JP3957941B2 - 圧力感応切換弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は圧力感応切換弁に関し、特に電気を使わずに独立した2つの流路を切り換え制御する圧力感応切換弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の内燃機関搭載の車両においては、エンジンの燃焼効率が向上したことにより、暖房の熱源として利用してきた冷却水が暖房に必要な温度にまで上昇することがなくなってきている。内燃機関と電動機を併用したハイブリッド式の車両においては、かなりの割合でエンジンが停止しているため、エンジンの冷却水温度は上昇せず、電気自動車に至っては、熱源がまったくない。このため、車両用エアコンシステムは、暖房用熱源としてエンジンの冷却水を利用する形態から冷暖房が可能なヒートポンプ式のエアコンが提案されている。
【0003】
図6はヒートポンプ式エアコンシステムを例示する第1の構成図である。このエアコンシステムによれば、コンプレッサ101の出力は四方弁102に連結されている。この四方弁102は、一方では、電磁弁103を介して暖房用熱交換器104の冷媒入口に連結され、他方では、逆止弁105を介して冷房用熱交換器106の冷媒出口に連結されている。暖房用熱交換器104の冷媒出口は絞り107および逆止弁108を介して室外熱交換器109に連結されている。冷房用熱交換器の冷媒入口は絞り110および電磁弁111を介して同じく室外熱交換器109に連結されている。この室外熱交換器109はまた、四方弁102を介してアキュムレータ112の冷媒入口に連結され、アキュムレータ112の冷媒出口はコンプレッサ101に連結されている。3つある熱交換器のうち、暖房用熱交換器104および冷房用熱交換器106は車室内に設置され、室外熱交換器はエンジンルームに設置されている。
【0004】
ここで、このエアコンシステムが暖房モードにあるときは、四方弁102は図示の実線で示した流路に切り換えられ、電磁弁103は開けられ、電磁弁111は閉じられる。コンプレッサ101によって圧縮された高温の冷媒は、四方弁102、電磁弁103を介して暖房用熱交換器104に供給され、ここで車室内の空気と熱交換され、室内空気を加熱する。熱交換された冷媒は、絞り107によって減圧されることで凝縮し、逆止弁108を通って室外熱交換器109に入る。この室外熱交換器109にて熱交換した冷媒は、四方弁102およびアキュムレータ112を介してコンプレッサ101に戻る。
【0005】
次に、冷房モードにあるときは、四方弁102は破線で示した流路に切り換えられ、電磁弁103は閉じられ、電磁弁111は開けられる。コンプレッサ101によって圧縮された高温の冷媒は、四方弁102を介して室外熱交換器109に供給され、ここで熱交換された後、電磁弁111を介して絞り110に入る。絞り110では、室外熱交換器109よって凝縮された冷媒は膨張し、低温低圧の冷媒となって冷房用熱交換器106に供給され、ここで車室内の空気と熱交換され、室内空気を冷房する。冷房用熱交換器106にて熱交換された冷媒は、逆止弁105、四方弁102およびアキュムレータ112を介してコンプレッサ101に戻る。
【0006】
このシステム構成の場合、冷房モードで運転しているとき、冷房用熱交換器106には、凝縮された冷媒が溜まっているため、途中で暖房モードへの切り換えが行なわれると、冷房用熱交換器106の中に冷媒が残ったままになり、暖房モード作動する冷媒の量が不足し、暖房能力が低下することがある。
【0007】
図7はヒートポンプ式エアコンシステムを例示する第2の構成図である。このエアコンシステムにおいて、図6のシステムを構成する要素と同じ要素には同じ符号を付してある。この構成によれば、冷房用熱交換器106の冷媒出口は、アキュムレータ112の冷媒入口に直接連結された構成を有している。
【0008】
