JP6488438B2 - 釣竿 - Google Patents
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Description
同じく各竿体の外周部に複数個の釣糸の外ガイドを固定した外ガイド付のの釣竿として、使用しない場合は各竿体はバラバラに結束収納し、使用時には各竿体の連結部で各竿体の竿元側と穂先側を連結し、一本の長い釣竿を構成する並継式釣竿がある。この並継式釣竿はコンパクトではないが、硬く反発力があり大物釣りや遠投用に好まれている。
釣糸が絡まる原因の多くは外ガイドにあるため、外ガイドのない釣竿が開発され、竿元側から竿体の内部に釣糸を通し、穂先から釣糸を引き出す中通し式の釣竿が販売されている。
しかしながら、中通し式の釣竿にも課題がある。釣糸の挿通が難しい、釣り糸が濡れると釣糸が竿体の内壁に絡まり釣糸の出が悪くなり棚まで落とすのに時間がかかる、振出式の竿体を収納するときに竿体と竿体の間に釣り糸が挟まり竿体を収納できなく成り、無理に収納しようすると竿体を損傷してしまう不具合が生じる、竿体内部を水、塩水、ゴミが付着した釣糸が通過するので竿体内部が汚染される、しかし、竿体内部を洗浄するのが困難である等、管理上の問題もあった。
最近、前記課題を解決する釣竿として、中通し式竿体で穂先側を構成し外ガイド付の竿体で竿元側を構成した振出式釣竿も公表されているが、中通し式釣竿の課題である竿体内部の汚染や、竿体内部の洗浄の困難さ、釣糸が竿体の内壁に絡まる可能性等は解消されていない。
複数本の竿体を連結した釣竿であって、
第1の竿体の竿元側に第2の竿体の穂先側を挿入して連結する連結部を有し、
前記連結部の穂先側側面に釣糸導入孔を設け、
前記第2の竿体の穂先側先端部の竿体内部に止水栓を設け、
前記第1の竿体と前記第2の竿体は前記連結部で着脱可能に連結し、
各竿体を連結した状態で前記釣糸導入孔から穂先まで竿体内部は釣糸を
挿通可能な中空に形成されており、
前記釣糸導入孔より竿元側に接続される竿体は釣糸を挿通可能な外ガイドを
外周部に配設した
ことを特徴とする。
複数本の竿体を連結した釣竿であって、
第1の竿体の竿元側先端部の竿体内部に止水栓を設け、
前記止水栓より穂先側の竿体側面から竿元側端部まで切り欠いた第1
の釣糸導入孔を設け、
第2の竿体の穂先側に前記第1の竿体の竿元側を挿入して連結する連結部を
設け、
前記連結部に前記第1の竿体を挿入した状態で第1の釣糸導入孔と連通する
ように連結部側面に第2の釣糸導入孔を設け、
前記第1の竿体と前記第2の竿体は前記連結部で着脱可能に連結し、
各竿体を連結した状態で前記第2の釣糸導入孔から穂先まで竿体内部は釣糸
を挿通可能な中空に形成されており、
前記釣糸導入孔より竿元側に接続される竿体は釣糸を挿痛可能な外ガイドを
外周部に配設した、
ことを特徴とする。
請求項1または請求項2に記載のいずれかの釣竿であって、
前記第1の竿体は、開口した穂先を有する最も穂先側の竿体である
ことを特徴とする。
請求項1または請求項2に記載のいずれかの釣竿であって、
第1の竿体から穂先側の釣竿は複数本の竿体を振出式で連結する中通し式の振出式釣竿、
または、
第2の竿体から竿元側の釣竿は複数本の竿体を振出式で連結する外ガイド付の振出式釣竿、
または、
第1の竿体から穂先側の釣竿は複数本の竿体を振出式で連結する中通し式の振出式釣竿とするとともに、第2の竿体から竿元側の釣竿は複数本の竿体を振出式で連結する外ガイド付の振出式釣竿、
