JP5170171B2 - 光走査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光走査装置に関し、より特定的には、感光体ドラムに光を照射して静電潜像を形成する光走査装置に関する。
従来の光走査装置としては、例えば、特許文献1に記載のポストオブジェクティブ型光走査光学系(以下、単に光走査光学系と称す)が知られている。該光走査光学系では、ポリゴンミラーが、円筒面又は球面の反射面を有している。これにより、ポリゴンミラーと感光ドラムとの間に設けられるべき走査レンズを省略可能としている。
しかしながら、前記光走査光学系は、ポリゴンミラーの反射面が平面ではないので、製造コストが高くなるという問題を有している。
特開平5−241094号公報
そこで、本発明の目的は、安価に製造可能な光走査装置を提供することである。
本発明の一形態に係る光走査装置は、被走査面に対してビームを走査する光走査装置であって、ビームを放射する光源と、前記光源が放射したビームを集光する光学系と、複数の反射面からなるポリゴンミラーを有し、かつ、該ポリゴンミラーの回転によって、前記光学系を通過した前記ビームを偏向する偏向手段と、を備えており、前記偏向手段と前記被走査面との間には、前記ビームを集光又は発散させるための光学素子が設けられておらず、前記光学系は、前記被走査面の主走査方向における両端に照射される前記ビームの波面の曲率の平均が、前記被走査面の主走査方向における中央に照射される前記ビームの波面の曲率の平均よりも小さくなる光学特性を有し、該光学系の主走査方向における前記ビームの通過位置によって、異なる球面収差を該ビームに発生させ、前記光学系を通過した前記ビームは、隣り合う3つ以上の前記反射面に対して入射すること、を特徴とする。
本発明によれば、光走査装置を安価に製造できる。
第1の実施形態に係る光走査装置の構成図である。 光走査装置をy軸方向から平面視した図である。 光走査装置をz軸方向から平面視した図である。 光走査装置をz軸方向から平面視した図である。 偏向器及びビームBを示した図である。 偏向器及びビームBを示した図である。 偏向器及びビームBを示した図である。 第1の実施例に係る光走査装置における第1のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。 第1の比較例に係る光走査装置における第1のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。 第1の比較例に係る光走査装置における第2のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。 第1の実施例に係る光走査装置における第2のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。 第1の実施例に係る光走査装置における第2のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。 第1の実施例に係る光走査装置において、テストパターンを形成したときにおける評価面での光量の分布を示したグラフである。 第1の実施例に係る光走査装置の縦線コントラストと偏向角θとの関係を示したグラフである。 第1の実施例に係る光走査装置の横線コントラストと偏向角θとの関係を示したグラフである。 第1の比較例に係る光走査装置の縦線コントラストと偏向角θとの関係を示したグラフである。 第1の比較例に係る光走査装置の横線コントラストと偏向角θとの関係を示したグラフである。 第1の実施例に係る光走査装置における第4のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。 第1の比較例に係る光走査装置おける第4のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。 第2の実施例に係る光走査装置における第1のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。 第2の比較例に係る光走査装置における第1のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。 第2の比較例に係る光走査装置における第2のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。 第1の実施例に係る光走査装置における第2のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。 第2の実施例に係る光走査装置の縦線コントラストと偏向角θとの関係を示したグラフである。 第2の実施例に係る光走査装置の横線コントラストと偏向角θとの関係を示したグラフである。 第2の比較例に係る光走査装置の縦線コントラストと偏向角θとの関係を示したグラフである。 第2の比較例に係る光走査装置の横線コントラストと偏向角θとの関係を示したグラフである。 第2の実施例に係る光走査装置における第4のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。 第2の比較例に係る光走査装置おける第4のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。 第3の実施例に係る光走査装置における第1のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。 第3の実施例に係る光走査装置における第2のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。 第3の実施例に係る光走査装置の縦線コントラストと偏向角θとの関係を示したグラフである。 第3の実施例に係る光走査装置の横線コントラストと偏向角θとの関係を示したグラフである。 第3の実施例に係る光走査装置における第4のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。 第3の実施形態に係る光走査置の構成図である。 第4の実施例に係る光走査装置における第1のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。 第4の実施例に係る光走査装置における第2のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。 第4の実施例に係る光走査装置の縦線コントラストと偏向角θとの関係を示したグラフである。 第4の実施例に係る光走査装置の横線コントラストと偏向角θとの関係を示したグラフである。 第4の実施例に係る光走査装置における第4のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。
