JP4156438B2 - 四方切換弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は四方切換弁に関し、特に自動車のヒートポンプ方式冷暖房システムなどにおいて冷暖房運転モードの切り換え時に冷媒配管の切り換えを行う四方切換弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用の冷暖房システムにおいて、冷房運転では冷凍サイクルが用いられ、暖房運転には、エンジンの冷却水が熱源として用いられている。しかしながら、この暖房用の熱源は、近年、エンジンの燃焼効率が向上したことにより、冷却水の温度が高くならず、冬期に十分な暖房温度を得ることができなくなってきている。そこで、冷房と一緒に暖房もできるようなシステムのニーズが増えている。このような冷暖房システムでは、室内熱交換器および室外熱交換器に流す冷媒の流れ方向を冷房運転時と暖房運転時とで逆転させる必要があるが、その冷媒流れ方向の切り換えを行うのが四方切換弁である。
【0003】
このような四方切換弁として、椀状の弁体を摺動させることにより冷媒通路を切り換えるものが知られている(たとえば、特許文献1参照。)。この四方切換弁は、圧縮機からの吐出圧を導入するポートと、同一平面に開口するよう並設された3つのポートと、この3つのポートのうちの2つを互いに連通させ、残りの1つを上記した吐出圧導入用のポートと連通させる椀状の弁体とを備えている。3つのポートの真中に配置されたポートは、圧縮機の吸入側に接続され、他の2つのポートは、室内熱交換器と室外熱交換器とにそれぞれ接続されている。3つのポートの同一開口面を摺動するように弁体を駆動するピストンが弁体の摺動方向両側に配置され、パイロット弁がそれらピストンの作動室に吐出圧導入用のポートからチューブを介して高圧を選択的に導入するようにし、高圧が導入されない作動室は圧縮機の吸入側に接続されたポートに接続するように切換制御するようにしている。
【0004】
この四方切換弁の構成により、パイロット弁が或る切換位置にあるときは、吐出圧が一方のピストンの作動室にチューブを介して導入され、他方のピストンの作動室がチューブを介して圧縮機の吸入側へ接続されることにより、一方のピストンが弁体を駆動して並設された3つのポートのうち、一方のピストンから遠い側の2つのポートを互いに連通させるとともにこれら2つのポートを吐出圧から遮断し、残りの1つのポートを吐出圧導入用のポートと連通させる。これにより、冷暖房システムは、圧縮機から吐出された冷媒が、吐出圧導入用のポート、弁体によって覆われていないポート、第1の熱交換器、膨張装置、第2の熱交換器、弁体によって連通された2つのポートを介して圧縮機へ流れる冷媒通路が形成され、第1の熱交換器が冷媒の凝縮、第2の熱交換器が冷媒の蒸発を行うことになるので、第2の熱交換器による冷房運転が行われる。
【0005】
逆に、パイロット弁が他の切換位置にあるときは、一方のピストンの作動室がチューブを介して圧縮機の吸入側へ接続され、他方のピストンの作動室にチューブを介して吐出圧が導入されることにより、他方のピストンが弁体を駆動して並設された3つのポートのうち、他方のピストンから遠い側の2つのポートを互いに連通させるとともにこれら2つのポートを吐出圧から遮断し、他方のピストンに最も近い側の1つのポートを吐出圧導入用のポートと連通させる。これにより、冷暖房システムは、圧縮機から吐出された冷媒が、吐出圧導入用のポート、弁体によって覆われていないポート、第2の熱交換器、膨張装置、第1の熱交換器、弁体によって連通された2つのポートを介して圧縮機へ流れる冷媒通路が形成され、第2の熱交換器で冷媒の凝縮、第1の熱交換器で冷媒の蒸発を行うことになるので、第2の熱交換器による暖房運転が行われる。