ここで、冷房モードにあるときは、四方弁102は破線で示した流路に切り換えられ、電磁弁103は閉じられ、電磁弁111は開けられる。コンプレッサ101によって圧縮された高温の冷媒は、四方弁102を介して室外熱交換器109、電磁弁111、絞り110を介して冷房用熱交換器106に入り、ここで車室内の空気と熱交換された後、アキュムレータ112を介してコンプレッサ101に戻る。
【0009】
この冷房モードから暖房モードに切り換えられると、四方弁102は図示の実線で示した流路に切り換えられ、電磁弁103は開けられ、電磁弁111は閉じられる。コンプレッサ101によって圧縮された高温の冷媒は、四方弁102、電磁弁103を介して暖房用熱交換器104に入り、その後、絞り107、逆止弁108、室外熱交換器109、四方弁102およびアキュムレータ112を介してコンプレッサ101に戻る。このとき、冷房用熱交換器106の冷媒出口は、アキュムレータ112を介してコンプレッサ101に連結されているため、冷房運転時に冷房用熱交換器106に溜まっていた冷媒がコンプレッサ101によって吸い出され、暖房運転の冷媒ループ内に冷媒が回収される。これにより、暖房モード作動する冷媒の量が不足することがなくなるため、暖房能力が低下することがない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、ヒートポンプ式エアコンシステムでは、暖房モードと冷房モードとの冷媒回路の切り換えは、四方弁と2つの電磁弁と2つの逆止弁とからなる構成部品によって行っている。しかしながら、車両の軽量化の観点からこのエアコンシステムでも部品点数の削減、さらには省電力化が望まれている。
【0011】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、2つの電磁弁によって行っていた切り換え機能を1つの部品により、電気を使わないで実現することができる圧力感応切換弁を提供することを目的とする。
【0012】
また、本発明は、冷房モードから暖房モードに切り換わったときに、冷房用熱交換器の中に溜まっている冷媒液を回収することができる圧力感応切換弁を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記問題を解決するために、ヒートポンプ式エアコンシステムにて、暖房モード時にコンプレッサからの冷媒を暖房用熱交換器へ流す第1流路を開けながら室外熱交換器からの冷媒を冷房用熱交換器へ流す第2流路を閉じ、冷房モード時には前記第1流路を閉じながら前記第2流路を開けるように独立した2つの流路を切り換え制御する圧力感応切換弁において、同一の軸線上に対向配置された第1入口ポートおよび第2入口ポートと、前記第1入口ポートおよび第2入口ポートの下流側に配置された第1弁座および第2弁座と、前記第1弁座および第2弁座の間の空間を仕切るダイヤフラムと、前記ダイヤフラムに固定され、前記第1入口ポートまたは第2入口ポートに導入された圧力により前記第2弁座または第1弁座に圧接して閉弁する第1弁体および第2弁体と、前記第1弁座および第2弁座の下流側に連通された第1出口ポートおよび第2出口ポートと、中央部が開口され、外周から内方に向かって前記第1入口ポートおよび第2入口ポートの軸線方向外方へ傾斜された面を有し、前記ダイヤフラムの外周をシールするシールリングよりも内側の辺縁を両側から挾持するリング状のリテーナと、を備えていることを特徴とする圧力感応切換弁が提供される。
【0014】
このような圧力感応切換弁によれば、一方の入口ポートに導入された圧力をダイヤフラムが受圧することで他方の入口ポート側に固定された弁体が弁座を圧接するようになる。一方の入口ポートに導入された圧力が一方の入口ポートを開弁すると同時に他方の入口ポートを閉弁することが可能になるため、通常2つの電磁弁で行っていた流体回路の切り換え作動を、電気を使わずに、入力される流体圧力で行うことができるようになる。
【0015】
また、本発明によれば、ダイヤフラムの代わりに、同一の軸線上に対向配置された第1入口ポートと第2入口ポートとの間にその軸線方向に往復動自在なピストンを嵌挿し、そのピストンの両端面に弁体を固定した構成にしている。これにより、ダイヤフラムを用いた構成と同じ効果を得ることができる。
