JP4175589B2 - 筆記具のキャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャップ本体の先端開口部に頭冠を取り付けてなる筆記具のキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、頭冠をキャップ本体に装着する場合には、頭冠とキャップ本体あるいは、頭冠と嵌合駒とを螺合したり、頭冠をキャップ本体に圧入嵌合したりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、螺合して頭冠を取り付ける方法では組立性が悪くコスト高になるため、低価格の筆記具には不向きであった。また、圧入嵌合して頭冠を取り付ける方法では、経時による寸法変化で嵌合力が低下し、衝撃や僅かな力で容易に頭冠が抜け落ちしてしまうという問題があった。
【0004】
本発明は上記問題を鑑み、組立性が良く、経時的にも頭冠が抜け落ちしにくい筆記具のキャップを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明では、キャップ本体の先端部に頭冠を取り付けてなる筆記具のキャップにおいて、前記頭冠に、挿入孔を有する突起部を設け、該突起部をキャップ本体の先端開口部に、突起部の外周に設けた突部が、前記キャップ本体の先端開口部の凸部を乗り越え嵌合するように嵌挿して、キャップ本体に頭冠を取り付けるとともに、外周に第一係子部を有する嵌合駒を、前記第一係子部が、前記頭冠の突起部の挿入孔内周面に設けた第二係子部に、キャップ内孔側から圧入しながら乗り越す、落とし込み圧入嵌合してなる。
【0006】
また、前記頭冠の突出部およびキャップ本体の先端開口部に回り止めの為の平地部を形成する。
【0007】
さらに、前記頭冠の突起部に切り欠き部を形成する。
【0008】
さらに、前記キャップ本体と頭冠の間に、クリップの基部を挟着する。
【0009】
さらに、前記頭冠に、クリップを一体に形成または装着する。
【0010】
【発明の実施の形態】
頭冠に挿入孔を有する突起部を設け、該突起部を、キャップ先端部に設けた開口部に、開口部内周面に形成した凸部と、前記突起部外周に設けた突部が、乗り越え嵌合するように嵌挿しかつ、キャップ内孔側から前記突起部の挿入孔に嵌合駒を落とし込み圧入嵌合することにより、頭冠をキャップ本体に取り付けて本発明の筆記具のキャップを得る。
【0011】
本発明の嵌合駒とは、キャップ内孔側より頭冠の挿入孔に落とし込み圧入嵌合する部材で、中子等のキャップ本体とは別の部材のことである。また、落とし込み圧入嵌合とは、一方の部材を他方の挿入孔に、一方の外周面に設けた係子部が、他方の挿入孔内周面設けた係子部を圧入しながら乗り越え嵌合する嵌合方法のことである。
【0012】
本発明は、キャップ本体の先端開口部の凸部と、前記頭冠の突起部外周に設けた突部が乗り越え嵌合して、頭冠の抜け落ちを防止しているだけでなく、キャップ内孔側より頭冠部に形成した突起部の挿入孔に嵌合駒を落とし込み圧入嵌合することによって、前記挿入孔を押し広げているので、頭冠とキャップ本体との嵌合力を高くし、さらに前記挿入孔内に嵌合駒があることによって、経時的な寸法変化による突起部の径の収縮を防止することもできるので、頭冠を抜け落ちしにくくすることができる。
【0013】
また、頭冠が円周方向への回転してしまうと、頭冠とキャップ本体の嵌合部が摩耗し、その結果、嵌合力を低下させてしまう。そこで、キャップ先端部に形成した開口部および頭冠部の突起部に回転防止のための平地部を形成することにより円周方向への回転を防止することができるので好ましい。
【0014】
さらに、クリップを頭冠部と一体に形成または装着した筆記具のキャップ、あるいは頭冠部とキャップ本体によりクリップを挟着してなる筆記具のキャップにおいては、クリップを衣服等に挟んだ場合等、クリップを図1の矢印F方向に持ち上げることにより、頭冠が抜け落ちする方向に力が働くことが頻繁に生じるので、特に有効である。
【0015】
また、本発明の頭冠部、嵌合駒等の材質は金属材料、樹脂材料等、特に限定されるものではないが、弾性変形しやすい樹脂材料を用いるほうが、前記した落とし込み圧入嵌合には好適である。
【0016】
【実施例】
