JP3948233B2 - 積層型電子部品及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は積層型電子部品、特に、高周波電気回路を内蔵している積層型電子部品及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の積層型電子部品として、従来より、図7に示す構成の積層型LCフィルタ1が知られている。LCフィルタ1は、2段のLCバンドパスフィルタであり、インダクタ電極4a,4b,5a,5bをそれぞれ表面に設けた絶縁シート2と、コンデンサ電極8a,8b,9a,9bをそれぞれ表面に設けた絶縁シート2と、シールド電極10,11をそれぞれ表面に設けた絶縁シート2と、結合コンデンサ電極12を表面に設けた絶縁シート2等にて構成されている。
【0003】
インダクタ電極4a,4b,5a,5bは、その一端がシート2の手前側の辺に露出している。インダクタ電極4a,4b,5a,5bの他端部6a,6b,7a,7bは幅広になっており、この幅広部6a〜7bはコンデンサ電極としても機能する。インダクタ電極4a,4bの中央部からそれぞれ延在している入力引出し電極14a,14bは、シート2の左辺に露出している。 インダクタ電極5a,5bの中央部からそれぞれ延在している出力引出し電極15a,15bは、シート2の右辺に露出している。
【0004】
コンデンサ電極8a,8b,9a,9bは、その一端がシート2の奥側の辺に露出している。コンデンサ電極8a,8bは、インダクタ電極4a,4bの幅広部6a,6bに対向し、コンデンサC1を形成する。コンデンサC1は、インダクタ電極4a,4bにて構成された2重構造のインダクタL1とともにLC並列共振回路を形成し、第1段のLC共振器Q1を構成する。 コンデンサ電極9a,9bは、インダクタ電極5a,5bの幅広部7a,7bに対向し、コンデンサC2を形成する。コンデンサC2は、インダクタ電極5a,5bにて構成された2重構造のインダクタL2とともにLC並列共振回路を形成し、第2段のLC共振器Q2を構成する。
【0005】
結合コンデンサ電極12は、幅広部6a〜7bに対向して結合コンデンサCs1を形成する。広面積のシールド電極10,11は、それぞれの引出し部10a〜10j,11a〜11jがシート2の四辺に露出している。
【0006】
以上の構成からなる各シート2は図7に示すように順に積み重ねられ、一体的に焼成されることにより、図8に示す積層体15とされる。次に、図9に示すように、積層体15の手前側および奥側の側面に、それぞれディップ法で導電性ペーストを付与して焼付けることによって側面グランド外部電極18,19を形成する。このとき、側面グランド外部電極18,19の折り返し部18a,19aが、積層体15の上下面並びに左右の端面に形成される。側面グランド外部電極18には、インダクタ電極4a〜5bの一端とシールド電極10,11の引出し部10a〜10c,11a〜11cとが接続される。側面グランド外部電極19には、コンデンサ電極8a〜9bの一端とシールド電極10,11の引出し部10f〜10h,11f〜11hとが接続される。
【0007】
この後、図10に示すように、積層体15の左右の端面に、それぞれ転写印刷法で導電性ペーストを付与して焼付けることによって入力外部電極16、出力外部電極17、並びに、端面グランド外部電極20〜23を形成する。このとき、外部電極16,17,20〜23の折り返し部16a,17a,20a〜23aが積層体15の上下面に形成される。端面グランド外部電極20,21は側面グランド外部電極18に電気的に接続し、端面グランド外部電極22,23は側面グランド外部電極19に電気的に接続している。入力外部電極16には、入力引出し電極14a,14bが接続され、出力外部電極17には出力引出し電極15a,15bが接続される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、外部電極16〜23の折り返し部16a〜23aは、平面視で、積層体15内の電極4,5等と重なることなどによりLCフィルタ1の特性に影響を与える。従って、折り返し部16a〜23aの形状のばらつきは、LCフィルタ1の電気特性のばらつきを招く。しかし、従来のLCフィルタ1のように、折り返し部16a〜23aを外部電極16〜23と同時に形成すると、折り返し部16a〜23aの形状を安定させることが難しく、ばらつきが大きかった。このため、従来のLCフィルタ1は電気特性がばらつき易いという問題があった。
【0009】
