JP2001235054A - 圧力感応切換弁 - Google Patents

圧力感応切換弁

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JP2001235054A
JP2001235054A JP2000043802A JP2000043802A JP2001235054A JP 2001235054 A JP2001235054 A JP 2001235054A JP 2000043802 A JP2000043802 A JP 2000043802A JP 2000043802 A JP2000043802 A JP 2000043802A JP 2001235054 A JP2001235054 A JP 2001235054A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの電磁弁によって行っていた切り換え機
能を電気を使わない1つの部品で実現する圧力感応切換
弁を提供することを目的とする。 【解決手段】 同一の軸線上に対向配置された第1入口
ポート11および第2入口ポート12を有し、この下流
側に第1弁座13および第2弁座14を有している。こ
れら第1弁座および第2弁座の間の空間はダイヤフラム
15で仕切られ、そのダイヤフラム15には第1弁座1
3および第2弁座14に対向して弁体19,20を固定
してある。一方の入口ポートに導入された圧力をダイヤ
フラム15が受圧することで他方の入口ポート側の弁体
が弁座を圧接して他方の入口ポートを閉弁すると同時に
一方の入口ポートを開弁することができ、2つの電磁弁
で行っていた流体回路の切り換えを1つの圧力感応切換
弁10で置換でき、電気を使わないで回路の切り換えが
可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧力感応切換弁に関
し、特に電気を使わずに独立した2つの流路を切り換え
制御する圧力感応切換弁に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の内燃機関搭載の車両においては、
エンジンの燃焼効率が向上したことにより、暖房の熱源
として利用してきた冷却水が暖房に必要な温度にまで上
昇することがなくなってきている。内燃機関と電動機を
併用したハイブリッド式の車両においては、かなりの割
合でエンジンが停止しているため、エンジンの冷却水温
度は上昇せず、電気自動車に至っては、熱源がまったく
ない。このため、車両用エアコンシステムは、暖房用熱
源としてエンジンの冷却水を利用する形態から冷暖房が
可能なヒートポンプ式のエアコンが提案されている。
【0003】図6はヒートポンプ式エアコンシステムを
例示する第1の構成図である。このエアコンシステムに
よれば、コンプレッサ101の出力は四方弁102に連
結されている。この四方弁102は、一方では、電磁弁
103を介して暖房用熱交換器104の冷媒入口に連結
され、他方では、逆止弁105を介して冷房用熱交換器
106の冷媒出口に連結されている。暖房用熱交換器1
04の冷媒出口は絞り107および逆止弁108を介し
て室外熱交換器109に連結されている。冷房用熱交換
器の冷媒入口は絞り110および電磁弁111を介して
同じく室外熱交換器109に連結されている。この室外
熱交換器109はまた、四方弁102を介してアキュム
レータ112の冷媒入口に連結され、アキュムレータ1
12の冷媒出口はコンプレッサ101に連結されてい
る。3つある熱交換器のうち、暖房用熱交換器104お
よび冷房用熱交換器106は車室内に設置され、室外熱
交換器はエンジンルームに設置されている。
【0004】ここで、このエアコンシステムが暖房モー
ドにあるときは、四方弁102は図示の実線で示した流
路に切り換えられ、電磁弁103は開けられ、電磁弁1
11は閉じられる。コンプレッサ101によって圧縮さ
れた高温の冷媒は、四方弁102、電磁弁103を介し
て暖房用熱交換器104に供給され、ここで車室内の空
気と熱交換され、室内空気を加熱する。熱交換された冷
媒は、絞り107によって減圧されることで凝縮し、逆
止弁108を通って室外熱交換器109に入る。この室
外熱交換器109にて熱交換した冷媒は、四方弁102
