JP3960418B2 - 糸切れ防止装置及び同糸切れ防止手段を有する糸条加工機類 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種撚糸機、或いは各種の複合糸や加工糸の製造機などに好適に適用できる糸切れ防止装置に関し、特に各種フィラメント糸に対するこれらの製造機の高速化に伴い多発する糸切れが効果的に防止できる糸切れ防止装置と同糸切れ防止装置を備えた各種糸条加工機等に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、この種の糸条、特に各種のフィラメント糸に対する加工機の高速化と無人化は著しい。例えば、一般にケーブルツイスターと呼ばれる従来の撚糸機を使って2本のマルチフィラメント糸を合撚して縫糸を製造しているが、現在、この加撚機にかけられるパーンは1個あたり6kg(糸長:約180,000m)と大重量であって大型であり、その稼働時の加撚スピンドルの回転数もせいぜい9,000rpmが限度とされている。同種の大型パーンを使い、更にその生産性を上げようとして、加撚スピンドルの回転数を11,000rpmまで高める試みがなされている。
【0003】
図5を参照して、従来のケーブルツイスターの合撚機構について簡単に説明すると、加撚スピンドル6には大型の給糸パーン7が同軸上に支持される一方、図示せぬクリールには同種で更に大型の給糸パーン1が支持されている。クリールの給糸パーン1から引き出される第1の原糸Y1は一旦加撚スピンドル6の内部に給糸されてから外部に引き出され、スピンドル6の直上に配されたバルーンガイド8を介して巻取り部10へと導かれる。このとき、前記第1の原糸Y1は加撚スピンドル6に支持された給糸パーン7の回りを回転してバルーンを形成しながらバルーンガイド9に導かれる一方、前記加撚スピンドル6に支持された給糸パーン7から直接引き取られる第2の原糸Y2も、同時に前記バルーンガイド9を介して巻取り部10へと導かれるため、同バルーンガイド9の部分で第1及び第2の原糸Y1,Y2が合撚され、その合撚糸Y3が巻取り部10に巻き取られることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかる合撚機構をもつ撚糸機によっても、特にクリールに支持された給糸パーンに巻かれた上記第1の原糸が全長(約180,000m)にわたり均質で良質な糸条である場合には、その張力制御を高精度に行ない、或いは前記スピンドルの内外の構造やその周辺付属機器を設計変更すれば、9,000rpm以上のある程度の高速で加撚スピンドルを回転させても格別の支障を来すことなく合撚が可能である。
【0005】
しかるに、前記第1の原糸の給糸案内機構、給糸中の捩れの発生などにより、、仮に高品質の糸条であっても、局部的に毛羽立ちがあったり、或いは糸条の走行中で捻じれなどのためパイルを形成したりする不具合が生じるため、たまたま、それらの不具合部分が糸条走行路上のガイドなどに引っ掛かり、その下流側の撚糸スピンドルとの間に大きな張力が発生し、その張力がバルーンにも及んでバルーンの最大径が予め設定された許容径よりも小さくなり、加撚スピンドルへの第1原糸の導入部や導出部周辺の周辺機器と干渉すると、その干渉と同時に瞬時に切断するという事態が多々起こり得る。
【0006】
この事態は、第1の原糸がマルチフィラメント糸である場合には特に発生しやすく、しかも上述の様々な原因に基づく糸切れは張力の増加に伴い瞬時に発生するため、従来から知られている各種の張力調整装置や制御装置のように、張力の異常を検出した後に制御部が作動するのでは遅きに失し、到底上述の糸切れを防止することはできず、仮に高品質の糸条同士の合撚であるとしても、従来の制御方式や設計変更だけで、前述の事態を回避することは不可能である。
【0007】
本発明は、かかる事態の発生を極力なくして、しかも高速運転を可能にする糸切れ防止装置を提供することを目的としており、更には同糸切れ防止装置が効果的に適用された代表的な糸条加工機の一種である撚糸機を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