また、積層型電子部品においては、絶縁シートと内部電極との密着強度が弱く、図7に示すように、広面積のシールド電極10,11を積層する場合には、積層体15のデラミネーション対策のためにシールド電極10,11の引出し部10a〜10j,11a〜11jの間に開口部が形成されている。つまり、相対的にデラミネーションが発生し易い絶縁シート縁部のシールド電極10,11と絶縁シートとの接触面積を減らし、絶縁シート同士の接触面積を増やしている。特に、積層体15の角部は、焼成時に内部応力が加わり易く、デラミネーションが発生し易いため、シールド電極10,11の引出し部10jと10aの間、引出し部11jと11aの間等には大きな開口部が設けられている。
【0010】
ところが、このような開口部を設けると、開口部から電界や磁界が漏れ、電気特性劣化(放射損)の原因となる。そこで、従来のLCフィルタ1は、図11に示すように、開口部を外部電極20〜23の折り返し部20a〜23aにて塞いでいた。しかし、折り返し部20a〜23aは形状ばらつきが大きく、また、大きさに限界があることなどから、折り返し部20a〜23aにて安定してかつ完全に開口部を覆うことは困難であった。
【0011】
さらに、LCフィルタ1をプリント基板に実装するために必要な大きさの折り返し部16a,17a,20a〜23aを一定の大きさで形成するには、外部電極16,17,20〜23の加工条件が厳しくなり、作業性が悪くなる。
【0012】
そこで、本発明の目的は、外部電極の折り返し部分の寸法のばらつきが少なく、安定した電気特性が得られる積層型電子部品及びその製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段および作用】
前記目的を達成するため、本発明に係る積層型電子部品は、
(a)絶縁層と内部回路要素とシールド電極層とを積み重ねて構成した積層体と、
(b)前記積層体の表面に設けられた入力外部電極および出力外部電極と、
(c)前記積層体の表面に設けられ、前記シールド電極層の複数の引出し部に電気的に接続されたグランド外部電極とを備え、
(d)前記入力外部電極および出力外部電極のそれぞれが、導電性ペーストの付与によって形成された電極本体部を前記積層体の端面に有し、
(e)前記グランド外部電極が、導電性ペーストの付与によって形成された側面グランド外部電極を前記積層体の側面全面に有するとともに、パターン印刷、薄膜形成およびフォトリソグラフィのいずれか一つによって前記シールド電極層とは異なる絶縁層の主面上に形成された略コ字形の折り返し電極を前記積層体の上面および下面の少なくともいずれか一つの面に有し、前記側面グランド外部電極を形成する導電性ペーストが、前記略コ字形の折り返し電極上であって該折り返し電極の領域内に折り返し部を配設するように形成されており、
(f)平面透視で、前記グランド外部電極の前記略コ字形の折り返し電極が、前記シールド電極層の複数の引出し部の間に形成された開口部を覆う部分を有していること、
を特徴とする。ここに、内部回路要素としては、例えば、コンデンサやインダクタなどがある。
【0014】
グランド外部電極の折り返し電極は平面視でコ字形パターンであることが好ましく、該コ字形パターンが少なくともシールド電極の角部の引出し部の間に形成された開口部を覆っている。そして、グランド外部電極が、さらに、導電性ペーストの付与によって形成された端面グランド外部電極を積層体の端面に有している。積層体の上面および下面の少なくともいずれか一つの面に形成された折り返し電極の中央部のパターン幅より両端部のパターン幅の方が大きい。シールド電極は、側面グランド外部電極に接続している引出し部と端面グランド外部電極に接続している引出し部とを有している。
【0015】
以上の構成により、導電性ペーストの付与によって形成された側面グランド外部電極や端面グランド外部電極の折り返し部は、常に、パターン印刷、フォトリソグラフィもしくは薄膜形成によって形成された折り返し電極の領域内に配設されることになる。従って、グランド外部電極の折り返し部分の寸法は、パターン印刷、フォトリソグラフィもしくは薄膜形成によって形成された折り返し電極の寸法により決定されるため、寸法のばらつきが低減する。さらに、グランド外部電極の折り返し電極が、シールド電極の引出し部の間に形成された開口部を覆うため、該開口部からの電界や磁界の漏れが抑えられ、放射損が低減される。
【0016】
