JP3961614B2 - 調整ストライク - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、扉の錠のラッチボルト及び/又はデッドボルトを係入させるため、扉枠又は両開き扉における他の扉に取り付けられる調整ストライクに関する。
【0002】
【従来の技術】
実公平6―10052号公報に記載された調整ストライク、すなわち、表面から内方に方形状の凹入部を有する取付けボックスと、この凹入部に嵌め込むと共に、ドアの開閉方向にスライドするよう設けた表面開放状のスライドボックスとから成り、上記凹入部内の任意の位置にスライドボックスを固定するようにした受金具において、上記スライドボックスの底板と側板とのドア閉鎖方向側コーナーにラッチボルトの斜面に並行する並行部を設け、また上記スライドボックスの並行部に両端が前記スライドボックスの底板と表面開放側に向く長孔を設けて、上記スライドボックス内から前記長孔に貫通したビスを前記取付けボックスに設けてあるネジ孔にねじ込み、さらにスライドボックスにドアの開放方向に押し戻す押圧力を付与するためにばねを設けて成る受金具は、構造が簡単な上、突出位置におけるラッチボルトとスライドボックスの係合部との位置関係を適正に調整して風や振動による扉のがたつきを排除するについて、ストライクの取付後にドライバ等の工具を用いた簡単な操作でそれを行うことができるなどの利点を有している。
【0003】
しかしながら、上記した構成の受金具は、長孔とビスとが遊嵌しているので、スライドボックスを取付ボックスの底板から離間する方向に駆動することができず、この場合にはビスに巻装したコイルばねによりスライドボックスを駆動しなければならない。
【0004】
その為、その分構造が複雑になるし、また、ばねによるスライドボックスの駆動は確実性が望めない、といううらみが残る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の調整ストライクは、調整操作における操作性の良さを犠牲にすることなく、従来の調整ストライクが要していたばねを排し構造を一層簡単にすることを目的として提案されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載された発明は、扉の錠のラッチボルト及び/又はデッドボルトを受け入れるようにした開口を有し、扉枠又は両開き扉の他の扉に取り付けられるストライクボックスと、ラッチボルト及び/又はデッドボルトに対する係合部を有し、ストライクボックス内で正面から見て左右方向にのみ移動可能にすると共に、所要位置に定位させるようにした調整フレームとを備えて成る調整ストライクにおいて;ストライクボックス内における前記調整フレームの係合部に対向する部分には傾斜板を設けること;傾斜板には調整フレームの移動方向に沿って長孔を設けること;調整フレームには傾斜板の長孔に向け雄ねじ杆を固設すること;傾斜板の長孔にはくびれ部を嵌め合せることによって該長孔の長さ方向に摺動可能であって軸線の回りに回動可能な調整用の雌ねじ片を装着すること;雌ねじ片は前記雄ねじ杆に螺合させてあること;及び、雌ねじ片にはストライクボックスの開口から差し込まれる操作用の工具が係着される工具係止部を有することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の態様】
以下、図示の実施例に基いてこの発明について説明する。
この発明の調整ストライクは、扉の錠のラッチボルト及び/又はデッドボルトを係入させるため、扉枠又は両開き扉における他の扉に取り付けて用いるものである。
【0008】
図1〜図6において、符号1は扉10の錠のラッチボルト20及び/又はデッドボルトを受け入れるようにした開口13を有するストライクボックスで、取付ねじ(図示しない)により扉枠30又は両開き扉の他の扉に取り付けられるものである。
【0009】
図示例のストライクボックス1は、図1及び図2に示すトロヨケ11と図4に示すストライク板12とから成り、両者11、12は扉枠30又は両開き扉の他の扉に対し共通の取付ねじで取り付けられる際に重ね合わされて一体的に結合される。
【0010】
符号15はトロヨケ11のねじの嵌め孔で、正面が開口した箱形を成すトロヨケ本体の上下両側のフランジ部14、14にそれぞれ設けてある。
【0011】
符号16はストライク板12の上下両側に設けたねじの嵌め孔で、該ストライク板12とトロヨケ11とを重合させた時、トロヨケ11のねじの嵌め孔15と一致するようにしてある。
【0012】
ストライクボックス1内には、ラッチボルト20及び/又はデッドボルトとの係合部31を有する例えば箱形をなす調整フレーム3が備えられており、その調整フレーム3はストライクボックス1内で正面から見て左右方向にのみ移動可能にされている。
【0013】
ストライクボックス1内における調整フレーム3の左右方向への移動のための案内手段としては、図示例では、ストライクボックス1の内壁、ストライクボックス1の切欠き部17、18にそれぞれ嵌まり合う調整フレーム3の舌片32、33及び後述の傾斜板4の先端部等がその役割を果たしているが(図3乃至図5参照)、この調整フレーム用の案内手段は任意に設計することができ、他の形式のものであってもよいことは言うまでもない。
【0014】
ストライクボックス1内における前記調整フレーム3の係合部31に対向する部分には傾斜板4が固定的に備えてある。図示例の傾斜板4はストライク板12の一部をトロヨケ11内に向け折り曲げて形成して有り、その先端部は調整フレーム3の抜け止め手段を兼ねる案内手段の役割を果たしている。
【0015】
そして、前記の傾斜板4には、調整フレーム3の移動方向(正面から見て左右方向)に沿うようにして好ましくは一部を開口(外部へ開放)させた長孔41を設ける(図4参照)。
【0016】