以下に、本発明の実施形態に係る光走査装置について説明する。
(光走査装置の構成)
以下に、本発明の第1の実施形態に係る光走査装置について図面を参照しながら説明する。図1は、第1の実施形態に係る光走査装置10の構成図である。図1において、感光体ドラム20における主走査方向をy軸方向とし、ポリゴンミラーの回転軸が延在する方向をz軸方向とし、y軸方向及びz軸方向に直交する方向をx軸方向とする。図2は、光走査装置10をy軸方向から平面視した図である。
光走査装置10は、感光体ドラム20に対してビームBをy軸方向に走査し、図1及び図2に示すように、光源12、コリメータレンズ14、自由曲面レンズ16及び偏向器18を含んでいる。光源12は、ビームB0を放射し、例えば、レーザダイオードにより構成されている。
コリメータレンズ14及び自由曲面レンズ16は、拡散光であるビームB0を集光して感光体ドラム20に結像させる光学系17を構成している。コリメータレンズ14は、ガラスの軸対称非球面レンズである。自由曲面レンズ16は、樹脂の非軸対称レンズである。自由曲面レンズ16の光源12側の面は、自由曲面である。自由曲面は、回転対称ではない形状をなしている。より詳細には、自由曲面は、互いの法線が直交している2つの対称面を有している。一方の対称面の法線は、偏向器18のポリゴンミラーの回転軸と直交している。
偏向器18は、複数の平面の反射面からなるポリゴンミラーを有し、かつ、ポリゴンミラーの回転によって、コリメータレンズ14及び自由曲面レンズ16を通過したビームBを偏向する。なお、ビームBとは、ビームB0の一部であり、詳細については後述する。
また、偏向器18と感光体ドラム20との間には、ビームBを集光させるレンズやミラー等の光学素子が設けられていない。
感光体ドラム20は、図示しないモータ等の駆動手段により、所定速度で回転駆動される。そして、ビームBによる主走査と感光体ドラム20の回転による副走査にて2次元の静電潜像が形成される。
ところで、光走査装置10では、以下に説明するように、感光体ドラム20にビームBを照射する位置によって、自由曲面レンズ16を通過してから感光体ドラム20に入射するまでのビームBの光路の長さが変化する。図3及び図4は、光走査装置10をz軸方向から平面視した図である。図3では、感光体ドラム20のy軸方向の負方向側の端部にビームBが照射されている。図4では、感光体ドラム20のy軸方向の中央部にビームBが照射されている。以下では、z軸方向から平面視したときに、偏向器18にて偏向されたビームBとx軸とがなす角度を偏向角θと呼ぶ。偏向角θは、反時計回りを正とする。
図3での自由曲面レンズ16を通過してから感光体ドラム20に入射するまでのビームBの光路は、図4での自由曲面レンズ16を通過してから感光体ドラム20に入射するまでのビームBの光路よりも長くなっていることがわかる。このように、光走査装置10では、感光体ドラム20にビームBを照射する位置によって、自由曲面レンズ16を通過してから感光体ドラム20に入射するまでのビームBの光路の長さが変化する。そこで、光走査装置10は、自由曲面レンズ16を通過してから感光体ドラム20に入射するまでのビームBの光路の長さが変化しても、ビームBが感光体ドラム20にて結像する構成を有している。以下に、かかる構成について図面を参照しながら説明する。図5ないし図7は、偏向器18及びビームBを示した図である。図5及び図7ではそれぞれ、ビームBは、感光体ドラム20のy軸方向の負方向側の端部及びy軸方向の正方向側の端部を照射している。図6では、ビームBは、感光体ドラム20のy軸方向の中央部を照射している。
まず、図5ないし図7において、自由曲面レンズ16を通過したビームをビームB0と定義する。また、ビームB0の内、偏向器18のポリゴンミラーの所定の反射面mに入射し、反射面mにて反射するビームをビームBと定義する。
図5ないし図7に示すように、光学系17を通過したビームB0は、感光体ドラム20の走査中には、隣り合う3つ以上の反射面に対して常に入射している。本実施形態では、ビームB0は、図5ないし図7に示すように、感光体ドラム20を走査中に、所定の反射面mの主走査方向の全体にわたって入射している。そして、反射面mにて反射したビームBは、感光体ドラム20をy軸方向に走査されている。なお、反射面m以外の反射面にて反射したビームは、遮光部材などにより遮られる。
ビームB0が複数の反射面に対して入射することにより、ビームBが自由曲面レンズ16を通過する位置が変化する。より具体的には、ビームBが感光体ドラム20のy軸方向の負方向側の端部を照射しているときには、ビームBは、自由曲面レンズ16の図5における上下方向の中央よりも下側の部分を通過している。また、図6に示すように、ビームBが感光体ドラム20のy軸方向の中央の部分を照射しているときには、ビームBは、自由曲面レンズ16の図6における上下方向の中央を通過している。また、図7に示すように、ビームBが感光体ドラム20のy軸方向の正方向側の端部を照射しているときには、ビームBは、自由曲面レンズ16の図7における上下方向の中央よりも上側の部分を通過している。
更に、光走査装置10では、コリメータレンズ14及び自由曲面レンズ16からなる光学系17は、該光学系17におけるビームBの通過位置によって、異なる球面収差をビームBに発生させる。すなわち、光学系17は、該光学系17におけるビームBの通過位置によって、光学系17とビームBが結像する位置との距離が変化する光学特性を有している。より詳細には、光学系17は、感光体ドラム20のy軸方向における両端に照射されるビームBの波面の曲率の平均が、感光体ドラム20のy軸方向における中央に照射されるビームBの波面の曲率の平均よりも小さくなる光学特性を有している。これにより、感光体ドラム20のy軸方向における両端に照射されるビームBは、光学系17から相対的に近い位置において結像し、感光体ドラム20のy軸方向における中央に照射されるビームBは、光学系17から相対的に遠い位置において結像するようになる。
