JP3079997B2 - 合糸仮撚機の糸切れ検出装置 - Google Patents
合糸仮撚機の糸切れ検出装置Info
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Description
糸してノントルク糸を造る、太さや特性の異なる糸を合
糸する等、複数の糸を仮撚加工し、交絡処理装置にて合
糸して複合糸を製造することがある。本発明は、合糸す
る複数の糸のうちの一つの糸が切れたときに、合糸する
全ての糸を切断するための制御装置を備えた、複合糸の
仮撚加工糸を生産する合糸仮撚機の糸切れ検出装置に関
するものである。
はフィードローラで強制送りが掛かっているので、経路
途中で糸切れした場合は、糸切れ箇所より上流側から繰
り出される糸が機器に絡みつくので、上流側のフィード
ローラの手前で切断する必要がある。一般に使用してい
る静電式の糸切れ検出装置は、検出部に糸が有るか無い
かということのみを検出するために、この糸切れ検出装
置を合糸仮撚機の合糸後の糸に使用すると、複合糸を構
成する糸が全て糸切れしない限り作動しない。つまり、
構成している複数本の糸のうち1本でも糸切れしていな
い場合には作動しない。このため糸切れを検出できるよ
うに、糸が合わさる上流側であり、仮撚りの伝播にも影
響がない第一フィードローラの上流にも機械式糸切れ検
出装置を設け、糸が合わさる前の単糸毎に糸切れの検出
を行ってきた。
れ検出装置4はカッタ2と第一フィードローラFR1の
間に設けられている。給糸された糸Yは、カッタ2、機
械式糸切れ検出装置4を経て第一フィードローラFR
1、一次ヒータH1、冷却板L2、仮撚り装置9で仮撚
り加工され、解撚張力検出装置1にて解撚張力が検出さ
れ、交絡処理装置ILで合糸された後、糸切れ検出装置
3を経て巻取装置Wにて合糸された複合糸を巻き取る。
この場合は、第一フィードローラFR1以降で複合糸を
構成している糸のうち1本だけに糸切れが生じ、フィー
ドローラの軸等に巻き付きを起こしていれば、機械式糸
切れ検出装置4には糸Yがあり、その上、静電式糸切れ
検出装置3にも複合糸を構成する糸が1本以上有るため
に検出不能であった。
仮撚機に用いられている糸切れ検出装置は機械式と静電
式とが有り、給糸である部分延伸糸等に帯電防止剤が使
われており、静電気の量で糸の有無を検出する静電式糸
切れ検出装置では、糸が殆ど帯電していないために、糸
の有無の検出が難しく、糸に接触して糸の有無を検出す
る機械式糸切れ検出装置が用いられている。この帯電防
止剤は熱により直ぐ効果が無くなるため、一次ヒータを
経た後の糸に対しては、非接触で糸に優しい静電式糸切
れ検出装置が用いられている。
来の第一フィードローラの上流側に機械式糸切れ検出装
置を設けている場合に、糸切れが生じて問題となるの
は、先ずは検出装置よりも下流の位置で糸切れしたため
に、複合糸が複合糸でなくなっているのを気づかずに不
良品を製造し続けていることである。更には、糸切れし
た下流側の糸端は巻取りパッケージに巻き取られるが、
上流側の糸端は巻取られずにフィードローラのシャフト
等の回転部に絡み付く可能性がある。回転部に糸が絡み
付くと、糸が送られ続けて塊となるが、この場合でも糸
切れ検出装置では検出できずに、最悪の場合には機台を
停止させて、絡みついた糸塊を取り除く作業が必要にな
ることである。このため、糸切れ検出装置はなるべく巻
取装置側である下流側に設けられていることが好まし
い。しかし、先に述べたように、静電式や機械式の糸切
れ検出装置では、合糸した後の糸切れ検出には適さなか
った。静電式の糸切れ検出装置として、合糸した状態で
の単糸切れを検出できる高性能の装置も提供されてはい
