JP3956166B2 - 中通し竿 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、釣り竿、特に、外周面にリールを装着可能であり内部を前記リールからの釣糸が通過可能な中通し竿に関する。
【0002】
【従来の技術】
中通し竿は、釣り用リールからの釣糸が通過可能な釣糸通路を内部に有するとともに、手元側に釣糸を釣糸通路に導入するための糸導入孔が設けられている。釣糸通路は、糸導入孔より穂先側の竿体の内部に設けられている。また、竿体の先端にはトップガイドが設けられている。このような中通し竿では、リールからの釣糸は糸導入孔を通して竿体内部の釣糸通路に導入され、さらに竿体先端のトップガイドから外部に導出される。
【0003】
この種の中通し竿、特に並継形式の中通し竿では、竿体内部の釣糸通路に釣糸を通す作業の効率化が求められている。すなわち、振出形式の中通し竿では、一度釣糸を釣糸経路に通せば、リールを装着し釣糸を通したままの状態で収納可能である。しかし、並継形式の中通し竿の場合、収納の都度釣糸を釣糸経路から取り出さなければ竿体を分解できないからである。
【0004】
中通し竿において、釣糸を効率良く釣糸通路に通す際には、ワイヤ等からなる糸通し具が用いられている。糸通し具はリールから繰り出された釣糸の先端に装着され、糸通し具を糸導入孔から釣糸通路に入れてトップガイドから取り出すことで釣糸を釣糸通路に通している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の並継形式の中通し竿では、糸導入孔が形成された竿体の穂先側に設けられた釣糸通路の後端部が糸導入孔より竿先側に配置されているので、糸通し具を糸導入孔から釣糸通路に入れにくい。このため、釣糸を釣糸通路に通す作業が行いにくい。
【0006】
本発明の課題は、糸導入孔から釣糸通路への釣糸の挿通作業を行いやすくすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
発明1に係る中通し竿は、外周面にリールを装着可能であり内部を前記リールからの釣糸が挿通可能な中通し竿であって、先端部の外周面に内部に釣糸を導入するための糸導入孔が形成された第1竿体と、前記第1竿体の先端部に並継ぎ形式で連結され、連結されたときに前記糸導入孔の先端部より竿元側に後端部が配置された第2竿体とを備え、前記第2竿体は、先細り筒状の竿本体と、前記竿本体の後端部に着脱自在に嵌め込まれた筒状の尻栓部と、前記尻栓部に後端が固定され前記竿本体の内部に同芯に配置され内部を釣糸が通過可能な筒状部材と、前記筒状部材の内部に軸方向に間隔を隔てて配置され釣糸を案内する釣糸ガイドと、前記筒状部材を前記竿本体に保持させるための複数の保持部材とを有する釣糸通路とを有し、前記第1竿体の外周面には、前記糸導入孔より竿元側においてリールからの釣糸を糸導入孔に案内するための釣糸案内部を有し、前記釣糸案内部が、前記糸導入孔の後端からの距離を設けた釣糸ガイドであり、前記釣糸ガイドの内径が前記糸導入孔の幅より小さい、竿体である。
【0008】
この中通し竿では、2つの竿体を並継ぎ形式で連結すると、第2竿体の後端部が糸導入孔の先端部より竿元側に位置し糸導入孔から見える位置に配置される。このため、釣糸を釣糸通路に通す際に糸通し具の第2竿体の釣糸通路に通しやすくなり、釣糸の挿通作業が行いやすくなる。また、第1竿体の外周面には、糸導入孔より竿元側においてリールからの釣糸を糸導入孔に案内するための釣糸案内部を、糸導入孔の後端からの距離を設けてさらに備えているので、釣糸が確実に糸導入孔に案内され、釣糸の摺動抵抗が少なくなり釣糸がスムーズに案内されると共に、釣糸ガイドの内径が糸導入孔の幅より小さいので、釣糸が糸導入孔の左右の両縁に接触しにくくなり、一層釣糸がスムーズに案内される。
【0009】