かかる目的を達成する最も効果的な手段について多面的な検討と数多くの試験とを重ねた。その結果、仮に第1の原糸の給糸機構の途中で、上述のごとく何らかの不具合により異常張力が発生したとしても、その異常な張力の変動を撚糸スピンドルに導入後の第1原糸にまで及ばせないようにすれば、糸切れの発生が防止できるという結論に達した。
【0009】
異常張力を撚糸スピンドルに導入後の第1原糸にまで及ばさないようにするには、第1原糸を撚糸スピンドルに導入する直前までに張力を緩和すればよい。しかるに、これを通常の張力制御装置のごとく、張力の変動を検出してから、その張力を緩和するのでは既に糸切れが発生しかねない。これを回避するには、どうしても張力変動、特にその増加する張力に即応して撚糸スピンドルに導入する直前までには張力を緩和しなければならない。
【0010】
更に、この張力を緩和するには、先ず給糸部から撚糸スピンドルに到る間のいかなる領域で張力の変動を発生させるのかを決定して、その緩和手段の設置位置を決める必要がある。様々の実験の末、張力の変動要因は毛羽立ちや構成繊維の一部が捩れてパイル状となっているような糸条の品質に基づく不均一性、糸条の構成繊維の断面形状や給糸部から撚糸スピンドルに到るまでの給糸機構に基づく捩じれなどによる糸条の局部的なループ玉などの糸条形態の不均一によるものであることが分かった。
【0011】
そして、前記糸条の品質の不均一性により給糸パーン上に巻き上げられている原糸同士が絡まり、給糸パーンから原糸が円滑に引き出されず、或いは上記糸条形態の不均一部が糸条走行路の途中に配されるガイドなどに引っ掛かり、通常の引出し張力では解かれない場合に異常な張力の発生を招来させることが判明した。
【0012】
この結果に基づけば、いずれにしても上記張力の緩和手段は少なくとも給糸部から加撚スピンドルの導入部との間の糸条走行路上に配すれば十分であり、更には給糸部側の近くに配されたガイド部の下流側に配することが好ましいと考えた。しかしながら、前記張力緩和手段として従来のスプリングやダンサーローラなどの単なるテンサや、張力検出器の検出信号に基づく制御部からの指令によりフィードローラの回転速度を増加して、糸条をオーバフィードする従来の制御手段を採用するだけでは、強力な張力変動を吸収しきれず、或いは制御が加撚スピンドルまでの張力変動の伝播時間に追随できない。
【0013】
従って、上記張力の緩和手段は従来のテンサや制御手段のごとく単に張力を吸収するテンサや、張力変動を見極めてから初めて糸送りを増加させるような制御手段ではなく、全く新たな緩和手段を開発する必要に迫られた。そこで、更に様々な検討を重ねた結果、ようやく本発明を完成させるに到ったものである。
【0014】
すなわち、本発明に係る糸切れ紡糸装置の基本的な構成は、請求項1に記載されたとおり、糸条の走行路に配され、糸条が予め設定された張力を越えると同時に、その張力に応じた送り出し量で糸条を下流側に積極的に送り出す張力緩和手段を有してなり、張力緩和手段は糸条をその張力変動に応じた圧接力をもって支持するとともに、圧接力の大きさに応じたスリップの度合いを変化させながら下流側に送り出すことを特徴とする糸切れ防止装置にある。
【0015】
複合糸の製造機や撚糸機などの糸条加工機にあっては、通常、その給糸部と加工部との間を走行する糸条にはほぼ一定の張力が付与されるが、機械や周辺機器の振動などの影響、或いは走行糸条の動摩擦力の変動などにより微妙に変動する。しかしながら、上述のごとく格別のことがないかぎり、その変動量は微小である。これら張力の変動は、上記スプリングテンサなどによって十分に吸収緩和される。
【0016】