およびアキュムレータ112を介してコンプレッサ10
1に戻る。
【0005】次に、冷房モードにあるときは、四方弁1
02は破線で示した流路に切り換えられ、電磁弁103
は閉じられ、電磁弁111は開けられる。コンプレッサ
101によって圧縮された高温の冷媒は、四方弁102
を介して室外熱交換器109に供給され、ここで熱交換
された後、電磁弁111を介して絞り110に入る。絞
り110では、室外熱交換器109よって凝縮された冷
媒は膨張し、低温低圧の冷媒となって冷房用熱交換器1
06に供給され、ここで車室内の空気と熱交換され、室
内空気を冷房する。冷房用熱交換器106にて熱交換さ
れた冷媒は、逆止弁105、四方弁102およびアキュ
ムレータ112を介してコンプレッサ101に戻る。
【0006】このシステム構成の場合、冷房モードで運
転しているとき、冷房用熱交換器106には、凝縮され
た冷媒が溜まっているため、途中で暖房モードへの切り
換えが行なわれると、冷房用熱交換器106の中に冷媒
が残ったままになり、暖房モード作動する冷媒の量が不
足し、暖房能力が低下することがある。
【0007】図7はヒートポンプ式エアコンシステムを
例示する第2の構成図である。このエアコンシステムに
おいて、図6のシステムを構成する要素と同じ要素には
同じ符号を付してある。この構成によれば、冷房用熱交
換器106の冷媒出口は、アキュムレータ112の冷媒
入口に直接連結された構成を有している。
【0008】ここで、冷房モードにあるときは、四方弁
102は破線で示した流路に切り換えられ、電磁弁10
3は閉じられ、電磁弁111は開けられる。コンプレッ
サ101によって圧縮された高温の冷媒は、四方弁10
2を介して室外熱交換器109、電磁弁111、絞り1
10を介して冷房用熱交換器106に入り、ここで車室
内の空気と熱交換された後、アキュムレータ112を介
してコンプレッサ101に戻る。
【0009】この冷房モードから暖房モードに切り換え
られると、四方弁102は図示の実線で示した流路に切
り換えられ、電磁弁103は開けられ、電磁弁111は
閉じられる。コンプレッサ101によって圧縮された高
温の冷媒は、四方弁102、電磁弁103を介して暖房
用熱交換器104に入り、その後、絞り107、逆止弁
108、室外熱交換器109、四方弁102およびアキ
ュムレータ112を介してコンプレッサ101に戻る。
このとき、冷房用熱交換器106の冷媒出口は、アキュ
ムレータ112を介してコンプレッサ101に連結され
ているため、冷房運転時に冷房用熱交換器106に溜ま
っていた冷媒がコンプレッサ101によって吸い出さ
れ、暖房運転の冷媒ループ内に冷媒が回収される。これ
により、暖房モード作動する冷媒の量が不足することが
なくなるため、暖房能力が低下することがない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、ヒート
ポンプ式エアコンシステムでは、暖房モードと冷房モー
ドとの冷媒回路の切り換えは、四方弁と2つの電磁弁と
2つの逆止弁とからなる構成部品によって行っている。
しかしながら、車両の軽量化の観点からこのエアコンシ
ステムでも部品点数の削減、さらには省電力化が望まれ
ている。
【0011】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、2つの電磁弁によって行っていた切り換え機
能を1つの部品により、電気を使わないで実現すること
ができる圧力感応切換弁を提供することを目的とする。
【0012】また、本発明は、冷房モードから暖房モー
ドに切り換わったときに、冷房用熱交換器の中に溜まっ
ている冷媒液を回収することができる圧力感応切換弁を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では上記問題を解
決するために、独立した2つの流路を切り換え制御する
圧力感応切換弁において、同一の軸線上に対向配置され
た第1入口ポートおよび第2入口ポートと、前記第1入
口ポートおよび第2入口ポートの下流側に配置された第
1弁座および第2弁座と、前記第1弁座および第2弁座
の間の空間を仕切るダイヤフラムと、前記ダイヤフラム
に固定され、前記第1入口ポートまたは第2入口ポート
に導入された圧力により前記第2弁座または第1弁座に
