JP3774334B2 - 四方向切換弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は四方向切換弁に関し、特に自動車のヒートポンプ方式冷暖房装置などにおける冷媒管路の切り換えに用いられる四方向切換弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
四方向切換弁は、四つの配管A,B,C,Dの流路を切り換える弁であって、AとDとが連通してBとCとが連通する状態と、AとCとが連通してBとDとが連通する状態とを切り換えることができるようにした切換弁である。
【0003】
そのような従来の四方向切換弁は、一般に、各配管に通じる四つの開口が形成された平面状の弁座に対して、お椀状のスライド弁をスライド自在に密着させて配置し、スライド弁の位置を移動させることにより、連通する配管の組み合わせが切り換わるようになっている。
【0004】
このため、スライド弁とその弁座とは、滑り性の優れた硬さのある材料を用いて、漏れが発生しないように鏡面レベルの超高精度の平面度を有するように製造しなければならないので、部品コストが非常に高くなる。しかも、僅かな磨耗が漏れの原因になるが、スライド弁と弁座との間のシール部分は可動部分であるため、ゴム製シール部材などを用いることができない。
【0005】
これに対し、本願出願人は、特願平10−049076号において、超高精度のシール部品を用いることなく通常レベルの部品の組み合わせにより、確実に配管の四方向切り換えを行うことができる四方向切換弁を提案している。この四方向切換弁によれば、第1の配管が連通接続された弁ケースと、弁ケ一ス内の空間から遮蔽されて形成されて第2の配管が連通接続された遮蔽室と、第3の配管の接続部と弁ケース内空との間の連通路に弁ケース内空間側に向けて形成された第1の弁座と、第4の配管の接続部と弁ケース内空間との間の連通路に弁ケース内空間側に向けて形成された第2の弁座と、第1と第2の弁座の各々に弁ケース内空間側から対向して閉じ方向に付勢されて配置された第1と第2の弁体と、一端側が遮蔽室と連通する状態に開口し他端側開口が第3の配管接続部側から第1の弁体に接離するように軸線方向に進退自在に配置された第1の筒状弁と、一端側が遮蔽室と連通する状態に開口し他端側開口が第4の配管接続部側から第2の弁体に接離するように軸線方向に進退自在に配置された第2の筒状弁とを設け、第1と第2の筒状弁を軸線方向に連動して移動させることにより、第1と第3の配管が連通して第2と第4の配管が連通する状態と、第1と第4の配管が連通して第2と第3の配管が連通する状態とが切り換わるようにしている。
【0006】
上記出願の四方向切換弁では、ソレノイド駆動のパイロット弁で第1および第2の筒状弁を軸線方向に連動して移動することにより連通路の切り換えを行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記出願の四方向切換弁では、軸線方向に複数の空間が配置されている。すなわち、第1の配管が連通接続された軸線方向両側の常に高圧の空間と、第2の配管が連通接続された中央の常に低圧の空間と、それらの間にて第3および第4の配管が連通接続された空間、それぞれピストン状部材を駆動するための常に高圧の空間および調圧室との合計9個の空間が配置されている。しかしながら、このような構造の四方向切換弁は、それぞれの空間を仕切るシール部材などの構成要素が多く、コストが高くなるという問題点があった。
【0008】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、構造を簡単にしてコスト低減を図った四方向切換弁を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記問題を解決するために、四つの配管の流路を切り換える四方向切換弁において、第1の配管が連通接続された共通通路を有する弁ケースと、
前記弁ケ一ス内の前記共通通路から遮蔽されるよう形成されて第2の配管が連通接続された遮蔽室と、前記弁ケースの一端側に配置され第3の配管の接続部と前記弁ケース内の前記共通通路との間の連通路に前記弁ケース内の前記共通通路側に向けて形成された第1の弁座と、前記弁ケースの他端側に配置され第4の配管の接続部と前記弁ケース内の前記共通通路との間の連通路に前記弁ケース内の前記共通通路側に向けて形成された第2の弁座と、前記第1の弁座に前記弁ケース内の前記共通通路側から対向して閉じ方向に付勢されて配置された第1の弁体と、前記第2の弁座に前記弁ケース内の前記共通通路側から対向して閉じ方向に付勢されて配置された第2の弁体と、一端が前記遮蔽室の隔壁を構成しながら前記遮蔽室に開口し他端が前記第3の配管の接続部の空間に開口し前記他端が前記第1の弁体を開閉するように軸線方向に進退自在に配置された第1の筒状弁と、一端が前記遮蔽室の隔壁を構成しながら前記遮蔽室に開口し他端が前記第4の配管の接続部の空間に開口し前記他端が前記第2の弁体を開閉するように軸線方向に進退自在に配置された第2の筒状弁と、前記第1の筒状弁の前記隔壁と前記第3の配管の接続部の空間を仕切る第1の仕切壁との間に配置され前記隔壁に形成されたオリフィスを介して前記遮蔽室に連通接続された第1の調圧室と、前記第2の筒状弁の前記隔壁と前記第4の配管の接続部の空間を仕切る第2の仕切壁との間に配置され前記隔壁に形成されたオリフィスを介して前記遮蔽室に連通接続された第2の調圧室と、前記第1の調圧室または第2の調圧室に前記弁ケ一ス内の流体圧力を切換導入して前記第1の筒状弁および第2の筒状弁を軸線方向に移動させるパイロット弁と、を備えていることを特徴とする四方向切換弁が提供される。
【0010】
このような四方向切換弁によれば、パイロット弁が共通通路と第1の調圧室とを連通接続するよう切り換えられた場合、第1の配管を通じて導入された高圧流体は、共通通路、パイロット弁を介して第1の調圧室に導入され、第1の筒状弁は第2の筒状弁を軸線方向に押すように作用する。これにより、第2の筒状弁は第2の弁体を開弁させる。第1の筒状弁が第2の弁体の方へ移動されることにより、第1の弁体は閉弁する。したがって、第1の配管は第2の弁体と第2の弁座との間を介して第4の配管と連通状態になり、第2の配管は第1の筒状弁の中空部を介して第3の配管と連通状態になる。パイロット弁が共通通路と第2の調圧室とを連通接続するよう切り換えられると、第1の配管を通じて導入された高圧流体は、共通通路、パイロット弁を介して第2の調圧室に導入され、第2の筒状弁は第1の筒状弁を軸線方向に押すように作用する。これにより、第1の筒状弁は第1の弁体を開弁させる。第2の筒状弁が第1の弁体の方へ移動されることにより、第2の弁体は閉弁する。したがって、第1の配管は第1の弁体と第1の弁座との間を介して第3の配管と連通状態になり、第2の配管は第2の筒状弁の中空部を介して第4の配管と連通状態に切り換わることになる。
【0011】
また、本発明によれば、四つの配管の流路を切り換える四方向切換弁において、第1の配管が連通接続された共通通路を有する弁ケースと、前記弁ケ一ス内の前記共通通路から遮蔽されるよう形成されて第2の配管が連通接続された遮蔽室と、前記弁ケースの一端側に配置され第3の配管の接続部と前記弁ケース内の前記共通通路との間の連通路に前記弁ケース内の前記共通通路側に向けて形成された第1の弁座と、前記弁ケースの他端側に配置され第4の配管の接続部と前記弁ケース内の前記共通通路との間の連通路に前記弁ケース内の前記共通通路側に向けて形成された第2の弁座と、前記第1の弁座に前記弁ケース内の前記共通通路側から対向して閉じ方向に付勢されて配置された第1の弁体と、前記第2の弁座に前記弁ケース内の前記共通通路側から対向して閉じ方向に付勢されて配置された第2の弁体と、中央部が前記遮蔽室に開口し両端が前記第3の配管の接続部の空間および前記第4の配管の接続部の空間にそれぞれ開口し一端が前記第1の弁体を、他端が前記第2の弁体を開閉するように軸線方向に移動自在に配置され途中にフランジ部を有する筒状弁と、前記遮蔽室の隔壁と前記筒状弁のフランジ部との間に配置され前記遮蔽室の隔壁に形成されたオリフィスを介して前記弁ケ一ス内の前記共通通路に連通接続された第1の調圧室と、前記第4の配管の接続部の空間を仕切る仕切壁と前記筒状弁のフランジ部との間に配置され前記仕切壁に形成されたオリフィスを介して前記弁ケ一ス内の前記共通通路に連通接続された第2の調圧室と、前記第1の調圧室または第2の調圧室内の流体圧力を前記遮蔽室へ切換導入して前記筒状弁を軸線方向に移動させるパイロット弁と、を備えていることを特徴とする四方向切換弁が提供される。
【0012】
このような四方向切換弁によれば、パイロット弁が遮蔽室と第1の調圧室とを連通接続するよう切り換えられた場合、第1の配管を通じて導入された高圧流体は、共通通路、オリフィスを介して第2の調圧室に導入され、筒状弁は第1の弁体の方向に押すように作用し、第1の弁体を開弁させる。筒状弁が第1の弁体の方へ移動されることにより、第2の弁体は閉弁する。したがって、第1の配管は第1の弁体と第1の弁座との間を介して第3の配管と連通状態になり、第2の配管は筒状弁の中空部を介して第4の配管と連通状態になる。パイロット弁が遮蔽室と第2の調圧室とを連通接続するよう切り換えられると、第1の配管を通じて導入された高圧流体は、共通通路、オリフィスを介して第1の調圧室に導入され、筒状弁は第2の弁体を軸線方向に押して開弁させる。筒状弁が第2の弁体の方へ移動されることにより、第1の弁体は閉弁する。したがって、第1の配管は第2の弁体と第2の弁座との間を介して第4の配管と連通状態になり、第2の配管は筒状弁の中空部を介して第3の配管と連通状態に切り換わることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、自動車のヒートポンプ方式冷暖房装に適用した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