さらに、第2竿体は、先細り筒状の竿本体と、竿本体の後端部に着脱自在に嵌め込まれた筒状の尻栓部と、尻栓部に後端が固定され竿本体の内部に同芯に配置され内部を釣糸が通過可能な筒状部材と筒状部材の内部に軸方向に間隔を隔てて配置され釣糸を案内する釣糸ガイドと筒状部材を竿本体に保持させるための複数の保持部材とを有する釣糸通路とを有している。この場合には、第2竿体が第1竿体に連結されたとき、尻栓部の後端部が糸導入孔の先端部より竿元側に配置されるので、糸通し具をより通しやすくなる。
発明2に係る中通し竿は、発明1に記載の竿において、糸導入孔は外周面に長手方向が軸方向に沿った長円形状に形成されている。この場合には、糸導入孔が長円形状であるので、リールから斜めに導入される釣糸が糸導入孔に接触しにくい。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1において、本発明の一実施形態による中通し竿は、元竿1と、元竿1の穂先側に並継ぎ形式で連結される中間竿2と、中間竿2の穂先側に並継ぎ形式で連結される穂先竿3と、穂先竿3の先端に着脱自在に装着されるトップガイド4とを備えている。各竿1〜3は、先細り筒状に形成されており、たとえばガラス繊維、炭素繊維等の高強度繊維基材に樹脂を含浸させたプリプレグを先細りテーパ形状のマンドレルに巻き付け焼成することで得られる。
【0012】
元竿1の竿元側には中通し竿を操作するためのグリップ10が形成され、グリップ10の竿先側には、たとえばスピニングリール12を装着するためのリールシート11が取り付けられている。このリールシート11は、竿尻部からリールシート11の先端位置までの距離Dが800mm〜860mmの間になるように元竿1に取り付けられている。なお、このリールシート11は、工場で製造時に取り付ける他、釣り人が使用前に自分の好みに応じて取り付けてもよい。
【0013】
中間竿2は、後端部が元竿1の先端部に挿入固定可能である。中間竿2の竿先部には糸導入孔15が形成されている。糸導入孔15はリール12からの釣糸14を内部に導入するための孔である。糸導入孔15は、中間竿2の先端から、図2及び図3に示すように、たとえば90mmの位置に幅W6.5mm、長さL60mmの長円形状に形成されている。
【0014】
糸導入孔15の竿元側には、図1に示すようにリール12からの釣糸14を糸導入孔15に案内するための第1及び第2釣糸ガイド16,17が軸方向に並べて配置されている。第1釣糸ガイド16は、図2及び図3に示すように、ガイドフレーム20と、ガイドフレーム20に嵌め込まれたガイドリング21とを有している。ガイドフレーム20は金属製の部材であり、ガイドリング21が嵌め込まれるリング部20aと、リング部20aの前方で中間竿2の表面に固定されそこから2股に分かれてリング部20aの両側部に延びる前固定部20bと、リング部20aの後方で中間竿2の表面に固定されそこから2股に分かれてリング部20aの下部に延びる後固定部20cとを有している。ガイドリング21はアルミナやシリコンカーバイト等の硬質セラミック製のリング部材であり、ガイドリング21の内径d1は糸導入孔15の幅Wより小さく、たとえば5mmである。また中間竿2の表面からガイドリング21の中心位置までの距離h1は、たとえば8mmである。
【0015】
第2釣糸ガイド17は、第1釣糸ガイド16と同様の構造であるが、全体的に第1釣糸ガイド16より大きい。第2釣糸ガイド17のガイドリングの内径は、たとえば12mmであり、中間竿2の表面からガイドリングの中心位置までの距離は、たとえば23.5mmである。
糸導入孔15の後端から第1釣糸ガイド16までの距離L1と、糸導入孔15の後端から第2釣糸ガイド16間での距離L2と、元竿1と中間竿2との連結した状態で糸導入孔15の後端からリールシート11の先端位置までの距離L3との距離の比は、1:6:70〜1:20:100の間の値が望ましい。このような数値に各部を配置すると、リール12から釣糸14が螺旋状に繰り出された後波うっても元竿1や中間竿2の表面に接触しにくくなるとともに、糸導入孔15の後縁に釣糸14が接触しにくくなる。また、第1釣糸ガイド16の内径が糸導入孔15の幅Wより小さいので、釣糸14が糸導入孔15の左右の両縁に接触しにくくなる。このように釣糸14が糸導入孔15の縁部に接触しないと、釣糸14に作用する摺動抵抗が小さくなり、釣糸14をスムーズに内部に導入することができる。
