JP3958015B2 - 集合弁 - Google Patents

集合弁 Download PDF

Info

Publication number
JP3958015B2
JP3958015B2 JP2001317569A JP2001317569A JP3958015B2 JP 3958015 B2 JP3958015 B2 JP 3958015B2 JP 2001317569 A JP2001317569 A JP 2001317569A JP 2001317569 A JP2001317569 A JP 2001317569A JP 3958015 B2 JP3958015 B2 JP 3958015B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
port
piston
pressure
way valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001317569A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003120849A (ja
Inventor
久寿 広田
徳巳 津川
克己 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TGK Co Ltd
Original Assignee
TGK Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TGK Co Ltd filed Critical TGK Co Ltd
Priority to JP2001317569A priority Critical patent/JP3958015B2/ja
Publication of JP2003120849A publication Critical patent/JP2003120849A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3958015B2 publication Critical patent/JP3958015B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Valve Housings (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は集合弁に関し、特に自動車用の冷暖房装置にて用いられる2つの弁機能を持った集合弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用の冷暖房装置は、冷房運転では冷凍サイクルが用いられ、暖房運転には、エンジンの冷却水を熱源として用いている。しかしながら、この暖房用の熱源は、近年のエンジンの燃焼効率の向上により、冷却水温度が高くならず、冬期に十分な暖房温度を得ることができなくなってきている。そこで、冷房と一緒に暖房もできるようなシステムのニーズが増えている。
【0003】
図10は従来の冷暖房装置の構成例を示すシステム図である。
従来の冷暖房装置は、冷媒を圧縮するコンプレッサ101を有し、その下流側には、冷媒の流れを切り換える2つの電磁弁102,103を有している。電磁弁102の下流側には、圧縮された冷媒を凝縮するコンデンサ104を有し、その下流側には、逆止弁105および膨張装置106を介して電磁弁103の下流側へ接続されている。電磁弁103および膨張装置106の下流側には、室内熱交換器107が設けられている。この室内熱交換器107には、ファン108によって強制循環される車室内の空気が通過するようになっており、このときに車室内の空気との間で熱交換が行われる。室内熱交換器107の下流側には、膨張装置109と電磁弁110とを並列接続した回路が接続され、さらに、これらの下流側には、アキュムレータ111が接続され、その出口はコンプレッサ101に接続されている。アキュムレータ111は、エンジンの冷却水を熱源とする熱交換器112を備え、暖房運転モード時に、コンプレッサ101へ供給する冷媒を加熱するようにしている。
【0004】
以上の構成において、冷房運転モードのときは、電磁弁102を開け、電磁弁103を閉じ、電磁弁110を開けるように制御する。これにより、コンプレッサ101によって出力された高温高圧の冷媒は、電磁弁102を介してコンデンサ104に送られ、ここで外気と熱交換されて凝縮される。凝縮された冷媒は、逆止弁105および膨張装置106を通ることで断熱膨張され、減圧された低温の冷媒になる。その後、その冷媒は、室内熱交換器107に送られ、ここで車室内の空気と熱交換されて冷房が行われる。この室内熱交換器107を通るときに、冷媒は蒸発され、電磁弁110を介してアキュムレータ111に送られ、ここで気液分離が行われ、分離されたガス冷媒のみがコンプレッサ101に供給される。
【0005】
