JP2810645B2 - 二軸型蝶番 - Google Patents

二軸型蝶番

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JP2810645B2
JP2810645B2 JP8045449A JP4544996A JP2810645B2 JP 2810645 B2 JP2810645 B2 JP 2810645B2 JP 8045449 A JP8045449 A JP 8045449A JP 4544996 A JP4544996 A JP 4544996A JP 2810645 B2 JP2810645 B2 JP 2810645B2
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健一 山田
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】 本発明は、扉が固定枠体に
対して180度まで開放回転する二軸型蝶番に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】 二軸型蝶番は、一方の端部が扉に固着
される回動側翼板と、一方の端部が第一枢軸によって回
動側翼板の他方の端部に枢着される中間翼板と、中間翼
板の他方の端部に第一枢軸と平行な第二枢軸によって端
部が枢着され、固定枠体に固着される固定側翼板とで構
成されており、中間翼板が第二枢軸を中心に固定側枢軸
に対して90度回転し、回動側翼板が第一枢軸を中心に
90度回転することによって、全体として扉が固定枠体
に対して180度回転するようになっている。
【0003】しかしながら、固定側翼板に対する中間翼
板の回転と、中間翼板に対する回動側翼板の回転の作動
順序は特に規制されておらず、互いに独立して自由に回
転動作するようになっている。そのため、180度位置
に開放された扉を閉める際に、最初に回動側翼板が中間
翼板に対して回転している途中で中間翼板が固定側翼板
に対して回転したり、次に中間翼板が固定側翼板に回転
している途中で回動側翼板に対して回動してしまう、い
わゆる蝶番の中折れ現象が発生し易い。中折れ現象が発
生したときには、扉の開閉作動を途中で中断して再度や
り直す必要があるため煩雑であり、これを無視して無理
やりに扉を開閉しようとすると、扉や固定枠体の接触部
を損傷したり、蝶番軸や翼板を歪曲変形させる原因とも
なった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、中折れ現象が的確に阻止され、扉の180度の
開閉操作が円滑に行える二軸型蝶番を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本発明の二軸型蝶番
は、一方の端部2aが扉1に固着され、中間部に駆動板
8を設けた回動側翼板2と;一方の端部4aが第一枢軸
3によって回動側翼板2の他方の端部2bに枢着され、
中間部に係止受部19を設けた中間翼板4と;中間翼板
4の他方の端部4bに第一枢軸3と平行な第二枢軸5に
よって端部7aが枢着され、固定枠体6に固着される固
定側翼板7と;第一枢軸3と平行な軸ピン9によって駆
動板8に枢着され、第一バネ10によって回動側翼板2
の端部2bに向かって回転付勢され、先端の係止爪部1
1aが中間翼板4の係止受部19に係合することによっ
て、回動側翼板7と中間翼板4を一体回転するように連
結するロックレバー11を有する。
【0006】また、この二軸型蝶番は、ガイドスロット
12aに嵌挿されたガイドピン13によって中間翼板4
に水平方向に摺動可能に装着され、扉1の閉鎖回転時に
駆動板8に押されるカム板12と;ガイドスロット14
aに嵌挿されたガイドピン15によって中間翼板4に摺
動可能に装着され、制止端部14bが固定枠体6の制止
受部6aに係合することによって、中間翼板4の固定側
翼板2に対する回転を制止するストッパー板14と;制
止端部14bが制止受部6aと係合する位置へとストッ
パー板14を突出付勢する第二バネ16とを有し、カム
板12に駆動されてストッパー板14が後退して制止端
部と制止受部6aの係合が解かれる。
