JP3705947B2 - 筆記具用クリップの取付構造 - Google Patents

筆記具用クリップの取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は筆記具の鉢巻型のクリップ取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
筆記具の軸筒やキャップにはクリップが取り付けられることが多いが、このクリップは、簡単な取付構造でがたつくことなく確実に軸筒やキャップに取り付ける必要がある。そして、取付構造が簡単な代表例として、鉢巻型と称されるクリップが知られている。
【0003】
この鉢巻型のクリップは、クリップ本体の基端部側に、弾性に富む金属板からなり、断面形状がC字状の抱持部が連設され、この抱持部が筆記具の軸筒やキャップの外周面を圧接した状態で抱持して固着されるものであり、部品点数が極めて少なくて組付構造が簡単であり、組立も容易である利点を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかる鉢巻型のクリップは、組付構造が簡単であるが、その反面、クリップに回転モーメントがかかると空回りして回転し易い不具合がある。そこで本願発明は、極めて簡単な構造で回転を防止することができる鉢巻型のクリップ取付構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1の発明は、クリップ本体の基端部側に断面形状がC字状の抱持部が連設され、この抱持部が筆記具の軸筒やキャップに形成された2本の環状突起の間の外周面を抱持して固着される筆記具用クリップにおいて、クリップ本体との連設部分の抱持部の端縁に係止切欠きを形成するとともに、軸筒もしくはキャップの外周に、いずれかの環状突起の周縁の一部をパンチして変形部分を他方の環状突起側にせり出すことにより係止突起を形成し、係止切欠きと係止突起が係合した状態で抱持部が筆記具の軸筒もしくはキャップの外周面を抱持するようにする。
【0006】
また、請求項2の発明は、クリップ本体の基端部側に断面形状がC字状の抱持部が連設され、該抱持部が筆記具の軸筒やキャップに形成された2本の環状突起の間の外周面を抱持して固着される筆記具用クリップにおいて、軸筒もしくはキャップの外周に、いずれかの環状突起の周縁の一部をパンチして変形部分を他方の環状突起側にせり出すことにより係止突起を形成し、抱持部の両端縁がこの係止突起に当接した状態で抱持部が筆記具の軸筒もしくはキャップの外周面を抱持するようにする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、図面に基づいて本発明の実施の形態を具体的に説明する。図1において、クリップは、クリップ本体1と軸筒への取付部である抱持部2からなる。クリップ本体1は、帯状の金属板の先端部を先細り形状に成形したものであり、先端内面に玉部3が取り付けられている。抱持部2は、クリップ本体1と同じく、弾性に富んだ金属板製であり、この金属板を断面形状がC字状になるように形成したものであって、クリップ本体1の基端縁と一体に連設されている。そして、図2に示すように、抱持部2のクリップ本体1の裏側の位置の端縁に係止切欠き21が形成されている。
【0009】
筆記具の軸筒5は靱性に富んだ金属からなり、その尾端側には、図3に示すように、第1環状突起6と第2環状突起の2本の環状突起が形成されており、第1環状突起6と第2環状突起7の間に抱持部2が填め込まれる。従って、第1環状突起6と第2環状突起7の間隔は、抱持部2の長手方向の寸法に等しく、軸筒5の第1環状突起6と第2環状突起7の間の外径は、C字状をした抱持部2の自然状態における内径よりも大きくなっている。そして、第2環状突起7の尾端側には、つまり、抱持部2が填め込まれる部分には、係止突起71が形成されている。なお、軸筒5が筆記具のキャップであってもよい。
【0010】
ここで、係止突起71は、図4に示すパンチ法により形成する。すなわち、先ず、図4(A)に示すように、押圧部材Pを降下させて、第2環状突起7の尾端縁の一部をパンチする。これにより、図4(B)に示すように、第2環状突起7が変形し、その変形部分が第1環状突起6側にせり出すことにより係止突起71が簡単に形成される。係止突起71の大きさは押圧部材Pの大きさにより定めることができ、係止突起71の大きさを抱持部2の係止切欠き21と同じ大きさに形成する。
このように、パンチ法により任意の大きさの係止突起71を簡単に形成できる。一方、パンチ法により係止突起71を形成すると、第2環状突起7が変形するが、その変形部分は組み立てたときに、クリップ本体1の裏側になるので、外観上の問題点は生じない。
【0011】
しかして、図5に示すように、抱持部2の弾性を利用して、軸筒5の第1環状突起6と第2環状突起7の間に、係止切欠き21と係止突起71が係合した状態で、抱持部2を填め込む。このとき、軸筒5の外径がC字状をした抱持部2の自然状態における内径よりも大きいので抱持部2が拡開し、その弾発力により抱持部2が軸筒5の外周面を抱持して固着される。そして、抱持部2の両端が第1環状突起6と第2環状突起7により挟持され、かつ係止切欠き21と係止突起71が係合しているので、クリップが回転したり、上下にずれることがなく、簡単な構造で確実に軸筒5に取り付けることができる。
【0012】
次に、請求項2の発明の実施例を図6に示す。この実施例においては、抱持部2に係止切欠き21を形成せず、抱持部2を第1環状突起6と第2環状突起7の間に填め込んだときに、C字状をした抱持部2の両端縁22,22がパンチ法で形成された係止突起71の両側縁に当接するようにする。この取付構造によってもクリップが回転したり、上下にずれることがなく、簡単な構造で確実に軸筒5に取り付けることができる。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、クリップ本体の基端部側に断面形状がC字状の抱持部が連設され、この抱持部が筆記具の軸筒やキャップの外周面を抱持して固着される筆記具用クリップにおいて、クリップ本体との連設部分の抱持部の端縁に係止切欠きを形成するとともに、軸筒もしくはキャップの外周にパンチ法により係止突起を形成し、係止切欠きと係止突起が係合した状態で抱持部が筆記具の軸筒もしくはキャップの外周面を抱持するようにするか、もしくは軸筒もしくはキャップの外周にパンチ法により係止突起を形成し、抱持部の両端縁がこの係止突起に当接した状態で抱持部が筆記具の軸筒もしくはキャップの外周面を抱持するようにするので、極めて簡単な構造で回転を防止することができる鉢巻型のクリップ取付構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例のクリップの斜視図である。
【図2】 本発明実施例のクリップの裏面図である。
【図3】 本発明実施例の軸筒の斜視図である。
【図4】 係止突起の形成方法の説明図である。
【図5】 組立状態の一部切欠き斜視図である。
【図6】 他の実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1 クリップ本体
2 抱持部
21 係止切欠き
22 抱持部の両端縁
3 玉部
5 軸筒
6 第1環状突起
7 第2環状突起
71 係止突起