【0016】
また、本発明によれば、ヒートポンプ式エアコンシステムにて、暖房モード時にコンプレッサからの冷媒を暖房用熱交換器へ流す第1流路を開けながら室外熱交換器からの冷媒を冷房用熱交換器へ流す第2流路を閉じ、冷房モード時には前記第1流路を閉じながら前記第2流路を開けるように独立した2つの流路を切り換え制御する圧力感応切換弁において、同一の軸線上に対向配置された第1入口ポートおよび第2入口ポートと、前記第1入口ポートおよび第2入口ポートの下流側に配置された第1弁座および第2弁座と、前記第1弁座および第2弁座の間に形成されたシリンダ内に前記第1入口ポートおよび第2入口ポートの軸線方向に往復動自在に嵌挿されたピストンと、前記ピストンの軸線方向両端部にその軸線方向に往復動自在に遊挿配置され、前記第1弁座および第2弁座に当接するよう常時付勢されていて、前記第1入口ポートまたは第2入口ポートに導入された圧力により前記第1弁座または第2弁座から離れて開弁する第1主弁および第2主弁と、前記第1弁座および第2弁座の下流側に連通された第1出口ポートおよび第2出口ポートと、前記第1主弁および/または第2主弁の軸線位置に配置されて、前記第1出口ポートおよび/または第2出口ポートの側にある流体を前記第1主弁および/または第2主弁を介して第1入口ポートおよび/または第2入口ポートへ流通させることを可能にする差圧作動の副弁と、を備えていることを特徴とする圧力感応切換弁が提供される。
【0017】
これにより、一方の入口ポートに圧力が導入されることにより、そのポートが開弁し、他方のポートがさらに閉弁するよう作用する。また、閉弁された側の入口ポートがその出口ポートより低圧になることで、その主弁に設けられた副弁が開弁し、流体を逆流させることを可能にするため、使用しない熱交換器に溜まった流体を抜き出すことが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は第1の実施の形態に係る圧力感応切換弁を示す断面図である。この第1の実施例に係る圧力感応切換弁10は、同一の軸線上に対向配置された第1入口ポート11、第2入口ポート12を有し、これら第1入口ポート11および第2入口ポート12の下流側に第1弁座13および第2弁座14が形成されている。第1弁座13と第2弁座14との間の空間は、可撓性のダイヤフラム15によって仕切られている。ダイヤフラム15は、その周辺部が2つの部材からなるボディ16によって固定され、Oリング17によってシールされている。ダイヤフラム15のOリング17よりも内側の辺縁部は、両面側から、中央部が開口され内方に向かって傾斜された面を有するリング状のリテーナ18により挾持されている。
【0019】
ダイヤフラム15の中央部には、第1弁座13および第2弁座14に対向して弁体19,20が配置され、これら弁体19,20は、ピン21およびワッシャ22によってダイヤフラム15と共に固定され、Oリング23によって互いにシールされている。そして、第1弁座13および第2弁座14の下流側には、それぞれ第1出口ポート24、第2出口ポート25が形成されている。
【0020】
以上の構成の圧力感応切換弁10は、第1入口ポート11および第2入口ポート12における圧力がほぼ等しい場合、ダイヤフラム15は図示のような中立位置にあり、第1入口ポート11は第1出口ポート24と連通状態にあり、第2入口ポート12は第2出口ポート25と連通状態にある。
【0021】
ここで、たとえば第1入口ポート11に高圧の流体が導入されると、ダイヤフラム15は、第2入口ポート12の側に偏倚し、弁体20が第2弁座14に押し付けられる。これにより、第2入口ポート12から第2出口ポート25への通路が閉じられ、第1入口ポート11から第1出口ポート24への通路が開けられるようになる。すなわち、第1入口ポート11と第2入口ポート12との圧力差を利用して弁体を動かし、一方は開弁、他方は閉弁となるようにしている。
【0022】