また、入力外部電極および出力外部電極のそれぞれが、パターン印刷、フォトリソグラフィおよび薄膜形成のいずれか一つによって形成された折り返し電極を積層体の上面および下面の少なくともいずれか一つの面に有することにより、入出力外部電極の折り返し部分の寸法が一定となり、入出力外部電極の折り返し部分上のはんだの広がりが安定する。従って、積層型電子部品をプリント基板等に実装する際、入出力外部電極とグランド外部電極のはんだブリッジなどによる短絡が生じにくくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る積層型電子部品及びその製造方法の実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0018】
図1に示すように、積層型LCフィルタ31は、インダクタ用ビアホール41a〜41d,42a〜42d,43a〜43d、共振用コンデンサ電極44,45,46、結合用コンデンサ電極47,48、シールド電極49,50および折り返し電極51〜58をそれぞれ設けた絶縁シート32〜40等にて構成されている。絶縁シート32〜40は、誘電体粉末や磁性体粉末を結合剤と一緒に混練したものをシート状にしたものである。電極44〜58は、Ag,Pd,Cu,Ni,Au,Ag−Pd等からなり、スパッタリング法、蒸着法などの薄膜形成法、あるいは、フォトリソグラフィ法やパターン印刷法により形成される。インダクタ用ビアホール41a〜41d,42a〜42d,43a〜43dは、絶縁シート35〜38に金型、レーザ等で穴をあけ、Ag,Pd,Cu,Ni,Au,Ag−Pd等の導電体材料をこの穴に充填したり、穴の内周壁に付与したりすることにより形成される。
【0019】
インダクタ用ビアホール41a〜41d,42a〜42d,43a〜43dは、それぞれ絶縁シート32〜40の積み重ね方向に連接して実質的にλ/4の長さの柱状インダクタL1,L2,L3を形成する。この柱状インダクタL1〜L3の軸方向はシート32〜40の表面に対して垂直である。インダクタL1〜L3のそれぞれの下端(ビアホール41d,42d,43d)は、シールド電極50に接続され、短絡されている。絶縁シート37に設けたビアホール41c,43cにはそれぞれ、入力引出し電極59および出力引出し電極60が接続されている。
【0020】
絶縁シート35の表面に配設されている共振用コンデンサ電極44,45,46は、それぞれ絶縁シート33,34を挟んでシールド電極49に対向し、共振用コンデンサC1,C2,C3を形成する。共振用コンデンサ電極44はインダクタL1の上端(ビアホール41a)に接続し、インダクタL1とコンデンサC1とでLC共振器Q1を形成する。共振用コンデンサ電極45はインダクタL2の上端(ビアホール42a)に接続し、インダクタL2とコンデンサC2とでLC共振器Q2を形成する。 共振用コンデンサ電極46はインダクタL3の上端(ビアホール43a)に接続し、インダクタL3とコンデンサC3とでLC共振器Q3を形成する。
【0021】
また、共振用コンデンサ電極44,45は、絶縁シート34を挟んで結合用コンデンサ電極47に対向し、LC共振器Q1とQ2間を結合するための結合用コンデンサCs1を形成する。共振用コンデンサ電極45,46は、絶縁シート34を挟んで結合用コンデンサ電極48に対向し、LC共振器Q2とQ3間を結合するための結合用コンデンサCs2を形成する。
【0022】
絶縁シート32の表面の手前側および奥側の辺にはそれぞれグランド外部電極用折り返し電極53,54が露出し、左右の辺の中央部にはそれぞれ入力外部電極用折り返し電極51および出力外部電極用折り返し電極52が露出している。グランド外部電極用折り返し電極53,54は略コ字形パターンであり、両端部分は絶縁シート32の左右の辺に露出している。同様に、絶縁シート40の裏面の手前側および奥側の辺にはそれぞれグランド外部電極用折り返し電極57,58が露出し、左右の辺の中央部にはそれぞれ入力外部電極用折り返し電極55および出力外部電極用折り返し電極56が露出している。なお、本実施形態では、折り返し電極51〜58を積層前に絶縁シート32,40に形成しているが、積層後に、積層体の上面および下面に折り返し電極51〜58を形成するものであってもよい。
【0023】
シールド電極49,50は、それぞれシ−ト33,39の表面に広面積に形成され、引出し部49a〜49j,50a〜50jがシート33,39の四辺に露出している。
【0024】
