JP3210298B2 - ウィング用ヒンジ装置 - Google Patents

ウィング用ヒンジ装置

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JP3210298B2
JP3210298B2 JP09561899A JP9561899A JP3210298B2 JP 3210298 B2 JP3210298 B2 JP 3210298B2 JP 09561899 A JP09561899 A JP 09561899A JP 9561899 A JP9561899 A JP 9561899A JP 3210298 B2 JP3210298 B2 JP 3210298B2
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英介 小巻
志朗 瀬川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】 本発明は各種電気機器や通
信機器等の収納ボックスの蓋や扉といったウィングに使
用されるヒンジ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 通信機器等の収納ボックスでは、収納
機器を保護して作動信頼性を維持するために、内部空間
は外部空間から水密性および気密性高く遮断される必要
がある。この密閉機能を確保するためにプラスチックや
ゴム製などパッキングをボックス本体などの固定枠体と
ウィングの間に装着し、ウィング閉鎖の終局段階におい
て該パッキングをウィングと固定枠体間に圧縮すること
が行なわれている。
【0003】ヒンジ装置には、単一の回転中心軸が固定
枠体に対して移動しない固定単軸型のヒンジ装置と、固
定枢軸と一個以上の可動枢軸とからなる可動複軸型のも
のがあるが、固定単軸型のヒンジ装置を使用したときに
は、ウィング閉鎖の終局段階でヒンジ装置に近い側のパ
ッキング部分が先行的に圧縮されるため、これに近接す
るパッキング部分が膨れたり捩れたりすることがあり、
ウィングが完全に閉まり切らなかったり、所期の密閉度
を確保できないことがある。また、可動複軸型のヒンジ
装置では、ウィングが閉鎖の終局段階で固定枠体に向か
ってほぼ平行に移動するため、パッキングは全長にわた
ってほぼ均等に圧縮平成させられるが、浮動状態の可動
枢軸をウィング閉鎖位置に確実に保持するためには、ロ
ック手段を別途付加する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、製作コストの過大な増大を招かないロック手段
の組み込みによって、可動枢軸を閉鎖位置に確実に拘束
保持することができるウィング用ヒンジ装置を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると、本発明のウィング用ヒンジ
装置200は、固定枠体2に固着される第1固定翼板2
01と、第1固定翼板201に基端部を第1固定枢軸2
02によって連結される第1可動翼板203と、第1可
動翼板203の先端部背面側に突設したアーム部204
に基端部を可動枢軸205によって連結される第2可動
翼板206と、ウィング1に固着され、第2可動翼板2
06の先端部が第2固定枢軸207によって枢着される
第2固定翼板208と、第3固定枢軸212によって基
端部を第2固定翼板208に枢着され、先端フック部2
14がアーム部204の側面フック部215に係合する
方向にバネ213によって付勢されたロックレバー21
1とからなり、ロックレバー211はウィング1の側面
1aに当接する基端面部17を有しており、第1可動翼
板203の背面側に第2可動翼板206と第2固定翼板
208を折り畳み収納したウィング閉鎖状態において、
可動枢軸205が第1固定枢軸202と第2固定枢軸2
07を通る直線上の死点をウィング1側に越えた位置に
来るものである。
【0006】以上のように構成された本発明のウィング
用ヒンジ装置では、ウィング1を開放操作するには、ヒ
ンジ装置200の反対側に装備された適当なファスナー
装置100を操作し、固定枠体2に対するウィング1の
締め付け施錠を解除する。そのあと、第1可動翼板20
3を第1固定枢軸202を中心に一定以上の力を加えて
強制的に手動回転させ、ロックレバー211を前記バネ
付勢に抗して反時計回り方向に若干傾斜回転させる。こ
れによって、図6に示したようにロックレバー211の
基端面部217がウィング1の側面1aから浮き上が
り、ロックレバー211の先端フック部214がアーム
部204の側面フック部215から離脱する。第1可動
翼板203の回転が続行され、図7に示したようにロッ
クレバー211の先端部の一部がアーム部204の先端