圧接して閉弁する第1弁体および第2弁体と、前記第1
弁座および第2弁座の下流側に連通された第1出口ポー
トおよび第2出口ポートと、を備えていることを特徴と
する圧力感応切換弁が提供される。
【0014】このような圧力感応切換弁によれば、一方
の入口ポートに導入された圧力をダイヤフラムが受圧す
ることで他方の入口ポート側に固定された弁体が弁座を
圧接するようになる。一方の入口ポートに導入された圧
力が一方の入口ポートを開弁すると同時に他方の入口ポ
ートを閉弁することが可能になるため、通常2つの電磁
弁で行っていた流体回路の切り換え作動を、電気を使わ
ずに、入力される流体圧力で行うことができるようにな
る。
【0015】また、本発明によれば、ダイヤフラムの代
わりに、同一の軸線上に対向配置された第1入口ポート
と第2入口ポートとの間にその軸線方向に往復動自在な
ピストンを嵌挿し、そのピストンの両端面に弁体を固定
した構成にしている。これにより、ダイヤフラムを用い
た構成と同じ効果を得ることができる。
【0016】また、本発明によれば、独立した2つの流
路を切り換え制御する圧力感応切換弁において、同一の
軸線上に対向配置された第1入口ポートおよび第2入口
ポートと、前記第1入口ポートおよび第2入口ポートの
下流側に配置された第1弁座および第2弁座と、前記第
1弁座および第2弁座の間に形成されたシリンダ内に前
記第1入口ポートおよび第2入口ポートの軸線方向に往
復動自在に嵌挿されたピストンと、前記ピストンの軸線
方向両端部にその軸線方向に往復動自在に遊挿配置さ
れ、前記第1弁座および第2弁座に当接するよう常時付
勢されていて、前記第1入口ポートまたは第2入口ポー
トに導入された圧力により前記第1弁座または第2弁座
から離れて開弁する第1主弁および第2主弁と、前記第
1弁座および第2弁座の下流側に連通された第1出口ポ
ートおよび第2出口ポートと、前記第1主弁および/ま
たは第2主弁の軸線位置に配置されて、前記第1出口ポ
ートおよび/または第2出口ポートの側にある流体を前
記第1主弁および/または第2主弁を介して第1入口ポ
ートおよび/または第2入口ポートへ流通させることを
可能にする副弁と、を備えていることを特徴とする圧力
感応切換弁が提供される。
【0017】これにより、一方の入口ポートに圧力が導
入されることにより、そのポートが開弁し、他方のポー
トがさらに閉弁するよう作用する。また、閉弁された側
の入口ポートがその出口ポートより低圧になることで、
その主弁に設けられた副弁が開弁し、流体を逆流させる
ことを可能にするため、使用しない熱交換器に溜まった
流体を抜き出すことが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は第1の実施の形態に
係る圧力感応切換弁を示す断面図である。この第1の実
施例に係る圧力感応切換弁10は、同一の軸線上に対向
配置された第1入口ポート11、第2入口ポート12を
有し、これら第1入口ポート11および第2入口ポート
12の下流側に第1弁座13および第2弁座14が形成
されている。第1弁座13と第2弁座14との間の空間
は、可撓性のダイヤフラム15によって仕切られてい
る。ダイヤフラム15は、その周辺部が2つの部材から
なるボディ16によって固定され、Oリング17によっ
てシールされている。ダイヤフラム15のOリング17
よりも内側の辺縁部は、両面側から、中央部が開口され
内方に向かって傾斜された面を有するリング状のリテー
ナ18により挾持されている。
【0019】ダイヤフラム15の中央部には、第1弁座
13および第2弁座14に対向して弁体19,20が配
置され、これら弁体19,20は、ピン21およびワッ
シャ22によってダイヤフラム15と共に固定され、O
リング23によって互いにシールされている。そして、
第1弁座13および第2弁座14の下流側には、それぞ
れ第1出口ポート24、第2出口ポート25が形成され
ている。
【0020】以上の構成の圧力感応切換弁10は、第1
入口ポート11および第2入口ポート12における圧力
がほぼ等しい場合、ダイヤフラム15は図示のような中
立位置にあり、第1入口ポート11は第1出口ポート2
4と連通状態にあり、第2入口ポート12は第2出口ポ
ート25と連通状態にある。
【0021】ここで、たとえば第1入口ポート11に高