一方、暖房運転モードのときは、電磁弁102を閉じ、電磁弁103を開け、電磁弁110を閉じるように制御し、アキュムレータ111内の熱交換器112には、エンジンの冷却水を通水させるようにする。これにより、コンプレッサ101によって出力された高温高圧の冷媒は、電磁弁103を介して直接、室内熱交換器107に供給される。ここで車室内の空気と熱交換されて暖房が行われる。室内熱交換器107を通ることによって凝縮された冷媒は、膨張装置109に送られ、ここで断熱膨張されて、減圧された低温の冷媒になる。その後、その冷媒は、アキュムレータ111に送られ、ここで気液分離が行われるとともに熱交換器112により加熱され、暖かくなったガス冷媒がコンプレッサ101に供給されることになる。
【0006】
また、この冷暖房装置では、コンデンサ104の下流側に電磁弁113および逆止弁114が接続され、その逆止弁114の下流側がアキュムレータ111の上流側に接続された回路を有している。この回路は、コンデンサ104に溜まった冷媒を電磁弁113および逆止弁114を介してアキュムレータ111に戻す冷媒回収回路を構成している。すなわち、冷媒は、温度の低い場所に凝縮して集まる性質を有するので、気温の低いときに長時間駐車していると、外気に曝されているコンデンサ104がもっとも温度が低くなり、そのため、コンデンサ104に冷媒が溜まってしまうことがある。暖房運転モードのときは、このコンデンサ104をバイパスするような冷凍サイクルが形成されるため、冷凍サイクル内は、冷媒が希薄になり、十分な暖房運転ができないおそれがある。
【0007】
そこで、暖房運転モードに先立って、コンデンサ104に溜まっている冷媒をアキュムレータ111に回収する操作が行われる。この冷媒回収モードでは、電磁弁102を閉じ、電磁弁103を開け、電磁弁113を開けるように制御する。これにより、コンプレッサ101によって出力された高温高圧の冷媒は、電磁弁103を介して室内熱交換器107へ送るようにして暖房運転モードのサイクルにする。このとき、アキュムレータ111の上流側は、逆止弁114および電磁弁113を介してコンデンサ104に連通されているので、コンプレッサの吸入圧力によりコンデンサ104に溜まっている冷媒を吸い出し、暖房運転モードのサイクル内に冷媒を回収する。
【0008】
なお、この冷媒回収回路に入っている逆止弁114は、暖房運転モード時に、外気によって冷やされているコンデンサ104にアキュムレータ111の冷媒が電磁弁113を介して流れるのを防止するためである。これは、電磁弁113としてパイロット作動式の電磁弁を用いた場合、弁閉状態でも、その構造上コンデンサ104への流れ方向に対するリークが避けられないことによる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の冷暖房装置では、コンプレッサ下流側にて冷媒の流れを分岐させるのに2つの電磁弁を使い、また、冷媒回収回路には冷媒の逆流を防止する逆止弁が必要なことから、車輌への取り付けが複雑でコストが高いという問題点があった。
【0010】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、車輌への取り付けが簡単でコストが安くなるように複数の電磁弁を一体化した集合弁を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記問題を解決するために、高圧の流体通路を切り換える機能と低圧の流体通路を開閉する機能とを備えた集合弁において、高圧の流体を導入する第1のポートと、導入された高圧の流体を導出する第2および第3のポートと、前記第1のポートを前記第2または第3のポートに連通させるよう切り換える第1の弁体と、前記第1の弁体を駆動する第1のピストンと、前記第1のピストンの前記第1の弁体を保持している側と反対側に形成される第1の部屋を高圧の流体が導入される前記第1のポートまたは前記低圧の流体通路に連通させるよう切り換える第1のソレノイド部とを有する三方弁と、流体を吸引により導入する第4のポートと、流体を吸引により導出する第5のポートと、前記第4のポートと前記第5のポートとの間の前記低圧の流体通路を開閉する第2の弁体と、前記第2の弁体を駆動する第2のピストンと、前記第2のピストンの前記第2の弁体を保持している側と反対側に形成される第2の部屋を高圧の流体が導入される前記第1のポートまたは前記低圧の流体通路に連通させるよう切り換える第2のソレノイド部とを有する二方弁と、を一体に備えていることを特徴とする集合弁が提供される。
【0012】
このような集合弁によれば、1個のソレノイド部で高圧の流体通路を切り換える三方弁と、低圧の流体通路を開閉する二方弁とを一体に構成したことで、コンパクトかつ低コストになり、5つのポートが集中していることで車輌への取り付けが容易になる。また、高圧を導入する第1のポートと流体を吸引により導出する低圧の第5のポートとを備えているため、高圧と低圧との差圧でピストンを駆動することができる。第2の弁体を大きな差圧で弁閉状態を維持することができるため、従来必要であった逆止弁が不要になり、さらにコストを低減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、車両用冷暖房装置の冷媒分岐および回収用の冷媒制御に適用した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