【0016】
中間竿2の内部において糸導入孔15の後端部には、中間竿2の竿元側への水の侵入を防止するための水止め栓25が装着されている。水止め栓25は、たとえば合成ゴム製であり、中間竿2の内部に弾性を利用して固定されている。水止め栓25の竿先側の中心部には装着穴25aが形成されている。水止め栓25は、装着穴25aに棒状の装着治具の先端を挿入して、装着治具を中間竿2の先端部から挿入することで製造時に中間竿2の内部の所定位置に装着される。このようにな水止め栓25により中間竿2の内部への水の侵入を防止することで、中間竿2と元竿1との固着や内部への異物の侵入防止できる。
【0017】
穂先竿3は、後端部が中間竿2の先端部に挿入固定可能である。図2及び図3に示すように、穂先竿3を中間竿2に挿入固定すると、穂先竿3の後端部は糸導入孔15の先端部より竿元側に位置する。穂先竿3は、図2及び図4に示すように、先細り筒状の竿本体30と、竿本体の後端部に着脱自在に嵌め込まれた筒状の尻栓部31と、尻栓部31に後端が着脱自在に嵌め込まれた釣糸経路となる内挿体32とを有している。
【0018】
竿本体30は、先細り筒状に形成されており、その先端にトップガイド4が装着されている。竿本体30の後端部内周面には雌ねじ部30aが形成されており、そこに尻栓部31がねじ込まれている。
尻栓部31は、たとえばチタン合金等の軽量金属製のフランジ筒状部材であり、その先端部外周面に雌ねじ部30aと螺合する雄ねじ部31aが形成されている。また、後端部には竿本体30の後端部の外径よりやや小さい外径の大径部31bが形成されており、大径部31bと竿本体30の後端との間にOリング33が装着されている。尻栓部31の後端部内周面には内挿体32に連通する先細りテーパ孔31cが形成されており、テーパ孔31cの後端部と先端部とには硬質セラミック製のガイドリング34,35がそれぞれはめ込み固定されている。ガイドリング34の内径はガイドリング35の内径より大きい。尻栓部31の先端部内周面にはテーパ孔31cの後端部より大径の雌ねじ部31dが形成されている。この尻栓部31の後端部は、穂先竿3を中間竿2に挿入固定したとき、糸導入孔15の先端部より竿元側に位置する。
【0019】
内挿体32は、尻栓部31にねじ込み固定される筒状のライナーリング36と、ライナーリング36に固定されたパイプ状のライナー37と、ライナー37の内部に軸方向に間隔を隔てて配置された硬質セラミック製の複数のガイドリング38と、ガイドリング38の間に配置された複数のスペーサリング39と、ライナー37と竿本体30の内周面の間に軸方向に間隔を隔てて配置された複数の弾性リング40とを有している。
【0020】
ライナーリング36は筒状の部材であり、後端部外周面に尻栓部31の雌ねじ部31dに螺合する雄ねじ部36aが形成されている。また、内周面にライナー37の後端部が接着固定されている。
ライナー37は、半透明の可撓性を有する合成樹脂製パイプ部材であり、その先端は竿本体30の先端よりやや竿元側に位置している。ライナー37の先端部には小径の段差部37aが形成されており、そこに先端側のガイドリング38が装着されている。
【0021】
ガイドリング38は、耐磨耗性を有し内周面が滑らかなセラミック製のリング部材である。ガイドリング38は、釣糸14を抵抗を少なく案内するためのものであり、その内径はガイドリング35と同じか小さい。
スペーサリング39は、ガイドリング38の間隔を隔てて配置するために装着されており、その内径はガイドリング38の内径より大きい。
【0022】
