JP3945502B2 - レーザー走査装置 - Google Patents

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    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/105Scanning systems with one or more pivoting mirrors or galvano-mirrors

Description

本発明は、レーザー走査装置に関するものである。
従来のレーザー走査装置の分野では、例えば特許文献1に示されるように、半導体レーザーが発したレーザー光をコリメータレンズによって平行光とした後、共振鏡によって偏向し、アークサイン特性を有する走査レンズによって感光体上に集光させ、感光体上を等速走査する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開平9−33843号公報
ところで、偏向器としての共振鏡は、同じく偏向器として用いられるポリゴンミラーに比べて小型であるというメリットがある一方で、共振鏡による偏向角の範囲がポリゴンミラーに比べて小さい。このため、上記従来のレーザー走査装置では、所望の走査幅を得るためには走査レンズの焦点距離をポリゴンミラーを使用した場合よりも長くせざるを得ず、それに伴って共振鏡から感光体までの光路が長くなって、装置が大型化するという問題が生ずる。
また、高精度のレーザー走査装置を実現するにあたっては、例えば副走査断面での像面湾曲を効果的に補正できるようにすることが必要である。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、小型で高精度のレーザー走査装置を提供することにある。
本発明のレーザー走査装置は、レーザー光源と、上記レーザー光源が発したレーザー光を収束光にする集光光学系と、上記集光光学系が射出した収束光を偏向する偏向器と、上記偏向器にて偏向されたレーザー光を被走査面上に集光する走査光学系とを有するレーザー走査装置であって、上記走査光学系は、負レンズ1枚で構成され、光軸付近でのパワーが主走査方向および副走査方向の両方向で同じとなる非軸対称面を少なくとも1つ有していることを特徴としている。
上記の構成によれば、レーザー光源から出射されるレーザー光は、集光光学系にて収束光となり、偏向器(例えば共振鏡)にて偏向される。偏向後のレーザー光は、走査レンズを介して被走査面(例えば感光体)上に集光される。
このとき、走査光学系が負レンズで構成されているので、偏向器での偏向角が小さくても、所望の走査幅を得るのに必要な、偏向器から被走査面までの距離を短くすることができる。しかも、走査光学系が負レンズ1枚で構成され、光軸付近では主走査方向および副走査方向で同じパワーとなる非軸対称面を少なくとも1つ有しているので、副走査断面内での像面湾曲補正および溝状収差補正を効果的に行いながら、偏向器と走査光学系とを含むユニットそのものを小さくすることができる。その結果、小型で高精度のレーザー走査装置を実現することができる。
本発明のレーザー走査装置において、上記偏向器は、反射面を正弦揺動させることによってレーザー光を偏向する共振鏡で構成されており、上記走査光学系は、上記共振鏡にて偏向されたレーザー光を被走査面上で等速走査するように収差補正されていることが望ましい。
このような走査光学系の構成により、偏向器として共振鏡を用いた場合でも、共振鏡にて偏向されたレーザー光を被走査面上で等速走査することができる。
本発明のレーザー走査装置において、上記収束光が上記偏向器に入射する位置から、上記走査光学系が無い場合に収束する位置までの距離をaとし、上記偏向器から上記被走査面までの距離をbとしたとき、
2a<b
を満足することが望ましい。
この条件を満足していれば、装置の小型化の効果を損なわない範囲で、走査光学系への入射光の収束度合いを緩くすることができる。これにより、走査光学系の球面収差を抑えることができるので、その球面収差を打ち消すような集光光学系の設計も容易となる。
本発明のレーザー走査装置において、上記負レンズは、被走査面側に凸のメニスカス形状であってもよい。この場合、走査光学系においてアークサインの走査特性を容易に出すことができる。
本発明のレーザー走査装置において、上記負レンズの偏向器側の面が、軸対称非球面であってもよい。この場合、上記負レンズの被走査面側を軸対称非球面とする場合に比べて、溝状収差を効果的に補正することができる。
本発明のレーザー走査装置において、上記負レンズの両面が、非軸対称面であってもよい。この場合、副走査断面内での像面湾曲補正および溝状収差補正を確実に行うことができる。
本発明のレーザー走査装置において、上記集光光学系は、主走査断面内での上記走査光学系の球面収差と逆符号の球面収差を有することが望ましい。この場合、走査光学系の球面収差を集光光学系の球面収差で打ち消すことができ、トータルで球面収差を補正することができる。