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−151251号公報(段落番号〔0035〕〜〔0036〕,図3)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の四方切換弁では、椀状の弁体が摺動することによりポートの切り換えを行っているため、摺動部に弾性のあるシール材を使うことができず、シール性が悪いので、ポペット弁を使用した高圧用三方切換弁と低圧用三方切換弁とを備え、高圧用三方切換弁の2つの主弁の動作を、パイロット弁による2つの主弁の背圧制御で行うようにした構成のものも知られている(実願昭49−155569)。この四方切換弁は、パイロット弁が背圧室を切り換えた後に連通させているのは低圧用三方切換弁の共通ポートであるので、圧縮機によって圧縮された高圧冷媒が背圧室を通じて低圧側、すなわち圧縮機の吸入側に何ら仕事をすることなく直接流れてしまうことになり、冷暖房システムの効率が悪化してしまうという問題があった。
【0010】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、冷暖房システムの効率を向上させることができる四方切換弁を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記問題を解決するために、第1のポートを第2のポートまたは第3のポートと連通するよう切り換えると同時に第4のポートを前記第3のポートまたは前記第2のポートと連通するように切り換える四方切換弁であって、前記第1のポートに供給された高圧の冷媒を前記第2のポートまたは前記第3のポートに流すよう切り換える高圧用三方切換弁と、前記高圧用三方切換弁の切換動作に連動して生じる前記第2のポートの圧力と前記第3のポートの圧力との差圧により前記第2のポートまたは前記第3のポートに供給された低圧の冷媒を前記第4のポートに流すよう切り換える低圧用三方切換弁と、を備えた四方切換弁において、前記高圧用三方切換弁は、前記第1のポートと前記第2のポートとの間に配置された第1の主弁と、前記第1のポートの冷媒が供給される背圧室を有し、前記第1の主弁を駆動する第1のピストンと、前記第1のポートと前記第3のポートとの間に配置された第2の主弁と、前記第1のポートの冷媒が供給される背圧室を有し、前記第2の主弁を駆動する第2のピストンと、前記第1および第2のピストンの背圧室の圧力を選択的に逃がすよう切り換えるソレノイド駆動のパイロット弁と、前記第2のポートと前記第3のポートとの間の隔壁に配置され、前記第2のポートの圧力と前記第3のポートの圧力との差圧により切り換えられて前記パイロット弁からの圧力通路を冷媒が流出する側の前記第2のポートまたは前記第3のポートと連通させるチェック弁と、を備えていることを特徴とする四方切換弁が提供される。
【0012】
このような四方切換弁によれば、背圧室の圧力をパイロット弁およびチェック弁を介して、低圧側ではなく、高圧側の下流へ流出させるようにしたことで、背圧室から流出される冷媒を有効的に使うことができるので、冷暖房システムの効率を向上させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、自動車冷暖房システムに適用した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
図1は四方切換弁を使用した冷暖房システムの構成を示す図である。
冷暖房システムは、自動車のエンジンによって駆動される圧縮機11と、冷暖房運転モードの切り換えを行う四方切換弁12と、外気との熱交換を行う室外熱交換器13と、オリフィスチューブからなる膨張装置14と、車室内空気との熱交換を行う室内熱交換器15と、冷媒を気液に分離するアキュムレータ16とから構成されている。
【0017】
四方切換弁12は、等価的に、それぞれ3つのポートを有する2つの三方切換弁12a,12bから構成されていて、それらのポートを組み合わせることで4つのポートT1〜T4を有するようにしている。四方切換弁12のポートT1は、圧縮機11の吐出配管に接続され、ポートT2は、室外熱交換器13に接続され、ポートT3は、室内熱交換器15に接続され、ポートT4は、アキュムレータ16を介して圧縮機11の吸入配管に接続されている。
【0018】