複数の弾性リング40は、ゴム等の弾性部材で構成されている。弾性リング40は、ライナー37を竿本体30に固定するために設けられており、先細り筒状の竿本体の内径に合わせて先端側の外径が徐々に小さくなるように形成されている。弾性リング40は、ライナー37の外周面に接着固定されている。また、弾性リング40の固定位置はガイドリング38の位置とずれて配置されている。この弾性リング40により竿本体30のしなりにライナー37がしなり、竿本体30にライナー37の中間部分が接触しにくくなる。
【0023】
ライナー37の先端部は、竿本体30の先端部に位置しており、隙間Sが小さくなり弾性リング40を配置できない。この隙間Sは0.5mm以下と小さく設定されている。この隙間Sが小さいため、ライナー37と竿本体30とがキャスティング時等にしなって衝突しても大きな衝突音は生じにくい。
この内挿体32を製造する際には、まず、ライナーリング36とライナー37とを接着固定し、ライナー37の内部にガイドリング38とスペーサリング39とを交互に装着する。そして、尻栓部31をライナーリング36にねじ込み、最後にライナー37の外周に弾性リング40を間隔を隔てて装着固定して内挿体32を完成する。そしてこのようにして得られた内挿体32と尻栓部31との組立体を竿本体30の後端部にOリング33を挟んでねじ込みことで穂先竿3が完成する。
【0024】
トップガイド4は、図4に示すように、穂先竿3の竿本体30の先端に嵌合固定される装着筒部41と、装着筒部41の穂先側に配置された第1筒部42と、第1筒部42の穂先側に配置された第2筒部43とを備えている。これらの筒部の外周面は滑らかに連続しており後端部(竿元側)にいくに従い小径になっている。
【0025】
第1筒部42は装着筒部41にねじにより着脱自在に装着されている。また、第2筒部43は第1筒部にねじにより着脱自在に装着されている。これらの締結部は、軸方向に重畳して配置されている。第1筒部42の先端部及び第2筒部43の先端部にはそれぞれ硬質セラミック製のガイドリング45,46がはめ込み固定されている。また、第2筒部43の周面には、周方向に間隔を隔てて4つの水抜き孔43aが形成されている。
【0026】
このような構成の中通し竿では、リール12から繰り出された釣糸14を内挿体32に通す際には、3本の竿1〜3を並継ぎし、釣糸14の先端に糸通し具を装着し、糸通し具の先端を2つの釣糸ガイド16,17を通過させて尻栓部31のガイドリング34に挿入する。このとき穂先竿3の後端部、すなわち尻栓部31は糸導入孔15の先端部より竿元側に位置しているので、糸通し具をガイドリング34に挿入するのは容易である。そして、糸通し具を徐々に穂先側に押し込むと、その先端がトップガイド4から出てくる。トップガイド4から糸通し具の先端が出てくると、それを指で摘んで引き出し釣糸14をトップガイド4から取り出す。ここでは、穂先竿3の後端部が糸導入孔15の先端部より竿元側に位置しているので、釣糸の挿通作業が容易である。
【0027】
キャスティング時や仕掛けに魚がかかって巻き取る時に竿体がしなると、釣糸がガイドリング38に接触して案内される。このため、接触抵抗が少なくなり釣糸の付着も少なくなる。また竿本体30がしなると、それとともに弾性リング40によって竿本体30内部に固定されたライナー37もしなる。しかし、先端部分に弾性リング40を配置するのは無理なためライナー37の先端は片持ち支持になっており、先端側の弾性リング40より穂先側はしならない。このため、ライナー37の先端が竿本体30に衝突する。しかし、ライナー37の外周面と竿本体30の内周面との隙間が0.5mm以下のため、ライナー37の衝突時の衝突距離が小さくなり大きな音は発生せず、音の発生を小さく抑えることができる。しかも、ライナー37が合成樹脂製であるため、ライナー37が衝突しても大きな音が生じにくい。
【0028】