図1は本発明による集合弁の適用例を示す冷暖房装置のシステム図である。
本発明による集合弁1は、三方弁2と二方弁3とを一体にした形で構成されている。車両用冷暖房装置において、コンプレッサ4の吐出側は、集合弁1を構成する三方弁2の入口に接続され、三方弁2の第1の出口は、コンデンサ5の上流側に接続され、第2の出口は、室内熱交換器6の上流側に接続される。集合弁1を構成する二方弁3の入口は、コンデンサ5の下流側に接続され、出口はアキュムレータ7の上流側に接続される。
【0015】
コンデンサ5の下流側は、逆止弁8および膨張装置9を介して室内熱交換器6の上流側に接続される。室内熱交換器6の下流側は、キャピラリチューブで構成された膨張装置10と電磁弁11とを並列接続した回路が接続され、これらの下流側は、アキュムレータ7を介してコンプレッサ4の吸入側に接続されている。なお、室内熱交換器6の近傍には、ファン12が配置され、アキュムレータ7の中には、暖房運転モード時にエンジンの冷却水を通水させる熱交換器13が設けられている。
【0016】
以上の構成の車両用冷暖房装置において、冷房運転モードのときは、集合弁1は、その三方弁2をコンプレッサ4とコンデンサ5とが連通するように切り換え、二方弁3を閉じるように制御される。また、室内熱交換器6の下流側の電磁弁11は、膨張装置10をバイパスするよう開けられる。これにより、コンプレッサ4から吐出された高温高圧の冷媒は、集合弁1の三方弁2を介してコンデンサ5に送られ、ここで外気と熱交換されて凝縮される。凝縮された冷媒は、逆止弁8および膨張装置9を通ることで断熱膨張され、減圧された低温の冷媒になる。その冷媒は、エバポレータとして機能する室内熱交換器6に送られ、ここで車室内の空気と熱交換されて冷房が行われる。この室内熱交換器6を通るときに蒸発された冷媒は、電磁弁11を介してアキュムレータ7に送られ、ここで気液分離が行われ、分離されたガス冷媒がコンプレッサ4の吸入側に戻される。
【0017】
暖房運転モードに入るときは、それに先立って、冷媒回収モードに入る。この冷媒回収モードでは、集合弁1は、その三方弁2をコンプレッサ4と室内熱交換器6とが連通するように切り換え、二方弁3を開けるように制御される。また、室内熱交換器6の下流側の電磁弁11は、閉じられる。これにより、コンプレッサ4から吐出された高温高圧の冷媒は、集合弁1の三方弁2を介して室内熱交換器6、膨張装置10を介してアキュムレータ7に送られる。つまり、暖房運転モードと同じサイクルを形成する。ただし、コンデンサ5の下流側が、集合弁1の二方弁3を介してアキュムレータ7の上流側に接続されていることから、コンプレッサ4の吸入圧力により、コンデンサ5内に溜まった冷媒が吸い出され、サイクル内に冷媒を回収するようにしている。
【0018】
冷媒の回収が終わった時点で、集合弁1は、その二方弁3を閉じるように制御され、アキュムレータ7内の熱交換器13に、エンジンの冷却水を通水させるようにして、暖房運転モードに入る。
【0019】
暖房運転モードでは、コンプレッサ4によって出力された高温高圧の冷媒は、集合弁1の三方弁2を介して直接、室内熱交換器6に供給され、ここで車室内の空気と熱交換されて暖房が行われる。室内熱交換器6を通ることによって凝縮された冷媒は、膨張装置10に送られ、ここで断熱膨張されて、減圧された低温の冷媒になる。その後、その冷媒は、アキュムレータ7に送られ、ここで気液分離が行われるとともに熱交換器13により加熱され、暖かくなったガス冷媒がコンプレッサ4に戻されることになる。
【0020】
次に、集合弁1の構成および動作を詳細に説明する。
図2は第1の実施の形態に係る集合弁の構成を示す縦断面図である。
この図2に示した集合弁1は、その三方弁2および二方弁3がそれぞれ非通電であるときの状態を示している。集合弁1は、図の右側に1個のソレノイドで動く三方弁2が配置され、図の左側に1個のソレノイドで動くオン/オフ動作の二方弁3が配置されている。
【0021】
三方弁2は、ボディ20の中に形成された弁部とボディ20の外側(図の上部)に設けられたソレノイド部とから構成されている。ボディ20には、コンプレッサ4に接続されるポート21と、室内熱交換器6に接続されるポート22と、コンデンサ5に接続されるポート23とが設けられている。ポート21からポート22へ連通する冷媒通路の途中には弁座24がボディ20と一体に形成され、ポート21からポート23へ連通する冷媒通路の途中には弁座25が嵌め込まれている。ポート23が開口されているシリンダ内には、その軸線方向に進退自在にピストン26が配置されている。そのピストン26の外周には、シリンダ内壁面との間にシールを形成するようにVパッキン27が周設されている。ピストン26は、また、シリンダの軸線方向下方へ延びるシャフト28が一体に形成されており、その下端部にはディスク29が挿通され、その軸線方向両側には、ガイド30によって弁体31,32が保持されている。ピストン26の上部には、これを図の下方へ付勢するスプリング33が配置されている。また、シリンダの上端は、キャップ34によって閉止されている。このキャップ34は、その外周に環状溝35が設けられ、中央軸線位置にはその環状溝35と上面とを連通する通路およびピストン26の上部空間と上面とを連通する通路が形成されている。また、環状溝35は、ボディ20に形成された高圧通路36によってコンプレッサ4の吐出側と接続されるポート21と連通されている。