以上のように、光走査装置10では、ビームB0が複数の反射面に対して入射することにより、感光体ドラム20にビームBが照射される位置によって、ビームBが自由曲面レンズ16を通過する位置が変化する。そして、自由曲面レンズ16を含む光学系17は、ビームBの通過位置によって、異なる球面収差をビームBに発生させる。そこで、光学系17に自由曲面レンズ16を用いて、該光学系17を適切な光学特性に設定すればよい。これにより、感光体ドラム20のy軸方向における両端に照射されるビームBを、光学系17から相対的に近い位置において結像させ、感光体ドラム20のy軸方向における中央に照射されるビームBを、光学系17から相対的に遠い位置において結像させることが可能となる。すなわち、感光体ドラム20全体においてビームBを結像させることが可能となる。
また、光走査装置10では、特許文献1に記載の光走査光学系のように曲面の反射面を有するポリゴンミラーを用いる必要がない。よって、光走査装置10では、製造コストを低減することが可能である。
(第1の実施例)
以下に、第1の実施形態に係る光走査装置10の実施例である第1の実施例に係る光走査装置について説明する。第1の実施例に係る光走査装置10では、光源12が放射するビームB0の波長を780nmとする。コリメータレンズ14のガラスの屈折率を1.564とし、自由曲面レンズ16の樹脂の屈折率を1.525とする。また、偏向器18のポリゴンミラーは、直径10mmの内接円を有する12角形をなしている。また、偏向角θは、−25°〜25°である。まず、コリメータレンズ14、自由曲面レンズ16、偏向器18のポリゴンミラー及び評価面(感光体ドラム20)の位置関係を表1に示す。
Figure 0005170171
面番号1とは、コリメータレンズ14の光源12側の面である。面番号2とは、コリメータレンズ14の自由曲面レンズ16側の面である。面番号3とは、自由曲面レンズ16のコリメータレンズ14側の面である。面番号4とは、自由曲面レンズ16の偏向器18側の面である。面番号5とは、偏向角θ=0°でビームB0を反射するポリゴンミラーの反射面である。面番号6とは、評価面(感光体ドラム20)である。ローカル座標原点とは、各面毎の個別の座標系である。
面番号1は球面であり、その曲率は4.33126×10-3である。
また、面番号2は軸対称非球面であり、その曲率は−6.68860×10-2である。面番号2の形状は以下の式(1)に表され、各係数は表2に示すとおりである。
Figure 0005170171
Figure 0005170171
また、面番号3は自由曲面であり、その形状は以下の式(2)に表され、各係数は表3に示すとおりである。
Figure 0005170171
Figure 0005170171
なお、表1ないし表3に示した係数以外の係数は、全て0である。
面番号3の自由曲面は、y及びzが偶数の次数である。よって、面番号3の自由曲面は、y軸方向及びz軸方向について対称な形状を有している。
以下に、第1の実施例に係る光走査装置10を用いて行ったコンピュータシミュレーションの結果について説明する。なお、第1の比較例に係る光走査装置として、第1の実施例に係る光走査装置10の光学系17を軸対称で軸上無収差の集光光学系に置き換えたものを用いた。また、第1の比較例に係る光走査装置では、集光光学系を通過したビームBは、ポリゴンミラーから260mm離れた位置において結像する。
まず、第1のコンピュータシミュレーションとして、偏向角θと評価面(感光体ドラム20)でのピーク光量との関係(ビームプロファイル)を第1の実施例に係る光走査装置10及び第1の比較例に係る光走査装置を用いて計算した。なお、温度変化などによってフォーカスズレが発生したことを想定して、評価面(感光体ドラム20)をx軸方向に−3mm〜3mmの範囲で1mmずつずらしてシミュレーションを行った。図8は、第1の実施例に係る光走査装置10における第1のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。図9は、第1の比較例に係る光走査装置における第1のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。ピーク光量とは、無収差のときのビームスポットの光量を1としたときのビームスポットの光量である。なお、図8及び図9において、偏向角θが0°〜25°であるときのピーク光量を計算した。これは、偏向角θが−25°〜0°であるときのピーク光量は、0°〜25°であるときのピーク光量と同じであるからである。
図9によれば、第1の比較例に係る光走査装置では、偏向角θが変化すると、ピーク光量が大きく変化していることがわかる。すなわち、軸対称で軸上無収差の集光光学系を用いた場合には、ビームBの集光状態が大きく悪化する偏向角θが存在していることがわかる。一方、図8によれば、第1の実施例に係る光走査装置10では、偏向角θが変化してもピーク光量が大きく変化しないことがわかる。すなわち、自由曲面レンズ16を含む光学系17を用いることにより、ビームBの集光状態が大きく悪化する偏向角θがあらわれにくくなることがわかる。
次に、第2のコンピュータシミュレーションとして、偏向角θと評価面(感光体ドラム20)のデフォーカス量との関係(像面湾曲)を第1の実施例に係る光走査装置10及び第1の比較例に係る光走査装置を用いて計算した。デフォーカス量とは、ビームBが評価面(感光体ドラム20)に結像するようにx軸方向に評価面(感光体ドラム20)を移動させた量である。なお、第1の実施例に係る光走査装置10を用いて、主光線近傍の像面湾曲及びビームB全体の像面湾曲の平均を計算した。主光線とは、ポリゴンミラー18によって反射されたビームBの内、描画に用いられる光束の中央付近の光線である。図10は、第1の比較例に係る光走査装置における第2のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。図11及び図12は、第1の実施例に係る光走査装置10における第2のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。図11は、主光線近傍の像面湾曲を示しており、図12は、ビームB全体の像面湾曲の平均を示している。