圧の流体が導入されると、ダイヤフラム15は、第2入
口ポート12の側に偏倚し、弁体20が第2弁座14に
押し付けられる。これにより、第2入口ポート12から
第2出口ポート25への通路が閉じられ、第1入口ポー
ト11から第1出口ポート24への通路が開けられるよ
うになる。すなわち、第1入口ポート11と第2入口ポ
ート12との圧力差を利用して弁体を動かし、一方は開
弁、他方は閉弁となるようにしている。
【0022】図2は第1の実施の形態に係る圧力感応切
換弁を適用した車両用エアコンシステムの構成図であ
る。このエアコンシステムによれば、コンプレッサ31
の出力は四方弁32を介して圧力感応切換弁10の第2
入口ポート12に連結され、圧力感応切換弁10の第2
出口ポート25は、暖房用熱交換器33の冷媒入口に連
結されている。暖房用熱交換器33の冷媒出口は、絞り
34および逆止弁35を介して室外熱交換器36に連結
されている。この室外熱交換器36は、四方弁32およ
びアキュムレータ37を介してコンプレッサ31に連結
されている。圧力感応切換弁10の第1入口ポート11
は、逆止弁35と室外熱交換器36との配管に連結さ
れ、第1出口ポート24は、絞り38を介して冷房用熱
交換器39の冷媒入口に連結され、冷房用熱交換器39
の冷媒出口は、四方弁32とアキュムレータ37との配
管に連結されている。
【0023】ここで、このエアコンシステムが停止して
いるときは、冷媒配管内の圧力は等しいので、圧力感応
切換弁10のダイヤフラム15は中立位置にあり、第1
入口ポート11と第1出口ポート24との間および第2
入口ポート12と第2出口ポート25との間は連通状態
にある。
【0024】冷房モードで運転されるときは、四方弁3
2は破線で示した流路に切り換えられる。冷房モードで
は、コンプレッサ31によってアキュムレータ37から
吸引され、圧縮されたガス冷媒は、四方弁32を介して
室外熱交換器36に供給され、ここで凝縮された後、圧
力感応切換弁10の第1入口ポート11に入る。圧力感
応切換弁10は、第1入口ポート11に高圧の液冷媒が
供給されることにより、第1入口ポート11の側の弁体
19を第1弁座13から離れる方向へ移動し、逆に弁体
20は第2の第2弁座14の方へ移動し、その第2弁座
14に押し付けられる。これにより、第1入口ポート1
1の側の弁体19は開弁し、第2入口ポート12の側の
弁体20は閉弁するようになる。室外熱交換器36から
供給される冷媒は高圧であるため、弁体20を第2の第
2弁座14に十分な力で付勢することになり、十分なシ
ール性が確保される。
【0025】第1入口ポート11に供給された液冷媒
は、第1出口ポート24から出ていき、絞り38にて断
熱膨張されることで低温低圧となり、冷房用熱交換器3
9にて車室内空気と熱交換されることで蒸発し、アキュ
ムレータ37へ戻る。
【0026】以上の冷房モードでの運転から暖房モード
への運転に切り換えられる場合、四方弁32が図示の実
線で示した流路に切り換えられる。コンプレッサ31に
よってアキュムレータ37から吸引され、圧縮されたガ
ス冷媒は、四方弁32を介して圧力感応切換弁10の第
2入口ポート12に入る。圧力感応切換弁10は、第2
入口ポート12に高圧の液冷媒が供給されることによ
り、第2入口ポート12の側の弁体20を第2弁座14
から離れる方向へ移動し、逆に弁体19は第1の第1弁
座13の方へ移動し、その第1弁座13に押し付けられ
る。これにより、圧力感応切換弁10は、図示のよう
に、第2入口ポート12の側の弁体20が開弁し、第1
入口ポート11の側の弁体19が閉弁するようになる。
【0027】第2入口ポート12に供給されたガス冷媒
は、第2出口ポート25から出ていき、暖房用熱交換器
33に入力される。暖房用熱交換器33では、そのガス
冷媒は、車室内空気と熱交換されることで凝縮され、絞
り34にて断熱膨張されることで低温低圧となり、逆止
弁35を介して室外熱交換器36に供給され、ここで蒸
発された冷媒は、四方弁32およびアキュムレータ37
を介してコンプレッサ31に戻る。
【0028】このとき、冷房モードでの運転の際に、冷
房用熱交換器39に溜まっていた液冷媒は、冷房用熱交
換器39の出口がアキュムレータ37に接続されてい
て、常にコンプレッサ31により吸引されているので、