本発明による糸切れ紡糸装置における上記張力緩和手段は、上記スプリングテンサのごとく、弾性力により張力の変動分を吸収して緩和するものではなく、前述のごとき定常状態での給糸時に発生する微小な張力変動よりも大きな張力変動に対して好適に適用されるものである。例えば、撚糸機のような加撚スピンドルの回転により生じるバルーニングを発生させながら糸条に撚りを与える加工機にあっては、そのバルーンの径は加撚スピンドルの回転速度、糸条重量及び糸条張力により決まり、このバルーンの径を所定の範囲内に収めようとするときは、同一種の糸条であれば、その加撚スピンドルの回転速度と糸条張力を見合った値に設定する必要がある。
【0017】
通常は、回転速度が設定されてから糸条の張力範囲が設定され、給糸部から撚糸スピンドルに到る間の糸条張力をスプリングテンサやボールテンサなどにより調整している。糸条張力が設定張力より小さくなるとバルーンの径が大きくなり、隣接するスピンドル間のピッチ(設置空間)を越えることになるが、張力を設定張力以上に調整することは前記テンサによっても比較的容易である。一方、張力が設定張力を越えると、バルーンの径が小さくなるが、この径が小さくなるとバルーンの糸条引出し部の周辺器具に接触し、特にマルチフィラメント糸などの場合には瞬時にして切断してしまう。
【0018】
これを回避するには、既述したとおり、張力変動が生じたら、その張力変動が加撚スピンドルの糸条導入部に到達する前に、糸条張力を緩和することが必要であり、そのため本発明の緩和手段にあっては、予め設定されている張力を越える張力変動が発生すると同時に、その張力を利用して時間差なく張力変動に応じた送り出し量の糸条を積極的に下流側に送り出す。その結果、糸条の張力変動は本発明の緩和手段の下流側で瞬時に緩和され、例えば加撚スピンドルに導入される糸条は通常の設定張力を維持し、バルーンの形成にも影響がなく所定のバルーン形態を保持して、糸切れを発生させることなく円滑に合撚がなされる。
【0019】
請求項2に係る発明は、前記張力緩和手段が一定の回転速度で回転する回転ローラであって、同回転ローラは前記糸条の張力増減に応じた糸条の挙動に基づき、瞬時に同糸条の送出し量を増減させる糸条送出し量増減手段を有してなること特徴としている。
【0020】
糸条の張力が増加すると糸条は緊張し、その張力が減少すると糸条はたるむ。本発明は、この糸条の張力変動に基づく挙動を利用するものであり、前記張力緩和手段として一定の回転速度で駆動回転する回転ローラを採用すると共に、同回転ローラに糸条送出し量増減手段を具備させている。この糸条送出し量増減手段としては、例えばローラ周面を弾性材料をもって構成し、その糸条の圧接量や圧接力を糸条の張力変動に基づき変更させるスプリングなどが採用できる。圧接力を変更することにより、回転ローラの周面に接触する糸条のローラ周面に対するスリップ量が変動し、その圧接力により糸条の送出し量を変化させる。
【0021】
請求項3に係る発明は、前記糸条送出し量増減手段が、更に糸条の異常張力発生時に同張力変動に抗して同糸条を引き出し、必要な送出し量を瞬時に下流側に送り出す同糸条の引取り・送出し構造を有してなることを特徴とするものである。
【0022】
ある円弧角をもって回転ローラの周面に糸条を担持させた場合には、糸条の張力が増加すると、既述したとおり、糸条はローラ周面に対する圧接力が増加して中心方向に移動しようとする。ここで例えば、前記糸条の引取り・送出し構造として、回転ローラの周面の周方向に沿ってU字溝を形成すると共に、その底面に沿ってV字断面の溝を形成する。その溝表面の全体にわたり所望厚みの弾性層を形成する。更に、前記溝のU字断面とV字断面との交差部の稜線からV字溝にオーバハングする庇状のリブ状の膨出部を形成しておく。このときの膨出部の断面はU字溝の底面の延長面を一辺とする略三角形状とすることが好ましい。
【0023】
いま、同回転ローラの周面に担持されてローラの回転とともに走行する糸条の張力変動が予め設定された張力の範囲内であれば、その糸条はローラ周面にその張力に応じた圧接力で圧接され、所要の送出し量で下流側に送り出されるが、その張力が設定範囲を越えた異常張力となったとき、糸条に働くローラ中心方向に作用する圧接力が弾性層の膨出部による支持力に打ち勝って、同膨出部を弾性変形させてV溝部へと導かれ、同V溝部の底部で強くグリップされて、回転ローラの回転により積極的に上流側の糸条を引き取ると共に下流側へと確実に送り出される。その結果、異常張力は、例えば加撚スピンドルの糸条導入部まで伝達されることがなく、糸条の切断も起こらない。