図2は第1の実施の形態に係る圧力感応切換弁を適用した車両用エアコンシステムの構成図である。このエアコンシステムによれば、コンプレッサ31の出力は四方弁32を介して圧力感応切換弁10の第2入口ポート12に連結され、圧力感応切換弁10の第2出口ポート25は、暖房用熱交換器33の冷媒入口に連結されている。暖房用熱交換器33の冷媒出口は、絞り34および逆止弁35を介して室外熱交換器36に連結されている。この室外熱交換器36は、四方弁32およびアキュムレータ37を介してコンプレッサ31に連結されている。圧力感応切換弁10の第1入口ポート11は、逆止弁35と室外熱交換器36との配管に連結され、第1出口ポート24は、絞り38を介して冷房用熱交換器39の冷媒入口に連結され、冷房用熱交換器39の冷媒出口は、四方弁32とアキュムレータ37との配管に連結されている。
【0023】
ここで、このエアコンシステムが停止しているときは、冷媒配管内の圧力は等しいので、圧力感応切換弁10のダイヤフラム15は中立位置にあり、第1入口ポート11と第1出口ポート24との間および第2入口ポート12と第2出口ポート25との間は連通状態にある。
【0024】
冷房モードで運転されるときは、四方弁32は破線で示した流路に切り換えられる。冷房モードでは、コンプレッサ31によってアキュムレータ37から吸引され、圧縮されたガス冷媒は、四方弁32を介して室外熱交換器36に供給され、ここで凝縮された後、圧力感応切換弁10の第1入口ポート11に入る。圧力感応切換弁10は、第1入口ポート11に高圧の液冷媒が供給されることにより、第1入口ポート11の側の弁体19を第1弁座13から離れる方向へ移動し、逆に弁体20は第2の第2弁座14の方へ移動し、その第2弁座14に押し付けられる。これにより、第1入口ポート11の側の弁体19は開弁し、第2入口ポート12の側の弁体20は閉弁するようになる。室外熱交換器36から供給される冷媒は高圧であるため、弁体20を第2の第2弁座14に十分な力で付勢することになり、十分なシール性が確保される。
【0025】
第1入口ポート11に供給された液冷媒は、第1出口ポート24から出ていき、絞り38にて断熱膨張されることで低温低圧となり、冷房用熱交換器39にて車室内空気と熱交換されることで蒸発し、アキュムレータ37へ戻る。
【0026】
以上の冷房モードでの運転から暖房モードへの運転に切り換えられる場合、四方弁32が図示の実線で示した流路に切り換えられる。コンプレッサ31によってアキュムレータ37から吸引され、圧縮されたガス冷媒は、四方弁32を介して圧力感応切換弁10の第2入口ポート12に入る。圧力感応切換弁10は、第2入口ポート12に高圧の液冷媒が供給されることにより、第2入口ポート12の側の弁体20を第2弁座14から離れる方向へ移動し、逆に弁体19は第1の第1弁座13の方へ移動し、その第1弁座13に押し付けられる。これにより、圧力感応切換弁10は、図示のように、第2入口ポート12の側の弁体20が開弁し、第1入口ポート11の側の弁体19が閉弁するようになる。
【0027】
第2入口ポート12に供給されたガス冷媒は、第2出口ポート25から出ていき、暖房用熱交換器33に入力される。暖房用熱交換器33では、そのガス冷媒は、車室内空気と熱交換されることで凝縮され、絞り34にて断熱膨張されることで低温低圧となり、逆止弁35を介して室外熱交換器36に供給され、ここで蒸発された冷媒は、四方弁32およびアキュムレータ37を介してコンプレッサ31に戻る。
【0028】
このとき、冷房モードでの運転の際に、冷房用熱交換器39に溜まっていた液冷媒は、冷房用熱交換器39の出口がアキュムレータ37に接続されていて、常にコンプレッサ31により吸引されているので、冷房用熱交換器39より吸い出されて暖房のライン内に回収されるため、冷媒の量が不足して暖房能力が低下してしまうことがない。
【0029】
図3は第2の実施例に係る圧力感応切換弁を示す断面図である。この第2の実施例に係る圧力感応切換弁40は、2つの部材からなるボディ41内に、同一の軸線上に対向配置された第1入口ポート42、第2入口ポート43を有し、これら第1入口ポート42および第2入口ポート43の下流側に第1弁座44および第2弁座45が形成されている。第1弁座44と第2弁座45との間に形成されたシリンダ内には、ピストン46が軸線方向に往復動自在に嵌挿されている。このピストン46は、Xリング47によってシールされ、ボディ41を構成する2つの部材は、Oリング48によってシールされている。