図1は冷房運転時の四方向切換弁の切り換え動作概要を示す説明図である。自動車のヒートポンプ方式冷暖房装は、圧縮機1と、アキュムレータ2と、室外熱交換器3と、膨張装置4と、室内熱交換器5と、四方向切換弁6とから構成されている。四方向切換弁6は、第1の配管A、第2の配管B、第3の配管Cおよび第4の配管Dを有し、第1の配管Aは圧縮機1の出力側の冷媒配管に接続され、第2の配管Bはアキュムレータ2の入力側の冷媒配管に接続され、第3の配管Cは室内熱交換器5の出力側の冷媒配管に接続され、第4の配管Dは室外熱交換器3の入力側の冷媒配管に接続される。
【0015】
四方向切換弁6は、第1の配管Aに連通接続され全体が密閉された弁ケース11を有している。その弁ケース11内の中間部分には、第1の配管Aに連通する空間から遮蔽された遮蔽室12が形成されていて、第2の配管Bがその遮蔽室12に連通接続されている。弁ケース11内の一端には、端面が開口した円筒状の第1の弁座13が弁ケース11の端部方向に向けて形成され、第3の配管Cがその第1の弁座13に対して連通接続されている。弁ケース11内の他端には、端面が開口した円筒状の第2の弁座14が弁ケース11の端部方向に向けて形成され、第4の配管Dがその第2の弁座14に対して連通接続されている。第1の弁座13に対向して、第1の弁体15が、第1の圧縮コイルスプリング16で閉じ方向に付勢されて配置され、第2の弁座14に対向して、第2の弁体17が、第2の圧縮コイルスプリング18で閉じ方向に付勢されて配置されている。また、弁ケース11内には、細長い管状の筒状弁20が軸線方向に移動可能に配置されている。この筒状弁20は、中間部分では遮蔽室12を貴通し、両端部分では第3の配管C内および第4の配管D内に差し込まれている。筒状弁20の全長は、第1および第2の弁座13,14間の距離とほぼ等しく形成されており、遮蔽室12内に位置する筒状弁20の中央部分には切欠孔21が開口形成されている。そして、筒状弁20が通過する各壁部との間には、弾力性のあるOリング等の環状のシール部材9が装着されていて、弁ケース11内と各配管B,C,Dとの間の冷媒の漏れが防止されている。
【0016】
ここで、四方向切換弁6が図示のような構成にあるとき、すなわち、筒状弁20が第2の圧縮コイルスプリング18の付勢力に抗して第2の弁体17を押すことにより、第1の弁体15が第1の弁座13に密着され、第2の弁体17が第2の弁座14より離れた状態にあるとき、圧縮機1によって圧縮された高温加圧ガスの冷媒は、第1の配管Aより四方向切換弁6に導入され、第2の弁体17と第2の弁座14との間を通って第4の配管Dへ導かれる。その冷媒は、室外熱交換器3にて冷却されることにより凝縮され、膨張装置4を通ることにより、低温低圧のガスおよび液体になる。その液体の冷媒は室内熱交換器5にて熱交換されることにより蒸発し、そのガスは第3の配管Cを介して四方向切換弁6に導入される。導入されたガスは、筒状弁20の内孔および第2の配管Bを介してアキュムレータ2に導かれ、そこで気液分離された後、圧縮機1へ導入される。これにより、室内熱交換器5にて熱交換された空気は、冷却されて車室内に導入されることになる。
【0017】
図2は暖房運転時の四方向切換弁の切り換え動作概要を示す説明図である。四方向切換弁6が切り換えられて、暖房運転の構成にあるとき、筒状弁20は第1の圧縮コイルスプリング16の付勢力に抗して第1の弁体15を押している状態を保持し、これにより第1の弁体15は第1の弁座13より離れた位置に置かれ、第2の弁体17は第2の弁座14に密着された状態にされる。これにより、圧縮機1によって圧縮された高温加圧ガスの冷媒は、第1の配管Aより四方向切換弁6に導入され、第1の弁体15と第1の弁座13との間を通って第3の配管Cへ導かれる。その冷媒は、室内熱交換器5による熱交換によって凝縮され、膨張装置4を通ることにより、低温低圧のガスおよび液体になる。その液体の冷媒は室外熱交換器3にて熱交換されることにより蒸発し、そのガスは第4の配管Dを介して四方向切換弁6に導入される。導入されたガスは、筒状弁20の内孔および第2の配管Bを介してアキュムレータ2に導かれ、そこで気液分離された後、圧縮機1へ導入される。これにより、室内熱交換器5にて熱交換された空気は、加熱されて車室内に導入されることになる。