図10に示すように、第1の比較例に係る光走査装置では、偏向角θが大きくなるにしたがって、デフォーカス量が大きく減少していることがわかる。すなわち、第1の比較例に係る光走査装置では、ビームBの照射位置が感光体ドラム20のy軸方向の端部に近づくにしたがって、感光体ドラム20をx軸方向の負方向側に移動させなければ、感光体ドラム20にビームBが結像しないことがわかる。
ここで、図11に示すように、第1の実施例に係る光走査装置10でも、主光線近傍の像面湾曲では、第1の比較例に係る光走査装置と同様に、偏向角θが大きくなるにしたがって、デフォーカス量が大きく減少していることがわかる。このように、ビームBの特定の部分(主光線近傍)に着目した場合には、第1の光走査装置10であっても、感光体ドラム20のy軸方向の端部に近づくにしたがって、感光体ドラム20をx軸方向の負方向側に移動させなければ、感光体ドラム20にビームBが結像しないことがわかる。
一方、図12に示すように、第1の実施例に係る光走査装置10において、ビームB全体の像面湾曲の平均は、偏向角θが大きくなっても、デフォーカス量が大きく減少していない。ここで、第1の実施例に係る光走査装置10では、感光体ドラム20を走査されるビームBは、主走査近傍のビームだけではなく、ビームB全体である。そして、偏向角θが変化すると、ビームBが光学系17を通過する位置も変化する。更に、自由曲面レンズ16が光学系17に用いられているので、ビームBが光学系17を通過する位置が変化すると、ビームBに発生する収差も変化する。その結果、図12に示すように、第1の実施例に係る光走査装置10において、ビームB全体の像面湾曲の平均では、偏向角θが大きくなっても、デフォーカス量が大きく減少していない。すなわち、第1の実施例に係る光走査装置10では、感光体ドラム20全体において、感光体ドラム20をx軸方向に移動させなくても、感光体ドラム20にビームBが結像していることがわかる。
また、図8、図12、図9及び図10によれば、第1の実施例に係る光走査装置10では、第1の比較例に係る光走査装置とは異なり、デフォーカス量の変化とピーク光量の変化とが連動していない。これは、第1の実施例に係る光走査装置10では、収差量が偏向角θによって異なっていることに起因している。図12でのデフォーカス量が小さくなるほどにピーク光量が大きくなる傾向と、収差量が大きくなるとピーク光量が下がる傾向とが組み合わさった結果として、図8のようなピーク光量が得られている。
次に、第3のコンピュータシミュレーションとして、偏向角θと縦線コントラスト及び横線コントラストとの関係を第1の実施例に係る光走査装置10及び第1の比較例に係る光走査装置を用いて計算した。具体的には、第3のコンピュータシミュレーションとして、第1の実施例に係る光走査装置10及び第1の比較例に係る光走査装置において、偏向角θを変化させながら、600dpiで2ドット幅の縦線と2ドット幅の空白とが交互に繰り返されるテストパターンと、600dpiで2ドット幅の横線と2ドット幅の空白とが交互に繰り返されるテストパターンとを形成した。そして、偏向角θ毎に縦線コントラスト及び横線コントラストを計算した。
図13は、第1の実施例に係る光走査装置10において、テストパターンを形成したときにおける評価面(感光体ドラム20)での光量の分布を示したグラフである。縦軸は光量を示し、横軸は評価面(感光体ドラム20)での位置を示している。図13では、偏向角θを25°とした。
図13のグラフにおいて、ベタ画像が形成されるときの光量を1と定義した。図13に示すように、光量は、0.5を中心として正弦波状に変化している。そして、第3のコンピュータシミュレーションにおいて、図13の極大値と極小値のとの差をコントラストとして算出した。偏向角θが25°であるときの縦線コントラスト及び横線コントラストは、それぞれ、0.42と0.47である。
図示しないが、偏向角θが25°以外であるときについても、図13と同様のグラフを作成した。そして、偏向角θが25°であるときの縦線コントラスト及び横線コントラストと同様に、他の偏向角θの縦線コントラスト及び横線コントラストを計算した。また、第1の実施例に係る光走査装置10と同様に、第1の比較例に係る光走査装置においても同様の計算を行った。更に、温度変化などによってフォーカスズレが発生したことを想定して、評価面(感光体ドラム20)をx軸方向に−3mm〜3mmの範囲で1mmずつずらしてシミュレーションを行った。
図14は、第1の実施例に係る光走査装置10の縦線コントラストと偏向角θとの関係を示したグラフである。図15は、第1の実施例に係る光走査装置10の横線コントラストと偏向角θとの関係を示したグラフである。図16は、第1の比較例に係る光走査装置の縦線コントラストと偏向角θとの関係を示したグラフである。図17は、第1の比較例に係る光走査装置の横線コントラストと偏向角θとの関係を示したグラフである。
図14ないし図17によれば、第1の実施例に係る光走査装置10の方が、第1の比較例に係る光走査装置よりも、偏向角θが変化しても、縦線コントラスト及び横線コントラストが変化しにくいことがわかる。更に、第1の実施例に係る光走査装置10の方が、第1の比較例に係る光走査装置よりも、評価面(感光体ドラム20)を移動させても、縦線コントラスト及び横線コントラストが変化しにくいことがわかる。このように、第1の実施例に係る光走査装置10では、図8に示したように、偏向角θが変化しても、ピーク光量が変化しにくいことに加え、図14及び図15に示すように、偏向角θが変化しても、縦線コントラスト及び横線コントラストが変化しにくいことがわかる。このように、第1の実施例に係る光走査装置10では、縦線コントラスト及び横線コントラストが変化しにくくなることにより、縦線及び横線の両方を良好な画質で描画できるようになる。
次に、第4のコンピュータシミュレーションとして、偏向角θとビームBの波面の曲率の平均との関係を第1の実施例に係る光走査装置10及び第1の比較例に係る光走査装置を用いて計算した。具体的には、第4のコンピュータシミュレーションとして、第1の実施例に係る光走査装置10及び第1の比較例に係る光走査装置において、偏向器18のポリゴンミラーの反射面mに入射するビームBの波面の曲率の平均を、偏向角θ毎に計算した。図18は、第1の実施例に係る光走査装置10における第4のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。図19は、第1の比較例に係る光走査装置おける第4のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。縦軸は曲率を示し、横軸は偏向角θを示している。
図19に示すように、第1の比較例に係る光走査装置では、ビームBの波面の曲率の平均は、一定である。ビームBの波面の曲率の平均は、光学系からビームBが結像する位置までの距離の逆数に相当する。そのため、第1の比較例に係る光走査装置では、評価面(感光体ドラム20)全体においてビームBが結像することが困難であることがわかる。
一方、図18に示すように、第1の実施例に係る光走査装置10では、ビームBの波面の曲率の平均は、偏向角θが大きくなるにしたがって減少している。これは、偏向角θが大きくなるにしたがって、光学系17から遠くの位置においてビームBが結像することを意味している。そして、光学系17と評価面(感光体ドラム20)との距離は、偏向角θが大きくなるにしたがって大きくなる。すなわち、第1の実施例に係る光走査装置10では、評価面(感光体ドラム20)の全体においてビームBを結像させることが可能であることがわかる。よって、第1の実施例に係る光走査装置10を用いることにより、第1の比較例に係る光走査装置に比べて優れた描画性能を得ることができる。
(第2の実施例)
以下に、第1の実施形態に係る光走査装置10の実施例である第2の実施例に係る光走査装置10について説明する。第2の実施例に係る光走査装置10では、光源12が放射するビームB0の波長を780nmとする。コリメータレンズ14のガラスの屈折率を1.564とし、自由曲面レンズ16の樹脂の屈折率を1.525とする。また、偏向器18のポリゴンミラーは、直径30mmの内接円を有する20角形をなしている。また、偏向角θは、−15°〜15°である。まず、コリメータレンズ14、自由曲面レンズ16、偏向器18のポリゴンミラー及び評価面(感光体ドラム20)の位置関係を表4に示す。
Figure 0005170171
面番号1とは、コリメータレンズ14の光源12側の面である。面番号2とは、コリメータレンズ14の自由曲面レンズ16側の面である。面番号3とは、自由曲面レンズ16のコリメータレンズ14側の面である。面番号4とは、自由曲面レンズ16の偏向器18側の面である。面番号5とは、偏向角θ=0°でビームB0を反射するポリゴンミラーの反射面である。面番号6とは、評価面(感光体ドラム20)である。
面番号1は球面であり、その曲率は4.33126×10-3である。
また、面番号2は軸対称非球面であり、その曲率は−6.68860×10-2である。面番号2の形状は前記式(1)に表され、各係数は前記表2に示すとおりである。
また、面番号3は自由曲面であり、その形状は前記式(2)に表され、各係数は表5に示すとおりである。
Figure 0005170171
なお、表2、表4及び表5に示した係数以外の係数は、全て0である。
以下に、第2の実施例に係る光走査装置10を用いて行ったコンピュータシミュレーションの結果について説明する。なお、第2の比較例に係る光走査装置として、第2の実施例に係る光走査装置10の光学系17を軸対称で軸上無収差の集光光学系に置き換えたものを用いた。また、第2の比較例に係る光走査装置では、集光光学系を通過したビームBは、ポリゴンミラーから424mm離れた位置において結像する。
まず、第1のコンピュータシミュレーションを行った。第1のコンピュータシミュレーションについては既に説明を行ったので詳細な説明を省略する。図20は、第2の実施例に係る光走査装置10における第1のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。図21は、第2の比較例に係る光走査装置における第1のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。なお、図20及び図21において、偏向角θが0°〜15°であるときのピーク光量を計算した。これは、偏向角θが−15°〜0°であるときのピーク光量は、0°〜15°であるときのピーク光量と同じであるからである。
図21によれば、第2の比較例に係る光走査装置では、偏向角θが変化すると、ピーク光量が大きく変化していることがわかる。すなわち、軸対称で軸上無収差の集光光学系を用いた場合には、ビームBの集光状態が大きく悪化する偏向角θが存在していることがわかる。一方、図20によれば、第2の実施例に係る光走査装置10では、偏向角θが変化してもピーク光量が大きく変化しないことがわかる。すなわち、自由曲面レンズ16を含む光学系17を用いることにより、ビームBの集光状態が大きく悪化する偏向角θがあらわれにくくなることがわかる。
次に、第2のコンピュータシミュレーションを行った。第2のコンピュータシミュレーションについては既に説明を行ったので詳細な説明を省略する。図22は、第2の比較例に係る光走査装置における第2のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。図23は、第1の実施例に係る光走査装置10における第2のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。図23は、ビームB全体の像面湾曲の平均を示している。
図22に示すように、第2の比較例に係る光走査装置では、偏向角θが大きくなるにしたがって、デフォーカス量が大きく減少していることがわかる。すなわち、第1の比較例に係る光走査装置では、ビームBの照射位置が感光体ドラム20のy軸方向の端部に近づくにしたがって、感光体ドラム20をx軸方向の負方向側に移動させなければ、感光体ドラム20にビームBが結像しないことがわかる。
一方、図23に示すように、第2の実施例に係る光走査装置10において、ビームB全体の像面湾曲の平均は、偏向角θが大きくなっても、デフォーカス量が大きく減少していない。ここで、偏向角θが変化すると、ビームBが光学系17を通過する位置も変化する。更に、自由曲面レンズ16が光学系17に用いられているので、ビームBが光学系17を通過する位置が変化すると、ビームBに発生する収差も変化する。その結果、図23に示すように、第2の実施例に係る光走査装置10において、ビームB全体の像面湾曲の平均は、偏向角θが大きくなっても、デフォーカス量が大きく減少していない。すなわち、第2の実施例に係る光走査装置10では、感光体ドラム20全体において、感光体ドラム20をx軸方向に移動させなくても、感光体ドラム20にビームBが結像していることがわかる。