本発明のレーザー走査装置において、上記走査光学系は、樹脂からなり、上記集光光学系は、ガラス正レンズと樹脂負レンズとの2枚からなる構成であってもよい。この構成によれば、温度変化時のデフォーカスを抑えることができる。
本発明のレーザー走査装置において、上記ガラス正レンズの少なくとも1面が、球面であり、上記樹脂負レンズの少なくとも1面が、軸対称非球面であってもよい。ガラス正レンズを球面レンズとすることにより、コストダウンを図ることができる。しかも、樹脂負レンズの少なくとも1面が軸対称非球面であるので、ガラス正レンズにて発生する球面収差を樹脂負レンズによって補正することができる。
本発明のレーザー走査装置において、上記ガラス正レンズの少なくとも1面が、球面であり、上記樹脂負レンズの少なくとも1面が、非軸対称面であってもよい。ガラス正レンズを球面レンズとすることにより、コストダウンを図ることができる。しかも、樹脂負レンズの少なくとも1面が非軸対称面であるので、副走査断面内の球面収差を抑えることができる。
本発明のレーザー走査装置において、上記ガラス正レンズの少なくとも1面が、軸対称非球面であり、上記樹脂負レンズの少なくとも1面が、軸対称非球面であってもよい。この場合、温度変化時のデフォーカスだけでなく、温度変化時の球面収差の変化も抑えることができる。
本発明のレーザー走査装置において、上記ガラス正レンズの少なくとも1面が、軸対称非球面であり、上記樹脂負レンズの少なくとも1面が、非軸対称面であってもよい。この場合、副走査断面内の球面収差を抑えることができる。
本発明のレーザー走査装置において、上記走査光学系が、樹脂からなり、上記集光光学系が、ガラス正レンズ1枚からなる構成であってもよい。この場合、集光光学系を例えばガラス正レンズと樹脂負レンズとの2枚で構成する場合に比べて、装置の構成を簡素化することができる。
本発明のレーザー走査装置において、上記ガラス正レンズの少なくとも1面が、軸対称非球面であってもよい。この場合、主走査断面内での走査光学系の球面収差を、集光光学系の球面収差で容易に打ち消すようにすることができ、主走査断面内での球面収差をトータルで補正することができる。
本発明のレーザー走査装置において、上記ガラス正レンズの少なくとも1面が、非軸対称面であってもよい。この場合、主走査断面内および副走査断面内での走査光学系の球面収差を、集光光学系の球面収差で容易に打ち消すようにすることができ、主走査断面内および副走査断面内での球面収差をトータルで補正することができる。
本発明によれば、偏向器での偏向角が小さくても、偏向器から被走査面までの距離を短くすることができ、また、副走査断面内での像面湾曲補正および溝状収差補正を効果的に行いながら、偏向器と走査光学系とを含むユニットそのものを小さくすることができる。その結果、小型で高精度のレーザー走査装置を実現することができる。
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。
図1は、本実施形態に係るレーザー走査装置の概略の構成を示す斜視図である。このレーザー走査装置は、レーザー光源1と、集光レンズ2と、共振鏡3と、走査レンズ4と、感光体5とを有している。
レーザー光源1は、ほぼ直線偏光のレーザー光を出射する光源であり、例えば半導体レーザーで構成されている。集光レンズ2は、レーザー光源1が発したレーザー光を収束光にする集光光学系を構成している。共振鏡3は、集光レンズ2が射出した収束光を主走査方向に偏向する偏向器であり、反射面を正弦揺動させることによってレーザー光を偏向する。走査レンズ4は、共振鏡3にて偏向されたレーザー光を被走査面である感光体5上に集光する走査光学系を構成しており、本実施形態では、感光体5側に凸のメニスカス形状である負レンズ1枚で構成されている。
上記構成においては、レーザー光源1の発したレーザー光は、集光レンズ2によって収束光とされた後、共振鏡3によって主走査方向に偏向され、走査レンズ4によって感光体5上に集光する。つまり、本実施形態では、収束光が走査レンズ4に入射するが、走査レンズ4が負レンズで構成されているため、共振鏡3から感光体5表面までの距離を短くしても、共振鏡3を介して走査レンズ4に入射する光を、所望の走査幅まで広げることができる。したがって、共振鏡3での偏向角が小さい場合でも、小型のレーザー走査装置を容易に実現することができる。
以下、本発明のレーザー走査装置の詳細について、各実施例および比較例を参照しながら説明する。
(第1〜第3実施例、比較例)
図2は、第1実施例に係るレーザー走査装置の光路図である。なお、図2では、集光レンズ2および走査レンズ4については、その光入射面および光射出面のみを図示している。また、表1は、第1実施例の光学系を光学面の座標データで数値的に示したものである。この座標データは、グローバルな直交座標系(X,Y,Z)におけるローカルな直交座標系(x,y,z)の原点およびベクトルで各光学面(面頂点基準)の配置を表しており、その評価面が感光体5の表面に相当している。
Figure 0003945502