四方切換弁12は、冷房運転モードのとき、図中に実線で示したように、ポートT1とポートT2とが連通し、ポートT3とポートT4とが連通するように切り換えられる。したがって、圧縮機11にて圧縮された高温・高圧の冷媒は、四方切換弁12のポートT1に入り、ポートT2から室外熱交換器13に送られ、ここで冷媒は熱交換されて凝縮され、膨張装置14にて断熱膨張されて低温・低圧になる。この低温・低圧の冷媒は、室内熱交換器15で車室内の空気と熱交換されて暖かい空気を冷やす。熱交換によって蒸発された冷媒は、四方切換弁12のポートT3およびポートT4を通ってアキュムレータ16に入り、ここで飽和液と飽和ガスとに分離され、分離された飽和ガスが圧縮機11に戻る。
【0019】
一方、暖房運転モードのときには、四方切換弁12は、図中に破線で示したように、ポートT1とポートT3とが連通し、ポートT2とポートT4とが連通するように切り換えられる。したがって、圧縮機11にて圧縮された高温・高圧の冷媒は、四方切換弁12のポートT1およびポートT3を通って室内熱交換器15に入り、ここで熱交換されて室内の冷たい空気を加熱する。熱交換によって凝縮された冷媒は、膨張装置14にて断熱膨張されて低温・低圧になり、室外熱交換器13での熱交換により蒸発され、四方切換弁12のポートT2およびポートT4を通ってアキュムレータ16に入り、ここで気液分離された飽和ガスが圧縮機11に戻る。
【0020】
このように、四方切換弁12は、その冷媒通路を切り換えることにより、室外熱交換器13と膨張装置14と室内熱交換器15とを流れる冷媒の流れ方向を逆転させ、室内熱交換器15を、冷房運転モードのときは蒸発器、暖房運転モードのときは凝縮器として機能させることができる。
【0021】
図2は第1の実施の形態に係る四方切換弁の内部構成をソレノイドオフで冷媒が流れていないときの状態で示す断面図、図3は第1の実施の形態に係る四方切換弁の構成例を示す断面図、図4は図2のA−A矢視断面図、図5は図2のB−B矢視断面図である。
【0022】
この第1の実施の形態に係る四方切換弁12は、図2に示したように、ポペット弁構造の2つの主弁21,22が並置されてポートT1をポートT2またはポートT3と連通するように切り換える高圧用の三方切換弁12aと、ポペット弁構造の2つの主弁23,24が同一軸線上に配置されてポートT2またはポートT3をポートT4と連通するように切り換える低圧側の三方切換弁12bと、高圧用の主弁21,22の背圧を制御するソレノイド作動のパイロット弁25とを備えている。パイロット弁25は、三方切換弁の構成を有していて、主弁21,22の背圧室の一方を圧力通路26を介してチェック弁27に連通するようにしている。
【0023】
この四方切換弁12は、図3に示したように、ボディ31の図の上部に2つの主弁21,22を収容する2つのシリンダ32,33が平行に穿設され、これらのシリンダ32,33の両方に連通するように高圧冷媒を導入するポートT1が設けられている。これらのシリンダ32,33の下方には、ポートT2およびポートT3がそれぞれ設けられている。
【0024】
ポートT1とポートT2,T3との間の各シリンダ32,33には、主弁座34,35がボディ31と一体に形成されている。主弁座34,35に対向してポートT1の側から接離自在の主弁体36,37が配置されており、これら主弁体36,37は、シリンダ32,33内を摺動自在に配置されたピストン38,39と一体に形成されている。ピストン38,39は、主弁体36,37より大きな受圧面積を有している。
【0025】
主弁体36,37は、主弁座34,35に着座する部分にワッシャを介してかしめ加工により弾性材料のシールリング40,41が固定されている。ピストン38,39には、それらの背圧室とポートT1とを連通するオリフィス42,43が穿設されていて、ポートT1の高圧冷媒をピストン38,39の背圧室に微少リークさせるようにしている。シリンダ32,33の開口端は、プラグ44,45によって閉止され、このプラグ44,45とピストン38,39との間には、スプリング46,47が配置されて、主弁体36,37が主弁座34,35に着座する方向にピストン38,39を付勢している。