次に、第3のコンピュータシミュレーションを行った。第3のコンピュータシミュレーションについては既に説明を行ったので詳細な説明を省略する。図24は、第2の実施例に係る光走査装置10の縦線コントラストと偏向角θとの関係を示したグラフである。図25は、第2の実施例に係る光走査装置10の横線コントラストと偏向角θとの関係を示したグラフである。図26は、第2の比較例に係る光走査装置の縦線コントラストと偏向角θとの関係を示したグラフである。図27は、第2の比較例に係る光走査装置の横線コントラストと偏向角θとの関係を示したグラフである。
図24ないし図27によれば、第2の実施例に係る光走査装置10の方が、第2の比較例に係る光走査装置よりも、偏向角θが変化しても、縦線コントラスト及び横線コントラストが変化しにくいことがわかる。更に、第2の実施例に係る光走査装置10の方が、第2の比較例に係る光走査装置よりも、評価面(感光体ドラム20)を移動させても、縦線コントラスト及び横線コントラストが変化しにくいことがわかる。このように、第2の実施例に係る光走査装置10では、図20に示したように、偏向角θが変化しても、ピーク光量が変化しにくいことに加え、図24及び図25に示すように、偏向角θが変化しても、縦線コントラスト及び横線コントラストが変化しにくいことがわかる。このように、第2の実施例に係る光走査装置10では、縦線コントラスト及び横線コントラストが変化しにくくなることにより、縦線及び横線の両方を良好な画質で描画できるようになる。
なお、図14及び図15と図24及び図25とを比較すると、第2の実施例に係る光走査装置10の方が、第1の実施例に係る光走査装置10よりも、縦線コントラスト及び横線コントラストの変化が小さい。これは、第1の実施例に係る光走査装置10の偏向角θが−25°〜25°であるのに対して、第2の実施例に係る光走査装置10の偏向角θが−15°〜15°であるからである。
次に、第4のコンピュータシミュレーションを行った。第4のコンピュータシミュレーションについては既に説明を行ったので詳細な説明を省略する。図28は、第2の実施例に係る光走査装置10における第4のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。図29は、第2の比較例に係る光走査装置おける第4のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。縦軸は曲率を示し、横軸は偏向角θを示している。
図29に示すように、第2の比較例に係る光走査装置では、ビームBの波面の曲率の平均は、一定である。ビームBの波面の曲率の平均は、光学系からビームBが結像する位置までの距離の逆数に相当する。そのため、第2の比較例に係る光走査装置では、評価面(感光体ドラム20)全体においてビームBが結像することが困難であることがわかる。
一方、図28に示すように、第2の実施例に係る光走査装置10では、ビームBの波面の曲率の平均は、偏向角θが大きくなるにしたがって減少している。これは、偏向角θが大きくなるにしたがって、光学系17から遠くの位置においてビームBが結像することを意味している。そして、光学系17と評価面(感光体ドラム20)との距離は、偏向角θが大きくなるにしたがって大きくなる。すなわち、第2の実施例に係る光走査装置10では、評価面(感光体ドラム20)の全体においてビームBを結像させることが可能であることがわかる。よって、第2の実施例に係る光走査装置10を用いることにより、第2の比較例に係る光走査装置に比べて優れた描画性能を得ることができる。
(第2の実施形態)
(光走査装置の構成)
以下に、第2の実施形態に係る光走査装置10の構成について説明する。第2の実施形態に係る光走査装置10の構成は、第1の実施形態に係る光走査装置10と同様に、図1に示される。第1の実施形態に係る光走査装置10と第2の実施形態に係る光走査装置との相違点は、第1の実施形態に係る光走査装置10では自由曲面レンズ16が用いられているのに対して、第2の実施形態に係る光走査装置10では軸対称非球面レンズ16'が用いられている点である。第2の実施形態に係る光走査装置10のその他の構成は、第1の実施形態に係る光走査装置10と同じであるので説明を省略する。
(第3の実施例)
以下に、第2の実施形態に係る光走査装置10の実施例である第3の実施例に係る光走査装置について説明する。第3の実施例に係る光走査装置10では、光源12が放射するビームB0の波長を780nmとする。コリメータレンズ14のガラスの屈折率を1.564とし、軸対称非球面レンズ16'の樹脂の屈折率を1.525とする。また、偏向器18のポリゴンミラーは、直径30mmの内接円を有する20角形をなしている。また、偏向角θは、−15°〜15°である。まず、コリメータレンズ14、軸対称非球面レンズ16'、偏向器18のポリゴンミラー及び評価面(感光体ドラム20)の位置関係を表6に示す。
Figure 0005170171
面番号1とは、コリメータレンズ14の光源12側の面である。面番号2とは、コリメータレンズ14の軸対称非球面レンズ16'側の面である。面番号3とは、軸対称非球面レンズ16'のコリメータレンズ14側の面である。面番号4とは、軸対称非球面レンズ16'の偏向器18側の面である。面番号5とは、偏向角θ=0°でビームB0を反射するポリゴンミラーの反射面である。面番号6とは、評価面(感光体ドラム20)である。
面番号1は球面であり、その曲率は4.33126×10-3である。
また、面番号2は軸対称非球面であり、その曲率は−6.68860×10-2である。面番号2の形状は前記式(1)に表され、各係数は前記表2に示すとおりである。
また、面番号3は軸対称非球面であり、その曲率は3.66937×10-3である。面番号3の形状は前記式(1)に表され、各係数は表7に示すとおりである。
Figure 0005170171
なお、表6及び表7に示した係数以外の係数は、全て0である。
以下に、第3の実施例に係る光走査装置10を用いて行ったコンピュータシミュレーションの結果について説明する。なお、比較例に係る光走査装置として、第2の比較例に係る光走査装置を用いた。第2の比較例に係る光走査装置については既に説明を行ったので詳細な説明を省略する。