なお、表1中の面番号1〜6は、それぞれ、集光レンズ2の光入射側および光射出側の面、共振鏡3の光反射面、走査レンズ4の光入射側および光射出側の面、感光体5の表面を指している。また、Z軸は、副走査方向の軸であり、Y軸は、主走査方向の軸であり、X軸は、YZ平面に垂直な軸である。また、表1中の共振鏡3の座標は、偏向角0度の場合について示している。
第1実施例においては、集光レンズ2は、ガラス正レンズ1枚で構成されており、その光射出側の面が軸対称非球面となっている。なお、集光レンズ2の光入射側の面が軸対称非球面であってもよく、また、集光レンズ2の両面が軸対称非球面であってもよい。走査レンズ4は、樹脂で構成されており、その光入射側および光射出側の面が非軸対称面となっている。また、使用波長405nmにおける上記ガラスの屈折率は、1.530であり、上記樹脂の屈折率は、1.547である。
また、表2ないし表4は、光学面の面構成(面形状)を示している。ただし、E−n=×10-nとする。
Figure 0003945502
Figure 0003945502
Figure 0003945502
ここで、非軸対称面の面形状は、次の数1式によって表現される。ただし、aijは、非軸対称面の係数とする。
Figure 0003945502
また、軸対称非球面の面形状は、次の数2式によって表現される。ただし、aiは、非球面係数とする。
Figure 0003945502
なお、表に示されていない係数は、全て0である。
第1実施例においては、走査レンズ4の非軸対称面の係数のうち、a02とa20とが等しい。光軸付近の主走査断面内の曲率は、a02の2倍であり、光軸付近の副走査断面内の曲率は、a20の2倍であるから、第1実施例においては、走査レンズ4の非軸対称面の光軸付近の曲率は、主走査断面内と副走査断面内とで等しい。非軸対称面は、その周辺部において副走査断面内の曲率が変化していることから、副走査像面湾曲補正および溝状収差補正に寄与している。図3は、第1実施例の光学系の副走査断面内および主走査断面内での像面湾曲を示している。
また、図4は、第2実施例、第3実施例および比較例の光学系において、副走査断面内での像面湾曲を示している。ここで、第2実施例は、走査レンズ4の前面(光入射側の面)を軸対称非球面とし、後面(光射出側の面)を非軸対称面とした光学系であり、第3実施例は、走査レンズ4の後面を軸対称非球面とし、前面を非軸対称面とした光学系であり、比較例は、走査レンズ4の両面を軸対称非球面とした光学系である。
図3および図4を参照すると、走査レンズ4が非軸対称面を2つ持つ第1実施例では、非軸対称面を1つ持つ第2実施例および第3実施例に比べて、副走査断面内での像面湾曲が十分に補正されており、効果が一番高いことがわかる。また、走査レンズ4の両面が軸対称非球面であり、走査レンズ4が非軸対称面を持たない比較例では、副走査断面内の像面湾曲が補正されていないことがわかる。
ちなみに、表5は、第2実施例の光学系を光学面の座標データで数値的に示したものであり、表6ないし表8は、第2実施例での光学面の面構成(面形状)を示している。また、表9は、第3実施例の光学系を光学面の座標データで数値的に示したものであり、表10ないし表12は、第3実施例での光学面の面構成を示している。また、表13は、比較例の光学系を光学面の座標データで数値的に示したものであり、表14ないし表16は、比較例での光学面の面構成を示している。なお、これらの表の表し方については、第1実施例の場合と全く同様である。
Figure 0003945502
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次に、図5および図6は、上述した第1実施例において、集光レンズ2および走査レンズ4の球面収差を波面収差(波長に対する相対値)で示したものである。ただし、図5は、主走査断面内における波面収差を示し、図6は、副走査断面内における波面収差を示している。
主走査断面内については、集光レンズ2の球面収差と走査レンズ4の球面収差とは正負が逆であり、トータルで補正されている。これは、走査レンズ4を設計した後に、走査レンズ4にて発生する主走査断面内の球面収差を打ち消すように集光レンズ2を設計したためである。集光レンズ2単独で球面収差が発生しないように設計した場合には、球面収差に付随するデフォーカスが発生する。
なお、集光レンズ2が軸対称であるので、主走査断面内では球面収差を補正できても、副走査断面内では球面収差を補正できてはいない。ただし、光束幅が副走査断面の方が狭く、球面収差の発生量そのものが主走査断面内に比較すると副走査断面では小さくなっている。
図7は、第1実施例において、偏向角に対する像高を計算した結果を示している。図7では、グラフは直線から外れており、画像周辺ほど、少ない偏向角変化で像高が大きく変化していることがわかる。これは、偏向器として、光反射面が正弦的に揺動する共振器3を使ったときに、共振器3にて偏向されたレーザー光を感光体5上で等速走査するようにするためである。第1実施例では、そのような等速走査を実現できるように、走査レンズ4が収差補正されている。
図8は、本発明の各実施例において、時間に対する偏向角変化を示している。共振器3での最大の偏向角は30度であるが、描画に使用しているのは±21.2度の範囲である。図9は、第1実施例において、時間に対する像高変化を示している。図9では、グラフは直線になっており、前述のように感光体5上ではほぼ等速走査していることがわかる。