【0026】
ボディ31の図の下部には、ポートT2,T3とポートT4との間を連通するよう水平方向に穿設されたシリンダ51を有し、その両端開口縁部に主弁座52,53がボディ31と一体に形成されている。主弁座52,53に対向して外側から接離自在の主弁体54,55が配置されている。主弁体54,55は、それらの対向する側の中央にそれぞれシャフト56,57を有し、主弁座52,53に着座する部分にワッシャを介してかしめ加工により弾性材料のシールリング58,59が固定されている。主弁体54,55は、また、主弁23,24の切換動作時に、ポートT4が同時にポートT2,T3と連通する領域ができないようにする筒状のスカート60,61が固定されている。このスカート60,61は、シリンダ51の両端開口部から挿入され、主弁体54,55が図示のような中立の位置にいるときには、シリンダ51の両端開口部をほぼ塞ぐようにし、主弁体54,55がこの中立の位置から外方向へ移動したときには、開くように外周の一部が切除されている。また、スカート60,61は、シリンダ51に挿入されていることにより、主弁座52,53に対して接離動作する主弁体54,55のガイドとしても機能する。そして、主弁体54,55は、その外側に配置されたスプリング62,63により付勢されていて、互いにシャフト56,57で突き合わされている。
【0027】
ポートT2とポートT3と間を隔離している隔壁には、チェック弁27が設けられている。このチェック弁27は、ボディ31と一体に形成され弁孔がポートT2に開口している弁座64と、シリンダおよび弁座65が一体に形成されて弁孔がポートT3に開口しているプラグ66と、このプラグ66内に配置されて弁座64と弁座65との間を往復動することができる弁体67とから構成されている。この弁体67が収容されている空間は、圧力通路26を介してパイロット弁25に連通している。
【0028】
圧力通路26は、図4に示したように、チェック弁27が挿置される穴68とパイロット弁25が挿置される穴69とを連通するようにボディ31の中に形成され、この圧力通路26を形成するためにボディ31に開けた捨て穴の開口端は、ボールの圧入による金属シールで塞がれている。
【0029】
パイロット弁25は、図5に示したように、チェック弁27と連通されている穴69の奥にボディ31と一体に形成された弁座70を有し、その弁孔はピストン38の上部の背圧室に連通されている。穴69には、プラグ71が挿置されていて、弁座70と対向する位置には弁座72が形成され、その弁孔は、ピストン39の上部の背圧室に連通するようにプラグ71およびボディ31に通路が形成されている。プラグ71内には、弁座70,72に対向する両端がニードル形状を有するパイロット弁体73が配置され、パイロット弁25を三方切換弁の構成にしている。パイロット弁体73は、スプリング74によって、プラグ71に形成された弁座72に着座するように付勢されている。
【0030】
プラグ71の外側には、同一軸線上に配置されるソレノイドが設けられている。このソレノイドは、プラグ71との当接部分がフランジ状に形成されているコア75を有し、その略半分は、スリーブ76に嵌入されている。このスリーブ76内には、プランジャ77が遊挿され、スリーブ76の先端部は、キャップ78によって気密に閉止されている。スリーブ76は、その外側にコイル79が周設され、さらにヨーク80によってコア75およびコイル79が囲繞されている。このヨーク80ボディ31にねじ込むことによりコア75をプラグ71に押し付けている。
【0031】
コア75およびプランジャ77は、その中心の軸線位置に穴が貫通形成されている。プランジャ77の貫通穴は、2つの段差を有し、キャップ78に向かって順次径が大きくなっている。貫通穴の中央部分には、ホルダ81とスプリング82とが収容されており、キャップ78側の大径部分にはプラグ83が圧入固定され、スプリング82がコア75側の段差部にホルダ81を当接するよう付勢している。また、プランジャ77とキャップ78との間には、パイロット弁体73を付勢しているスプリング74よりもばね力の弱いスプリング84が配置されている。