【0022】
三方弁2のソレノイド部は、スリーブ37内の弁部側にプランジャ38が進退自在に配置され、スリーブ37の上端側は、閉止するようにコア39が固定されている。プランジャ38は、その外周に長手方向に延びる複数の連通溝が設けられ、その上下端面中央部には弁体を構成するボールが嵌着されている。プランジャ38とコア39との間には、スプリングが介挿されており、下端面に嵌着されたボールをキャップ34の環状溝35と上面とを連通する通路の上部開口端の高圧弁座に着座させるよう付勢している。また、ピストン26の上部空間とキャップ34の上面とを連通するようにキャップ34を貫通して形成された通路は、プランジャ38に周設された連通溝と連通するようになっている。また、コア39の中央軸線位置には通路が形成されており、そのコア39の下面の開口端面は、プランジャ38の上端面に嵌着されたボールに対する低圧弁座を構成している。そして、スリーブ37の外側には、電磁コイル40が配置され、その電磁コイル40は、ヨークによって囲繞されている。
【0023】
二方弁3も同様に、ボディ20の中に形成された弁部とボディ20の外側(図の上部)に設けられたソレノイド部とから構成されている。ボディ20には、コンデンサ5に接続されるポート41と、アキュムレータ7に接続されるポート42とが設けられている。このポート42に連通して軸線方向にシリンダが形成されており、そのシリンダの下端部には弁座43がボディ20と一体に形成されている。このシリンダ内には、その軸線方向に進退自在にピストン44が配置されている。そのピストン44の外周には、シリンダ内壁面との間にシールを形成するようにVパッキン45が周設されている。また、ピストン44の下端には、弁座43に対する弁体を構成するプラグディスク46が嵌着されている。ピストン44と弁座43との間には、ピストン44を弁座43から離れる方向へ付勢するスプリング47が配置されている。この二方弁3のシリンダの上端は、キャップ48によって閉止されている。このキャップ48は、その外周に環状溝49が設けられ、中央軸線位置にはその環状溝49と上面とを連通する通路およびピストン44の上部空間と上面とを連通する通路が形成されている。また、環状溝49は、ボディ20に形成された高圧通路36によってコンプレッサ4の吐出側と接続されるポート21と連通されている。
【0024】
二方弁3のソレノイド部は、スリーブ50内の弁部側にプランジャ51が進退自在に配置され、スリーブ50の上端側は、閉止するようにコア52が固定されている。プランジャ51は、その外周に長手方向に延びる複数の連通溝が設けられ、その上下端面中央部には弁体を構成するボールが嵌着されている。プランジャ51とコア52との間には、スプリングが介挿されており、下端面に嵌着されたボールをキャップ48の環状溝49と上面とを連通する通路の上部開口端の高圧弁座に着座させるよう付勢している。また、ピストン44の上部空間とキャップ48の上面とを連通するようにキャップ48を貫通して形成された通路は、プランジャ51に周設された連通溝と連通するようになっている。また、コア52の中央軸線位置には通路が形成されており、そのコア52の下面の開口端面は、プランジャ51の上端面に嵌着されたボールに対する低圧弁座を構成している。そして、スリーブ50の外側には、電磁コイル53が配置され、その電磁コイル53は、ヨークによって囲繞されている。
【0025】
この集合弁1は、さらに、三方弁2および二方弁3のソレノイド部のコア39,52の中央軸線位置に設けられた通路をアキュムレータ7に接続されるポート42に連通させるように配管されている。
【0026】
次に、以上の構成の集合弁1の動作について説明する。まず、この集合弁1は、車両用冷暖房装置の動作モードに応じて、三方弁2および二方弁3を通電状態または非通電状態に切り換える。すなわち、動作モードには、運転停止モード、冷房運転モード、暖房運転モードおよび冷媒回収モードがある。運転停止モードでは、三方弁2および二方弁3ともに非通電状態(OFF)である。冷房運転モードでは、三方弁2および二方弁3ともに通電状態(ON)であり、暖房運転モードでは、三方弁2は非通電状態、二方弁3は通電状態であり、冷媒回収モードでは、三方弁2および二方弁3ともに非通電状態である。
【0027】