冷房用熱交換器39より吸い出されて暖房のライン内に
回収されるため、冷媒の量が不足して暖房能力が低下し
てしまうことがない。
【0029】図3は第2の実施例に係る圧力感応切換弁
を示す断面図である。この第2の実施例に係る圧力感応
切換弁40は、2つの部材からなるボディ41内に、同
一の軸線上に対向配置された第1入口ポート42、第2
入口ポート43を有し、これら第1入口ポート42およ
び第2入口ポート43の下流側に第1弁座44および第
2弁座45が形成されている。第1弁座44と第2弁座
45との間に形成されたシリンダ内には、ピストン46
が軸線方向に往復動自在に嵌挿されている。このピスト
ン46は、Xリング47によってシールされ、ボディ4
1を構成する2つの部材は、Oリング48によってシー
ルされている。
【0030】ピストン46において、第1弁座44およ
び第2弁座45に対向する端面には、弁体49、50が
それぞれ嵌合されており、弁体49、50の背面には、
リリーフポート51,52が設けられている。そして、
第1弁座44および第2弁座45の下流側には、それぞ
れ第1出口ポート53、第2出口ポート54が形成され
ている。
【0031】以上の構成の圧力感応切換弁40は、第1
入口ポート42および第2入口ポート43における圧力
がほぼ等しい場合、ピストン46は図示のような中立位
置にあり、第1入口ポート42は第1出口ポート53と
連通状態にあり、第2入口ポート43は第2出口ポート
54と連通状態にある。
【0032】ここで、たとえば第1入口ポート42に高
圧の冷媒が導入されると、ピストン46は、第2入口ポ
ート43の側に摺動し、弁体50が第2弁座45に押し
付けられる。これにより、第2入口ポート43から第2
出口ポート54への通路が閉じられ、第1入口ポート4
2から第1出口ポート53への通路が開けられるように
なる。逆に、第2入口ポート43に高圧の冷媒が導入さ
れた場合は、ピストン46は、第1入口ポート42の側
に付勢され、第1入口ポート42は閉弁し、第2入口ポ
ート43は開弁することになる。
【0033】この圧力感応切換弁40は、図2に示した
車両用エアコンシステムにおいて、第1の実施例に係る
圧力感応切換弁10の代わりに適用することができる。
図4は第3の実施例に係る圧力感応切換弁を示す断面図
である。この第3の実施例に係る圧力感応切換弁60
は、2つの部材からなるボディ61内に、同一の軸線上
に対向配置された第1入口ポート62、第2入口ポート
63を有し、これら第1入口ポート62および第2入口
ポート63の下流側に第1弁座64および第2弁座65
が形成されている。第1弁座64と第2弁座65との間
に形成されたシリンダ内には、ピストン66が軸線方向
に往復動自在に嵌挿されている。このピストン66は、
Xリング67によってシールされ、ボディ61を構成す
る2つの部材は、Oリング68によってシールされてい
る。
【0034】ピストン66は、その軸線方向両端部にシ
リンダ状の中空部がそれぞれ形成され、その中に第1主
弁69および第2主弁70が軸線方向に往復動自在に嵌
挿されている。その中空部に嵌挿された第1主弁69お
よび第2主弁70は、スプリング71,72によって第
1弁座64および第2弁座65の方へ付勢されている。
第1主弁69および第2主弁70は、第1弁座64およ
び第2弁座65との対向端面に弁体73,74が固定さ
れている。このため、第1主弁69および第2主弁70
は、第1入口ポート62および第2入口ポート63に圧
力が導入されない状態では閉弁状態を維持し、これらの
下流側に設けられた第1出口ポート75および第2出口
ポート76とは連通しない。
【0035】第1主弁69および第2主弁70は、その
軸線位置に第1副弁77および第2副弁78が設けられ
ている。第1副弁77および第2副弁78は、スプリン
グ79、80によって閉弁方向へ付勢されることにより
ノーマルクローズの弁を構成している。第1副弁77お
よび第2副弁78は、第1入口ポート62および第2入
口ポート63が第1出口ポート75および第2出口ポー
ト76よりも低圧となった場合に、開弁して第1出口ポ
ート75および第2出口ポート76から第1入口ポート
62および第2入口ポート63へ冷媒が流れるのを許容
する。
【0036】以上の構成の圧力感応切換弁60は、第1