【0032】
プランジャ77の小径の貫通穴と、コア75の貫通穴と、プラグ71の穴には、シャフト85が配置されており、その一端部はホルダ81に当接し、他端部はパイロット弁体73に固定されて弁座72の弁孔を貫通して延びているシャフト86に当接している。
【0033】
次に、以上のように構成された四方切換弁の動作について説明する。まず、ソレノイドのコイル79が通電されていないソレノイドオフの状態であって、冷媒が流れていないときには、高圧用の主弁21,22は、ピストン38,39がスプリング46,47により付勢されて主弁体36,37が主弁座34,35にそれぞれ着座しており、低圧側の主弁23,24は、その主弁体54,55がスプリング62,63により付勢されて互いに押し合っているので、中立の位置にあり、パイロット弁は、パイロット弁体73がスプリング74により付勢されて弁座72に着座している。また、チェック弁27については、その弁体67は、冷媒の流れが停止したときの位置にある。図示の例では、冷暖房システムを冷房運転モードで使用していたときの状態であって、弁体67は、ポートT3側の弁孔を閉じている位置にある。
【0034】
図6は第1の実施の形態に係る四方切換弁のソレノイドオフ時の動作状態を示す断面図、図7は第1の実施の形態に係る四方切換弁のソレノイドオン時の動作状態を示す断面図である。
【0035】
このソレノイドオフの状態で、ポートT1に高圧の冷媒が導入されると、図6に示したように、その冷媒の圧力は、高圧用の主弁21,22のピストン38,39に設けられたオリフィス42,43を介してピストン38,39の上部の背圧室に導入される。このとき、パイロット弁体73がスプリング74により付勢されていて、主弁21の側が開き、主弁22の側が閉じているので、ピストン38の上部の背圧室は、パイロット弁25、圧力通路26およびチェック弁27を介してポートT2またはポートT3に連通している。図示の例では、チェック弁27は、たまたまポートT3が閉じている位置にあるので、ピストン38の上部の背圧室は、ポートT2に連通している。一方、ピストン39の上部の背圧室は、パイロット弁25によって閉塞されている。
【0036】
このため、ピストン38の上部の背圧室は、ポートT1から導入される冷媒の量よりもポートT2に流出される量の方が多いので低圧になり、ピストン38および主弁体36が図の上方へ押し上げられ、主弁21は開弁する。一方、ピストン39の上部の背圧室は、高圧になるので、ピストン39および主弁体37にかかる圧力差によって、ピストン39および主弁体37が図の下方へ押し下げられ、主弁22は閉弁する。
【0037】
また、主弁21が開弁し、主弁22が閉弁してポートT2が高圧、ポートT3が低圧になることから、チェック弁27は、その弁体67が差圧により押されてポートT2側が開き、ポートT3側が閉じている状態になる。これにより、主弁21の背圧を、ポートT1からの冷媒が流出する側のポートT2に逃がすようにしている。
【0038】
低圧側の主弁23,24は、高圧用の主弁21,22の動作に連動して動作する。すなわち、高圧用の主弁21,22が動作することにより、ポートT2が高圧、ポートT3が低圧になるので、それらの差圧により、主弁23は閉弁し、主弁24は開弁する。
【0039】
この結果、圧縮機11から圧送されて四方切換弁12のポートT1に入った高温・高圧の冷媒は、ポートT2から出て行き、室外熱交換器13、膨張装置14および室内熱交換器15を介してポートT3に戻ってきた低温・低圧の冷媒は、ポートT4から出て行き、アキュムレータ16を介して圧縮機11に戻るようになる。したがって、四方切換弁12は、自動車冷暖房システムを冷房運転モードに切り換えたことになる。
【0040】