図10は、第1実施例での歪曲を示している。このときの理想像高は、以下の数3式によって表現される。
Figure 0003945502
ただし、
k :理想像高算出係数
θ :偏向角
ωmax:描画に使用しない範囲まで含めた最大の偏向角
である。
第1実施例においては、ωmaxは上述のように30度で、kは、偏向角0度近傍で偏向角を微少量変化させたときの像高変化から算出した結果、約188である。
なお、偏向器への入射光が平行光のとき、kは走査光学系の主走査断面内の焦点距離とωmaxをラジアンで表わした数値とを掛け合わせた値となる。また、偏向器への入射光が平行光で第1実施例と同じkの値となるような走査光学系の主走査断面焦点距離は約360mmとなる。このとき、単レンズで走査光学系を構成すれば、主点の位置を走査レンズの位置から大きくずらすことは困難なので、偏向器から感光体までの距離は360mmよりも大きな値となる。
これに対して、第1実施例では、偏向器としての共振鏡3に入射させる光を平行光でなく収束光としているために、共振鏡3から感光体5までの距離bは278mm程度まで短縮できている。第1実施例では、共振鏡3への入射位置から、共振鏡3での偏向後走査レンズ4が無い場合に光が収束する位置までの距離aは、約60mmである。(b/a)の値が大きいほど、すなわち、aが小さいほど、角度拡大比が大きく、全長短縮につながる。
図11ないし図14は、第1実施例でのビーム形状を示している。これらの図では、それぞれのピーク強度に対して、10%刻みで等高線を描画している。図11および図12は、ある瞬間のビーム形状であり、図13および図14は、1ドットに相当する時間だけ走査したときのビーム形状(光エネルギーの積算結果)である。また、図11および図13は、画像中央でのビーム形状であり、図12および図14は、画像端部でのビーム形状である。
このように、ある瞬間のビーム形状で見ると、ビームは縦長であり、また、画像上の位置によってビーム径の差が大きいが、1ドット分走査したときのビーム形状は、ほぼ円形であり、画像上の位置によるビーム径の差も瞬間で見たときよりは小さくなっている。図15は、ピークレベルの13.5%の光強度で見たビームの径を示している。
ある瞬間のビーム径の差が画像上の位置によって大きい理由は、画像上の位置によって有効Fナンバーが変化しているためであり、特に、主走査断面内の有効Fナンバーが大きく変化しているためである。主走査断面内の有効Fナンバーは、走査光学系の射影特性と感光体5への入射角とに依存する。
ここで、走査光学系の射影特性が、偏向角変化に対して像高変化が比例するような関係であるとき、感光体5の面内で見た主走査方向のビーム径は、画像上の位置に関わらず一定となる。偏向角変化に対して像高変化が比例するような関係は、ポリゴンミラーを用いた走査光学系で使われているもので、ポリゴンミラーへの入射光が主走査断面内で平行光のとき、比例定数が走査光学系の主走査断面内の焦点距離と等しくなることから、fθ特性と呼ばれる。
これに対して、第1実施例においては、比例関係から外れて、上述の理想像高式(数3式)で表現されるような射影特性になっているので、主走査断面内のビーム径も一定にはならず、収差が全く無ければ次の数4式で表わされるような値となる。
Figure 0003945502
ただし、
0 :偏向角0度での主走査断面ビーム径
θ :偏向角
ωmax :描画に使用しない範囲まで含めた最大の偏向角
ここで、θ=0のとき、分母は1であり、θの絶対値が大きくなると、分母は小さくなるので、無収差時の主走査断面ビーム径は、偏向角0度で最小であり、端部に向かって単調に増大する。なお、θの絶対値がωmaxよりも大きくなることはないので、分母が0になることはない。
図16は、第1実施例において、上記の無収差時のビーム径の式(数4式)に、d0として、図11に示したビームの光強度13.5%でのビーム径を代入したものである。比較のために、図15に示した主走査方向のビーム径を併せて図16に載せているが、これら両者は、ほぼ一致している。
図17および図18は、走査レンズ4の片面を軸対称非球面とした第2実施例および第3実施例における、画像端部での、ある瞬間のビーム形状を示している。図17は、走査レンズ4の前面が軸対称非球面の場合(第2実施例)、図18は、走査レンズ4の後面が軸対称非球面の場合(第3実施例)である。
図11では、ビーム形状はほぼ楕円形であったが、図17や図18では、ビーム形状は少し三角形に崩れている。これは、溝状収差補正ができていないためである。したがって、溝状収差補正のためには、走査レンズ4において非軸対称面を2面用いることが効果的であると言える。なお、図17と図18とを比較すると、図17のほうが、崩れが若干小さい。
以上、第1実施例ないし第3実施例および比較例の結果から、副走査断面内での像面湾曲補正および溝状収差補正を行うためには、走査レンズ4が、光軸付近でのパワーが主走査方向および副走査方向の両方向で同じとなる非軸対称面を少なくとも1つ有していればよいと言え、上記非軸対称面を2つ有していることが望ましいと言える。