【0024】
請求項4に係る発明は、給糸部と糸条加工部とを備え、請求項1〜3のいずれかに記載の糸切れ防止装置が、前記給糸部と糸条加工部との間の糸条走行路に配されてなることを特徴とする糸条加工機にある。この糸条加工機としては、例えば嵩高加工糸や各種の複合加工糸などの製造機や撚糸機を挙げることができるが、特に請求項5では、その代表的な糸条加工機である撚糸機を規定している。
【0025】
請求項5に係る発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の糸切れ防止装置が、給糸部と加撚スピンドルとの間の糸条走行路に配されており、更に同加撚スピンドルと撚糸巻取り部との間に、同撚糸巻取り部に合撚糸をオーバフィードするフィードローラを備えていることを特徴とする撚糸機にある。
【0026】
撚糸機にあっては、加撚スピンドルの糸条導入部と同スピンドルの直上に配されるバルーンガイドとの間で、糸条がバルーンを形成しながらスピンドルの回りを回転して、バルーンガイドの部分で撚りがかけられて巻取り部に巻き取られる。一般には、この巻取り部の巻取り張力をもって加撚スピンドルから糸条を引き出しているが、このときのバルーンにかかる糸条の張力は糸条の遠心力による張力が加わるばかりでなく、バルーンガイドを過ぎた撚糸はバルーンガイド以前の原糸よりも糸長が短くなるため、予め設定された巻取り張力より大きくなる。そこで、本発明では上記糸切れ防止装置に加えて、オーバフィードするフィードローラを加撚スピンドルと撚糸巻取り部との間に設け、原糸の糸切れを防止すると共に、予め設定された巻き硬さで撚糸を巻き取るようにしている。
【0027】
請求項6に係る発明は、前記張力緩和手段が所定の回転数で回転する回転ローラであり、前記フィードローラが前記回転ローラと同一構造を有し、前記回転ローラとフィードローラとが同一の回転軸に支持されてなることを特徴としている。前記フィードローラは、既述のとおり、予め設定された巻き硬さで撚糸を巻き取るため、バルーンガイドを過ぎた撚糸を巻取り速度に見合う速度となるようにオーバフィードしている。
【0028】
本発明にあっては、このフィードローラを上記糸切れ防止装置の張力緩和手段である回転ローラと形態的にも寸法的にも同一構造として、両ローラを同一軸で連結させ、これを同時に駆動している。これは、給糸部と加撚スピンドルの糸条導入部との間に設置された回転ローラの回転速度を、撚糸巻取り部の巻き取り速度よりもフィード量を多くするバルーンガイドと撚糸巻取り部との間に配されたフィードローラの回転速度に一致させることにより、原糸に異常な張力が作用したときでも、その加撚スピンドルに送り出される糸条の送出し量を、少なくとも撚糸巻取り部の巻き取り速度よりも大きくして、安定したバルーニングを保障せんがためである。
【0029】
【発明の実施形態】
以下、本発明を好適な実施形態に基づいて図面を参照しながら具体的に説明する。図1は本発明の代表的な第1の実施形態である糸切れ防止装置を装備した、ケーブルツイスターと呼ばれる撚糸機の撚糸工程を概略で示している。
【0030】
同図に示す符号1は図示せぬクリール上に掛けられた第1の給糸パーンを示している。クリールには、この給糸パーン1が多数本掛けられており、マルチフィラメントからなる第1原糸Y1が縦取り方式で引き出される。本実施形態では、前記給糸パーン1の重量は6kg(糸長:約180,000m)と大重量で且つ大型出ある。
【0031】
給糸パーン1から引き出される第1原糸Y1は、スプリングテンサ2を介して本発明の糸切れ防止装置3,4に入り、同糸切れ防止装置3,4を通過してボールテンサ5を通って加撚スピンドル6のスピンドルポット6aの図示せぬ糸条導入口から同ポット内に導入され、同じくスピンドルポット6aの側部に形成された糸条導出口から外部へと導出される。スピンドルポット6aは逆円錐形に形成され、同ポット6aに上方から第2原糸Y2の第2給糸パーン7が嵌着されている。この給糸パーン7は上記第1給糸パーン1よりも軽量で、その全糸長も短く設定されているのが通常である。