まず、第1のコンピュータシミュレーションを行った。第1のコンピュータシミュレーションについては既に説明を行ったので詳細な説明を省略する。図30は、第3の実施例に係る光走査装置10における第1のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。第2の比較例に係る光走査装置における第1のコンピュータシミュレーションの結果については、図21を援用する。なお、図30において、偏向角θが0°〜15°であるときのピーク光量を計算した。これは、偏向角θが−15°〜0°であるときのピーク光量は、0°〜15°であるときのピーク光量と同じであるからである。
図21によれば、第2の比較例に係る光走査装置では、偏向角θが変化すると、ピーク光量が大きく変化していることがわかる。すなわち、軸対称で軸上無収差の集光光学系を用いた場合には、ビームBの集光状態が大きく悪化する偏向角θが存在していることがわかる。一方、図30によれば、第3の実施例に係る光走査装置10では、偏向角θが変化しても大きくピーク光量が変化しないことがわかる。すなわち、軸対称非球面レンズ16'を含む光学系17を用いても、ビームBの集光状態が大きく悪化する偏向角θがあらわれにくくなることがわかる。
次に、第2のコンピュータシミュレーションを行った。第2のコンピュータシミュレーションについては既に説明を行ったので詳細な説明を省略する。図31は、第3の実施例に係る光走査装置10における第2のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。図31は、ビームB全体の像面湾曲の平均を示している。第2の比較例に係る光走査装置における第2のコンピュータシミュレーションの結果については、図22を援用する。
図22に示すように、第2の比較例に係る光走査装置では、偏向角θが大きくなるにしたがって、デフォーカス量が大きく減少していることがわかる。すなわち、第1の比較例に係る光走査装置では、ビームBの照射位置が感光体ドラム20のy軸方向の端部に近づくにしたがって、感光体ドラム20をx軸方向の負方向側に移動させなければ、感光体ドラム20にビームBが結像しないことがわかる。
一方、図31に示すように、第3の実施例に係る光走査装置10において、ビームB全体の像面湾曲の平均は、主像面では、偏向角θが大きくなっても、デフォーカス量が大きく減少していない。ここで、偏向角θが変化すると、ビームBが光学系17を通過する位置も変化する。更に、軸対称非球面レンズ16'が光学系17に用いられているので、ビームBが光学系17を通過する位置が変化すると、ビームBに発生する収差も変化する。その結果、図31に示すように、第3の実施例に係る光走査装置10において、ビームB全体の像面湾曲の平均は、主像面では、偏向角θが大きくなっても、デフォーカス量が大きく減少していない。すなわち、第3の実施例に係る光走査装置10では、感光体ドラム20全体において、感光体ドラム20をx軸方向に移動させなくても、主像面において、感光体ドラム20にビームBが結像していることがわかる。
ただし、軸対称非球面レンズ16'では、面番号3が軸対称な構造を有している。そのため、軸対称非球面レンズ16'をビームBが通過する位置が主走査方向において変化した場合にビームBに発生する収差の変化は、軸対称非球面レンズ16'をビームBが通過する位置が副走査方向において変化した場合にビームBに発生する収差の変化と同じになる。すなわち、軸対称非球面レンズ16'では、主像面における像面湾曲と副像面における像面湾曲とを独立して制御することができない。そのため、図31に示すように、第3の実施例に係る光走査装置10において、ビームB全体の像面湾曲の平均は、副像面では、偏向角θが大きくなると、デフォーカス量が大きく減少する。すなわち、第3の実施例に係る光走査装置10では、感光体ドラム20全体において、感光体ドラム20をx軸方向に移動させなければ、副像面において、感光体ドラム20にビームBが結像しにくいことがわかる。以上より、第3の実施例に係る光走査装置10は、第2の比較例に係る光走査装置10に比べて、感光体ドラム20の全体においてビームBを良好に集光させることができる。しかしながら、第3の実施例に係る光走査装置10は、第1の実施例に係る光走査装置10及び第2の実施例に係る光走査装置10に比べて、感光体ドラム20の全体においてビームBを良好に集光させることができない。ただし、軸対称非球面レンズ16'は、自由曲面レンズ16に比べて安価に製造できる。そのため、第3の実施例に係る光走査装置10は、第1の実施例に係る光走査装置10及び第2の実施例に係る光走査装置10に比べて、安価に製造可能である。
次に、第3のコンピュータシミュレーションを行った。第3のコンピュータシミュレーションについては既に説明を行ったので詳細な説明を省略する。図32は、第3の実施例に係る光走査装置10の縦線コントラストと偏向角θとの関係を示したグラフである。図33は、第3の実施例に係る光走査装置10の横線コントラストと偏向角θとの関係を示したグラフである。
図32によれば、第3の実施例に係る光走査装置10では、第2の比較例に係る光走査装置に比べて、偏向角θが変化しても、縦線コントラストが変化しにくいことがわかる。しかしながら、第3の実施例に係る光走査装置10では、第2の比較例に係る光走査装置と同様に、偏向角θが変化すると、横線コントラストが変化している。これは、第3の実施例に係る光走査装置10では、軸対称非球面レンズ16'が用いられているためである。このように、第3の実施例に係る光走査装置10では、縦線コントラストが変化しにくくなることにより、縦線を良好な画質で描画できるようになる。
次に、第4のコンピュータシミュレーションを行った。第4のコンピュータシミュレーションについては既に説明を行ったので詳細な説明を省略する。図34は、第3の実施例に係る光走査装置10における第4のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。縦軸は曲率を示し、横軸は偏向角θを示している。
図34に示すように、第3の実施例に係る光走査装置10では、主走査方向におけるビームBの波面の曲率の平均は、偏向角θが大きくなるにしたがって減少している。これは、偏向角θが大きくなるにしたがって、光学系17から遠くの位置においてビームBが主走査方向に結像することを意味している。そして、光学系17と評価面(感光体ドラム20)との距離は、偏向角θが大きくなるにしたがって大きくなる。すなわち、第3の実施例に係る光走査装置10では、評価面(感光体ドラム20)の全体においてビームBを主走査方向に結像させることが可能であることがわかる。よって、第3の実施例に係る光走査装置10を用いることにより、第2の比較例に係る光走査装置に比べて優れた描画性能を得ることができる。