【0030】
ピストン46において、第1弁座44および第2弁座45に対向する端面には、弁体49、50がそれぞれ嵌合されており、弁体49、50の背面には、リリーフポート51,52が設けられている。そして、第1弁座44および第2弁座45の下流側には、それぞれ第1出口ポート53、第2出口ポート54が形成されている。
【0031】
以上の構成の圧力感応切換弁40は、第1入口ポート42および第2入口ポート43における圧力がほぼ等しい場合、ピストン46は図示のような中立位置にあり、第1入口ポート42は第1出口ポート53と連通状態にあり、第2入口ポート43は第2出口ポート54と連通状態にある。
【0032】
ここで、たとえば第1入口ポート42に高圧の冷媒が導入されると、ピストン46は、第2入口ポート43の側に摺動し、弁体50が第2弁座45に押し付けられる。これにより、第2入口ポート43から第2出口ポート54への通路が閉じられ、第1入口ポート42から第1出口ポート53への通路が開けられるようになる。逆に、第2入口ポート43に高圧の冷媒が導入された場合は、ピストン46は、第1入口ポート42の側に付勢され、第1入口ポート42は閉弁し、第2入口ポート43は開弁することになる。
【0033】
この圧力感応切換弁40は、図2に示した車両用エアコンシステムにおいて、第1の実施例に係る圧力感応切換弁10の代わりに適用することができる。
図4は第3の実施例に係る圧力感応切換弁を示す断面図である。この第3の実施例に係る圧力感応切換弁60は、2つの部材からなるボディ61内に、同一の軸線上に対向配置された第1入口ポート62、第2入口ポート63を有し、これら第1入口ポート62および第2入口ポート63の下流側に第1弁座64および第2弁座65が形成されている。第1弁座64と第2弁座65との間に形成されたシリンダ内には、ピストン66が軸線方向に往復動自在に嵌挿されている。このピストン66は、Xリング67によってシールされ、ボディ61を構成する2つの部材は、Oリング68によってシールされている。
【0034】
ピストン66は、その軸線方向両端部にシリンダ状の中空部がそれぞれ形成され、その中に第1主弁69および第2主弁70が軸線方向に往復動自在に嵌挿されている。その中空部に嵌挿された第1主弁69および第2主弁70は、スプリング71,72によって第1弁座64および第2弁座65の方へ付勢されている。第1主弁69および第2主弁70は、第1弁座64および第2弁座65との対向端面に弁体73,74が固定されている。このため、第1主弁69および第2主弁70は、第1入口ポート62および第2入口ポート63に圧力が導入されない状態では閉弁状態を維持し、これらの下流側に設けられた第1出口ポート75および第2出口ポート76とは連通しない。
【0035】
第1主弁69および第2主弁70は、その軸線位置に第1副弁77および第2副弁78が設けられている。第1副弁77および第2副弁78は、スプリング79、80によって閉弁方向へ付勢されることによりノーマルクローズの弁を構成している。第1副弁77および第2副弁78は、第1入口ポート62および第2入口ポート63が第1出口ポート75および第2出口ポート76よりも低圧となった場合に、開弁して第1出口ポート75および第2出口ポート76から第1入口ポート62および第2入口ポート63へ冷媒が流れるのを許容する。
【0036】
以上の構成の圧力感応切換弁60は、第1入口ポート62および第2入口ポート63における圧力がほぼ等しい場合、図示のように、第1主弁69および第2主弁70は、スプリング71,72によって閉弁しており、ピストン66は中立位置にある。第1副弁77および第2副弁78も、スプリング79、80によってそれぞれ閉弁している。
【0037】