の いずれか1つの釣竿であることを特徴とする。
また、本願記載の請求項5の釣竿は、
請求項1または請求項2に記載のいずれかの釣竿であって、
第1の竿体は開口した穂先を有する最も穂先側の竿体で、
第2の竿体から竿元側の釣竿は複数本の竿体を振出式で連結する外ガイド付の振出式釣竿、
とすることを特徴とする。
また、竿元から穂先側の手前の竿体まで外ガイドに釣糸を通しており、竿元から穂先まで竿体内部を釣糸が挿通する一般的な中通し式の釣竿と比べて、釣糸導入孔から穂先の開口部までの距離は遥かに短く、竿体内部に釣糸を挿通する障害物も無いため、釣糸の挿通が容易である。釣糸導入孔の直ぐ竿元側の竿体内部には止水栓を設けているため、釣糸に付着した水、塩水、ゴミは水や塩水と共に釣糸導入孔から外に排出され、止水栓よりも竿元側の竿体内部に浸入するのを防止でき、竿体内部が汚染されるのを防止できる。また、穂先側の竿体は竿元側の竿体と容易に着脱できるので、穂先側の中通し式の竿体を竿元側の竿体から取り外し、竿体内部を穂先の開口部と竿元側の開口部または釣糸導入孔間で容易に洗浄することが出来る等、管理上の優れた効果も有する。
図2 明の第1の実施例に係る連結部の一例の一部を拡大して示す模式図である。
図3 本発明の第1の実施例に係る連結部の一例の一部を拡大して示す模式図で
連結管を使用している。
図4 連結部の一例の一部を拡大して示す模式図である。
図5 連結部の一例の一部を拡大して示す模式図で連結管を使用している。
図6 本発明の第2の実施例に係る連結部の一例の一部を拡大して示す模式図である。
図7 本発明の第2の実施例に係る連結部の一例の一部を拡大して示す模式図で連結管
を使用している。
釣糸導入孔51は、軸方向(釣竿1の長手方向)の内径が周方向の内径より長い長円状に形成されている。そして、釣糸導入孔51の開口部は、釣糸Lとの摩擦による損耗を防止すべく、開口部に適合する長円状をなし、金属、樹脂等の材料で形成された補強部材の嵌着等の加工がなされている。なお、釣糸導入孔51は長円形に限らず、円形、楕円形等適宜設計することが可能であるが、長円形としたほうが、釣糸Lが釣糸導入孔51を通るときの抵抗を小さくできる。
前記釣糸導入孔51は、非常に重要な部材であり、釣糸Lが数え切れないくらい往復に流通するので、磨耗に対して十分な強度と構造とする必要がある。1番竿11は振出式の竿を構成せず2番竿と着脱自在な構成とすることは、釣糸導入孔51を必要な厚さと大きさを有する構造とすることができ、材料も硬度等の優れたものを選択できるメリットがある。
この釣糸導入孔52は、前記釣糸導入孔51と同様な形状、材質、構造としている。
前記連結部22に1番竿11を挿入した状態において、1番竿11の釣糸導入孔54と連通するように2番竿12の連結部22の側面に釣糸導入孔53を設けている。釣糸導入孔54は釣糸導入孔53より大きくすることが望ましい。1番竿11を接合部22に挿入した場合に釣糸導入孔54と釣糸導入孔53を重畳させる印として、1番竿11の外周と連結部22の外周に夫々の釣糸導入孔54,53の位置を示す接合マーク41、42が印されている。前記止水栓31は前記釣糸導入孔53より竿元側の直近に配設されている。
なお、2番竿の穂先側に取付けられる釣糸Lの外ガイド2は、抜け落ちる心配がないので2番竿12に固着されていない。
いずれの場合も、釣竿を中通し式振出釣竿と外ガイド付の振出釣竿の2組の竿体としてコンパクトに収納できる。