次に、ポートT1に高圧の冷媒が導入されている状態で、ソレノイドのコイル79が通電されてソレノイドオンになると、図7に示したように、パイロット弁体73がソレノイド力に押されて、主弁21の側が閉じ、主弁22の側が開くようになる。このため、ピストン38の上部の背圧室は、ポートT2との連通が遮断されてポートT1からオリフィス42を介して導入された高圧によって満たされるので、ピストン38は、図の下方へ押し下げられ、主弁21は閉弁する。一方、ピストン39の上部の背圧室は、パイロット弁25および圧力通路26を介してチェック弁27に連通するようになることで低圧になるため、ピストン39は、図の上方へ押し上げられ、主弁22は開弁する。
【0041】
このように高圧用の主弁21が閉弁し、主弁22が開弁して、ポートT2が低圧、ポートT3が高圧になることから、その差圧によって、チェック弁27は、ポートT2側が閉じ、ポートT3側が開く状態になる。これにより、主弁22の背圧を、ポートT1からの冷媒が流出する側のポートT3に逃がすようにしている。
【0042】
低圧側の主弁23,24は、高圧用の主弁21,22が動作したことにより、ポートT2が低圧、ポートT3が高圧になるので、それらの差圧により、主弁23は開弁し、主弁24は閉弁する。この主弁23,24の切り換わりのとき、閉じていた主弁23が開弁方向に動作し、開いていた主弁24が閉弁方向に動作するので、その切り換わり途中でこれら主弁23,24の両方が同時に開いている領域が存在する。しかし、主弁23,24の両方が同時に開いている領域では、各主弁体54,55に設けられているスカート60,61が主弁23,24を同時に閉塞するようにしているので、低圧側の主弁23,24の切り換え時において、両方の主弁23,24が同時に開くことがなくなり、高圧の冷媒が直接低圧のポートT4に流れ出ることはない。
【0043】
この結果、圧縮機11から圧送されて四方切換弁12のポートT1に入った高温・高圧の冷媒は、ポートT3から出て行き、室内熱交換器15、膨張装置14および室外熱交換器13を介してポートT2に戻ってきた低温・低圧の冷媒は、ポートT4から出て行き、アキュムレータ16を介して圧縮機11に戻るようになる。したがって、四方切換弁12は、自動車冷暖房システムを冷房運転モードから暖房運転モードに切り換えたことになる。
【0044】
図8は第2の実施の形態に係る四方切換弁の高圧部の内部構成を示す断面図、図9は第2の実施の形態に係る四方切換弁の低圧部の内部構成を示す断面図である。この図8および図9において、図2ないし図5に示した四方切換弁の構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0045】
この第2の実施の形態に係る四方切換弁は、第1の実施の形態に係る四方切換弁12を高圧用のパイロット作動の三方切換弁12aと低圧側の機械的に動く三方切換弁12bとに分離したもので、高圧用の三方切換弁12aは図8に、低圧側の三方切換弁12bは図9にそれぞれ示している。
【0046】
高圧用の三方切換弁12aは、基本的な内部構成を第1の実施の形態に係る四方切換弁12の高圧部と同じである。ただし、この実施の形態では、シリンダ32,33の開口端を閉止しているプラグ44,45を、ねじ87,88によりボディ31aに圧接することでシールしている。
【0047】
低圧側の三方切換弁12bは、別のボディ31bを有し、そのボディ31bには、ポートT2,T3,T4を有している。それ以外は、第1の実施の形態に係る四方切換弁12の低圧部と同じ構成を有している。
【0048】
このようにして四方切換弁を、高温・高圧の冷媒を切り換える三方切換弁12aと低温・低圧の冷媒を切り換える三方切換弁12bとに分離して構成したことにより、高温の冷媒を扱う三方切換弁12aと低温の冷媒を扱う三方切換弁12bとを離して配置することができることから、共通のボディ31を通じての熱の授受がなく、熱的に遮断することができる。このため、圧縮機11で高温にした冷媒が、膨張装置14で低温になって帰ってきた冷媒で冷やされてしまうことがないので、暖房性能が落ちるということがなくなる。また、ボディを分離したことにより、四方切換弁をレイアウトするときの自由度が高く、高圧用および低圧側の三方切換弁12a,12bを配管上都合の良い任意の位置に配置することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、高圧用三方切換弁の背圧室の圧力を高圧側の下流へ流出させる構成にした。これにより、背圧室から流出された冷媒は、室内熱交換器および室外熱交換器を通り、ここで仕事をしてから圧縮機へ流れるため、仕事をせずに直接圧縮機へ流れる場合に比較して有効的に利用されることになり、冷暖房システムの効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】四方切換弁を使用した冷暖房システムの構成を示す図である。