また、図17および図18の結果から、溝状収差補正を行うためには、第3実施例よりも第2実施例のほうが望ましいと言えることから、走査レンズ4は、光入射側の面(共振鏡3側の面)が軸対称非球面であり、光射出側の面が非軸対称面であることが望ましいと言える。
(第4実施例)
第4実施例の光学系では、第1実施例とは異なり、集光レンズ2は非軸対称面を有している。なお、走査レンズ4は第1実施例と同じである。また、集光レンズ2の主走査断面内の形状は、第1実施例と同じである。
表17は、本発明の第4実施例の光学系を光学面の座標データで数値的に示したものであり、表18ないし表20は、第4実施例での光学面の面構成(面形状)を示している。なお、これらの表の表し方については、第1実施例の場合と全く同様である。
Figure 0003945502
Figure 0003945502
Figure 0003945502
Figure 0003945502
図19および図20は、集光レンズ2および走査レンズ4の球面収差を波面収差(波長に対する相対値)で示したものである。ただし、図19は、主走査断面内における波面収差を示し、図20は、副走査断面内における波面収差を示している。集光レンズ2が非軸対称面を有するとした効果で、副走査断面についても球面収差がトータルで補正された状況となっている。
なお、第4実施例では、集光レンズ2の光射出側の面が非軸対称面となっているが、光入射側の面が非軸対称面となっていてもよく、また、両面が非軸対称面となっていてもよい。
(第5実施例)
図21は、本発明の第5実施例に係るレーザー走査装置の光路図である。第5実施例では、集光レンズ2は、樹脂負レンズ2aと、ガラス正レンズ2bとの2枚で構成されている。樹脂負レンズ2aは、ガラス正レンズ2bよりもレーザー光源1側に配置されている。樹脂負レンズ2aは、少なくとも1面(本実施例では光入射側の面)が軸対称非球面となった軸対称非球面レンズである。ガラス正レンズ2bは、少なくとも1面(本実施例では光射出側の面)が球面となった球面レンズである。なお、ガラス正レンズ2bの残りの面は、平面であってもよい。なお、走査レンズ4は、第1実施例と同じである。
表21は、第5実施例の光学系を数値的に示したものであり、表22ないし表25は、第5実施例での光学面の面構成(面形状)を示している。なお、表21中の面番号1〜8は、それぞれ、集光レンズ2の樹脂負レンズ2aの光入射側および光射出側の面、ガラス正レンズ2bの光入射側および光射出側の面、共振鏡3の光反射面、走査レンズ4の光入射側および光射出側の面、感光体5の表面を指している。その他、表の表し方については、第1実施例の場合と全く同様である。
Figure 0003945502
Figure 0003945502
Figure 0003945502
Figure 0003945502
Figure 0003945502
集光レンズ2を樹脂負レンズ2aとガラス正レンズ2bとで構成することによって、温度変化時のデフォーカスを抑えることができる。第1実施例では、温度変化10度あたり約1.5mmのデフォーカスが主走査断面および副走査断面とも発生するが、第5実施例では、温度変化10度あたりのデフォーカスが、主光線近傍で計算すれば主走査断面および副走査断面とも約0.0mmとなる。ただし、温度変化に伴う球面収差変化が発生し、光束全体で計算すれば主走査断面で約1.1mm、副走査断面で約0.8mmのデフォーカスが発生する。なお、第1実施例では、主光線近傍で計算しても、光束全体で計算しても、上記の温度変化10度あたりのデフォーカスは、約1.5mmである。
また、ガラス正レンズ2bを球面レンズとすることにより、非球面レンズとする場合に比べてコストダウンを図ることができるが、球面収差が大きく発生する。しかし、樹脂負レンズ2aの少なくとも1面が軸対称非球面であるので、集光レンズ2にて発生する球面収差を補正することができる。
(第6実施例)
図22は、本発明の第6実施例に係るレーザー走査装置の光路図である。第6実施例では、集光レンズ2は、樹脂負レンズ2aと、ガラス正レンズ2bとの2枚で構成されている。樹脂負レンズ2aは、ガラス正レンズ2bよりもレーザー光源1側に配置されている。第6実施例は、樹脂負レンズ2aの少なくとも1面(本実施例では光入射側の面)が軸対称非球面である点では第5実施例と同じであるが、ガラス正レンズ2bの少なくとも1面(本実施例では光射出側の面)が軸対称非球面となっている点で第5実施例とは異なっている。なお、走査レンズ4は、第1実施例と同じである。
表26は、第6実施例の光学系を数値的に示したものであり、表27ないし表30は、第6実施例での光学面の面構成(面形状)を示している。なお、これらの表の表し方については、第5実施例の場合と全く同様である。