【0018】
次に、第1の実施の形態に係る四方向切換弁6の詳細な内部構成について説明する。
図3は四方向切換弁の概観を示す正面図、図4は四方向切換弁の部分平面断面図である。図3に示したように、四方向切換弁6は、弁ケース11の正面の端面に第1の配管A、第2の配管B、第3の配管Cおよび第4の配管Dを有し、その側部には二方向切換弁を構成するソレノイド駆動のパイロット弁30が設けられている。このパイロット弁30には、図3のX−X矢視断面を示す図4に見られるように、第1の配管Aに連通する共通通路31に開口された高圧導入孔32と、図示しない二つの調圧室にそれぞれ開口された2本のパイロット孔33,34とが接続されている。四方向切換弁6の切り換えは、第1の配管Aが受ける高圧冷媒を高圧導入孔32を介して導入し、導入された高圧冷媒の流路をソレノイドのオン・オフ制御により切り換え、パイロット孔33または34を介していずれか一方の調圧室に高圧冷媒を導入して筒状弁20をその軸線方向に移動することにより行われる。
【0019】
図5はソレノイドオフ時における四方向切換弁の縦断面図であって、図4のY−Y矢視断面であり、図6はソレノイドオフ時における四方向切換弁の別の縦断面図であって、図4のZ−Z矢視断面である。これらの図において、図1および図2に示した構成要素と同じまたは同等の要素については、同じ符号を付してある。
【0020】
弁ケース11の中は、その長手方向に弁機構部を収容する空間と共通通路31を構成する空間とが形成され、両端は蓋によって気密に閉止されている。弁機構部は、第1の圧縮コイルスプリング16と、第1の弁体15と、第1の弁座13と、第1の仕切壁35と、第1および第2の筒状弁20a,20bと、第2の仕切壁36と、第2の弁座14と、第2の弁体17と、第2の圧縮コイルスプリング18とを備えている。
【0021】
第1の配管Aに連通接続された共通通路31は、その両端にて、第1の弁体15および第2の弁体17が収容される空間に連通されている。第1の弁座13と第1の仕切壁35との間の空間は第3の配管Cに連通接続され、第2の弁座14と第2の仕切壁36との間の空間は第4の配管Dに連通接続されている。
【0022】
第1の筒状弁20aおよび第2の筒状弁20bは、互いに当接する端面側に切欠孔21a,21bを有し、第2の配管Bが連通接続された空間に開口している。また、第1の筒状弁20aおよび第2の筒状弁20bは、それぞれフランジ部37,38を有し、それらフランジ部37,38と第1および第2の仕切壁35,36との間に第1および第2の調圧室41,42を構成する空間が形成されている。第1および第2の筒状弁20a,20bのフランジ部37,38は、図1および図2に示した遮蔽室12の一部を構成し、フランジ部37,38によって囲まれた空間は第2の配管Bに連通接続されている。また、各フランジ部37,38には、第1および第2の調圧室41,42と第2の配管Bに連通接続された空間とを連通させるオリフィス43,44がそれぞれ設けられている。そして、この弁機構部の軸線方向中央部には、縮径された段差部45が設けられており、その軸方向端面は、第1または第2の筒状弁20a,20bのフランジ部37,38が移動してきたときに、オリフィス43,44の開口部と当接する位置にある。
【0023】
また、図6に見ることができるように、弁ケース11の外に設けられたパイロット弁30は、電磁コイル51と、弁体を構成する可動鉄芯52と、高圧導入孔32およびパイロット孔33が設けられた固定鉄芯53と、パイロット孔34が設けられた弁座54と、可動鉄芯52を固定鉄芯から離れる方向へ常時付勢する圧縮コイルスプリング55とを備えている。高圧導入孔32は共通通路31に連通接続され、パイロット孔33は第1の調圧室41に連通接続され、パイロット孔34は第2の調圧室42に連通接続されている。
【0024】
次に、この四方向切換弁6の動作について説明する。まず、電磁コイル51が通電されていないソレノイドオフの状態では、可動鉄芯52が圧縮コイルスプリング55の付勢力により移動されて、パイロット孔34は閉じられ、パイロット孔33は開いた状態に保持されている。これにより、第1の配管Aを通じて共通通路31に導入された高圧の冷媒は、高圧導入孔32を通じて可動鉄芯52を収容するシリンダ内に導入され、さらに、パイロット孔33を通じて第1の調圧室41に導入される。このとき、第2の調圧室42はオリフィス44を介して第2の配管Bが連通接続された低圧の空間と連通状態にあってその空間とほぼ等圧になっている。第1の調圧室41には高圧の冷媒が導入されているので、第1の調圧室41と第2の調圧室42とにおける圧力差により、第1の筒状弁20aおよび第2の筒状弁20bは、第2の圧縮コイルスプリング18の付勢力に抗して第2の弁体17を押し、第2の弁体17を第2の弁座14から離して開弁状態に保持する。一方、第1の弁体15は、第1の圧縮コイルスプリング16により第1の弁座13に押し付けられ、閉弁状態に保持される。なお、第1の筒状弁20aのフランジ部37は段差部45に当接されてオリフィス43の出口が段差部45にて閉止されているので、第1の調圧室41内の冷媒がオリフィス43を介して漏出する量は非常に少ない。