【図2】第1の実施の形態に係る四方切換弁の内部構成をソレノイドオフで冷媒が流れていないときの状態で示す断面図である。
【図3】第1の実施の形態に係る四方切換弁の構成例を示す断面図である。
【図4】図2のA−A矢視断面図である。
【図5】図2のB−B矢視断面図である。
【図6】第1の実施の形態に係る四方切換弁のソレノイドオフ時の動作状態を示す断面図である。
【図7】第1の実施の形態に係る四方切換弁のソレノイドオン時の動作状態を示す断面図である。
【図8】第2の実施の形態に係る四方切換弁の高圧部の内部構成を示す断面図である。
【図9】第2の実施の形態に係る四方切換弁の低圧部の内部構成を示す断面図である。
【符号の説明】
11 圧縮機
12 四方切換弁
12a 高圧用の三方切換弁
12b 低圧用の三方切換弁
13 室外熱交換器
14 膨張装置
15 室内熱交換器
16 アキュムレータ
21,22,23,24 主弁
25 パイロット弁
26 圧力通路
27 チェック弁
31,31a,31b ボディ
32,33 シリンダ
34,35 主弁座
36,37 主弁体
38,39 ピストン
40,41 シールリング
42,43 オリフィス
44,45 プラグ
46,47 スプリング
51 シリンダ
52,53 主弁座
54,55 主弁体
56,57 シャフト
58,59 シールリング
60,61 スカート
62,63 スプリング
64,65 弁座
66 プラグ
67 弁体
68,69 穴
70 弁座
71 プラグ
72 弁座
73 パイロット弁体
74 スプリング
75 コア
76 スリーブ
77 プランジャ
78 キャップ
79 コイル
80 ヨーク
81 ホルダ
82 スプリング
83 プラグ
84 スプリング
85,86 シャフト

Claims (1)

  1. 第1のポートを第2のポートまたは第3のポートと連通するよう切り換えると同時に第4のポートを前記第3のポートまたは前記第2のポートと連通するように切り換える四方切換弁であって
    前記第1のポートに供給された高圧の冷媒を前記第2のポートまたは前記第3のポートに流すよう切り換える高圧用三方切換弁と、
    前記高圧用三方切換弁の切換動作に連動して生じる前記第2のポートの圧力と前記第3のポートの圧力との差圧により前記第2のポートまたは前記第3のポートに供給された低圧の冷媒を前記第4のポートに流すよう切り換える低圧用三方切換弁と、
    を備えた四方切換弁において、
    前記高圧用三方切換弁は、
    前記第1のポートと前記第2のポートとの間に配置された第1の主弁と、
    前記第1のポートの冷媒が供給される背圧室を有し、前記第1の主弁を駆動する第1のピストンと、
    前記第1のポートと前記第3のポートとの間に配置された第2の主弁と、
    前記第1のポートの冷媒が供給される背圧室を有し、前記第2の主弁を駆動する第2のピストンと、
    前記第1および第2のピストンの背圧室の圧力を選択的に逃がすよう切り換えるソレノイド駆動のパイロット弁と、
    前記第2のポートと前記第3のポートとの間の隔壁に配置され、前記第2のポートの圧力と前記第3のポートの圧力との差圧により切り換えられて前記パイロット弁からの圧力通路を冷媒が流出する側の前記第2のポートまたは前記第3のポートと連通させるチェック弁と、
    を備えていることを特徴とする四方切換弁。
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