JP3944983B2 - クリップの軸筒への取り付け構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、尾栓を軸筒に固定させることによってクリップをも軸筒へ固定させるクリップの軸筒への取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
1例として、実開平7−40191号公報がある。その公報の実用新案登録請求の範囲には、「キャップ1の天面における開口縁の所要位置に切欠部を設けると共に、キャップの天面とキャップに接合される天冠とによって挟着されるクリップの取付座上記の切欠部に嵌合する切り起し部を設けたことを特徴とするクリップ取付構造。」と記載されている。
そして、第3図には前記請求の範囲に基づく断面図が記載されている。その断面図を基に詳述すると、キャップ1の内側には、面を同じくしてネジ管8が固定されており、その端部には、L字型に屈曲されたクリップ5の取付座6が当接しており、天冠4の鍔部10の(内側)全周面によって圧接され、キャップ1に固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術にあっては、取付座6と屈曲部との間に形成される連結部の中間部が、キャップ端部と天冠の鍔部端部とで強固に挾持されている。然してこの様なクリップの取り付け構造においては、クリップを拡開させ(クリップとキャップとの間に紙などを挾持させるときなど)、クリップをキャップから持ち上げようとすると、その応力が前記屈曲部に集中してしまい、耐久性に欠けるものであった。つまり、クリップ(屈曲部)の弾性力(復元力)が弱まり常に、拡開した状態になってしまったり、強いては屈曲部からクリップが折れてしまう場合もあった。
尚、前記のクリップに焼き入れ加工を施し、次いでバレル研磨後にアニ−リングを施せば耐久性を向上させることも出来るが、作業工程が増え製品の価格を高騰させてしまうものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、軸筒の後部に尾栓を有し、また、軸筒の後方にクリップが固定されたクリップの軸筒への取り付け構造であって、前記クリップを固定部と挾持部とより構成し、前記固定部は挾持部の上方部をL字型に屈曲せしめることによって形成すると共に、前記尾栓と、前記固定部と屈曲部との間に形成される連結部との間に隙間を形成し、また、前記軸筒の上部に内面鍔部を形成し、その内面鍔部と前記クリップの固定部を尾栓と、前記軸筒に挿入された固定部材よって圧接・挟持し固定したことを要旨とする。
【0005】
【実施例】
図1〜図4に第1例を示し説明する。本例における軸筒1は、具体的には、キャップ式シャ−プペンシルのキャップである。軸筒1の前方部は、シャ−プペンシルの本体部分(図示せず)が嵌入する装着部2となっている。また、軸筒1の後端より若干前方の内面には、内面鍔部3が形成されており、その内面鍔部3には対向した2箇所の位置に切欠き部4、5が形成されている。その切欠き部4、5の一方の切欠き部5は、前記軸筒1の側面にまで形成されている。この側面の切欠き部5aが後述するクリップの幅を有している。つまり、切欠き部5aとクリップとの幅を略同一にすることにより、クリップの径方向に対する回転(振れ)防止を行っているのである。
【0006】
次に、前記軸筒1に固定されているクリップ6について説明する。挾持部7の両側部には、側壁7aが形成されており、前方内面には前記軸筒1の側面に当接する玉部8が一体、或は、別体として取り付けられている。また、挾持部7の後部には、略90度に折り曲げられ屈曲部9が形成されており、その屈曲部9からは、連結部10を介して前記軸筒1に固定される固定部11が形成されているが、その固定部11は前記連結部10より若干下方に折り曲げられ、連結部10より1段下方の位置に形成されている。また、固定部11には、固定孔12が形成されており、前記尾栓13の圧入部14が挿通している。
前記尾栓13の圧入部14の上方には、天冠部15が形成されており、その天冠部15の下面には、前記軸筒1の内径と略同等の外径を有する小径段部16が形成されている。そして、その小径段部16の周縁部16aは、前記クリップ6の連結部10と固定部11との段部10a部分に当接している。つまり、連結部10の上方には、前記小径段部16の高さによって形成される隙間17が存在している。
尚、クリップ6は、前記軸筒1の上部に形成されている内面鍔部3の切欠き部4、5から固定部11が挿入され、その固定部11の上面が前記内面鍔部3の下面に圧接されることによって固定されている。その圧接の方法としては、尾栓13の圧入部14へ、軸筒1の下方から挿入される固定部材18の圧入によってなされる。つまり、クリップ6の固定部11と内面鍔部3は、前記尾栓の小径部16の周縁部16aと固定部材18の鍔部18aとによって挾持された状態で固定されている。