ここで、たとえば第2入口ポート63に高圧の冷媒が導入されると、第2主弁70がスプリング72の付勢力に抗して第2弁座65から離れる方向へ移動されることで開弁し、高圧の冷媒が第2主弁70と第2弁座65との隙間を通って第2出口ポート76へ流れるようになる。この高圧による第2主弁70の付勢力は非常に大きいので、この第2主弁70をさらに第2弁座65から離れる方向へ押し出す。これにより、ピストン66が第1弁座64の方向に向かって強く押し出され、第1主弁69による閉弁状態をより確実なものとする。
【0038】
この第1主弁69が閉弁しているとき、第1入口ポート62の圧力が第1出口ポート75の圧力よりも小さくなると、第1出口ポート75側の冷媒が、ピストン66と第1主弁69との隙間を通ってピストン66の中空部に入り、その圧力と第1入口ポート62の圧力との差圧が、第1副弁77をスプリング79の付勢力に抗して弁体73より押し上げ開弁する。これにより、第1出口ポート75に接続された熱交換器に溜まっている冷媒を吸い出して第1入口ポート62に接続されている配管に回収することが可能になる。
【0039】
図5は第3の実施例に係る圧力感応切換弁のヒートポンプ式エアコンシステムへの適用例を示す図である。図5において、図2に示した構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。この図5に示す構成は、冷房用熱交換器39の冷媒出口が逆止弁81を介して四方弁32から暖房用熱交換器33へ通じる配管に接続されている点で図2に示した構成と異なっている。
【0040】
ここで、このエアコンシステムが停止しているときは、冷媒配管内の圧力は等しいので、圧力感応切換弁60の第1主弁69および第2主弁70はスプリング71,72の付勢力により閉弁状態に維持され、また、第1副弁77および第2副弁78も、スプリング79、80によってそれぞれ閉弁状態にあるので、第1入口ポート62と第1出口ポート75との間および第2入口ポート63と第2出口ポート76との間の通路は非連通状態にある。
【0041】
冷房モードで運転されるときは、四方弁32は破線で示した流路に切り換えられる。冷房モードでは、コンプレッサ31によってアキュムレータ37から吸引されて圧縮されたガス冷媒は、四方弁32を介して室外熱交換器36に供給され、ここで凝縮された後、圧力感応切換弁60の第1入口ポート62に入る。圧力感応切換弁60は、高圧の液冷媒供給により、第1主弁69が開弁し、第2主弁70の閉弁をより確実なものにする。第1出口ポート75から出てきた液冷媒は、絞り38を介して冷房用熱交換器39に入り、ここで車室内空気との熱交換により蒸発され、そのガス冷媒は逆止弁81、四方弁32を介してアキュムレータ37へ戻る。このとき、逆止弁81の下流側は、低圧である。このため、第2入口ポート63の圧力は第2出口ポート76の圧力よりも低くなり、その差圧によって第2主弁70に設けられた第2副弁78が開弁する。これにより、暖房用熱交換器33の中に冷媒が溜まっていた場合、その冷媒が第2副弁78を介して第2入口ポート63へ流れるようになり、暖房用熱交換器33内の冷媒が回収されることになる。
【0042】
次に、この冷房モードから暖房モードへ切り換える場合、四方弁32は図示の実線で示した流路に切り換えられる。コンプレッサ31から吐出されたガス冷媒は、四方弁32を介して圧力感応切換弁60の第2入口ポート63に供給される。これにより、圧力感応切換弁60では、第2主弁70が開弁し、第1主弁69の閉弁をより確実なものにする。第2出口ポート76から出てきたガス冷媒は、暖房用熱交換器33に入り、ここで車室内空気との熱交換により凝縮され、その冷媒は絞り34にて低温低圧となり、逆止弁35を介して室外熱交換器36に供給され、ここで蒸発されたガス冷媒は、四方弁32を介してアキュムレータ37に戻る。このとき、逆止弁35の下流側は、低圧であるため、第1入口ポート62の圧力は第1出口ポート75の圧力よりも低くなり、その差圧によって第1主弁69に設けられた第1副弁77が開弁する。これにより、冷房用熱交換器39の中に溜まっていた液冷媒が第1副弁77を介して第1入口ポート62へ流れるようになり、冷房用熱交換器39内の冷媒が回収されて、冷媒量の不足による暖房能力の低下は生じない。