るが、とても高価なため使用できない。
る問題点に着目して成されたものである。その課題は簡
単な糸切れ検出装置を提供することである。更に、別の
課題は第一フィードローラより下流側で合糸する複数の
糸のうちの1本が糸切れしても、その糸切れを検出して
合糸する全ての糸を切断することである。
に、請求項1に記載の発明においては、解撚張力を検出
する張力検出装置による、解撚張力の一定以上の低下検
出に基づいて、前記一つの糸が切れたことを検出するよ
うにした。
載の発明において、前記張力検出装置が、合糸する複数
の糸の解撚張力の合力を測定するものであり、管理範囲
を限定し、その範囲を越えて解撚張力が低下したときに
糸切れと判断するようにした。請求項3に記載の発明で
は、合糸する全ての糸を切断するためのカッタとの連動
を入り切り自在に構成した。
張力を検出するための張力検出装置を、張力変化から糸
切れを判断してカッタを作動させる制御装置にも接続す
る。検出される解撚張力が、糸の性状変化等に基づく通
常の変動範囲を越えて低下した場合に、糸切れと推測し
てカッタを作動させる。カッタを作動させる張力値は、
張力ゼロの場合、ゼロ点設定の誤差を考慮してゼロ近
く、或いは解撚張力から前記変動範囲を減じた値とす
る。
張力は、複合糸を構成している各々の糸の解撚張力の和
になるため、1本の糸が切れた場合には、その切れた糸
の解撚張力分だけ張力変動する。解撚張力は常に変動し
ているため、複合糸を構成している糸が1本だけ糸切れ
した場合、必ずしも切れた糸の解撚張力分だけ変動する
わけではない。このため、管理範囲を限定し、その範囲
を越えて解撚張力が低下した場合には、糸の存否に関係
なくカッタを作動させる。
機台で単糸加工をする場合に、張力検出装置とカッタと
の連動を断って使用する。
な例である延伸仮撚機Mは、溶融紡糸した合成繊維糸条
にテクスチュア加工を施すものであり、その一例を側面
図である図2に示す。Psは給糸パッケージであり、ク
リールスタンドSにより保持されている。L1はガイド
パイプであり、給糸パッケージPsより解除されたフィ
ラメント糸Yを第一フィードローラF1へと導く。H1
は一次ヒータであり、仮撚り装置9で仮撚りされた糸Y
を熱処理する。9は仮撚り装置である。L2は冷却板で
H1により熱処理された糸を冷却して特性を固定する。
ILは交絡処理装置であり、複数の繊維束からなる糸Y
を流体により略一定間隔で交絡させ、単糸を複数本交絡
させることにより複合糸にすることができる。又、交絡
処理を行うと、複合糸の場合でも単糸の場合でも、解舒
性が向上する。Oはオイリングローラであり、糸Yに油
分を付与する。Wは巻取装置であり、糸Yをパッケージ
Pwに巻取る。
Kに沿ってクリールスタンドSを設け、このクリールス
タンドSに支持した給糸パッケージPsのフィラメント
糸Yを解舒してガイドパイプL1により第一フィードロ
ーラF1に導いている。このガイドパイプL1の糸出口
にカッタ2が設けられている。更に、テクスチュアリン
グ用の一次ヒータH1と、冷却板L2及び仮撚装置9、
解撚張力Tの変動等パッケージの品質管理上必要な様々
な情報を得るために設けられている解撚張力検出装置1
を経て第二フィードローラF2に導いている。この過程
でフィラメント糸Yを延伸しながら、仮撚り・熱固定し
てフィラメント糸Yに嵩高加工を施す。そして交絡処理
装置ILで合糸した後で、第三フィードローラF3、第
四フィードローラF4、糸切れ検出装置3、作業通路L
3、オイリングローラOを経て巻取装置Wによりパッケ
ージPwに巻き取るものである。
は、概要図である図1を参照にして、3は糸切れ検出装
置であり、糸切れを検出するとカッタ2を作動させ糸Y
を切断する。1は糸切れ検出装置を兼ねている解撚張力