運転停止モードでは、図2に示したように、三方弁2および二方弁3は非通電状態である。したがって、各ソレノイド部のプランジャ38,51は、それぞれスプリングによって図の下方へ付勢され、それぞれの下端面に嵌着されたボールがキャップ34,48に形成された高圧弁座に着座されている。また、三方弁2のピストン26は、スプリング33によって図の下方へ付勢され、弁体31を弁座24に着座させて、車輌走行時の振動による弁体31,32のふらつきを防止している。二方弁3のピストン44は、スプリング47によって図の上方へ付勢され、プラグディスク46は弁座43から離れている。
【0028】
図3は冷房運転モード時の状態を示す集合弁の縦断面図である。
冷房運転モードでは、三方弁2および二方弁3はそれぞれ通電状態(ON)にされる。したがって、各ソレノイド部のプランジャ38,51は、それぞれスプリングの付勢力に抗してコア39,52に吸引され、それぞれの上端面に嵌着されたボールがコア39,52の下端面に形成された低圧弁座に着座される。
【0029】
コンプレッサ4から吐出された高圧の冷媒は、ポート21に導入される。その高圧冷媒は、高圧通路36を通り、キャップ34,48の環状溝35,49に入り、中央軸線上の通路を通ってキャップ34,48とプランジャ38,51との間の空間に入り、そこからキャップ34,48を軸線方向に貫通する通路を通ってピストン26,44の上部の部屋に入る。三方弁2のピストン26は、その上部の部屋に高圧が導入されることで、一気に図の下方へ押し下げられ、弁体31は弁座24に着座される。一方、二方弁3のピストン44は、その上面の高圧と、ポート42よりアキュムレータ7につながることで低圧になっている下面側の圧力との差圧で、スプリング47の付勢力に抗して図の下方へ移動され、下面に嵌着されているプラグディスク46が弁座43に着座する。
【0030】
これにより、三方弁2では、コンプレッサ4からポート21に導入された高圧の冷媒は、コンデンサ5に通じるポート23へと流れるようになる。また、二方弁3では、ポート41,42間の通路は、遮断され、コンデンサ5を出た冷媒は、逆止弁8の方へ流れるようになる。
【0031】
図4は冷媒回収モード時の状態を示す集合弁の縦断面図である。
冷媒回収モードでは、三方弁2および二方弁3はそれぞれ非通電状態(OFF)にされる。したがって、各ソレノイド部のプランジャ38,51は、それぞれスプリングの付勢力によって図の下方へ付勢され、それぞれの下端面に嵌着されたボールがキャップ34,48に形成された高圧弁座に着座され、高圧冷媒をピストン26,44上部の空間に導入するのを遮断する。逆に、ピストン26,44上部の空間は、キャップ34,48を軸線方向に貫通する通路を通り、プランジャ38,51に周設された連通溝、コア39,52内の通路、および配管を介して低圧のポート42に連通する。
【0032】
このため、三方弁2のピストン26は、上面の低圧と下面の高圧との差圧で図の上方へ付勢され、弁体32は弁座25に着座されて、コンプレッサ4からコンデンサ5への通路が遮断され、コンプレッサ4から室内熱交換器6への通路が連通する。一方、二方弁3のピストン44は、その上面と下面との両面に同じ圧力が掛かることで、スプリング47の付勢力によって弁座43から離れる方向へ移動し、コンデンサ5とアキュムレータ7とが連通状態になる。これにより、コンデンサ5に溜まっていた冷媒は、コンプレッサ4の吸入圧力によりコンデンサ5より吸い出され、暖房サイクルの配管内の冷媒が暖房運転に必要な量になるまで回収される。
【0033】
図5は暖房運転モード時の状態を示す集合弁の縦断面図である。
暖房運転モードでは、三方弁2は非通電状態(OFF)のままであり、二方弁3は通電状態(ON)にされる。したがって、三方弁2は、ピストン26上部の空間への高圧冷媒の導入を遮断すると同時に、ピストン26上部の空間をアキュムレータ7が接続される低圧通路に連通している状態を維持する。二方弁3は、そのソレノイド部のプランジャ51がスプリングの付勢力に抗してコア52に吸引されるので、ピストン44上部の空間を低圧から高圧に切り換える。
【0034】
これにより、三方弁2では、コンプレッサ4からポート21に導入された高圧の冷媒は、冷媒回収に引き続き室内熱交換器6に通じるポート22へと流れる。また、二方弁3では、ポート41,42間の通路が遮断されるので、アキュムレータ7の冷媒が外気によって冷やされているコンデンサ5へ逆流することはない。しかも、この二方弁3のピストン44は、システム内の最も高い圧力で弁座43に押し付けられることによって通路が完全に遮断されているため、冷媒回収用の配管に逆止弁は不要となる。
【0035】
図6は第2の実施の形態に係る集合弁の構成を示す縦断面図である。なお、図6において、第1の実施の形態に係る集合弁の構成要素と同じまたは同等の構成要素については同じ符号を付してその詳細は省略する。
【0036】
第2の実施の形態に係る集合弁1aは、1個のソレノイドで動く三方弁2と1個のソレノイドで動くオン/オフ動作の二方弁3とが1つのボディ20内に構成される点では同じ構成を有している。ただし、ピストン26,44の上部の部屋が、ソレノイド部および低圧通路36aを介してアキュムレータ7に接続される低圧のポート42に連通している点で異なっている。また、この集合弁1aは、三方弁2の高圧が導入されるポート21に連通する空間と三方弁2および二方弁3のソレノイド部のコア39,52の中央軸線位置に設けられた通路とを配管によって連通するようにし、ポート21に高圧が導入されているときは、常にコア39,52内の通路が高圧になるようにしている。