本発明の実施例を、図面を用いて説明する。尚、図1および図4には便宜上、ボールペンを図示しているが、本発明はボールペンに制限されるものではない。図1から図4に示す、実施例1の筆記具のキャップは、キャップ本体1のキャップ先端部1a側に開口部2を形成してある。また、クリップ13を一体に形成した頭冠4には突起部6を設けてあり、該突起部6には、外周に突部7および切り欠き部8を形成しておく。前記した開口部2に突起部6を、突部7が前記開口部2の凸部3を乗り越えるように嵌挿する。このとき、突起部6に切り欠き部8を形成しておくことによって、径方向に弾性変形し易いので嵌挿作業を容易にすることができる。
【0017】
その後、キャップ本体1の内孔側1bから中子である嵌合駒9の、該嵌合駒9の一端に設けた先端部10を、前記突起部6の挿入孔5に、先端部10の外周に設けた第一係子部11が、挿入孔5の内周面に設けた第二係子部12を圧入しながら乗り越える、前記した落とし込み圧入嵌合することにより、頭冠4をキャップ本体1に取り付けてある。前記作製したキャップは筆記具14に装着する。前記開口部2および頭冠4には回転防止のため平地部Jを形成してある。
【0018】
図5、6に示す、実施例2の筆記具のキャップは、実施例1と同様にキャップ本体21のキャップ先端部21a側に開口部25を形成してある。開口部25と頭冠24の間に、クリップ33の基部を折り曲げてなるリング状の折曲部34を挟み込むように、頭冠24に形成した、挿入孔25を有する突起部26を、前記折曲部34を通過し、前記開口部22の凸部23と、前記突起部26外周に設けた突部27が、乗り越えるように嵌挿する。
【0019】
その後、キャップ内孔側21bから嵌合駒29を、嵌合駒29の外周に設けた第一係子部31が、挿入孔25の内周面に設けた第二係子部32を圧入しながら乗り越す、落とし込み圧入嵌合することにより、頭冠24およびクリップ33をキャップ本体21に取り付けてある。前記作製したキャップは筆記具34に装着する。
【0020】
前記キャップ本体21の開口部25、クリップ33の折曲部34および頭冠24の突起部26には回転防止のため平地部Kを形成してある。
【0021】
【発明の効果】
本発明は、前述した構成なので、組立性が良く、経時的にも頭冠が簡単に抜け落ちすることのない筆記具のキャップを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のキャップを筆記具に装着した状態の、一部省略した縦断面図である。
【図2】図1における落とし込み圧入嵌合部の拡大縦断面図である。
【図3】図1におけるA−A拡大断面図である。
【図4】図1におけるキャップの組立行程を示す縦断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例のキャップを筆記具に装着した状態の、一部省略した縦断面図である。
【図6】図5におけるB−B拡大断面図である。
【符号の説明】
1 キャップ本体
1a キャップ先端部
1b キャップ内孔
2 先端開口部
3 凸部
4 頭冠
5 挿入孔
6 突起部
7 突部
9 嵌合部材
11 第一係止部
12 第二係止部

Claims (5)

  1. キャップ本体の先端部に頭冠を取り付けてなる筆記具のキャップにおいて、前記頭冠に、挿入孔を有する突起部を設け、該突起部をキャップ本体の先端開口部に、突起部の外周に設けた突部が、前記キャップ本体の先端開口部の凸部を乗り越え嵌合するように嵌挿して、キャップ本体に頭冠を取り付けるとともに、外周に第一係子部を有する嵌合駒を、前記第一係子部が、前記頭冠の突起部の挿入孔内周面に設けた第二係子部に、キャップ内孔側から圧入しながら乗り越す、落とし込み圧入嵌合したことを特徴とする筆記具のキャップ。
  2. 前記頭冠の突起部およびキャップ本体の先端開口部に回り止めの為の平地部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の筆記具のキャップ。
  3. 前記頭冠の突起部に切り欠き部を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の筆記具のキャップ。
  4. 前記キャップ本体と頭冠の間に、クリップの基部を挟着したことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の筆記具のキャップ。
  5. 前記頭冠に、クリップを一体に形成または装着したことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の筆記具のキャップ。
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