検出装置であり、内蔵しているセンサ5により解撚張力
Tの変動等パッケージの品質管理上必要な様々な情報を
得て制御部6に信号を送り、仮撚り装置9の接圧を調整
する図示されていないシリンダ等の接圧制御手段に制御
部6から送られる適切な信号を基に糸Yの解撚張力Tを
制御する。その他に、解撚張力Tが管理範囲を越えた変
動を示した場合に糸切れと設定されていて、制御部6の
信号によりカッタ2を作動させる。
は、カッタ2を経て第一フィードローラFR1、一次ヒ
ータH1、冷却板L2、仮撚り装置9で仮撚り加工さ
れ、解撚張力検出装置1にて解撚張力Tが検出され制御
部6に入力される。制御部6は、解撚張力の目標値が予
め入力され、同時にその目標値Toに対しての制御範囲
である張力の上限値Tuと下限値Tdが入力され、セン
サ5からの解撚張力Tを基に接圧制御手段を介し仮撚り
装置9の解撚張力Tを目標値Toとなるように制御す
る。そして解撚張力Tが目標範囲になるように制御され
た品質の良い糸Yが、交絡処理装置ILで合糸された
後、糸切れ検出装置3を経て巻取装置Wにて合糸された
複合糸を巻き取る。
内蔵している第一の実施の形態として、図3にセンサ5
を2つ内蔵しているものを示す。複合糸は2本を合糸す
るものであり、糸Y1本毎に解撚張力Tを検出できるよ
うに、糸道が別々になり、移動ガイドローラ8及びセン
サ5が各々2つ設けられている。
が設けられているものは、複合糸の解撚張力Tとして、
例えば100gであったとしても、一方の糸の解撚張力
が70gで、他方の解撚張力が30gである場合もあ
り、より品質の高い複合糸を生産しようとすれば構成す
る糸の解撚張力を各々を制御する方が良い糸を製造でき
るからである。
軸が固定されているガイド7、センサ5に連動して糸の
張力に応じて移動するガイド8により糸道が造られ、糸
道を通った糸Yの解撚張力を測定する。糸道には仮撚り
装置9にて仮撚りされた糸Yが1本通過する。この解撚
張力検出装置1が通常の変動の場合には、必要があれば
仮撚り装置Tの押圧力を調整するシリンダ6を制御して
糸Yの解撚張力を制御することにより、より高品質の糸
を製造する。ここで、例えば複合糸YCが2本の単糸1
50デニールのYAと75デニールのYBより構成され
て、糸YAの解撚張力Tが70g、糸YBの解撚張力T
が30gであった場合の糸切れについて考えると、仮に
糸YBが糸切れを起こしたとすると、YBの解撚張力T
を検出しているセンサ5の解撚張力Tが0近傍の値にな
り、糸切れと判断してカッタ2を作動させ、糸YA,Y
Bを切断する。
解撚張力Tを検出するわけであるが、解撚張力Tが0に
なったときに、糸切れと判断すれば良いと考えることも
できなくはないが、実際に実験をすれば判ることである
が、誤差などもあり、糸切れを起こしてもなかなか解撚
張力Tは0にならない。誤差や解撚張力Tの変動幅を考
慮して、解撚張力Tが0近傍になると糸切れと判断する
ようにしても良い。又、単糸の解撚張力Tの大きな変
動、例えば、解撚張力Tの略半分以上の変動で糸切れと
判断しても良い。
糸は2本として説明したが、もちろん複合糸を構成する
糸は、必ずしも2本に限らないので、1つの解撚張力検
出装置1で作動させるカッタ2は複合糸を構成する本数
に応じて設定自在であることは言うまでもない。そして
解撚張力検出装置1に内蔵されているセンサ5は、2つ
に限るものでなく、複合糸を構成する数だけあるのが好
ましい。
解撚張力検出装置1のセンサ5が一つになり、それに付
随する固定ガイドローラ7の糸溝が1つになり、移動ガ
イドローラ8が1つになっており、複合糸を構成する単
糸の数より少ない点が異なっているが、その他の基本的
な構成は同じである。図4に示す例では、複合糸を構成