入口ポート62および第2入口ポート63における圧力
がほぼ等しい場合、図示のように、第1主弁69および
第2主弁70は、スプリング71,72によって閉弁し
ており、ピストン66は中立位置にある。第1副弁77
および第2副弁78も、スプリング79、80によって
それぞれ閉弁している。
【0037】ここで、たとえば第2入口ポート63に高
圧の冷媒が導入されると、第2主弁70がスプリング7
2の付勢力に抗して第2弁座65から離れる方向へ移動
されることで開弁し、高圧の冷媒が第2主弁70と第2
弁座65との隙間を通って第2出口ポート76へ流れる
ようになる。この高圧による第2主弁70の付勢力は非
常に大きいので、この第2主弁70をさらに第2弁座6
5から離れる方向へ押し出す。これにより、ピストン6
6が第1弁座64の方向に向かって強く押し出され、第
1主弁69による閉弁状態をより確実なものとする。
【0038】この第1主弁69が閉弁しているとき、第
1入口ポート62の圧力が第1出口ポート75の圧力よ
りも小さくなると、第1出口ポート75側の冷媒が、ピ
ストン66と第1主弁69との隙間を通ってピストン6
6の中空部に入り、その圧力と第1入口ポート62の圧
力との差圧が、第1副弁77をスプリング79の付勢力
に抗して弁体73より押し上げ開弁する。これにより、
第1出口ポート75に接続された熱交換器に溜まってい
る冷媒を吸い出して第1入口ポート62に接続されてい
る配管に回収することが可能になる。
【0039】図5は第3の実施例に係る圧力感応切換弁
のヒートポンプ式エアコンシステムへの適用例を示す図
である。図5において、図2に示した構成要素と同じ構
成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省
略する。この図5に示す構成は、冷房用熱交換器39の
冷媒出口が逆止弁81を介して四方弁32から暖房用熱
交換器33へ通じる配管に接続されている点で図2に示
した構成と異なっている。
【0040】ここで、このエアコンシステムが停止して
いるときは、冷媒配管内の圧力は等しいので、圧力感応
切換弁60の第1主弁69および第2主弁70はスプリ
ング71,72の付勢力により閉弁状態に維持され、ま
た、第1副弁77および第2副弁78も、スプリング7
9、80によってそれぞれ閉弁状態にあるので、第1入
口ポート62と第1出口ポート75との間および第2入
口ポート63と第2出口ポート76との間の通路は非連
通状態にある。
【0041】冷房モードで運転されるときは、四方弁3
2は破線で示した流路に切り換えられる。冷房モードで
は、コンプレッサ31によってアキュムレータ37から
吸引されて圧縮されたガス冷媒は、四方弁32を介して
室外熱交換器36に供給され、ここで凝縮された後、圧
力感応切換弁60の第1入口ポート62に入る。圧力感
応切換弁60は、高圧の液冷媒供給により、第1主弁6
9が開弁し、第2主弁70の閉弁をより確実なものにす
る。第1出口ポート75から出てきた液冷媒は、絞り3
8を介して冷房用熱交換器39に入り、ここで車室内空
気との熱交換により蒸発され、そのガス冷媒は逆止弁8
1、四方弁32を介してアキュムレータ37へ戻る。こ
のとき、逆止弁81の下流側は、低圧である。このた
め、第2入口ポート63の圧力は第2出口ポート76の
圧力よりも低くなり、その差圧によって第2主弁70に
設けられた第2副弁78が開弁する。これにより、暖房
用熱交換器33の中に冷媒が溜まっていた場合、その冷
媒が第2副弁78を介して第2入口ポート63へ流れる
ようになり、暖房用熱交換器33内の冷媒が回収される
ことになる。
【0042】次に、この冷房モードから暖房モードへ切
り換える場合、四方弁32は図示の実線で示した流路に
切り換えられる。コンプレッサ31から吐出されたガス
冷媒は、四方弁32を介して圧力感応切換弁60の第2
入口ポート63に供給される。これにより、圧力感応切
換弁60では、第2主弁70が開弁し、第1主弁69の
閉弁をより確実なものにする。第2出口ポート76から
出てきたガス冷媒は、暖房用熱交換器33に入り、ここ
で車室内空気との熱交換により凝縮され、その冷媒は絞
り34にて低温低圧となり、逆止弁35を介して室外熱
交換器36に供給され、ここで蒸発されたガス冷媒は、