Claims (2)

  1. クリップ本体の基端部側に断面形状がC字状の抱持部が連設され、該抱持部が筆記具の軸筒やキャップに形成された2本の環状突起の間の外周面を抱持して固着される筆記具用クリップの取付構造において、
    該クリップ本体との連設部分の抱持部の端縁に係止切欠きが形成されるとともに、該軸筒もしくはキャップの外周に、いずれかの環状突起の周縁の一部がパンチされて変形部分が他方の環状突起側にせり出すことにより係止突起が形成され、該係止切欠きと係止突起が係合した状態で該抱持部が筆記具の軸筒もしくはキャップの外周面を抱持することを特徴とする筆記具用クリップの取付構造。
  2. クリップ本体の基端部側に断面形状がC字状の抱持部が連設され、該抱持部が筆記具の軸筒やキャップに形成された2本の環状突起の間の外周面を抱持して固着される筆記具用クリップの取付構造において、
    該軸筒もしくはキャップの外周に、いずれかの環状突起の周縁の一部がパンチされて変形部分が他方の環状突起側にせり出すことにより係止突起が形成され、該抱持部の両端縁が該係止突起に当接した状態で該抱持部が筆記具の軸筒もしくはキャップの外周面を抱持することを特徴とする筆記具用クリップの取付構造。
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