図示例のように一部、例えば先端を開口させた切欠状の長孔41では、中央部にくびれ部71を有する後述の調整用の雌ねじ片7をその開口から嵌め込むことができる。
【0017】
長孔41を外部へ開放させていない閉図形とした場合は、雌ねじ片7は少くも2つの部材として作っておき、組み付け時に結合させる必要がある。
【0018】
なお、前記の傾斜板4は、ストライクボックスとは別体としてそれに固設してもよいし、トロヨケ11側に設けてもよい。
【0019】
一方、調整フレーム3における係合部31の反対側にはストライクボックス1の傾斜板4と平行をなす傾斜部35が設けられており、その傾斜部35には先端側が傾斜板4の長孔41に向くようにして雄ねじ杆6がかしめ付け又は溶接等により固設してある(図5参照)。
【0020】
そして更に、前記の傾斜板4の長孔41には、その長孔41の長さ方向に摺動可能であって軸線の回りに回動可能な例えば円柱状をなす調整用の雌ねじ片7が装着されている。
【0021】
雌ねじ片7は(図6参照)、長さ方向の中央部に横断面外形が円形で直径が傾斜板4の長孔41の巾寄りも小さいくびれ部71を有し、このくびれ部71が傾斜板4の長孔41に可動に嵌め込まれる。
【0022】
そして、これをもって雌ねじ片7は傾斜板4の長孔41の長さ方向に摺動可能に案内されると共に、傾斜板4に対し回動可能な状態で装着されることになる。
【0023】
このような雌ねじ片7は上記の雄ねじ杆6に螺合させてあり、この構成により調整フレーム3はストライクボックス1に対し可動に連結される。
【0024】
また、該雌ねじ片7の外端側には、ストライクボックス1の開口13から差し込まれるドライバ、六角レンチ等の操作用工具が係着される工具係止部72が形成されている。
【0025】
図示例にあっては、雌ねじ片7には、工具係止部72としてドライバ用のマイナス溝が備えられているが、工具係止部72はプラス溝又は六角の外面とするなど他の形式としてもよいことは言うまでもない。
【0026】
なお、図1及び図2において、符号19はストライクボックス1に設けられた逃がし窓で、その部分に近接した調整フレーム3の一部並びに雄ねじ杆6の基端部を逃がすためのものである。
【0027】
上記のように構成された本発明の一実施例による調整ストライクにおいては、調整用の雌ねじ片7を工具係止部72にドライバ等の操作用工具の先端を係着させ、右又は左回りに回動させると、雌ねじ片7に対する雄ねじ杆6のねじ込み深さが変化し、雌ねじ片7は軸線の回りに回動しつつ傾斜板4の長孔41に沿って摺動することになる。
【0028】
すなわち、調整用の雌ねじ片7を工具係止部72にドライバ等の操作用工具の先端を係着させ、右又は左回りに回動させると、調整フレーム3の傾斜部35が雌ねじ片7に駆動されて、傾斜板4に近接し或いは傾斜板4から離間するように動く(図1及び図2参照)。
【0027】
すると、この雌ねじ片7の駆動力の、ストライクボックスを正面から見て左右方向の分力が調整フレーム3をストライクボックス1内において左右方向に移動させ、傾斜板4の長孔41の長さ方向の分力が調整ねじ5を長孔41に沿って移動させて傾斜板4と調整フレームの傾斜部35との抉りを解消する。
【0029】
そして、その間にストライクボックス1内で正面から見て左右方向にのみ移動可能な調整フレーム3を右又は左方向に移動させることができることになる。
【0030】
ここに、調整フレーム3の係合部31はラッチボルト20等に対し適正位置が占められるように調整されることになり、扉の閉鎖時ラッチボルト20等との間にがたつきを生じさせないようにすることができる。
【0031】
【発明の効果】
以上に説明したこの発明の調整ストライクによれば、扉のがたつきを無くすための調整操作における操作性の良さを犠牲にすることなく、ばねを排して構造の簡単化を計るという所期の目的を達成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の調整ストライクの実施例を示す横断平面図。
【図2】 図1とは別の調整位置において示した同じくその横断平面図。
【図3】 図1の実施例から取り外したストライクボックスの一部をなすトロヨケを示す図で、(A)は正面図、(B)は部分縦断側面図である。
【図4】 図1の実施例から取り外したストライクボックスの一部をなすストライク板を示す図で、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図5】 図1の実施例から取り外した調整フレームの正面図。
【図6】 雌ねじ片の側面図。
【符号の説明】
10 扉
20 ラッチボルト
30 扉枠
1 ストライクボックス
13 開口
3 調整フレーム
31 係合部
34 雌ねじ孔
4 傾斜板
41 長孔
6 雄ねじ杆
7 雌ねじ杆
72 工具係止部

Claims (1)

  1. 扉の錠のラッチボルト及び/又はデッドボルトを受け入れるようにした開口を有し、扉枠又は両開き扉の他の扉に取り付けられるストライクボックスと、ラッチボルト及び/又はデッドボルトに対する係合部を有し、ストライクボックス内で正面から見て左右方向にのみ移動可能にすると共に、所要位置に定位させるようにした調整フレームとを備えて成る調整ストライクにおいて;ストライクボックス内における前記調整フレームの係合部に対向する部分には傾斜板を設けること;傾斜板には調整フレームの移動方向に沿って長孔を設けること;調整フレームには傾斜板の長孔に向け雄ねじ杆を固設すること;傾斜板の長孔にはくびれ部を嵌め合せることによって該長孔の長さ方向に摺動可能であって軸線の回りに回動可能な調整用の雌ねじ片を装着すること;雌ねじ片は前記雄ねじ杆に螺合させてあること;及び、雌ねじ片にはストライクボックスの開口から差し込まれる操作用の工具が係着される工具係止部を有することを構成条件とする調整ストライク。
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