JP2880997B1 - ラッチ機構付きローラ締りハンドル装置 - Google Patents
ラッチ機構付きローラ締りハンドル装置Info
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Abstract
高い扉において開閉操作時の負担軽減が可能なラッチ機
構付きロ−ラ締りハンドル装置を提供する。 【解決手段】 固定枠体2に取り付ける受け金具3にラ
ッチ受部3aとローラ受部3bを設け、ラッチ体10を
裏ケ−ス4のラッチガイド部4aに挿入してバネ14に
よって受け金具3の方向に摺動付勢し、キックプレート
11を第一枢軸12によって裏ケ−ス4に枢着し、キッ
クプレート11の一方の端部を第二枢軸13によってラ
ッチ体10に取り付け、他方の端部の駆動部11cを裏
ケ−ス4の透孔4cから突出させて裏ハンドル5に係合
させ、裏ハンドル5に固設されたロ−ラ軸16にローラ
5を支持させ、裏ハンドル5を開放位置、仮止め閉鎖位
置または本締り閉鎖位置に保持するために裏ハンドル5
と表ハンドル8にクリックチップ17を設ける。
Description
器収納庫等の高い密閉度が要求される扉の開閉に使用さ
れる、ローラ締りハンドル装置に関するものである。
ンドルを回転させてローラもしくはラッチを固定枠体側
の受け金具に掛けることによって扉の閉鎖を行ってい
る。しかし、このような従来の絞りハンドル装置は、扉
の密閉度を高めるために扉と収納庫本体の間に挿入され
るパッキングのつぶし代を大きくした場合、扉を手で押
し込みながらハンドルを回転させる必要があり、開閉頻
度の高い扉では開閉操作が負担になる。
は、パッキングのつぶし代が大きく、かつ開閉頻度の高
い扉に対し、通常は閉鎖回転時の扉自重による慣性力で
ラッチを閉鎖位置に仮止めし、一日の作業終了時あるい
は作業がひと区切りした段階で締込みロ−ラによって最
終締込を行うことにより、開閉操作時の負担を軽減でき
るラッチ機構付きロ−ラ締りハンドル装置を提供するこ
とである。
照符号を用いて説明すると、本発明のラッチ機構付きロ
−ラ締りハンドル装置は、扉1の外側に取り付けられた
表ケ−ス7の軸孔7aに嵌め込まれた表ハンドル8と;
扉2の内側に取り付けられた裏ケ−ス4の軸孔4dに嵌
め込まれた裏ハンドル5と;固定枠体2に取り付けら
れ、ラッチ受部3aとローラ受部3bを設けた受け金具
3と;表ハンドル8の軸孔8aと裏ハンドル5の軸孔5
cに嵌め込まれたハンドル軸9と;裏ケ−ス4のラッチ
ガイド部4aに挿入され、ラッチ用圧縮バネ14によっ
て受け金具3の方向に摺動付勢されたラッチ体10と;
第一枢軸12によって裏ケ−ス4に枢着され、一方の端
部がラッチ体10のキックプレ−ト溝10bに挿入され
て第二枢軸13によってラッチ体10に取り付けられ、
他方の端部の駆動部11cが裏ケ−ス4の透孔4cから
突出して裏ハンドル5と係合するキックプレ−ト11
と;裏ハンドル5に固設されたロ−ラ軸16に支持され
たロ−ラ15と;裏ハンドル5を開放位置、仮止め閉鎖
位置または本締り閉鎖位置に保持するために裏ハンドル
5と表ハンドル8のクリックチップ挿入部5f,8bに
挿入され、裏ケース4と表ケース7のクリップチップ係
合部4e,7cに向かってクリック用圧縮バネ18によ
って付勢されたクリックチップ17とからなる。
閉鎖時の状態、図8は開放時の状態を示している。通常
は閉鎖回転時の扉自重による慣性力によってラッチ体1
0で仮止め閉鎖を実行し、各構成部品は図7に示した位
置にある。この時、裏ケ−ス4と表ケ−ス7のクリック
チップ係合部4e、7cのうち、水平面に対し60度を
成すものにクリックチップ17が係合しており、裏ハン
ドル5と表ハンドル8は、鉛直方向と60度を成す位置
で固定保持されている。しかし、キックプレ−ト11の
駆動部11cは裏ハンドル5のキックプレ−ト係合溝5
a中にあり、ラッチ体10の動作に影響を及ぼすことは
ない。
度回転させると、図8の状態となる。裏ハンドル5の駆
動面5bがキックプレ−ト11の駆動部11cを押し、
キックプレ−ト11が回転することによって、ラッチ体
10がラッチ用圧縮バネ14に抗して裏ケ−ス4内に引
き込まれ、扉1が開放可能となる。その後、表ハンドル
8から手を離すと、ラッチ用圧縮バネ14の伸長力によ
って再び図7の状態に戻る。その状態で扉を閉めると、
ラッチ体10の斜面部10aが受け金具3に当たり、ラ
ッチ体10はラッチ用圧縮バネ14に抗して裏ケ−ス4
内に一旦引っ込み、受け金具3のラッチ受部3aの位置
まで来ると再び突出してラッチ体10による仮止めが成
立することになる。
日または一区切りの作業終了時には、図6のように表ハ
ンドル8を鉛直方向まで回転させる。すると、ロ−ラ−
15が受け金具3の斜面部3cを通ってロ−ラ−受部3
bの位置まで移動し、扉1と固定枠体2間のパッキング
26はさらに一定距離(例えば3mm)増し締めするこ
とができる。
8は表押え板20によって表ケ−ス7に固定され、裏ハ
ンドル5は裏押え板19によって裏ケ−ス4に固定され
る。表ケ−ス7と表ハンドル8間、裏ケ−ス4と裏ハン
ドル5間の防水性を高めるためにO―リング22が使用
されている。第一枢軸12は裏ベ−ス6の軸孔6dにも
嵌め込まれている。ローラ軸16は裏ハンドル5のロ−
ラ軸挿入孔5dに嵌め込み固定されている。表ケ−ス7
と扉1の間、裏ベ−ス6と扉1の間には防水性を高める
ためにパッキング21が挿入されている。このハンドル
装置の組立に当たっては、まず、キックプレ−ト11を
ラッチ体10のキックプレ−ト溝10bに差し込み、第
二枢軸13を第二軸孔11bに貫通させて軸孔10dに
入れる。次に、第一枢軸12をキックプレ−ト11の第
一軸孔11aに貫通させて、一端を裏ケ−ス4の軸孔4
bに嵌め込む。この時、ラッチ体10の圧縮バネ用係合
部10cにラッチ用圧縮バネの一端を係合させて置く。
−ラ15の係止用切欠部15bに掛かるようにしてロ−