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第6実施例では、ガラス正レンズ2bの少なくとも1面を軸対称非球面とし、樹脂負レンズ2aの少なくとも1面を軸対称非球面としているので、温度変化時のデフォーカスだけでなく、温度変化時の球面収差の変化も抑えられている。第6実施例では、温度変化10度あたりのデフォーカスが、主光線近傍で計算しても、光束全体で計算しても、約0.0mmとなる。
(第7実施例)
第7実施例に係るレーザー走査装置は、図22で示した第6実施例のレーザー走査装置において、集光レンズ2の樹脂負レンズ2aの少なくとも1面(本実施例では光入射側の面)を非軸対称面とした以外は、第6実施例と同様の構成である。第7実施例では、走査レンズ4は、第1実施例と同じである。また、集光レンズ2の主走査断面内形状は、第6実施例と同じである。
表31は、本発明の第7実施例の光学系を数値的に示したものであり、表32ないし表35は、第7実施例での光学面の面構成(面形状)を示している。なお、これらの表の表し方については、第5実施例の場合と全く同様である。
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第7実施例では、樹脂負レンズ2aの少なくとも1面が非軸対称面となっているので、第4実施例と同様に、主走査断面内のみならず副走査断面内の球面収差(波面収差)も抑えることができる。なお、温度変化時のデフォーカスについては、第6実施例と同じである。
(第8実施例)
図23は、本発明の第8実施例に係るレーザー走査装置の光路図である。第8実施例では、第6実施例と同様に、集光レンズ2は、樹脂負レンズ(樹脂軸対称非球面レンズ)2aと、ガラス正レンズ(ガラス軸対称非球面レンズ)2bとの2枚で構成されており、樹脂レンズ2aのほうがガラス正レンズ2bよりもレーザー光源1側に配置されている。また、走査レンズ4は、両面とも非軸対称面となっている。
第8実施例では、走査レンズ4への入射光の収束度合いを他の実施例よりも緩くするとともに、走査レンズ4の位置を他の実施例とは異ならせている。すなわち、第8実施例では、共振鏡3への入射位置から、共振鏡3での偏向後走査レンズ4が無い場合に光が収束する位置までの距離aは、約92mmである。また、共振鏡3から感光体5までの距離bは約287mm程度である。
なお、共振鏡3での偏向角は第1実施例と同じである。また、第8実施例では、走査レンズ4への入射光の収束度合いを緩くしたことにより、走査レンズ4は共振鏡3から若干遠ざかり、それに伴って走査レンズ4の主走査方向の長さも若干長くなっている。
表36は、第8実施例の光学系を数値的に示したものであり、表37ないし表40は、第8実施例での光学面の面構成(面形状)を示している。なお、これらの表の表し方については、第5実施例の場合と全く同様である。
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図24は、第8実施例での像面湾曲を示しており、図25は、第8実施例での歪曲を示している。また、図26および図27は、第8実施例における集光レンズ2および走査レンズ4の球面収差を波面収差(波長に対する相対値)で示したものである。ただし、図26は、主走査断面内における波面収差を示し、図27は、副走査断面内における波面収差を示している。第8実施例では、走査レンズ4の球面収差を打ち消すように集光レンズ2が設計されている。
第8実施例では、走査レンズ4への入射光の収束度合いを緩くしたことにより、走査レンズ4の球面収差が第1実施例の場合よりも小さくなっている。したがって、走査レンズ4の球面収差を打ち消すような集光レンズ2の設計がしやすくなる。
また、図28ないし図31は、第8実施例でのビーム形状を示している。これらの図では、それぞれのピーク強度に対して、10%刻みで等高線を描画している。図28および図29は、ある瞬間のビーム形状であり、図30および図31は、1ドットに相当する時間だけ走査したときのビーム形状(光エネルギーの積算結果)である。また、図28および図30は、画像中央でのビーム形状であり、図29および図31は、画像端部でのビーム形状である。図32は、ピークレベルの13.5%の光強度で見たビームの径を示している。
第8実施例では、走査レンズ4への入射光の収束度合いを他の実施例よりも緩くしたことにより、上記した距離aおよび距離bが両方とも若干長くなっている。しかし、走査レンズの光学性能は、第1〜第7実施例と同等であると言える。したがって、第8実施例の構成であっても、小型で高精度のレーザー走査装置を実現できることに変わりはない。
(第9実施例)
図33は、本発明の第9実施例に係るレーザー走査装置の光路図である。第9実施例は、第8実施例よりもさらに、走査レンズ4への入射光の収束度合いを緩くしたものである。それに伴って、走査レンズ4は、第8実施例よりもさらに共振鏡3から遠ざかり、それとともに走査レンズ4の主走査方向の長さがさらに長くなっている。
より具体的には、第9実施例では、共振鏡3への入射位置から、共振鏡3での偏向後走査レンズ4が無い場合に光が収束する位置までの距離aは、約149mmである。また、共振鏡3から感光体5までの距離bは、約298mmである。