各シート32〜40は積み重ねられ、一体的に焼成されることにより、図2に示す積層体61とされる。次に、図3に示すように、積層体61の手前側および奥側の側面に、それぞれディップ法で導電性ペーストを付与して焼付けることによって側面グランド外部電極64,65を形成する。ただし、導電性ペーストとして、導電性樹脂を用いた場合には、導電性樹脂を付与した後、熱硬化させる。このとき、側面グランド外部電極64,65の折り返し部64a,65aが、積層体61の上下面並びに左右の端面に形成される。積層体61の上下面に形成された折り返し部64a,65aは、薄膜形成法、あるいは、フォトリソグラフィ法やパターン印刷法により形成されたグランド外部電極用折り返し電極53,54,57,58上に配設されている。側面グランド外部電極64には、シールド電極49,50の引出し部49a〜49c,50a〜50cが接続されている。側面グランド外部電極65には、シールド電極49,50の引出し部49f〜49h,50f〜50hが接続されている。
【0025】
この後、図4に示すように、それぞれ転写印刷で導電性ペーストを付与して焼付けることによって、入力外部電極66、出力外部電極67、並びに、端面グランド外部電極68〜71の電極本体部を積層体61の左右の端面に形成する。このとき、外部電極66〜71の折り返し部66a〜71aが積層体61の上下面に形成される。折り返し部66aは入力外部電極用折り返し電極51,55の上に配設され、折り返し部67aは出力外部電極用折り返し電極52,56の上に配設されている。折り返し部68a,69aはグランド外部電極用折り返し電極53,57の上に配設され、折り返し部70a,71aはグランド外部電極用折り返し電極54,58の上に配設されている。端面グランド外部電極68,69は側面グランド外部電極64に電気的に接続し、端面グランド外部電極70,71は側面グランド外部電極65に電気的に接続している。
【0026】
入力外部電極66には入力引出し電極59が接続され、出力外部電極67には出力引出し電極60が接続されている。端面グランド外部電極68、69、70、71にはそれぞれ、シールド電極49,50の引出し部49j,50j、49d,50d,49i,50i,49e,50eが接続されている。これらの外部電極64〜71は、Ag−Pd,Ag,Pd,Cu,Cu合金などの材料からなる。
【0027】
以上の構成からなる積層型LCフィルタ31は、パターン印刷法、フォトリソグラフィ法もしくは薄膜形成法によって形成された折り返し電極51〜58の領域内に、導電性ペーストの付与によって形成された外部電極64〜71の折り返し部64a〜71aを配設するように設定されている。従って、外部電極64〜71の折り返し部分の寸法は折り返し電極51〜58の寸法により決定されるため、寸法のばらつきが低減する。
【0028】
さらに、図5に示すように、平面視で、グランド外部電極用折り返し電極53,54,57,58が、シールド電極49,50の引出し部49aと49jの間等に形成された開口部Sを覆うため、該開口部Sからの電界や磁界の漏れを抑えることができ、放射損を低減することができる。これにより、LC共振器Q1〜Q3のQ特性を向上させることができる。特に、シールド電極49,50のそれぞれの四つの角部に位置する開口部S(具体的には、引出し部49aと49jの間に形成された開口部S等)の開口面積は、中央部に位置する開口部S(具体的には引出し部49aと49bの間に形成された開口部S等)の開口面積より大きい。従って、グランド外部電極用折り返し電極53,54,57,58を、中央部の電極パターン幅D1より両端部の電極パターン幅D2の方が大きい略コ字形パターンにして、開口部Sを完全に覆っている。電極パターン幅D2の部分の長さ寸法は端面グランド外部電極68〜71の電極パターン幅W1と略等しい。さらに、グランド外部電極用折り返し電極53,54,57,58は、両端部の電極パターン幅D2が入出力外部電極用折り返し電極51,52の長さD3よりも長くなるように設定されている。
【0029】
具体的な数値例を示すと、LCフィルタ31の長さLが4.5mm、幅Wが3.2mm、高さTが2.0mmの場合には、端面グランド外部電極68〜71の電極パターン幅W1が0.8mm、入出力外部電極66,67の電極パターン幅W2が0.4mm、グランド外部電極用折り返し電極53,54,57,58の中央部の電極パターン幅D1および両端部の電極パターン幅D2がそれぞれ0.3mm,0.8mm、入出力外部電極用折り返し電極51,52の長さD3が0.3mmである。
【0030】
また、外部電極64〜71の折り返し部分の寸法が一定となるため、該折り返し部分上のはんだの広がりが安定する。従って、LCフィルタ31をプリント基板等に実装する際、入出力外部電極66,67とグランド外部電極64,65,68〜71とのはんだブリッジなどによる短絡が生じにくくなる。さらに、外部電極64〜71の折り返し部分の寸法が一定であるため、はんだ付け強度のばらつきも抑えることができる。