【0007】この二軸型蝶番では、扉1の全閉時には図
7に示すようにロックレバー11の係止爪部11aが中
間翼板4の係止受部19に係合し、この係合状態が第一
バネ10の回転付勢によって維持されているため、回動
側翼板2と中間翼板4は一体回転するように連結され、
回動側翼板2は第一枢軸3を中心に中間翼板4に対して
回転しないように拘束されている。また、駆動板8がカ
ム板12を押しているので、カム板12のカム作用によ
りストッパー板14は、制止端部14bが固定枠体6の
制止受部6aから脱離したフリー位置に後退保持されて
いる。
【0008】そのため、扉1を開放方向に引張り操作す
ると、当初は第二枢軸5を中心として中間翼板4が固定
側翼板7に対して回転するだけであり、第一枢軸3を中
心として回動側翼板2が中間翼板4に対して回転するこ
とはない。扉1と回動側翼板2と中間翼板4が一体とな
って第二枢軸5を中心に回転し、図5と図6に示したよ
うに中間翼板4が固定側翼板7に対して90度まで回転
した段階では、ロックレバー11の係止爪部11aは依
然として中間翼板4の係止受部19に係合している。こ
のとき中間翼板4は固定枠体6の切欠縁部25に当接す
るため、それ以上の開放方向への回転は阻止される。
【0009】この状態で更に扉1に開放方向に力を加え
ると、図4に示したように第一バネ10の付勢に抗して
ロックレバー11が若干回転し、ロックレバー11の係
止爪部11aと中間翼板4の係止受部19との係合が自
動的に強制解除され、回動側翼板2は第一枢軸3を中心
に中間翼板4に対して回転可能となる。回動側翼板2の
回転に伴って駆動板8がカム板12から脱離するため、
カム板12によるストッパー板14の押圧が解除され、
ストッパー板14は第二バネ16の摺動付勢によって中
間翼板4の上下縁から突出する。この際、カム板12も
カム作用によって後退する。
【0010】このようにストッパー板14が突出作動し
て、ストッパー板14の制止端部14bが固定枠体6の
制止受部6aと係合することによって、中間翼板4は第
二枢軸5を中心とする閉鎖方向への回転を阻止される。
前記の通り中間翼板4は開放方向への回動も阻止されて
いるため、この状態では固定枠体6に対して静止してい
る。そこで扉1を更に開放方向に引くと、回動側翼板2
が第一枢軸3を中心として中間翼板4に対して回転し、
図3に示したように扉1は固定枠体6に対して180度
まで開放されたことになる。180度開放位置では扉1
の端部1aが中間翼板4の内面に当接するため、それ以
上の開放回転は不可能になる。
【0011】扉1を閉鎖する際には、前記の開放操作時
とは逆の過程をたどる。すなわち、開放状態では中間翼
板4は暫定的に固定枠体6に対して静止保持されている
ため、扉1を閉鎖方向に押すと、第一枢軸3を中心とし
た回動側翼板2の回転のみが起こる。扉1が固定枠体6
に対して約90度の角度となるまで回転すると、ロック
レバー11の係止爪部11aが中間翼板4の係止受部1
9と係合し、回動側翼板2と中間翼板4とが一体的に連
結される。
【0012】これと同時に駆動板8がカム板12を前進
駆動するため、カム板12のカム作用により第二バネ1
6の付勢に抗してストッパー板14が退入作動し、スト
ッパー板14の制止端部14bと固定枠体6の制止受部
6aとの係合が解除される。これによって中間翼板4は
第二枢軸5を中心に固定側翼板7に対して回転すること
が可能になり、扉1を完全閉鎖することができる。
【0013】つまり、先ず最初に第一枢軸3を中心とし
た回動動作のみが起こり、扉1が約90度まで閉じられ
ると、この回動動作は禁止され、続いて第二枢軸5を中
心とする回動動作のみが可能となり、先に第二枢軸5を
中心とした回動が起こることはないので中折現象は起き
ない。
【0014】
【発明の実施の形態】 図示の実施形態では、ストッパ
ー板14は上下一対に装備されており、カム板12には
ストッパー板14の受動カム斜面21に摺接する駆動カ
ム斜面20を上下2個設けてある。上下2枚のストッパ
ー板14,14は両者の内端部間に装着した、圧縮コイ
ルバネよりなる第二バネ16によって中間翼板4の上下
縁より突出するように摺動付勢されている。第二バネ1