四方弁32を介してアキュムレータ37に戻る。このと
き、逆止弁35の下流側は、低圧であるため、第1入口
ポート62の圧力は第1出口ポート75の圧力よりも低
くなり、その差圧によって第1主弁69に設けられた第
1副弁77が開弁する。これにより、冷房用熱交換器3
9の中に溜まっていた液冷媒が第1副弁77を介して第
1入口ポート62へ流れるようになり、冷房用熱交換器
39内の冷媒が回収されて、冷媒量の不足による暖房能
力の低下は生じない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、同一
の軸線上に対向配置された第1入口ポートおよび第2入
口ポートの下流側に第1弁座および第2弁座を形成し、
これら第1弁座および第2弁座の間の空間をダイヤフラ
ムで仕切り、そのダイヤフラムに第1弁座および第2弁
座に対向して弁体を固定した構成にした。これにより、
一方の入口ポートに導入された圧力をダイヤフラムが受
圧することで他方の入口ポートの弁座を圧接することに
より、他方の入口ポートを閉弁すると同時に一方の入口
ポートを開弁することが可能になるため、2つの電磁弁
で行っていた流体回路の切り換えを1つの部品で置換す
ることができ、しかも電気を使わないで回路を切り換え
ることができる。
【0044】また、本発明によれば、同一の軸線上に対
向配置された第1入口ポートおよび第2入口ポートの下
流側に第1弁座および第2弁座を形成し、これら第1弁
座および第2弁座の間に軸線方向に移動自在なピストン
を配置し、そのピストンの軸方向両端側に第1弁座およ
び第2弁座に対向する弁体を固定した構成にした。これ
により、一方の入口ポートに圧力が導入されることによ
り、そのポートが開弁し、他方のポートが自動的に閉弁
するようになり、2つの弁機能を持つ電気を使わない弁
を実現することができる。
【0045】さらに、本発明によれば、同一の軸線上に
対向配置された第1入口ポートおよび第2入口ポートの
下流側に第1弁座および第2弁座を形成し、これら第1
弁座および第2弁座の間に軸線方向に移動自在なピスト
ンを配置し、そのピストンの軸方向両端側に第1弁座お
よび第2弁座に当接するよう付勢された第1主弁および
第2主弁を備え、その第1主弁および第2主弁に第1出
口ポートおよび第2出口ポートから第1主弁および第2
主弁を介して第1入口ポートおよび第2入口ポートへの
流体の流通のみ許容する第1副弁および第2副弁を備え
るように構成した。これにより、一方の入口ポートに圧
力が導入されることにより、そのポートが開弁し、他方
のポートがさらに閉弁するよう作用する。また、閉弁さ
れた側の入口ポートがその出口ポートより低圧になるこ
とで、その主弁に設けられた副弁が開弁し、流体を逆流
させることを可能にするため、使用しない熱交換器に溜
まった流体を抜き出すことを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る圧力感応切換弁を示す
断面図である。
【図2】第1の実施の形態に係る圧力感応切換弁を適用
した車両用エアコンシステムの構成図である。
【図3】第2の実施例に係る圧力感応切換弁を示す断面
図である。
【図4】第3の実施例に係る圧力感応切換弁を示す断面
図である。
【図5】第3の実施例に係る圧力感応切換弁のヒートポ
ンプ式エアコンシステムへの適用例を示す図である。
【図6】ヒートポンプ式エアコンシステムを例示する第
1の構成図である。
【図7】ヒートポンプ式エアコンシステムを例示する第
2の構成図である。
【符号の説明】
10 圧力感応切換弁 11 第1入口ポート 12 第2入口ポート 13 第1弁座 14 第2弁座 15 ダイヤフラム 16 ボディ 17 Oリング 18 リテーナ 19,20 弁体 21 ピン 22 ワッシャ 23 Oリング 24 第1出口ポート 25 第2出口ポート 31 コンプレッサ 32 四方弁 33 暖房用熱交換器 34 絞り 35 逆止弁 36 室外熱交換器 37 アキュムレータ 38 絞り 39 冷房用熱交換器 40 圧力感応切換弁 41 ボディ 42 第1入口ポート 43 第2入口ポート 44 第1弁座 45 第2弁座 46 ピストン 47 Xリング 48 Oリング 49、50 弁体 51,52 リリーフポート 53 第1出口ポート 54 第2出口ポート 