する単糸の数は2本であり、センサ5は1つである。こ
のためセンサ5では、仮撚り装置9にて仮撚りされた糸
Yが2本通過し、複合糸全体の解撚張力Tを測定するこ
とになる。糸道には仮撚り装置9にて仮撚りされた糸Y
が1本通過する。この解撚張力検出装置1が通常の変動
の場合には、解撚張力の目標値Toになるように、目標
範囲が設定され、許容限度範囲に管理下限値が制御部6
に入力される。仮撚り装置9の接圧力と解撚張力Tに
は、本実施の形態では仮撚り装置9はベルト式であるた
めに、次のような関係が成り立つ。接圧制御手段の接圧
力が増加すると、糸の送り出し速度がベルトの接圧に比
例して速くなるため解撚張力Tが減少する。逆に接圧制
御手段の接圧力が減少すると、糸とベルトとの間のスリ
ップが増加して送り出し量が少なくなり解撚張力Tが上
昇する。
て図5を参照しながら説明する。縦軸を解撚張力T、横
軸を時間とすると、ベルトの接圧の制御は接圧制御手段
を制御部6の信号により制御することで行われる。解撚
張力検出装置1から検出され制御部6に送られてくる解
撚張力Tの値が高くなり、上限値Tuをこえると制御部
6より信号が接圧制御手段に送られ、仮撚り装置9と糸
Yとの接圧を高く、つまり、ベルトの接圧を上げる。す
ると上昇していた解撚張力Tは下降しはじめ、上限Tu
以下となる。そして目標値Toに向けて更に制御部6よ
り接圧制御手段に信号を送り続けベルトの接圧を上げ解
撚張力Tを下降させる。逆に制御部6に送られる解撚張
力Tの値が低くなり、下限値Tdを越えると制御部6よ
り信号が送られ、接圧制御手段の接圧を低くして、ベル
トの接圧を下げる。すると下降していた解撚張力Tは上
昇しはじめ、下限Td以上となる。そして目標値Toに
向けて更にベルトの接圧を下げ解撚張力Tを上昇させ
る。この一連の接圧制御手段の制御を繰り返して、解撚
張力Tを目標値Toになるように制御する。複合糸全体
の解撚張力Tは、複合糸を構成する単糸1本1本の和と
なっているため、糸切れが生じた場合は、糸切れした糸
を除いた解撚張力の和となる。つまり、複合糸全体で目
標値Toを定め、更に上限値Tu、下限値Td及び管理
下限値Tminを定める。単糸が1本切れると、略切れ
た糸の解撚張力の値の分だけ低くなるために、管理下限
値Tminを下回った場合は糸切れと判断しても良い。
ニールのYAと75デニールのYBより構成されて、糸
YAの解撚張力が70g、糸YBの解撚張力が30gで
あり、糸YBが糸切れを起こし、糸端が第一フィードロ
ーラFR1の軸に絡みついた場合について考える。複合
糸YCの解撚張力Tは糸YAと糸YBの各々の解撚張力
の和である100gとなる。従って目標値Toは100
gであり、解撚張力Tが100g程度の場合の変動幅は
上下で3gから5g程度、仮に5gとして上限Tuが1
05g、下限Tdが95gになるように仮撚り装置9を
制御して、解撚張力Tを目標範囲内に納まるようにして
いる。糸切れが生じると、解撚張力検出装置1には、1
00gから70gに変動幅を上下した程度の値、75g
から65g程度になるはずである。管理下限値Tmin
は90g程度に設定してあるとすると、管理下限値Tm
inより下回っているので、糸切れと判断してカッタ2
を作動させ糸YA及びYBを切断する。以上から理解で
きるように、他方糸YAが糸切れした場合には図5の点
線のような検出値が得られる。
製造のみ記述しているが、1つの機台で複合糸の加工だ
けでなく、単糸の仮撚り加工も望まれる場合がある。こ
のような単糸加工の場合には、解撚張力検出装置1の検
出値を基に、糸切れを検出していたのでは、カッタ2の
不要な作動を招いて稼働効率が低下してしまう。例えば
図3で示されているように、1つのセンサで1本の糸の