【0025】
この結果、第1の配管Aに導入された冷媒が共通通路31を通り、第2の弁座14と第2の弁体17との間を通って第4の配管Dへ流れる流路が形成され、同時に、第3の配管Cに導入された冷媒が第1の筒状弁20aの中央空間、切欠孔21a,21bを通って第2の配管Bへ流れる流路が形成される。
【0026】
図7はソレノイドオン直後の切換遷移状態を示す四方向切換弁の縦断面図、図8はソレノイドオン時における四方向切換弁の縦断面図である。次に、電磁コイル51が通電されてソレノイドオンとなると、まず、可動鉄芯52が圧縮コイルスプリング55の付勢力に抗して固定鉄芯53に吸引され、パイロット孔33は閉じられ、逆にパイロット孔34は開いた状態に保持される。これにより、第1の配管Aを通じて共通通路31に導入された高圧の冷媒は、高圧導入孔32を通じて可動鉄芯52を収容するシリンダ内に導入され、そのシリンダと可動鉄芯52との隙間を通り、さらに、パイロット孔34を通じて第2の調圧室42に導入される。このとき、第1の調圧室41はオリフィス43を介して第2の配管Bが連通接続された低圧の空間と連通状態になることで次第に減圧される。第2の調圧室42には高圧の冷媒が導入されて増圧されているので、第1の調圧室41と第2の調圧室42とにおける圧力差により、第1の筒状弁20aおよび第2の筒状弁20bは、第1の弁体15の方へ移動されるようになる。これに伴って、第2の弁体17は第2の圧縮コイルスプリング18の付勢力により第2の弁座14に接近していき、そして閉弁する。このように、弁切換のとき、図7に示したように、完全に切り換わる途中で、第1の弁体15および第2の弁体17はいずれも同時に閉弁する状態が存在する。
【0027】
第1の筒状弁20aおよび第2の筒状弁20bが第1の弁体15の方へさらに移動すると、第1の筒状弁20aは第1の圧縮コイルスプリング16の付勢力に抗して第1の弁体15を押し、第1の弁体15を第1の弁座13から離して開弁させる。
【0028】
第1の筒状弁20aおよび第2の筒状弁20bがさらに移動し、図8に示したように、第2の筒状弁20bのフランジ部38が段差部45に衝突することでその移動は停止する。これにより、第1の弁体15は、第1の圧縮コイルスプリング16の付勢力に抗して、開弁状態に保持され、第2の弁体17は、第2の圧縮コイルスプリング18の付勢力により、閉弁状態に保持される。なお、第1および第2の筒状弁20a,20bの移動の際に、第2の調圧室42に導入された冷媒は、オリフィス44を介して微小漏れするが、フランジ部38が段差部45に当接することにより、微小漏れが非常に少なくなる。
【0029】
この結果、第1の配管Aに導入された冷媒が共通通路31を通り、第1の弁座13と第1の弁体15との間を通って第3の配管Cへ流れる流路が形成され、同時に、第4の配管Dに導入された冷媒が第2の筒状弁20bの中央空間を通って第2の配管Bへ流れる流路が形成され、切換が完了する。
【0030】
図9はソレノイドオフ直後の切換遷移状態を示す四方向切換弁の縦断面図である。以上のソレノイドオンの状態からソレノイドオフの状態に移るときは、まず、固定鉄芯53の吸引されていた可動鉄芯52が圧縮コイルスプリング55の付勢力により弁座54に押し付けられ、パイロット孔33は開けられ、パイロット孔34は閉じた状態に保持される。これにより、第1の配管Aを通じて共通通路31に導入された高圧の冷媒は、高圧導入孔32を通じて可動鉄芯52を収容するシリンダ内に導入され、さらに、パイロット孔33を通じて第1の調圧室41に導入される。このとき、第2の調圧室42はオリフィス44を介して第2の配管Bが連通接続された低圧の空間と連通状態になることで次第に減圧される。第1の調圧室41には高圧の冷媒が導入されて増圧されているので、第1の調圧室41と第2の調圧室42とにおける圧力差により、第1の筒状弁20aおよび第2の筒状弁20bは、第2の弁体17の方へ移動されるようになる。
【0031】