表41は、第9実施例の光学系を数値的に示したものであり、表42ないし表45は、第9実施例での光学面の面構成(面形状)を示している。なお、これらの表の表し方については、第5実施例の場合と全く同様である。
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図34は、第9実施例での像面湾曲を示しており、図35は、第9実施例での歪曲を示している。図36および図37は、第9実施例における集光レンズ2と走査レンズ4の球面収差を波面収差(波長に対する相対値)で示したものである。ただし、図36は、主走査断面内における波面収差を示し、図37は、副走査断面内における波面収差を示している。第9実施例では、走査レンズ4にて発生している球面収差が第8実施例よりもさらに小さくなっており、集光レンズ2はその球面収差を打ち消すように設計されている。
また、図38ないし図41は、第9実施例でのビーム形状を示している。これらの図では、それぞれのピーク強度に対して、10%刻みで等高線を描画している。図38および図39は、ある瞬間のビーム形状であり、図40および図41は、1ドットに相当する時間だけ走査したときのビーム形状(光エネルギーの積算結果)である。また、図38および図40は、画像中央でのビーム形状であり、図39および図41は、画像端部でのビーム形状である。図42は、ピークレベルの13.5%の光強度で見たビームの径を示している。
第9実施例では、走査レンズ4への入射光の収束度合いを第8実施例よりもさらに緩くしたことにより、上記した距離aおよび距離bが両方とも第8実施例よりも長くなっている。しかし、走査レンズの光学性能は、第1〜第7実施例と同等であると言える。したがって、第9実施例の構成であっても、小型で高精度のレーザー走査装置を実現できることに変わりはない。
ここで、仮に、走査レンズ4への入射光の収束度合いを第9実施例よりもさらに緩くすれば、距離aおよび距離bが両方ともさらに大きくなり、装置が大型化する。第9実施例では、2a<bとなっているが、走査レンズ4への入射光の収束度合いを第9実施例よりもさらに緩くすれば、第1実施例、第8実施例、第9実施例の経緯から2a≧bとなることが容易に推測できるため、小型で高精度のレーザー走査装置を実現するためには、2a<bであることが必要であると言える。
本発明の実施の一形態に係るレーザー走査装置の概略の構成を示す斜視図である。 第1実施例に係るレーザー走査装置における光路を示す説明図である。 第1実施例の光学系の副走査断面内および主走査断面内での像面湾曲を示す説明図である。 第2実施例、第3実施例および比較例の光学系において、副走査断面内での像面湾曲を示す説明図である。 第1実施例において、主走査断面内における集光レンズおよび走査レンズの球面収差を波面収差で示す説明図である。 第1実施例において、副走査断面内における集光レンズおよび走査レンズの球面収差を波面収差で示す説明図である。 第1実施例において、偏向角に対する像高を計算した結果を示す説明図である。 本発明の各実施例において、時間に対する偏向角変化を示す説明図である。 第1実施例において、時間に対する像高変化を示す説明図である。 第1実施例での歪曲を示す説明図である。 第1実施例において、画像中央での、ある瞬間でのビーム形状を示す説明図である。 第1実施例において、画像端部での、ある瞬間でのビーム形状を示す説明図である。 第1実施例において、画像中央での、1ドットに相当する時間だけ走査したときのビーム形状を示す説明図である。 第1実施例において、画像端部での、1ドットに相当する時間だけ走査したときのビーム形状を示す説明図である。 第1実施例において、ピークレベルの13.5%の光強度で見たビームの径を示す説明図である。 第1実施例において、無収差時のビーム径を示す説明図である。 第2実施例において、画像端部での、ある瞬間のビーム形状を示す説明図である。 第3実施例において、画像端部での、ある瞬間のビーム形状を示す説明図である。 第4実施例において、主走査断面内における集光レンズおよび走査レンズの球面収差を波面収差で示す説明図である。 第4実施例において、副走査断面内における集光レンズおよび走査レンズの球面収差を波面収差で示す説明図である。 第5実施例に係るレーザー走査装置における光路を示す説明図である。 第6実施例に係るレーザー走査装置における光路を示す説明図である。 第8実施例に係るレーザー走査装置における光路を示す説明図である。 第8実施例での像面湾曲を示す説明図である。 第8実施例での歪曲を示す説明図である。 第8実施例において、主走査断面内における集光レンズおよび走査レンズの球面収差を波面収差で示す説明図である。 第8実施例において、副走査断面内における集光レンズおよび走査レンズの球面収差を波面収差で示す説明図である。 第8実施例において、画像中央での、ある瞬間でのビーム形状を示す説明図である。 第8実施例において、画像端部での、ある瞬間でのビーム形状を示す説明図である。 第8実施例において、画像中央での、1ドットに相当する時間だけ走査したときのビーム形状を示す説明図である。 第8実施例において、画像端部での、1ドットに相当する時間だけ走査したときのビーム形状を示す説明図である。 