【0031】
また、本実施形態のLCフィルタ31は、積層体61の内部にシールド電極49,50を設けているので、積層体の外表面をシールド電極で覆った場合と比較して、プリント基板等に実装する際の入出力外部電極とグランド外部電極とのはんだブリッジによる短絡が少なく、はんだ付けし易く、はんだの広がり方やはんだ付け強度が安定している。
【0032】
なお、本発明に係る積層型電子部品及びその製造方法は、前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。前記実施形態は、インダクタ用ビアホールを利用したLCフィルタを例にして説明しているが、図7に示すようにパターン印刷によって形成したインダクタを利用したLCフィルタにも本発明を適用することができる。また、LCフィルタの他に、コンデンサ、インダクタ、高周波複合モジュールなどであってもよい。
【0033】
また、前記実施形態は、薄膜形成法、あるいは、フォトリソグラフィ法やパターン印刷法によって予め形成しておいた折り返し電極の上に、ディップ法により形成した外部電極の折り返し部を配置している構造のものについて説明しているが、必ずしもこれに限らない。ディップ法によって形成した外部電極の折り返し部の上に、薄膜形成法、あるいは、フォトリソグラフィ法やパターン印刷法によって形成した折り返し電極を配置している構造のものであってもよい。
【0034】
また、図6に示すように、入力外部電極用折り返し電極51,55や出力外部電極用折り返し電極52,56を形成しない積層型LCフィルタ31Aであってもよい。あるいは、積層体61の上面、または、積層体61の下面のいずれか一方の面に配設された折り返し電極を省略したものであってもよい。
【0035】
さらに、前記実施形態は、それぞれ電極やビアホールが形成された絶縁シートを積み重ねた後、一体的に焼成するものであるが、必ずしもこれに限定されない。絶縁シートは予め焼成されたものを用いてもよい。また、以下に説明する製法によって電子部品を製造してもよい。印刷等の方法によりペースト状の絶縁材料にて絶縁層を形成した後、その絶縁層の表面にペースト状の導電性材料を塗布して電極やビアホールを形成する。次にペースト状の絶縁材料を上から塗布して絶縁層とする。同様にして、順に重ね塗りすることにより積層構造を有する電子部品が得られる。
【0036】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明によれば、導電性ペーストの付与によって形成された側面グランド外部電極や端面グランド外部電極の折り返し部は、常に、薄膜形成法、あるいは、フォトリソグラフィ法やパターン印刷法によって形成された折り返し電極の領域内に配設されることになる。従って、グランド外部電極の折り返し部分の寸法は、パターン印刷、薄膜形成もしくはフォトリソグラフィによって形成された折り返し電極の寸法により決定されるため、寸法のばらつきが低減する。さらに、グランド外部電極の折り返し電極が、シールド電極の引出し部の間に形成された開口部を覆うため、該開口部からの電界や磁界の漏れが抑えられ、放射損を低減することができる。この結果、外部電極の折り返し部分の寸法のばらつきが少なく、安定した電気特性が得られる積層型電子部品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る積層型電子部品の一実施形態を示す分解斜視図。
【図2】図1に続く製造手順を示す斜視図。
【図3】図2に続く製造手順を示す斜視図。
【図4】図3に続く製造手順を示す斜視図。
【図5】図4に示した積層型電子部品のシールド電極と外部電極の折り返し部分の位置関係を示す平面図。
【図6】他の実施形態を示す斜視図。
【図7】従来の積層型電子部品を示す分解斜視図。
【図8】図7に続く製造手順を示す斜視図。
【図9】図8に続く製造手順を示す斜視図。
【図10】図9に続く製造手順を示す斜視図。
【図11】図10に示した積層型電子部品のシールド電極と外部電極の折り返し部分の位置関係を示す平面図。
【符号の説明】
31,31A…積層型LCフィルタ
32〜40…絶縁シート
49,50…シールド電極
51,55…入力外部電極用折り返し電極
52,56…出力外部電極用折り返し電極
53,54,57,58…グランド外部電極用折り返し電極
61…積層体
64,65…側面グランド外部電極
