)

  1. 下記成分
    (I)(A)ラジカル重合性不飽和基含有ポリエステル樹脂、
    (B)エチレン性不飽和カルボン酸、
    (C)アルコキシシリル基を含有する共重合性不飽和単量体及び
    (D)上記(A)〜(C)以外の他の共重合性不飽和単量体との混合物をラジカル共重合させて得られる酸価が8〜200及び水酸基価が30〜300の変性ポリエステル樹脂を塩基性物質で中和させてなる水分散が可能な変性ポリエステル樹脂、
    (II)メラミン架橋剤を含有する艶消しアニオン型電着塗料、
    に水酸基当量300〜8000のポリエ−テル変性シリコ−ンオイルを配合してなるシーリング材との付着性に優れた電着塗膜を形成することを特徴とする艶消しアニオン型電着塗料。
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