JPS634847Y2 - - Google Patents

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JPS634847Y2
JPS634847Y2 JP1981197028U JP19702881U JPS634847Y2 JP S634847 Y2 JPS634847 Y2 JP S634847Y2 JP 1981197028 U JP1981197028 U JP 1981197028U JP 19702881 U JP19702881 U JP 19702881U JP S634847 Y2 JPS634847 Y2 JP S634847Y2
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JP
Japan
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gear
pin
gears
shaped ring
opening
Prior art date
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JP1981197028U
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English (en)
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JPS58101045U (ja
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はバツクラツシユ除去のための歯車に関
し、特に一対の歯車間に反撥力を付与するバネ材
を設けてなる歯車に関する。
一般に、精密機械において、動力源の回転力を
伝達するのに、歯車が用いられる。この歯車伝達
では係合する歯間のわずかな隙間によつてバツク
ラツシユが生じ、特に近年開発の盛んな数ミクロ
ンの許容誤差しか与えられない高精度のロボツト
においては、問題となつている。このようなバツ
クラツシユの除去のためには、第1図に示す如
く、係合する一対の歯車の一方を2枚の歯車1,
2で構成し、両歯車1,2の軸穴10と歯部11
との間に開孔1a,2aを設け、開孔1a,2a
にバネ部材としてのコイルスプリング3を収容
し、コイルスプリング3の両端を各々歯車1,2
に固定し、歯車1,2間に反撥力を与える構成の
ものが周知であつた。しかしながら係る従来の構
成では、コイルスプリング3を固定する作業が難
しく、特に小さな歯車では難しく、確実に固定す
るためには構造も複雑となるという欠点もあつ
た。又、反撥力の調整が必要な場合には、コイル
スプリング3では難しいという欠点もあつた。ま
た、第1図に記載した従来装置におけるコイルス
プリング3の代りに環状のリングばねを挿入した
ものが実開昭50−118363号公報に記載されて公知
であるが、リングばねを収容する部分の大きさが
決つているため、その中に収容するリングばねの
大きさを変更することができず、したがつてその
撥力も使用条件の変更に伴つて大幅に変えること
は全く不可能なことである。
従つて、本考案の目的は、構成が容易でばね部
材の固定が容易であるとともに、使用目的に応じ
て2枚の歯車のねじれ力が調節自在なバツクラツ
シユ除去作用を有する歯車を提供することにあ
る。
以下、本考案を図面に従つて詳細に説明する。
第2図は本考案歯車の一実施例正面図であり、
第3図は第2図のA−A′断面図、第4図は第2
図のB−B′要部断面図、第5図は第2図の要部
斜視図である。
図中、1(第3図、第4図)は一方の歯車で、
軸穴10と歯部11との間に、軸穴10をはさん
で側面に一対のピン挿入穴1bとバランス穴1c
が設けられている。このピン挿入穴1bには後述
するピン4が挿入固定される。2は他方の歯車
で、歯車1と同様軸穴10と歯部11との間に一
対の開孔2bが設けられ、歯車1に重ねられ且つ
圧着リング1′(第3図)により歯車1に密着す
る様に該歯車1上に設けられる。4は歯車1のピ
ン挿入穴1bに挿入されたピンである。5はC形
の輪で、一部に切欠きを有し、全体的にC形の形
状をなし、例えば止め輪として用いられるC形止
め輪である。C形の輪5は横方向から圧力が加え
られ、内方に圧縮されると元に戻ろうとして外方
へ反撥力を示すもので平板状をなしている。6
(第3図)は歯車1,2で構成される入力歯車に
係合する出力歯車で、歯車1,2の歯と係合する
ものである。
この作用効果を説明すると、歯車1のピン挿入
孔1bにはピン4が挿入されている。歯車1のピ
ン4を歯車2の開孔2bに挿入しながら、歯車1
と歯車2を重ね合わせる。次に歯車2の開孔2b
に歯車1のピン4と係合する様C形の輪5を挿入
する。C形の輪5の一端は開孔2bの側面に当接