その後、第2の筒状弁20bは、第2の弁体17に当接し、さらに第2の圧縮コイルスプリング18の付勢力に抗して第2の弁体17を押圧し、第1の筒状弁20aのフランジ部37が段差部45に当接することによって、図6に示したソレノイドオフの状態になる。
【0032】
次に、第2の実施の形態に係る四方向切換弁6の詳細な内部構成について説明する。
図10は第2の実施の形態に係る四方向切換弁の概観を示す正面図、図11はソレノイドオフ時における四方向切換弁の縦断面図である。これらの図において、第1の実施の形態における構成要素と同じまたは同等の要素については同じ符号を付してある。四方向切換弁6は、弁ケース11の正面の端面に第1の配管A、第2の配管B、第3の配管Cおよび第4の配管Dを有し、その背面にはソレノイド駆動のパイロット弁30が設けられている。このパイロット弁30は、第1の実施の形態では、高圧側の流路を切り換えるようにしたのに対し、低圧側の流路を切り換えるような構成にしてある。すなわち、可動鉄芯52によって開閉されるパイロット孔33,34は、第1の実施の形態の場合と同様に、それぞれ第1の調圧室41、第2の調圧室42に連通接続されているが、第1の調圧室41または第2の調圧室42からの冷媒を流すための低圧導出孔56が第2の配管Bに連通されている空間へ連通接続されている。
【0033】
弁機構部は、第1の圧縮コイルスプリング16と、第1の弁体15と、第1の弁座13と、第1の仕切壁35と、筒状弁20と、第2の仕切壁36と、第2の弁座14と、第2の弁体17と、第2の圧縮コイルスプリング18とを備えている。
【0034】
第1の配管Aに連通接続された共通通路31は、その両端にて、第1の弁体15および第2の弁体17が収容される空間にそれぞれ連通されている。第1の弁座13と第1の仕切壁35との間の空間は第3の配管Cに連通接続され、第2の弁座14と第2の仕切壁36との間の空間は第4の配管Dに連通接続されている。また、第2の弁座14と第2の仕切壁36とは一体に形成され、これらを貫通して第2の調圧室42に連通するオリフィス44が設けられている。また、共通通路31を形成する壁の段差部45には、第1の調圧室41に連通するオリフィス43が設けられている。また、筒状弁20は、その中央部に切欠孔21を有し、第2の配管Bが連通接続された空間に開口している。
【0035】
筒状弁20は、フランジ部57を有し、そのフランジ部57と段差部45との間、およびフランジ部57と第2の仕切壁36との間には第1および第2の調圧室41,42を構成する空間が形成されている。また、フランジ部57には、オリフィス43,44の開口部に対向する位置に隆起部が設けられている。
【0036】
次に、この四方向切換弁6の動作について説明する。まず、電磁コイル51が通電されていないソレノイドオフの状態では、可動鉄芯52が圧縮コイルスプリング55の付勢力により移動されて、パイロット孔34は閉じられ、パイロット孔33は開いた状態に保持されている。これにより、パイロット孔33および低圧導出孔56が連通状態になり、パイロット孔33および低圧導出孔56の通路断面がオリフィス43の通路断面より十分に大きいので、第1の調圧室41は第2の配管Bの連通接続された空間とほぼ同圧(低圧)になる。一方、パイロット孔34は可動鉄芯52によって閉止されているので、高圧の冷媒が導入される共通通路31とオリフィス44を介して連通される第2の調圧室42は、高圧になる。
【0037】
したがって、第1の調圧室41と第2の調圧室42とにおける圧力差により、筒状弁20には第1の弁体15の方向への付勢力が働き、筒状弁20は、第1の圧縮コイルスプリング16の付勢力に抗して第1の弁体15を押し、第1の弁体15を第1の弁座13から離して開弁状態に保持する。一方、第2の弁体17は、第2の圧縮コイルスプリング18により第2の弁座14に押し付けられ、閉弁状態に保持される。
【0038】
この結果、第1の配管Aに導入された冷媒が共通通路31を通り、第1の弁座13と第1の弁体15との間を通って第3の配管Cへ流れる流路が形成され、同時に、第4の配管Dに導入された冷媒が筒状弁20の中央空間、切欠孔21を通って第2の配管Bへ流れる流路が形成される。
【0039】
図12はソレノイドオン直後の切換遷移状態を示す四方向切換弁の縦断面図、図13はソレノイドオン時における四方向切換弁の縦断面図である。次に、電磁コイル51が通電されてソレノイドオンとなると、まず、その直後では、可動鉄芯52が圧縮コイルスプリング55の付勢力に抗して固定鉄芯53に吸引され、パイロット孔33は閉じられ、逆にパイロット孔34は開いた状態に保持される。これにより、第2の調圧室42は、パイロット孔34、低圧導出孔56を介して第2の配管Bへ通じる流路が形成され、第2の調圧室42にあった高圧の冷媒が第2の配管Bへ連通接続された低圧の空間へ流出して、第2の調圧室42は低圧になろうとする。このとき、第1の調圧室41は、パイロット孔33が固定鉄芯53によって閉止されるので、オリフィス43を介して共通通路31の高圧の冷媒が導入されるようになる。第1の調圧室41と第2の調圧室42とにおける圧力差により、筒状弁20は、第2の弁体17の方向へ付勢力が働き、移動されるようになる。これに伴って、第1の弁体15は第1の圧縮コイルスプリング16の付勢力により第1の弁座13に接近していき、そして閉弁する。