また、上述の釣竿1は、従来の中通し式の釣竿と比べ、竿体10の引き出し及び収納の際に、釣糸Lが竿体10内で釣糸L自体が絡まったり、連結する竿体と竿体の隙間に釣糸Lが噛み込むというトラブルの発生は無く、各竿体10の引き出し及び収納作業が容易である等の効果を奏する。釣糸Lが海水に濡れた場合等の竿体10内部に釣糸Lが張り付き難く、餌を釣棚まで落下させる速度においても有効である。
2 外ガイド
3 リール
L 釣糸
10 竿体
11,12,…,16 1番竿、2番竿、・・・、6番竿
20 穂先先端部
21 1番竿の連結部
22 2番竿の連結部
31 1番竿の止水栓
32 2番竿の止水栓
41 1番竿側の接合マーク
42 2番竿側の接合マーク
51 1番竿接合部の釣糸導入孔
52 2番竿接合部の釣糸導入孔
53 2番竿接合部の釣糸導入孔
54 1番竿の釣糸導入孔
121 1番竿の連結管
122 2番竿の連結管
151 1番竿の釣糸導入孔
152 2番竿の釣糸導入孔
153 連結管の釣糸導入孔
154 連結管の釣糸導入孔
155 連結管の釣糸導入孔
Claims (5)
- 複数本の竿体を連結した釣竿であって、
第1の竿体の竿元側に第2の竿体の穂先側を挿入して連結する連結部を有し、
前記連結部の穂先側側面に釣糸導入孔を設け、
前記第2の竿体の穂先側先端部の竿体内部に止水栓を設け、
前記第1の竿体と前記第2の竿体は前記連結部で着脱可能に連結し、
各竿体を連結した状態で前記釣糸導入孔から穂先まで竿体内部は釣糸を
挿通可能な中空に形成されており、
前記釣糸導入孔より竿元側に接続される竿体は釣糸を挿通可能な外ガイドを
外周部に配設した
ことを特徴とする釣竿。 - 複数本の竿体を連結した釣竿であって、
第1の竿体の竿元側先端部の竿体内部に止水栓を設け、
前記止水栓より穂先側の竿体側面から竿元側端部まで切り欠いた第1
の釣糸導入孔を設け、
第2の竿体の穂先側に前記第1の竿体の竿元側を挿入して連結する連結部を
設け、
前記連結部に前記第1の竿体を挿入した状態で第1の釣糸導入孔と連通する
ように連結部側面に第2の釣糸導入孔を設け、
前記第1の竿体と前記第2の竿体は前記連結部で着脱可能に連結し、
各竿体を連結した状態で前記第2の釣糸導入孔から穂先まで竿体内部は釣糸
を挿通可能な中空に形成されており、
前記釣糸導入孔より竿元側に接続される竿体は釣糸を挿通可能な外ガイドを
外周部に配設した、
ことを特徴とする釣竿。
- 請求項1または請求項2に記載のいずれかの釣竿であって、
前記第1の竿体は、開口した穂先を有する最も穂先側の竿体である
ことを特徴とする釣竿。 - 請求項1または請求項2に記載のいずれかの釣竿であって、
第1の竿体から穂先側の釣竿は複数本の竿体を振出式で連結する中通し式の振出式釣竿、
または、
第2の竿体から竿元側の釣竿は複数本の竿体を振出式で連結する外ガイド付の振出式釣竿、
または、
第1の竿体から穂先側の釣竿は複数本の竿体を振出式で連結する中通し式の振出式釣竿とするとともに、第2の竿体から竿元側の釣竿は複数本の竿体を振出式で連結する外ガイド付の振出式釣竿、
の いずれか1つの釣竿であることを特徴とする釣竿。 - 請求項1または請求項2に記載のいずれかの釣竿であって、
第1の竿体は開口した穂先を有する最も穂先側の竿体で、
第2の竿体から竿元側の釣竿は複数本の竿体を振出式で連結する外ガイド付の振出式釣竿、
とすることを特徴とする釣竿。
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