【0037】
次に、以上の構成の集合弁1aの動作について説明する。この集合弁1aにおいて、運転停止モードでは、当然ながら三方弁2および二方弁3ともに非通電状態(OFF)である。冷房運転モードでは、三方弁2および二方弁3ともに非通電状態であり、暖房運転モードでは、三方弁2は通電状態(ON)、二方弁3は非通電状態であり、冷媒回収モードでは、三方弁2および二方弁3ともに通電状態である。
【0038】
運転停止モードでは、図6に示したように、三方弁2および二方弁3は非通電状態であるので、各ソレノイド部のプランジャ38,51は、それぞれスプリングによって図の下方へ付勢され、それぞれの下端面に嵌着されたボールがキャップ34,48に形成された高圧弁座に着座されている。また、三方弁2のピストン26は、スプリング33により図の下方へ付勢されて弁体31が弁座24に着座され、二方弁3のピストン44は、スプリング47によって図の上方へ付勢され、プラグディスク46が弁座43から離れている。
【0039】
図7は冷房運転モード時の状態を示す集合弁の縦断面図である。
冷房運転モードでは、三方弁2および二方弁3はそれぞれ非通電状態(OFF)にされる。したがって、各ソレノイド部のプランジャ38,51は、それぞれスプリングの付勢力によって図の下方へ付勢され、それぞれの下端面に嵌着されたボールがキャップ34,48に形成された低圧弁座に着座され、ピストン26,44上部の空間と低圧のポート42との連通を遮断する。しかし、ポート21および配管を介してコア39,52内の通路に高圧が導入されているので、その高圧がプランジャ38,51に周設された連通溝およびキャップ34,48を軸線方向に貫通する通路を通ってピストン26,44上部の空間に導入される。これにより、ピストン26,44は、いずれも図の下方へ付勢され、弁体31をその弁座24に着座させ、プラグディスク46をその弁座43に着座させる。
【0040】
この結果、三方弁2では、コンプレッサ4から高圧の冷媒が導入されるポート21と室内熱交換器6に通じるポート22との間が遮断され、ポート21とコンデンサ5へ通じるポート23とが連通状態になって、コンプレッサ4から吐出された冷媒はコンデンサ5の方へ流れる。また、二方弁3では、ポート41,42間の通路は遮断状態になって、コンデンサ5を出た冷媒は、逆止弁8の方へ流れるようになる。
【0041】
図8は冷媒回収モード時の状態を示す集合弁の縦断面図である。
冷媒回収モードでは、三方弁2および二方弁3はそれぞれ通電状態(ON)にされる。したがって、各ソレノイド部のプランジャ38,51は、それぞれスプリングの付勢力に抗してコア39,52に吸引され、それぞれの上端面に嵌着されたボールがコア39,52の下端面に形成された高圧弁座に着座される。したがって、ピストン26,44上部の空間は、ソレノイド部および低圧通路36aを介して低圧のポート42に連通する。
【0042】
このため、三方弁2のピストン26は、その上面の低圧と下面の高圧との差圧で図の上方へ移動され、弁体32は弁座25に着座されて、コンプレッサ4からコンデンサ5への通路が遮断され、コンプレッサ4から室内熱交換器6への通路が連通する。一方、二方弁3のピストン44は、その上面と下面との両面に同じ圧力が掛かるので、スプリング47の付勢力によって弁座43から離れる方向へ移動し、コンデンサ5とアキュムレータ7とが連通状態になる。これにより、コンデンサ5に溜まっていた冷媒は、コンプレッサ4の吸入圧力によりコンデンサ5より吸い出され、暖房サイクルの配管に回収される。
【0043】
図9は暖房運転モード時の状態を示す集合弁の縦断面図である。
暖房運転モードでは、三方弁2は通電状態(ON)のままであり、二方弁3が非通電状態(OFF)にされる。したがって、三方弁2は、コンプレッサ4から室内熱交換器6への連通状態を維持する。二方弁3は、そのソレノイド部のプランジャ51がスプリングの付勢力に抗してコア52に吸引され、ピストン44上部の空間を低圧から高圧に切り換えるので、ピストン44は図の下方へ移動し、ポート41,42間の通路を遮断する。
【0044】
これにより、三方弁2は、コンプレッサ4からポート21に導入された高圧の冷媒を室内熱交換器6に通じるポート22へと流し、二方弁3は、暖房サイクルからコンデンサ5に冷媒が流れるのを防止する。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、1つのソレノイドで動く三方弁と1つのソレノイドで動く二方弁とを1つのボディ内に備え、これら三方弁および二方弁の弁体をピストン駆動とし、そのピストンをこの集合弁に導入される高圧と低圧との差圧を利用して動かす構成にした。これにより、3つの電磁弁機能を1つにしたことで、コンパクトになり、配管の簡素化および集合弁を適用した冷暖房装置のコスト低減になる。