【0040】
さらに、筒状弁20が移動し、図13に示したように、フランジ部57が第2の仕切壁36に衝突することでその移動は停止する。これにより、第2の弁体17は、第2の圧縮コイルスプリング18の付勢力に抗して、開弁状態に保持され、第1の弁体15は、第1の圧縮コイルスプリング16の付勢力により、閉弁状態に保持される。
【0041】
この結果、第1の配管Aに導入された冷媒が共通通路31を通り、第2の弁座14と第2の弁体17との間を通って第4の配管Dへ流れる流路が形成され、同時に、第3の配管Cに導入された冷媒が筒状弁20の中央空間、切欠孔21を通って第2の配管Bへ流れる流路が形成され、切換が完了する。
【0042】
図14はソレノイドオフ直後の切換遷移状態を示す四方向切換弁の縦断面図である。以上のソレノイドオンの状態からソレノイドオフの状態に移るときは、まず、固定鉄芯53の吸引されていた可動鉄芯52が圧縮コイルスプリング55の付勢力により弁座54に押し付けられ、パイロット孔33は開けられ、パイロット孔34は閉じた状態に保持される。これにより、第1の調圧室41は、パイロット孔33、低圧導出孔56を介して第2の配管Bが連通接続された低圧の空間と連通状態になることで流路が形成されることにより、低圧になろうとする。第2の調圧室42は可動鉄芯52によって流路が絶たれたことにより、第1の配管Aを通じて共通通路31に導入された高圧の冷媒が導入されるようになる。これにより、第1の調圧室41と第2の調圧室42とにおける圧力差により、筒状弁20は、第1の弁体15の方へ移動されるようになる。
【0043】
その後、筒状弁20は、さらに第1の圧縮コイルスプリング16の付勢力に抗して第1の弁体15を押圧し、フランジ部57が段差部45に当接することによって、図11に示したソレノイドオフの状態になる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、第1の配管が連通接続された軸線方向両側の常に高圧の二つの空間と、第2の配管が連通接続された中央の常に低圧の空間と、これらの空間の間にて第3および第4の配管が連通接続された二つの空間と、第2の配管が連通接続された中央の常に低圧の空間の両側または片側に設けた二つの調圧室との合計7個の空間が配置される構成にした。これにより、それぞれの空間を仕切るシール部材などの構成要素の数が減り、製造コストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷房運転時の四方向切換弁の切り換え動作概要を示す説明図である。
【図2】暖房運転時の四方向切換弁の切り換え動作概要を示す説明図である。
【図3】四方向切換弁の概観を示す正面図である。
【図4】四方向切換弁の部分平面断面図である。
【図5】ソレノイドオフ時における四方向切換弁の縦断面図である。
【図6】ソレノイドオフ時における四方向切換弁の別の縦断面図である。
【図7】ソレノイドオン直後の切換遷移状態を示す四方向切換弁の縦断面図である。
【図8】ソレノイドオン時における四方向切換弁の縦断面図である。
【図9】ソレノイドオフ直後の切換遷移状態を示す四方向切換弁の縦断面図である。
【図10】第2の実施の形態に係る四方向切換弁の概観を示す正面図である。
【図11】ソレノイドオフ時における四方向切換弁の縦断面図である。
【図12】ソレノイドオン直後の切換遷移状態を示す四方向切換弁の縦断面図である。
【図13】ソレノイドオン時における四方向切換弁の縦断面図である。
【図14】ソレノイドオフ直後の切換遷移状態を示す四方向切換弁の縦断面図である。
【符号の説明】
1 圧縮機
2 アキュムレータ
3 室外熱交換器
4 膨張装置
5 室内熱交換器
6 四方向切換弁
9 シール部材
11 弁ケース
12 遮蔽室
13 第1の弁座
14 第2の弁座
15 第1の弁体
16 第1の圧縮コイルスプリング
17 第2の弁体
18 第2の圧縮コイルスプリング
20 筒状弁
20a 第1の筒状弁
20b 第2の筒状弁
21,21a,21b 切欠孔
30 パイロット弁
31 共通通路
32 高圧導入孔
33,34 パイロット孔
35 第1の仕切壁