また、異物が内挿体32の内部に堆積したときには、尻栓部31を、たとえば反時計回りに回して竿本体30から取り外す。すると内挿体32が尻栓部30とともに竿本体30から出てくる。そして尻栓部31をライナーリング36から取り外し内挿体32単体にする。この状態で異物の堆積状態をライナー37の外部から確認して、たとえばガイドリング38の内径より小径の棒状の清掃具を内挿体32の穂先側(先端側)又は竿元側(後端側)から挿入して異物を取り出し清掃する。とくに汚れがひどい場合には、たとえば、ガイドリング38及びスペーサリング39の内径よりは大きく段差37aの内径よりは小さい棒状の取り出し具をライナー37の穂先側から挿入し、ガイドリング38とスペーサリング39とを押し出してライナー37から取り出せばよい。このようにしてガイドリング38とスペーサリング39とを取り出せば、その前後に堆積した異物も両リング38,39とともに押し出される。このため、内挿体32の内部をより確実に清掃できる。
【0029】
〔他の実施形態〕
(a)前記実施形態では、尻栓部31を糸導入孔15の先端部より竿元側に位置させたが、尻栓部が装着されていない竿の場合には、竿の後端部が糸導入孔15の先端部より竿元側に位置させればよい。
(b)前記実施形態では3本継ぎの並継ぎ形式の中通し竿を例に説明したが、継ぎ数は3本に限定されるものではない。
【0030】
(c)前記実施形態では糸導入孔とリールシートとが異なる竿に設けられたが、これらは同一の竿に設けられていてもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、2つの竿体を並継ぎ形式で連結すると、第2竿体の後端部が糸導入孔の先端部より竿元側に配置される。このため、釣糸を釣糸通路に通す際に糸通し具の第2竿体の釣糸通路に通しやすくなり、釣糸の挿通作業を行いやすくなる。また、第1竿体の外周面には糸導入孔より竿元側においてリールからの釣糸を糸導入孔に案内するための釣糸案内部を、糸導入孔の後端からの距離を設けてさらに備えているので、釣糸が確実に糸導入孔に案内され、釣糸の摺動抵抗が少なくなり釣糸がスムーズに案内される。さらに、釣糸ガイドの内径が糸導入孔の幅より小さいので、釣糸が糸導入孔の左右の両縁に接触しにくくなり、一層釣糸がスムーズに案内される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による中通し竿の側面図。
【図2】その糸導入孔付近の断面拡大図。
【図3】その糸導入孔付近の平面拡大図。
【図4】そのトップガイド付近の断面拡大図。
【符号の説明】
1 元竿
2 中間竿
3 穂先竿
12 スピニングリール
14 釣糸
15 糸導入孔
16 第1釣糸ガイド
17 第2釣糸ガイド
30 竿本体
31 尻栓部
32 内挿体
36 ライナーリング
37 ライナー
38 ガイドリング

Claims (2)

  1. 外周面にリールを装着可能であり内部を前記リールからの釣糸が挿通可能な中通し竿であって、
    先端部の外周面に内部に釣糸を導入するための糸導入孔が形成された第1竿体と、
    前記第1竿体の先端部に並継ぎ形式で連結され、連結されたときに前記糸導入孔の先端部より竿元側に後端部が配置された第2竿体とを備え、
    前記第2竿体は、先細り筒状の竿本体と、前記竿本体の後端部に着脱自在に嵌め込まれた筒状の尻栓部と、前記尻栓部に後端が固定され前記竿本体の内部に同芯に配置され内部を釣糸が通過可能な筒状部材と、前記筒状部材の内部に軸方向に間隔を隔てて配置され釣糸を案内する釣糸ガイドと、前記筒状部材を前記竿本体に保持させるための複数の保持部材とを有する釣糸通路とを有し、
    前記第1竿体の外周面には、前記糸導入孔より竿元側においてリールからの釣糸を糸導入孔に案内するための釣糸案内部を有し、前記釣糸案内部が、前記糸導入孔の後端からの距離を設けた釣糸ガイドであり、前記釣糸ガイドの内径が前記糸導入孔の幅より小さい、中通し竿。
  2. 前記糸導入孔は前記外周面に長手方向が軸方向に沿った長円形状に形成されている、請求項1に記載の中通し竿。
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