66…入力外部電極
67…出力外部電極
68,69,70,71…端面グランド外部電極

Claims (7)

  1. 絶縁層と内部回路要素とシールド電極層とを積み重ねて構成した積層体と、
    前記積層体の表面に設けられた入力外部電極および出力外部電極と、
    前記積層体の表面に設けられ、前記シールド電極層の複数の引出し部に電気的に接続されたグランド外部電極とを備え、
    前記入力外部電極および出力外部電極のそれぞれが、導電性ペーストの付与によって形成された電極本体部を前記積層体の端面に有し、
    前記グランド外部電極が、導電性ペーストの付与によって形成された側面グランド外部電極を前記積層体の側面全面に有するとともに、パターン印刷、薄膜形成およびフォトリソグラフィのいずれか一つによって前記シールド電極層とは異なる絶縁層の主面上に形成された略コ字形の折り返し電極を前記積層体の上面および下面の少なくともいずれか一つの面に有し、前記側面グランド外部電極を形成する導電性ペーストが、前記略コ字形の折り返し電極上であって該折り返し電極の領域内に折り返し部を配設するように形成されており、
    平面透視で、前記グランド外部電極の前記略コ字形の折り返し電極が、前記シールド電極層の複数の引出し部の間に形成された開口部を覆う部分を有していること、
    を特徴とする積層型電子部品。
  2. 前記グランド外部電極の前記略コ字形の折り返し電極が少なくとも前記シールド電極層の角部の引出し部の間に形成された開口部を覆っていることを特徴とする請求項1に記載の積層型電子部品。
  3. 前記入力外部電極および出力外部電極のそれぞれが、パターン印刷、薄膜形成およびフォトリソグラフィのいずれか一つによって形成された前記略コ字形の折り返し電極を前記積層体の上面および下面の少なくともいずれか一つの面に有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の積層型電子部品。
  4. 前記グランド外部電極が、さらに、導電性ペーストの付与によって形成された端面グランド外部電極を前記積層体の端面に有していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の積層型電子部品。
  5. 前記グランド外部電極において、前記積層体の上面および下面の少なくともいずれか一つの面に形成された前記略コ字形の折り返し電極の中央部のパターン幅より両端部のパターン幅の方が大きいことを特徴とする請求項4に記載の積層型電子部品。
  6. 前記シールド電極層が、前記側面グランド外部電極に接続している引出し部と前記端面グランド外部電極に接続している引出し部とを有していることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の積層型電子部品。
  7. シールド電極層を形成した第1の絶縁層を用意する工程と、
    内部回路要素を形成した第2の絶縁層を用意する工程と、
    パターン印刷、薄膜形成およびフォトリソグラフィのいずれか一つによって形成された略コ字形の折り返し電極を形成した第3の絶縁層を用意する工程と、
    前記第1、第2および第3の絶縁層を、前記略コ字形の折り返し電極が表面に位置するとともに、前記略コ字形の折り返し電極の内側に前記シールド電極層が位置するように積層した積層体を形成する工程と、
    前記積層体の表面に、入力外部電極および出力外部電極を設ける工程と、
    前記積層体の表面に、前記シールド電極層の複数の引出し部に電気的に接続されるようにグランド外部電極を設ける工程と、を備え、
    前記略コ字形の折り返し電極は前記積層体の上面および下面の少なくともいずれか一方の面に位置し、
    前記入力外部電極および出力外部電極のそれぞれは、導電性ペーストの付与によって前記積層体の端面に形成された電極本体部を有し、
    前記グランド外部電極は、導電性ペーストの付与によって前記積層体の側面全面に形成された側面グランド外部電極を有し、かつ、該側面グランド外部電極を形成する導電性ペーストが前記略コ字形の折り返し電極上であって該折り返し電極の領域内に折り返し部を配設するように形成され、
    平面透視で、前記グランド外部電極の前記略コ字形の折り返し電極が前記シールド電極層の複数の引出し部の間に形成された開口部を覆っていること、
    を特徴とする積層型電子部品の製造方法。
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