36 第2の仕切壁
37,38 フランジ部
41 第1の調圧室
42 第2の調圧室
43,44 オリフィス
45 段差部
51 電磁コイル
52 可動鉄芯
53 固定鉄芯
54 弁座
55 圧縮コイルスプリング
56 低圧導出孔
57 フランジ部
A,B,C,D 配管

Claims (4)

  1. 四つの配管の流路を切り換える四方向切換弁において、
    第1の配管が連通接続された共通通路を有する弁ケースと、
    前記弁ケ一ス内の前記共通通路から遮蔽されるよう形成されて第2の配管が連通接続された遮蔽室と、
    前記弁ケースの一端側に配置され第3の配管の接続部と前記弁ケース内の前記共通通路との間の連通路に前記弁ケース内の前記共通通路側に向けて形成された第1の弁座と、
    前記弁ケースの他端側に配置され第4の配管の接続部と前記弁ケース内の前記共通通路との間の連通路に前記弁ケース内の前記共通通路側に向けて形成された第2の弁座と、
    前記第1の弁座に前記弁ケース内の前記共通通路側から対向して閉じ方向に付勢されて配置された第1の弁体と、
    前記第2の弁座に前記弁ケース内の前記共通通路側から対向して閉じ方向に付勢されて配置された第2の弁体と、
    一端が前記遮蔽室の隔壁を構成しながら前記遮蔽室に開口し他端が前記第3の配管の接続部の空間に開口し前記他端が前記第1の弁体を開閉するように軸線方向に進退自在に配置された第1の筒状弁と、
    一端が前記遮蔽室の隔壁を構成しながら前記遮蔽室に開口し他端が前記第4の配管の接続部の空間に開口し前記他端が前記第2の弁体を開閉するように軸線方向に進退自在に配置された第2の筒状弁と、
    前記第1の筒状弁の前記隔壁と前記第3の配管の接続部の空間を仕切る第1の仕切壁との間に配置され前記隔壁に形成されたオリフィスを介して前記遮蔽室に連通接続された第1の調圧室と、
    前記第2の筒状弁の前記隔壁と前記第4の配管の接続部の空間を仕切る第2の仕切壁との間に配置され前記隔壁に形成されたオリフィスを介して前記遮蔽室に連通接続された第2の調圧室と、
    前記第1の調圧室または第2の調圧室に前記弁ケ一ス内の流体圧力を切換導入して前記第1の筒状弁および第2の筒状弁を軸線方向に移動させるパイロット弁と、
    を備えていることを特徴とする四方向切換弁。
  2. 前記パイロット弁は、前記弁ケ一ス内の前記共通通路から分岐した流路を切り換えて前記第1の調圧室または第2の調圧室に連通接続するソレノイド駆動の二方向切換弁としたことを特徴とする請求項1記載の四方向切換弁。
  3. 四つの配管の流路を切り換える四方向切換弁において、
    第1の配管が連通接続された共通通路を有する弁ケースと、
    前記弁ケ一ス内の前記共通通路から遮蔽されるよう形成されて第2の配管が連通接続された遮蔽室と、
    前記弁ケースの一端側に配置され第3の配管の接続部と前記弁ケース内の前記共通通路との間の連通路に前記弁ケース内の前記共通通路側に向けて形成された第1の弁座と、
    前記弁ケースの他端側に配置され第4の配管の接続部と前記弁ケース内の前記共通通路との間の連通路に前記弁ケース内の前記共通通路側に向けて形成された第2の弁座と、
    前記第1の弁座に前記弁ケース内の前記共通通路側から対向して閉じ方向に付勢されて配置された第1の弁体と、
    前記第2の弁座に前記弁ケース内の前記共通通路側から対向して閉じ方向に付勢されて配置された第2の弁体と、
    中央部が前記遮蔽室に開口し両端が前記第3の配管の接続部の空間および前記第4の配管の接続部の空間にそれぞれ開口し一端が前記第1の弁体を、他端が前記第2の弁体を開閉するように軸線方向に移動自在に配置され途中にフランジ部を有する筒状弁と、
    前記遮蔽室の隔壁と前記筒状弁のフランジ部との間に配置され前記遮蔽室の隔壁に形成されたオリフィスを介して前記弁ケ一ス内の前記共通通路に連通接続された第1の調圧室と、
    前記第4の配管の接続部の空間を仕切る仕切壁と前記筒状弁のフランジ部との間に配置され前記仕切壁に形成されたオリフィスを介して前記弁ケ一ス内の前記共通通路に連通接続された第2の調圧室と、
    前記第1の調圧室または第2の調圧室内の流体圧力を前記遮蔽室へ切換導入して前記筒状弁を軸線方向に移動させるパイロット弁と、
    を備えていることを特徴とする四方向切換弁。
  4. 前記パイロット弁は、前記第1の調圧室または第2の調圧室に連通接続された流路を切り換えて前記遮蔽室へ連通接続するソレノイド駆動の二方向切換弁としたことを特徴とする請求項3記載の四方向切換弁。
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