【0032】
前記第2給糸パーン7の直上にはバルーンガイド8が配されており、同バルーンガイド8には前記スピンドルポット6aの側部から導出される第1原糸Y1が挿通されている。一方、前記スピドルポット6aに嵌着された第2の給糸パーン7に巻かれた第2原糸Y2も直接前記バルーンガイド8に前記第1原糸1とともに挿通される。加撚スピンドル6が回転すると、第1原糸Y1はスピンドルポット6aの糸条導出口と前記バルーンガイド8との間でバルーンを形成しながら、第2給糸パーン7の回りを回転して、バルーンガイド8の部分で2本の原糸T1,T2が1本に合撚し、その合撚された撚糸Y3はフィードローラ9を介して巻取り部10にオーバフィードで送られ、巻取り部10で紙管(プラスチック管、アルミ管)に巻き取られてチーズ11とされる。
【0033】
ここで、本実施形態における特徴部は、上記糸切れ防止装置3,4とフィードローラ9にある。図2は、その糸切れ防止装置3,4の代表的な概略構成例と、同糸切れ防止装置3,4及び前記フィードローラ9の関連構成を拡大して示している。
【0034】
本実施形態による糸切れ防止装置は、図1及び図2に示すごとく、回転ローラ3と単に自由回転するガイドローラ4とから構成されている。
この回転ローラ3は、図3に示すように、その周面に周方向に沿って形成された略U字状断面の第1溝部3aと、同第1溝部3aの底部に沿って同じく周方向の形成されたV字状断面の第2溝部3bとを有している。また、前記第1溝部3aと第2溝部3bとの全面にわたって所要の硬度を有するウレタンゴムやシリコンゴムなどからなる弾性材料から構成される弾性層3cが形成されている。更に、前記弾性層3cの第1溝部3aと第2溝部3bとの交差部である対向する稜線部分に沿って、第1溝部3aの底面の延長面を一辺とする三角形断面の膨出部3dが、それぞれの延設端を近接させて対設されている。
【0035】
いま、上記スプリングテンサ2を介して供給される第1原糸Y1が、前述の構成を備えた回転ローラ3のほぼ下半周にわたり掛け回されたのち、ガイドローラ4の周面を上半周以上をジグザグ状に掛け回されて下方に配されたボールテンサ5に送られたのち、同ボールテンサ5を介して加撚スピンドル6に導入される。ここで、第1原糸Y1に定常的な張力変動がある場合には、第1原糸Y1はその張力変動に応じた圧接力をもって回転ローラ3の第1溝部3aの弾性層に支持され、前記圧接力の大きさに応じたスリップの度合いを変化させながら下流側に送り出される。
【0036】
第1給糸パーン1上の第1原糸Y1に、例えば毛羽などが存在し、隣接する原糸Y1と絡み合って、通常の引取張力では第1原糸Y1の引き出しが円滑に行われなくなると、給糸部と前記回転ローラ3との間で張力が急激に増加する。本実施形態によれば、その張力の急激な増加により回転ローラ3の周面に対する第1原糸1の圧接力も増加する。この圧接力が回転ローラ3の周面に形成された第1溝部aの底面部の膨出部3dによる支持力を上回ると、同膨出部3dの膨出端をローラ中心方向に弾性的に変形させて、第1原糸Y1はV字状断面の第2溝部3bへと滑り込む。
【0037】
その結果、第1原糸Y1を第2溝部3bで強くグリップして、その回転力により糸パーン1で絡まっている第1原糸Y1の絡まりを瞬時に解除するとともに下流側へと確実に送り出すため、下流側の加撚スピンドル6の糸条導入部まで、その異常張力を伝播させることがなく、その異常張力によるバルーンの径を縮小することもなく、糸切れが確実に防止される。前述のごとく第1原糸Y1の絡まりが解除されると同時に、第1原糸Y1の張力は瞬時的に定常状態に戻るため、第1原糸Yはその定常状態の張力による緊張だけで、第1原糸Yは膨出部3dにより案内されて再び第1溝部3aの弾性層表面に自動的に復帰する。
【0038】