6はストッパー板14の端部の切欠部26に装入され、
バネ受け突起27に支持されている。
【0015】回動側翼板2は扉1の側端部の適当な高さ
位置に取付台22を介してボルト17によって固着され
ており、固定側翼板7は回動側翼板2に対応した固定枠
体6の部位にボルト18によって固着されている。断面
U字形の駆動板8はリベット等の固着具23によって、
回動側翼板2の段差部に固着されている。ロックレバー
11の第一バネ10は捻りコイルバネで構成され、コイ
ル部は軸ピン9にはめられている。固定枠体6の前面側
には扉1の端部内面が当接する扉当たり部材24を設け
てある。
【0016】
【発明の効果】 以上のように構成された本発明の二軸
型蝶番では、第二枢軸5を中心とした固定側翼板7に対
する中間翼板4の回転と、第一枢軸3を中心とした中間
翼板4に対する回動側翼板2の回転の間には、扉1の開
放操作と閉鎖操作のいずれにおいても作動順序が自動的
に設定されるため、中折れ現象が的確に阻止され、扉の
180度の開閉操作が円滑に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る二軸型蝶番を使用
した扉の180度開放状態の正面図である。
【図2】 該扉の180度開放状態の右側面図である。
【図3】 図1のA−A線断面図である。
【図4】 回動側翼板が中間翼板に対して回転して扉が
閉鎖される過程を示す、図3に対応した断面図である。
【図5】 図4の状態より閉鎖が若干進み、ロックレバ
ーによって回動側翼板が中間翼板に対し拘束された状態
を示す、図3に対応した断面図である。
【図6】 扉が図5の状態にあるときの右側面図であ
る。
【図7】 扉が完全閉鎖された状態を示す、図3に対応
した断面図である。
【符号の説明】
1 扉 2 回動側翼板 3 第一枢軸 4 中間翼板 5 第二枢軸 6 固定枠体 7 固定側翼板 8 駆動板 9 軸ピン 10 第一バネ 11 ロックレバー 12 カム板 13 ガイドピン 14 ストッパー板 15 ガイドピン 16 第二バネ 17 ボルト 18 ボルト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の端部2aが扉1に固着され、中間
    部に駆動板8を設けた回動側翼板2と;一方の端部4a
    が第一枢軸3によって回動側翼板2の他方の端部2bに
    枢着され、中間部に係止受部19を設けた中間翼板4
    と;中間翼板4の他方の端部4bに第一枢軸3と平行な
    第二枢軸5によって端部7aが枢着され、固定枠体6に
    固着される固定側翼板7と;第一枢軸3と平行な軸ピン
    9によって駆動板8に枢着され、第一バネ10によって
    回動側翼板2の端部2bに向かって回転付勢され、先端
    の係止爪部11aが中間翼板4の係止受部19に係合す
    ることによって、回動側翼板7と中間翼板4を一体回転
    するように連結するロックレバー11と;ガイドスロッ
    ト12aに嵌挿されたガイドピン13によって中間翼板
    4に水平方向に摺動可能に装着され、扉1の閉鎖回転時
    に駆動板8に押されるカム板12と;ガイドスロット1
    4aに嵌挿されたガイドピン15によって中間翼板4に
    摺動可能に装着され、制止端部14bが固定枠体6の制
    止受部6aに係合することによって、中間翼板4の固定
    側翼板2に対する回転を制止するストッパー板14と;
    制止端部14bが制止受部6aに係合する位置へとスト
    ッパー板14を突出付勢する第二バネ16とからなり、
    カム板12に駆動されてストッパー板14が後退して制
    止端部と制止受部6aの係合が解かれるようにした二軸
    型蝶番。
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CN103015859A (zh) * 2012-12-11 2013-04-03 深圳市洪涛装饰股份有限公司 一种180度开启隐藏式门轴

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