60 圧力感応切換弁 61 ボディ 62 第1入口ポート 63 第2入口ポート 64 第1弁座 65 第2弁座 66 ピストン 67 Xリング 68 Oリング 69 第1主弁 70 第2主弁 71,72 スプリング 73,74 弁体 75 第1出口ポート 76 第2出口ポート 77 第1副弁 78 第2副弁 79、80 スプリング 81 逆止弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H056 AA01 BB32 CA07 CB02 CD06 GG08 GG13 3H067 AA02 CC32 DD02 DD12 DD33 FF11 FF22 GG23 GG24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立した2つの流路を切り換え制御する
    圧力感応切換弁において、 同一の軸線上に対向配置された第1入口ポートおよび第
    2入口ポートと、 前記第1入口ポートおよび第2入口ポートの下流側に配
    置された第1弁座および第2弁座と、 前記第1弁座および第2弁座の間の空間を仕切るダイヤ
    フラムと、 前記ダイヤフラムに固定され、前記第1入口ポートまた
    は第2入口ポートに導入された圧力により前記第2弁座
    または第1弁座に圧接して閉弁する第1弁体および第2
    弁体と、 前記第1弁座および第2弁座の下流側に連通された第1
    出口ポートおよび第2出口ポートと、 を備えていることを特徴とする圧力感応切換弁。
  2. 【請求項2】 中央部が開口され、外周から内方に向か
    って前記第1入口ポートおよび第2入口ポートの軸線方
    向外方へ傾斜された面を有し、前記ダイヤフラムの辺縁
    を両側から挾持するリング状のリテーナを備えているこ
    とを特徴とする請求項1記載の圧力感応切換弁。
  3. 【請求項3】 独立した2つの流路を切り換え制御する
    圧力感応切換弁において、 同一の軸線上に対向配置された第1入口ポートおよび第
    2入口ポートと、 前記第1入口ポートおよび第2入口ポートの下流側に配
    置された第1弁座および第2弁座と、 前記第1弁座および第2弁座の間に形成されたシリンダ
    内に前記第1入口ポートおよび第2入口ポートの軸線方
    向に往復動自在に嵌挿されたピストンと、 前記第1弁座および第2弁座に対向するように前記ピス
    トンの軸線方向両端の面に固定され、前記第1入口ポー
    トまたは第2入口ポートに導入された圧力により前記第
    2弁座または第1弁座に圧接して閉弁する第1弁体およ
    び第2弁体と、 前記第1弁座および第2弁座の下流側に連通された第1
    出口ポートおよび第2出口ポートと、 を備えていることを特徴とする圧力感応切換弁。
  4. 【請求項4】 独立した2つの流路を切り換え制御する
    圧力感応切換弁において、 同一の軸線上に対向配置された第1入口ポートおよび第
    2入口ポートと、 前記第1入口ポートおよび第2入口ポートの下流側に配
    置された第1弁座および第2弁座と、 前記第1弁座および第2弁座の間に形成されたシリンダ
    内に前記第1入口ポートおよび第2入口ポートの軸線方
    向に往復動自在に嵌挿されたピストンと、 前記ピストンの軸線方向両端部にその軸線方向に往復動
    自在に遊挿配置され、前記第1弁座および第2弁座に当
    接するよう常時付勢されていて、前記第1入口ポートま
    たは第2入口ポートに導入された圧力により前記第1弁
    座または第2弁座から離れて開弁する第1主弁および第
    2主弁と、 前記第1弁座および第2弁座の下流側に連通された第1
    出口ポートおよび第2出口ポートと、 前記第1主弁および/または第2主弁の軸線位置に配置
    されて、前記第1出口ポートおよび/または第2出口ポ
    ートの側にある流体を前記第1主弁および/または第2
    主弁を介して第1入口ポートおよび/または第2入口ポ
    ートへ流通させることを可能にする副弁と、 を備えていることを特徴とする圧力感応切換弁。
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