ただし、第3の実施例に係る光走査装置10では、副走査方向におけるビームBの波面の曲率の平均は、偏向角θが大きくなっても減少していない。これは、第3の実施例に係る光走査装置10では、軸対称非球面レンズ16'が用いられているためである。
(第3の実施形態)
(光走査装置の構成)
以下に、第3の実施形態に係る光走査装置10の構成について説明する。図35は、第3の実施形態に係る光走査装置10の構成図である。
第2の実施形態に係る光走査装置10と第3の実施形態に係る光走査装置10との相違点は、第2の実施形態に係る光走査装置10ではコリメータレンズ14及び軸対称非球面レンズ16'が設けられているのに対して、第2の実施形態に係る光走査装置10では軸対称非球面レンズ15のみが用いられている点である。すなわち、第3の実施形態に係る光走査装置10の軸対称非球面レンズ15は、第2の実施形態に係る光走査装置のコリメータレンズ14及び軸対称非球面レンズ16'として機能する。第3の実施形態に係る光走査装置10のその他の構成は、第2の実施形態に係る光走査装置10と同じであるので説明を省略する。以下に、第3の実施形態に係る光走査装置10の実施例である第4の実施例に係る光走査装置について説明する。
(第4の実施例)
以下に、第3の実施形態に係る光走査装置10の実施例である第4の実施例に係る光走査装置について説明する。第4の実施例に係る光走査装置10では、光源12が放射するビームB0の波長を780nmとする。軸対称非球面レンズ15のガラスの屈折率を1.564とする。また、偏向器18のポリゴンミラーは、直径30mmの内接円を有する20角形をなしている。また、偏向角θは、−15°〜15°である。まず、軸対称非球面レンズ15、偏向器18のポリゴンミラー及び評価面(感光体ドラム20)の位置関係を表8に示す。
Figure 0005170171
面番号1とは、軸対称非球面レンズ15の光源12側の面である。面番号2とは、軸対称非球面レンズ15の偏向器18側の面である。面番号3とは、偏向角θ=0°でビームB0を反射するポリゴンミラーの反射面である。面番号4とは、評価面(感光体ドラム20)である。
面番号1は球面であり、その曲率は4.33126×10-3である。
また、面番号2は軸対称非球面であり、その曲率は−7.01834×10-2である。面番号2の形状は前記式(1)に表され、各係数は表9に示すとおりである。
Figure 0005170171
なお、表8及び表9に示した係数以外の係数は、全て0である。
以下に、第4の実施例に係る光走査装置10を用いて行ったコンピュータシミュレーションの結果について説明する。なお、比較例に係る光走査装置として、第2の比較例に係る光走査装置を用いた。第2の比較例に係る光走査装置については既に説明を行ったので詳細な説明を省略する。
第4の実施例に係る光走査装置10を用いて、第1のコンピュータシミュレーションないし第4のコンピュータシミュレーションを行った。図36は、第4の実施例に係る光走査装置10における第1のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。図37は、第4の実施例に係る光走査装置10における第2のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。図38は、第4の実施例に係る光走査装置10の縦線コントラストと偏向角θとの関係を示したグラフである。図39は、第4の実施例に係る光走査装置10の横線コントラストと偏向角θとの関係を示したグラフである。図40は、第4の実施例に係る光走査装置10における第4のコンピュータシミュレーションの結果を示したグラフである。
図36ないし図40によれば、第4の実施例に係る光走査装置10では、第1のコンピュータシミュレーションないし第4のコンピュータシミュレーションにおいて、第3の実施例に係る光走査装置10と同様の結果が得られていることがわかる。
本発明は、光走査装置に有用であり、特に、安価に製造できる点において優れている。
10 光走査装置
12 光源
14 コリメータレンズ
15,16’ 軸対称非球面レンズ
16 自由曲面レンズ
17 光学系
18 偏向器
20 感光体ドラム

Claims (5)

  1. 被走査面に対してビームを走査する光走査装置であって、
    ビームを放射する光源と、
    前記光源が放射したビームを集光する光学系と、
    複数の反射面からなるポリゴンミラーを有し、かつ、該ポリゴンミラーの回転によって、前記光学系を通過した前記ビームを偏向する偏向手段と、
    を備えており、
    前記偏向手段と前記被走査面との間には、前記ビームを集光又は発散させるための光学素子が設けられておらず、
    前記光学系は、前記被走査面の主走査方向における両端に照射される前記ビームの波面の曲率の平均が、前記被走査面の主走査方向における中央に照射される前記ビームの波面の曲率の平均よりも小さくなる光学特性を有し、該光学系の主走査方向における前記ビームの通過位置によって、異なる球面収差を該ビームに発生させ、
    前記光学系を通過した前記ビームは、隣り合う3つ以上の前記反射面に対して入射すること、
    を特徴とする光走査装置。
  2. 前記ビームは、前記被走査面を走査中に、少なくとも1つの前記反射面の主走査方向の全体にわたって入射していること、
    を特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記反射面は、平面であること、
    を特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  4. 前記光学系は、回転対称でない形状を有する光学素子を含んでいること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の光走査装置。
  5. 前記光学素子は、互いの法線が直交している2つの対称面を有しており、
    一方の前記対称面の法線は、前記ポリゴンミラーの回転軸と直交していること、
    を特徴とする請求項に記載の光走査装置。
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