以上、本例においては、尾栓13に小径段部16を形成することによって全周に隙間を形成したが、図6、図7に示すように、頭冠部15の下面の1部分、連結部10が位置する箇所に凹部19を形成し、隙間20を存在させても良い。隙間20(17)が全周に存在することがなくなり、外観の見栄えが良くなるものである。
また、本例においては、クリップ6の固定部11を尾栓13などによって軸筒1に固定したが、クリップ6の固定部11を円柱状に形成し、直接、軸筒1に圧入などの手段によって固定しても良い。勿論、クリップ6の連結部10の上方には隙間が形成されているものである。
【0007】
【作用】
クリップ6と軸筒1の間に衣類などを挾み込もうと、前記クリップ6の挾持部7を持ち上げると、その挾持部7は、前記尾栓13の周縁部16aと連結部10の段部10aとの当接部分を支点とし、前記連結部10が隙間17の方向に湾曲することによって持ち上げられる。勿論、このとき、クリップ6の屈曲部9も多少広がる方向に湾曲する。こうして、挾持部7を持ち上げた際の応力集中を前記連結部10や屈曲部9に分散している(図5参照)。
尚、本例の様に、挾持部7の側面に側壁7aが形成されているようなクリップにおいては、挾持部分7が湾曲しにくく、屈曲部に応力が集中してしまうため、特に、有効な手段である。
【0008】
第2例を図8、図9に示し説明する。クリップ21の連結部22と固定部23との結合部分には、内側に折り曲げられた小突起24が形成されている。一方、軸筒25の上端面の1部分には、前記小突起24が係合し、クリップ21の回転を防止する凹部26が形成されている。
また、前記軸筒25には尾栓27は圧入されているが、螺合などの固定方法であっても良い。その尾栓27の圧入部28の上方部は、天冠部29が形成されており、その天冠部29の下面には、前記圧入部28よりも大径であるが、天冠部29よりも小径の小径部30が形成されている。そして、その小径部30の下面によって前記クリップ21の固定部23を軸筒25の上端部に圧接・固定しており、小径部30の高さ分、前記連結部22上方の隙間31を形成している。
【0009】
次に作用について説明する。前例の様にクリップ21を持ち上げると、その連結部22が隙間31の方向に湾曲すると共に、屈曲部32も変形する。
【0010】
【発明の効果】
本発明は、軸筒の後部に尾栓を有し、また、軸筒の後方にクリップが固定されたクリップの軸筒への取り付け構造であって、前記クリップを固定部と挾持部とより構成し、前記固定部は挾持部の上方部をL字型に屈曲せしめることによって形成すると共に、前記尾栓と、前記固定部と屈曲部との間に形成される連結部との間に隙間を形成し、また、前記軸筒の上部に内面鍔部を形成し、その内面鍔部と前記クリップの固定部を尾栓と、前記軸筒に挿入された固定部材よって圧接・挟持し固定したので、安価に製作しながらも、クリップと軸筒との間に紙などを挾持させる際、クリップを軸筒から持ち上げても、連結部全体がしなることによって応力が分散され、もって、長期に渡って弾性力(復元力)を維持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を示す縦半断面図。
【図2】 図1の要部拡大図。
【図3】 図1の分解斜視図。
【図4】 図1の正面要部外観図。
【図5】 作用を示す要部縦断面図。
【図6】 図1の変形例を示す正面要部外観図。
【図7】 図6の尾栓を示す斜視図。
【図8】 第2例を示す要部縦半断面図。
【図9】 図8の分解斜視図。
【符号の説明】
1 軸筒
2 装着部
3 内面鍔部
4 切欠き部
5 切欠き部
5a 切欠き部
6 クリップ
7 挾持部
7a 側壁
8 玉部
9 屈曲部
10 連結部
10a 段部
11 固定部
12 固定孔
13 尾栓
14 圧入部
15 天冠部
16 小径段部
16a 周縁部
17 隙間
18 固定部材
19 凹部
20 隙間
21 クリップ
22 連結部
23 固定部
24 小突起
25 軸筒
26 凹部
27 尾栓
28 圧入部
29 天冠部
30 小径部
31 隙間
32 屈曲部

Claims (1)

  1. 軸筒の後部に尾栓を有し、また、軸筒の後方にクリップが固定されたクリップの軸筒への取り付け構造であって、前記クリップを固定部と挾持部とより構成し、前記固定部は挾持部の上方部をL字型に屈曲せしめることによって形成すると共に、前記尾栓と、前記固定部と屈曲部との間に形成される連結部との間に隙間を形成し、また、前記軸筒の上部に内面鍔部を形成し、その内面鍔部と前記クリップの固定部を尾栓と、前記軸筒に挿入された固定部材よって圧接・挟持し固定したことを特徴とするクリップの軸筒への取り付け構造。
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