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、同一の軸線上に対向配置された第1入口ポートおよび第2入口ポートの下流側に第1弁座および第2弁座を形成し、これら第1弁座および第2弁座の間の空間をダイヤフラムで仕切り、そのダイヤフラムに第1弁座および第2弁座に対向して弁体を固定した構成にした。これにより、一方の入口ポートに導入された圧力をダイヤフラムが受圧することで他方の入口ポートの弁座を圧接することにより、他方の入口ポートを閉弁すると同時に一方の入口ポートを開弁することが可能になるため、2つの電磁弁で行っていた流体回路の切り換えを1つの部品で置換することができ、しかも電気を使わないで回路を切り換えることができる。
【0044】
また、本発明によれば、同一の軸線上に対向配置された第1入口ポートおよび第2入口ポートの下流側に第1弁座および第2弁座を形成し、これら第1弁座および第2弁座の間に軸線方向に移動自在なピストンを配置し、そのピストンの軸方向両端側に第1弁座および第2弁座に対向する弁体を固定した構成にした。これにより、一方の入口ポートに圧力が導入されることにより、そのポートが開弁し、他方のポートが自動的に閉弁するようになり、2つの弁機能を持つ電気を使わない弁を実現することができる。
【0045】
さらに、本発明によれば、同一の軸線上に対向配置された第1入口ポートおよび第2入口ポートの下流側に第1弁座および第2弁座を形成し、これら第1弁座および第2弁座の間に軸線方向に移動自在なピストンを配置し、そのピストンの軸方向両端側に第1弁座および第2弁座に当接するよう付勢された第1主弁および第2主弁を備え、その第1主弁および第2主弁に第1出口ポートおよび第2出口ポートから第1主弁および第2主弁を介して第1入口ポートおよび第2入口ポートへの流体の流通のみ許容する第1副弁および第2副弁を備えるように構成した。これにより、一方の入口ポートに圧力が導入されることにより、そのポートが開弁し、他方のポートがさらに閉弁するよう作用する。また、閉弁された側の入口ポートがその出口ポートより低圧になることで、その主弁に設けられた副弁が開弁し、流体を逆流させることを可能にするため、使用しない熱交換器に溜まった流体を抜き出すことを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る圧力感応切換弁を示す断面図である。
【図2】第1の実施の形態に係る圧力感応切換弁を適用した車両用エアコンシステムの構成図である。
【図3】第2の実施例に係る圧力感応切換弁を示す断面図である。
【図4】第3の実施例に係る圧力感応切換弁を示す断面図である。
【図5】第3の実施例に係る圧力感応切換弁のヒートポンプ式エアコンシステムへの適用例を示す図である。
【図6】ヒートポンプ式エアコンシステムを例示する第1の構成図である。
【図7】ヒートポンプ式エアコンシステムを例示する第2の構成図である。
【符号の説明】
10 圧力感応切換弁
11 第1入口ポート
12 第2入口ポート
13 第1弁座
14 第2弁座
15 ダイヤフラム
16 ボディ
17 Oリング
18 リテーナ
19,20 弁体
21 ピン
22 ワッシャ
23 Oリング
24 第1出口ポート
25 第2出口ポート
31 コンプレッサ
32 四方弁
33 暖房用熱交換器
34 絞り
35 逆止弁
36 室外熱交換器
37 アキュムレータ
38 絞り
39 冷房用熱交換器
40 圧力感応切換弁
41 ボディ
42 第1入口ポート
43 第2入口ポート
44 第1弁座
45 第2弁座
46 ピストン
47 Xリング
48 Oリング
49、50 弁体
51,52 リリーフポート
53 第1出口ポート
54 第2出口ポート
60 圧力感応切換弁
61 ボディ
62 第1入口ポート
63 第2入口ポート
64 第1弁座
65 第2弁座
66 ピストン
67 Xリング
68 Oリング
69 第1主弁
70 第2主弁
71,72 スプリング
73,74 弁体
75 第1出口ポート
76 第2出口ポート
77 第1副弁