ラ軸16をロ−ラ15の軸孔15aに通し、裏ハンドル
5のロ−ラ軸挿入孔5dに嵌め込み、固定孔16bとロ
−ラ−軸固定孔5eを合わせてビスで固定する。また、
O―リング22を裏ハンドル5のO―リング係合溝5h
に嵌めて置く。更に、クリックチップ17とクリック用
圧縮バネ18を裏ハンドル5のクリックチップ挿入部5
fに挿入しながら、裏ハンドル5を裏ケ−ス4のハンド
ル軸孔4dに挿入する。そして、裏押え板19を裏ハン
ドル5の押え板係合溝5gに係合させながら、裏押え板
19を裏ケ−ス4に皿小ねじ23で固着する。その後、
裏ベ−ス6で裏ケ−ス4の底面に蓋をし、裏ベ−ス6の
ケ−ス固定孔6cと裏ケ−ス4のベ−ス固定孔4fを合
わせて六角穴付きボルト24で固着する。このボルト2
4の頭部は裏ケース4と裏ベース6の位置決め手段を兼
ねている。さらに、裏ベ−ス6の上からパッキング21
を装着する。
8にO―リング22を嵌めてクリックチップ17を挿入
した後、表ハンドル8を表ケ−ス7の軸孔7aに挿入
し、表押え板20を表ハンドル8の押え板係合溝8cに
係合させながら、表押え板20を表ケ−ス7に皿小ねじ
23で固着する。そして、表ケ−ス7の底面にパッキン
グ21を付ける。その後、ハンドル軸9の両端部が表ハ
ンドル8のハンドル軸孔8aと裏ハンドル5のハンドル
軸孔5cに嵌り込むようにして、表ケ−ス7と裏ケ−ス
4を扉1に取り付け、裏ケ−ス4の扉固定孔4gと表ケ
−ス7の扉固定孔7dの位置を合わせて固着する。
ロ−ラ締りハンドル装置では、収納庫などの固定枠体と
扉間に挿入されたパッキングのつぶし代が大きく、かつ
開閉頻度の高い扉に適用するとき、通常時には扉の自重
による慣性力でラッチ体10による仮止め施錠を実行す
る一方、作業終了時のみにおいてロ−ラによる最終締込
み施錠を実行することによって、開閉操作時の負担を軽
減することができる。
ラ締りハンドル装置の正面図である。
る。
面図である。
ある。
である。
である。
る。
概略的な平面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 扉1の外側に取り付けられた表ケ−ス7
の軸孔7aに嵌め込まれた表ハンドル8と;扉2の内側
に取り付けられた裏ケ−ス4の軸孔4dに嵌め込まれた
裏ハンドル5と;固定枠体2に取り付けられ、ラッチ受
部3aとローラ受部3bを設けた受け金具3と;表ハン
ドル8の軸孔8aと裏ハンドル5の軸孔5cに嵌め込ま
れたハンドル軸9と;裏ケ−ス4のラッチガイド部4a
に挿入され、ラッチ用圧縮バネ14によって受け金具3
の方向に摺動付勢されたラッチ体10と;第一枢軸12
によって裏ケ−ス4に枢着され、一方の端部がラッチ体
10のキックプレ−ト溝10bに挿入されて第二枢軸1
3によってラッチ体10に取り付けられ、他方の端部の
駆動部11cが裏ケ−ス4の透孔4cから突出して裏ハ
ンドル5と係合するキックプレ−ト11と;裏ハンドル
5に固設されたロ−ラ軸16に支持されたロ−ラ15
と;裏ハンドル5を開放位置、仮止め閉鎖位置または本
締り閉鎖位置に保持するために裏ハンドル5と表ハンド
ル8のクリックチップ挿入部5f,8bに挿入され、裏
ケース4と表ケース7のクリップチップ係合部4e,7
cに向かってクリック用圧縮バネ18によって付勢され
たクリックチップ17とから成るラッチ機構付きロ−ラ
締りハンドル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10373998A JP2880997B1 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | ラッチ機構付きローラ締りハンドル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10373998A JP2880997B1 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | ラッチ機構付きローラ締りハンドル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2880997B1 true JP2880997B1 (ja) | 1999-04-12 |
JPH11280322A JPH11280322A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=14361998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP10373998A Expired - Fee Related JP2880997B1 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | ラッチ機構付きローラ締りハンドル装置 |
Country Status (1)
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CN102995952B (zh) * | 2012-10-30 | 2015-10-14 | 无锡鸿声铝业有限公司 | 一种门把手结构 |
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CN114790861B (zh) * | 2019-02-22 | 2023-11-14 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 冰箱 |
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1998
- 1998-03-31 JP JP10373998A patent/JP2880997B1/ja not_active Expired - Fee Related
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