また本実施形態では、バルーンガイド8と巻取り部10との間に配されるフィードローラ9の回転速度を巻取り部10の巻取り速度よりも僅かに速くして撚糸Y3の送りをオーバフィードさせている。これは、通常であれば巻取り部10の巻取り張力が、第1原糸Y1のバルーニングと合撚による収縮による張力の増加により増大し、設定された巻取り張力を上回るためチーズ1が硬く巻かれてしまう。これを回避するため、フィードローラ9により撚糸Y3をオーバフィードさせて、巻取り部10に送られる撚糸張力を減少させ、設定された巻き硬さのチーズ11を製造するようにしている。
【0039】
また本実施形態にあっては、既述したようにバルーンガイド8と巻取り部10との間に配されるフィードローラ9と前記回転ローラ3とを同一回転軸12に支承させている。更に、前記フィードローラ9を構造的にも寸法的にも回転ローラ3と同一のローラ構造として、両ローラ3,9を同一回転速度で回転させている。このように構成すると、異常な張力状態になったときも回転ローラ3による第1原糸Y1の送出し量は撚糸Y3の巻取り量に近づくため、加撚スピンドル6で形成されるバルーンに対する張力増加が回避できる。
【0040】
図4は、本発明の糸切れ防止装置の第2実施形態を概略で示している。
本実施形態による糸切れ防止装置は、上記第1実施形態と同様の構造を備えた回転ローラ3及びガイドローラ4と、板バネ13とから構成される。ただし、本実施形態では、図示せぬ給糸部から引き出された第1原糸Y1は、同図に実線で示すように、定常運転時には前記回転ローラ3に単に接触する程度で走行するように、板バネ13とガイドローラ4とが配される。
【0041】
すなわち、給糸部から引き出される第1原糸Y1は、先ず板バネ13の自由端部の挿通孔13aに通されて、略水平にガイドローラ4に掛け回されて下方に引き取られる。定常張力状態にあるとき、前記回転ローラ3の周面は、前記板バネ13からガイドローラ4に向けて直線的に走行する第1原糸Y1に接触するように配されているに過ぎず、同原糸Y1を積極的に送り出してはいない。
【0042】
ここで、第1原糸Y1に糸切れが発生しない範囲の張力変動が生じたとき、特に定常張力よりも大きな張力が発生すると、その張力の上昇分だけ第1原糸が緊張し、前記板バネ13を同図に矢印で示す方向に弾性変形させて、同板バネ13とガイドローラ4との間を走行する第1原糸Y1を、駆動回転する回転ローラの周面に圧接させる。この圧接力の大きさに応じて、第1実施形態と同様に、同回転ローラ3の周面におけるスリップ量を変動させながら、第1原糸Y1を下流側へと積極的に送りだす。
【0043】
給糸部側で何らかの不具合が発生して、更に第1原糸Y1の張力が増すと、板バネ13を大きく弾性変形させて、同第1原糸Y1を回転ローラ3の周面に大きな圧接力をもって押し付け、図3に示すV字溝部3bに滑り込み、原糸Y1に対するグリップ力を増して、給糸部側の原糸Y1を強く引き出して不具合をなくすと同時に、駆動回転する回転ローラ3の回転速度に対応する送出し量をもって原糸Y1を下流側へと積極的に送り出す。第1原糸Y1の上記不具合が解消すると同時に、第1原糸Y1は定常張力に戻るため、板バネ13の弾力により回転ローラ周面のV字溝部3bから抜け出し、回転ローラ3の周面に接触する定常状態に戻る。この間の動作は瞬時に行われるため、給糸部側の第1原糸Y1に発生した異常張力は下流側の図示せぬ加撚スピンドルなどの糸条加工部まで伝播されず、糸切れの発生を確実に防ぐことができる。
【0044】
以上の説明にあって、回転ローラ3の構造を図3の周面構造例をもって説明したが、このローラ構造は図示例に限定されるものではなく、多様な変形が可能であり、要は周面に接触する糸条の張力の変動に基づき、その積極送出し量を変化させることができ、更には加工部において糸切れが発生するような異常張力が発生したときは、その糸条の送出し量を巻取り部におけるフィードローラのオーバフィード量に見合った量で積極的に送り出せる構造を採用することが好ましい。
【0045】
表1は、図1に示した本発明の糸切れ防止装置を装備したケーブルツイスタと図5に示した従来のケーブルツイスタを使った、第1原糸Y1の給糸張力の変動による糸切れの発生状態の結果を示している。