解撚張力を検出する解撚張力検出装置1の場合、単糸し
かないために、特に細い糸を仮撚り加工する場合に検出
される解撚張力Tの基準値そのものが低い。この事を糸
切れと誤認識してしまうのである。この誤認識を防止す
るために、カッタ2との連動を入り切りする構成を前記
制御装置内に設けることによって、単糸加工にも利用で
きる合糸仮撚機が得られる。なお、この場合の糸切れ
は、従来と同様に静電式の糸切れ検出装置3で検出す
る。
しても良い。 (1)複合糸の太さや解撚張力Tは、実施の形態に記述
した数値に限定されるものではなく、複合糸の様々な場
合に適応可能である。又、合糸仮撚機Mも実施の形態に
記述したものに限られるわけではなく、全ての合糸仮撚
機に適応できる。もちろん製造する複合糸を構成する糸
Yの数及び種類は様々であるために糸切断を行うための
解撚張力Tは設定自在であり、作動させるカッタ2も選
択自在であるものとする。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
及びカッタを制御するプログラムを変更するだけで、既
存の合糸仮撚機の構成を利用でき、現在稼働している仮
撚機に対しても安価に変更できる。又、従来第一フィー
ドローラ近傍に糸1本に付き1個設けていた機械式糸切
れ検出装置を廃止することができ、組付け時の部品点数
及び組付け労力を減らすことができるとともに、製造コ
ストの低減をはかることができる。そして、糸切れが生
じ第一フィードローラと解撚張力検出装置との間で糸端
が絡みついた場合、静電式の糸切れ検出装置に複合糸を
構成する糸が1本以上有るために検出不能であったが、
解撚張力検出装置により検出している解撚張力に大きな
変動があり、この変動を検出することにより、従来では
検出不能であった糸切れ検出が可能となった。このこと
により、複合糸が複合糸でなくなっているのを気づかず
に不良品を製造し続けているのを防ぐことができる。更
には、切断された糸の下流側は巻取り装置に巻き取られ
るが、上流側の糸端がフィードローラのシャフト等の回
転部に絡み付き、機台を停止させて、絡みついた糸塊を
取り除く作業が不要になる。
に記載の発明の効果に加えて、解撚張力検出装置のセン
サ1つに複数の糸の解撚張力を測定する仕様の場合で
も、糸切れを検出してカッタを作動させることができ
る。
検出装置により糸切れの検出により複数のカッタを作動
させるか否かの連動を入り切り自在とすることで、単糸
の仮撚機として使用した場合の無用な糸切断を防止する
ことができる。この場合には従来の静電式糸切れ検出装
置のみを使用する。
出装置及び仮撚り装置の概略図である。
出装置及び仮撚り装置の概略図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 合糸する複数の糸のうちの一つの糸が切
れたときに、合糸する全ての糸を切断するための制御装
置を備えた、合糸の仮撚加工糸を生産する合糸仮撚機に
おいて、解撚張力を検出する張力検出装置による、解撚
張力の一定以上の低下検出に基づいて、前記一つの糸が
切れたことを検出する合糸仮撚機の糸切れ検出装置。 - 【請求項2】 前記張力検出装置が、合糸する複数の糸
の解撚張力の合力を測定するものであり、管理範囲を限
定し、その範囲を越えて解撚張力が低下したときに糸切
れと判断する請求項1記載の合糸仮撚機の糸切れ検出装
置。 - 【請求項3】 合糸する全ての糸を切断するためのカッ
タとの連動を入り切り自在に構成した請求項2記載の合
糸仮撚機の糸切れ検出装置。
Priority Applications (7)
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