78 第2副弁
79、80 スプリング
81 逆止弁

Claims (3)

  1. ヒートポンプ式エアコンシステムにて、暖房モード時にコンプレッサからの冷媒を暖房用熱交換器へ流す第1流路を開けながら室外熱交換器からの冷媒を冷房用熱交換器へ流す第2流路を閉じ、冷房モード時には前記第1流路を閉じながら前記第2流路を開けるように独立した2つの流路を切り換え制御する圧力感応切換弁において、
    同一の軸線上に対向配置された第1入口ポートおよび第2入口ポートと、
    前記第1入口ポートおよび第2入口ポートの下流側に配置された第1弁座および第2弁座と、
    前記第1弁座および第2弁座の間の空間を仕切るダイヤフラムと、
    前記ダイヤフラムに固定され、前記第1入口ポートまたは第2入口ポートに導入された圧力により前記第2弁座または第1弁座に圧接して閉弁する第1弁体および第2弁体と、
    前記第1弁座および第2弁座の下流側に連通された第1出口ポートおよび第2出口ポートと、
    中央部が開口され、外周から内方に向かって前記第1入口ポートおよび第2入口ポートの軸線方向外方へ傾斜された面を有し、前記ダイヤフラムの外周をシールするシールリングよりも内側の辺縁を両側から挾持するリング状のリテーナと、
    を備えていることを特徴とする圧力感応切換弁。
  2. ヒートポンプ式エアコンシステムにて、暖房モード時にコンプレッサからの冷媒を暖房用熱交換器へ流す第1流路を開けながら室外熱交換器からの冷媒を冷房用熱交換器へ流す第2流路を閉じ、冷房モード時には前記第1流路を閉じながら前記第2流路を開けるように独立した2つの流路を切り換え制御する圧力感応切換弁において、
    同一の軸線上に対向配置された第1入口ポートおよび第2入口ポートと、
    前記第1入口ポートおよび第2入口ポートの下流側に配置された第1弁座および第2弁座と、
    前記第1弁座および第2弁座の間に形成されたシリンダ内に前記第1入口ポートおよび第2入口ポートの軸線方向に往復動自在に嵌挿されたピストンと、
    前記第1弁座および第2弁座に対向するように前記ピストンの軸線方向両端の面に固定され、前記第1入口ポートまたは第2入口ポートに導入された圧力により前記第2弁座または第1弁座に圧接して閉弁する第1弁体および第2弁体と、
    前記第1弁座および第2弁座の下流側に連通された第1出口ポートおよび第2出口ポートと、
    を備えていることを特徴とする圧力感応切換弁。
  3. ヒートポンプ式エアコンシステムにて、暖房モード時にコンプレッサからの冷媒を暖房用熱交換器へ流す第1流路を開けながら室外熱交換器からの冷媒を冷房用熱交換器へ流す第2流路を閉じ、冷房モード時には前記第1流路を閉じながら前記第2流路を開けるように独立した2つの流路を切り換え制御する圧力感応切換弁において、
    同一の軸線上に対向配置された第1入口ポートおよび第2入口ポートと、
    前記第1入口ポートおよび第2入口ポートの下流側に配置された第1弁座および第2弁座と、
    前記第1弁座および第2弁座の間に形成されたシリンダ内に前記第1入口ポートおよび第2入口ポートの軸線方向に往復動自在に嵌挿されたピストンと、
    前記ピストンの軸線方向両端部にその軸線方向に往復動自在に遊挿配置され、前記第1弁座および第2弁座に当接するよう常時付勢されていて、前記第1入口ポートまたは第2入口ポートに導入された圧力により前記第1弁座または第2弁座から離れて開弁する第1主弁および第2主弁と、
    前記第1弁座および第2弁座の下流側に連通された第1出口ポートおよび第2出口ポートと、
    前記第1主弁および/または第2主弁の軸線位置に配置されて、前記第1出口ポートおよび/または第2出口ポートの側にある流体を前記第1主弁および/または第2主弁を介して第1入口ポートおよび/または第2入口ポートへ流通させることを可能にする差圧作 動の副弁と、
    を備えていることを特徴とする圧力感応切換弁。
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