し、他端はピン4に当接する。最后に圧着リング
1′によつて歯車2を歯車1に圧着する。この時
C形の輪5の反撥力はC形の輪5の挿入の際、C
形の輪5を圧縮して挿入することにより、又圧着
リング1′の圧着の際歯車2と歯車1をずらして、
ピン4と開孔2bの側面の距離を短くしてC形の
輪5を圧縮することによつて付与される。
このように取付けられるとC形の輪5は圧縮さ
れた反力を歯車1へはそのピン4を介し、歯車2
へは開孔2bの側面を介し付与するので、歯車
1,2は互いに反撥力が付与されることになる。
このC形の輪5は切欠きをもてばコの字形、V
字形でもよく要するに実質的にC形輪と同様の作
用を行えば良いものを含む。C形の輪5はこの様
に開孔2bの側面とピン4間で圧接されているの
で落下する心配はないが、万一を考え、ピン4の
中央に溝を形成し該ピンの溝でC形の輪5を安定
に保持する様構成される。同様に開孔2bの側面
にC形の輪5を保持する溝を形成しても良い。
又、ピン4の形状は円形に限らず、角形等でも
よく、開孔2bの形状も図面に示すものに特に限
られない。
更に、C形の輪5による反撥力の調整は、C形
の輪5を複数枚(図では2枚)設け、その枚数に
よつて行なえば良い。
以上説明した様に、本考案によれば、一方の歯
車にピン挿入穴を設けるとともに他方の歯車にC
形の輪とピンが挿入される開孔を設け、2枚の歯
車が組合された際、開孔に収容されたC形の輪に
よつてピンを押圧して歯車間に反撥力を付与して
いる。このため特にバネ部材としてのC形の輪の
固定を行なわなくても良いので、バネ部材の固定
作業を行なわなくても良く作業が簡単になる。又
構成が簡単であるという利点がある他に、バネ部
材としてC形止め具を用いることができるので安
価に構成出来る。更に、反撥力の調整もC形の輪
の枚数を調整するだけで済み実用上極めて効果が
大きい。
尚、本考案を一実施例により説明したが、本考
案はこの実施例に限られず、本考案の主旨の範囲
内で種々の変形が可能であり、本考案の範囲から
これらを排除するものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の歯車構成図、第2図は本考案の
一実施例正面図、第3図、第4図は第2図実施例
の部分断面図、第5図は第2図実施例の要部斜視
図を示す。 図中、1,2……歯車、1b……ピン挿入穴、
2b……開孔、4……ピン、5……C形の輪。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 同一軸心で重合した2枚の歯車に互いに逆方向
    の撥力を付与してバツクラツシユを除去する歯車
    において、 所定数の刃を有する第1の歯車と、 側面にピンが固定され、前記第1の歯車と噛合
    する第2の歯車と、 該第2の歯車と同一軸心にて回転自在に軸支さ
    れて第1の歯車と噛合し、かつ前記第2の歯車に
    固定されたピンが挿通自在であるとともに円周方
    向に該ピンの移動が自在な開孔を有する第3の歯
    車と、 前記開孔内に挿通されたピンの側部と該開孔の
    一方端間に挿入され、第2と第3の歯車を互いに
    逆方向にバイアスし、かつ所定のバイアス力を得
    るに足る枚数を有する平板状をしたC型の輪と、
    を有することを特徴とするバツクラツシユを除去
    する歯車。
JP19702881U 1981-12-28 1981-12-28 歯車 Granted JPS58101045U (ja)

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JP19702881U JPS58101045U (ja) 1981-12-28 1981-12-28 歯車

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JP19702881U JPS58101045U (ja) 1981-12-28 1981-12-28 歯車

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JPS58101045U JPS58101045U (ja) 1983-07-09
JPS634847Y2 true JPS634847Y2 (ja) 1988-02-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4702505B2 (ja) * 2000-05-25 2011-06-15 ミネベア株式会社 ギヤ装置
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JPS58101045U (ja) 1983-07-09

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