【0046】
また、三方弁は、1つのソレノイドで流路切り換えを行うようにしたことで、消費電力を低減させることができる。
さらに、冷媒回収用の二方弁は、暖房運転モード用に使用するとき、高圧と低圧との差圧で弁閉状態を維持する構成にした。これにより、冷暖房装置のアキュムレータからコンデンサへの冷媒の逆流を遮断する逆止機能を有しているため、従来必要であった逆止弁が不要になり、コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による集合弁の適用例を示す冷暖房装置のシステム図である。
【図2】第1の実施の形態に係る集合弁の構成を示す縦断面図である。
【図3】冷房運転モード時の状態を示す集合弁の縦断面図である。
【図4】冷媒回収モード時の状態を示す集合弁の縦断面図である。
【図5】暖房運転モード時の状態を示す集合弁の縦断面図である。
【図6】第2の実施の形態に係る集合弁の構成を示す縦断面図である。
【図7】冷房運転モード時の状態を示す集合弁の縦断面図である。
【図8】冷媒回収モード時の状態を示す集合弁の縦断面図である。
【図9】暖房運転モード時の状態を示す集合弁の縦断面図である。
【図10】従来の冷暖房装置の構成例を示すシステム図である。
【符号の説明】
1,1a 集合弁
2 三方弁
3 二方弁
4 コンプレッサ
5 コンデンサ
6 室内熱交換器
7 アキュムレータ
8 逆止弁
9 膨張装置
10 膨張装置
11 電磁弁
12 ファン
13 熱交換器
20 ボディ
21,22,23 ポート
24,25 弁座
26 ピストン
27 Vパッキン
28 シャフト
29 ディスク
30 ガイド
31,32 弁体
33 スプリング
34 キャップ
35 環状溝
36 高圧通路
36a 低圧通路
37 スリーブ
38 プランジャ
39 コア
40 電磁コイル
41,42 ポート
43 弁座
44 ピストン
45 Vパッキン
46 プラグディスク
47 スプリング
48 キャップ
49 環状溝
50 スリーブ
51 プランジャ
52 コア
53 電磁コイル

Claims (6)

  1. 高圧の流体通路を切り換える機能と低圧の流体通路を開閉する機能とを備えた集合弁において、
    高圧の流体を導入する第1のポートと、導入された高圧の流体を導出する第2および第3のポートと、前記第1のポートを前記第2または第3のポートに連通させるよう切り換える第1の弁体と、前記第1の弁体を駆動する第1のピストンと、前記第1のピストンの前記第1の弁体を保持している側と反対側に形成される第1の部屋を高圧の流体が導入される前記第1のポートまたは前記低圧の流体通路に連通させるよう切り換える第1のソレノイド部とを有する三方弁と、
    流体を吸引により導入する第4のポートと、流体を吸引により導出する第5のポートと、前記第4のポートと前記第5のポートとの間の前記低圧の流体通路を開閉する第2の弁体と、前記第2の弁体を駆動する第2のピストンと、前記第2のピストンの前記第2の弁体を保持している側と反対側に形成される第2の部屋を高圧の流体が導入される前記第1のポートまたは前記低圧の流体通路に連通させるよう切り換える第2のソレノイド部とを有する二方弁と、
    を一体に備えていることを特徴とする集合弁。
  2. 前記第1の部屋を構成する側と反対側にて前記第1のピストンの可動範囲の外側に前記第3のポートが開口された第1の空間と、前記第1のポートが開口された第2の空間と、前記第2のポートに連通する第3の空間とが同一軸線上に配置され、前記第1のピストンに連結された前記第1の弁体を前記第2の空間に配置して、前記第1の空間と前記第2の空間との間および前記第の空間と前記第3の空間との間の流体通路を選択的に閉じるようにしたことを特徴とする請求項1記載の集合弁。
  3. 前記第1の弁体が取り得る2つの切り換え位置の一方に向けて前記第1のピストンを付勢する第1のスプリングを備えていることを特徴とする請求項2記載の集合弁。
  4. 前記第2の弁体をその弁座から離れる方向へ前記第2のピストンを付勢する第2のスプリングを備えていることを特徴とする請求項1記載の集合弁。
  5. 前記第1および第2のソレノイド部の通電時に前記第1のポートを前記第1および第2の部屋に連通させる高圧通路と、前記第1および第2のソレノイド部の非通電時に前記低圧の流体通路を前記第1および第2の部屋に連通させる配管とを備えていることを特徴とする請求項1記載の集合弁。
  6. 前記第1および第2のソレノイド部の通電時に前記低圧の流体通路を前記第1および第2の部屋に連通させる低圧通路と、前記第1および第2のソレノイド部の非通電時に前記第1のポートを前記第1および第2の部屋に連通させる配管とを備えていることを特徴とする請求項1記載の集合弁。