部の切欠部216に浅く入り込むと、ロックレバー21
1は捻りコイルバネ213の付勢によって反転し、基端
面部217がウィング1の側面1aに再び当接し、ロッ
クレバー211は当該待機位置に保持される。
【0007】第1可動翼板203の回転が続行され、図
8に示したようにロックレバー211の先端部の全部が
アーム部204の切欠部216に深く入り込んだ段階に
おいては、第2可動翼板206の第2固定翼板208に対
する開き角度が拡大し、ウィング1は固定枠体2に対し
て平行運動しながら固定枠体2の前方に若干突き出さ
れ、パッキング3の圧縮が解除される。第1可動翼板2
03の回転が続行され、図9に示したようにロックレバ
ー211の全体がアーム部204の切欠部216を通過
した段階においては、第2可動翼板206の第2固定翼板
208に対する開き角度が更に拡大し、ウィング1は固
定枠体2に対して平行運動しながら固定枠体2の前方に
更に突き出される。
【0008】第1可動翼板203の回転が続行され、第
2可動翼板206の第2固定翼板208に対する開き角度
が縮小されると、図10に示したようにロックレバー2
11の先端部が再びアーム部204の切欠部216に入
り込んで、これを通過する。図11に示したようにアー
ム部204の先端部がウィング1の側面1aに突き当た
ることによって、第2固定翼板208に対する第2可動翼
板206の回転が停止する。第1可動翼板203の回転
が更に続行されると、図12に示したようにウィング1
は更に広角度に開放される。ウィング1の閉鎖時には図
12から図5の状態へと逆の過程を経ることになり、ウ
ィング閉鎖の終局段階でウィング1が固定枠体2に対し
て一定距離だけ平行移動する。
【0009】
【発明の実施の形態】 本発明の実施に当たって、ウィ
ング1を固定枠体2に対して締め付け施錠するファスナ
ー装置100の構造は特に限定されないものであるが、
図示の実施例において付設したファスナー装置100
は、固定枠体2に固着されるベース板101と、ベース
板101に基端部を固定枢軸102によって連結される
操作レバー103と、操作レバー板103の先端部背面
側に突設したアーム部104に基端部を可動枢軸105
によって連結される掛金レバー106と、ウィング1に
固着され、掛金レバー106の先端部が係合するフック
部107を有する受金108とからなり、操作レバー1
03の背面側に掛金レバー106と受金108を折り畳
み収納した締め付けロック成立状態において、可動枢軸
105が固定枢軸102とフック部107を通る直線上
の死点をウィング1側に越えた位置に来るものである。
【0010】図示した実施例では、ファスナー装置10
0とヒンジ装置200は取付け対象物との対比において
充分に長尺のものであり、固定枠体2とウィング1の左
右の側壁部に互いに対称に取り付けられている。パッキ
ング3は、固定枠体2の側壁部の前面溝部4に収容固定
されており、パッキング3はウィング閉鎖の最終段階に
おいて、ウィング1の側壁部の後面突条部5によって圧
縮される。固定枠体2の側壁部の前面にはウィング1の
案内用カム斜面部6を設けてある。
【0011】ヒンジ装置200の第1固定翼板201と
第1可動翼板203の間には、両者間の角度を拡大する
ように作用する捻りコイルバネ209が設けられ、その
コイル部は第1固定枢軸202に嵌められている。第1
可動翼板203と第2可動翼板206の間には、両者間
の角度を拡大するように作用する捻りコイルバネ210
が設けられ、そのコイル部は可動枢軸205に嵌められ
ている。第1可動翼板203には、ウィング1の全開状
態において固定枠体2の側面2aに当接するストッパー
面部219を基端部寄りに設けてある。
【0012】ファスナー装置100のベース板101と
操作レバー103の間には、両者間の角度を拡大するよ
うに作用する捻りコイルバネ109が設けられ、そのコ
イル部は固定枢軸102に嵌められている。操作レバー
103と掛金レバー106の間には、両者間の角度を拡
大するように作用する捻りコイルバネ110が設けら
れ、そのコイル部は可動枢軸105に嵌められている。
ファスナー装置100の操作レバー103の中央部には
錠前ユニット111が固着されており、錠前ユニット1
11のロータ112の先端部には止め金板113が固着
されている。固定枠体2には錠前ユニット111に対応
した位置に2個の受金板114が固着されている。ウィ
ング1の締め付けロック成立後に、ロータ112の鍵孔
115に挿入した鍵によってロータ112を回し、止め
金板113の周縁突起部116を受金板114の屈曲部
117に係合させることによって、ウィング1を固定枠
体2に対して本格施錠することもできる。錠前ユニット
111の前端部には防水用キャップ118が装備されて
いる。
【0013】ロックレバー211をアーム部204に向
かって回転付勢するバネ213は、、捻りコイルバネに
よって構成され、捻りコイルバネ213のコイル部は第
3固定枢軸212に嵌められている。アーム部204の
先端部には、ロックレバー221の先端部が通過可能な
切欠部216を設けてある。ロックレバー211の先端
部には、ロックレバー211の先端フック部214とア
ーム部204の側面フック部215との再係合動作を円
滑ならしめるために案内カム面部218を形成してあ
る。
【0014】
【発明の効果】 以上のように本発明のウィング用ヒン
ジ装置では、第3固定枢軸212によってロックレバー
211の基端部を第2固定翼板208に枢着し、ロック
レバー211の先端フック部214がアーム部204の
側面フック部215に係合する方向にバネ213でロッ
クレバー211を付勢してあり、第1可動翼板203の
背面側に第2可動翼板206と第2固定翼板208を折
り畳み収納したウィング閉鎖位置において、可動枢軸2
05が第1固定枢軸202と第2固定枢軸207を通る
直線上の死点をウィング1側に越えた位置にあるとき、
ロックレバー211の先端フック部214をアーム部2
04の側面フック部215に係合させたので、可動枢軸
205は当該閉鎖位置により的確に拘束保持され、過大
な振動が付加されても拘束が無意図的に解除されること
がない。この可動枢軸205のロック手段は前記ロック
レバー211とバネ213によって構成された簡略構造
のものであるから、ヒンジ装置全体の製作組立が簡単か
つ安価に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るヒンジ装置のウィン
グ閉鎖状態の正面図である。
【図2】 該ヒンジ装置のウィング閉鎖状態の平面図で
ある。
【図3】 該ヒンジ装置のウィング閉鎖状態の右側面図
である。
【図4】 該ヒンジ装置の左側面図である。
【図5】 図1のA−A線断面図である。
【図6】 図5の状態から第1可動翼板を少し回転させ
て、ロックレバーによる拘束を解除した瞬間における該
ヒンジ装置の水平断面図である。
【図7】 図6の状態から第1可動翼板を更に回転させ
たときにおける該ヒンジ装置の水平断面図である。
【図8】 図7の状態から第1可動翼板を更に回転させ
て、ウィングが固定枠体の前方に少し平行移動したとき
における該ヒンジ装置の水平断面図である。
【図9】 図8の状態から第1可動翼板を更に回転させ
て、ウィングが固定枠体の前方更に平行移動したときに
おける該ヒンジ装置の水平断面図である。
【図10】 図9の状態から第2可動翼板を回転させて
ウィングを開放回転させたときにおける該ヒンジ装置の
水平断面図である。
【図11】 図10の状態から第2可動翼板を更に回転
させてウィングを更に開放回転させたときにおける該ヒ
ンジ装置の水平断面図である。
【図12】 図11の状態から第1可動翼板を更に回転
させてウィングを更に広角度に開放回転させたときにお
ける該ヒンジ装置の水平断面図である。
【符号の説明】
1 ウィング 2 固定枠体 3 パッキング 100 ファスナー装置 200 ヒンジ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05D 3/06 F16B 5/07 F16B 2/10 H05K 5/03

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定枠体2に固着される第1固定翼板2
    01と、第1固定翼板201に基端部を第1固定枢軸2
    02によって連結される第1可動翼板203と、第1可
    動翼板203の先端部背面側に突設したアーム部204
    に基端部を可動枢軸205によって連結される第2可動
    翼板206と、ウィング1に固着され、第2可動翼板2
    06の先端部が第2固定枢軸207によって枢着される
    第2固定翼板208と、第3固定枢軸212によって基
    端部を第2固定翼板208に枢着され、先端フック部2
    14がアーム部204の側面フック部215に係合する
    方向にバネ213によって付勢されたロックレバー21
    1とからなり、ロックレバー211はウィング1の側面
    1aに当接する基端面部17を有しており、第1可動翼
    板203の背面側に第2可動翼板206と第2固定翼板
    208を折り畳み収納したウィング閉鎖状態において、
    可動枢軸205が第1固定枢軸202と第2固定枢軸2
    07を通る直線上の死点をウィング1側に越えた位置に
    来るウィング用ヒンジ装置。
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