第8実施例において、ピークレベルの13.5%の光強度で見たビームの径を示す説明図である。 第9実施例に係るレーザー走査装置における光路を示す説明図である。 第9実施例での像面湾曲を示す説明図である。 第9実施例での歪曲を示す説明図である。 第9実施例において、主走査断面内における集光レンズおよび走査レンズの球面収差を波面収差で示す説明図である。 第9実施例において、副走査断面内における集光レンズおよび走査レンズの球面収差を波面収差で示す説明図である。 第9実施例において、画像中央での、ある瞬間でのビーム形状を示す説明図である。 第9実施例において、画像端部での、ある瞬間でのビーム形状を示す説明図である。 第9実施例において、画像中央での、1ドットに相当する時間だけ走査したときのビーム形状を示す説明図である。 第9実施例において、画像端部での、1ドットに相当する時間だけ走査したときのビーム形状を示す説明図である。 第9実施例において、ピークレベルの13.5%の光強度で見たビームの径を示す説明図である。
符号の説明
1 レーザー光源
2 集光レンズ(集光光学系)
2a 樹脂負レンズ(集光光学系)
2b ガラス正レンズ(集光光学系)
3 共振鏡(偏向器)
4 走査レンズ(走査光学系)

Claims (15)

  1. レーザー光源と、
    上記レーザー光源が発したレーザー光を収束光にする集光光学系と、
    上記集光光学系が射出した収束光を偏向する偏向器と、
    上記偏向器にて偏向されたレーザー光を被走査面上に集光する走査光学系とを有するレーザー走査装置であって、
    上記走査光学系は、負レンズ1枚で構成され、光軸付近でのパワーが主走査方向および副走査方向の両方向で同じとなる非軸対称面を少なくとも1つ有していることを特徴とするレーザー走査装置。
  2. 上記偏向器は、反射面を正弦揺動させることによってレーザー光を偏向する共振鏡で構成されており、
    上記走査光学系は、上記共振鏡にて偏向されたレーザー光を被走査面上で等速走査するように収差補正されていることを特徴とする請求項1に記載のレーザー走査装置。
  3. 上記収束光が上記偏向器に入射する位置から、上記走査光学系が無い場合に収束する位置までの距離をaとし、上記偏向器から上記被走査面までの距離をbとしたとき、
    2a<b
    を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のレーザー走査装置。
  4. 上記負レンズは、被走査面側に凸のメニスカス形状であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のレーザー走査装置。
  5. 上記負レンズの偏向器側の面が、軸対称非球面であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のレーザー走査装置。
  6. 上記負レンズの両面が、非軸対称面であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のレーザー走査装置。
  7. 上記集光光学系は、主走査断面内での上記走査光学系の球面収差と逆符号の球面収差を有することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のレーザー走査装置。
  8. 上記走査光学系は、樹脂からなり、
    上記集光光学系は、ガラス正レンズと樹脂負レンズとの2枚からなることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のレーザー走査装置。
  9. 上記ガラス正レンズの少なくとも1面が、球面であり、
    上記樹脂負レンズの少なくとも1面が、軸対称非球面であることを特徴とする請求項8に記載のレーザー走査装置。
  10. 上記ガラス正レンズの少なくとも1面が、球面であり、
    上記樹脂負レンズの少なくとも1面が、非軸対称面であることを特徴とする請求項8に記載のレーザー走査装置。
  11. 上記ガラス正レンズの少なくとも1面が、軸対称非球面であり、
    上記樹脂負レンズの少なくとも1面が、軸対称非球面であることを特徴とする請求項8に記載のレーザー走査装置。
  12. 上記ガラス正レンズの少なくとも1面が、軸対称非球面であり、
    上記樹脂負レンズの少なくとも1面が、非軸対称面であることを特徴とする請求項8に記載のレーザー走査装置。
  13. 上記走査光学系が、樹脂からなり、
    上記集光光学系が、ガラス正レンズ1枚からなることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のレーザー走査装置。
  14. 上記ガラス正レンズの少なくとも1面が、軸対称非球面であることを特徴とする請求項13に記載のレーザー走査装置。
  15. 上記ガラス正レンズの少なくとも1面が、非軸対称面であることを特徴とする請求項13に記載のレーザー走査装置。
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