JP2001317569A 2001-10-16 2001-10-16 集合弁 Expired - Fee Related JP3958015B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001317569A JP3958015B2 (ja) 2001-10-16 2001-10-16 集合弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001317569A JP3958015B2 (ja) 2001-10-16 2001-10-16 集合弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003120849A JP2003120849A (ja) 2003-04-23
JP3958015B2 true JP3958015B2 (ja) 2007-08-15

Family

ID=19135419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001317569A Expired - Fee Related JP3958015B2 (ja) 2001-10-16 2001-10-16 集合弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3958015B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5420195B2 (ja) * 2008-06-10 2014-02-19 本田技研工業株式会社 燃料電池システム
JP5483976B2 (ja) * 2009-09-30 2014-05-07 ジャパン・ハムワージ株式会社 ロータリーべーン舵取機
JP5488185B2 (ja) * 2010-05-10 2014-05-14 株式会社デンソー 車両用空調装置
US20130014525A1 (en) * 2010-05-12 2013-01-17 Mitsubishi Electric Corporation Switching device and air-conditioning apparatus
CN107702271B (zh) * 2017-08-30 2020-02-04 青岛海尔空调器有限总公司 空调及其过冷管组的故障检测和处理方法
JP2020139561A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 株式会社デンソー 弁装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003120849A (ja) 2003-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101637968B1 (ko) 차량용 히트 펌프 시스템
KR102200280B1 (ko) 전자 밸브
JP5488185B2 (ja) 車両用空調装置
US11391499B2 (en) Heat pump cycle device and valve device
JPH08170865A (ja) ヒートポンプ空調装置用切換弁
JP2020139641A (ja) ヒートポンプシステム
JP4056378B2 (ja) 差圧弁
JP3958015B2 (ja) 集合弁
JPH08170864A (ja) ヒートポンプ空調装置及び除霜方法
US20070113891A1 (en) Safety shut-off device
JP2003083458A (ja) 四方向切換弁
JP6565701B2 (ja) 流路切替弁
JP3253501B2 (ja) 電気自動車用冷暖房装置
WO2012120845A1 (ja) 制御弁
JP2003254453A (ja) 四方向切換弁
JP3652477B2 (ja) 副凝縮器付空調装置
JP3958059B2 (ja) 四方向切換弁
CN108253669B (zh) 多通换向装置及空调系统
JP2000161814A (ja) エンジン駆動型ヒートポンプ式空調装置
JP4156438B2 (ja) 四方切換弁
JP3407866B2 (ja) 空気調和装置
JP5629856B2 (ja) 制御弁
JP2011255689A (ja) 車両用冷暖房装置および制御弁
JP3957941B2 (ja) 圧力感応切換弁
JP3825929B2 (ja) バイパス付冷凍サイクル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040908

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060912

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070417

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070509

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120518

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees