JP3320273B2 - スペーサ - Google Patents

スペーサ

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JP3320273B2
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栄治 小野
勝英 石原
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日鐵建材工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,冷間ロール成形
機等において,ロールシャフトに嵌挿されたロールとロ
ールの間隔を規定するスペーサに関する。
【0002】
【従来の技術】冷間ロール成形においては,ロールシャ
フトに嵌挿されたロールとロールの間隔を規定するため
に種々のスペーサが用いられているが,一般的には単な
る円筒状のスペーサ,あるいは馬蹄形のスペーサが用い
られている。これに対して,図7に示すように,外周面
に周溝1aを形成した複数の短尺円柱状のスペーサブロ
ック1を,硬鋼線材を屈曲して形成したスペーサブロッ
ク保持用の弾性部品2により各スペーサブロック1が同
一円周上に配置されるように連結して,全体として有端
開放環状にしたスプリング式のスペーサ3がある(実公
昭59−23861号参照)が,この種の従来のスペー
サ3における従来のスペーサブロック1は,単に一定の
間隔規定幅を持つのみであり,間隔規定幅方向(ロール
幅方向)の両側面が単なる平坦面であった。前記弾性部
材2は,欠円状の嵌合部2aをスペーサブロック1の周
溝1aに嵌合させて,スペーサブロック1を弾性力によ
り保持する。図7において,4はロールシャフトであ
る。このスペーサ3によれば,これをロールシャフト4
にその直径方向から直接着脱することができる。また,
弾性部材2の弾性力でロールシャフト4を抱き込むの
で,ロールシャフト4から脱落することは防止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスペーサ3
は,ロールシャフト4への着脱がきわめて容易であり,
ロール組み替えやロール幅調整等において作業性を大き
く向上させるものであるが,図8に示すように,このス
ペーサ3の複数個を直接隣接して配置する場合,若干問
題が生じる。すなわち,ロールシャフト4上のロールは
ロール幅方向に締め付けられており,スペーサ3は両側
のロール5,6により強く挟圧されているので,通常の
力では互いに接触するスペーサブロック2が円周方向に
互いにずれることはないが,スペーサブロック2の両端
面は単なる平坦面であるから,素材を成形ロールに通板
して成形を行う稼働中に,振動等により隣接するスペー
サブロック2どうしが次第に互いに円周方向にずれてい
き,ついには完全に外れてしまうことがある。すると,
両側のロール5,6の間隔を規定するスペーサとしての
機能を失う。
【0004】本発明は上記従来の欠点を解消するために
なされたもので,スプリング式の複数のスペーサを直接
隣接させて使用する場合に,稼働中の振動等によって
も,隣接接触したスペーサブロックどうしが互いにずれ
ることがなく,確実に規定幅を確保することができるス
ペーサを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は,ロールシャフトに嵌挿されたロールとロールの間
隔を規定するスペーサであって,同一の間隔規定幅を有
する複数のスペーサブロックを,全体として有端開放環
状をなす弾性部材により各スペーサブロックが同一円周
上に配置されるように連結するとともに,少なくとも1
つのスペーサブロックのロール幅方向の一方の面に弾性
的に出没可能な突出部材を設け,他方の面に前記突出部
材が嵌入できる大きさの凹所を形成したことを特徴とす
る。
【0006】請求項2は,ロールシャフトに嵌挿された
ロールとロールの間隔を規定するスペーサであって,外
周面に周溝を形成した同一長さの短尺円柱状の複数のス
ペーサブロックを,弾性線材を屈曲して前記の各スペー
サブロックをそれぞれ挟持するための複数の欠円状の嵌
合部を円周方向に間隔をあけて形成した,全体として有
端開放環状をなす弾性部材により各スペーサブロックが
同一円周上に配置されるように連結するとともに,少な
くとも1つのスペーサブロックのロール幅方向の一方の
面に凹所を形成しこの凹所に弾性的に出没可能な突出部
材を収容し,他方の面に前記突出部材が嵌入できる大き
さの凹所を形成したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を図1
〜図6に示した一実施例を参照して説明する。図1は本
発明の一実施例のスペーサ13の正面図,図2は図1に
おけるスペーサブロック11の断面図である。このスペ
ーサ13は,外周面に例えば2列の周溝11aを形成し
た同一の間隔規定幅Wを持つ短尺円柱状の例えば5個の
スペーサブロック11を,硬鋼線材を屈曲して形成した
弾性部品12により各スペーサブロック11が同一円周
1 上に配置されるように連結している。この弾性部品
12は,外側に開いた欠円状の嵌合部12aを円周方向
に間隔をあけて形成して全体として有端開放環状をなし
ており,前記欠円状嵌合部12aにスペーサブロック1
1の周溝11aを嵌合させて,各スペーサブロック11
を弾性的に保持している。なお,有端開放環状とは,図
示のように,概ね環状をなすが,環の一部が開放されて
両端を持つ形状を指す。
【0008】本発明では,上記スペーサブロック11の
間隔規定幅方向(ロール幅方向)の一方の面に円筒状の
凹所11b形成しこの凹所11bに円筒キャップ状の突
出部材20を摺動可能に嵌合させ,この突出部材20を
外方に付勢するコイルバネ21を突出部材20の中空部
内に収容している。さらに,この突出部材20の外周に
浅い周溝20aを形成し,スペーサブロック11の一方
の周溝11aの底面部にねじ穴11cをあけ,このねじ
穴11cにねじ部を持つストッパ21をねじ込み,その
先端を前記周溝11cに突出させて,突出部材20の抜
け落ちを防止している。また,スペーサブロック11の
他方の面に前記突出部材20が嵌入できる大きさの円筒
状の凹所11dを形成している。このスペーサ13にお
ける5つのスペーサブロック11の内接円C2 の直径は
ロールシャフト4の外径より小さくする。
【0009】上記のスペーサ13を単独で用いる場合
は,図4において,両ロール5,6の間隔を少し広げて
た状態で,スペーサ13をロールシャフト4にその直径
方向から押し込み,図示略のロールナットによりロール
5,6を締め付けると,コイルバネ21が縮小して突出
部材20が凹所11b内に没入し,突出部材20が邪魔
にならずにスペーサブロック11の側面がロール5の側
面に直接接触する。このように,ロール5,6間でロー
ルシャフト4に対してその直径方向から押し込むだけ
で,ロールシャフト4に装着することができる。また同
様に,ロールシャフト4から簡単に取り外すことができ
る。
【0010】このスペーサ13を2個隣接させて用いる
場合は,図5に示すように,2つのスペーサ13をそれ
ぞれのスペーサブロック11どうしが互いに接触するよ
うに配置すると,図6に詳細を示すように,一方のスペ
ーサ13のスペーサブロック11の突出部材20が他方
のスペーサ13のスペーサブロック11の凹所11dに
嵌合する。したがって,稼働中の振動等によっても,互
いに接触している2つのスペーサブロック11どうしが
ロールシャフト4の円周方向に互いにずれることはな
く,円周方向に外れることは生じない。したがって,ス
ペーサとしての規定幅を確保することができる。
【0011】なお,実施例では,各スペーサブロックを
連結する弾性部品として硬鋼線材を屈曲したものを用い
たが,板ばねを用いることも可能である。要するに,弾
性部品は,各スペーサブロックが同一円周上に配置され
るように保持できるとともに,全体として有端開放環状
をなして開放間隔を拡縮することで,当該スペーサをロ
ールシャフトにその直径方向から直接着脱可能なもので
あればよい。また,実施例ではスペーサ13におけるす
べてのスペーサブロック11を同じ構造としたが,少な
くとも1つのスペーサブロック11が突出部材20およ
び凹所11dを有していれば,スペーサブロックのずれ
を防止する上述の効果は得られる。さらに,スペーサブ
ロックの形状自体は図示例の短尺円柱状のものに限定さ
れない。要するに,スペーサとしての間隔規定幅を持た
せることができ,有端開放環状の弾性部品により同一円
周上の配置にて連結できるものであればよい。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば,スペーサブロックの一
方の面に弾性的に出没可能な突出部材を設け,他方の面
にこの突出部材が嵌入できる大きさの凹所を形成したの
で,2つ以上のスペーサを直接隣接させて使用する場合
に,接触したスペーサブロックどうしが互いにロールシ
ャフトの円周方向にずれることはなく,円周方向に互い
に外れることはない。したがって,確実にスペーサとし
ての規定幅を確保することができる。また,2つのスペ
ーサの各スペーサブロックどうしを位置合わせするため
には,一方のスペーサの突出部材と他方のスペーサの凹
所とを嵌合させればよいので,スペーサブロックどうし
の位置合わせの操作が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のスペーサの正面図である。
【図2】図1のスペーサにおけるスペーサブロックの断
面図である。
【図3】図1のスペーサをロールシャフトに装着した状
態の正面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】上記のスペーサを2個直接隣接させて配置した
場合の側面図である。
【図6】図5における一部の隣接する2つのスペーサの
みを示した断面図である。
【図7】従来のスペーサの正面図である。
【図8】図7の側面図である。
【符号の説明】
11 スペーサブロック 11a 周溝 11c ねじ穴 11d 凹所 12 弾性部品 12a 欠円状嵌合部 13 スペーサ 20 突出部材 21 コイルバネ 22 ストッパ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロールシャフトに嵌挿されたロールとロ
    ールの間隔を規定するスペーサであって,同一の間隔規
    定幅を有する複数のスペーサブロックを,全体として有
    端開放環状をなす弾性部材により各スペーサブロックが
    同一円周上に配置されるように連結するとともに,少な
    くとも1つのスペーサブロックの間隔規定幅方向の一方
    の面に弾性的に出没可能な突出部材を設け,他方の面に
    前記突出部材が嵌入できる大きさの凹所を形成したこと
    を特徴とするスペーサ。
  2. 【請求項2】 ロールシャフトに嵌挿されたロールとロ
    ールの間隔を規定するスペーサであって,外周面に周溝
    を形成した同一長さの短尺円柱状の複数のスペーサブロ
    ックを,弾性線材を屈曲して前記の各スペーサブロック
    をそれぞれ挟持するための複数の欠円状の嵌合部を円周
    方向に間隔をあけて形成した,全体として有端開放環状
    をなす弾性部材により各スペーサブロックが同一円周上
    に配置されるように連結するとともに,少なくとも1つ
    のスペーサブロックの間隔規定幅方向の一方の面に凹所
    を形成しこの凹所に弾性的に出没可能な突出部材を収容
    し,他方の面に前記突出部材が嵌入できる大きさの凹所
    を形成したことを特徴とするスペーサ。
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