【0046】
【表1】
【0047】
表1により理解できるように、従来のケーブルツイスタでは、本発明の糸切れ防止装置がないため、給糸パーン1からの給糸張力T−0がボールテンサ5を通過後の張力T−2まで大幅に増加しているのに対して、本発明のケーブルツイスタでは、給糸パーン1からの給糸張力T−0はスプリングテンサ2と回転ローラ3との間の張力T−1が一時的に増加するものの、ボールテンサ5に入るまでに大幅に減少し(T−2)、同ボールテンサ5を通過する第1原糸Y1の張力T−3も増加が僅かである。そのため、本発明によるケーブルツイスタでは給糸張力T−0が40±10(g)まで糸切れが発生せず、それ以上でも最終の張力T−3が70(g)程度までは糸切れが発生しないが、従来のケーブルツイスタでは給糸張力T−0が25〜30(g)で糸切れが発生することが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による糸切れ防止装置を装備した撚糸機の代表的な構成例と、その撚糸工程を概略で示す説明図である。
【図2】同第1実施形態の糸切れ防止装置の構成部材の配置例を拡大して示す部分斜視図である。
【図3】同糸切れ防止装置の一構成部材である回転ローラの周面構造を概略で示す部分断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態である糸切れ防止装置の構成部材の配置例を拡大して示す部分斜視図である。
【図5】従来の撚糸機の代表的な構成例と、その撚糸工程を概略で示す説明図である。
【符号の説明】
1 第1給糸パーン
2 スプリングテンサ
3 (糸切れ防止装置の)回転ローラ
3a 第1溝部
3b 第2溝部
3c 弾性層
3d 膨出部
4 ガイドローラ
5 ボールテンタ
6 加撚スピンドル
6a スピンドルポット
7 第2給糸パーン
8 バルーンガイド
9 フィードローラ
10 巻取り部
11 チーズ
12 回転軸
13 板バネ
Y1 第1原糸
Y2 第2原糸
Y3 撚糸
Claims (6)
- 糸条(Y1)の走行路に配され、糸条(Y1)が予め設定された張力を越えると同時に、その張力に応じた送出し量で糸条(Y1)を下流側に積極的に送り出す張力緩和手段(3,4;3,4,13)を有してなり、張力緩和手段は糸条 (Y1) をその張力変動に応じた圧接力をもって支持するとともに、圧接力の大きさに応じたスリップの度合いを変化させながら下流側に送り出すことを特徴とする糸切れ防止装置。
- 前記張力緩和手段(3,4;3,4,13)が一定の回転速度で回転する回転ローラ(3) であって、同回転ローラ(3) は前記糸条(Y1)の張力増減に応じた糸条(Y1)の挙動に基づき、同(Y1)糸条の送出し量を瞬時に増減させる糸条送出し量増減手段(3a,3c) を有してなる請求項1記載の糸切れ防止装置。
- 前記糸条送出し量増減手段(3a,3c) が、更に糸条(Y1)の異常張力発生時に同張力変動に抗して同糸条(Y1)を引き出し、必要な送出し量を瞬時に下流側に送り出す同糸条(Y1)の引取り・送出し構造(3b,3d) を有してなる請求項2記載の糸切れ防止装置。
- 給糸部(1) と加撚スピンドル(6) とを備え、請求項1〜3のいずれかに記載の糸切れ防止装置が、前記給糸部(1) と加撚スピンドル(6) との間の糸条走行路に配されてなることを特徴とする糸条加工機。
- 請求項4記載の糸条加工機が撚糸機であり、その加撚スピンドル(6) と撚糸巻取り部(10)との間に配され、同撚糸巻取り部(10)に撚糸(Y3)をオーバフィードするフィードローラ(9) を備えてなることを特徴とする撚糸機。
- 前記張力緩和手段(3,4;3,4,13)が所定の回転数で回転する回転する回転ローラ(3) であり、前記フィードローラ(9) が前記回転ローラ(3) と同一構造を有し、前記回転ローラ(3) とフィードローラ(9) とが同一の回転軸(12)に支持されてなる請求項5記載の撚糸機。
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